124 Acta est fabula.
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Mein Gott …… Mein Gott ……
(-10) 2013/06/04(Tue) 20時頃
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[村を洗い流そうとするが如く降り続く雨。 冷水の獄のようにも思えるそれは、脅威の去った今はただの悪天候に過ぎないが。 空を覆う暗雲から零れる雫は人々の嘆きの様でもあった]
………────
[床へと顔を俯けた男の唇が微かに動く。 喉を潤したはずなのに、言葉を忘れたかのように掠れて音は紡がれず。 引き攣るように息を吸った後、唇を半開きにしたままゆっくりと顔を上げた。
その時にはもうチールーの姿は無く、代わりにベネットが広間へと姿を現していて。 前髪の奥に隠れた瞳だけでチールーの姿を探し、居ないと知れると頭を壁へと凭れた]
(33) 2013/06/04(Tue) 20時頃
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[相棒はあの日襲われた者の傍に居たのか、人狼の手にかかり紅を散らしていた。 人ではないただの動物だ、人狼にとっても取るに足らない存在だったろう。 戯れに爪と牙を向けられたのか、どの人狼が手にかけたのか、それについてを知る術は残されていない。 分かったところでどうすることも出来ないのだが]
(34) 2013/06/04(Tue) 20時頃
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[人狼を退治するための手段は、いつしか人狼であることを確かめるための手段へと形を変えて行き。 幾度もそれが繰り返されたある時、事態は動いた。 「人狼」として処刑された者が、「人間」だったことが判明したのだ。 その事実は騙る者の存在を浮き彫りにし、その人物の処刑を決定付けることとなる。
それを手がけたのが、騙る者と親しかったチールーだと言うのに男は驚いた。 親しいが故なのか、それとも他に思うところがあったのか。 チールーの考えを測ることは出来ない。
ただ、彼が感傷の色を見せなかったことに、男は恐ろしさを感じていた。 騒動の最中、彼を人狼ではないかと疑ったことさえある。 今となっては人狼は潰え、人間であることが証明されているため、疑うことは無いのだが]
(35) 2013/06/04(Tue) 20時頃
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………………
[相変わらず言葉は紡ぎ出されず、ただ沈黙ばかりが流れ行く。 早く雨が止めば良いと、願うように前髪の奥の瞳が窓の外を見た]
(36) 2013/06/04(Tue) 20時頃
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/* ブローリンって名前はスウェディッシュらしいですよ。 でも使うのはドイツ語じゃった。
そしてここで使う場面ではなかった気がした。 いや、師のことを思えば間違っては無いよな、うん。
さて、いつまで喋らず居られるだろうw
(-11) 2013/06/04(Tue) 20時半頃
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雨が止んだら森を歩くんだ。 誰もあんたを背負えないからね。自愛しておくれ。
[チールー>>28へとひとつ頷く。 残った者の中に男を背負えるほど体格のいい者はいない。
…あるとしたらブローリン>>24くらいか。 壁際、夫を殺した男へ向ける眼に、 怒りや憎しみの色はなかった。
数少ない同じ村の生き残り。 その認識を抱くことに抵抗を抱かなかったのは、 夫が人ではなく獣であったと死の翌日に知ったからか。
夫を人狼と言った、あの首飾りの持ち主は 数日後に騙りの存在として処刑された。 なぜ彼女が夫に対して『真実』を述べたのかは 最期まで聞けぬままだった。]
(37) 2013/06/04(Tue) 20時半頃
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/* ブローリンがうまく拾ってくれたので どうやって返したらいいかな…と考えた結果。
易きに逃げました…。
(-12) 2013/06/04(Tue) 20時半頃
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/* チールーを疑えるようにしたけども、上手く使っていけるだろうか。 つかプロロからぶっこむとか酷い話ですね(
ところで左肩に居るいきものって、サルで良いのかな…。 分かんなくて相棒で留めてたりするんだが。 名前も決めてないw
(-13) 2013/06/04(Tue) 20時半頃
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[あの朝、霊能者の唇から紡ぎ出された『結果』を聞いた時。 狼を殺したと喜ぶでもなく、 長年騙され続けていたことを詰るでもなく。 ただ虚しさが胸に詰まった。
添うた二十年余りの時は色褪せたように。 いつか思い出す事もあるのだろうが、 虚しさはこれからも埋まる事はないのだろう。]
(38) 2013/06/04(Tue) 20時半頃
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/* >>37 旦那人狼だったwwwww ちょっと頭を過ぎっては居たけどwwwww
この村の人狼はおっさん’sだったか…。 師はゴドウィン辺りを想定中。 ダンでも良いな。 ……(きらん ヴェラ良いな、ヴェラ。 ヴェラにしよう。
(-14) 2013/06/04(Tue) 20時半頃
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[チールーが広間から出る前、 ベネットが広間に姿を見せた。>>30 幼馴染の彼が来たのなら、 直にミルフィもここへやってくるだろうか。 姿の見えないシメオンは外かと、 空で顔を思い出せてしまうだけの数となった村人を思い。]
…………。
[針道具を片付け、腰をあげた。 片隅で小さくなっているミッシェル>>16へ近づく。]
お茶を淹れようと思うんだけれど、 手伝ってくれるかい? 外に出ていたのが何人かいるようだからね。
[雨の日に体を冷やしたままはよくないと、 先のチールーとのやりとりにかけて。]
(39) 2013/06/04(Tue) 21時頃
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[家がボロボロなのは、容疑者の隔離が遅れたせいだ。 まだ幼い弟がいたからか、兄と二人、外の警戒に出ていたときに襲われた。 そういう家はまだ他にもある。
兄はその後、殺された。人狼になのか、人間になのか、今やそれはどうでもいいことだ。生きていないから。 生き残った名前は、言える。 それで良いじゃないかと、シメオンは考える。**]
(40) 2013/06/04(Tue) 22時頃
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[ミルフィのもう一人の幼馴染は薬屋の跡取りだった。 薬の知識が豊富な彼は閉ざされたこの空間でも 不調を訴える者には親身に接していた。 そんな彼が人狼の疑いを掛けられて処刑されたのは 犠牲者の傍らに、薬の包みが落ちていたというだけの理由。 ミルフィは勿論、彼の無実を訴えたけれど大勢は傾かない。 死した彼をみて霊能者を名乗る者は「違った」と首を振った。
その時の事を思い出し無力さに打ちひしがれる。 懐かしくも優しい日々も彼の笑顔も遠く感じ ずきずきと痛む胸をきつく押さえた]
(41) 2013/06/04(Tue) 22時頃
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[人に泣き顔を見せるのが苦手なミルフィが 人前で大泣きしたのは幼馴染が処刑されたあの時だけ。 堪えきれぬ嗚咽が漏れかけたその時、玄関の扉が開いた。 聞こえたシメオンの声>>26にはっとする。]
――――っ。
[ぐずりかけた鼻の頭を手の甲で軽く擦り、顔を上げて]
ちょっと考え事してただけよ。 シメオンこそ、何してるの。 ずぶ濡れじゃない……、風邪ひいたら大変よ。
[見慣れた皮肉げな笑みの彼に言い返すのは条件反射のよう。 濡れて肌に張り付く服と髪にちらと眼差しを向けた。]
(42) 2013/06/04(Tue) 22時頃
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― 客室 ―
[鏡に映る己の面持ちの弱さに目を伏せながら、 男は、冷たい雨水を吸ったシャツを脱いだ。
露わになった上体は、逞しい偉丈夫のそれ。 あの時シビル>>37に言われてしまった通り、 この体格の男を負える者など、生き残りの中には まず期待しない方が良い、と男は思う。 それもあるからこそ、彼ら彼女らの前で 弱い部分を見せる気にはなれないでいた。
騒動が続いていた時にも取っていた、そんな態度。 故に怖れられたり、疑われたこともあったもので、 ブローリンからもそんな目を向けられていたと察していた。 それでも捨てなかった表向きの顔が、今もなお続いている。]
(43) 2013/06/04(Tue) 22時半頃
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[広間の中で動く気配を感じると、男は顔をそちらへと向ける。 シビルが椅子から立ち上がり、男とは離れた箇所に居るミッシェルへと声をかけていた。
男が手にかけたシビルの夫は、師と同じく人狼だった。 彼女から負の感情をぶつけられないことが最初理解出来なかったが、師が人狼だと判った今、何となくではあるが、解るように思う。 抱く想いが一致するとは言い切れないが、似たような心境なのではないかと思うようにはなった。
男自身、師を手にかけた者に憎悪を抱くことは出来なかったために]
………────
[ぼんやりと、広間に居る者の動きに視線を投げる。 ゆるりと流れていく時間。 張り詰めた雰囲気が消えたその空間は、全てが終わったことを証明していた]
(44) 2013/06/04(Tue) 22時半頃
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[問いかける時も表情は無のままだったろう。 それがミッシェルにどんな印象を与えていたかは、 彼女の反応でわかるだろうか。
さて、笑顔とはどうやって作るのだったか―― この騒動が起こるまで、意識すらしなかったことだ。 考えてみても、あの朝に置いてきたかのように、 笑い方を思い出せそうになかった。]
(45) 2013/06/04(Tue) 23時頃
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― →玄関 ―
[肌に付いていた露を拭ってから、客室の着替えに身を通した。 髪は後ろに結わえ直し、首飾りは左腕に巻きつけた。 こうして再び廊下に出た頃には、また無表情に戻っていた。
それから男が脚を向けたのは玄関の方。 先程、幼馴染同士の二人が居た場所を尋ねてのことだったが 見えた人影はそのミルフィ>>42と、雨濡れ姿のシメオン>>26。]
シメオン。 先ずはその服を着替えて、髪も拭いて来い。風邪引くぞ。
[先ず零したのは、ミルフィが彼に言い返したのと似た、 そして己にもさっき掛けられてしまった言葉だった。]
(46) 2013/06/04(Tue) 23時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/04(Tue) 23時頃
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―玄関―
こんな場所で?
[ミルフィの動作も表情も見ている癖に、言葉は軽い調子のように響く。 しかし次いだ言葉には、ゆるく頭に手をやって。 絞ってすらいない金の髪が水をばさりと散らした。]
俺、若いし、大丈夫だっての。 外行ってたんだよ。 雨は良かった。 匂いが飛ぶ。
[視線を一度戸の方に投げて。 戻した時に、やって来たチールーを視線で捉える。]
ああ、そうか。 着替え部屋においてあったな。わかった。 でも風邪は大丈夫だろ。
(47) 2013/06/04(Tue) 23時頃
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/* こいつしょっぱなっから狂ってるなー。って思われるけど狂ってるってより正気保つためにちょっと今狂ってるだけなんだよ。まだ正気だよ!
(-15) 2013/06/04(Tue) 23時頃
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[玄関にもう一つ足音が近づく。 振り向けばチール―の姿がみえて、はたりと瞬きをした。 シメオンに向けられる言葉にうんうんと小さく二度ほど頷く。 そうしてシメオンに向き直り]
この雨じゃ湿気で服もなかなか乾かなさそうだけど 体冷やさないようにね。
[着替えて、の言葉はチール―が言ったから良いかと省き、 少しだけ年下のシメオンにお姉さんぶった口調を向ける。 風邪は大丈夫と彼がいえばそれ以上言葉は重ねない。 幼馴染たちにはどちらかといえば面倒をみられてしまう方で そうした態度をとれる相手は数少なく今では彼くらいのもの。 こんな場所でといわれると、う、と言葉に詰まり]
……こんな場所で。
[前言撤回はしないあたり意地っ張りなのかもしれない。 シメオンの語る雨にはその良さが感じられたけれど 今、先を阻んでいるのもその雨で――]
(48) 2013/06/04(Tue) 23時半頃
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雨の匂いはきらいじゃないけど
[ぽつ、と呟いて扉とは反対側に視線を向ける。 広間に戻るか部屋に戻るか。 話し合いも疑いあいももう終わったはずだから 広間を選択肢にいれずとも良い状況のはずなのに 暫く続いたこの習慣はすぐには消えずにいる]
また外に出るの?
[中から玄関に戻ってきたチール―に訊ねてはみる。 ミルフィはそれ以外に彼が此処に来た理由が思いつかなかった。]
(49) 2013/06/04(Tue) 23時半頃
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/* 陣形について灰で真面目っぽく考えてみる。 霊の言葉を信じられるってことは2-1か3-1ですよね。 自由占いの白引き灰吊りで、 旦那への黒出されたのは誤爆、と。 ……C狂なら信用稼ぎの仲間切りもあるかな?
(-16) 2013/06/04(Tue) 23時半頃
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[着替え部屋に、と答えたシメオン>>47に小さく頷きながらも。 その後に続いたことには、わざと眉を寄せてみせた。]
若ければ何でも大丈夫、という訳じゃあ無い――、 とにかく、身体は冷やしてくれるな。
[こんな口出しを入れてしまう己も歳か、などと思いながら 一先ずそれ以上は、風邪が如何こうとは 小うるさく言わないことにした。
そんな中で、シメオンに対するミルフィの、 お姉さんぶった、確りして聞こえた口調を耳にしたこともあり 彼女が此処に未だ留まっていた訳は 敢えて問わない心算でいたのだが――。]
(50) 2013/06/04(Tue) 23時半頃
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/* 実際にそんな思考回路で推理しながらだったら怖い…
きっとその時アリバイがなかったり、 証拠のように見える何かを見つけたりして、 半ば言いがかりのように削っていったんだろうな…。
(-17) 2013/06/04(Tue) 23時半頃
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こんな場所で。
[ミルフィの様子ににやにやと言い返す。]
仕方ないからそういう事にしておくけど。 はいはい、わかった。 二人して。
[身体を冷やさないようにと口々に言われれば、参ったというように髪後ろに流す。ぼたぼたと伝っていく水。 ミルフィが問うたから、自分は問わなかった。外に出るのか、とか。そんな事は。]
(51) 2013/06/04(Tue) 23時半頃
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――いいや。 今日はもう、これ以上雨に打たれる心算は無いさ。ただ、
[ミルフィ>>49への返答の後、続く言葉が暫く途切れたのは シメオンに対して何か言葉を詰まらせていた様子故に。 ちらと少年の方にも視線を向けてから、再び少女を見遣る。]
ベネットのやつを先に此方に向かわせてまで、 こんな寒い場所に一人で残っていた君を連れ帰る為だ。
[実際には、様子を見に来た、程度のものではあったが。 こんな場所に置いておけない、という点では間違っても居なかった。]
(52) 2013/06/05(Wed) 00時頃
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[にやにや言われればシメオンに見透かされている気がして ミルフィはむっとしたようにくちびるがへの字を描く。]
いいじゃない。 そういうことなの。
[理由にもならない言葉を口にして シメオンの足元に落ちる水音を聞いた。]
(53) 2013/06/05(Wed) 00時頃
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[それに、君も――とシメオン>>51に言い掛けて、やめた。 わかった、という返事も、参ったような素振りも捉えていたから、 こんな寒い中に置いておけない、という心配の言葉を重ねるのは 年寄りの余計な振る舞い、とでも言うべきものに思ったものだ。]
……床も後で拭いておく必要があるな。
[それは自分が落としてきた水痕についても同じこと。 ここを故郷とはしても、帰るべき家がある訳でも無かった男は 晴れる気配無い天候に、今暫くは此処に留まることに なってしまうか、と思っていた。]
(54) 2013/06/05(Wed) 00時頃
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