109 Soul River
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/* ハープが弾けなくなったから自殺した、 という順路では実はなかったりして。 でも既にそう思われていそう。 それはそれで。
(-15) 2013/01/05(Sat) 23時頃
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[文字、雨脚強くなる。 怪我、怪我、怪我……3つ見えた。 一番上。落ちた文字、頷く。 屋根から落ちた。そう見えた。]
生きてない………?
[ハープの友達。セシル。 文字に文字、重なる。 文字が増えていく。 読み取る、追いつかない。復唱。
片手、撫でた左手、引かれる。 綺麗じゃない。弦ひくタコが? 首を傾げる。自分で。傷。]
痛い…………
[撫でる手、ない。 撫でた傷、思い出す。]
(154) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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あー。左手はな。ギプス嵌めたまんまだし。 右手だけで弾けないわけでもないけどさ。
[不自由なのは、そうだ。 片手で弾く曲なんて限られてる。音が薄くなるのも眼に見えてる。 これを割って左手が使える保証があるのなら、割らないこともないんだけれど。]
痛くないってのも、不思議だけどな。 あんだけ、痛かったのにな。
(155) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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友達、って、セシルが。
[また、文字。土砂降り。 文字、視線追う。知らない単語、ない。 名前、ない。彼は俺を知らない。 オーボエを見てる。それを見る。 最後に降った文字。呼び名。 考える、思いつかない。
セシル撫でる。頭。黒が揺れる。]
(156) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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……弾く。 さっき、ピアノ
[散らばる文字。見えた文字。 反射的、思い出す。]
(157) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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[眠たげな薄墨色がゆるく宙を見た。 自分の名前が判らないというオーボエの青年。 ゆるゆると首を振った]
僕が“やった”のはあの部屋じゃない。 此処は僕の家と違う。 だから、そうなのかと思った。
[鸚鵡返しの言葉が落ち着くようにと、髪を撫ぜる]
痛い……?
[少しだけ、心配そうに覗き込む]
(158) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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弾く。 じゃあ、君はピアノ?
[二人の反応を見て。 また、男が不思議を口にするのにはやっぱりか、と]
……此処は。 他のも、皆音楽をするのか。 気付いたら此処にいたけど。
[どういう場所なのだろうかと溜息を一つ]
(159) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 23時半頃
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いや、なんか寝てたんだが……。 行き倒れてでも居たのかね?
[よく思い出せず、頬を掻く]
......つーか、坊主はここんちの子じゃ、ねぇの?
(160) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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ん、ピアノ。上にあった。
[片言にも聞こえる男の言葉に、なるべくゆっくりと口にする。]
友達?
[セシルが、誰かの友達なのか、良くわからなくてセシルを見た。]
んー。ああ。 皆楽器をやってるみたいだな。 さっきも低音聞こえてきてたし。
ここに来た状況も似てるみたいだ。
(161) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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―ダイニングキッチン―
[棚から適当な茶葉を取り出してきて、ポットに放り込む。 そのまま沸騰するまで火にかけ続けていた。 茶の淹れ方など、男が知る筈もない]
おっと、沸いたかな
[蓋が音を立て始めたのに気づいて、火を止めた。 適当なカップを探し、ダイニングのテーブルに並べる。 ソーサーは知らないから、白いテーブルクロスの上に直置きで]
茶菓子でもあればいいんだがな まあ、贅沢は言わんさ
(162) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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……じゃ、 アンタもいつの間にか此処にいた系?
っ、げほ、 おい、すげー埃じゃねーか!
[ぱたぱたと片手を振りつつ近付く。 その手を腰にあて、むっと半目になってやや前のめりになった。]
誰が坊主だ。
……ちげーよ、 オレも気付いたら此処にいたクチ。 ほかにも居るぜ、そゆヤツ。
(163) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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[黒、揺れる。心地よさ。目を閉じる。 覗き込む、薄灰、記憶に。 散らばる文字。それだけ、見える。 見える文字、集める。
疑問視、頷いた。集めた文字、痛い。 セシルは、痛くない、といった。]
足、首、肩、腕、背中……痛い。 ………けど、もっと痛い……
[シャツ、自分で胸元掴んだ。皺、よった。]
ヘクター ドラマーだって 大きくない、のも……?
[文字、その中に音楽。目を開けた。 此処は音楽が集まる?]
(164) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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[少年が動けば埃が立ち、それを吸ってしまってまた苦しそうに大きく咳き込む]
……ゴホッ、ゲホ、ゲホッ
くっそ、ひでぇな。 埃っぽいし、空気も澱んでやがる。
窓でも、開けるか?
(165) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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人だけでなしに楽器もあるんだ。
[もしかすると自分の友達もいるのかもしれない。 が、少し視線を左に落としただけで 探しに行こうという風情はない]
友達。 大事ならきっと友達なんだろうって。 水を嫌ってたし。 それに、此処に一緒にいるのなら。
(166) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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―とある部屋>>165―
……っけほ、おいおいアンタ大丈夫かよ…… すげーヤバい咳っぽいぞ……?
[不機嫌そうな表情を 心配そうなものに変えて、 顔を覗き込むようにした。
謂われるまでもない、と頷き一つ。 自ら窓に進んで、その一つを開け放つ。 さわ、と風が滑り込んできた。]
ふー……
(167) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[屋根から落ちたとは聞いたけれど。 青年の様子を見て、手を背中に添える]
痛い、なら。 無理しない方が良い。 浴室があったなら、寝室もきっとある。
[廊下から見える別の扉を幾つか見遣る]
ドラマー? 随分と色んなのが、いるみたいだね。 いよいよもって、不思議なところ。
(168) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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痛いって、やっぱ怪我してんの? 歩き回らずに体休めてた方がよくねぇ?
[皺の寄るシャツに視線が向く。]
ああ、……テッドはアコーディオン、だったけか。ヘクターから楽器を聞いただけだけど。
ん、ああ、楽器が友達、的なアレ。 それはそれで。
俺の友達は、今頃どうしてんのかね。
[空を仰ぐ。映るのは天井だったけど。]
(169) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[背中、ぬくもり。 首を振る。痛かった。黒が揺れた。 どう伝えればいい?オーボエを見る。 リード、慣らしていない。諦める。
怪我人の文字。頷く。 知らない文字、大きくない?]
テッド、アコーディオン……
[ピアノ、怪我人の友達。ではない。 怪我人と、セシルの友達は。]
…………探してくる。 二人の友達
[二人、探す様子ないけど。 きっと、さびしい。二人も、友達も。 廊下、戸を見る]
(170) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[テッドに、ヘクター。 オーボエの彼が言っていた“大きいの”というのが そのテッドとやらだろうか? と明後日な勘違いをして]
ん。 残念ながら。
[自分が彼の友達で、彼の事を知っているわけではないと。 パートナーの所在を自問するような言葉には、 返す言葉がないのか沈黙を落とす]
休む場所探すなら、手伝う。 起こしてくれたし。 痛いなら、誰か着いてた方が良い。 かもしれないし。
(171) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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あー、探さなくって良いよ。 ここにないのは確かだから。
俺の友達は、今頃別の女の子の所にいるからさ。
[探すという声に慌てて手を振った。]
大事にしてもらってる相手の方が、良いだろ? 友達としてはさ。
[セシルがついていくらしい。上から聞こえていた音のことも気になって、]
んじゃ、後でダイニングの方にでも来れば良い。ヘクターが茶を用意して待ってると思うから。
[そう言うと、二人と別れた。]
(172) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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……ぁー、……うん。 あんまし良かぁ無ぇ、な。
[口元を拭い、胸を摩って。 心配そうに見られれば、苦笑い]
あー、良い風さなぁ。 ちと寒いが、大分まし、だ。
[窓から風が吹き込めば、帽子からはみ出た髪も揺れる]
(173) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[黒が揺れるのを見ながら、軽くさするように]
あ。
[探してくる、と言うのには少し眉を寄せた]
……無理、しないで良い。 僕は。
友達、見付かっても。 会わせる顔がない。 だから。
[薄墨が何処か遠くを見た]
多分、友達は此処にはいない。 気がする。
(174) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[此処にはいないと、重なった言葉に少しばつ悪く。 眠たげたった瞼が更に伏し目がちになった]
君の友達は。 別の子に、大事にしてもらえてるのか。 それは、良い。
[ダイニングの件についてはことんと頷く]
お茶、か。
[死後の世界で音楽を嗜む者が集まって。 お茶会かと思うと少し沈黙した]
(175) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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休む場所……?でも 二人の、友達……
[けれど、二人。頷かない。 怪我人の友達、新しい友達?と ……それは、しょうがない……? オーボエ、見て抱える。 怪我人が歩き出す。 セシルは……]
…………さびしく、ない?
[床を見た。もう一度オーボエを見た。]
(176) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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―>>173ある部屋―
―――……
[窓枠の外を眼を細めて眺める。]
……知らない景色だ。
[痛みを堪えるように眉を寄せた。 それも振り返るころにはあっけらかんとしたものに変わり]
よくねえって、ダメじゃん。 こんな埃っぽいトコにいると 悪化すっぞ?とりあえず此処出ねぇ?
[つかつか再び歩み寄った。じ、と癖なのか覗き込むように見つつ]
……バケツみたいな帽子だなぁ。
(177) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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[立ち去る男の背中を見送りながら。 オーボエを抱える青年に向き直った]
わからない。 でも、僕が寂しいと思うのは、我侭だから。 あの子は、僕より良い友達に巡り会えたら。 それが、一番。
[ピアノの彼が明かした友達の所在は、 理由がどうあれ少し羨ましかった]
……ねえ、君は。 僕の事、ハープが弾けなくなったから。 あんな風になったって、思ってる?
(178) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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/* 言っちゃうよ。 綺麗じゃない事、言っちゃうよ。
(-16) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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[それから一度、ダイニングキッチンへと戻った。]
……良いにおいっつーのか? これ。
[テーブルの上に直に置かれたティーカップ。 ヘクターにそういった細かさは期待しないでおこう、とは思うが。]
……茶の味が気になるところだな。 ああ、ヘクター、一人増えてたぞ。水も滴るいい男って奴が。
(179) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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......ぁー、そうさなぁ。
[言われるがままに、部屋を出て。 帽子を深く引き下げるのも恐らくは癖だろう]
それにしても、どこなんだろうなぁ? 確かに、見覚えの無ぇ……
(180) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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ヘクターは、聞こえた声に振り返る。
2013/01/06(Sun) 00時半頃
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