186 夏なんです【Sheeps' monologue project】
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ここはまだ 海のにおいがしない
(18) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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/* 迷ったけど、名字「大河内」で。でもオオコウチと表立って言えないチキンなのでラルフに逃げました。 親戚の女の子視点とか出してる余裕ない気がしてきたので、このまま彼だけが出張るのかもしれません。
背景に設定は置きつつ、ひたすら詩のようなものを書くスタイルで行こうかと思ったのですが、前回参加させていただいた「ゆるやかな自殺」よりも普通のRP村っぽい感じの人が多いので引きずられて結局中途半端になりました。 こういう所もチキンですね。
(-7) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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……ったく、またミナミの野郎だな、 名前書いてもこれなんだもんよ。
[舌打ちしながら、冷蔵庫の扉を閉めた。 中央購買まで歩いて七分。七分と、250セルの損失。]
行ってくるな。 お前にもなんか買って来てやるよ。
[飼いネズミのアシモフに声をかけて、共有リビングを出た。 今度絶対になんかで埋めさせてやる。そう決心しながら。]
(19) 2014/07/20(Sun) 20時頃
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[季節は"夏"。いまは遠く離れた瞼の故郷を模して、人工太陽は僅かに明るく、木々にはレプリカ・セミが鳴く。しゃわしゃわしゃわしゃわ。"毎年"のことだが、これは結構、うるさい。
人類種の精神状態を良好に保つためには周期的な環境の変動が有効、という研究を元に造られたのが、この"季節"機構だ。記録によれば、故郷の"夏"は、気温も平均より十度近く上がったらしいが、さすがに宇宙船の限られた資源で実施するには無理がある、と、気温の再現は見送られたらしい。
本当に、再現されなくてよかった、と思う。昔、実習中に空調の故障で湿度も温度も異常値を示した部屋に数時間閉じ込められたことがある。もう、ああいうのはごめんだ。]
(20) 2014/07/20(Sun) 20時頃
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[オデッセイと名付けられたこの巨大な宇宙船は、元々移民船だった。 だった、と言うのは、いまはそうではない、ということだ。 壮大な笑い話なのだが、まあ早い話が。
詐欺にあったのだ。]
(21) 2014/07/20(Sun) 20時頃
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「和樹、きたよ」
二人並んでしゃがみ込み、墓石に向かって話しかける。 彼が花を供えている間、私は持ってきた紙袋から1つずつ供え物を取り出していた。 好きだったお菓子と、飲み物。 よく聞いていた歌手のCD。 それから、
「同窓会があったんだよ」
写真立てに入れた、元クラスメイトたちの写真。 3年間変わらなかった面子は、未だに大部分が集合していた。
(@14) 2014/07/20(Sun) 20時半頃
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[何百年も前、深刻な環境汚染と長引く戦争で疲弊しきった僕らの先祖たちに、移民を仲介する業者が声をかけた。少々遠いが、理想的な環境の惑星がある、先住生物に知性はなく、資源は豊富。幾らでも文明の再建が可能だ、と。
彼らは色めき立った。ほとほと故郷に嫌気がさしていた彼らは業者に仲介料を支払い、巨大な移民船を建造し、カネを積める金持ちと、慎重に選抜された一般人と、最先端の技術者を乗せて、故郷を捨てて飛び立った。
しかし。 何年もかけてたどり着いたその場所には、何もなかった。 惑星どころか、石のかけらすら、見つからない。]
(22) 2014/07/20(Sun) 20時半頃
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移民の誘いは、全部嘘だった。 仲介者はとんずら、母星との交信はすでに途絶えている。
行くことも、退くこともできないまま、オデッセイは宇宙を彷徨う難民となった。]
(23) 2014/07/20(Sun) 20時半頃
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[この、きっと宇宙でも有数の笑い話は、仲介者の名を取って「ヴァレンタインの悪魔の所業」として、半ば伝説的に、オデッセイの民の間で語り継がれている。
先祖たちはどうにかこの危機を乗り切った。 オデッセイをコロニーとして、いつか理想の植民先を発見すべく、宇宙の漂流者として生きる道を選んだのだ。
人類種はクローンや遺伝子操作の技術をフル活用して、この状況に適応できるよう、人工的に進化を遂げた。]
(24) 2014/07/20(Sun) 20時半頃
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[僕らはまだ研修生だが、いずれはこのオデッセイの運営を担う技師となるよう義務付けられている。それが、クローンではない人類種、"純血"に課せられた使命だ。
………と、いうのは、艦長の長い長い訓話の受け売りで、まあ、僕らとしては、レールに乗せられつつも、それなりに楽しくやってるし、仕事もまあ、嫌いじゃない。
そんな感じ。]
(25) 2014/07/20(Sun) 20時半頃
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アリスは今日も箱の中。
ぼうと明るい発光体の壁は、熱くもないし冷たくもない。 不思議な素材。 誰かが知っている過去の遺物かもしれないし 誰も知らない、未来の発明かもしれない。
アリスは走る。壁の中。
その動きだけが、風を生む。 流れを生む。
もしかしたら、いつかきっと 雲だって生まれるかもしれない。
(26) 2014/07/20(Sun) 22時半頃
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『 ……もう五年になりますね 』
ぽつ、と言葉を紡ぐと落ち込んだ様子の彼女は顔を上げました。 私は微笑みを浮かべます。 …浮かべたつもりでしたが、うまく笑えたかは分かりませんし、知る必要もないことでしょう。
『 色々と聞いてはいましたので。
本家に一番近いここでも分からないのです、諦めろとは言いませんが…… 』
声は続かず、けれどきっと彼女には理解できたのでしょう。 俯く姿を、私は見つめるしか出来ません。
(27) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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「 ……迎えに 」
「 迎えに行くと、約束したのです 」
凛とした声。 黒い黒い瞳が 私を、じいと見つめて。
(28) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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―お好きな花は?
「 特にありません 」
―お嫌いな花は?
「 向日葵が嫌いです 」
外に咲き誇る向日葵が、風に揺れる。 私はあの子の黒い瞳を見つめ返すしか出来ず、曖昧に微笑んで見送りました。
(29) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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思い出す、遠い昔の記憶。 花についてを問いかけてきた大人は、その返答に怪訝そうな顔をしたこと。 今でも私は覚えています。
『 ……夕顔 』
"片割れ"の名前を呼んで、外の向日葵を見つめます。 …向日葵は嫌い。 太陽が無くては生きていけないのに、太陽は向日葵が無くても生きていける。
それなのに、あの大輪はいつも太陽を見つめる。 一途に想う。
妹のようで、嫌いでした。
(30) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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――遠い夏の思い出。
二人の小さな影が、向日葵の向こうに消えていきます。
(31) 2014/07/20(Sun) 23時半頃
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壁の中に季節はない。 いつだって、一定の空間がそこにはある。
何かに焦がれる気持ちも生まれやしない。 変化はない。 変化はなくとも、アリスの青い瞳はいつだって、全てを洩らさず目撃しようと大きく見開かれている。
(32) 2014/07/21(Mon) 00時頃
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『斎木さぁ』
[影が再び、言葉を少年へ向ける。 不機嫌そうな表情を消し、少年が顔を上げる。]
『お前、本当に店継ぐの?』
「うっせ」
[再び、少年が眉根を寄せて、足を早める。 少女が物憂げな表情で、その背を見つめる。]
(33) 2014/07/21(Mon) 10時頃
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<あなたを見ている>
『うっせ』
<そう吐き捨てるあなたは、とてもさみしそうだと思う> <この狭い田舎に漫然と漂う都会への憧れを> <その象徴として漠然と語られる《トーキョー》を> <それでも手に取らなかったのはあなたなのに>
(34) 2014/07/21(Mon) 10時頃
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空を見上げた 少年と あの頃と 夏休みと 目が合った 気がした
大人の僕を 遠く仰ぐ 心を覗きみて 僕は 少年を見上げてはいないことに気づいた
行く宛もなかった足には 広大だった世界を ただ 踏みしめて歩いていた
(35) 2014/07/21(Mon) 12時頃
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道は、道で。
夏は、夏だ。
(36) 2014/07/21(Mon) 12時頃
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放物線を描くビー玉は 煌めきながら落ちて──
落ちる汗を 僕は袖でぬぐう
──コロコロと地面に転がったビー玉を追いかける よく見ると キレイだったビー玉の表面 小さなキズができている
それを 革靴のつま先でけって 僕はすすむ
(37) 2014/07/21(Mon) 19時半頃
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[子供の頃、町には『特別』があったように思う。 あの町が特に好きだったわけでも、嫌いだったわけでもないけれど、特別だった。
今では、ありふれた田舎の町にしか思えなかった]
(38) 2014/07/21(Mon) 22時半頃
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『何億光年 輝く星にも 寿命があると 教えてくれたのは あなたでした 季節ごとに咲く一輪の花に 無限の命 知らせてくれたのも あなたでした』
(39) 2014/07/21(Mon) 22時半頃
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「もう、10年、なんだね」
3人で天体観測をしたのも、 3つあった影が一つなくなったのも、
二度と戻れない、あの夏も。
小さくつぶやくと、私は目を閉じた。 昨日のように思い出せるそれらが一辺に襲ってくる。 1つずつ頭のなかで整理するように、10年前に想いを馳せた。
(@15) 2014/07/21(Mon) 22時半頃
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[ただ東京の空よりも星がよく見えたことだけは、夜になってから思い出せた。 星空を見上げた時の気持ちだけは、少し]
(40) 2014/07/21(Mon) 22時半頃
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/* 何となく頭に浮かんだので「さよならの向こう側」 ナユタさんとリンクする為に星空が必要でした。 私が洋楽に詳しくないのでコリーンさんが山口百恵を歌っていることになってしまいました。 多分、コリーンさんってカラオケの得点マシンの得点を競う番組で高得点取ったりしたことで話題になってカバーアルバムとか出してる系の歌手だったんですね。
(-8) 2014/07/21(Mon) 22時半頃
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/* あ。挟まらないようにコピペ連続投稿したのに… 午前二時踏み切りに望遠鏡を担いで行ってそうな、二分後に君が来なくとも天体観測始めそうな人が挟まっていました。 残念。 ナユタさんよりむしろハルカさんとリンクしてる気がします。
(-9) 2014/07/21(Mon) 22時半頃
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