254 東京村U
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ジリヤに1人が投票した。
みょんこに4人が投票した。
みょんこは村人の手により処刑された。
 
キルロイはデメテルを占った。
デメテルは村人陣営のようだ。
 
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
 
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
 
| 名前 | 
ID | 
日程 | 
生死 | 
参加 | 
役職 | 
| 天井手繰り ヤヘイ
 | master
 | 2日
 | 襲撃死
 | 参加
 | 村人陣営:村人   村人を希望
 
 | 
  
| 虹追い アイリス
 | tokyo
 | 
 | 
 | 
 | 舞台に居た
 
 | 
  
| お針子 ジリヤ
 | noko
 | 
 | 生存者
 | 参加
 | 村人陣営:守護者   呪人を希望
 
 | 
  
| ろくでなし リー
 | fuku
 | 5日
 | 処刑死
 | 参加
 | 村人陣営:村人   村人を希望
 
 | 
  
| 硯友社 みょんこ
 | miseki
 | 6日
 | 処刑死
 | 参加
 | 人狼陣営:首無騎士   首無騎士を希望
 
 | 
  
| 営利政府 トレイル
 | dia
 | 3日
 | 襲撃死
 | 参加
 | 村人陣営:村人   村人を希望
 
 | 
  
| トレーサー キルロイ
 | sizu
 | 
 | 生存者
 | 参加
 | 村人陣営:信仰占師   信仰占師を希望
 
 | 
  
| 匿名軍団 ゴロウ
 | (so)
 | 4日
 | 処刑死
 | 参加
 | 人狼陣営:首無騎士   おまかせを希望
 
 | 
  
| PPP イルマ
 | gekonra
 | 
 | 生存者
 | 参加
 | 村人陣営:村人   村人を希望
 
 | 
  
| 青い鳥 デメテル
 | fb15k
 | 
 | 生存者
 | 参加
 | 村人陣営:村人   おまかせを希望
 
 | 
  
| 透明女子会 ヒナコ
 | waterfall
 | 3日
 | 処刑死
 | 参加
 | 村人陣営:村人   村人を希望
 
 | 
  
| 酸味探し ドリベル
 | mimu175r
 | 5日
 | 襲撃死
 | 参加
 | 村人陣営:人犬   人犬を希望
   襲撃で負傷 
 | 
  
硯友社 みょんこは、メモを貼った。
miseki 2016/10/07(Fri) 00時半頃
 
 
 
PPP イルマは、メモを貼った。
gekonra 2016/10/07(Fri) 00時半頃
 
 
 
酸味探し ドリベルは、メモを貼った。
mimu175r 2016/10/07(Fri) 01時頃
 
 
 
硯友社 みょんこは、メモを貼った。
miseki 2016/10/07(Fri) 01時頃
 
 
 
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
noko 2016/10/07(Fri) 01時頃
 
 
 
 
 | 
    
◆希望調査アンケート  
  記入者氏名 : 日付: / 
 
  項目1 どんな未来をご希望になりますか?
 
   何者の干渉もない、本来あるべき未来を
 
  E4444444  
  ※ アンケートへのご協力 ありがとうございます。 よりよい社会のために、ご意見を反映させてまいります。
  *** 
 (0) miseki  2016/10/07(Fri) 02時頃 
  | 
 
 
 | 
    
 [手早く書き込まれた"希望"に女は目を眇めた。 口元に手を添えて緩やかに小首を傾げる。]
 
   …    
 (1) miseki  2016/10/07(Fri) 02時頃 
  | 
 
みょんこは、ふうっと息を吐いた。
miseki 2016/10/07(Fri) 02時頃
 
 
 
 
 | 
    
[節目がちの瞳は、どこか無表情にも見えた。 憂うように薄い瞼がぱちぱちと数度瞬きをする。]
 
   この回答、
 
 
 
 
   …… これで何回目だったかしら?
    
 (2) miseki  2016/10/07(Fri) 02時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[ぼそりと無表情につぶやいた女は、やがてゆるゆると首を横に振った。]
   ……お疲れになってしまったんですねえ
  [しかたないことかもしれませんが。そういいつつも いくらか──残念そうに、消沈して女はそんなことを言った。]
   怖いこと、不可思議な体験。  もう、嫌になってしまいました?  それとも……やっぱり、  モノを書かれる才能がある方は、  別のやりかたなんて邪道だと思われるのかしら。
  [それまでの機嫌のよさはどこかに消えて、 悄然とした態で眼鏡の女はぶつぶつと言葉を繰った。] 
 (3) miseki  2016/10/07(Fri) 02時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
 東京村の、登場人物になるのは、  もうこりてしまわれました?
   でも、お名前をださないままでしたけれど  木露先生はこれまでも著作に  登場なさって、いらっしゃったでしょう?    私、先生とは、同志になれるかもしれないと思っていましたからええ、勝手だとは思いますけれど残念で。ごめんなさい……思い違いだとはわかっていましたけれどとても残念です。  いえ、しょせん文字でおはなしをつくることさえできない、負け犬の遠吠えなのかもしれませんね。
   それに未来を目指して歩くことと、過去を変えることは別ですから影響を消すというのは、どうにも難しいでしょうね。  それになにもかも相互に影響し干渉して繋がりあっているものですから、干渉をすべて消すだなんてことはそう上手くいくとは思えませんけれど──   
 (4) miseki  2016/10/07(Fri) 02時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[そうつらつらと、半ば独り言じみた言葉を紡ぎながら、女は立ち上がったまま、緑のカーテンのほうへ歩いていく。]
   ただ、
  [からり。と、ごくごく軽い音を立てて、 狭いベランダへの出口が開いた。]
 
   "干渉がなかった未来"へ近づくために  わたしができることは、ありますね
    
 (5) miseki  2016/10/07(Fri) 02時半頃 
  | 
 
硯友社 みょんこは、メモを貼った。
miseki 2016/10/07(Fri) 02時半頃
 
 
 
酸味探し ドリベルは、メモを貼った。
mimu175r 2016/10/07(Fri) 03時頃
 
 
 
 
 | 
    
/*
  叫ばれててふく
  /*←中身記号つき独り言は背景フィルタで消せますけど メモだと消せないから、というのを免罪符にちょっとフライングで 灰に出ておきますね。
  一応まとめかたはいろいろ考えてはいますが 全部ねたばらしして話したほうがいいのかで まよまよまごまごしたりなどもしています なう 
 (-0) miseki  2016/10/07(Fri) 03時頃 
  | 
 
ろくでなし リーは、メモを貼った。
fuku 2016/10/07(Fri) 08時頃
 
 
 
 
 | 
    
/* うおお・・・・めちゃくちゃ青充実してて読むのまだかかっている・・・ 赤もたのしいね〜〜〜 
 (-1) gekonra  2016/10/07(Fri) 10時頃 
  | 
 
透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。
waterfall 2016/10/07(Fri) 11時半頃
 
 
 
 
 | 
    
/* フリートーク解禁ということでこちらでも。 みなさん、お疲れ様でした&ありがとうございました! ご迷惑かけてやしないかとヒヤヒヤしっぱなしでしたけど、 みなさんのログがすばらしすぎて、楽しかったです! 
 (-2) noko  2016/10/07(Fri) 12時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*エピローグでどんなオチがつくのか、 いまからすごく楽しみです。 とくに澪音ちゃんw 
 (-3) noko  2016/10/07(Fri) 12時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[目の前の女が言っている言葉が、理解できない。 同じ言葉を使っているのだろうか。 同じ人間という存在なのだろうか]
  何回目? 何を言って……。
  [スマーフォンが振動し、メールを受信する。 その、送り主の名前は――] 
 (6) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
5.アイドルの呼び声の噂
  自殺したアイドルの一周忌。 そのファンの集いに何故か僕は代理出席をさせられていた。 一つの部屋に男たちが集い、重苦しい雰囲気のなか語り合う。 そのアイドルには一つの噂があった。 自殺後の歌番組に同じグループのアイドルが出演した時、死んだはずの彼女の声が入っていたと……。 そして、一人の少年が相談と言う形で語り始める。 『夢の中にアイドルが出てきて、助けを求めてくる』と―― 
 (7) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
6.地獄の門の鍵の噂
  電柱にぶつかりそうになった。 睡眠不足のせいで、歩きながら寝てしまいそうだ。 これも全て、夜中に聞こえてくる奇妙なうめき声のせいだ。 あの奇妙なパズルを拾ってから聞こえるようになった気がする。 そんな事を考えながら、大学時代の先輩に会うために繁華街を歩いていると、道端の占い師に呼び止められる。 その占い師によると、僕には死相が出ているらしい。 軽くあしらって立ち去ろうとすると、あのパズルの事を言い当てられた。 驚いて足を止めると、占い師は語りだす。 あのパズルを完成させた、とある男の末路を―― 
 (8) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[『木露流衣』と署名がされていた] 
 (9) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[東京村の登場人物とは何か。 何故、担当編集にすら話していなかったことを知っているのか。 色々と気になることはある。 でも、そんなことはどうでもいい]
  物語を物語として読者に届けるのが小説家だ。 物語に没頭した後に、現実に戻れるから物語を楽しめるんだ。 独りよがりな空想を無理やり押し付けるのは小説家じゃない。 文字の上でなく、現実で事件を起こすなんて小説家のすることじゃない。 同志だなどと思われていたなんて不愉快だ。
  [今まで取り繕っていたものを投げ捨てた] 
 (10) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
あんたに何が出来て何がしたかったかなんてどうでもいい。 もったいつけた回りくどい話はもうまっぴらだ。 過去を変えるだ、干渉がなかった未来に近づくだなんて大それた話をしたいんじゃない。 そんな話を聞く意味なんて無い。俺は、今の話をしてるんだ。 突然、両親を奪われ知らない人間を親として押し付けられた女の子に、両親をまだ殺してないなら返してあげろと言ってるんだ。 そして、もう二度とこんなふざけた事はするなと言ってるんだ。 こんなつまらない話に付き合わされるのはもううんざりだ。
  [テーブルを強く叩いて、立ち上がった] 
 (11) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* こちらでもお疲れ様でしたー
  先生は感情を抑えることができませんでした。 想定と違う方向に進んでしまっていたらすみませんすみませんすみません…… 
 (-4) sizu  2016/10/07(Fri) 14時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*木露せんせーーー!!! 
 (-5) noko  2016/10/07(Fri) 14時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* ウオオオオオオオオオオー!!!! ウオオオオーーーたまんねえな 
 (-6) gekonra  2016/10/07(Fri) 15時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >>-3 ありがとう!まあ終わり方にもよるんでどうなっていくかな〜〜〜!楽しみ!
  ジリヤちゃんの独り言日記とかも読みごたえありそうなので、決着までには目をとおしておかんとな・・・へっへ 
 (-7) gekonra  2016/10/07(Fri) 15時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  おき ました。(遅い ものすごく寝過ごしてしまった。
  キルロイ先生いいですね。うんうんうん。 もともとある程度あわせて動くか〜〜という感じなので なにも問題はないですよ!むしろいいかんじ!
  みょんこさんの抱えてる問題性あきらかに人間性に問題があるし 責められるべきだな!と思っているのできもちがよい! いまからレス書きますねおまたせごめんですよ 
 (-8) miseki  2016/10/07(Fri) 17時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[ダン!と机が大きくたたかれた。室内の空気が揺れて 風がカーテンを大きく揺らした。]
 
   ……そうですか。  考え方の相違ねぇ。  目的の不一致といっても差し支えありませんけど
   そう。でも小説家って、そうなのかしら。  やっぱり、   
 (12) miseki  2016/10/07(Fri) 18時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
 ["彼女"も 或いは そういうだろうか]   
 (*0) miseki  2016/10/07(Fri) 18時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
 ……   
 (13) miseki  2016/10/07(Fri) 18時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[独り言めいた納得をこぼしていた女は、一瞬だけ悩むように視線を落とす。ただ、やがて女は窓側から体ごと振り返り木露と出目。二人へと視線を向けた。]
   でも。
   すっきりと現実に戻れちゃう怖い話なんて、  なんにも怖いと思えないわ
    
 (14) miseki  2016/10/07(Fri) 18時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[ゆるゆると首を振る。]
   現実に返すのがお仕事?  結構だと思いますよ
   でも、先生は
 
   東京村の続編をお書きになられるんでしょう?
   お引き受けになられたんでしょう?
 
   本当にあった話を連ねた
   その本の続編をですよ。
    
 (15) miseki  2016/10/07(Fri) 19時頃 
  | 
 
 
 | 
    
  ぜんぶが嘘だ、創作だ。と、  そうおっしゃられます?
  [指で東京村を示す。匿名のだれかが書いた都市伝説風の本。それそのものが都市伝説のようになった一冊>>1:74。]
   でも、   “東京村にかかれたことが本当のことだとしたら゛
 
   先生がおっしゃる読者が戻るべき現実って  どこのことなのかしら。
 
   "現実におきたこと゛を下地にして  本をおかきになられるおつもりで、  こちらまで取材にいらっしゃったのじゃあないの?
    
 (16) miseki  2016/10/07(Fri) 19時頃 
  | 
 
 
 | 
    
   それに。
 
   ご両親が"仲良く″なられたのは、  彼女が自分で、書いたことでしょう?
   希望がかなえられただけのことで、  どうしてそんなに怒っていらっしゃるのかしら。
  [まるっきりひとつもわからないという風に、ごく無理解な様子で入間澪音のほうへと、女はぐりんと首をひねった。]
   だって、あなたが書いたのに。    あなたが希望したことなのに。  そうよね?   
 (17) miseki  2016/10/07(Fri) 19時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
 
  木露先生と出目ちゃんにややっといじわるをいいつつ 入間ちゃん側にもぽいぽいと話をふっていきますね。 
 (-9) miseki  2016/10/07(Fri) 19時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* いいぞおおおおおおおログかくぞおおおおお 
 (-10) gekonra  2016/10/07(Fri) 19時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  いってらっしゃいー 
 (-11) miseki  2016/10/07(Fri) 19時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*わぁ〜!みょんこさんとの会話、超どきどきします! 
 (-12) noko  2016/10/07(Fri) 19時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[すっかり新宿駅ではなくなってしまっているようだった。>>5:182 意味がわからずに、女の目を見ていた。 その、なにを考えているのかわからない目は、本棚へとうつる。 視線の先には青色のファイルが並んでいた。 それがなんだかは分からない。]
   ……――
  [ただ、ただ一つ分かることがあった。 この女は、心配なんかしていない。 かといってひたすらに無関心という感じもない。 なにかに似ている。 そう思って、脳裏に過ったのは、あの両親がいなくなる朝、女友達で集まって、アイドルの怨念がどうとかいうあの動画を見ていた時の自分たちの笑い声で――] 
 (18) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[不快感がこみ上げて、何を言っていいか分からなくなった。 同時に、一二三に今度はちゃんと謝らなくちゃと思った。
  キルロイ先生と出目が仕事の話をしているのが、まるで頭に入ってこない。 いや、それはあのアンケート女の受け答えの意味が、思想が、まるでわからないせいもあるのかもしれない。 アンケート女は、にこにこと笑ってさえいる。] 
 (19) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
 (なんなのこの話)
   (なんでもいいからみんな返して)
 
  [そう思った時に、カサ、と紙の音がした。 顔をあげた。
  『何者の干渉もない、本来あるべき未来を』
  そう書かれたアンケートをキルロイ先生が掲げていた。 アンケート女の顔は――無表情になっていた。] 
 (20) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[先ほどまで機嫌よさげに話していた女は、なぜかそのアンケートに落胆したかのようで、ぶつぶつと、独り言のように、キルロイ先生に話しかけ続けていた。
  関わってはいけないものに関わってしまった。 その後悔が、女が口を開いて何事か喋るたびに降り積もる。] 
 (21) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[から、と、音がした。
  アンケート女はベランダへと続く出口を開いた。 緑のカーテンが揺れている。 閉じた空間に、出口と、風のとおりみちがうまれた。] 
 (22) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[キルロイ先生の怒声と、机をたたく音でハッとする。 ベランダから風がふきこんだ。入間はすう、と息を吸った。] 
 (23) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
 ――あんなの……あんなの希望しているわけないでしょ!?
   アタシは確かにアンケートに八つ当たりしたわよ、  でも別に!  知らない人に……まして、あなたみたいな人に  勝手に何かして欲しかったわけじゃないし!
   第一ね、アタシの記憶が間違ってなければ!  アタシは「マトモな」って書いたのよ!
   人の家にことわりもなく勝手に入って、  見ず知らずの他人の娘に父だの母だの名乗る人間の  どこがマトモだっていうの!?  普通の神経だったら他人の家に勝手に入り込んで  勝手に料理なんてつくんねーよ!ばっかじゃないの!?
   ……だからっ……  とにかく!  アタシはこんな未来望んでない。  大きなお世話だから、アタシのパパとママを返して! 
 (24) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* とりあえず喧嘩の流れに乗ることにしたぜ✌✌✌ 
 (-13) gekonra  2016/10/07(Fri) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 正直俺は首無として全く動けてなくて申し訳なかった。 おまかせで赤だったんだ… 意外と人気なかったんだなあ、赤。 
 (-14) (so)  2016/10/07(Fri) 21時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  もどりもどり。レスはいまから練りますね
  この村だと、赤は人気でないんじゃないかなーと おもってましたねえ 白でまきこまれている方がたのしげに見えるやつな気がして。
  [あと赤設定がどうなるかわからないと のっかろうにものっかれないだろうなあというのもあり]
  私はPL気質で村全体の繋がりをつくりたがるのがわかってたので それなら赤のが終着点にもろもろつなげやすいかなーと 赤希望でしたけども。 
 (-15) miseki  2016/10/07(Fri) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  まあそんな風に希望をしつつも全くうまくはできていないんですけどね!逆にフワッとしすぎてたり路線にそぐわないほうにいこうとしてないかとか不安になったり結局襲撃うまいこといかせてる気がしねえ!とか反省点いっぱいありますけどね!
  うふふ
  [沈む] 
 (-16) miseki  2016/10/07(Fri) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*澪音ちゃん、がんばって〜〜〜〜♥♥♥ ジリヤは、個人的にはゆうくんどうなってても気にしないけど、澪音ちゃんのために生きててほしいし、無事に再開して怒られて欲しいと思ってますw
  (so)さん、村建てありがとうございました!おつかれさまでした。 ゴロウさんの無自覚赤、カラスの不気味さが際立ってて好きです。実は最初、赤希望だそうかな〜と思いつつ、人気あるだろうからと回避してしまった。 
 (-17) noko  2016/10/07(Fri) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*赤みょんこさんのまとめかた美しすぎてすごい······ 
 (-18) noko  2016/10/07(Fri) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* (ちらり)
  赤、俺が都市伝説だ!!! もすごい楽しそうだなと思いつつ、 やられたい欲がまさったマンでした セルフ追い詰められちょうたのしかったです…………
  改めてお疲れ様でした、 本当、楽しかったです、とても、楽しかったです……! 有難う御座いました……!
  赤はといえばジリヤちゃんは(みょんこちゃん赤は実質確定として他)赤イチ候補だったから、 あれこのポジションやばくね? って思ってましたね 
 (-19) mimu175r  2016/10/07(Fri) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[マンションの一室に風がふきこんで、声が大きく張り上げられる。 あんなの とはっきり怒りのこもった声が張り上げられた。]
   あら
  [返して。と強い言葉に、きょとんと── 目を瞬かせて意外だと思ったというふりを、女はした。]    他人じゃないわ。あなたのパパとママよ。  それなら、あなたのおうちにいるのは  ごく普通の、あたりまえのことでしょう?
   どうしてパパとママじゃない、なんて  そんなことを言うのかしら。
  [まるで今の会話でさえ、当たり前の一般的な普通の、 日常の延長線上にあるかのような態度で、女は首を傾げた。] 
 (25) miseki  2016/10/07(Fri) 23時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[どこか、心配げを装った口調で、あるいは、澪音の両親を名乗る人間がそうしていたのと同じに、どうかしてしまったのはあなたのほうじゃないかしら? と、あくまでもそんな調子で。]
 
   ご近所のひとたちだって、  ふたりがあなたのパパとママだって  そういってたでしょう?
 
  [認めて受け入れてしまえばそれが現実だとでも言いたげに、 女は彼女が見てきたはずの "実際″を口にした。] 
 (26) miseki  2016/10/07(Fri) 23時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[返して。という言葉になおも首が横にかしぐ。そう。と、納得したような、少女の勢いに対するにはあまりにも甲斐も、慈悲も、情も、足りなさすぎる相槌を女はこぼした。]
   だめよー。自分の言葉には、  ちゃんと責任を持たないと。
   どう転がるかなんて、わからないものだもの。
     返して、って。  それがあなたの希望で いいの?
  [確認をとるように発する声もまるでうわべだけ人間の皮を張りつけた人形が息を発しているような、そんな音だった。] 
 (27) miseki  2016/10/07(Fri) 23時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  この女しみじみと頭おかしい
 
  入間ちゃんのところは返してあげたほうがきもちわるいだろうなーと思っているので、基本お返しするつもりでいます。 東蓮寺くんも戻れるといいなーと思っているので基本殺すつもりはありませんよ! ヤヘイについてはどっちがいいのだろうと処理に迷っていますが!
  基本みょんこ被害者が確定してるのはそこぐらいですかね 
 (-20) miseki  2016/10/07(Fri) 23時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  あとは、出目ちゃんのところの斧男とかは、 もしかしたらみょんこというか硯友社が サポートしてるんじゃないかなあぐらいで考えていましたけれども。
  あとたぶん李沢くんのところはサクラコちゃんが なんかアンケートにこたえるなどしていたんじゃないかなあとも。
  志野ちゃんの方は使っていいやつなのかわからなかったのでスーパー保留モードになっているんですけどなんかしたほうがよかったのだろうかどうなんです李沢くん!
  [聞いちゃう] 
 (-21) miseki  2016/10/07(Fri) 23時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* ちらちら。表頑張れー!と応援だけを置きつつだね。
  >>-20 俺は表決着後に帰る気でいたりするよ。ハナコちゃんが導いてくれるかも知れん!!w 個人の決着想定はあるのだけども、まあまあそれらも表のあとでね。
  日菜子ちゃんへのレスを保留しっぱなしで申し訳ないのだけども、ここも表のあとでいいかもね??と思っていたりで、どうだろう。挟まるのも同時進行もそんなに良さそうなものには思えん&表の決着方向がついてからのがお互い楽そうw
  ハナコちゃんの話をもっと詳しく聞けるといいな!楽しそうだな!って視線を中身が送っているけど、なんか総じて日菜子ちゃんの物語が見れてしまうと俺(の中身)がとても嬉しい。
  澪音ちゃんとのイトコ縁故楽しかったね。この二人のチップの笑い方がめっちゃ似ていて、並ぶといつも楽しかったよw 
 (-22) dia  2016/10/07(Fri) 23時半頃 
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/*
  なにやかもうちょっとうまく上手にお前が都市伝説だ!らしく 対抗神話とかでやられられたらいいなあと思ってはいるんですが 思ってはいるんですがうまいこと道筋をつけられていませんね!?
  という実力不足を感じすぎるなにがしかでぐあああと 中身がなっていますがどうしましょうね
  ある意味襲撃が笹本君のたえちゃん呼びにより リンフォンにもっていかれているので、 本名当てられたら撃退できるとかでもとか もやもやと考えていたりなどはあるんですけども
  というぶっちゃけ大会をはじめているわけですが 
 (-23) miseki  2016/10/07(Fri) 23時半頃 
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/* なるほどな・・・! あんまり入間に小賢しくいろいろわかると変だし なにかしら筋道がぴーんと閃いたりしないかな〜〜〜〜 対抗神話はみりき的
  本名でいける!も面白そうなのですが、 名前当てクイズにつよそうなPCではない気がいまのところしていつつ…… 
 (-24) gekonra  2016/10/08(Sat) 00時頃 
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/* いざとなればみよちゃんと一緒にお迎えn(妄言)
  収束どうなるのかどきどき表見てるし どっちも応援してる() 
 (-25) mimu175r  2016/10/08(Sat) 00時頃 
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/* >>-22 
  東蓮寺くんのお戻りとても期待しておまちしています
  >>-24
  なにかこう上手くもってければと思いつつも こちらとしても全然うまく誘導できてないな!? というあれこれそれで大変申し訳ないぞ
  せっかく都市伝説ネタなので、 対抗神話でやられてみたさはありますね
  >>-25
  リンフォン解いたひとのお迎え ツヨイ 
 (-26) miseki  2016/10/08(Sat) 00時半頃 
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/* いまめちゃめちゃ悩みまくってレスかいてるとこ・・・すまん・・・すまん・・・ 
 (-27) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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/* 私はいまこの入間というPCを選ぶまでは編集業をやりに入るプランも練っていて、いますごくアンケート用紙に私が希望いたしますのは、みょんこさんに都市伝説になっていただきアンケートにみよこという名前で消えたいと記載しますと消失して頂く、というものです。わが社と業務提携しませんか?て書く案を思いついてやりたくなってしまいグアー!!!入間なんですけどぉ?!てなってる 
 (-28) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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[アンケート女は、悪びれもせずはっきりとあの他人を知っている調子で言った。 ごく当たり前のことで、まるで入間のほうがおかしいとでもいうように。僅かに心配を含んだ口ぶりが、入間の神経を逆なでする。 心のどこかで「アンケートに希望をかいたから」だなんて、そんなことはあり得ないと思っていた。 でも本当にあのアンケートのせいだった。 おかしなカルト集団のせいだった。 それが現実的になってきて、目の前の女とこの空間に対する嫌悪感が急激に高まる。]
   ……なんで……?  あの人たちにだって本当は自分の名前、あるはずでしょ!?  どうしてこんな事ができんのよ!
  [頭がぐらぐら煮え立っている。] 
 (28) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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 近所の人にも、あの知らない人達にも、  あなたがアタシのパパとママだって言わせてたのね!?
  [あの「なりすまし」たちの言い様とおなじだ。 彼女はまるでこちらがおかしいとでも言うように、知らない当たり前を押し付けてくる。]
   ていうか……るい君もあなたのせいなんじゃないの!?  そもそも新宿のどこかで迷ってるなんて本当なわけ?  どこかに閉じ込めてるんじゃないの?  全然連絡つかないし――ちゃんと家に帰してあげて! 
 (29) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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[自分の言葉には責任をもたないと、なんて、どうしてこんなやつから窘められなければならないんだと歯噛みする。]
   ……どんなにあなたが、  あの人たちをアタシの親に仕立て上げようとしても。  「そうだ」なんて言わないから。
  [アンケート女を睨み付けて言った。 小首を傾げたその女は、さらに首を傾げる。 胸の奥がざわざわした。 人形のようだった。 不気味な人形と話しているようだった。 この女を人間として話していてはいけない気がした。 入間は――自分がこの女を怖れていることを自覚した。] 
 (30) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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   あなたほんとに人間なの?
  [非難をするつもりで言ったそれには、自分でも困惑が混じってしまったのが分かった。 こんなに言ってもこの女は、未だ、作り物の常識をこちらに押し付けたり、あくまで人の「希望」をきくことを、まるで意に介さずに続けている。] 
 (31) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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 返して。
  [怖れていることを、アンケート女に悟られたくなくて、声に「震えるな」と言い聞かせようとするのだが、うまくはいかなかった。]
   元の――あなたにアンケートを渡す前の、  入間祥子と入間祐輔を返して!
   希望?希望っていわなきゃ何にもする気がないわけ!?  じゃあ希望よ!
   あなたにアンケートをあげたあの朝より前に、  アタシがパパとママと呼んでた入間祥子と入間祐輔を  ちゃんと返して。
   ついでにいえばアタシの家に寄越した他人は  今後一切アタシに関わらせないでっていうか  ちゃんと警察に捕まって。  責任とか言ったよね?悪いことした責任をとって。 
 (32) gekonra  2016/10/08(Sat) 01時半頃 
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/* お迎え妄想してしまった的なの (ケリついてない真っ只中にifみ落とすの躊躇われつつ、今日明日多分発言怪しいので先んじるやつ) なので読み飛ばして下さい的な 
 (-29) mimu175r  2016/10/08(Sat) 05時頃 
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[渾然とした空間に、音もなく、何の前触れもなく、灯火がじわりと点るように、それは、ふと、静かに、現れた。あるいは場にいた者には、二度の下がり、温度の変化による肌寒さが、明確に認知されたかもしれない]
   ……
  [みょんこ、と名を掲げる女、  その背後に浮かび上がった姿。少なくとも木露にはそれと知れるだろう、ある、青年の姿。がくりと傾いた首。流れた前髪の隙間から覗く目、見開かれた鋭い瞳、その虹彩はおぞましく赤く。色を失った白い肌。唇の端から滴る唾液。やはり滴る、血液、それは垂れた腕、割れた爪の先から滲み溢れるように、落ち、消えて]
 
  (死んだ 男が 見ていた) 
 (-30) mimu175r  2016/10/08(Sat) 05時頃 
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[青年は、薄く、口を開く]
  ―― ■■■■ちゃん
 
  みょんこちゃん
   「    」ちゃん
 
  [低音から高音へと、変わる声。  その姿は皆に見えその声は皆に聞こえて、ただその姿は彼女にだけ見えその声は彼女にだけ聞こえただろう。振り向いたのなら、彼女には、  青年の後ろに覆い被さる女の姿は。  彼女の名を呼ぶ、女の声は。  「彼女」と「瓜二つ」な「女」の、  それは、彼女には、] 
 (-31) mimu175r  2016/10/08(Sat) 05時頃 
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/* 発言怪しいといいつつ多分普通にちょいちょい覗きますけど 挨拶も一応し損ね防止に早々失礼します
  あの、mimu175r(ミムイナゴライダー)と申す者でした 初めましての人も久し振りの人も有難う御座いましたお世話になりました てかお久し振りの人率が異例の高さなんですけど 半休止しててからの最近また村ちょくちょくしつつある感じの奴です サイモンが大好きです!!!!!!!!!! 宜しくお願いします 大概な死ににたがりなので出会ったら虫けらのように気軽に殺して頂ければと思います 宜しくお願いします! 
 (-32) mimu175r  2016/10/08(Sat) 05時頃 
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/* 自分にすげーストーカーみ感じつつ通りすがり落ちます 
 (-33) mimu175r  2016/10/08(Sat) 05時頃 
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/*東蓮寺さ〜〜〜ん!帰還してくれるの嬉しいです!澪音ちゃんと仲よくおしゃべりしてるの見てるだけで楽しかったし、日菜子ちゃんとのやりとりもほほえましくって。
  ヤヘイは、向こう側の住人だった説で、ちゃんと戻るべきところに戻れてよかったね。が美しいのでは?とも思いますが、ここもみょんこさんとの決着次第な感じしますね〜。 
 (-34) noko  2016/10/08(Sat) 09時頃 
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/*ドリベルさま〜〜〜〜♥♥♥ 都市伝説リンフォンの時点でバッドエンド狙いなのがわかって、その前になんとか絡みに行こうと試行錯誤してました。もうなんか完成されすぎてて、やばかったです。笹本くん、死なせてしまうのが惜しいぐらい素敵で……
  ジリヤ赤第一候補は自覚していて、落ちたら青ログで、ドッペルに追いかけられながら謎解きの続きする予定でしたwよく最後まで残った。 
 (-35) noko  2016/10/08(Sat) 09時半頃 
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―後日―
  [新宿衛生病院からの退院は滞りなく終わった。もともと、トラックに突っ込まれた割にはそこまでの重傷でもなかったのが幸いだった。面接については紆余曲折あったが、どうやら再度の面接は可能らしい。 多分、人手が足りていないのだろう。となるとせっかく入社できてもどの程度もつかは怪しいものだが、まあそれは仕方がない]
  ……それより今は、別にやる事があるからな。 
 (33) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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[山岸五郎はほぼ2週間ぶりに上野中下アパート…カラスマンションに戻ってきていた。もちろん、夜中にライダースーツとグローブ、さらにフルフェイスヘルメットを片手に抱えてである。 警官に職務質問を1度されたが、それはまあ何とか誤魔化して、ようやく家の前まで戻ってきた]
  さて……
  [5階の自室にも、その隣にももちろん灯りは付いていない。フルフェイスのヘルメットをかぶったままアパートの敷地内の様子をうかがい、何事もないように即座に階段のところまで進む。]
  ……いないか。
  [夜だからなのか、今のところカラスの追撃はいないようだ。階段を注意しながら登っていく。5階の自室までたどり着いたが、そこには入らずにまっすぐ隣室に足を踏み入れた。 当然明りも付けず、まっすぐベランダまで向かう。] 
 (34) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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さて……こっち側だったよな。エアコンの通風孔があったのは…
  [ベランダで懐中電灯をつけ、通風孔をのぞき込む。エアコン自体はついているが、ダクトホースが壁の部分だけ妙にひしゃげていた。 まるでそう、孔に何かを「入れる」ために敢えて潰したような…]
  ん?奥に何かある。ボロっちいが……何だ、あれ……
  [通風孔の奥に何かがある。懐中電灯で照らしながら手を伸ばす。指がギリギリ触れる程度の奥、どうにか先の方を摘まみ上げようとして] 
 (35) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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「K H A A A A − − − − ! ! !」
  [突然、背後からけたたましい叫び声と羽音を浴びた。] くそ、またあいつか……!!
  [ギャアギャアとわめきながらこちらを攻撃してくる。ライダースーツ、ヘルメット、グローブ。どれか一つでもつけていなければすぐにまた大怪我を負っていただろう]
  何時だと思ってんだ、近所迷惑だろ!そういう事情を汲み取れねーのかこのスカタン!
  [左手で払いのける。そうしながら、突っ込んでいる右手で懸命に中の「何か」を手繰り寄せる。それはどうにか指で掴め、引きずり出せそうだった。硬い、冷たい何か。若干脆さを感じる「何か」] 
 (36) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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くそっ……離れろ……っつってんだろ!!
  [左手に嘴が突き立った。歯を食いしばりながらようやく右手を通風孔から引き抜き、無我夢中で手にしたものをカラスの頭に叩き付ける。ベランダに叩き付ける]
  人間ナメんのも大概にしろよ…… おら、死ねオラァ!!死ね……死ねよッ……! トラックに轢かれたみてーに圧死して死ねっ……!!
  [遠慮など何もなく、全力で叩き付ける。下の階の灯りが付いたようだったがもはや気にしている場合ではない。全力を込めて叩き付け、ようやくカラスの動きが鈍くなったと感じ始めた頃には、その手にした「何か」は半分砕け散っていた。]
  これで……ようやく……
  [手にしたものを懐中電灯でまじまじと見つめる。砕けていたが、それは木彫りの彫像だった。病院のベッドの上で見たトーテムとは違う、1つの姿だけを象った彫像。ぎょろっとした2つの目に顔の真ん中に鋭く突き出た嘴、そして下の方に半分砕けた、手足ではなく羽のような……] 
 (37) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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「G Y H A A A − − − − !!」
  [叫び声に一瞬気を取られた。振り返る間もなく、何かものすごい力で手の中にある「それ」をねじ切るように奪い取られた]
  てめ、まだ生きてっ……!!
  [手を伸ばそうとしたが間に合わない。漆黒の大ガラスは、その嘴にさっきまで山岸五郎が持っていた彫像を咥えたまま、夜の更けようとしている東京の闇夜に消えていく。 その羽音もすぐに聞こえなくなり、辺りは本当に静かになった。]
  何だったんだ。結局…… 
 (38) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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[山岸五郎はそのまま部屋に戻った。翌日大家から心配と共に、昨日聞こえた騒ぎについて階下の住人からクレームが出た事を聞かされ、謝る羽目になったが。
  その日からあの大ガラスは見ていない。いや、大ガラスどころか他のカラスすらいつの間にかアパートの周辺から消えていた。]
  ……なんだったんだろうな。結局、あいつは。
  [日本には本来いないはずの大ガラス。ワタリガラス。それを太陽の化身として創世神話に何度も登場させた北米のトリンギット族。
  山岸五郎は今でも時々、自分で買ったトリンギット族についての本を読み返している。自分で買った本。北米先住民族の文化について書かれた写真資料集。1万円はくだらない本だが、本屋で見つけた時には惜しげもなく買った。
  その1ページには確かに写真が載っているのだ。見れば見るほどに、あの通風孔の中にあった彫像は確かこんな形だったと思わせる、トリンギット族が深く信仰していたとされるカラスの神像の写真が**] 
 (39) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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/* 「東京村」の本とは多分内容が違ってるんだろうが、山岸五郎の話はこれで終わり。
  他の人達と絡みがもっと多ければ内容は変わってきたんだろうけれど、今回急にリアルが爆発したせいでほぼソロールの、他と独立したエピソードになってしまった。
  なお、最初はカラスでなくネコでやる予定だった。 
 (-36) (so)  2016/10/08(Sat) 13時頃 
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/* 昨日は帰ってご飯食べた後の記憶がない…
  ソロール中心でもOKなんやな…と言うことで、最初からそんな気持ちで入ったのでした。(久しぶりでログがちゃんと頭に入ってくるか心配でもあったので) 地上にいる期間急に忙しくなったり昼間に殆どログ読めなかったりで、結果下手に絡んで中途半端になるよりは良かったかなーとか。
  表が収束に向かいつつあるので、そろそろ出ようかなと思いつつログかいてきます 
 (-37) waterfall  2016/10/08(Sat) 14時頃 
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/* ワタリガラス好き!!!! たまらんチョイスだった…… ゴロウさんの話がっつり読みたかったのでリアルは惜しかった…! お疲れさまっす!
  ゴロウさんのキャラ付けもかなり好きだった〜〜 やっぱりそさんはいいもん仕込んでいた 
 (-38) gekonra  2016/10/08(Sat) 14時頃 
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/* たきさんお久しぶりでうれしかったー
  お墓盛り上がってて楽しかった!!! るいくんはハナコちゃんとヒナコちゃんによろしくされてたんだな… ここもどういうお話に落ち着くのかまとめがちょうたのしみ 
 (-39) gekonra  2016/10/08(Sat) 14時頃 
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/* ハナコちゃんヒナコちゃん妖精さんのようだった… 
 (-40) gekonra  2016/10/08(Sat) 14時頃 
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/* ドリベルさまの地獄からの手招きたのしいなwww 
 (-41) gekonra  2016/10/08(Sat) 14時頃 
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/* ヽ(・∀・)ノキヤッキャッお久しぶりです! 「りりんらさんが来る……!」と言うのもCOした動機の一つでした!
  妖精さんなのはハナコちゃんだけよ……ふふふ 
 (-42) waterfall  2016/10/08(Sat) 14時頃 
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/* おや、ヒナコちゃんだ。 というか、たきさんだ。大変お久しぶりさまでした…とチェックして見たら、本気で大変お久しぶりさまでありました。数年ぶり。
  墓でめっちゃゆるゆるとお付き合いありがとう。 表に出るなら、俺ももっかい書きかけのレスでも見返してこようかな。 
 (-43) dia  2016/10/08(Sat) 14時半頃 
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/* 東蓮寺お兄さんだー お久しぶりです! 私の場合は村参加自体がここ数年で年間1,2個なので…今年も初めてだったり。
  ハナコちゃん無双になりそうな書きかけログになっているのでちょっと手間取ってます 
 (-44) waterfall  2016/10/08(Sat) 14時半頃 
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[たどり着いた階段を上り始める。 ざわめきが、一瞬聞こえた気がした]
  「ヒナちゃんいつもサビしそうな顔ダッタ」 「エキチカにしたの、ヒナちゃんのためって、ママさん言ってた」 「ママさん、今もシンパイそうな顔、してる」
  「デモ」 「ヒナちゃん怖がってたの、知らなかった、ゴメンね」
  [シュン、としたような雰囲気が感じられて、右手の先を見る]
   ハナコちゃんを、怖がってたわけじゃないよ。  昨日だって、……昨日だって、助けてくれたんだよね。
  [落ちていく映像。 枝に当たって折れる音。背中に感じた衝撃と痛み。フラッシュバックして頭がずきりと痛んだ] 
 (40) waterfall  2016/10/08(Sat) 15時頃 
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/* ハナコちゃん無双いいね! そこらの事情の話をとても楽しみにしていたんだ。 レスは挟み損ねたので、あとで纏めてにしよう。 
 (-45) dia  2016/10/08(Sat) 15時頃 
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[私、ちゃんと生きてるかな。わたしの身体は、本当は今死んでるんじゃないかなって、怖くなる。 この、階段を上った先は本当はどこなんだろう?]
  「もっと」 「アソビたかったな」
  [ハナコちゃんの手が右手から離れる。それから左手を取った]
   ハナコちゃん……?
  [不思議に思って、ハナコちゃんと、それからお兄さんの方を見上げた] 
 (41) waterfall  2016/10/08(Sat) 15時頃 
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 ハナコちゃん、ここに来る前に、私は帰れるって、言ったよね。  もう、遊べないって、出られないって事?
  「ううん」 「もう一つ、階段ノボッたら」 「知ってる、バショ」
  「お兄さんヒナちゃんを、連れてって」 「私とコノコが、ここに残るから」
  [左手の先に、もう一つ影が生まれる。 私の手から出てきたように見えるそれは、とても怖くて、足が自然と後ろへと下がった] 
 (42) waterfall  2016/10/08(Sat) 15時頃 
  | 
 
 
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 ハナコちゃんが、ここに残るの?  もう、家には戻ってこないの?
  [階段を一つ上がって、離れたハナコちゃんともう一つの影の方を見た]
   名前だって、やっとわかったのに。
  「コノコがいると、ヒナちゃんが帰れないの。 でも、コノコ一人だとまたついてくるから」
  [ハナコちゃんがもう一つの影と一緒に、登ってきた階段を降りていく。 私は、追うことが出来なくてだけど置いていくことも出来なくて、その場に足を縫い止められたまま]
  「ヒナちゃん、お兄さん、バイバイ。 もう、その上はコワくないよ」
  [二つの影が、階段の下に消えていく。下のフロアと一緒に、飲み込まれていくように見えた。 最後に見えたハナコちゃんの「顔」。そこには、影じゃなくて少しだけママに似た幼い女の子が笑っていた] 
 (43) waterfall  2016/10/08(Sat) 15時半頃 
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/* そろそろ出かけなければなので一旦置いときます 
 (-46) waterfall  2016/10/08(Sat) 15時半頃 
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[木露がテーブルを叩いた音に、身が竦む。
  木露がここまで怒ったところを見るのは初めてだ。 本能的に、恐怖を感じた。 過去の自分の安易な発言(>>4:156)を深く恥じる。]
  ……私も……。 人の……願いを叶えるような力を持っていたとして、使ってみたくなる気持ちはわかります。 それで話を面白くできるなら、尚更のこと、ですよね。 
 (44) fb15k  2016/10/08(Sat) 15時半頃 
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けど、人の願いを見境なく叶えたりなんかしたら…… それが悪魔の所業だというのもわかります。
  [椅子に座ったまま、小さい声で続ける。]
  色々と法に触れることをするはずです。 それを立証できるのか、それはわかりませんけど…… すくなくとも、行使する側はそれを自覚しているはずです。
  私は、その一線は越えられない。 
 (45) fb15k  2016/10/08(Sat) 15時半頃 
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我々が関わってきた怪異。 それらすべてがあなた方の仕業だとは思いませんが、あなた方が引き起こしたこと、あなた方が幇助した事……他にも山程ある筈です。
  それによって、不利益を被った方がいる。 例えば私に付き纏う人間が居たとして、『出目を常に監視し続けたい』などと願ったら、私はとても困ります。 現にあなた方のしたことで入間さんが傷ついている。その願いに巻き込まれて、どこかへ追いやられた彼女の両親がいる。 その事実には、気付いてるんでしょう?
  願望や影響がどれほど大きくとも、やってる事は悪戯です。 悪戯に、死傷者やトラウマは出せない。 
 (46) fb15k  2016/10/08(Sat) 15時半頃 
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お話には、終わりがあります。我々はハッピーエンドへ向かいたい。
  あなたのような賢い方ならば……そして、おはなしを楽しんで読める方ならば。 我々が本当に何を望んでいるかは、共感はできずとも理解はして頂けているものと思うのですが。 
 (47) fb15k  2016/10/08(Sat) 16時頃 
  | 
 
 
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/* 遅くなりましたがお疲れ様です&ありがとうございました! 関われた方があまりにも少なかったのが心残り。 皆様すごすぎてもうずっと見てるだけで楽しかったです。
  ただでさえキャパオーバー気味のキルロイ先生にさらに収拾つかない感じのロールをひたすら投げつけ続ける人生。 深く語れる背景がなかったため序盤でサックリ死ぬつもりが、予想以上に先生が強かった。 
 (-47) fb15k  2016/10/08(Sat) 16時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  めっちゃねてましたね おはようございますね
  いろいろ来ている! じわっと読んでこよう 
 (-48) miseki  2016/10/08(Sat) 16時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  出目ちゃんのも読み読みしつつ 入間ちゃんのにも返さないとねええ 今日の夜までにけりはつくのだろうかはたして。 
 (-49) miseki  2016/10/08(Sat) 16時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[ジッ  ]
              [ ザッ ] 
 (48) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
@Xxxxx 1日前
  ねえねえS区のウワサ知ってる?   
 (49) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
@Xxxxx 23時間 なに? ニキが消えたってやつ?
  @Xxxxx 23時間 そっちじゃなくてさ あの眼鏡の女の
  @Xxxxx 23時間 眼鏡?アンケート配ってるやつ? 書いたの?新情報?
  @Xxxxx 23時間 いやいやwwやばいから触らないww だからそっちの内容はしらないw 
 (50) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
 [噂話は、人の口を伝って物語になる]   
 (-50) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
@Xxxxx 20時間
  ああ、「アンケート女」?   
 (51) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[けれど、それは紙に書かれた文学と違って 決まった形を持たない。 人の恐怖や不安の隙間に潜む無形の物語だ。
  それゆえ、ときにまかれた火種から 別の火へと燃えうつりながら、 元の姿から、さらに形を変えていく。] 
 (-51) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
@Xxxxx 18時間 ああ〜ニキが消えてから目立つようになったよね 前からいたらしいけど
  @Xxxxx 18時間 そっちそっち、こないだ喫茶店で撃退されててて
  @Xxxxx 18時間 アレ断っても追いかけてくるんでしょ? どうやって?
  @Xxxxx 17時間 いや話の内容はよく聞こえなかったんだけど──   
 (52) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[その変質は、作り手のその意図さえ超えて                  なお進んでいくものだ] 
 (-52) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
  | 
 
 
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─ 東京四ツ谷マンション ─
   ──? 本当の名前なんかより、  希望する未来に進むことの方が  よっぽど大切なことでしょう?
  [>>28 まるで澪音がなぜ怒っているのか、腹を立てているのかが理解しないふうに、女と少女の会話はかみ合わない。ただ、本当に──名前については、そこについてだけは、真実味を帯びて、本当に心からわからないように]
   どうなりたいかの方が、ずっとずっと大事。  そうでしょう?
   私だって、そうだもの。   [女は、自分の胸に、手を当てた。自分がそうなのだから、相手もそうに違いないという傲慢さと無理解を一切隠しもせずに。] 
 (53) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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  わたし、とっても──
   今にも。未来にも、満足してるの。
  [そう告げるのは、木露へ向けてだ>>5:186。後に回されていた問への答えをそう添えて、大ぶりの眼鏡の奥で女は目を眇めた。]
   ずっと、ひとつだけ──ひとつだけどうしても、  …どうしても、どうやっても、  かなわないことがあったけれど。
   でも、それも、先生たちが来て  光明が見えたから。
  [もう、よくなっちゃったわ。と女は──嬉しそうに笑って見せた。] 
 (54) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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[部屋の中の四人のうちのひとり、入間澪音の声はここに至ってはっきりと震えていた。アンケートの噂にではなく女の異常さを目の当たりにした故にだ>>30>>31。]
 
   あら。へんなこと聞くのねぇ  でも……そうね、なんだか。
   そう聞かれるの……
   あんまり、いやじゃないわ  ふしぎね。
  [くすくすと──その怖れを受けて、 どこか気持ちよさげに女は笑った。] 
 (55) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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[少女の目が女を睨みつける。糾弾と反発の間、眼鏡の女は口を挟まなかった。]
 
   とりけせっていったり、  返せっていったり、わがままさんねぇ。
  [震えた声に、まるで小学生以下の子どもが、ままごとの母親役でもするかのように女はわざとらしく嘆息してみせた。]
 
   でも、そんなに言うなら、しかたないかしら  いいわ、返してあげる
  [子どもに駄々をこねられたかのように、女は"希望"をそのままにききいれることを約束した。──無自覚に、声での嘆願を"希望"として受け入れることを。] 
 (56) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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   少し待ってね。
  [そういうと女は、机に置いていた自分のスマートフォンを手に取り、通話ボタンを押した。] 
 (57) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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[ ジッ 
        ザッ ]
 
   ああ、もしもし? 先生?
 
  [ ザ ザザッ ]
 
   ええ、そうです  病院のふたりの返却を
 
  [ ザ    ジッ   ガッ ジジッ ] 
 (58) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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   ■■■で
   ええ、■■■■■
   ■■■■と、  ■■です
   はい、ふたりともで───
   え?   
 (59) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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[ジッ  ザッ ガーーーー ピーーーーーー]
 
 
   ■ン仮ート?  いえ、希望■■■  ええ。です化らそのま間お願■■ます
    
 (60) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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[近くの電子機器から、壊れたようなノイズ音があちこちから部屋に響き渡る。会話している女の声はその異音に上書きされて奇妙にゆがんで聞き取れなくなっていた。
  もし耳が痛むのを耐えて発信源をたどれば、 耳は女の持つ携帯から もっとも強く異音がしていることを聞きとめられただろう。
  ずっとアンケートの回答の連絡に使っていた、 なぜか東蓮寺の電話をひとりきり受けることのできた 死んだはずの旧友につながった、 情報網の網に──噂に繋がる、その端末は 周囲に異常をばらまいていた。
  やがて「みょんこ」という名札を下げた女は、 電話を切り、入間澪音のほうへと振り向いた。] 
 (61) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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   これで、希望どおりのはずよ 
  [そう言って──アンケートを通さないままそのまま希望が叶った旨を、女は少女に伝えた。周囲で起こっている異変に、一切気づきもしないまま、その中心に立っていた。] 
 (62) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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/*
  書きためてたところまで落として 出目ちゃんにレスりにいきますが 灰は好きにしゃべっててくれる方がいいです って中身が申しております
  出目ちゃんも最終日組お疲れさまです キルロイ先生とのコンビで進んでくバランスが とてもはたからみていて良かったので ついもうちょっと見たさで残してしまいましたね
  あと出目ちゃん追い詰められ方が とてもキュートで好ましかったです 
 (-53) miseki  2016/10/08(Sat) 16時半頃 
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/* あとさっきよんだこれ >>-30>>-31
  発作的にいつきく  みよちゃん!!!!!
  ってなって死にたくなるそうかこれが自殺ソングの威力ってなるというかもともとわりと中身は死にたがり陣営なんですよ普通に呼ばれてしまうまずい でもめっちゃおいしいですなに?なんで御馳走が急にふってきてるんです???みたいな心境になりました
  みむさん私のツボを押しすぎる 笹本くんめっちゃよかったですね本当。 たくさん遊べて楽しかったです ごちそうさまでした(二回目 
 (-54) miseki  2016/10/08(Sat) 17時頃 
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/* >>-28 ひどくふいたけれどもたぶん二つ返事でこの女うなづくなって思ってさらにふきました 都市伝説と契約する編集チャーミングすぎやしませんか 好ましいのでそのままほいほいと乗っかってしまった気がしますが入間ちゃんもかわいいのでいいです もっとなんかホラーメイン仕立てじゃないブラックサスペンスみたいな路線の村あったらそういうのやるのもおもしろげですね
  あとじっくり読みたいのでまださらっとですけど カラスVSごろーさん 本当絵がおもしろくてすきです ネコ版もそれはそれでみたかったような気がしつつも。 ロジックで表層部分の障害(カラス害)が解決するわりに核心部分が完全にオカルトって構成はうまいなあなるほどなあと思ってみてました おもしろい 
 (-55) miseki  2016/10/08(Sat) 17時頃 
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/*
  ざくざく脳内を垂れ流しつつ、 一応対抗神話でどうにか用になんか撒いてみたりしつつですが まあそのあたりはなんとでも。
  もしキルロイ先生アンケで世界が切り替わる方向にいくなら 四者面談が終わったあとかな 切り替わるなら三人が外に出たくらいですかねどうですかね と思ったりなんだりしつつ出目ちゃんに返すのに潜ってきますね 
 (-56) miseki  2016/10/08(Sat) 17時頃 
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/* うわーん、予感はしていたけど昨日これませんでしたすみませんすみません。 これから書いてきます!!! 
 (-57) sizu  2016/10/08(Sat) 18時半頃 
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/* みょんこさんのラスボスオーラが凄くて、後半はずっとガタガタ震えておりました! 
 (-58) sizu  2016/10/08(Sat) 18時半頃 
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みょんこは、木露におつかれさまですとお茶をおいた。
miseki 2016/10/08(Sat) 18時半頃
 
 
 
 
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/*
  裏ボスリンフォンささもとくんと 徘徊遭遇系ドッペルジリヤちゃんのがヤバイので きっとだいじょうぶです
  みょんこさん即死魔法も物理攻撃も 余裕で効くタイプのボスですよ だいじょうぶだいじょうぶこわくない 
 (-59) miseki  2016/10/08(Sat) 18時半頃 
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/* つまり、ぶん殴った後に水に沈めれば倒せる――!!(木露式除霊法) 
 (-60) sizu  2016/10/08(Sat) 18時半頃 
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/* ラスボス怖い。 日菜子にとって鈴里さんは優しげなおねーさんなんだけど。 こんな裏の顔があったの知らなくて良かった 
 (-61) waterfall  2016/10/08(Sat) 18時半頃 
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/*>>-60 特に間違ってないですね 大丈夫除去できるよ!
  問題なくぜんぜん解決可能ですね。もしかするとなんかよくわからない何かに変貌しているのかもしれませんが、 装おうとしてるガワは根っこ的に人間ベースなので 殺されると死にます ふつう!
  みょんこさんはこういうのが平然とした顔で生活してると めっちゃ嫌ですね というコンセプトだったので 表の顔はそれなりに善人そうに装ってますね
  完全に装ってるだけですが
  [中身は完全にとち狂ってる] 
 (-62) miseki  2016/10/08(Sat) 18時半頃 
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あんたの話がつまらない理由、話せば話すほどよく分かるよ。 あんた、人を見ていないんだ。 こうして話していても俺たちの事なんか見てやしない。 だから、言葉を交わしても意味が無いんだ。 通じてないみたいだから、わかりやすいように書き直してやるよ。
  [先ほどのアンケートに取り消し線を引く] 
 (63) sizu  2016/10/08(Sat) 20時半頃 
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あの本がもし本当にあったことだとしても、そんな事信じてるヤツなんてほとんど居ない。 残りは、面白おかしく騒ぎ立ててるヤツと……。 本気で信じてるヤツだって、時間が経って誰も相手にしなくなれば別の対象に移っていく。 噂なんて、そんなもんだ。ああ、そんな話もあったねって。
  [回答欄へと、荒々しく書き殴る。 そして、『みょんこ』へと払い飛ばした] 
 (64) sizu  2016/10/08(Sat) 20時半頃 
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ああ、書いてやるよ。 都市伝説として。 だから……。
  [書き込まれていた文字は―― 『こんなアンケートもうやめろ』]
  忘れ去られちまえ、都市伝説。 
 (65) sizu  2016/10/08(Sat) 20時半頃 
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[リュックを右肩で背負い、玄関へと足を向ける。 と、同時に部屋の中へ響き渡る異音に眉をしかめながら振り返った。 音は、『みょんこ』の持つ携帯から発せられている。 ノイズ音の奥、どこかで聞いた覚えのあるざわめきが混じっている気がした]
  ――樹、先輩? 
 (66) sizu  2016/10/08(Sat) 21時頃 
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/* 狂気に対抗するには、自らも狂気に身を投じねばならぬということ。 突然ぶん殴って解決は出来るけど、閉鎖病棟ENDだこれ! 
 (-63) sizu  2016/10/08(Sat) 21時頃 
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/*
  お。ちょっとはなれてましたけど、おかえりになられますか。
  いつきくんに触りたいのならどうにか。と 少し考えつつまだ沈みがちですが 
 (-64) miseki  2016/10/08(Sat) 22時頃 
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[電話を切った女は、助手として紹介された女が 静かに口火を切るのに、黙って目を眇めた>>44]
  ……
 
   そうねえ。
  [緩やかに相槌を打つ。 どこか肯定的にも響く音で。] 
 (67) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
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   悪魔になりたくないなら、  それでいいと思うし。
   良識、常識、節度、…怖れ。  呼び方はなんでもいいけれど。    踏みとどまろうとする心は  大事なものだと思うわ  恐怖を恐怖として受け止められる心って  とっても大切だもの。   
 (68) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
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  私は、私の望むことをするためになら  悪魔と呼ばれようが、なんだろうが  それで構わないけれど、
  [笑みとともに、ぱちん。と手を叩く。]
   あなたたちにまで、そうなれとは思わないものね  強制するのは、なんだってよくないと、思ってもいるのよ?
  [これでもね。と笑むというには 角度の鈍すぎる弧で瞳孔が挟まれる。] 
 (69) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
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  怖い話のほとんどは、たとえ語り手が被害者にあわなくても  必ず被害者がひとりはいて  ハッピーエンドだなんていえやしないものが  ほとんどだと思うけれど──
 
   趣味の不一致まで、どうこう言う気はないもの   [幸せな終わりを望むのなら、本当に恐怖小説が書きたいのかは、一度振り返ってみた方がいいと思うけれど。と、女はまったくもって余計なことを、編集者に向けて言った。 ひらりと一枚、紙が部屋に舞う>>64。] 
 (70) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
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  …… そう。信じてもらえないのは、  とっても残念ねぇ
  [現実と、空想をあくまで切り分ける作家らしい回答に、女はいくらか残念そうに──けれどしかたなさげに息を吐いた。リュックを担ぐ様子に、止める気もなさそうに、どうぞ。となんの変哲もないただのマンションのドアを指さした。]
   それでも、いっときでも。  誰かに信じてもらえたら、それでいいのよ
   もともとそんなに読者は多くなかったんだもの。  … 読んでくれたのも、  笹本くんとたえちゃんぐらいだったから。    
 (71) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
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   それじゃあ、とっても  ── 楽しみにしていますね。
   東京村U   
 (72) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
  | 
 
 
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[そう女は木露の後ろ姿に声をかけた。
  乱暴に取り消し線を引かれたアンケートがはらりと床に落ちる。
  電話の音はもうすっかり収まっていて、 木露が振りかえるときには女は、 後ろを──ベランダのほうをふりかえっていた。] 
 (73) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
  | 
 
 
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/*
  笹本くんはだしていいのやら。と思いつつ まあ呼ばれたにしろ呼ばれなかったにしろみょんこさんは このまま舞台からはおりるつもりになっていますが。
  頭おかしくならないままお帰りになりたい場合は いまお逃げになられるのが正解でしょうねえ。 
 (-65) miseki  2016/10/08(Sat) 22時半頃 
  | 
 
ヒナコは、こっそり|・)
waterfall 2016/10/08(Sat) 23時頃
 
 
 
みょんこは、ヒナコをつついた。
miseki 2016/10/08(Sat) 23時頃
 
 
 
ヒナコは、みょんこから逃げ出した!しかし、回り込まれてしまった!
waterfall 2016/10/08(Sat) 23時頃
 
 
 
 
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/* \ボクだよ/
  のターン…………?(
  笹本は、お呼びでしたらそれは 来ちゃった♡ しますよのスタンスです 
 (-66) mimu175r  2016/10/08(Sat) 23時頃 
  | 
 
みょんこは、ヒナコを秘密結社に招待した。
miseki 2016/10/08(Sat) 23時頃
 
 
 
 
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/* らぶらぶにゃんにゃん、らぶにゃんにゃん ジリヤちゃん、入村からふゎーってなってたの、まさかの縁故を頂き、嬉し恥ずかし嬉しみでした……有難う御座いました…… かわいい、ジリヤちゃん、かわいい 解明編超すてきでもう
 
  みょんこちゃん、ほんとう、好きです…… みせきさんと久し振り同村出来るってすごいテンション上がり楽しみで絡めたらいいなって思ってたの、この結果で、あれ私希望調査アンケート書いてたかなってなにか…… ほんと……みせきさん愛してる…………ありがとうございます 
 (-67) mimu175r  2016/10/08(Sat) 23時頃 
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/* 木露流衣 ボクの後輩 主人公
  いやマジで、な一句
 
  山岸さんも村建てお疲れ様ですリアルお疲れ様ですとか
  言いたい事をだだだだに言う 
 (-68) mimu175r  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/*
  27歳組全員地獄落ちっていう呪われ方(だいたいわたしのせい)
  呼んでますよいつきくん。 (木露先生が なので木露先生がショックになってしまわれるのかもしれない クトゥルフだったらSANチェック案件なので こういうのはだいたい振り返らないのが正解のやつですね 
 (-69) miseki  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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[言いたいことはもう十分に言った。 話を聞く必要もなくなった。 もうこれ以上、この場所にいる意味もない]
  出目さん、澪音さん。 もう、帰ろうか。
  [いつも通りの声で、二人へ言う。 もう振り返ることはなく、その部屋を*後にした*] 
 (74) sizu  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/* 長々とお邪魔しましたが、そろそろお暇させていただきました! 
 (-70) sizu  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
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/*
  はーい。では事後処理ですね 
 (-71) miseki  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/* 『酸味探し』というタイトルで、地獄の門の鍵をぶっ壊すお話が今後出ると思われます 
 (-72) sizu  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
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/*
  キルロイ先生冒険小説作家に転向END
  なんとなくそっちのほうが楽しんでおかきになれるのでは。と 話しながらみょんこはおもっておりましたがんばれがんばれ 
 (-73) miseki  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
ヒナコは、みょんこにひどくうろたえた。
waterfall 2016/10/08(Sat) 23時半頃
 
 
 
 
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/*
  出目ちゃんと入間ちゃんどうするかだけ 少し待つかなーというあたりですが、 あとはソロールで収拾つけるかたちかなあと。
  ループさせるかは木露先生におまかせしよう〜 
 (-74) miseki  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
みょんこは、ヒナコが悪の秘密結社に狙われていると確信した。
miseki 2016/10/08(Sat) 23時半頃
 
 
 
 
 | 
    
  [去りゆく彼は、耳殻にその音を聞いたかもしれない。  部屋の扉が閉まった、後に。  それは彼女の電話から漏れるに似たノイズだ。
   ただ、思い返せば言葉とも取れるような、  気のせいとも思えるような] 
 (75) mimu175r  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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    き      つ
 
      ゆ
 
    [呼ばわり返す、 低い声 を]   
 (-75) mimu175r  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/* 折角だからとりあえず後輩にちょっかいしたの巻
  >酸味探し<
  27歳は…… なんていうか、月守さんも27歳って見て、 るつぼみあるなって思いましたね…… 
 (-76) mimu175r  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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……お邪魔しました。
  [玄関で、ぺこり、と頭を下げる。 木露の裾を握り、逃げるように慌ただしくその場を*離れた*。] 
 (76) fb15k  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/* 東蓮寺さんを待ちつつ。 秘密結社からは全力で逃げます! 
 (-77) waterfall  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/* ひなこちゃんが知らなかったのか?みょんこからは、逃げられない状態に!
  冒険小説が思ったより評判良くて、微妙な顔をするキルロイ先生とがんばって励ますデメちゃん。
  せんぱーーーーーい!!! ミイラみたいになった先輩の写真を霊能者のところに持っていって『残念ですが、あなたの先輩は地獄に落ちました』って言われなきゃ 
 (-78) sizu  2016/10/08(Sat) 23時半頃 
  | 
 
 
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/* やっぱりそれ浮かぶよね……!<残念ながら 落ちました
  じーごーくー じーごーくー たーのーしーいーじーごーくー 
 (-79) mimu175r  2016/10/09(Sun) 00時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  事後処理ぃとおもいつつだんだんうつらうつらしてきているっていう キルロイせんせいまじで主人公だなあ カッコイイぜ 消えちまえ都市伝説
  >>-67 今回めっちゃささもとくんには遊んでいただいて感謝しかない みむさんとひさびさでしたけどいっぱい遊べてよかったーー 笹本くん好きですひよわそうな痩身とか ビジュアルもたいへん好ましい 
 (-80) miseki  2016/10/09(Sun) 01時頃 
  | 
 
 
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/*
  秘密結社はからめとられるとたいへんなことになりますが やりたいっていったことしかやらせませんので 拒否ってればそんなにこわくないですよだいじょうぶだいじょうぶ べつに何か強制したりはしませんよだいじょうぶ 倫理どうのこうのでやめろっていったりもしませんが 
 (-81) miseki  2016/10/09(Sun) 01時頃 
  | 
 
 
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/*
  (;ノノ) トシデンセツコワイ 
 (-82) fuku  2016/10/09(Sun) 01時頃 
  | 
 
みょんこは、リーを秘密結社に招待した。
miseki 2016/10/09(Sun) 01時頃
 
 
 
 
 | 
    
/*
  あっ、志乃ちゃんに関してはいろいろ使って大丈夫です! 雲隠れしているだけだからね!世間的には! 
 (-83) fuku  2016/10/09(Sun) 01時頃 
  | 
 
 
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/* うおお・・・!! いい展開きてるううううう
  キルロイ先生カッコイイ みょんこたまんねえなwwwwwwwwwwww 忘れ去られちまえ都市伝説激熱・・・・
  退室ロール含めてまた自分の纏め用にきますので 今夜は一緒に出てったことにさせてください〜〜 
 (-84) gekonra  2016/10/09(Sun) 02時頃 
  | 
 
 
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/* wwwwwwwwwwwみょんこかっちょいいなあ キルロイ先生のまとめ方スッパリかっちょいいなあ!
  たのしいラスボスゾーンになった・・・ 
 (-85) gekonra  2016/10/09(Sun) 02時頃 
  | 
 
 
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/* またあとできやす 良さだなあ・・・ 
 (-86) gekonra  2016/10/09(Sun) 02時頃 
  | 
 
 
 | 
    
─ 迷子の駅で ─
  冷蔵庫が開いて?でもそれは”怖くはなかった”?
  [あの家はちょっと怖かった。そう日菜子は言った。>>5:+8 それでも時々冷蔵庫が開いている、それは怖いというより不思議でしかなかったと。その違いが不思議で、東蓮寺は黙って少し首を傾ける。]
  じゃあ、ずっと遊んで欲しかったのかな。 その、ハナコちゃんは。
  [声を潜めても、やはり無駄らしい。 そう悟って普通の音量で問いかければ、肯定の言葉が影から返った>>5:+32] 
 (77) dia  2016/10/09(Sun) 03時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
そうか。それじゃあ、ハナコちゃんは「あの家」の元々の住人じゃあないんだね。
  [あの家、すなわち「事故物件」の。 だから怖くはない。だから大丈夫ということなのか。]
 
  そっか……、うん。 分かった。ごめん、変なことを聞いて。 でも良かった。俺のこともだけどさ…。 君が連れていかれるなんてことになっても、やっぱり心配だし。
  俺さ、日菜子ちゃんと同じ年頃の従妹がいてね。 新宿駅ではぐれて一人にしてきちゃったんだけど…… だから気になる、なんて言ったら勝手だろうけど、ね。
  [澪音はどうしてるかな、と思う。 せめて鈴里から無事が伝わっていればいいけれど。 あれからやっぱり、スマホはどこにも通じそうにない。] 
 (78) dia  2016/10/09(Sun) 03時半頃 
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 | 
    
[いつしか、目の前には登り階段があった。>>40 ハナコに導かれるまま、その階段を上っていく。 微かに”知っている”道のような気がしたのは、気のせいだろうか。]
  え…。日菜子ちゃん、ハナコちゃん……?
  [小さな影が日菜子の右から左に動いて、黒い影がもう一つ同じく生まれる。闇より黒く見えるその影に、日菜子の足が下がる様子が目に見えた。>>42] 
 (79) dia  2016/10/09(Sun) 03時半頃 
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 | 
    
ハナコちゃん、君は、
  [日菜子の視線>>41を受けて問いかける、言葉の先をハナコが口にする。>>42 こちらを向いたように見えた、その小さな影を少し見つめて、東蓮寺はこくりと一度頷いた。]
  ───…、分かった。
  [そうして、僅か下がった日菜子の肩を支えるように腕を伸ばす。] 
 (80) dia  2016/10/09(Sun) 04時頃 
  | 
 
 
 | 
    
行こう、日菜子ちゃん。
  [促すようにして、階段を一つ上がる。 あの濃い黒い影は、なんだろう。分かりはしないが、日菜子がここにこうして来る理由となったモノ、即ちあのマンションの”住人”ではないかと何となく思う。 それでは影を置いていくのは正しいのだろう。それでハナコが共に残ることになるにしても。]
  ハナコちゃんは、君を助けたいんだろう。 だから行こう。 君はお父さんとお母さんのところに帰らないと。
  [止まった足>>43を促すように肩をそっと押す。 目が合えば、誘うように繋ぐ手を伸ばした。] 
 (81) dia  2016/10/09(Sun) 04時頃 
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  (ここが、出口……、か……?)
 
  [階段をもう一つ上る。光が急激に溢れて視界が白くなった。 その光に呑まれるように日菜子も、ハナコの姿も見えなく*なった──*] 
 (82) dia  2016/10/09(Sun) 04時頃 
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/* おおお、お待たせしたようですまない、すまない。 ひとまずこれにて、日菜子ちゃん(ハナコちゃん)とお別れだが、ハナコちゃんに手を振り返し損ねt 心の目で見ておくれ…!
  この後もぼちぼちなんだが、冷静に考えてこれ更新は明日の夜までなのかな!間に合うようにがんばrr
  ドリベルさんのちょっかいとお迎え最高に好きw 
 (-87) dia  2016/10/09(Sun) 04時頃 
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 ハナコ、ちゃん、また会える?   [震える声で聞いたけれど、ハナコちゃんはただ笑っただけだった。 お兄さんに促されて、階段を登る]
   ハナコちゃん、最初に「助けられなかった」って言ってたの。  悲しそうな声だった。  だから、元から絶とうと、したのかもしれない。
   ……ママと、パパ。……うん。  二人とも、心配してるだろうから。
  [ざわめきが大きくなる。 それは知ってる、音] 
 (83) waterfall  2016/10/09(Sun) 09時頃 
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 ――――。
 
  [まぶしい、新宿駅の、看板、流れる人波、足音、アナウンス、話し声――。 お兄さんの視界から、私が消えていくのがわかった]
   お兄さん、私、まだ、……
 
  [視界が、暗くなる。
  今度会ったときは、ちゃんと名前を聞こう、そう思いながら、眠るように意識が落ちていく。
 
  私が目覚めたのは、それから数日後のことだった] 
 (84) waterfall  2016/10/09(Sun) 09時頃 
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[それから、と言うのが正しいのかどうかわからない。あの見知らぬ駅にいた時間がどれくらいなのかわからないのだから。
  ひょっとしたら、あの場所に何日もいたのかも知れない。
  まどろみの中で、夢を見た。ママの呼ぶ声がしていて。
  私がまだ小さい頃]
  「ヒナちゃん、あそぼう?」
  [目線より高いところに、その子はいた。 古い家屋、――祖母の家。母方の実家。
  私はまだようやく歩けるようになったくらいの頃で]
  「ヒナちゃんが遠くに行くの、寂しいな」 「みんな、いなくなるの」
  [その子は、「私にしか見えない子」だった] 
 (85) waterfall  2016/10/09(Sun) 10時頃 
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「日菜ちゃん? 日菜? こんな所に一人でどうしたの」
  [ママの声だ。その子はここにいるのに、私が手で指さしても、頭をかしげるだけ]
  「何かいるの? そろそろ帰るから、いらっしゃい」
   ……ばいばい。
  [その子に向けて手を振る。 あの「笑顔」と同じ顔だ、でもその笑顔はいつ見たんだろう。時間の感覚が、わからない]
  「キーメタ、私もイッショに行くね」 「ヒナちゃんと、イッショ」
  [その子は、私の右手を取ってついてきた。 もちろん、ママにもパパにも、他のおじさんおばさん達にも見えなかった] 
 (86) waterfall  2016/10/09(Sun) 10時頃 
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「跡地はどうするの?」 「駐車場にしないかってはなしがあるみたい」 「家がなくなるって寂しいね」
  [ママや、おじさん達の声がする。 私は、車の中で眠り込んでいた。誰かが右手を握っていて名前を呼んでいる]
  「ヒナちゃん、寝ちゃった? ツマンナイノ」 「お願い、オキテ」 「――ヒナちゃん、……日菜」
  [瞬きを微かに数回。 光が見えた。ママの、呼ぶ声がする]
   ママ……? パパ?
  「日菜!」
  [白い天井と、それからベッドを囲む、ママとパパの姿があった。 右手をママの手が握っていて、その右手には点滴のチューブがついている] 
 (87) waterfall  2016/10/09(Sun) 10時頃 
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 私、どうしたの?  帰ってきて、私、落ち……。
  「あなたが、突然落ちた、助けてって駆け込んでくるから。なのに、マンションの下にあなたが落ちてるんだもの。ママ、心臓が何度も止まりそうなくらい心配したんだから」
   ……心配掛けて、ごめんなさい。  でももう、大丈夫だから。
  [左腕と、背中には裂傷が残った。肋骨も何本か折れていて、家に帰れたのはそれから一ヶ月後のこと。 不思議なことに、テラスの煤けた場所は、綺麗になっていた。 今までは、塗り直しても黒い煤が滲んできていたらしいのだけど、今度は綺麗なままで。 友人達からのlineもたくさん来ていて、病室にもお見舞いに代わる代わる来てくれた。
  落ち着いた頃、ママに、あの家のことを聞いてみた。それから「ハナコ」ちゃんについても] 
 (88) waterfall  2016/10/09(Sun) 10時頃 
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「ハナコ? おばあちゃんの姉妹に、羽菜子っていて、小さいころ亡くなったって聞いたわね。あなたの名前、おばあちゃんがつけてくれたって言ったでしょう? あなたも似てるみたいよ」
  [ママは、私の怪我が治るまでは、会社に掛け合って早く帰ってきてくれるようになった。パパも、新しい仕事で大変そうだけれども、毎日早めに帰ってくる。
  でも、もう冷蔵庫が開くことはなかった。
  また開いてくれないかなって、ハナコちゃんの帰りを待っている私がいる。 助けてくれてありがとうって、まだ言ってない。
  怪我が治って、いつもの朝がやってきても、少しだけ期待して*待っている*] 
 (89) waterfall  2016/10/09(Sun) 10時頃 
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/* 終わり。 長い……長いな…と思いながらメモ帳に詰め込んでました。
  ハナコちゃんはもう戻ってきませんが真嶋家はこのマンションに住み続けるつもりです。
  >>-87 お別れ時に名前教えてくださいねって言うつもりだったのだけど流れ的に言い損ねるな! って思ったので今度会ったときにでも。 たぶん日菜子的にはお兄さんはちゃんと助かったのかなって不動産の周りをうろうろしたりしてるはず 
 (-88) waterfall  2016/10/09(Sun) 10時頃 
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/*エピローグ、すごいのがいっぱいきてる!!!! ラスダンも決着したようなので、これからエピ投下していきます。みんなのエピ感想はそのあとになりますが、とりいそぎ、みんな……超すきです……。 
 (-89) noko  2016/10/09(Sun) 12時頃 
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/* ハナコちゃんなるほど……! 身内のどなたかだろうなあとは思い、つつ。実は日菜子ちゃんの亡くなったお姉さんで…?とか色々想像していたよねw
  あーー、名前そうだった。 不動産屋に来てくれるの…かわいいな。会おうね。
  ジリヤも頑張れ頑張れ…! 結末めっちゃ楽しみにしています。 
 (-90) dia  2016/10/09(Sun) 12時半頃 
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/* そういや澪音ちゃんは結局まだ実家に連絡してないよ、な?とか、お父さんお母さん戻ってくるよな…とか、みよ子さんは退社だよなあ。とか色々思うけれども、思いつつ、時間の取れるうちに〆を書かねば。 
 (-91) dia  2016/10/09(Sun) 13時半頃 
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/*平沢進師匠を聞きながら書いてます。今回はもう、パーフェクトブルーやりたいって一心でした。東蓮寺さーん、もっとお話しして、甘えたかったですー。でも、青ログの展開がもう最高すぎて……切ない 
 (-92) noko  2016/10/09(Sun) 14時頃 
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/* おおお、ジリヤに平沢進なるほど…!パーフェクトブルー知らないけど、今Wikiを見てへええっ!ってなりました。へええ、なるほどなあ。
  俺から見るジリヤちゃんは可愛かったね。東蓮寺は良くも悪くも、ちょっと気の弱い常識的な「いい人」なので(平たく言えばヘタレ)普通に甘やかしたような気もしますね…!w 青はいっぱい遊んでもらったよーーー 
 (-93) dia  2016/10/09(Sun) 14時頃 
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    ……少女を拉致って監禁……  ……腱を切られてて……  ……骨だって聞いた……   ……人形のように着せ替え……           ……キッチンナイフで胸をメッタ刺しに……                       ……ガラスの灰皿でメチャクチャに……   ……うゎ幼女つよい……     ……月守と仲よく歩いてて……    ……誘ったの、女の子からだって……            ……んで、肉を食べて生き延びたって……           ……男を誘惑しては、もう何人も……
              ……男は悪魔崇拝の儀式を……                           ……『憑神』…… 
 (90) noko  2016/10/09(Sun) 15時半頃 
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……また心不全だって   ……池袋に出たって……             ……三ノ輪さん、これガチやべぇって……  ……キッチンナイフで刺そうとしてて   ……本郷さん、失踪?       ……新宿のアルタ前広場で……    ……あの子の客ばっかり……                ……やばいって、また歌ってたよ……
  ……聞いたって、らぶらぶにゃんにゃん               ……ジリヤって子はもう死んでて…… ……呪いのアイドルソング……     ……うそ、渋谷で観たよ                 ……だからいっぱいいるんだって……         ……双子の殺人鬼が……                   ……クローン兵士……
                ……見たら死んじゃう…
                        ……『ドッペルゲンガー』 
 (91) noko  2016/10/09(Sun) 15時半頃 
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……はっ、はっ……はぁっ……!
  [走る、走る、走る。  見知った街を。知らない街を。  向かう先もわからず、ただやみくもに走った。]
  ……ああっ、……!!
  [咄嗟に身を捻ると、そのすぐ脇を一閃の刃が走った。  ぱっくりと開いた左肩から血が噴き出す。  右手で傷口を抑え、転身、つんのめりながら、また走り出した。    背後から迫る、ステージ衣装の"ジリヤ"  手にしたキッチンナイフを振りかざし、重力を無視して、  ふわりふわりと軽やかにステップを踏み、どこまで追ってくる。] 
 (92) noko  2016/10/09(Sun) 15時半頃 
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[その無機質な、空っぽの笑顔は、頬の部分がひび割れ、  黒く蠢く闇が覗いている。]
  『シ…シ ク…フレ…アイの、クン ネ様と、  …フレ…アイ の……クンネ様 と、  よ、ヨべ ト……いっタだ ロォおお オオオう!!
   ラクゥウ ルルウ ウゥ!!!!!』
  [ひび割れた頬の奥から、蠢く闇が咆哮をあげた。  ジリヤの心臓が、握りつぶされたかのように痛んだ。  幾度となく聞かされ、心折られた、あの声だった。] 
 (93) noko  2016/10/09(Sun) 15時半頃 
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[地響きと共に、地面がひび割れ、新たな街のがせり上がる。  新宿新南口、新宿スタジオ、喫茶店、  シェアハウス、そして赤坂マンション。 現実を模した建造物は、複雑に連結し、 まざりあい、異様な様相を見せた。 "知らない街"は、その規模を急激に拡大し、 迷宮のように複雑さを増してゆく。]
   『♪らぶらぶにゃんにゃん らぶにゃんにゃん』
  (……うるさいっ!うるさいっ、うるさいっ、うるさいっ!)
  [ショーウインドの前を横切る。  窓に映った"ジリヤの鏡像"が、一斉にジリヤに顔を向け、 鏡面から躍り出た。]
   『♪あなたのこねこになりたいの』
   (……木露さんを!澪音さんを襲った! あたしが、頼ったからっ!) 
 (94) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[街頭モニターに映るライブステージ。  "画面いっぱいのジリヤ"が、モニターから手を伸ばす。]
   『♪らぶらぶにゃんにゃん らぶにゃんにゃん』
   (……赤羽を!立川を殺した!あたしを、寝盗ったからっ!)
  [ジリヤは思い出した。2度も身を救ってくれた、あの破裂音。  その瞬間に、頭に響いた、か弱い声を。]
   『♪恋する首輪でつながれたい』
  (……あたしを縛り続けた!あんたの理想であるためだけにっ!)
  [タスケテ と泣いていた、あの声を――] 
 (95) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[四方八方から迫ってくる、 幾人もの"ジリヤたち"を躱しながら、遮蔽ドアを抜けた。  ドアを締め、鍵を。 即座に、ドアを殴りつける音が、ガンガンと響く。  空色のワンピースは血で汚れ、靴はとうに投げ捨てて、 全身はボロボロだった。  見るまに変形していくドアを尻目に、 駆け出しながら、ジリヤは携帯に番号を入力した。]
  『090-××××-××××』
  [自分の携帯番号。コール音。  相手はすぐに出た。無言。  いや、ほんの微かにすすり泣く声]
  ……どこ!? いま、どこにいるの!?
  [背後で破壊音。遮蔽ドアが破られた。] 
 (96) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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『……線を』
  [電話の向こうから、微かな声]
  『線を辿って……』
  [地面に、白い線が浮かんでいた。 チョークで引いたような、ジグザグで、癖のある線。 ラクガキのように書きなぐられた、文字、記号、そして矢印。
  進むにつれて、増えてゆくラクガキ。 壁に、地面に、柱に、木々に。 いたるところに記された矢印は、すべて同じ方角を指し、 1点に集約しているようだった。
  全速力でそこへ走った。迷いはなかった。] 
 (97) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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― ??? ―
  [旧い戸建ての木造住宅。  ジリヤは悪寒に竦み、震える身体を必死に抑えた。  2度と来たくなかった場所。  2度と思い出したくなかった記憶。  そして、ジリヤの奥底に巣食っている"元凶"]
  ……。
  [表札の掲げられた名前は――『月守』    拳を握り、息を吐いた。  頭の中で、自分のための曲を弾いた。  いかなくちゃ。玄関のドアを開き、足を踏み入れた。] 
 (98) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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― "月神"邸 ―
  [そこには、一人の子供が居た。 暗い寝室で独りぼっちの女の子。 ゆっくりと顔を上げたその少女と、目が合った。
  翠色の瞳。色素の薄い金髪。 その幼い顔は、精気が抜けたかのように虚ろ。 生まれたままの姿でベッドに横たわり、 毛布の下で縮こまるその姿は、怯えているように見える。
  少女の手元には、ボロボロになった黒い本。]
  ……あんた、だったんだね ずっと……助けてくれたのは。
  [その子が誰なのか。 その本を渡したのが誰なのか。
  ジリヤには、わかっていた。] 
 (99) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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       『――ヅいカ』 
 (100) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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                                                                 ――ジリヤ 
 (-94) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[少女に微笑み、その小さな手をとった]
 
  『"ジリヤ"……みーつけたっ』 
 (101) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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          ――置き去りにした、あたしの本当の影(あたし)。 
 (-95) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[外から、蠢く闇が迫っていた。  押しつぶされる家が、ミシミシと悲鳴をあげる。  ぐずぐずしてはいられない。  "幼いジリヤ"を抱きかかえて、押入れの中へ急ぐ。  天井板をずらすと、開いた隙間から、広い空間が覗いている。]
  さ、はやく、入って。
  ["幼いジリヤ"を天井の隙間から入れると、 自分も続いて中へよじ登った。 "どちら"へ出るのか、もうここからは賭けだった。 奥へ、奥へ、はいすすむ。右も左もわからない。
  少女の手を握る。少女も強く握りかえした。] 
 (102) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
  | 
 
 
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みよ子さん!! いまわかった……アンケートの答え! あたしの望む未来。
  あたしは―― 
 (103) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
  | 
 
 
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◆希望調査アンケート  
  記入者氏名 :  日付: / 
 
  項目1 どんな未来をご希望になりますか?
             ≪自分を取り戻した未来≫           
 (104) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[辺りを包む闇から、声が轟いた。]
  『イくナぁアぁアアあああ!!もどレぇェェッ!!
       おまエは、おレ様のものダぁぁァぁぁッ!!
          もどってコぉォォい、ラクゥウ ルルウ ウゥ!!!!!』 
 (105) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
  | 
 
 
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["月神"の咆哮。 自分を呪縛し続けていた"月神の影"へ、 ジリヤはハッキリと返した]
             ふざけんな!!ばか!!
           あたしは……あたしのもんだ!!
  [言った!ジリヤは笑った。
   言ってやったぞ!少女も笑った。
   闇は咆哮をあげて、霧散してゆく。
   やがて、暗がりに明りが見えた。
   どこかへつながる"出口"が――。] 
 (106) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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                *  *  *     
 (107) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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― 某日:新宿駅新南口 ―
  『――でね、その日から、人が変わったように、 我が強くなったんだって。 そのまま警察にタレこんで、売春関係も全部ぱぁ。 まゆゆも、小遣い減ったって嘆く嘆く……
  え、人に媚びる方のジリヤ? へへっ……そっちのジリヤはねェ〜 もう誰も見てないんだって!
  これ、まゆゆ…… あ、"ともだちのともだち"から聞いた話、 ってことにしといてね!』
  [そういうと、少女は私の手をとって、 南口脇の人だかりに向かいだした。]
  『ほら、はやく。もう、はじまっちゃう。』 
 (108) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[人だかりの中央には、地べたに腰を下ろした1人の少女。
  汗を吸った白い無地のTシャツ。 ネイビーブルーのダメージジーンズ。 無造作に被った黒いキャップ帽。 身の丈に不釣り合いなアコースティックギター。
  弦を荒々しくかき鳴らし、 暗く鬱屈した歌を叫んでいる。 怒りといら立ちをぶつけながら、 それでも負けるものかと、 反抗的な、反撃の狼煙をあげていた。
  脇に置かれたダンボール。 その立札に記された曲のタイトルは、
             ≪ドッペルゲンガー≫
  ふと、先日読んだ怪奇小説を連想する。 さて本の題はなんだったか――……**] 
 (109) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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― 某日:赤坂・高級賃貸マンション ―
  『ざっけんな!そのための逮捕要員だろが!  グダグタ言うと、ぶっ殺すぞ!クソが!』
  [三ノ輪は携帯を切ると、1905号室へ急いだ。 警察に"売り稼業"の尻尾を掴まれた。 本郷とも連絡がとれない。 早々にシルバーケースを切ることに決めた。 証拠を破棄して、身をくらませる。 子会社の一つを潰すぐらい、どうということはない。
  ちょろいもんだぜ、東京。 三ノ輪はほくそ笑んで、1905号室のドアを開けた。] 
 (-96) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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[三ノ輪は硬直し、ぽかんと目の前の光景に見入っていた。  広いリビングの中、ソファの上で誰かが胡坐をかいている。  男だ。ぼさぼさ髪の男が、胡坐を書いて本を読んでいる。」
  (……おい、そこ、おれの特等席)
  [誰だ?という疑問は頭に浮かばなかった。  よく知った顔だったからだ。ソファの男が顔をあげた。  よれた前髪の隙間から覗く、まどろんだ目。浮かぶ隈。] 
 (-97) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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 [まどろんでいたその目には、悪意の灯りがともっていた。]      
 (-98) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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          『 み  つ  け  た  ぞ 』     
 (-99) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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/* 長々と申し訳ない。以上で、ジリヤの物語は完成です。お付き合いありがとうございました。 
 (-100) noko  2016/10/09(Sun) 16時頃 
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/* おおおお〜〜〜〜〜いいですね〜〜〜〜!!! こういう決着と落ち着きどころになったか〜〜〜〜
  三ノ輪さんの話が添えてあるところと切り方好きだなぁ 
 (-101) gekonra  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* ひなこちゃんのところのハナコちゃんの話もちょっとあったかく終わって雰囲気ちょういいな…… 座敷童のよう…… 
 (-102) gekonra  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* >>-91 結局まだるいくん母には連絡してないつもりでいたけど、四ッ谷マンションおわったあとでかけたってことにしてもいいしどちらでもあわせる! 
 (-103) gekonra  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/*ありがとうございます〜!展開的に良い話で終わらせようとは思ってたんですけど、やっぱりホラーとしてはゾクッと後味悪い締めにしたいな〜と。NPCは殺すために用意しましたしねw 
 (-104) noko  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* おおおお、ジリヤちゃんお疲れさま…! いいね、自分をちゃんと見つけたか。いいねえ。 最後のぞわっと来る感じがめっちゃ好きw
  >>-103 おお、了解了解。んじゃ、こちらこれから病院なので(…)、澪音ちゃんから実家にかけた!!!→『琉衣が入院したって職場からさっき連絡が来て!!!』→えー!でもありかなあと思うなどする。
  言ってしまえば、はぐれたその夜に新宿駅で行き倒れて救急搬送されているつもりでいるので、次の日の朝になれば病院から職場経由で実家にも情報が回るかと思われるよ。情報受け取ると結構ドタバタしてしまうかと思われるので、そこの受け取りは任意にして貰うのが良さそうかなー! 
 (-105) dia  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* 病院送りだと、みよ子さん情報と祖語る上に情報伝達の時間軸としては、みよ子さんに電話(直接伝達)→みよ子さん出社(その後職場に病院からの連絡)となるかと思われるのだが、そこはよろしくされて……どうにか……っていう甘え方(
  なお、みよ子さんに繋がった電話と、日菜子ちゃんと迷った迷路(お互いに実は生身じゃなかった)だけは不思議処理になる模様です。 
 (-106) dia  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/*東蓮寺さんと澪音ちゃんのエピ楽しみ〜♪ 
 (-107) noko  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* 齟齬…!言わずともだが一応の誤字のお知らせ… 
 (-108) dia  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* うおーーー細かくありがとう。 都合をつけたいつもりではいるけど、必死こいてかいてるうちに視点のとりこぼしなどあったら適当にスルスルスルーしてもらえるとうれしいw 
 (-109) gekonra  2016/10/09(Sun) 16時半頃 
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/* OKOK なんも問題ないよww
  ちーなみに、こっちも澪音ちゃん見舞いに来るだろうよ!!!って思いながら書いてるんだけども、正直対話するほどの時間が取れそうにも思えないので、めっっっちゃ適当に好き勝手喋る……みたいになるかも知れん……。だが後日談で澪音ちゃんと日菜子ちゃんには是非とも顔を合わせておきたいんだ(我儘)
  入院してたら、澪音ちゃんたまに顔見せてくれるかな? 
 (-110) dia  2016/10/09(Sun) 17時頃 
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/* オッケーーーーーーー!!! 入院してたらいくよそれは! 超超超大好きな従兄だよ?! いかないはずがないよ! 
 (-111) gekonra  2016/10/09(Sun) 17時頃 
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/* ジリヤさんが平和に終わって良かった。 悪者なんて最初からいなかったんだ…!!(
  >>-90 人につくタイプの座敷童、を考えていてそれなら血縁にした方が良いなーとか姉、叔母、大叔母、位の選択肢で一番遠いのを選びました。 姉とか叔母だと写真が残ってると思うので…。
  >>-102 なので座敷童で問題ないのです! 正確には、座敷童になるはずだった少女霊かな……。
  ハナコちゃん的には日菜子について行ったけどついてった先はマンションで、日菜子ちゃんから視認をされなくなってしまい…と言う若干寂しげな隠れエピソードが。 ママさんも小さい頃には家でハナコちゃんに会ってたはずなんだけど大人になって忘れてしまったのでした。 
 (-112) waterfall  2016/10/09(Sun) 17時頃 
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/* わかったーーー!ありがとう!!! 可愛い従妹がいて俺は嬉しい…… 
 (-113) dia  2016/10/09(Sun) 17時頃 
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/* ハナコちゃんが東蓮寺お兄さんに初恋という名の一目惚れをしていたと言う話も一つ置いておきますね! 
 (-114) waterfall  2016/10/09(Sun) 17時頃 
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/*ヒナコちゃ〜〜〜ん、ハナコちゃ〜〜〜ん💕 青ログで可哀想なことになってるのかな、ってハラハラしてましたが、切な可愛いことになってて·······たまりません。好き·····。 ジリヤ編の悪いやつはみんな死にましたね!(そして新たな都市伝説に) 
 (-115) noko  2016/10/09(Sun) 17時半頃 
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/*東蓮寺さんのモテモテぶりがすごい。 
 (-116) noko  2016/10/09(Sun) 17時半頃 
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/* 0時半までだしそろそろかいちゃおうかなあ どっかで齟齬ったらすんません 
 (-117) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時頃 
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― 四ッ谷マンション ―
 
  [電子機器があげるひび割れたノイズは、次々部屋中に散らかって、すぐに部屋をいっぱいに満たしてしまった。
  耳の奥と頭が痛み、拍子に目が回るほどの異音だったのに。 アンケート女は異音の真ん中で、部屋を満たす音にこれっぽっちも気づいていない様子で言った。
  奇妙にゆがんだ音のなかではっきりと
 
  「これで、希望通りのはずよ」と。] 
 (110) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時頃 
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[キルロイ先生と出目、そしてあのアンケート女のやり取りは、結局、入間には殆ど意味が分からなかった。 異音の最中で、二人の意見がぶつかって、恐らく思想の話をして、恐らく矜持のようなものの話もして、きっとアンケート女とキルロイ先生の考えは食い違った。 その程度の了解だけが漠然と頭に残って、あとはもう、殆ど何を言わんとしているのか、頭に残っていなかった。
  キルロイ先生に促されて、看板のかかった部屋を出てすぐ。 入間は腰を抜かして立てなくなった。 緊張の糸がぷっつり切れた。 周囲の言葉の意味が掴めなかった理由に、外の空気を吸って漸く追いついた。あの異音の後、常識では括れぬ出来事の連続に、頭が恐怖のみに塗りつぶされ、不安で不安で、他人が話す言葉の意味を噛み砕く余裕が一切なかったのだ。
  人間なのかと問われて、心地よさそうに目を弧のかたちにしていたあの女の顔が目に焼き付いて離れなかった。 今出できたこの扉の向こうには、二度と足を踏み入れてはならない。未だ思考が濁り、目が回りそうな中、そう強く思った。
  まるで、ちいさな地獄にいたようだ。] 
 (111) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時頃 
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 [入間がそのように扉の前で呆けていて、すぐのことだった。 入間のスマホに電話がかかってきて、入間は言葉にならない悲鳴をあげ、スマホをコンクリート床に落とした。
  床に落ちたスマホの画面には、「パパ」と表示されていた。] 
 (112) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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― 東中野のとあるマンション前 ―
  [入間は父と母からの電話を受けて、東中野へと帰ってきた。 自宅マンション前には、警察車両が入間の居る位置から見える限りで二台ほど停まっていた。
  入間はエントランス前に立ち尽くし、呆然とそれを見ていた。 希望が、叶っていた。
  入間はたしかに「ちゃんと警察に捕まって」と希望した。>>32 不法侵入だったのだから、そうなるべきであると考えていたはずなのに、どこか狐につままれたような心地のまま、白色のタイルを敷き詰めた新しいにおいのするエントランスの奥へ、よろけた足取りで入っていった。] 
 (113) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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  [父と母曰く]   
 (114) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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[父と母は朝の夫婦喧嘩の後、マンション近くで起きたある事故が原因で病院にずっと居たのだそうだ。(>>58)
  会社には緊急の用で休む連絡をいれていたそうなのだが、入間が母の携帯電話から会社へ電話をかけた際、電話に出た男からは、何故だか、一切そのような話は聞かされなかった。
  ある事故とは、父や母の身におこったことではない。] 
 (115) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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  [入間澪音が事故にあった、のだという。(>>1:*2)]   
 (116) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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[いや。事故と言い切ってしまうには些か事情は複雑であった。 なぜなら、それは「恐らく自殺だ」と思われていたから。
  道路に飛び出した清瀬市立高校の制服を着た髪の長い女子高生。事故直前、彼女の様子を見た通行人によれば、ずいぶん思い詰めた様子だったという。 そして車に轢かれたその女の子は病院に搬送された。
  事故の知らせを同マンションの隣人から聞かされた父と母は慌てて病院に向かったのだそうだ。] 
 (117) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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[なりふり構わず、入間の父と母は家を出た。 それから、ずっと病院に居続けたのだという。
  言われてみれば、父も母も、希望調査アンケートに希望を記入した朝と同じ服を着ていて、それはよれよれになっていた。 父も母も、随分憔悴しているようだった。
  事故にあった『入間澪音』は、結局、死んでしまったそうだ。 あちこち損傷が激しく、対面した時、顔もわからなかったらしい。
  なりふり構わなかったため、二人とも携帯電話はどこかへ落としてしまっていた、と彼らは語った。 職場などへの連絡は院内から行っていたらしい。 なんとも、嘘のような話である。] 
 (118) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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[入間は、両親の話をききながら、あの四ッ谷のマンションの一室を思い浮かべた。 小さな地獄のようなあの部屋の、偏執的な本棚にびっしりと並んでいた青いファイルを頭に思い描く。
  そのファイルを、頭のなかで開いてみる想像をした。
  なかには、幾人もの人の希望が書かれた紙があり、 めくっていくと、しらない誰かの様々な希望が書かれていて ある用紙には、そう、たとえば
  「死にたい」と、書かれていたとして――……] 
 (119) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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― ある未来の話:入間家の朝  ―
  [あの奇妙な、二、三日が終わってから少し経った。 後日知ったことだが、入間澪音が人捜しの依頼していた探偵は、依頼をした翌日の朝、奇しくも、その人もまた事故に巻き込まれていたのだという。 依頼は完遂されなかったが、父も母も、無事にとは言わないものの従兄も見つかった。] 
 (120) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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[入間は学校へ行く準備を整え、リビングへ続く格子ガラス入りのドアをひらいた。
  リビングの大きな窓からは朗らかな朝日が入り込み、エアコンは室温を適温に保っている。
  リビングには父と母。 穏やかで、しずかな朝だった。
  そこには、喧嘩をする声はない。 彼らの娘である『入間澪音』が車道に飛び出し自殺を図って、病院に運ばれたあの日から。] 
 (121) gekonra  2016/10/09(Sun) 18時半頃 
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[あの日、娘が車に轢かれたという報せをうけ、病院に向かい、事故に関する事情をきいた両親は「娘を自殺においやった」と疑いもなく考えた。 以来、入間祥子と入間祐輔は、夫婦喧嘩をしていない。
  娘の澪音は「行ってきます」と両親に声をかけた。 彼女の両親は「いってらっしゃい」と笑顔を拵えこたえた。] 
 (122) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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[入間は家を出て、いつもと変わらぬ灰色の駅前の道を歩き、東中野駅へと向かった。 あれから駅前でアンケート配りの女はみていない。
 
  入間澪音は思う。] 
 (123) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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   [あそこに居るのは果たして本当に、          自分の両親なんだろうか?]   
 (124) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
  | 
 
 
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[東中野駅に着くと、大江戸線に乗るため、入間は黒い帯のようなエスカレーターを、ゆっくり、ゆっくりと、深くおりていった。
  ごったがえす人波のなかの一人となり、電車に乗りこみ、入間はスマホへ視線をおとした。 今朝もある元クラスメイトへ届かぬメッセージを送る。] 
 (125) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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    『なんか、知らない街みたい』
    
 (126) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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  [背乗り(はいのり)。
  工作員が他国人の身分や戸籍を乗っ取る行為を指す警察用語、であるらしい。**] 
 (127) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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/* おわり! 見舞いとかぜひいきたかったけど、そのへんのくだりはるいくんに一度おまかせして、あくまで自分のぶんだけ! 
 (-118) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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/*背のり真実きたーーーー!!!ぞくってきました!! 
 (-119) noko  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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/* ぞく!うれしい!わーい! 
 (-120) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時頃 
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/*澪音ちゃんとお茶してるとき、あっこれギミックあるから深くつっこまないほうが後々たのしい奴だ、って思ってましたwwwwwwわーい、たのしいです!!! 
 (-121) noko  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
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/* そうそうそうwwww あっでもジリヤとは、ほんとはあれでした 両親の離婚に対しての話には「すりゃいいじゃんそんなの!!!」みたいなこと言ってみたかったけどやりそこねてたwww
  怖がってくれたり両親の不仲の原因になることを怖がってくれたりがめっちゃたのしかったんだ・・・ 
 (-122) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
  | 
 
 
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/*すりゃいいじゃんwww言われてみたかったですー!!だってねー、もう澪音ちゃん怖がりポイントの宝庫でしたからねー!ほしいボールいっぱい投げてもらえて、入れ食い状態でしたよ。 でも澪女ちゃんと接触してあの会話できなかったら、ジリヤバットエンドもありえましたね。 
 (-123) noko  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
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/*澪女?澪音ちゃんwww 
 (-124) noko  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
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/* いってみたかったーーーwww まだうじうじしてるジリヤちゃんだったから猶更いってみたかったんすよね! ボスメスザルうまく働いててあの反応は楽しかったwww ボールはジリヤの先の話みたさに投げました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!受け取ってもらえてよかった!!!!!!!ガッツポーズしてた
  そして澪音はちょっとかきにくい みおおんと書くしかない 
 (-125) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
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/* 名前はPPPで3音から・・・ 
 (-126) gekonra  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
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/*ボスメスザル設定でパパがシンバーケースの客ってメモ見た瞬間に、怒られたい!!!!って反射的に、不倫相手にまでしちゃいましたね。出会えてよかった〜〜〜〜〜www ボールがコントロール抜群の豪速球で、嬉しい悲鳴でしたね〜、喜んで拾いまくりました。 PPP 三音で、澪音なるほど!!!!  ジリヤは針子要素皆無でしたね。 
 (-127) noko  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
  | 
 
 
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/* 澪音ちゃんお疲れ様でした! 木露先生が、澪音ちゃんをさんづけで呼んでいたのは『なれなれしい、キモっ』って思われないように 
 (-128) sizu  2016/10/09(Sun) 19時半頃 
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みょんこは、せんせい 今日 延長 ありま せんか
miseki 2016/10/09(Sun) 20時頃
 
 
 
みょんこは、Win10の更新プログラムの狭間に落下中 現在34%ェ...
miseki 2016/10/09(Sun) 20時頃
 
 
 
 
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/*キルロイせんせーーー!!! いなくなっちまえ啖呵、最高に痺れました!さすが主人公枠! みょんこさんwwwwwwが、がんばってwww 
 (-129) noko  2016/10/09(Sun) 20時頃 
  | 
 
みょんこは、vitaでがんばるのはさすがにつらみ これなかったらデンシキキに敗北したとお思いください
miseki 2016/10/09(Sun) 20時頃
 
 
 
 
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/* 箱前でないのであまり発言できてなかったけれど、ひとまず延長は再度かけておいた。
  みんないいな。入間もジリヤも、終わり方が非常に世にも奇妙な感じですごく好みだ。 村やってよかった… 
 (-130) (so)  2016/10/09(Sun) 20時頃 
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/*延長ありがとうございますー!! 
 (-131) noko  2016/10/09(Sun) 20時頃 
  | 
 
みょんこは、あっ 延長めっちゃありがとうございます もうちょっとイキレル**
miseki 2016/10/09(Sun) 20時頃
 
 
 
 
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/* 延長やったーーー
  ほんとう、みんな、エンド素敵……素敵…… 参加した身は勿論ながら、 他見てるのも大層楽しい面白い村でした 
 (-132) mimu175r  2016/10/09(Sun) 20時頃 
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/* 延長ありがとうございます! 私もエンドかかねばば 
 (-133) sizu  2016/10/09(Sun) 21時頃 
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/* お暇するのに何か挨拶をせねばと、捻り出しましたが概ね好評のようでホッと致しました。 
 (-134) sizu  2016/10/09(Sun) 21時頃 
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/* 延長きた!これで勝つる……!!
  おおおおお。澪音ちゃんの〆いいな。めっちゃいいな。 不気味さがあって最高に良い…! 
 (-135) dia  2016/10/09(Sun) 21時頃 
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/* あと >>-112ハナコちゃん切ねえ……!
  ハナコちゃんもおいで!ってしたくて迷ったけれども、ハナコちゃんに託されたものの重みを優先して日菜子ちゃんを連れて行く方を優先しましたという話。またいつかどこかで…死んだ後にでも、ハナコちゃんとまた会えるといいね。
  >>-114>>-116 !?wwwwww wwwwwwwwwwwwww イケメンチップの威力すげえな!!!!
  だがこちら、一人で不安MAXになってたところに女の子たちが現れて、ほっとして一緒に行くことにしたのも束の間、ハナコちゃんって本当についていって大丈夫なのかと再び不安に襲われていたヘタレです!!!!!! あっ!!っと思って瞬間的に食いついたけど、ちょっと冷静になったら途端に心配になりましたよね……可愛い女の子に対してひどい話だw 
 (-136) dia  2016/10/09(Sun) 21時頃 
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/* キルロイ先生の熱さ好きだったな〜〜〜 澪音ちゃんから繋がりもあって、会おうぜ!!!だが後半にだ!と思っていたら、結局会う暇がなかったでゴザル! 
 (-137) dia  2016/10/09(Sun) 21時頃 
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─ 新宿駅・回想 ─
  [その日の新宿駅事務室も忙しかった。新宿駅東口傍にあるこの事務室は、さして目立つ場所にあるわけではないものの、それでも世界最大の一日利用者数を誇る駅の事務室である。迷子に落としものに問い合わせ、大きなものから小さなものまで、問い合わせと対応には事欠かない。
  その日の夜半過ぎには、救急車を呼ぶことすらした。サラリーマン風の青年が一人、倒れたというのだ。時間が時間だけに一度は酔っ払いかとも思われたものの、酒の匂いはなく、急病人として救急搬送されることとなった。] 
 (128) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[……その日。東蓮寺琉衣は、いつしか知らない駅にいた。いや、違う。身体は確かに新宿駅構内にあったはずである。 知らぬうちに従妹とはぐれ、気付けば見知らぬ場所にいた。焦って右に角を曲がる。突き当りを右に曲がって、再び突き当りを右に曲がる。再び右に曲がれば───辿り着く同じ場所だった。あんなに角を曲がったというのに!
  再び右に曲がる。突き当り。 右に曲がる。同じ場所。頭が痛い。 ガンガンと頭が痛くて、思わず道の端に蹲る。 人々の足の流れは早くて立ち止まらない。 少し頭痛が収まって、スマホを操作してみたがうまく画面が出なかった。諦めて再び歩き出す。従妹の澪音はどうしただろう。
  人影は随分少なくなっていた。 開いていたはずの店も既に閉まって、駅はますます見知らぬ風の顔をしはじめる。人影もまばらだ。
  また、角を曲がる。また。 また角を曲がる────] 
 (129) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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                     [ 出られない。 ]   
 (130) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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(ああ、そうだ。)
            (そうか、”君”もか。)
    (そうだ、出られないんだ。)
 
             (出たくないんじゃない!>>3:*15)
 
 
       (出られないんだ、この知らない街から──>>3:271)
 
  [誰かと言葉交わした。あれはいつの話だったか…?] 
 (-138) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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─ 病院 ─
  [目が覚めれば、そこは見知らぬ部屋だった。 奇妙な夢を見ていたような気がする。知らない駅、知らない街で迷い続けて出られない夢だった。思い出そうとして、微かな痛みに眉間に皺が寄る。その小さな動きに、ハッとしたようにベッドサイドの人影が振り向いた。]
  『琉衣…!?』
  かあ、さん……?
  [それは田舎にいるはずの母だった。後から落ち着いて聞いた話によれば、東蓮寺琉衣は新宿駅構内で倒れていたということだった。たまたまその場に通り掛かった人が駅員に通報してくれ、そこから救急車で病院に運ばれたということらしい。 身元は所持していた新宿不動産の社員証で判明した。病院から新宿不動産に連絡があり、それから四国の実家へと連絡が行ったという話だ。
  急ぎ上京した母に付き添われて数日、目を覚まして聞いた病名は脳梗塞。幸い軽度で済んだとのことだった。] 
 (131) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[夢の中でのことは全体には曖昧なくせに、所々がいやに鮮明に記憶に残っている。鈴里みよ子と会話した気がする。出たくないんじゃないかと、何故あの人はあんなことを…あんな見透かしたようなことを言ったのだろう。
  夢だ。ならば登場人物は自分自身の無意識の投影だろう。 ならば見透かされても当然だ───そうは理屈で思いながらも、何故か以前彼女と交わした他愛もない会話>>1:204が思い起こされるのだ。 あの時、東蓮寺が口にしたのは他愛もない愚痴だった。 それに対して入口も出口も名前が違うだけかも知れないと、そんな彼女の言葉>>1:238が、もしかしたらずっと気にかかっていたのかも知れない。あれから…思うよりもずっと。心の底に沈んでいて。] 
 (132) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[夢の中では、日菜子とも出会ったように思う。
  真嶋日菜子。 新宿不動産のマンションに住んでいる女子高生。 彼女と”ハナコちゃん”と一緒に迷路の中を彷徨うという夢を見た。現実には、顔を見知っているとはいえ、さして縁の深くない子だ。そんな子が何故夢に出てきたのだろうとは思う。
  だた。一度は深くなった昏睡が、ある時を機に浅くなったのだと聞いて、ひょっとしたら本当に自分は彼女らに助けられたのかも知れないと思った。そう思わされるような夢だった。
  退院したら、きっと真嶋家を訪ねてみよう。ひょっとしたら、変な顔をされてしまうのかも知れないけれど。] 
 (133) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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かあさん。俺の…スマホあった?
  [問えば、それどころじゃないといった顔をされた。当然だろう。首を緩く横に振って、言葉を続ける。]
  俺、倒れる前に澪音ちゃんと一緒だったんだ。 新宿駅ではぐれてそのままにしちゃったから、きっと心配させた。 だから連絡、いってるかなと思って…気になっててさ。
  [言えば納得したように、入間家にも連絡はしたと母は言う。言いながら、はあと大きく息をついた。]
  『祥子のとこもねえ…。』
  [大変だったようだ、と。何やら姉妹で話があったようだが、どちらにせよ互いに忙しすぎたというところもあり、未だ顔を合わせてしっかりといった会話には至っていないようであった。息子が意識を取り戻したとなれば、また少し落ち着くのではあろうけど。] 
 (134) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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そ…っか。なら良かった。 今度、直接俺からも澪音ちゃんに謝らないと。
  ねえ、母さん。 祥子おばさんは、ちゃんと祥子おばさんだった?
  [問えば、母は顔を僅かに顰めて頷いた。 入間家に起こった奇妙な騒動、その真相を母はどこまで聞いてるだろう。ひょっとしたら倒れた息子を気遣って、聞いた話をしてくれてはいないだけなのかも知れなかったし、やはり未だ良く知らないのかも知れない。
  ともあれ、母と今すべき話にも思えなかったし、実際、もし母が詳細を知らないとして、詳しく説明するほどの元気も今はなかった。何にせよ澪音の無事が知れ、彼女にも自分の状況が伝わったなら、今はそれでいい。そう思った。] 
 (135) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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*
  *
  * 
 (136) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[脳梗塞の後遺症で、左半身に軽い痺れが残った。だが後遺症は、リハビリを行えばほぼ残らないまでになるだろうという。
  まだ若いのだし。と、医師には言われた。 どのみち入院はまだ暫く続きそうで、職も危ういだろうかと思われた。なんといっても、そこは切るにも手軽な契約社員だ。]
  ………、
  [やれやれと諦め気分の息をついて、病室から窓を見遣る。リハビリは順調に進んでいて、この分だと思ったよりも早く退院になりそうだ。
  あれから、考えるだけの時間はたっぷりとあった。母と言葉交わす時間も存分にあった。そうして己を省みるだけの時間が、充分にあった。] 
 (137) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[長男だから寺を継げって。修行が大変そうで。 田舎が嫌で。でも現実は思うよりも厳しくて。 アパートは従妹も招けない程に古く狭くて。 それでも、着るものだけは…外側ばかりは取り繕って>>3:+9
 
  帰りたい───、帰りたくない。 出たい───出られない。出たくない…?
 
  なんだ、そんな理由か。それだけの理由で、それだけのちっぽけな見栄と意地で…逃げで、自分で自分を縛り付けていたのか。出口と入口を同じくして迷い続けていたのは一体誰だ?それは自分、己自身だ。] 
 (138) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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…出られないはずだ。 
 (-139) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[苦い笑みが口元に浮かぶ。 自覚してしまえば子供っぽい、下らない意地だと思った。そんなことも分からずに…、いや。分かっていたのに、分からないフリして過ごしていたのだ。迷路の出口から目を逸らして。] 
 (139) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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迷路を作り出していたのは、
 
             …、 俺 だったんだから。 
 (-140) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[自分自身の心が。現実から目を逸らし、逃げ続ける心こそが迷宮を作り出していたのだろう。
  鈴里みよ子は、それと分かっていたのではあるまいか。 聞いてみたかったものだと思う。言えば彼女は笑っただろうか。 ふふ。と、四つ指を口元にやわらかに当て。] 
 (140) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[入間澪音が見舞いに訪れれば、東蓮寺は少し情けなそうな顔で眉を下げて彼女を迎えた。]
  ごめんな、澪音ちゃん。 あんな時に一人にさせちゃって、心細かっただろ。
  俺から連絡出来なくなっちゃってごめん。 もう、大丈夫かい…? 
 (141) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[最初に顔を合わせた時、彼女に真っ先に告げたのは謝罪であった。ずっと気にかかっていたことだ。あの不気味な恐怖、他人が身内に成り代わっていたという冷たい恐怖と嫌悪感、あれらを共にしたことを覚えている。他者にはきっと分かりえない不気味さではないか。
  入間家に上がりこんでいた不審者らは警察に捕まった>>113とは、後に聞いた。澪音の両親が消えていたことの顛末も、その時聞いた。一件落着、良い結末だったといえるだろう。 とはいえ成り代わりの、あの当時の不気味さばかりは親にも言えず、むしろ言って上手く理解が得られるもののようにも思えなかった。
  それは澪音も同じなのではないかと思う。 いやむしろ、彼女にこそ、その思いは強いのではあるまいか。だからこそ事情を知る、唯一の従妹へと案じ顔を向ける。] 
 (142) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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  ……俺はね。
  [と、従妹相手に話したのは何度目かの見舞いの時だ。少し早めの退院の日取りが決まったと従妹に告げ、何となく「今後のこと」に話が向いた時のこと。] 
 (143) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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俺は退院したら、暫くこっちで勉強して…受験、してみようかと思っててさ。 仕事はどうも、なくなりそうだし。時間も空きそうだし───多少の貯金くらいは、これまでもしてきたからね。
  せっかくだから、大学を受けてみようと思うんだ。 丁度こっちに、うちの寺の宗派の大学があってさ。 K大学って世田谷の。知ってる?
  [大学名を挙げて従妹へと視線を流す。これは自ら長い時間で悩み、考え、そして母とその後上京してきた父とも話して決めた結論だ。自分に出来るだけのことを試したいのだと、その為にも再び学び直したいのだと話した結果、経済的支援は受けないとの条件で了承を得た。] 
 (144) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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俺は結局、決められたままの道が嫌だったんだよね。 寺の長男だから寺に入って、後継いで。
  でも嫌だ嫌だとだけ言って飛び出したけど、自分の望みなんて分からないままだった。何でもいいから家を飛び出して、あてもないままフラフラとしていただけ。
 
  だから───、もうやめたんだ。そういうの。 
 (145) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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この年だけど、俺はもう一度挑戦してみるよ。 澪音ちゃんと同じ、高校の勉強をし直してみる。
  澪音ちゃん、今度得意分野を教えてくれないか? 現役相手に聞けたりすると心強いから嬉しいんだけどな。
  [従妹相手にお願い一つ。以前よりも柔らかな印象の笑みで穏やかに頼みを告げて、目を細めた。] 
 (146) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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俺──…迷ってたんだよね、ずっと。 ずっと、出口が見えない迷路の中で。 もがいて、あれこれと探し回っても出口がまるで見えなくてさ。 でも気付いたんだ。…やっとわかったんだ。
  入口も出口も結局は同じものだって。 気が付いてしまえば出るのなんて簡単なんだ。 出口は気付けばいつだって出られるくらいに、すぐそこにある。
  ……だからね。俺はもう迷わない。 迷わないで行けるとこまで進んでみようと思う。 進んだ先が、元からあった道に近くなったとしても、さ。
  [独り言めいて落としてすぐ、照れたような笑みを浮かべた。 誤魔化すように「頼むね」と再び添えて、東蓮寺琉衣は随分と動くようになった左の手のひらを、確かめるかのように軽く握った───*] 
 (147) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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  * 
 (148) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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─ 新宿不動産 ─
  [退院後、やはり辞職することとなった新宿不動産に手続きの為に顔を出した。同僚や、正社員のオネエサマ方は随分と心配した顔を見せてくれたものだが。 その反応も、……今は暖かい、ありがたいものだと素直に思う。 余裕だのポーズだのと、捻くれたような気持ではなく。
  顔を出したついでに真嶋家のマンションのことを聞き、そこで初めて日菜子がベランダから落ちた事故の話を聞いた。 一家は今もそこに住んでいるらしいと聞いて、頷いた。 あとできっと、訪ねてみようと内心思う。] 
 (149) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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えっ、いいんですか? ……、分かりました、ありがとうございます。 では、お言葉に甘えてこれは頂きます。
  [頼んであった写真>>1:270を渡された。 記念だからとお金は要らないと渡された封筒入りの写真を、せめてもの気持ちと共に受け取り懐に仕舞う。] 
 (150) dia  2016/10/09(Sun) 22時半頃 
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[新宿不動産の入るビルから出れば、聞き慣れた街の雑多な音が身を包み込む。何となく少しだけ切ない気持ちでそれを聞いていた時、見渡すように見遣った先に見覚えのある女の子の姿を見つけた。
  訪ねようと思っていた人の姿に、東蓮寺の目が少しだけ大きく見開かれた。]
   ───日菜子ちゃん!
  [雑踏に負けないよう、大きく呼べば彼女は振り向いたか。 ああ、彼女も覚えているだろうか、あの不思議な白い迷宮を。 まるで知っている街なのに見知らぬ場所のようだった、あの不可思議な巨大迷路を。] 
 (151) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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元気そうで良かった。 事故のこと聞いたんだ…それで、おうちを訪ねようかと思っていたんだけども。
  [ここで会えて良かったと、笑顔で告げ。 少し言葉交わしたのちに名を問われれば、あっと小さな声を上げて笑い、己の迂闊さを謝った。]
 
  ああ、そうか。そうだったね、ごめん。 俺の名前は───…   
 (152) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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[彼女が覚えているのなら、あの不思議な迷宮の話を再び語ろう。そして小さなハナコの思い出を語らおう。
  そうしてひそやかに、そしてささやかに。 不可思議な体験は静かに共有されていくのだ。 人の口の端に上らなくとも…確かに、そこにあったはずのものとして。] 
 (153) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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  *
  * 
 (154) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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[あれから、東蓮寺琉衣が奇妙な迷路に踏み込んだということはない。時にはあれはやはり、夢ではなかったかとも思う。
  それでも、折に触れてふと思ってしまうのだ。 あれは一体どこであったのか、と。 街行く時に道の端に見つける見覚えのない小さな路、その先は見知らぬ街に通じていたりはしないだろうか…、と。
  人の心が作り上げる幻想迷宮、果たしてあれはそれだけのものだったのだろうか?鈴里にだけ通じた通話、あれは真に夢の出来事であったのだろうか。
  確かめる術は最早なく、それでも日常は淡々として流れゆくのだ。まるで何ごともなかったという顔をして。] 
 (155) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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……はあ…っ
  [今日も人でごった返す新宿駅で満員の電車から開放され、東蓮寺琉衣はひとつ大きく息を吐いた。
  新宿ダンジョン。 そう呼称されることもある巨大な駅は、今日も世界で最も多いといわれるほどの人間たちを飲み込み、また送り出していく。 小路は人知れず生まれ、また消えていく。 店はめまぐるしく入れ替わり、街は人に違う顔を見せ続ける。 街並みは今日もまた少しずつ、確実に変貌を遂げていくだろう。
  新宿の街は今日も人々を呑み続ける。 変わり続ける眠らない街…それはまるで、変化を続ける巨大な生きた*迷路のように*] 
 (156) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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/*
  \1ページまるごと俺のターン/
  くっっっそ、なげえ!!!ww って書きながらなりました。くっそなげえ!!!
  お邪魔しました!!! 東蓮寺琉衣、ひとまずこれで〆ます! 
 (-141) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
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/* 東蓮寺は、みよ子さんに騙され続けてみることにしました。もういっそ、いいアドバイスだったとか思っているよ!!!
  澪音ちゃん、勝手に見舞い越させた上に語ってすまない……日菜子ちゃんは教えてくれたので会社の前で!!!退職前(?)に会えたよ、やったね!
  高校から離れて暫く経ってからの社会人入試とか、普通に茨道だと思います。生活費も稼ぐんだぞ、頑張れ。だが根無しみたいにフラフラと働いてるよりも、いい顔しそうだなとも思っています。
  迷い道は日常の中にも、ふっとあるのかも知れません。 あんまりそれっぽさ出なかったなあwwお粗末さまでありました! 
 (-142) dia  2016/10/09(Sun) 23時頃 
  | 
 
 
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/* >>-132 なんかすごい言葉が足りてなかった() 回すの絡むのすごく楽しかったし見るのも楽しかった的
 
  東蓮寺さん……いい人だ…… (すごいイケメンを見る目) 
 (-143) mimu175r  2016/10/10(Mon) 01時頃 
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――――冗談じゃねぇ!!! 
 (157) fuku  2016/10/10(Mon) 06時頃 
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こんなところで大人しくしてられっか!!! オレは、家に帰る!!!!
  [一二三は、大急ぎで部屋においてあったジャージを着込み、部屋を出ていく。] 
 (158) fuku  2016/10/10(Mon) 06時半頃 
  | 
 
 
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[――――一二三が部屋を出た途端に聞こえる、館内放送の声。] 
 (159) fuku  2016/10/10(Mon) 06時半頃 
  | 
 
 
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『おはよう、李沢くん。随分とぐっすり眠っていたけど、お疲れだったのかな?』
  [玄関を出て、廊下に出ると一二三は館内放送には耳も貸さず、脱出への経路を探す。] 
 (160) fuku  2016/10/10(Mon) 06時半頃 
  | 
 
 
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『おやおや、無視とはまたつれないなぁ。これからウチの事務所の仲間として歓迎しようと思っていたのに。』
  [一二三はエレベーターを見つけると、エレベーターの下りボタンに手をかける。] 
 (161) fuku  2016/10/10(Mon) 06時半頃 
  | 
 
 
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クソッタレが!!
  [エレベーターのボタンは反応しない。一二三はエレベーターを諦め、非常階段を探す。] 
 (162) fuku  2016/10/10(Mon) 06時半頃 
  | 
 
 
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『ハズレ。エレベーターを使えるようにするとか、そんなヌルい真似、すると思う?』
  [一二三は階段のドアに手をかける。] 
 (163) fuku  2016/10/10(Mon) 06時半頃 
  | 
 
 
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『鬼ごっこって本当にテレビみたいな展開だよね。手荒な真似をして悪かったとは思うけど、話だけ聞いてみる気は無いかい?』 
 (164) fuku  2016/10/10(Mon) 07時頃 
  | 
 
 
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『君には、ウチの事務所の新しいアイドルグループの一員として頑張ってもらいたいんだよね。』
  放送が聞こえた途端、一二三の足がピタリ、と止まった。] 
 (165) fuku  2016/10/10(Mon) 07時頃 
  | 
 
 
 | 
    
はぁ?????
  [頭のなかでとどめきれない困惑が、絶叫となって廊下に*こだまする*] 
 (166) fuku  2016/10/10(Mon) 07時頃 
  | 
 
 
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/* るいくんのと一二三のがきてる〜〜〜〜!!!
  るいくんの従妹のつかわれようめっちゃうれしい……… 父母かえってきたけどなんかいろいろ釈然としないようなきもちなどもしかしたらこの時にちょっと零したりしたかもなとおもえるうれしいト書きでした うまみ・・・ るい君は頭を剃ってもイケメンだよ大丈夫だよといいたいけど入間はたぶん坊主大反対ですwww
  リーーーーーーーーーーーーーーー! リーーーーーーーーーは掘られた♂あとでしかもあるアイドルの死にかかわる可能性でてくるのやばいな…… 自分があるアイドルの死にならんとは限らないもんな・・・ 
 (-144) gekonra  2016/10/10(Mon) 14時半頃 
  | 
 
 
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/* >>-127 子供!?親父キモッ!が先行してしまいあまり怒れなかったけど怯えてくれたの超うまかったです 拾ったボールは投げられてたのならよかった!やったー!!!
  >>-128 wwwwwwwちゃんづけされてたらあり得たしるい君と比べて……ができちゃうから喜んでやってた可能性ありますねwww 電話きいておもってたより意外と顔子供っぽ〜いとかいろいろ言おうか迷って結局やれてない 
 (-145) gekonra  2016/10/10(Mon) 14時半頃 
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/* >>-130 延長ありがとうございました! やったー!!世にもができてたなら安心!!うれしい!!! 
 (-146) gekonra  2016/10/10(Mon) 14時半頃 
  | 
 
 
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― 株式会社 黒い鳥 新宿オフィス編集部 ―
  [黒い鳥の現場は、ひどく混乱していた。
  営業部部長の川端、 副社長兼副編集長の今井、 編集部班長の新渡戸という、 社の中核を為す人物らが一斉に退職したからだ。] 
 (167) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時頃 
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[ある日突然、彼らはAOTORI本社 社長室へと呼び出された。 本社から戻った彼らは、みな一様に蒼白な顔をして、荷物をまとめて、人目を逃れるようにそそくさと帰宅していった。 それが、最後の出社日だった。 事前の社内告知も、引き継ぎも一切なく、陽炎のように消えていった。] 
 (168) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時頃 
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[社内には大きな変革が為された。 大宮社長兼編集長は、副社長兼副編集長へと降格。本社執行役員の新森が出向し、社長兼編集長へと就任するらしい。 新渡戸班は解散、所属していた編集者と手持ちの案件は別の班へと振り分け。 営業部は副編集長の山田が繰り上げ昇進で部長となった。
  とにかく、人手が足りない。面接キャンセルとなった希望者にはこちらから連絡し、日を改めてこちらに来てもらうこととなった。(>>33)
  社長が変わって以来、本社との連携が密接になり、その黒すぎる勤務形態が明るみになる。 今までは暗黙のうちに握り潰していた本社も、さすがに現場の惨状を見ては考えを改めたのか、勤務形態への変革へと動くこととなった。 手始めに、タイムカードの偽装強要を禁止。来期からは連続勤務日数に制限をかけるらしい。 それらの変革が現場にさらなる混乱を産んでいるという側面もあるものの、健全な向きへと舵を切り直そうとする本社と新社長の動きは、概ね好意的に受け止められていた。] 
 (169) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時頃 
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[なぜ、彼らは突然辞めてゆく事となったのか。社内には、未だ様々な憶測が飛び交う。 黒い鳥の上層部も、その仔細を聞かされてはいない。 その理由を知るのは元社長兼編集長の大宮と、本社の一握りの関係者、
  そして] 
 (170) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時頃 
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[編集者の出目と、作家の木露のみ。] 
 (171) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時頃 
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[今日も黒い鳥が鳴いている。 喧しい鳴き声は、慌ただしい編集部の中へ溶けてゆく。
  ベッドの下の斧男。 部屋へと侵入した男。 twitterで写真を送り続けた男。
  彼らはみな別の人物で、偶然に同じ時期につきまとい行為が重なっただけだと言う。 一体どのようにして、斯様な行為を行ったのかという問いには、みな記憶がないのだと言う。
  嘘のような、ほんとうのはなし。 その真実はどこにも広まらず。
  物議を醸す色々な噂も、うたかたのごとく、
  ふわりと浮かび、やがて消えていった。] 
 (172) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時頃 
  | 
 
 
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/* 延長ありがとうございましたーっ すべりこみつつデメちゃん〆。 も〜ほんと語りたいこと無限にあったので独り言もっと活用すべきでした。 
 (-147) fb15k  2016/10/10(Mon) 15時半頃 
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  『朝のニュースです ── 日、午後四ッ谷のマンション五階から出火した火災は、昨夜未明に鎮火しました。
   燃えたのは一室のみで死傷者数は1名、身元は現在調査中とのことで──』
    
 (173) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
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── 東京四ツ谷マンション ──
  [指が、取り消し線を引かれた紙を拾う。 人の減った部屋に嘆息が落ちた。]
 
   …若いわよねぇ  結局、気に食わないからやめろ。  ってことでしょう?
    
 (174) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
  | 
 
 
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[何もない──風に揺れるカーテンがあるだけの空間に、女はにっこりと笑いかけた。]
   理解される気もなかったけれど。  だってわかっちゃったら怖くないものね
   でも、本当に言いたいだけいって  出て行っちゃったわねえ
   よかったのかしら。客観的な証拠も……なにもぜんぶ  ここに残していっちゃったけれど。  それとも信用してもらえたってことだと思う?  いえばやめる。って   
 (175) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
  | 
 
 
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[そこに影はなく、他の人間には──見えるものはないだろう。けれど、たしかに女ははっきりと其処に向けて、話しかけていた。]
 
   ね。 いつきくん。   
 (176) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
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   ふふ。あなたがいなくなってくれて、  私、ちょっと気がぬけちゃったのかもしれないわ
   だって、鈴里のおじさんもおばさんも  "私をみよちゃんってことにしている"し、  気づくとしたら、きっと  あなたぐらいだと思ってたから
  [それでも上手にできていたでしょう?と女は──鈴里みよ子を真似た笑みで空中に笑いかけた。] 
 (177) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
  | 
 
 
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   お迎えにきてくれたのね。  ありがとう
  [少し準備があるから待っててね。と、まるでなにひとつ普段と変わらない調子で女は空中に声をかけた。] 
 (178) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
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[鞄からライターを取り出す。普段なら家にないそれは、喫茶店に忘れられていたものだ。]
 
   取り消し線を引いたらなかったことになる。  なんてルールはないのだけれど、  まあもう伝える機会もないでしょうね
   それにちゃあんと、全部  消さなきゃあ  つくりものだってばれちゃうものね?
 
  [手にしたアンケートにライターの火が燃え移り、赤く燃えあがる。それを並んだファイルの上へと笑顔のままに女はおいた。] 
 (179) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
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  * * *    
 (180) miseki  2016/10/10(Mon) 16時頃 
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  『小津さあん、もー。  何回身元確認すれば納得するんですかあ』
    
 (181) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[現場周り2年目の後輩はもういやだ。という顔で口を大きく開けた。先だって四ツ谷のマンションで起きた失火に巻きこまれた女の身元の確認を取らせていた男──小津は、鑑識から上がってきた報告に顔を顰めた。]
 
  『歯形が微妙にずれてんだよ。中学の検診のやつと』
   『はあ、いや。でもそれもビミョウな差じゃないですか』
  『他にもっとぴったり該当する記録は?』
   『いやあ、うーん。骨折も該当なしですし   指紋はそもそもやけちゃってますしねえ』
 
  [マンションで発見された遺体はすっかり表皮が融解しており、状況から「鈴里みよ子」であろうと判断をされてはいた。が、ひどく遺体が損傷していることもあって、確実にとは言えなかった。鈴里の両親とも、連絡が取れていないままだ。] 
 (182) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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 『あんまり長く名前が発表されないものだから、  妙な噂になっちゃってますよお。  四ツ谷って土地柄と、ほら四年前のことですけど  覚えてます? 藤田サクラコチャン。  あっちは所有物からそうだと認定されましたけど、  身元調査がやっぱり難航したじゃないですか。
   今じゃ四ツ谷マンションの呪いとか出回ってますよ』
  [ほらほら。と資料を持ってきた後輩がケータイの画面をみせてくる。近頃、一部界隈では、事故物件だのなんだのが盛り上がっているようだった。]
  『くだらねぇ』
  『ええー……?』
  『どうせお前も2週間もすりゃあ忘れてるんだろうよ』   
 (183) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[まあそうですけどお。と後輩はあっさりとその指摘を事実だとして飲み込んだ。情報化社会において、話題のうつりかわりはずっと早くなった。人面犬だとか口裂け女だとかのブームも遠い過去の話だ。]
  『状況的には部屋の借主──だと思いますけど、  まあ、不気味ではありますよね。  普通失火だったら外に逃げようとするでしょう?  でもそういう形跡がまるでないし。  …… 焼身自殺だったんですかね』
  [推測を口にする青年に、小津はさあな。と息を吐いた。推測はできる。が、確定できるだけの情報が何もない。結局、推定をもとに話は進められていくのだろう。いいようのないもやつきを抱えたまま、男は深々と嘆息した。] 
 (184) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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 *
 
  *
 
  *   
 (185) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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  『これ、なぁに?』
    
 (186) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[机の上にある手書き文字の書かれた用紙をのぞきこむと、彼女は少し恥ずかしそうにそれをこっそりと腕で隠した。]
  『みよちゃんがかいたの?』
  『……うん。今からちゃんと、  しょうらいのことをかんがえておくの……』
  『へえ! エライね』
  『……』
  [そんなことはないけど。とぼそぼそと小さな声が続く。 もとより引っ込み思案なのだ。] 
 (187) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[彼女とは友人であり幼馴染であり、親戚のようなものだった。双方の両親ともに石見友の会でのつながりがあり、父親を早くに亡くした私は、母ともども鈴里の家にずいぶん助けられて暮らしていた。]
  『やっぱりみよちゃんは、  しょうせつかになるの?』
  『……うん』
  [そう頷いていた彼女が、その夢をあきらめたのは、 中学を卒業するぐらいのころだった。] 
 (188) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[それは、ただの偶然だったのかもしれない。 あるいは、気のせいだったのかもしれない。
  けれど、彼女は中学にあがる前に筆を折った。
 
  『書いたことが本当になっている気がする』 と、
 
  そんな嘘だか本当だかわからないことを理由に、 書くことをやめてしまった。] 
 (189) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[もともと彼女には、怖がりで神経質な一面があった。だから、 強迫観念ようなものに囚われてしまったのかもしれない。
  でも、彼女が書くおどろおどろしい世界のファンだった私にとっては、それは彼女自身の決断よりもずっとずっとショックなことだった。
  他に唯一彼女が気を許していた── あるいは、私よりもずっと頼りにしていただろう彼と離れたことも、その決断に関わっていた可能性もあったが、その点については回想を省く。] 
 (190) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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  『最初におかしいって思ったのは、小学生のときで  ウサギが、死んじゃったこと、あったでしょう?』
  [彼女は発端についてそう述懐した。確かに彼女はその前に、ウサギの死からはじまるおはなしを書いていた。──それが原因で周囲から強く責められた。犯人なのではないかと。]
  『あれをやったのはわたしじゃない。でも、……』
  [ひとつ話を書き上げるたびに、テレビニュースで似たような猟奇殺人が起きる。山の中で行方不明になっていた白骨死体が見つかる。バラバラ殺人事件。男の子の行方不明──]
  『ひとつひとつなら、偶然だって思うよ  でも』
  [全部が同じだったら? できすぎではないか? それは本当に偶然だろうか。確かめる手段はない。──けれど、だからこわいのだと、そう彼女は言った。] 
 (191) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[結局、それから私がどれだけ何を言おうと、 彼女が筆をとることはなくなってしまった。
  私の中には、理不尽だ。という思いだけが溜まっていった。
 
  どうして、 彼女が筆を折らなくてはならないのか。] 
 (192) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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 [ 書いたことが現実になるだなんて
      そんな素晴らしい才能を、
           どうしてふいにするのだろう? ]   
 (193) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[私にはまるで意味がわからなかった。
  ちょっと人が死ぬぐらいなんだというのだろう。 現実の世界でも、創作の世界でなら、もっと輪をかけてあっさりと人間は死ぬというのに。
  納得がいかなかった。私の大好きな、憧れた彼女は、周囲からどれだけさげすまれようとたたかれようと、自分を曲げない女の子だった。親が宗教にかかわっているということを隠してこそこそしている私とは違って、まっすぐで純粋な子だった。それなのに。
  それに、彼女がもしも──本当にそんな才能を持っていたとして、世界の死者数に寄与していたとしてもほんのコンマ以下の話だ。
  気に病む必要なんてないと何度も繰り返し伝えたが、彼女は私の言葉を受け入れてはくれなかった。
  結局のところ、最期まで。] 
 (194) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[合同で鳥取方面に帰省する際にバス事故が起きたのは、 運命だった。そう思っている。
 
  バスは炎上し、乗客のほとんどと同様に私の母は亡くなり、 彼女の両親は爆風で飛ばされ大けがをおい、私と彼女は互いに誰とも判別がつかなくなるほどの全身大やけどをする羽目になった。
  "私゛の方が生き延びたのはほんの偶然で、 病院で彼女はあっさりと亡くなった。] 
 (195) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[隣で手術を受けていた彼女の命は、1日持たなかった。 私はといえば喉をやられ喋れる状態ではなく、数日間生死の境をさ迷う羽目になった。彼女の死亡を──あるいは、世界が変わったことを知らされたのは、私が奇跡的に集中治療室を出ることができた後の話だった。]
 
  『ああ、よかった…… みよ子ちゃん』
 
  [『彼女の母』が、私を彼女の名前で呼んだときだ。] 
 (196) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[それが逃避だったのか、すべてをわかった上で──自分の娘を、彼女を復活させようと考えたのか、どちらだったのかは定かではない。もとより私と彼女の両親は、復活信仰のある集団に属していたし『私』を身代わりに『彼女』の復活を願ったという可能性もある。
  ただ「現実として」人相が判別不可能なほどに焼けただれた私のベッドつけられた名札には、彼女の名前が書かれていた。
  私の名前ではなく。] 
 (197) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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  [ ── 好都合だと、そう思った。] 
 (198) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[彼女が筆を折ってから、既に三年近くがたっていた。彼女の新作はあれから一作も読めていない。
  けれど、
 
   私が彼女になれば 新作が作れるじゃないか。
 
  天啓だった。そのとき胸に満ちみちた光の眩しさは、 今でもはっきりと思い出せる。 彼女は、その身を賭してまで、私に希望を与えてくれたのだと、 ひどく温かい気持ちになったことを覚えている。] 
 (199) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[退院してからは、周囲の望むまま私は彼女としてふるまった。 焼けた顔は幸い、彼女の両親の知り合いだった腕のいい先生が彼女の写真を参考に直してくれていたのもあり、彼女としての生活に戻ることにそれほど労はなかった。 なにしろ長く、一番近くで見続けていたのだ。
  私が、彼女になるまでさほどの時間はいらなかった。] 
 (200) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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 [けれど、ひとつだけ。  重大でどうしようもない問題があった。]   
 (201) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[顔を、声を、仕草を、言葉遣いを、振る舞いを どれほど彼女に似せてみたところで、
  わたしには、彼女の作品が書けなかった。
 
  もっとも望んで、焦がれたその才能だけは、 真似ることができなかった。] 
 (202) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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 [私の作品が現実になるなどということはなく、 誰の目に触れさせてみても、 かつての私のような読者はできなかった。]   
 (203) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
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[──彼女になれない。
  この問題は私を大きく苦しませ、また悩ませた。
  それが普通だ。と、そう思ってみようともしたが、 結局なんの慰めにもなりはしなかった。
  なぜなら、私はべつに、 普通になりたかったわけではないのだから。] 
 (204) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[私は、ただ、彼女になりたかったのだ。
 
  幼いころから、ずっと。 それだけを思ってきた。] 
 (205) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[雑誌に幾度も投稿し、そのたびに伸びない評価に悩み、 所詮彼女になることなど不可能だったのかと怯え、のたうち──]
 
  [ひとつの妙案がひらめいたのは、 私が短大を卒業するころだ。] 
 (206) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
  [ 書いたことが現実にならないなら、
    現実におきたことを書けばいい。 ]   
 (207) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
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[思いついてしまえばなんともごくごく単純な話だった。 紙とペンから離れてしまうことが心残りではある。 けれど、長年の苦悩を打開するすべは、 もはやこの道のほかにはないと思えた。
  ふいに射してきた光明に、気分が浮上する。
  ああ、最初に書く話はどんなものがいいだろう? やはり、彼女が得意としていたホラーだろうか。 私はまだ彼女の書く、心胆寒からしめる話を読みたりていない。] 
 (208) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[彼女のあの特殊な才能ですら、文字で世界をつづる才能を持たない私への助け舟だったのかもしれない。 どのみち現実になるなら、あとか先かなど些細な違いだ。
  私は何度目か、深く彼女に感謝する。
 
   これで、この雑誌に話を投稿するのも最後だ。
 
  拙作に付き合ってくれたこと、貴社にも感謝をしている。] 
 (209) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[まだどんな話を書くべきかは決めていない。
  最初は、どのような話を読みたいか、 アンケートなどを取ろうと考えている。
  私は書き手としてまだ未熟だ。
  けれど、 この現実でいつか。あなたと同じくひとりの登場人物として会えることを、今は少し期待している。]
 
             [ ──著者  *鈴里 みよ子* ]   
 (210) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
 
  やっとwindows10との勝負に勝った……
  めっちゃ駆け足ですが、 都市伝説は資料室の片隅にでも埋もれていくんでしょう 頭のおかしい女は狂気の向こう側に GOGOしていきましょうねえ 
 (-148) miseki  2016/10/10(Mon) 16時半頃 
  | 
 
みょんこは、やっとじっくりエピが読めるのよ…(潜った**
miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
 
 
 
 
 | 
    
/* 休憩終わり覗いたら うわーーーーーーーーー ってなった
  たえちゃーーーーーん お迎え できてた わぁい 好き…………縁故入り込めたの本当幸せな…… 地獄へようこそ…… 
 (-149) mimu175r  2016/10/10(Mon) 17時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  ささもとくんノシノシ
  なんかこれもう放置もあれだな??と思っておもわず 地獄行きさせてしまいましたね…… 現在みょんこの方は正直内実を全開で書くと、 ただただこいつとちくるってるとしかいいようがないですが、 みよちゃんの方はかようにもうちょっとまともな頭の持ち主だったのでさすがに放置しておけなかったのかもしれない ささもとくんを頑張ってつれてきてくれたのかもしれない
  首無し騎士は地獄でわくわく木露先生の新作が 現実になる呪いでも かけていようかと思います 
 (-150) miseki  2016/10/10(Mon) 17時頃 
  | 
 
 
 | 
    
―関西?・???マンション―
  いやまじ本当に頭おかしいってこの人たちオレは確かに親族がアイドルっだったかもしれないけど一般人だよいっぱんじん。尻からハチミツなんかでないしテニヌとかできないしどうなってるんだよくそったれがくそったれがくそったれがうんこたれが
  [一二三が錯乱状態のまま非常階段を降りる。 頭のなかには『アイドル』の文字がひしめいて。] 
 (211) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
『逃げようったって、無駄だよ。ちゃんと手は打ってあるから。』
  [放送が流れると同時に、階下から黒服の追手が現れる。] 
 (212) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
ちっくしょう、なんなんだよくそったれがああ
  [一二三は階段を降りるのを諦め、それまで来た階段を登っていく。 
 (213) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[階段を一階、] 
 (214) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[階段を二階、] 
 (215) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[階段を三階、四階、五階と登るうちに。追手の数はどんどんと増えていき。] 
 (216) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
ちっくしょ、う、どう、して、オレ、ばっかり。 マジ、こんちくしょうだよばかやろうめ。
  [一二三が屋上のドアを開けたとき、] 
 (217) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[時計の針は3時25分(>>3:263)を指した。] 
 (218) fuku  2016/10/10(Mon) 17時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
―屋上―
  …………くっそ、やっぱり何も無いのかよ。
  [一二三は近隣のビルに逃げられる手段はないかと模索するが、つては無く。追っては無情にも屋上まで追ってくる。
  一二三は追い詰められ、ベランダのふちに手をかけ、] 
 (219) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[地上までの、] 
 (220) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『  す  て』 
 (221) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[距離を、] 
 (222) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『た  け  』 
 (223) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[――――――見れば。] 
 (224) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『た す け て 。』 
 (225) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
リーは、重力が無くなった瞬間、何かに引っ張られる感覚がした。
fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
 
 
 
 
 | 
    
『――都市伝説(藤田サクラコ)なんか、お呼びでないんだよ。』
  [銀縁眼鏡の男だった。] 
 (226) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『確かに君が錯乱するのも分からなくもない。しかし、この話に乗るしかないのも事実だ。』
  [屋上の一件があった直後、その場でへたりこんだまま、銀縁眼鏡の男のお説教が始まった。 一二三は小刻みに震えたまま、涙をこぼすばかりで。] 
 (227) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『事実、君の母親は君を売った。2億積めばあっさりと親権を譲ってくれたよ。 つまり、君には戻る場所は無い。』
  [一二三は銀縁眼鏡の男の雄弁にも震えたままで。] 
 (228) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『君に残された選択肢は二つ。君がアイドルになってお母さんの抱えた2億を返すか――――――』
  [銀縁眼鏡の男は一二三に歩み寄る。] 
 (229) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
[もう一つは、これはある種の都市伝説ではあるが――――] 
 (230) fuku  2016/10/10(Mon) 18時頃 
  | 
 
 
 | 
    
『ウチの事務所の社長に、体を売って返すって手段も、あるがね?』
  [J事務所にまつわる都市伝説がある。
  『事務所のアイドルは、みんな社長に性的な搾取をうけている』と――――] 
 (231) fuku  2016/10/10(Mon) 18時半頃 
  | 
 
リーは、震えながら、小刻みに*頷いた*。
fuku 2016/10/10(Mon) 18時半頃
 
 
 
 
 | 
    
/*
  ひふみんアイドルになるのか… めっちゃ出世だな… 
 (-151) miseki  2016/10/10(Mon) 19時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 14人の方かな……? 
 (-152) (so)  2016/10/10(Mon) 19時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*枕営業の世界へようこそ!! 
 (-153) noko  2016/10/10(Mon) 20時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* ひふみー!!!!!!!!!!!!! なんてこった・・・つぎはTVのむこうであえるのかなぁ・・・ 
 (-154) gekonra  2016/10/10(Mon) 20時頃 
  | 
 
 
 | 
    
― 代々木 203号木露宅 ―
  [灯りを消した部屋の中。 液晶のバックライトに照らされている。 画面には文章が並んでいた。 実話怪談風のその内容は、最近巷に流れていた噂をモチーフとしている。 東京村Uのために書かれたテキストファイル。 それは、『木露流衣』から送られてきたものだ] 
 (232) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
『この回答、
 
 
 
 
   …… これで何回目だったかしら?』
  [あの時、あの女が言った言葉が蘇る。 その言葉、この文章の送り先、そして警告をしてきた『ともだちのともだち』。 その意味を考えると、一つの筋道が通る。 この文章もあの警告も、自分自身から送られたものではないかと] 
 (233) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
[テキストファイルをゴミ箱へ削除した] 
 (234) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
― 新宿駅前 書店にて ―
  [平積みになったその本を手に取る。 表紙には『東京村U』の文字の他に、『木露流衣』の文字が印刷されている。 筆者名を出して出版されたそれは、当初ネット上で好事家達の間に賛否両論を巻き起こした。 メタフィクショナル的な手法を用いてる事もあり、最終的な評価は『東京村』をモチーフとした小説として好評を得ることとなる。 この本の中の出来事も実話なのでは、という声はその評価と共に消えていった]
  [本を持つ手は、表紙を開き、*ページを捲る*] 
 (235) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
はじめに
  『東京村』の続編を執筆するという企画のお話を頂いた時、前作に倣い匿名にて出版する予定でありました。 しかし、編集者とも協議の末、皆様もすでに御存知の通り『木露流衣』の名前を出し、出版することと致しました。 前作を読まれた方の中には、筆者名が記されていることに抵抗感がある方もおられるかとも思いますが、前作著者とは別の人間が書いたものであるということをはっきりとしておくための処置ということでご容赦下さい。 今回、『東京村U』を執筆するに辺り現実に流布された噂話を元に、調査・関係者への取材・メール等記録の引用を行っておりますが、登場する人物名・職業・団体等を実在の人物に対する本書の影響を鑑み仮名としております。 また、登場人物の心情や説明不足及び差し障りのある箇所、そして調査した上で不明瞭であった部分に関しては、物語としての可読性を考慮した筆者の推測・類推が含まれていることをご了承下さい。 最後に、本稿が一冊の物語として成立した功績の大部分は鈴里みよ子氏に―その一部は、石見妙子氏にも―あるという事をここに明記させていただきます。 
 (236) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* キルロイ先生の次回作にご期待下さい!! 
 (-155) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >>-150 なんか変な呪いかけられてるぅ やっぱり、地獄の門の鍵を破壊して出てこられないようにしておかなきゃ 
 (-156) sizu  2016/10/10(Mon) 20時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  wwwwwww本名までどっかから調べ上げられてるwwwwww 木露先生の情報収集力マジパナイ
  名前は呪いですからね 封印されちゃうねしかたないね! 東京村U発刊おめでとうございます! 
 (-157) miseki  2016/10/10(Mon) 21時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 過去の事象からの妄想に近い推測か、もしくは別の世界の木露先生からの協力があったかもしれませんね! 
 (-158) sizu  2016/10/10(Mon) 21時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  別世界からの協力とあっちゃあ所詮モノマネにはかてっこないぜ…!
  木露先生が赤で無自覚にパラレルワールドパワーをふりまわす 東京村Vにご期待ください 
 (-159) miseki  2016/10/10(Mon) 21時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >東京村V ひふみんの尻が無事な世界を求めて、世界を渡るお話 
 (-160) sizu  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  シュタ〇風木露先生の冒険小説にご期待ください 
 (-161) miseki  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 作風が変わりすぎていてファンが離れていく……これが呪いか!! 
 (-162) sizu  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  やだなあ応援してますよ☆彡 根がとちくるってるので まっとうな応援といえるのかはわかりませんが。
  あともちもち読みつつ雪野瀬ちゃんのところの展開熱血だわ、ってなたり東蓮寺くんの前向いてく感じににこにこしたり、日菜子ちゃんのところのちょっぴり切ないほっこりテイストにほこほこしたり、入間ちゃんのところの奇妙なっぽいおとしどろめっちゃさすがだなってなったり、ゴロウさんのところの決着うんうんってなったり出目ちゃんブラックからの解放おめでとうございますってなったりしてきました。
  あとここ
  >>100 よく おわかりになられましたね ヤヘイの癖字ジリヤ…… 
 (-163) miseki  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* リンフォンを壊しても…… 第二第三のリンフォンが現れる…… そしていつか地獄の門は再び開くのだ……ははは 
 (-164) mimu175r  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* みんなすごく〆られてて 全体〆られてて すごいすごく群像劇だ!!ってすごい
  (語彙力) 
 (-165) mimu175r  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  笹本くんがすっかり立派な地獄の番人になって
  リンフォンのおかげで地獄ソングまでできて これから地獄行きの人も増えますし リンフォンやばい人のところにたどりついてしまったな感 
 (-166) miseki  2016/10/10(Mon) 21時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 樹先輩、すっかり地獄に染まってしまって……。 結構元気に地獄ライフ楽しんでるなあの人って秋葉と安心しておきますね。 
 (-167) sizu  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* ん?新作が現実になるということは理想の嫁の霊と共同生活をする話を書けば……(担当編集に刺される) 
 (-168) sizu  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*わー!!みんなのエピきてる!!! じっくり読んできますー!
  >>-163 よかった、正解してましたか!独り言で、ヤヘイから反応を〜、でなんか閃きました。ゾクゾクきましたよ、すごいです!!
  >>-168 ベッド下で斧もって待ち構えてる嫁······ 
 (-169) noko  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*木露vsみょんこ の本軸に、みんなのストーリーが複雑に絡んでるような構成になってて、ほんともうたまらないです······。 
 (-170) noko  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* みよちゃんとたえちゃんがいるからね! さびしくない! やったぜ!
  曲を聴き歌詞を読んだ人の後ろに音も無く現れる 何処からかぽたりと落ちてきた水滴(唾液)で気付かれるような \ボクが都市伝説だ/ 
 (-171) mimu175r  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*ジリヤが唾液まみれに! 
 (-172) noko  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  ちょっとオカルト好きな好青年だったのに地獄は人を変えてしまう おそろしいところだ。中身はみんな助かるなら助かれって思ってましたけどみょんこさんは本物の幽霊になったいつきくんも素敵だわってなってましたね だめだこの女
  >>-169 あってました そうですそうです。 もし出られなくなったにしても彼の世界に戻っていったにしても ジリヤちゃんは探そうとするんじゃないかなって思ってましたね 描写的には。使い方ああくるか〜〜〜なるほど〜〜ってなってました なるほどおもしろい 
 (-173) miseki  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* ヅいカはすごい全く何だろうとしか思ってなくて 街の謎とか部分は他の人が解いてくれよう気持ちで見ていて ジリヤ! うわあ!! ってなった 
 (-174) mimu175r  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >>-168 せんせいのお嫁さんは出目ちゃんでしょう なにをいってるんだはやく婚約してください
  何度あのふたり付き合ってると思ったことか
  >>-171 \さびしくない/
  みよ子の方は特に、ふつうに(??)理性を失っていたら 笹本くんべったりでしょうね たぶん初恋であったのだろうなあ ぐらいで描写をしていましたからね なにせ仲良くしようとしたら おこられてしまった(ことにしました)からね 
 (-175) miseki  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* もうあと2時間半ぐらいかな。 お疲れ様でした。
  この種の村はほとんどないからまたやりたいような気もしますが… 時期が合えば、ですかね。東京村Vは。 
 (-176) (so)  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >>-169 包丁と斧に挟まれた!! 
 (-177) sizu  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*独り言から、ヤヘイの顛末はさほど決まってないのかなと思って、使わせていただきました。帰る途中に、ジリヤの本当のドッペルちゃんを見つけて導いてくれたイメージです。帰るときの“どっちに出るか”、は、ヤヘイが帰った街か、ジリヤがもといた街か、の2択で、みんなとの関わりが少なければ、ヤヘイの街に行って帰ってこないルートも用意してました。 
 (-178) noko  2016/10/10(Mon) 22時頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* あ、ヤヘイの処遇はもう言った者勝ちです。 
 (-179) (so)  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >>-177 ラノベ主人公までこなせる木露先生 ベッドの下の彼女 って書くと すごいいかがわしさとものがなしさが同時に襲ってきますね
  >>-178  そうそう、ヤヘイは特になんにもきまっていなかったので。 よく使ってくれた人が最後まで面倒をみてくれたなら それがいいのかなという気持ち……
  ヤヘイルートあったのか ヤヘイならでもなんだかんだと結局ジリヤちゃんが帰りたいと思えるところにちゃんと帰してくれそうなイメージもありましたね。 
 (-180) miseki  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/* 先生としては、普段から出目ちゃんに対する好意を露わにしているつもりでいたり。 でもいまいち感触が良くないから、脈なしだろうなぁと思いながら日々を過ごしています。 
 (-181) sizu  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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…………ふぅん。 
 (237) fuku  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/*
  赤的にはお前らが襲撃したんだぜヤヘイ!ってwikiにあったので うまいことダミー使って襲撃方針とか表に伝えられずに タイヘン スマナカッタ気分がありつつも、 ダミーがよく使われてるのは好きなので よかったなヤヘイ…気分です
  覚悟してましたけど、東京村赤めっちゃわたしにはムズカシカッタ 最終日組にもお手間をとらせました 
 (-182) miseki  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/* >>-181 木露先生顔で損してるな って思いました
  出目ちゃんの編集の節度という線引きを のりこえられるのはいつの日か 
 (-183) miseki  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/*東京村Iのアイリスのように、バラバラになってばら蒔かれるぐらいは覚悟してましたw よかったね、ヤヘイ。
  >>-181 いいから結婚しろよ!って、ずっと思ってみてましたw 
 (-184) noko  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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東京村Uっていうんですね、この本。 全然知りませんでした。ほら、最近農業しかやってないんで、僕。
  [カメラの回っている前で青年は笑顔を見せる。
  『本くらい読まないとダメですよぉ』などというレポーターには少し困った顔を見せ。]
  でもぉ、今は新しい作物のことで頭がいっぱいなんで。
  [へらへらと笑いながら、『お手本通り』のコメントを述べる。] 
 (238) fuku  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/* 考えてみればなんかパズル拾ってなんか作ったらなんか地獄送りになったぜ!!って大分不運不幸マンなんだけど 中身が死にたがりオブ死にたがりだから仕方がなかった………… 完全理不尽からの踏んではいけないフラグを踏み倒していくホラー登場人物の基本タイプの一つになっていた
  IIIは期待したみあります 
 (-185) mimu175r  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/* オチよめてきたくっそwwwwwwwwwwwwwwwww 
 (-186) gekonra  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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お疲れさまでーす。
  [『取れ高OKです』の掛け声と同時に収録が終わる。
  事務所が言うことには、今は『農業アイドル』が旬らしい。1ヶ月の半分は名も知れぬ田舎へ行き、農業をする。その合間に東京に来て、アイドル業に勤しむという活動方針らしい。
  世間の考えることはいっそうわからなくなっていた。] 
 (239) fuku  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/* 出目ちゃんも出目ちゃんで無理に距離詰めて嫌がられるのこわいなーって感じでした 今回の一件で急激に距離は縮まったんじゃないでしょうか 甘え度も恐れ度もアップ!忠誠度は倍々! 
 (-187) fb15k  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/* 出目さんかわいいなぁってずっと思ってました。 (のそのそ顔出し 
 (-188) waterfall  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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/*
  wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
  オチwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 
 (-189) miseki  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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『新五さん。この後は太助さんの収録が今終わったそうなので合流して島へ直行です。』
  [マネージャーが携帯を片手に『新五』に声をかける。] 
 (240) fuku  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
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はいはーい。太助くん待ちね。りょうかーい。
  [社長の鶴の一声で『一二三』と云う名前は、捨てることになった。社長曰く、
  『農業っぽいけどチミ、昭和臭すぎるよね。そうだなぁ、5人目のメンバーだから、五がつく……そうだ、チミ、今日から新吾ね!わかった?』
  とのことである。
  結局のところ、『ろくでなし』だけは、卒業できなかった。] 
 (241) fuku  2016/10/10(Mon) 22時半頃 
  | 
 
リーは、誰かに声をかけられ、振り向いた。
fuku 2016/10/10(Mon) 22時半頃
 
 
 
 
 | 
    
『アンケートにご協力お願いしたいのですが──』
  [気弱そうな女性だった。マネージャーが制止しようとするが、『新吾』はまぁまぁとなだめ、]
  いいよ。ちょっとだけね。
  [『新吾』はアンケート用紙に目をやる。] 
 (242) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
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『どんな未来をご希望になりますか?』 
 (243) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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そうだなぁ、もちろん……
  [アンケート(>>0:17)をじっくりと見ながら、サラサラっと回答を記入する。] 
 (244) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
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『日本一のアイドルグループになる』 
 (245) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
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これでよし、っと。 今度デビューするから、応援してね。じゃ、バイバイ。
  [気弱そうな女性に手を振ると、マネージャーが大声で『新吾』を呼ぶ。] 
 (246) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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都市伝説なんて、くそくらえ。ってね。
  [都市伝説に翻弄された李沢一二三は、あの日死んだ。 これからは都市伝説さえも『利用してやる』。
  『新吾』を乗せたワゴンは空港に向かって*消えていった*] 
 (247) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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/* こんなこんな感じのオチじゃダメですか。 
 (-190) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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/* 前向き!!!!!!!!!!
 
  鉄○ダッシュしてる 
 (-191) miseki  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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/* のちの歌って踊れる農家である 
 (-192) mimu175r  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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[意識を失っていたときのことは、時間が経つごとに薄れていった。 夢と同じで、本当に、本当は夢だったんじゃないか、なんて思う。
  夢じゃない、と思えるだけのものは本当に少ない。 「ハナコ」ちゃんの存在は私の幻覚だったんじゃないかって、夢も、本当はわたしがそう望んだからみていたのじゃないかって]
   ママ、私が入院してる間、部屋入った?
  [退院後、ようやく家に戻った私は少しだけ雰囲気の変わった私室に違和感を覚えた]
  「掃除はしていたけど、それくらいよ?」
  [配置が変わっていたのはそのせいか、なんて思って、机の上に纏められていた教科書やノートをパラパラとめくる。その中の一ページで手が止まった]
 
        『またあそぼうね』
 
  [それがいつ書かれた物かわからない。文字はつたなく小さい子が書いたようにみえる。 ぽろぽろと涙が零れて、「ハナコ」ちゃんはここにちゃんといたんだって、思えた] 
 (248) waterfall  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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/*都伝DASHシリーズはじまってしまう。 
 (-193) noko  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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 | 
    
/*
  みょんこが硯友社を利用してやってて炎に消したつもりが 残党が出てしまったかってなっててわらう
  でも案外硯友社いっさい関係ない木露先生ファンの 東京村Uフォロワーだったりするのかな……とか思うと じわじわくる 
 (-194) miseki  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
 | 
    
――後日――
  [復学してちょくちょく、私は新宿不動産を訪れた。ママに、鈴里さんから担当が変わったという話は聞いていたけど、訪れたのはそれが理由ではない。
  「夢」の中で会ったお兄さんは、無事に戻れたのかな、とか、そもそも夢だったのならあんな所迷い込んでないんじゃないかとか]
   特別用事があるわけじゃ、ないからなぁ……。
  [窓口まで行ったとしても、まずお兄さんの名前を知らない。 そもそもあれが夢であるなら、不思議に思われるに違いない。 入り口の前でうろうろとした後、また日を改めよう、と後ろ髪を引かれながら不動産屋の前を離れる] 
 (249) waterfall  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
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/*
  がまんできないのでいいますけどTOKIO村ふく 
 (-195) miseki  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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 | 
    
 「日菜子ちゃん!」
  [少しだけ離れた時、呼ばれた名前にびっくりして、私は振り向いた。 ここで会ったときに名前を名乗ったことはないし、不動産の内部資料でも貸借人の顔写真なんておいてないと思うし、頭の中で色んな可能性を消しながら、「夢」が「夢」でないことを願った。 あのことを、夢だと否定するのは、ハナコちゃんの存在を否定することと同じだから]
   えっと、お久しぶりです……。  私のこと、覚えててくれたんですね。  ――ハナコちゃん、のことも?   ……そっか、良かった……。私、夢だったのかなって、不安にもなったから。
   でも、お兄さんも無事で、良かったです。  そうだ、聞こうと思って聞けなかったから、今度聞こうと思ってたんです。
   お兄さんの名前、教えてください。
  [いくらかの会話。 涙が出そうになったけど、笑ってごまかして、それから、あの駅のことや、それから「羽菜子」ちゃんのことを東蓮寺さんに*話し始めた*] 
 (250) waterfall  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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 | 
    
/*  シンゴー!シンゴー! 
 (-196) sizu  2016/10/10(Mon) 23時頃 
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 | 
    
/* ちらとらっと
  >>-144澪音ちゃん おお、良かった良かった……互いに「あれ」を経験した者同士というかね。あの時共にいた人間じゃないと分からない感覚ってあるよな…みたいな気分になりそうなやつ。澪音ちゃんには、あの迷路の話もするんだろうなあ。自分でも現実かどうか、時折自問するような話だけれど。
  >>250日菜子ちゃん んんん!!!嬉しい!!! うんうんうん、ハナコちゃんの話が出来るのもこことだけだからね…嬉しいね。日菜子ちゃんとあの時の話が出来る限り、あの迷路は現実であり続ける。いつまた起こり得るかもしれない不思議として残り続けるのだろうなあ。
  いつかハナコちゃんに会えるといいな。 
 (-197) dia  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
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新宿の駅前で全裸になってメンバーが逮捕される未来つらい。
 
 
 
  硯友社さん助けて。 
 (-198) fuku  2016/10/10(Mon) 23時頃 
  | 
 
 
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/*  先生は東京村Uの執筆が終わったら、約束通り出目ちゃんをデートにお誘いすると思います。 周囲をヤキモキさせる二人のまどろこっこしい関係にご期待下さい! 
 (-199) sizu  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* >>-198 そんな未来を硯友社さんのアンケートで変えてしまえばいいと思うの
  >>-197 その内丸坊主になった東蓮寺さんを見てハナコちゃんに見せてあげたいなーと思うんだろうなーと思ったけどハナコちゃんの世代的には丸坊主全然OKじゃないか… ハナコちゃんのビジュアル的に某地獄先生の座敷童がずっと頭にあったのだけど、議事で言うと朝顔か夕顔かなってなったのできっとかわいい 
 (-200) waterfall  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  日菜子ちゃんのところはほっこりだなあ
  そしてあと30分 
 (-201) miseki  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 最初は家庭環境をもっとダメな感じにするつもりだったのだけど、パパの浮気が入間さんの所のパパさんの浮気によりなかったことになったのでだいぶ平和な感じに! 
 (-202) waterfall  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*
  先にさらっとしていなかったご挨拶。 今回はめっちゃひさしぶりの人やはじめましての人や むらたてさんやら諸々お世話になりました。
  誘導べたの力不足LWで申し訳なかったですよ! 絡んでくださったり拾ってくださったりした方々はどちらさまも たいへんありがとうございました。 だいたい中途で要素拾って作ってくかたちなので 逆にやりづらかったんじゃないかなーとか 個人的には色々反省するところがありますが、 皆様きちんと終着点までたどり着いててすごいなあと エピ途中からはもはやほけほけ見守っている人になっていました。
  いつものことながら遊んでいただいた皆様に感謝を ありがとうございました。 
 (-203) miseki  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* TOKIO村・・・無人島に漂着したのでサバイバルする無人島生活シミュレーション的な村? 
 (-204) (so)  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 後輩の恋路を見守るターン
  と、 ほのぼのかわいい 
 (-205) mimu175r  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 鉄腕ダッシュしてる一二三…… 控えめに言って最高ですね 
 (-206) (so)  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/* 一二三くんの所も割と平和だな…って思ってしまったけど考えたらもうお尻の安全は破られてる(?)から平和とも言えないのか… 
 (-207) waterfall  2016/10/10(Mon) 23時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*終了前に、まだ言い足りない感想ちょろちょろ落としていきますね。
  ゴロウさん、出だしでもうやられてしまったし、身近なカラス問題の裏にオカルトが潜んでる展開がミステリーホラーしてて最高でした。なによりゴロウさんの人柄がもう素敵すぎて、ずっと"ゴロウしゃん"って呼んでました。ジリヤはゴロウしゃん、かなり好きです。落ち着いたら、連絡よこして友達になりたがるやもしれません。
  一二三さんはもう、コミックリリーフなのに抑えるとこはきっちりホラーしててギャップが溜まりませんでしたね。最初に自殺を図るシーンがもうハラハラしてしまって。シルバーケースもいいように拾って頂けたの楽しかったです。もっと顔を合わせて絡めなかったのが残念。TOKIO村で、最怖の都市伝説造りに挑戦してくださいwww 
 (-208) noko  2016/10/11(Tue) 00時頃 
  | 
 
 
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/* キルロイ先生の、エピがもう東京村IIを総括するような綺麗なまとめ方、有体に言って最高です。ドッペルさんについて熱く語って分析した時点で間違いなく、この村の最重要人物だって思って、あとはもう材料投げ続けることしか考えてませんでした。ジリヤエピ最後あたりの"怪奇小説"は、せんせいの出した東京村IIを想定してました。あと、抜けてるときの、せんせい可愛すぎです。
  出目ちゃんも、ト書きと独特のセリフ回しが最高に可愛くて楽しかったです。どんどん追いつめられていって、素がぼろぼろ出てきちゃうところとかも、たまらなかった。それで不意に出てくるホラー要素が、生理的にじわじわくる描写で、ガチホラーでしたね。あれ追いつかれたら、どうなっちゃってたんだろう。って考えるだで楽しい。 
 (-209) noko  2016/10/11(Tue) 00時頃 
  | 
 
 
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/*みょんこさんは、もう独りごとでも騒いでましたけど、序盤から不穏さ大爆発の、最高にサイコなホラー描写のオンパレードで、目が離せませんでした。隠さないラスボスみ、すごすぎ。それでいて、ほろ苦切ない要素が見え隠れしてて、大変ツボでした。ヤヘイの描写も、本当にありがとうございました、おいしくもぐもぐいただきました。
  ドリベル様は、もう本当、どうやったらそんなセリフ回しや詩的な文章を書けるのかなって、ずっと関心しっぱなしでした。リンフォン顕在化から、最後の新たな都市伝説締めまでの怒涛の流れとまとまりの綺麗が。それでまた、エピでのお迎えとか、みよこちゃんとの関係とか、もう本当に良さしかない。ジリヤの胸のなかで、ドリベル様FOREVERです。 
 (-210) noko  2016/10/11(Tue) 00時頃 
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/* あと15分! 皆さんお疲れ様でした。 だいぶ久しぶりの村参加でございました。
  この時期なら大丈夫のはず…と思ってCOしたのに予定外の仕事(しかも短納期)で思いの外忙しくなってしまい、なかなか発言が難しい状態が続いてしまいましたが、日菜子の物語を無事完結できて良かったなと思います。
  なかなか村参加に二の足ふんでいる状態ではありますが、又どこかでお会いしましょう。 
 (-211) waterfall  2016/10/11(Tue) 00時半頃 
  | 
 
 
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/*  遊んでいただいた皆様と、村を建ててくださった(so)さん、 本当にありがとうございました。 また機会ありましたら、よろしくお願いします。 
 (-212) noko  2016/10/11(Tue) 00時半頃 
  | 
 
 
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/* 日菜子は新宿駅で歌ってるジリヤを見て、「あの時の人だ」と柱の陰から歌を聴いている気がする 
 (-213) waterfall  2016/10/11(Tue) 00時半頃 
  | 
 
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
noko 2016/10/11(Tue) 00時半頃
 
 
 
ヒナコは、ハナコを探しに新宿駅へと*消えていった*
waterfall 2016/10/11(Tue) 00時半頃
 
 
 
 
 | 
    
/* 久々の村参加で色々動けなさすぎツラい。
  でお馴染みのfukuです。今晩和。
  こう、ホラーテイストというかゾクゾクする村楽しそうとか思いつつなかなか動けなくてすみませぬ。
  でもすっごく楽しかった!また何処かでお会いしませう。村のリハビリ頑張ります(何) 
 (-214) fuku  2016/10/11(Tue) 00時半頃 
  | 
 
 
 | 
    
/*日菜子ちゃん(キュン 
 (-215) noko  2016/10/11(Tue) 00時半頃 
  | 
 
 
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/* お疲れ様でしたーーーーー ありがとうございました!!! ほんと楽しかったです またどこかで! 
 (-216) mimu175r  2016/10/11(Tue) 00時半頃 
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