276 ─五月、薔薇の木の下で。
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あ、もう作るんすか! なら掘り始めたところでまた描きいくっす。 静かにできますもんねいつもよりかは。
[>>393こちらの違和感に気づいたのかそうでないのか 伝わることはなかったが それをスルーして会話してくれているから 見えない尻尾をぶんぶん振り回していた]
[のに]
(405) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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/* 先輩はファミリーネームで呼ぼうな ラルフをディーンと呼ぶのすごくシュールだけど
(-129) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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――――――あ?
(406) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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気分を、害する?
って、なあにマーク。
[>>395少なくとも心当たりのない謝罪に 顔に笑顔が張り付いたまま口は動く]
俺なんかされたっけ? あーっと、こっちこそ絵のやつはアリガトーな? 自分から描いてくれなんて奴、初めてでさー。
ちょーっと、びっくり、した、けど、
上手く描けてた、ろ?
(407) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ 怒られるようなこと、してみたい。
は、と思わず息が漏れた。 喉奥からせり上がりそうになる何かは 歪んだ弧を描く口元に飲み込まれる。
踏み込まれたくない所に土足で入られた心地。 奥歯で土を噛んでいるみたいだ。
いつもの気紛れか。 それともタチの悪い詩篇にでもあてられたか。 相手の腹の中を想像しようと巡らせた視線が、 引き結ばれた口元に留まった。]
(408) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ 思わず相手の袖口を軽く摘む。 つん、とその腕を引き寄せて 掌の中に指を差し込もうとした。
それを許してくれたなら、 握り潰されたメモは自分の手にあるだろう。 彼にしか聞こえない音を、 ゆっくり形にした。]
( 僕らだけの秘密にしよう。 )
[ 理由は何でも良い。 ただ自分が気に食わない彼から 溢れた言葉であることだけわかればいい。]
(409) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ 真っ白なノートの切れ端を千切る。 手元にあった赤いペンを走らせた。]
『放課後、東屋の倉庫で』
[ それ以降、 クラスと席がばらばらになったとしても ノートの切れ端と赤いペンは、 秘密の場所で会う為のサイン。]*
(410) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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/* マークいいねそれ、わかる… ピスティオすき… よき…
(-130) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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/* ピスティオ……イイ……(キュン
(-131) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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/* オスカーがえろい(褒めてる(絶賛
(-132) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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── 廊下 ──
[部屋から持ってきた小説本を片手に なんとなくすぐに戻る気にはならず、 暗い廊下の隅で窓の外を眺めていた。
フェルゼは今頃友達と楽しく話しているだろうか もう、魘されてはいないだろうか。 彼と一緒にいたあの子とは話せずに談話室を出たけれど、 あれからどうしているだろうか。
二人とのいつかのことが順番に頭を過る ひとりになると今ではないことばかり考えてしまう。]
(411) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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へぇ、 三年、 ……後輩じゃん
[意味を知らぬ謝罪に続いた自己紹介に、ぼそり思わず呟いた声は、ほんの少し冷たいもの。 一呼吸の後、名乗りを返すため開いた口は、音を紡がずまた閉じることになる]
………、おい
[小さく、名前を呼びたかった。 けれど、それは膨れああった疎外感に潰される。 顔、笑ってないぞ、なんて。 言ったら、同じ顔を向けられたら、って。
笑いあっても、それでも、まだ出会ってひと月と少し。 曖昧に助けを求める視線は、今度は年上のモリスへと]
(412) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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── あの夜 ──
大丈夫、言わないよ……僕は君の味方だ。
[抱えたものを誰にも打ち明けず秘める者が 誰かの同じような重みを知りはしない。 それでも、子供だと笑い飛ばして終わることではない 少なくとも今はそうなのだと感じ取って。 問うこともなく、背中を摩り続けながら、望みに頷き>>303吐き出される言葉を受け止める。]
人間は、ひとりでは生きられない 楽だと思うのは、君がどこか弱っているからだ。
[謝罪と付け足しを耳にして尚返した内容は 彼のことを言っているようで、自分のことを口にしていたのかもしれない。]
(413) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[自分が今どんな顔で話をしているかなんて わからないままにするすると口は動くから まくし立てるようになってしまうかもしれない]
ベリーチーズ!!の!!タルト!!! やったーそれまだ残ってるんすよね? 言ってたろヒュー、菓子作るの上手い先輩いるって。
ケヴィン先輩も残ってるんすね。 やーりぃ、あとでリクエストしとこ。 ……ふは。
[マークの表情なんて見ないでいるけれど その髪に刺された薔薇は香る まるで見えない呪縛が手を伸ばしているようだ]
(414) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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……だから、楽になってもそこに落ち着けない。
[言い切った後深く息を吐いたのは、自分の事情。
謝らなくていいんだよ、忘れるよと全て受け入れ 最後の言葉には、返さないままだった。 俺は、この学校に逃げてきた その部分は打ち明け合わずとも分かる差。 俯く彼の顔を身を寄せて背に触れる自分が見ないように 過ぎった罪悪感もまた、彼が知ることはない。 望みを叶え、忘れることは出来なかったけれど 相手の態度はどうであれ、こちらは翌日からずっと 何事も無かったように接している。 ────……嘘をつくのも繕うのも、得意分野だった。]*
(415) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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── いつかの休暇 ──
[それはいつのことだったか 残るのも、ひとりで机に向かうのも いつものことで思い出せないけれど。 集中していたから気配に少しも気づかなくて 不意に聞こえた声に少し驚いたのを覚えている。 暫し小柄な少年を見つめた後、ふっと微笑んで。]
ありがとう、わざわざ教えに来てくれたのかい? 休憩ならさっきしたよ、大丈夫。
[慣れ親しんだ友に接するように 向ける表情も声も穏やかなもの。 入り口から言葉を投げ掛けられても>>325それは変わらず。]
(416) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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でも、君が来てくれた。オスカー・ラドクリフ君。
[目を細め、名前を呼んだ。
教師の目によく留まるのはやはり問題児か優等生だ 生徒会に所属しているわけではなくとも、 こちらとして彼の話は耳にしている。]
そんなことを言うんだね。 少し、意外だった。
[とても真面目で、完璧な子なのだと聞かされていたから。 お前ももう少し足りていれば、 なんて苦笑混じりの冗談まで添えられたものだ。]
(417) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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もう少しで終わるからさ 待っていてくれるのなら、食堂で飲み物でも奢るよ。
[要するに、さぼりはしないと暗に告げた。 上の学年として、生徒会を背負う人間として それが選ぶべき答えだったから。
生徒会長でありながら、彼と違い完璧には多い だからこそ、こうやってひとりで仕事をしている。 ただ、正しくありたくて。]*
(418) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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― 編入生の視点から。いつかの食堂にて ―
[元々知っていた。 そして、感覚としても知ることになる。
この学校では、編入生は珍しい。 だからある程度の視線には晒され、 既に出来上がったコミュニティに馴染もうと必死になる。 その模範としたくて、けれど真似できないのが、生徒会長たるイアンの姿だった]
えーと、生徒会長の
[こんちは、と小さく頭を下げる新入生にたいして、イアンの言動は終始物腰穏やかで、「大人」なものだった。 有難くデザートを奢ってもらい、学校の心得、なんて話を聞いた。 その時だったか。パンの先輩の名前を聞いたのは]
(419) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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/* オスカーもイアンも闇が深くてかわいい……かわいい……。 うえええん更新来ちゃううう。
(-133) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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/* うわああああんみんなかわいいいいエデンはここであった わたしモブでもいいのよもはや、いや辛抱たまりませんのでやっぱり突っ込みたい
かわいい
(-134) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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……なんか、その。 一つ、聞いていいですか
[その優しさにほだされたのか。甘いお菓子に舌が緩んだのか]
イアン先輩は、 ……友達といて、寂しくなったり、 ………あ!ホームシックとかじゃないすよ!
[口にしても後悔はデザートと違って飲み下せない。 その真意が、(それは、現在の食堂で感じた疎外感が故)彼に伝わったかどうかは、……きっと、その時の表情でわかっただろうけれど。
あんな風に、大人になれたら。 高校生の2歳上。大きすぎるその眩しさは、陰ることなく今もある*]
(420) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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[モリスの話>>397から、やはり談話室にディーン先輩、つまりラルフからの差し入れのタルトがあるということが知れた。既に食料を調達した身ながら、欲しい、とばかりに生唾を飲み下した。 もうひとり、ヘイズ先輩、つまりケヴィンもパンを焼いてくれているとのこと。そちらも欲しいとは思った、のだけれど――]
(僕は、貰いに行くべきじゃないな)
[髪に飾られたままの薔薇の生花を思う。それがなくたって、薔薇のある花壇に頻繁にいるような身だ。 ここには、躊躇いですらないはっきりとした遠慮があった。]
(421) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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うん、まあそんなとこ? 半分あたりで半分はずれ。人を待ってるの。
でも腹は減ってるからサンドイッチは食べる。
[>>394先輩たちに括られた中等生もいるが、ひとりでも該当者がいればおかしい言葉遣いではない。律儀に先輩後輩たち、なんて言うやつはいない。
サラミサンドをまた一口、数回咀嚼する。 塩気にサワークリームの酸味が合わさって、いくらでも食べられそうなこのサンドイッチが気に入っている。 その一口を飲み込んでから、改めて転入生に向き合った。]
――もう、聞こえたと思うけど。 モリス・レーヴェン。高等部二年。
(422) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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―調理室近くの廊下―
[ 競争と銘打ったのだからと向かう最中。 空飛ぶパン>>358を見た。 足を止め、死角になっている柱で様子を見ると、 ヴェルツの声>>390が聞こえてくる。
投げられたのはパンであるからして きっと中にいるのはケヴィンだとは 思うのだけど、もしかしたらお取り込み中なのかもしれない。 ]
……………出直した方が良さそう、かな。
[ それだけ決めると別れたばかりだが 食堂に戻るか、それとも――考えて決めた。 ]
(423) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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[耳を突くピスティオの一声>>406に、びくりとマークの長身が跳ねた。 けれど続けられたのは、心当たりすらないと言わんばかりの感謝の言葉>>407だった。それどころか、こうして声を掛けてくれている。]
え? じゃあ……
[なんであの時は黙ってたのか、とまで言い切れず、明らかな困惑がマークの顔に出た。 やっぱり何か思うところがあったのかなどと思いながら、けれどピスティオの笑みの形につられるように、顔をほころばせた。]
はい、すごく、巧かったです。 僕にはあんな、綺麗なのは描けません。
それに……あの絵のお蔭で、自信を貰えました。
[何の自信か、という言葉が抜けたまま、素直な感想を零した。]
(424) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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花、……見に行こう。
[ 少し後戻ってそれから後ろを見る。 どうしてだろう。 そう離れていない筈なのに。
なんだか座り込みたくなってきた。 あれはちょうどあの頃、 廊下で眠りに落ちてしまった時のように。
不意にあの言葉>>413を思い出して笑った。 ]
(425) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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人間はひとりじゃ、……生きれない、か。 [ その通りなのだろうか。わからない。 結局今はすれ違い一人、バラバラだ。 ここは東屋の倉庫でもないから 待ち合わせ>>410も出来ない。
困ったなと思いながら窓を覗く。 母によく似た顔。姉とそっくりの顔。 ぐしゃりと歪みそうになるのを堪えて ため息を吐いた。 ]*
(426) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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/* ヒューも可愛いよね…からみたい…グググ イアンと一緒に並べておいておくとよさそう?(?
モリスとマークにちょいちょい触ってもらってるの嬉しいので どこかで返したいのと べネットにもト書きでちょっと触ってもらってたからそれも返せたらいいなあ…
まずは更新とケヴィンをいじめう( • `ω•´ )!!
(-135) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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/* うわーーーー緊張する。何になるだろ。
(-136) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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