167 あの、春の日
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[>>140独り言のような呟きに緩く笑って]
そうそう大きく変化するほどの年数は経っちゃいねぇよ。 お前だって変わらず俺への口の悪さは変わらないだろう?
(145) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/03/02(Sun) 23時半頃
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おー、みんな久しぶりー!
[続々とやってくる面々に、手を振りながら挨拶を投げかける。少し考え事をしていたため、反応が遅れがちで、いつもより小さなものとなっていたかもしれない。
けれど、こうもあの頃のメンバーが揃うと懐かしさがこみ上げてくる。 10年経つと、それぞれ変化している部分も見受けられるが、それでも少しずつあの懐かしい日々が思い返されて]
(146) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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[>>129シーシャは不安定な様子。 自分の言葉が彼の影響している事に気付きつつも、変に話を切る事も出来ず。]
そうですか…?それなら良いんですけど。 あぁ、確かそうでしたっけ。 懐かしいな。
[話していても、何処か上滑りするような感覚。 先輩を傷つけたいわけではないのに、どうしたらいいのか分からない。]
いいえー。
――…また、見たいなぁ。
[その絵を彼が覚えていないなんて思わないから、男は笑って首を振ってみせる。 ぽつりと呟くように言った言葉は彼に届いたかどうか分からないくらいのもの。 スクラップブックに残してはいるのだが、それを口にするのは憚られた。]
(147) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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/* シーシャさんに対してはこの路線で良いのだろうか>< ごめんね、ごめんなさいね。
(-34) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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ジェレミーは、久々に飲んだアルコールに少しだけ酔いが回り始めて
2014/03/02(Sun) 23時半頃
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そうね。 変わらない、かも。
[くすり。笑う声。 微睡むような意識。]
(148) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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……席替え。懐かしいですね? ルーカスくんとは、何度かお隣になりましたよね。
[笑うルーカスに>>133、机を並べた頃と同じような角度で黒眼を注ぎ、微笑む。
高校生になってまでどうして席の並びで一喜一憂するのか。 慣れぬ頃は何度となく疑問に思ったけれど、徐々に楽しいイベントへと変化していった。 クラスメイトと馴染めたのも、あのシステムが存在していたからだ。]
(149) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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アニメ全部録画? それって多分すごいことですよねぇ!
[なにがすごいのかは良くわからないけどすごいものはすごい。シーシャを見る期待の眼差しは猫というよりわんこだ。 が、続く言葉に目をぱちくりまたたいて、]
え? どうしておうち帰れてないんですか、…って、先輩、
[その質問を問いかけ終わるよりも前に、シーシャは席を立ってしまった。 置いてけぼりの子供のような、きょとんとした顔でその背中を見守るけれど。 すぐにマユミの事で頭がいっぱいになってしまう。]
(150) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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[あ。違う。
あの時はもっと、無邪気に笑った。]
(151) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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学習していないのは君の方だろう。 相変わらずだな、シーシャ。
[隣に座るシーシャに向かってわずかに眉を寄せる。 血のにじむ手に無遠慮な視線を向けて]
あまり自分の手をいじめてやるな。 箸よりよっぽど痛いだろうが。
(152) 2014/03/02(Sun) 23時半頃
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[ふとテーブルへ視線を戻せば、食堂に会して食事を摂った寮を思い出す。
同級生はまだ幼さを残し、 2年生はその表情に精悍さを備え始め、 3年生は巣立つように未来を見据える。
―― そんな、過去を。]
(153) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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ハルカは、腹立たしそうに、傍にあったグラスをあおった。ロックの焼酎(蕎麦)だった。
2014/03/03(Mon) 00時頃
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それなら良かった。
[>>130短い答えには、笑顔で応じ。 中高と一緒で、可愛がってもらったこの先輩への態度は、他の先輩に対するものよりも気安い。]
わ、いいんですか?
……って、まぁだその事根に持ってるんですか?
[軟骨から揚げの皿を目の前に置かれれば顔を輝かせるが、続く言葉には困ったように笑い、肩を竦め。
珍しく箸が進んでないようだったから、食欲ないんですかー?とか言って、彼の好物に手を出した時は本気で怒られたものだ。]
(154) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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俺の腕を信じなって。 せっかくやるなら飛び切りの美人に変えてやるよ。
ま、元が良ければという話だけどな。
[笑いながらファンデを軽く…メイクを緩く、元が良ければ薄めでいい。]
簡単で済むからお前は楽でいいや。
[微睡んでいる様子の彼女に少しだけ笑みを向けて、店員に強めの酒を頼んだ。]
(155) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[マユミの笑顔は昔とまったく変わらないようにマドカには見えて、]
マユミちゃ……、
[ついに耐え切れなくなった涙がこぼれ、ぼろぼろと。
ああ、アイメイクがぼろぼろ崩れちゃう。 だめなのに、だめなのに。涙が止まらないわ。]
そ、そうだよね、 マユミちゃんは頭いいものね、 こんな、おばかさん、忘れられないよね、えへへへへ、
[自然と腕を伸ばしかえす。 我を忘れて抱きしめたくなったけれど、 テーブル越しでは抱擁には届かないことに気づいて、 手を重ねて、ぎゅっと握った。]
(156) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[固まってしまった様子のエルゴット>>134とお絞りを交互に見て、そのままお絞りは手元に置いた。 代わりに、店員に新しいお絞りを頼んでおく。 すぐに冷たいお絞りが来て、エルゴットの前に置かれた。 彼女がそれをどう使うかは、彼女に任せる。]
(157) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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――…うん、またね。
[>>147 席を立つ間際に聞こえた後輩の声。 ――…また、見たい。 そう言えば新聞に掲載された時にも、そんな風に声を掛けられたか。 どの絵だっただろうか。なんの絵だっただろうか。 寧ろ嬉しかったのは、学校中に自分の絵が告知されると知った自分の方だったはずなのに。 どうしても思い出せない。]
[曖昧な表情を浮かべたまま。唇を歪めてみせた。うまく笑えただろうか。]
[やはりここは10年前と同じなのではないか。 うまく、笑えないまま。時が過ぎていく。]
(158) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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あ、ありがとう… [気持ちだと、ハルカから揚げ出し豆腐を差しだされれば>>128、おずおずと受け取るが、皿を持ったまま未だに動けずに。
すると鞄の中の携帯が振動して。]
あ、あ、ちょっと…ごめんなさい。
[ 適当に近くに居た者に皿を渡して、席を外す。
経緯を知っていれば、過去のエルゴットの印象から、居たたまれずにその場から逃げだしたように見えるかもしれない。]
(159) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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キャサリン?終わったぞっと……
[運ばれてきたウイスキーを一気に煽った。]
おいおい、酒そんなに弱いのか? 全く仕方ないな……せっかくうまく…
[ふわっと口を開けて眠気が襲ってくる。]
(160) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[>>149向けられる視線の角度は、あの時と変わらず。]
…だよな。 籤の神様が何か仕掛けてんじゃないかって思うくらい。
[誰と隣になるか。 あの頃はそんな些細な事に一喜一憂したものだ。 マユミの隣になるたび、男は同級生の男子に僻まれた。 男がしたのは担任が適当に引いた線に自分の名前を書いただけ。 何も仕掛けようがないのに。]
(161) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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>>152 俺はハルカみたいに頭良くねーからね。 んー…痛いんだけれどなぁ……どうしても噛んじゃうの。 もう20年くらいずっとコレだし…直らねーんじゃねぇんかなぁ…。
[相変わらずの幼馴染。いや、腐れ縁と言った方が良いのだろうか。]
――…なんだか、昔に戻ったみてぇだなぁ。
[ずっとずっと綺麗に、大人になったはずなのに。 相変わらず自分は子供のままで。]
(162) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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手抜きはやーよ?
[舌足らずの幼い口調で。]
私はプリマだもの、綺麗になって、当然…。
[幼い頃からずっと。 踊って、踊って、踊って。 中高には部がなかったから、放課後部活の他にレッスンで踊って踊って踊って。 肌に触れる何か>>155。目を閉じているからわからない。でも柔らかく、心地よい。 自然と唇が緩む。心地いい、踊っている時と同じくらい。歌っている時と同じくらい。
同級生の声>>160は、もう届かなかった。*]
(163) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[元々口数は少ない。 気にかけていたこの後輩は、気安く懐いてくれていた分、話しやすくはあった。]
良いぞ。 なんなら追加で注文してやろう。
お前が食ったあのから揚げの方が数倍も旨いけどな。 根には持ってない。持っていないが、あのから揚げより旨いから揚げは中々見当たらないな。
[大事に大事に取っておいたから揚げを食われたことは、10年経った今でも覚えている。 根には持っていない。]
(164) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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/* >>0:158 これ拾いたい。
(-35) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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ああ、泣いてはいけません。 ここは笑うところですよ、マドカさん。
あなたは、おばかさんなどではありません。 ……会いたかったです。
[握り返された腕の温かさ>>156。 あの頃と、あの日々と、同じ温かさ。 彼女の涙をハンカチで拭ったほうがいいのだろう、しかし、握られた手を離すのも惜しく。 零した声色はほんのりと、マドカと似た涙の色をしていた。
否、涙がにじんで。 視界が、暈けて]
(165) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[ジリヤの頭が何度かぶつかってくると>>142、小さく笑って彼女の頭を自分の肩の上へと乗せる]
……お酒に弱いイメージってなかったんだけどなぁ。
[まだまだ自分の知らないジリヤがいるのだろう。 思えば、幼馴染にも関わらず、あの春の日以降、一緒に話すことは徐々に減っていったと思う。
この10年間で何があったのだろう。
――彼女が目を覚ましたら、きっと聞こう。
そう思って、決意の意味を込めて瞳を閉じた瞬間――優しく儚い眠気が、ゆっくりと自分を包んでいくのを感じた*]
(166) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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逃げたか……。
[ロックの焼酎(蕎麦)はわりと効いた。 とろんとした目で、席を立つエルゴット>>159の背中を見送る。 君は逃げるなよ、と言いたげな目をシーシャの方へ向けた]
(167) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[>>158またね、と歪な笑みを浮かべたシーシャが離れていき、マユミとマドカが再会を喜んでいて。
唐揚げを肴にビールの入ったジョッキを傾ける男は酒精に身を委ね、青灰の瞳を細める。]
(168) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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ふぁあ…… みーんな、元気そうでなにより…… ハルカも、相変わらずだねぇ…ったく。
[左手をゆっくりと口から放して。唇を歪める。 伝わらないかもしれないが、それでも腐れ縁には己が笑って居る事は解るだろうか。]
[6日目の徹夜は――叶わないまま。 腐れ縁の小言を聞きながら、饗宴の賑々しい音を聞きながら。]
[大してアルコールも回っていない頭は、机に突っ伏すようにして。深い深い時のなかを彷徨う。**]
(169) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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[懐かしい面々。 来て良かったと、目を細める。 こんなこともなければ会えなかったであろうその顔に、懐かしくなる。 自然と視線はそちらに向かっていた。
懐かしさの中にある微かな緊張をほぐすように、いつもよりも酒を飲むピッチが早くなっているとは気づかないまま。 細めた目は、ゆっくりと閉じられていく。*]
(170) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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指にセンブリ茶でも塗ってやろうか。
[治らないというシーシャに、冗談とも本気ともつかない口調で]
どエムか。痛いのが好きなのか。 もっと痛くしてやろうか。
[ああ、酔っているな……と脳のどこかが思った**]
(171) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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/* ぐぬぬ、もうちょっと早く帰ってこれたら、もうちょっと色々と絡めたかもなのに……[しょぼん]
(-36) 2014/03/03(Mon) 00時頃
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