人狼議事


223 豊葦原の花祭

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【人】 りゅうきへい アーサー

[目の前の少女は猫を見るのは初めてだというからたまげた。
 落ち着きなく結んで開いてを繰り返し、
 何故だか私を触りたそうにしつつ、躊躇っているようだ。]

 うむ、今宵とは今夜のことだ。
 その出で立ち、その無知さ、そなたも私と同じく外から来た者だな。
 此処では外神と呼ぶらしい。
 祭りもそう滅多なことではないものだろうから、
 存分に楽しむとよい。

[少女が自身の名を名乗れば、ああ、これは申し遅れたと恭しく頭を垂れた。]

(70) 2015/04/17(Fri) 23時頃

機巧忍軍 ミツボシが参加しました。


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

―宇宙―

『―――ザッ―――ザザッ―――!』

[流れてくるレーザー通信信号を探知し、もう使い物にならないセンサーが不具合音(ノイズ)を立てる。
既に敗北したこの機体が、今更なんになろうというのか。]

敗者は死なず…ただ久遠の闇に消えていくのみ…か…

[少女、ミツボシ=アラハには夢があった。
与えられたこの鉄鋼の兵器で、敵を退け、弱きを助け、自国を守るという夢が。
その為なら、闇と同化するように機体を操った。付いた綽名は『機巧人軍』。一騎当千とも呼べるその功績により、幾度となく自国の危機を救ってきた。
―――人と人が宇宙で争うようになり数十年が経った。
絶対零度の宇宙で鋼鉄の鎧に身を包み、それでも戦うことを止めなかった人類。
そんな人類の一人、ミツボシはもう母艦に戻る術を失った。機体は損壊、矜持も砕かれ。遠い時の果てに恒星へ導かれ魂まで焼かれるか、あるいは深淵の穴に引きずりこまれて骨まですり潰されるかのいずれかしか未来はない。]

(71) 2015/04/17(Fri) 23時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

―宇宙―

『―――ザッ―――ザザッ―――!』

[流れてくるレーザー通信信号を探知し、もう使い物にならないセンサーが不具合音(ノイズ)を立てる。
既に敗北したこの機体が、今更なんになろうというのか。]

敗者は死なず…ただ久遠の闇に消えていくのみ…か…

[少女、ミツボシ=アラハには夢があった。
与えられたこの鉄鋼の兵器で、敵を退け、弱きを助け、自国を守るという夢が。
その為なら、闇と同化するように機体を操った。付いた綽名は『機巧人軍』。一騎当千とも呼べるその功績により、幾度となく自国の危機を救ってきた。
―――人と人が宇宙で争うようになり数十年が経った。
絶対零度の宇宙で鋼鉄の鎧に身を包み、それでも戦うことを止めなかった人類。]

(72) 2015/04/17(Fri) 23時頃

【独】 機巧忍軍 ミツボシ

/*

あれ?なんか発言できぬ。
参加はしたからOKなんだけど、どうすりゃいいのかしらこれ…?

(-27) 2015/04/17(Fri) 23時頃

【人】 りゅうきへい アーサー


 我が名はアーサー。
 ポーラだな。暫しの間、よろしく頼む。

[そうして唐突なお願い事に丸い目をさらに丸くした。]

 ふむ、夢だと思っているのか。
 触るぐらい、お安いご用だ。

[言うが早いか、するりと彼女の足元にすりよった。
 透けることも突き抜けることもなく、少女の二本の足はしっかりと地面に立っている。]

 どうだ、間違いなく触れているだろう。
 それから、その泥は少し落としたらどうだ。
 替えの服が欲しければ、そら彼処に鳥居があるだろう。
 彼処にあるおさがりをいただくとよい。

[顎で少し離れたところにある朱塗りの鳥居をさした。]

(73) 2015/04/17(Fri) 23時頃

【人】 りゅうきへい アーサー

[おさがりには、既に何度も世話になっている身である。
 食べ物もあることは勿論知っているのだが。]

 腹の虫の方は……
 祭りの屋台で何か見繕った方が、
 珍しいものがあるかもしれぬな。

[思案を交えつつ先輩風をふかせながら、少女を見上げた。*]

(74) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

[辿々しくはあったが、少女が自らの足で歩き出したので、後に続いた。]

忘れてる…?

[よくわからない、とますます怪訝な顔をしながらも、忘れたというものを無理に思い出させることはできないので、それ以上問うのをやめる。]

ん、そうだよ。
ちょっと桜を見に、ね。

[目的の場所にたどり着いたのは、そう答えた時だっただろうか。]

ほら、あそこ。
鳥居の奥に台があるだろ?
「おさがり」って言うんだってさ。
あそこにあるものは、自由に食べていいし、好きに使っていいんだって。

[飲み物を探す少女に、ここに来る前に教わった知識を交えながら、指し示した。]**

(75) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/04/17(Fri) 23時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

―――ああ、最期に…

[蒼く凍るこの宇宙を漂いながら、

春の美しい桜でも見たかった。

とミツボシは願ってしまうのだった。]

(76) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

―伊那村・村はずれ―

[もし村外れに人がいたならば、けたたましい轟音を響かせながらガラクタが突如崩れ落ちた音を聞いただろう。]

……イタタタタ…なんじゃこりゃー…

[ガラクタの山から吐き出されたミツボシは眩暈を覚えながら自身の背後を見た。
戦火を共にした愛機の無残な姿がそこに合った。
胸に去来する一抹の哀愁を掬いあげ、そっと目を閉じて機体の永久の眠りを祈る。
何度も自分の命を守ってくれた、武骨な機能美を追求したフォルムの鎧に。]

……アタシ、とうとう死んだのかな。

[鱗重(スケイル)式の宇宙服という珍妙な服装をした少女が、霞の残る古き和の空気の中へ、歩き出した。**]

(77) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/04/17(Fri) 23時半頃


【独】 小娘 ゾーイ

/*
村中に限って眠気がすごい…

(-28) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2015/04/17(Fri) 23時半頃


【人】 双子 夕顔

ー屋台街ー

[腹に飛び込んでしまう形になったのは、男の人だった。
それは多分、とても綺麗な顔立ちの、男の人。
袂の宝物が無事であることを確認してから、もう一度見上げ、少女は黙って見つめてしまう。
こう言う時に、言うべき言葉はなんだっけ?]

あ…えと…

[言葉を探して眉を寄せる少女が、泣きそうだとでも思ったのだろうか。
男の人は、優しく手を差し伸べて、少女を立ち上がらせてくれる。
全然似てないはずの、彼の面影が重なった。]

あ…ありがとう!

[今度は迷わず言えた。
同時に、出てこなかった言葉が“ごめんなさい”であったことを思い出す。]

(78) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

【独】 機巧忍軍 ミツボシ

/*
うああぁあああああ!!!(AA略
なんで入村と同時にミュートフィルターかかってんだよ!

泣けてきた…頭痛いし…明日も仕事だし…もうマヂ無理。。。
宇宙戦争しょ。。。

(-29) 2015/04/17(Fri) 23時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2015/04/17(Fri) 23時半頃


【人】 花売り メアリー


[ 「 桜を見に。 」なんて

もしかしたら彼女は常連なのかもしれないと、頭の片隅にとどめておく。

共にたどり着いた場所へ頷きながら向かう。
そこには確かに鳥居らしき物があって、ぼくは何故これが鳥居だと知っているのかも分からないまま、膝を折る。]

  ………屈めば、入れるかな。

[ちょうど切り口が痛むけれど、
彼女に任せるのは申し訳ないから
身体を折ってその奥へ。

さすれば何ということだろう。

長机の上に置かれた数々の物資に道具。
思わず瞬きをして、暫く座り込んでしまう。]

(79) 2015/04/18(Sat) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎

よォ、姐さん。久しぶりィ!
どうだい、繁盛してるかい?

[広場に連なる屋台の一角で、いそいそと荷物を広げる臙脂の後ろ姿に陽気に声を掛ける。>>48

広げられたござの傍にはまだ七輪があるのみで、彼女が振り返った頃になってようやく準備中であろう事に気が付いた。
久し振り。そんな言葉で再会を喜んでおいて、こちらを向いた女性の顔を見るなりひゅうと口笛を吹く。まるきり、初対面の相手への反応でその容姿を称えた。]

あんた、美人さんだなぁ。
その尻尾の毛並みも最高にイカしてるぜ。

[手放しで誉めそやし、少しだけその背後、腰元に視線を遣る。果たしてそこに揺れる二本の尾>>14はあっただろうか。どちらにせよ、男の目はそれを捉えていたようだが。

ぱちんと炭の爆ぜる音に、男は視線を七輪に移す。
解かれた荷>>48の中身はなんだったのだろう。近くの屋台から漂う食べ物の匂いに、すんと鼻を鳴らしてから、続けた。]

邪魔してすまねえ、まだ準備中だったか。
姐さんは何を出すんだい?

(80) 2015/04/18(Sat) 00時頃

【人】 花売り メアリー



  ………あっ、

[そこから飴玉の入った袋と、少し温い水を拝借すれば、桃色の生地の着物まであって思わず見惚れてしまう。

さっきあの子が着物を召しているなんて思ったのは自分の無意識が原因なんじゃないかと思いつつ、「自由に」、「好きに」と言われても躊躇ってしまった。

結局最初の二つを抱えたまま鳥居を潜れば彼女の元へと戻って。]

  …ありがとう。
  誰の「おさがり」かは分からないけれど、有難く貰っておくよ。

(81) 2015/04/18(Sat) 00時頃

【人】 花売り メアリー



  ………そういえば、君の名前は?
  ぼくは……、確か。

[今更に彼女とは呼びづらくて尋ねてみたのだけど、どうにも記憶が曖昧で。

なんて、呼ばれていたっけ?

薄ぼんやりとした映像。
一緒に並べられた椅子に腰掛けて、
本を、開いて。



                綴られていた『Mary』に―――]

(82) 2015/04/18(Sat) 00時頃

【独】 花売り メアリー

  ―――『マリ』じゃないよ!

(-30) 2015/04/18(Sat) 00時頃

【人】 花売り メアリー


[ パチリ。

  水泡が割れる。

 ああ。そうだ。

確かこれの読み方は、]

  ………ぼくは、メアリー。

[ 息を吐き出す。

渇いた声だ。
早く手に入れた水を飲めばいいのに。
それと、怪我の手当てくらいすればいいのに。

それよりも、何故だろう。
自分を、自分だと、そんな欠片が指先に触れたような気がして、
瑞々しい気分に、酔ってしまう。]

(83) 2015/04/18(Sat) 00時頃

【人】 花売り メアリー


[それでもいつまでも怪我を放置しておけないと、患部を水で洗い流すことにして。
残った水分はペットボトルを傾けて補給する。

あの中に救急器具もあったような気がするけれど、ぼくはすっかり他のことに気を取られているものだから、気にせず。]

  桜の木………咲いているには咲いているんだね。
  でも、どうしてかな。
  咲いていないものもある。

  君は、ここでまだ花見を楽しむの?
  ぼくは…ちょっと歩いてみようかと思うんだ。

[彼女の返答次第では共に同じ場所へ向かうかもしれない。

どちらにせよ、ぼくは星の形をした飴玉の入った袋を手にしつつ意気揚々と来た道を辿る。

そうしていれば、新しい人の姿>>59を見つけることもあっただろうか。]

(84) 2015/04/18(Sat) 00時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時頃


【人】 双子 夕顔

あの、さっき、ごめんなさい。

[ぺこりと頭を下げながら、その言葉を口にしてみる。
それは、少女の記憶にある限り、初めて言った言葉だった。
男の人は、許してくれたみたいだ。
はじめから、怒っていなかった気はするけれど。
問われた言葉に少女は首を傾げ。]

急いでたわけじゃないの。
ただ…慣れてなくって。

[果たしてその人は、納得してくれたろうか。
しばらくして、バイバイ、と手を振り、少女はまた歩き出す。
チョコバナナ、わたあめ、ベビーカステラ。
良い匂いがし始めた気がする。
あれは、焼きとうもろこし?
それらを順に眺めながら、少女は人の隙間をすり抜けすり抜け、屋台街を進む。]

(85) 2015/04/18(Sat) 00時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時頃


双子 夕顔は、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時頃


【人】 星先案内 ポーラ

アーサー?かっこいいし素敵な名前だね!うん、よろしくね!
いろいろ教えてくれてありがとう!

[矢継ぎ早に飛ばした質問に確実に答えてくれ、かつ自分が気にしていた泥まで察してくれるあたり>>70>>73に性格がいいんだろうな、と感じて早々に懐いた。]

あ、さわれるんだ。よかったー。夢オチはいやだったんだよね。そっかよかった〜
うん。外…地球の外から来たよ。コトカミ…コトカミ?ふーん?
アーサーはでも地球の生き物だよね?まあ難しいことばはよくわかんないけどさ、おまつり楽しみます!
あ、おまつりってことはさ?WASSHOI!てあるの?エイヤー!とか。

[ピッと元気に返事をしてきょろきょろともう一度辺りを見渡す。]

泥のこと心配してくれて、ありがと〜。えへへ!あの変な建物はトリイって言うんだね。アーサー詳しいね!なんか先生みたい。

(86) 2015/04/18(Sat) 00時頃

りゅうきへい アーサーは、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時頃


【人】 座敷守 亀吉

[驚かせてしまったでしょうか。>>50
それでも何処か愉しげに応える様子に心細さは感じられず。
初めての場所、迷ってしまったと仰るわりには、
まるで期待を胸に冒険に出たかのような幼さ。
一先ず心配は無用かと、問いへの答えを探って]

 えぇ、そのようなものでしょうか。
 今夜は年に一度の、お祭りですから…
 それも、色んな方々にお逢いする事の出来る、特別な。

[親しみすら感じる髪型や色、装い。
恐らく、そう歴然とした文化の違いはないのでしょう]

 そう、例えば。
 貴女のように、此処へ迷い込まれる方々も。
 この日は毎年、よくいらっしゃるのですよ。

(87) 2015/04/18(Sat) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[今度こそ、驚かせてしまうでしょうか。

自分も男らしからぬ肌の白さにとやかく言われますが。
明らかに其れ以上だと思われる彼女の肌が、
驚きで朱色を帯びるのであれば、それも良しとしてしまいましょう]
 

 ようこそ、豊葦原國、伊那村へ。

 
[外神様へ、頭を垂れて。
歓迎の気持ち、少しばかりでも伝わればよいのですが。

彼女は何を求めるでしょう。
彼女は何を知りたいと思うでしょう。
自分に答えられるものならば、何なりと。

そんな心持ちで、さながら鏡合わせのように。
同じ方向へことりと、小首を傾げて反応を伺ってみましょうか]

(88) 2015/04/18(Sat) 00時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[『腹の虫』と指摘されれば>>74、髪の毛をぽりと掻いて笑う。]

ありゃ、聞こえてた?うんお腹空いてる〜。
えっとね、たぶんこっちの通貨もってないけどトリイに行ったらもらっていいの?ヤタイってあのおっきな木に向かって並んだ建物のことだよね?

[ふんふんと、脳内の地図をアーサーに言われたことを付け足しながら整理する。]

あ、ね、アーサー?良かったらトリイでどうやって貰っていいのか一緒についてきて、さらに言うと教えてくれない?というか着てるものが私だけ違いすぎてちょっと気になってたんだ〜。へへ

(89) 2015/04/18(Sat) 00時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時半頃


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時半頃


星先案内 ポーラは、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時半頃


【人】 旅籠 おもん

「よォ、姐さん。久しぶりィ!
どうだい、繁盛してるかい?」

[いそいそと準備をしている背に掛けられた声>>80に振り向けば。]

にゃァ―――そろそろ開けるよォ。問題にゃァ。

[笑顔で答えるが顔を見れば、恐らくは去年も来ていただろう優男が口笛を吹いた。
美人と言われて悪い気はしない。
うっかり飛び出した2本の尾がぱたりぱたりと着物の中で上機嫌に揺れる。
何を出すのかと問われればごろろ、と少し喉を鳴らし答えた。]

(90) 2015/04/18(Sat) 00時半頃

【人】 旅籠 おもん

……今年は特に上物だにゃァ。
とっておきのマタタビ酒に、麦酒と、自家製の干物―――こっちは蜂蜜飴湯に金柑の砂糖漬け。
あァ、こっちは燻製に、あともうちょっとしたら甘酒も出すからにィ。


[周りはおさがりを調理している店も多いが、おもんの店はすべて自家製のものばかりだ。
誇らしげに、周りにいる客にも見えるように一つずつもったいぶって紹介する。]

どれも安くしとくよォ。

[あの背負子にどれだけ入っていたのか、まだまだ自家製の食べ物と飲み物は出てきそうだ。]**

(91) 2015/04/18(Sat) 00時半頃

旅籠 おもんは、メモを貼った。

2015/04/18(Sat) 00時半頃


村の設定が変更されました。


【人】 星先案内 ポーラ

[とりあえず、あごで示されたトリイに向かって歩き出す。お腹は空いているが、まずは服装の汚れをどうにかしたい。突っ伏して手に触れていた土と、服に付いた汚れが同じものに思えないほど、手触りが違っているように感じた。

共に歩んでくれる「先生」に目線を向けながらいいにおいの方向もクンクンと探した。]

アーサーが付いてきてくれるから心強いよ。突っ伏してた時に声かけてくれてありがと!
えっとね、もらっていいってことはもらっていいってことだと思うんだけど……ってなに言ってるんだろ、つまりそこにあるものなら取ってって問題ないってことだよね!
ちょっと探してみるね。分からないことがあったら呼ぶし、たぶん近くにヒトいそうだから知ってそうなヒト見つけて聞いてみるよ!

アーサー先生もおまつり楽しんでね!

[またね、ときりりとした猫先生に手を振った。きっとおまつりのどこかでまた会えるだろうし、特に不安にも感じていなかった。]

(92) 2015/04/18(Sat) 00時半頃

【人】 町娘 小鈴

うすずみさま、結局見つからないし……もう!

[屋台の傍に置かれた簡素な椅子に座って、樹医の少女はもしゃもしゃと口を動かす。
小さな口が頬張っているのは、伊那村特産のレタスを使った蟹レタス炒飯だ。
高温で炒めた具材と米、缶詰の蟹は少々値が張るが、独特の旨味がある。そして最後に軽く合わせたシャキシャキのレタスの、生とは違ったその食感と音は、見ている者の食欲を誘う。]

おいひぃ…、けど、なにもお祭りが始まる直前に隠れること、ないじゃない。

[不満げな声に、行き交う村の者達からは慰めの声が飛ぶ。相槌を打って、小鈴は手元に残ったもう一つの炒飯の包みを慎重に持ち上げた。
本当は直接渡したかったのだけれど。
朱塗りの鳥居に供えておこう。そう思い直して立ち上がると、不意に各所に吊り下げられたぼんぼりに、柔らかな灯りがともり始めた。]

ああ、いやだ、もうこんな時間。

[呟いて、ぱたぱたと鳥居へ向かって走り出す。
ちら、と今朝出会った夕顔の事を思い出した。お祭り、楽しめているだろうか。

いつの間にか傾いた日に、周囲もどこか薄暗い。
じきに笛や太鼓の楽隊が演奏を開始すれば、いよいよ――祭りの夜の、始まりなのだ。]*

(93) 2015/04/18(Sat) 01時頃

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