30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トニーに4人が投票した。
ルーカスに2人が投票した。
フィリップに2人が投票した。
ロビンに1人が投票した。
トニーは村人の手により処刑された。
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ロビン! 今日がお前の命日だ!
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
セシルが無残な姿で発見された。
ドナルドが無残な姿で発見された。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、ラルフ、ベネット、ルーカス、フィリップ、ロビン、ディーンの6名。
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/* え、トニー?
*/
(-0) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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/* トニーなのk キリング誰がやるんだろう。 フィルはセシル委任なのかな。
これもしかして、村ENDルート?
(-1) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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[精気も生気も吸い尽くされ、誰の目にもつかぬ非常階段の上でぐったりと横たわる。]
…べね……さ……… [荊棘の牢獄に囚われた魂は、喰い込む棘の痛みに苦しみながら、うわ言のように求める人の名を呼んだ。]
(+0) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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─ 四阿 ─
[いつしか、ハーモニカの調べは止まっていた。]
先輩、もし、まだしんどいようなら、しばらく横になられませんか?
……木のベンチだから、昼寝には向かない気もしますけど。
(0) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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/* ディーン来るかと思ったのに。そのつもりで恥ずかしいもの書いてたのに。しくしく。
(-2) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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― ロビンの部屋 ― [少年は、主の居なくなった部屋のベッドで昏々と眠り続ける。 身体には何の異状も無い。 まるで通常の睡眠のような、穏やかな呼吸が続いている。 だが――陽光が翳り、星が瞬き、再び朝日が昇っても――少年に、目覚めようとする気配は全くみられなかった]
/* >ベネット もしメモ伝達して頂けるなら、上記分だけお願いします。 メモが長々しくなるのも何なので、告知した後は履歴参照という形で結構です。
(+1) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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─ 四阿 ─
―――……そうだな。
[ふっと風にかき消されるように、ハーモニカの音が途切れる。 ハーモニカの音、拾うを集中していたが故に、それが途切れたことで緊張の糸が途切れたよう。ルーカスの申し出に是と答えると、まるで糸の切れた木偶のように、ずるりと身は木のベンチへと横たわる。]
暫くすれば動けるようになるさ。 お前は、私に気を使わずに、好きにしろよ?
[眠りに落ちる間際に、それだけを告げて、*紫を鎖した*]
(1) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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/* >ベネット というか、情景描写だけですので、発言にして頂くという手もあるように思います。ベネットの発言ptを削ってしまうのがちょっと難点ですが。
>墓組 ところで、墓下でもPL発言は無しですか? 情報に無いので悩んだのですが、とりあえず今だけ。尤も、だからってメモでのPL間会話OK,とかだと本末転倒なようにも感じますし。
(+2) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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……セシル?
…蒼薔薇って…、…何…?
[それは、とても深く眠ってしまったように見えて。 呼んでも、返事が返ることはない。
ラルフは蒼薔薇を封じ込めることができたのだろうか。 だとすれば部屋の噎せ返るような香も少しは薄れるはずで、 けれども深く刷り込まれた香に囚われてしまった翡翠には あまり変わらないことなのかもしれず
そっとセシルを抱き寄せれば思い出すのは深い悦楽で。 ――ふ… と、直ぐにでも熱を帯びそうになる身体に 掠れた吐息を飲み込んだ。]
(2) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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/* おや?中身外した?トニー=ふらぅさんじゃないのか。
(-3) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 01時頃
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─ 屋根裏部屋>>3:232 ─
[床に滑り落ちるハーモニカ、笑って目を閉じたセシル。
セシルの姿に、咲き乱れた蒼薔薇が見守る森の庭園のヴィジョンが重なる。 影絵のように逢引をする少年達はラルフとはほど遠い世界の住人達。薔薇の影に隠れて、恋や愛、永遠、輝く未来──囁かれる言葉。あるいは諍い。残酷な別れ、当人達は必死で傍目には通俗的な痴情の縺れ。嫉妬、憎悪。あるいは、只絡み合うだけの肉欲。
セシルの中にラルフが視ていた薔薇園を見守って来た蒼薔薇の気配が消える。
──それは永遠に失われたのか。 ──一時的な眠りなのか。 ラルフには分からない。ただ、セシルは深い眠りに落ちて、部屋に立ち籠める濃密な呪いの気配が和らぐ。]
(3) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 01時頃
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そうですね、好きにしますから。
[おやすみなさい、と横たわって目を閉ざしたディーンに、そう答えた。 もっともこの場合、好きにするというのは、上級生が目覚めるまで待機しておく事なのだが。]
……ってえかだな、ほっとけないだろ、普通。
[手は休めぬまま、苦笑いを浮かべて、眠るディーンの寝顔を*見ている*。]
(4) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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/* まあ、中身はずしはいつものことか。
(-4) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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/* >ドナルドメモ まあ、私がメモ会話をあまり好かないのはもっと単純な理由なんだけどね。 【面倒くさい。】 特にYES/NOとか、ほんの些細な事柄だけでメモ貼られると、『何があったんだろう?』って見に行ってがくっとするとかになるし。 携帯でみててもそうだしねー。
あと、アクション回数を全部メモに使う人とかもね。 それこそ、本来の使い方じゃないよ。
(-5) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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/* もひとつ忘れてたー。
【ログの美観を損なう。】
これはまあ、白ログに/**/付けて話す代わりだからというかもしれないけど。
だからって[○○は、メモを貼った。]ばっかり6つも7つも並んでるのはどうなのよっていう。むしろ別のとこで会話してるんだから的な免罪符になってない? と。 瓜科で“貼った事が表示されないメモ”ってのがあるのは、きっとここらへんからの理由なんだろうな、と想像してみた。
(-6) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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[ふ、と。フィリップの腕に抱き寄せられた、セシルの前髪をディーンの癖が移ったかのように梳いて、意識を失った者の貌を覗き込む。目蓋の落ちた今は、セシルの瞳を見る事は出来ないけれど。]
──…… 薔薇は、どうして あんな風に奪う、の。
……フィルは、分かる? 嗚呼、とても、せつなげな 貌 だね。
[そのままセシルに触れた指先を、フィリップの翡翠色の目元に這わせる。 フィリップにそっと首を傾けるラルフの銀灰も、蒼薔薇が見詰めていた風景をみてしまった所為か、燻った炎と蜜の色を宿したまま。半ば醒めていて、半分は夢の中。 そのまま、掠れた吐息を飲み込んだフィリップにくちづけそうになるのは、何故か。
失血しているセシルを医務室に運ぶにはどうしたら良いだろうと、頭の片隅では想いながら、まだラルフの身体も微熱と、不可思議な甘い喪失の痛みに足を縫い止められたまま**。]
(5) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 01時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 01時半頃
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― 空き部屋 ―
[寮内で起きている事など知らぬまま、 少年は未だ眠ったまま、幸せな夢を見続けていた。
隣に居るはずの少年を抱きしめようとして、伸ばした手が空を切る。 固いマットにぱたりと手が落ち、漸く夢の畔から戻ってくる意識]
……ドナルド、どこ―――?
[うす暗い室内を目を凝らして見ながら、此処にいない彼の名を呼んだ]
(6) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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[一方その頃―――― 幸せな夢から目覚めた少年と入れ替わりに、 幼い少年が眠りの国へと誘われようとしている事を、 まだ誰も知らない]
― ロビンの部屋 ―
[少年は、主の居なくなった部屋のベッドで昏々と眠り続ける。 身体には何の異状も無い。 まるで通常の睡眠のような、穏やかな呼吸が続いている。 だが――陽光が翳り、星が瞬き、再び朝日が昇っても――少年に、目覚めようとする気配は全くみられなかった]
(7) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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―夢・自室― [お互いの唇の間。赤銀の橋が伝う。値踏みする視線すら蒼薔薇の毒に 侵されきった躯には、じわんと熱を及ぼす。 胸の既に起った突起を抓りあげられてさえ、痺れを走らせ。]
…ふぁ…あっ…ん……っ
[上がるのは悲鳴でなく黄色い嬌声。痛みの感覚は、もう消え去ってしまった これでは……。今度は冷たい歯が当たりぎりと噛まれる。 やっと悦楽の中に、微かな痛みが蘇る。なのに口端から漏れるのは 薔薇の吐息でしかなくて ――こうじゃなくて、これじゃなくて。罰して欲しいのに。 求めるものは得られなくて――…。 ディーンのはがされた仮面それは確かに望んだ、自分だけのもの。 壊し壊されるのは心。本当は…本当に望んだものは……。]
…あっ。
[手首が捩れてすら悲鳴が悲鳴にならず。もう快楽にしかならなくて 蒼薔薇の毒を恨んだ。 これでは――…。]
(+3) 2010/09/09(Thu) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 01時半頃
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― 空き部屋 ―
[脱ぎ捨てられたシャツやズボンを身に纏い直して、力の入らぬ身体でよろよろと部屋の外へ。 激しい行為の代償か、腰から下の感覚は麻痺してしまったかのよう。 壁に捕まる様にしながら、ゆっくりと歩みを進めていると、 ふと名前を呼ばれたような気がして――――]
ドナルド…? 今、行くから……っ。
[ぎりっと奥歯を嚙みしめ、また一歩足を進めた]
(8) 2010/09/09(Thu) 02時頃
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[ドナルドを探すのは、難しい事じゃなかった。 彼の身体からはいつも、薔薇の香りがしていたから。
それを頼りに、廊下を進んで行く。 濃密な薔薇香は、その突きあたり。普段は閉じられているはずの非常階段から強く香っていて。 半ば倒れるように扉を開き、その先で見たものは――…]
―――……っ!
[燃える炎の様に鮮やかな赤毛を幾房か白く染め、ぐったりと横たわるドナルドの姿]
(9) 2010/09/09(Thu) 02時頃
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……うば、う…?
[眠るセシルを見つめながらラルフの言葉を反芻して。 響きが幼いものになったのは寮で起こっていることを 何一つ知らぬまま花の香に堕とされたからで。 琥珀の髪を梳く指先をほうと見つめていると ちり…と身体の何処かが焦がれるのは何故か。 その手が翡翠の目元に伸びてくると常とは違う、 頼りなげな色を宿してラルフの銀灰へと視線は移り。
その色が近づいてくることはあったのだろうか、 零れる吐息は熱く、けれども薄く吸う呼気は ひぅ…と小さな悲鳴のように掠れて。]
(10) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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―――…わか、らない…
…けど、セシルを…運ばないと…
[唇同士が触れ合うことはなく、緩く首を横に振ると そっと、セシルの髪を…先程ラルフが梳いた場所を なぞるようにして同じように梳いて呟く。
1人で立ち上がることもやっとな状態の身体で セシルを運ぶことは難しくて。 ラルフに手伝ってもらうように頼みながら目に留めて、 拾い上げるのは先程まで奏でられていたハーモニカ。]
(11) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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……ラルフ、は、 何か知ってるの…?
[着るものを探しながら問うのは銀灰の後輩に。 服に袖を通すだけで零れそうになる吐息を抑えて、 じわり…と胸に拡がるのは巣食われ刻み込まれたいたみ。]
知ってるんなら、さ。
――…教えてよ。
[じくり…と裡で疼くのは薔薇が残していったもの。 蒼薔薇が居なくなっても消えない、忘れることはできない。 ――…そう、刷り込まれたのだから。
乞う言葉は甘く誘うような響きにも聴こえただろう。 常と無機質、それから悦楽…3つの色を宿した翡翠は 後輩のハーモニカを持つことで今はぎりぎりの均衡を保って*]
(12) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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い、いや……、いやだああああああ!!
[手を付き、這うようにしながら茨棘に犯されたドナルドの傍へ向かう。 色を失い眠る彼の頭を抱きしめ、 寮内に響き渡る程の大声で、嘆きの咆哮を上げた]
(13) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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ねえ、目を開けてよ……。 僕を驚かそうとしているんでしょう?
お願いだから、ねえ……目を開けて。 何時もみたいに名前を呼んでよ、ドナルド……っ!
[眸からは大粒の涙を幾つも零し、抱いたドナルドの頬を濡らす。 声は涙に震え、しゃくり上げるように声に出して泣いて。 誰かが来るまでは、ずっとそのまま。 震える声でドナルドの名前を呼び続けているだろう*]
(14) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 03時頃
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―夢・自室― [前日の夜、自分がロビンに取らせた姿勢を取らされて。 同じように震える背中が強請るように腰を高くあげてしまう 下肢を空気に晒され。ふるっと太腿から下肢に背中から脳髄まで 電気が走るように撃たれて
これで望みを叶えられるかと思った刹那。不意打ちのように 優しく這う水音。その仕草はちりちりと頭を焦がす。]
…んぁ……
[酒の戯れの火遊びですらこんな風に丁寧に施されたことはない。 大概、自分のアロマオイルを塗りこむのがお決まりだったから。 指先ではない感覚で攻められることに震え、怯えた。]
(+4) 2010/09/09(Thu) 03時半頃
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……ぐっ…あぁ…あぁ……っ
[喉を鳴らして襲い掛かられるように貫かれて、内壁を抉られて 悲鳴は一瞬に嬌声へと変わってしまう。押し広げられひりつく感覚 それ自体は幾度か味わっているだけに壊れそうにも壊れてくれなくて]
…もっ。もっと。強く…くぅ……っ
[幾度なく貫かれ。幾度もの小さな死を裡に感じなんと頭が白く 遠くなっても未だ足りなくて。肩に感じる重み。 獣のような咆哮と共に。呪いと毒が自分の肩からディーンの左眼へ 途端に襲い掛かる衝撃。内側を白く染め上げて壊されていく……。]
[肩の蒼薔薇は涙に濡れて最後の花を誇らしげに咲かせ。 僅かに取り戻した魂は。そっと涙を零す]
(+5) 2010/09/09(Thu) 03時半頃
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ああっ……
[ディーンの乾いた笑いがやけに遠くに耳から耳へと抜けてしまう様。 自分も、相手も。躯だけでなく、心も壊し、壊されてしまった―…。
望んだはず、望んだはずなのに。やっと自分だけが知るディーンを 手に入れたと思ったのに―――…]
(+6) 2010/09/09(Thu) 03時半頃
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[ただ、欲しくて知りたかっただけ……。薔薇の呪いが、毒が狂わせて
…―――いや、何処から、掛け金が間違ったのか―――…。
―――わからない。]
(+7) 2010/09/09(Thu) 03時半頃
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[薔薇の毒を流そうとしても染み付いたそれは落ちることなく 夜露のように涙は溢れて止まらず。]
…莫迦、野郎……。
[小さな呟きは、ディーンへとも自分へとも――…。 壊し、壊されて。もう。此の儘。気は失われて―――……。*]
(+8) 2010/09/09(Thu) 03時半頃
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サイラスは、現実と夢の狭間を*彷徨って*
2010/09/09(Thu) 03時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 03時半頃
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/* あっ >>5の掠れた吐息を飲み込んだフィリップは>>2の描写を拾ったんだ。勝手に反応決めたぽくて、すまないんだよ。
(-7) 2010/09/09(Thu) 05時半頃
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[頼りなげな色を宿して返された翡翠。 濃藍の睫毛を伏せるようにして、フィリップの厚い唇に落ちるのはラルフの視線。ラルフがフィリップに顔を寄せるのは、呼気が触れないでいられるギリギリのラインまで。胸が痛む、零れる彼の吐息に同じような熱が在ると想いながら、夜の薔薇園へ自分が誘いたい、結ばれたいと願う相手は、目の前の翡翠ではないのだ。]
…ん。
[小さな悲鳴に目を閉じて、フィリップとセシルの二人から離れる。]
血が、出てるから。 慎重に──担架が有れば良いけど。 医務室にある、か、な。 無ければ、清潔なシーツを、取ってくるよ──。
[フィリップが拾い上げるハーモニカを見て、さっきの曲は誰の好きな曲だったのだろうと、重く甘く沈みそうになる意識の中で想う。あの賛美歌がフィルの好きな曲なの?──とは尋ねず、旋律の記憶だけを胸にしまって、ラルフは一度、医務室へ。]
(15) 2010/09/09(Thu) 06時半頃
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セシルの中に居た蒼薔薇は、 フィルが何時も水を遣っている 薔薇園の薔薇の木だよ……。
茨の棘に刺された者達は、呪われた眠りに落ちる。 ユーリィも、サイラスもそれで。 嗚呼、ドナルドも、いずれはそうなるのかな。 彼も、薔薇の呪いに囚われていると思うんだ。 ──視えた から。
あるいは、
[ディーンの左眼の視力のように、奪われる。]
ディーンの片目。 俺は、
[首を振るとまた吐き気をともなう酩酊感に頭が揺れた。 ただ、これ以上、──奪われるのは耐えられなくて。 問うフィリップの言葉は、誘うように甘い響き。フィリップの胸の裡に蒼薔薇が何を残していったのか、ラルフには想像も出来ない。蒼薔薇と話をしたわけでもなく、ただセシルが閉じこめると言った蒼薔薇が、かつて見詰め続けたものを視た、だけなのだから。]
(16) 2010/09/09(Thu) 06時半頃
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─ 医務室 ─
[持っていた担架にセシルを乗せてフィルップと二人で医務室へ運ぶ。 その行程は、ディーンとサイラスを運んだ時よりも危うげなものになる。医務室の中は起きているラルフには静寂に満ちた世界に感じられ、夢の中で繋がっている者たちの声を聴く事は無い。]
──…… ユーリィ、サイラス、セシル。 彼等はどんな夢の中に居るんだろう。
[あれほどユーリィを探していたトニーがすでにあちら側に行ってしまった事も。蒼薔薇の新しい芽が、ドナルドからロビンに移った事はまだ知らず**。]
(17) 2010/09/09(Thu) 06時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 06時半頃
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―非常階段― [茨に囚われ昏々と眠る赤毛を抱きかかえて号泣するベネット。 それを上の踊り場から見下ろすほっそりとした影がひとつ。 陽光を背負い、表情は影となって見えない――眼鏡のレンズが光を反射してその奥の瞳を隠している。
喉元まできっちりとボタンを留めたワイシャツ、乱れもなく締められたネクタイ。 着衣は既に整えて、常と変わらぬ端然とした姿。 良く見れば――胸元点々と、濡れ痕と微かな赤錆色が散る。]
(18) 2010/09/09(Thu) 06時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 06時半頃
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―非常階段― [その下、茨は白い胸を、未だ血の乾き切らぬ掻き傷とともに鮮赤(あか)く彩る。 ついさっきまで赤毛の獣が含んでいた薄紅に色付いた尖りを囲み、心臓へと喰い込むように。 ――芽吹いたばかりの新芽を、その血で養うように。]
(19) 2010/09/09(Thu) 06時半頃
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―非常階段― [全身から濃密な薔薇の香りを漂わせ、少年はベネットを見下ろし佇んでいる……**]
(20) 2010/09/09(Thu) 07時頃
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─ 四阿 ─
呪いにかかっているのは、自分だけじゃない、確か先輩、そう言ってたな。
[ならば、他にも誰か具合の悪くなっている者が出ているのではないのだろうか。]
[ユーリーの事は出来るだけ伏せる、そうトニーと約束していたのだが、その約束を破るぎりぎりのところまでは、誰かと話をしなければならなくなるかもしれない。]
まあともかく、先輩と寮まで戻ってからの話だろう、な。
[建物の方を見て、ため息を一つ*ついた*。]
(21) 2010/09/09(Thu) 07時半頃
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|
― 非常階段 ―
[幾ら名前を呼んでも昏々と眠り続けるドナルドを胸に抱き、涙を零す。 どうにか彼を医務室へ連れて行こうにも、自分より大きな彼を運ぶのは、常の状態でも難しく。 ほとんど腰の立たない今の自分には無理だった]
……ドナルド、起きて。どなる、ど……。 言ったじゃないか、好きだって。愛してるって……。
[だから、起きて…と。ドナルドの頬をはらはらと濡らしていると、 ドナルドのものではない濃厚な、薔薇の香りがして]
そこに、いるのは……誰?
[泣き濡れた眸で、踊り場を見上げる]
(22) 2010/09/09(Thu) 08時頃
|
|
[日光の影になって、表情こそ見えなかったけれど。 酷く冷たい空気を纏うその影に、涙が止まる。
自分より小柄で華奢な身体。 きっちりと第一釦まで閉じられ、タイを締める下級生を、少年は一人しか知らない]
……ロビン。
[掠れた声が名前を呼ぶ。 彼から香る薔薇の呪いに、堕ちてしまいそうになる自分を律しながら]
(23) 2010/09/09(Thu) 08時頃
|
|
―非常階段―>>23 [自分が薔薇の呪いを宿す者になって初めて分かる。他者が施された薔薇の洗礼。 ベネットが赤い獣に抱かれたことを。]
……あいしてる、か。 ドナルドはよっぽどあなたを大事にしてくれたみたいだね?
[揶揄う調子の語り掛け、とん、とひとつ段を降りる。]
(24) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
|
彼、どんなふうにあなたを抱いたの? 優しくしてくれた?
――ああ。神様の教えに背いて、男と寝る罪を犯したのはどんな気分?
[近付いたことで明らかになった顔は、嗜虐の悦びに歪んだ冷笑を浮かべていた。]
(25) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
|
どうしたの、ロビン……。 なんだか様子が、変…だよ……?
[揶揄う色を宿す声に、僅かの警戒を込める。 表情は未だに影となって見えないけれど、目の前の少年が常とは随分と変わってしまった事だけは判ったから。 かたかたと震えそうになる身体を、ドナルドをぎゅっと抱きしめることで押さえて…]
(26) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
|
[その少女めいた顔に嗜虐に歪む笑みを見る]
……罪、じゃないよ。 彼を愛する事は、罪じゃない。
[ドナルド…と、赤い髪を優しく撫でた後、 きっと見上げて]
主がそれを罪だと断罪するのなら、 僕は地獄の業火に焼かれたって、構わない。
それぐらい、僕はドナルドを……愛してるから。
(27) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
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ロビンは、くすくすと嗤い――きつい薔薇の香気を撒き散らす。
2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
[しばしの沈黙の後、 薔薇の香気を身に纏う少年に、翠を細めたまま]
―――君は、誰だ?
(28) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
|
[とん、とんと階段を降りて、遂には眠るドナルドをお守りのように抱きかかえるベネットの目前に。]
ふぅん? 前とは凄い変わりようだね? 神様に背くくらいなら死んだほうがまし、ってくらいにお綺麗で、すました顔をしてたのに。
[誰だと問われて、くすりと無邪気な笑みを返す。]
僕は僕だよ。 あなたの下級生、ロバート・アシュレイ・ハーグリーヴス。 見て分からない?
(29) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
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ロビンは、身体を折り曲げ、ベネットに視線を合わせる。
2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
そんな事ないよ。 そう見えるように振る舞っていただけで、本当の僕は、何時だって……。
[強く香る薔薇の香りに、すました顔の下で何時も抱いていた欲を吐露してしまいそうになって、慌てて口を噤む。
無邪気な笑みを返す相手に、ふるりと首を振って]
……ちがう。ロビンからはこんな馨、していなかった。 むしろその香りを纏っていたのは……。
[ちらりと腕の中のドナルドを見詰めて]
彼に、なにをしたの…?
(30) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
ベネットは、視線から逃れる様に、眸を反らす。
2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
[蒼薔薇の新芽を宿す彼はもう、棘に刺され呪われた者たちが為したことの記憶を幾つか共有している。
ユーリィを抱いた二人から呪いが拡がったことも、 屋根裏部屋で本体の蒼薔薇の精が封じられたことも。]
(*0) 2010/09/09(Thu) 08時半頃
|
|
[両掌を膝に当てて身を屈め、ベネットに顔を近付けた。 たとえ目を背けても、逃れることは許さないと言うように。]
……何も。 僕は何もしてない。
[悪びれず答える。]
されたのは僕のほう。 彼にね……
(31) 2010/09/09(Thu) 09時頃
|
|
[そこで一度言葉を切り、ベネットの反応を窺う。 決定的な打撃を与えるために。]
(32) 2010/09/09(Thu) 09時頃
|
|
[眼前までに近づくロビンに、ぎゅっと眸を閉じる。 続く言葉には、はっとなったように見詰めて]
……うそ。 うそだよ。だって、ぼくのことすきだって……いってくれた、もの。
[ロビンの言葉を信じたくなくて、子供の様にいやいやを繰り返す。 その先を言わないでと言う様に]
(33) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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犯されたんだ。
[晴れやかな微笑。]
サイラスと一緒になって、僕を犯して…… 泣いても止めてくれなくて…・・・ 凄く、愉しそうだったよ?
[それは真実ではなく誇張された事実。 薔薇の馨りに酔わされていたとは言え、誰よりもそれを望んだのはロビン本人だったから。]
(34) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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[犯されたんだ。 笑みすら浮かべてそう語るロビンに、強張る貌]
うそ……うそだよ。 だって、いつもドナルドは苦しそうにしてて…… それは僕のせいで…だから…、なのに……。
[凄く愉しそうだったと訊けば、ぽとりと頬を涙の雨が伝う]
僕をすきだって。 あいしてるっていってくれたのは、うそだったの……?
だれでも、よかった…だけ、なの?
[大き過ぎるショックに、虚ろな眸がぽつりと呟いた]
(35) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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ああ、勘違いしないで欲しいんだけど、僕はとても感謝してるんだ。
僕が新しく生まれ直すきっかけを与えてくれたんだもの。
[何でもないことのように、嬉しそうに語った。 その時の圧倒的な快楽を思い出したためか、声に艶が滲み出て、薔薇が一段と濃艶に香った。]
(36) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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[薔薇はベネットを絡めとろうと香りの触手を伸ばす。 虚ろな瞳で涙を流すベネットの頬に、ロビンは労わるように片手を当てて、
吐息のかかる距離まで顔を寄せて、囁いた。]
(37) 2010/09/09(Thu) 09時頃
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感謝って……なぜ? 生まれ直すって、どういうこと?
[判らない、判らないよ…と、首を振って。 嬉しそうなその顔から、眸を反らす。
ロビンが紡ぐ言葉から滲みでる強い芳香にくらりと酔いそうになり、 それに耐えるかのようにきゅっと唇を噛んだ]
(38) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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ベネットは、伸ばされる手から逃れるすべを知らず。薔薇の吐息に絡み取られるまま、瞬き一つ出来ずにいて。
2010/09/09(Thu) 09時半頃
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苦しいの?
愛なんて信じるから、そんなに胸が痛くなるんだよ。
現に彼は、最後に僕を選んだじゃない?
[優しい声音、事実の上に嘘を塗り固めて、ベネットの前に差し出した。]
(39) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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[泣き濡れた頬を小さな掌で包み、細い指で涙を拭って。 耐えるかのようにきつく結ばれたベネットの唇に、自らのそれを重ねようと――]
(40) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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僕じゃなく、君を……選ん、だ……。
[ドナルドを抱きしめていた腕から力が抜ける。 泣き顔はくしゃりと歪んで、泣き笑いのそれへ]
…………は、あはは…っ。
[まるで壊れた人形のように、狂ったように笑った]
(41) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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[涙を拭う指を厭う事もせず、目は見開いたままだったけれど、深い翠は何も映す事はなく。 硝子球の様に光を返すだけ。
唇を寄せられればそのまま、ロビンの思うままに。 笑う声も、呼吸すらも奪い取られるのだろう]
(42) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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― 四阿 ―
――……っ、拙いな。
[紫が鎖されていたのは、そう長い間ではなかった。 ふっと覚醒すると、ぼそりと呟いて身を起こす。
少しだけ身が軽くなったのは、蒼薔薇の精が封じられたからか。 けれど、身に巣食った種は根を張ったままで、それ故に新たに芽が芽吹いたことを識り、飛び起きた。今まで儚くも思えた気配は、今は爛々と輝く恒星のように強く感じる。]
ルーカス、付き添ってくれていたのか。 すまない、急用ができた。
[傍らにあったルーカスに聲をかけると、彼がついてこようがこまいが、構わぬ――というよりは、構ってられないといった態で、長椅子から立ち上がると、向かう先は……―――。]
(43) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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ディーンは、薫りに、根《呪い》の繋がりに導かれるよう、迷わず非常階段の方へ。
2010/09/09(Thu) 09時半頃
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/* そう言えば、この村って。 前に冗談で言ってた触手薔薇村の様相である。 植物は危険だなwwwwww
(-8) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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― 非常階段 ―
お前達、何をしている
[辿り着いた場所で繰り広げられていた光景に、薔薇の根《呪い》に身を巣食われながら、常と変わらぬ調子で聲を張る。ただ常と違うのは、異相となってしまった眼。その左右異なる色彩の紫を持って、接吻けを交わすロビンとベネットを見詰めた。]
(44) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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[ぎぎぃっと首を軋ませて、異相の色彩へと虚ろな翠を向ける]
でぃーん……
[ぽろりと翠から零れ落ちる雫]
なにも考えたくない……。 たすけて……。
(45) 2010/09/09(Thu) 09時半頃
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>>42 [歪曲された事実を知ったベネットが狂ったように笑い出した。 その脱力して抗うことさえ思いつかなくなった彼に、いとおしむように深く口接ける。 そうして、濃厚な薔薇のエッセンスを――自分がセシル=蒼薔薇にされたように――注ぎ込んだ。]
(46) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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―非常階段― [雷鳴のように轟いたディーンの声。 今は蒼薔薇の新芽を宿す少年は、ベネットから顔を離して彼を見上げた。 その異貌――左右で異なる紫の瞳を見遣り、すっと灰いろを眇めた。]
ああ、ディーン。 あなたも、そう、なんだ。
(47) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[唇から身体を侵していく薔薇の香り。 それに抗う事も出来ず、身体は熱を持ち昂ぶって行く。 下肢に集まる熱に、切なげに溜息を付きながら、 心は歪曲された事実から逃れるように、乖離して。
ディーンへと救いを求める言葉を口にしながらも、 ロビンが求めるならば、水音を響かせながら深い口接けを繰り返すだろう]
(48) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[蒼薔薇から引き出した記憶で、瞬時に彼が同じ呪いの根から発しながら拡散を拒んだことを悟った。]
……やっぱり、あなたは強い人なんだ。 僕とは違う。
[打って変わって幼い顔を切ない微笑で歪めるその眼差しには、変わらぬディーンへの敬愛が込められていた。]
(49) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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― 非常階段 ―
[かけた聲に、紫に向く2つの眼差し。 それを受けて、ディーンは、深い溜息を吐く。 それには薔薇の香が含まれているというのに、2人対する態度は色を求めるものでなく。 常の、佳き先輩であろうとする姿。]
蒼薔薇の呪いを受けた、ということに関しては同じだな。 だが、求める先は違うようだ。
――……いや、私は弱い。 だからこそ、今、こうあるんだろうな。
[ロビンに答える紫は薄い色。 瞬いて濃い色に変えると、ベネットとその傍らにあるドナルドを見る。]
(50) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[けれども、そんなディーンに見せ付けるように、ベネットの頬を掌で押さえて、口接けを再開しようとする。 狭い非常階段に、ちゅく…と水音を響かせて、舌を絡め貪る深い口接けを繰り返す。]
(51) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[寮の手で顔を包まれ、 ディーンが見ている事も忘れて、齎される薔薇の口接けに虚ろな心は溶けていく。
舌を差し出し、唾液を混ぜ合って。 美味しそうにそれを嚥下しながら、ちゅくちゅくと響く水音に、聴覚までも犯される。 もっと…僕を助けて《壊して》、と。とその腕をロビンの首へ回した]
(52) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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嗚呼、なんとなく事情は判る気がするが。 いや、しかし、合っているかは判らんが……―――
[ドナルドの気配は、拡散を願う身には辿るには薄すぎて。 しかし、どこか、ベネットを慈しむような気配を感じていたのは確か。]
壊し壊したいというのも、愛か。 逆に、壊し壊したくないというのも……―――
[身に覚えのある感情。 ドナルドは後者だったのではないかと謂う想像。 また、再び始まる接吻けに、眉間に皺を寄せながら、ベネットに向けるのは啓示。]
(53) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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寮の手ってなんだ!!!
誤字ヒドス>< ごめんぉおぉぉおおおおおぉぉおぉぉぉおぉおおお
(-9) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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助けを求めるなら、手は貸そう。 おそらくは、お前を《壊したくない》と願ったドナルドの為にも。
[ペンだこの目立つ手を差し出し]
けれど、それでも《壊れたい》と願うなら、私は止めん。 壊れて、ドナルドと同じ場所に行った時、ドナルドがどう思うかは識らんがな。
[選択を迫る。]
(54) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[セシルの視線が凌辱される以上の凄まじい快感と甘い絶望を生んだように。 今は敬愛する人に堕落した自分を見詰められる被虐に酔う。 ベネットが腕を首に回して来ると、両手を頬から背に移動させて自分より背の高い身体を抱き止める。 制止されない限り、このままディーンの目の前で悦楽に蕩けたベネットと交わっただろう。]
(55) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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/* あ、何時も習慣で被襲撃or生存で考えてたけど、自分が処刑票取りに行く選択肢も有るのか。明日エピにする場合。
(-10) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[両腕を回し、口接けに夢中になりながら。 その背に向けられたディーンの啓示に、ぴたりと動きが止まる。
銀糸を引きながら顔だけを差し出された手へと向けて]
でも……ドナルドが、最期に選んだのは。 僕じゃなくて、ロビンで……だから……。
[迫られる選択。 選べずに、いやいやをするように首を振った]
(56) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[案外に、壊れて共にあることをドナルドは望むのかもしれないが。 あいにく、ディーンは眠る者の聲は聴く事はできない。
ただ、壊したくないと願った相手が、結果壊れてしまったなら、いっそのこと己が壊してしまえば佳かったと、自身なら思うだろうと。
それは、壊されることを願うサイラスが、自身以外にそれを望むのを厭ったこと。 そして、今、ラルフを壊したくないと願うこととに重なる感情。
また、壊れてでも逢いたいという想いも。 起きて待っていて欲しいという気持ちも。
――……このとき、ディーンが目指す先は決まった。]
(57) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[ディーンが差し出すペンだこに覆われた――常の如き導きの手。
その手と言葉でいくらか正気を取り戻してしまったベネットを抱き締め、お気に入りの玩具(オモチャ)を取り上げられまいとする子どものようにディーンを睨んだ。]
(58) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ベネットは、ロビンの腕に抱きしめられれば、薔薇の香気に眸は虚ろな硝子球へと戻り始めて。
2010/09/09(Thu) 10時半頃
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おそらくだが、ドナルドが最後に選んだのはお前だよ。 お前以外なら誰でも佳かったような気がする。 お前を傷つけたくない一心ではないのか、今の現状は。
はっきりとは判らないが、朧気にな……――― こういうと、ロビンには申し訳ないのだがね。
[いやいやをするように首をふるベネットに諭すように謂う。 睨むロビンには肩を竦め。] そのまま、壊れてでも逢いに行きたいというなら止めない。 だが、私なら、起きて《正気》で待っていて欲しいと願う。
お前が願うなら ――……ドナルドを起こしにいってやる。
此方側で逢いたいのならば、蒼薔薇《薔薇園の老木》を引き抜き燃やせ。
(59) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[虚ろな硝子球のまま、ディーンを見詰めて]
……逢いたい。 ドナルドに、逢いたい……。
(60) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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残念ながら、私には人を玩具にしたいという気だけは共感できないのでな。 申し訳ないが、どのみちロビンには道連れになってもらおう。
[蒼薔薇の呪い受けた身故に、それに直接害をなすことはできない。 正気で逢いたいのなら、蒼薔薇を排除せよと告げる。 それは、すなわち己とロビンが、眠りの世界へと行くことを示すが。]
ロビン……――― 納得がいかないなら、私がお前を《壊そう》。
[差し出す救いの手は、ロビンにも向ける。 ただ、その裏にあるのは、ラルフを危険に陥れたくないというものであったのだけれど。]
(61) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[追い詰められた幼獣が毛を逆立てるように、ぴりぴりと怒りの気を纏う。]
ディーン! あなたは、正気なの?! そんなことをしたら、あなたも僕も、ただではすまなくなるんだよ?
[薔薇の香気では絡め取れないがゆえに、純粋な体格差では相手には敵わない。 彼の企てをどうやっても止められないのだ、と知り、悔しさに奥歯を噛み締めた。]
(62) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ロビンは、ディーンの所為で罠から抜け出しつつあるベネットを見遣り、ちっと舌打ちした。
2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ディーン……。僕は此処で。ドナルドに、もう一度逢いたい。
[薔薇の香りに塗り潰されそうになりながらも、 僅かに残った心が、願いを口にする。
主の如き導き手の彼へと。 弱々しくも、縋るように手を差し出した]
(63) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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壊してなんか――
[少女めいた瞳に、じわりと大粒の涙が浮かぶ。]
壊すとか壊されるとか、くだらない。 僕が欲しいのは……
(64) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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尻を引っぱたいてでも、起こしてきてやる。 だから、壊れたいなどと謂うな。 ドナルドが護ったものを、大事にしろ。
[見詰めてくる硝子球のような深い翠に、くっと唇の端を持ち上げて見せ、差し出される手を力強く握りしめた。]
(65) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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まぁ、唯ですまないのは判っているがね。 何が大事か、ということだろう。
故に、道連れにするお前に悪いという気はある。 壊し壊されるのが望みでないなら、お前は何を望む?
[ベネットと引き上げながら、少女めいた貌の泣き出しそうな後輩に問いを向けた。]
(66) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[差し出された救いの手は、「優しさ」という名の拷問。]
あなたに僕の欲しいものが分かるの?! 僕がずっと何を考えていたか知ってるの?
僕が本当のあなたを知らないように、あなたも僕を知らずにいたじゃあないか。 それでなんで、今更……
[歳相応の、或いはもっと幼い子どもの顔で、涙をぼろぼろと零した。]
(67) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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ロビンは、顔をくしゃくしゃに歪め、しゃくり上げた。
2010/09/09(Thu) 11時頃
ディーンは、ロビンに「判らないから、今聴いている」と、慈愛に満ちた聲で再度問いをかけた。
2010/09/09(Thu) 11時頃
ディーンは、ベネットの、手は握ったまま離さずに。
2010/09/09(Thu) 11時頃
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[差し出した手を握るその力強さに、こくりと一つ頷いた。
まだ腰から下は力の入らない状態だけれど、 昏々と眠るドナルドの唇に口接けて]
……僕は、もう一度君に逢いたい。 だから……待っていて。
君を縛る蒼薔薇から、君を助けるから。
[ぎゅっと抱きしめた後、二人に背を向け階段を下りていく。 目指す先は、全ての始まり――蒼薔薇の木の下へ]
(68) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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/* この元王子の無双具合(← 全力で話をまとめにいきます。 力技ですんませんorz
(-11) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[彼の世界は、薔薇の香気に囚われて、ずっと心に秘めていた願望を現実のものとされた時にもう壊れてしまった。 壊れて、新しく生まれたばかりの彼には、ディーンの「優しさ」はひりひりと痛くて……堪らなくて……]
(69) 2010/09/09(Thu) 11時頃
|
ディーンは、ベネットが、もう大丈夫であるようなら、送り出すように手を離した。
2010/09/09(Thu) 11時頃
ベネットは、ディーンにもう大丈夫だからと告げて、微笑む。導く手が示す道標へ向かうために。
2010/09/09(Thu) 11時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 11時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 11時頃
|
……痛いのが気持ち良い、って分かる?
[涙に濡れた顔を挙げ、大きな瞳を見開いて、ディーンを見詰める。 告解は露悪の高揚を生む。 どうしようもなく淫らで恥知らずで貪欲な自分の内側を、敬愛する人の目の前で暴いていく快感を……]
誰かに犯されたい。 拘束されて、鞭打たれて、 自分の意志なんか無くなるほど酷い目にあわされて。 蔑まれて、犬みたいに扱われたい。
――そんなふうにずっとずっと思ってた。
(70) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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|
[動き出したベネットの背を見送ると、改めてロビンに向き直る。 《優しさ》が痛いのだとは識らないまま、ベネットに差し出していた手を、今度はロビンに向け。その形の佳い頭をクリクリと撫でる。]
今更なのは許して欲しい。 私は、神ではないので、この手で護ろうと思うものや 識りたいと思うものの範囲はどうしても狭くなる。
それでも、今、ロビンを識りたいと思っている。
何を思って、泣いているんだ?
[あいた片手で、ロビンの眦から零れる雫をすくった。]
(71) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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ディーンは、じっと、ロビンが語る言葉を聴く。紫は刹那だけ揺れた後は、微動だにせず。
2010/09/09(Thu) 11時頃
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[誰でもよかった。それは案外図星だったのかもしれない。 本当に大切なもの以外ならば誰だって。
行為などはただ、欲を満たす為の搾取で、 苦痛と屈辱しか与えないのだと、ずっと思い込んで居たから。 そう、この甘美なる悦楽を識るまでは。
茨の檻の中、夢に聞く声はあまりに遠く、 何も出来ぬ口惜しさに足掻いて、更に魂に食い込む棘。 慟哭も悲鳴も、今はもう届かない。]
(+9) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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|
勿論、そんなの単なる妄想だって分かってる。 現実はそんなふうに甘く無いって。 殺されたり、取り返しのつかない怪我をしたり――もっと酷いことになったりするかもって。
だから、ずっと誰にも言わなかった。 大人になって、誰か弁えた人とそういうのを共有できるまで待とうって……
自分の欲望を制御できない愚か者と違って、僕は賢いんだ、って。 自分の人生を無駄にしないって。
そう、思ってた。
(72) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[幼子にするように頭を撫でるディーンの手に、俯いて泣き濡れた顔を伏せる。]
……今思うとすっごく馬鹿みたいだ。
(73) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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─ 医務室 ─
[陽光射し込む白い医務室は、眠りの静寂に包まれ、時間が止まったかのようだ。ふと、窓の外の景色に視線を移し、]
昼間に医務室に来るのは、久しぶりだよ。 此処1年半以上、具合が悪くても来ないようにしてた。
[医務室の鉄パイプのベッドの上。生徒達のはしゃぎ声を聴きながら、纏いつく影におびえ、身を強ばらせる日々を思い出す。 何時、他の寮生が扉を開けるかもしれない、何時連れ出されて襲われるかもしれない自室とは異なり、保険医の見守る医務室での眠りは、あの頃のラルフにとっては救いだった。眠りが苦痛になったのは、眠りに逃避を求める自分を厭うようになってからか。それとも、もっと最近の事なのかよく分からない。]
──…… 眠りに囚われなければ、 此処は安全な場所のはず。
と、ドナルドを探してくる。 トニーにユーリィの事も伝えなきゃだし。
(74) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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ラルフは、寮の廊下をドナルドかトニーの姿を探して歩きはじめるけれど──二人には会えない。
2010/09/09(Thu) 11時半頃
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― 廊下 ―
[力の入らない身体を奮起させながら、蒼薔薇の元へと向かう途中、 誰かの嘆きを訊いた様な気がして足を止める]
ドナルド……? ドナルド、君なんだね……?
[届かないと歯がゆさに嘆くその声を虚空に訊いて、少年はッ優しく笑んだ]
大丈夫だよ。 すぐに助けるから……。君を縛る薔薇の呪いも、なにもかも。 すべて終わりにするから。
[夢を見続ける彼に、この声が届くのか判らない。 それでも言葉にせずにはいられなくて、唇は彼への言葉を紡ぐ]
(75) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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倒れた夜。 ディーンに医務室に運んでもらったでしょう。
僕、あそこでサイラスに抱かれた。
[ぽつり零す、自分を切りつける言葉の刃。]
(76) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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|
いや、お前は賢いよ。
[痛むを好むと識って尚、ロビンの頭を撫でる手は穏やかに。 少年と謂えども、もう青年に近いディーンは、大人に近いからか。 それとも、芽生える感情は、兄としての側面が強いのか。]
佳く、今まで我慢したな。佳い子だ。
[慈愛満ちて微笑むものの、けれど識って尚、結論は変わらない。]
賢いお前なら、判るだろう? 今まで我慢していたように、我慢をするのは、他者に迷惑が掛かるからだ。そういう気質の無いものが、それを強要される辛さは、お前が一番知っている筈だな。
だから、一度、死《眠る》と佳い。 死ぬ《眠る》ほどの痛み、感じさせてやる。 蔑むことは、難しいが、許せ。
[仮初の死――眠りをロビンに与えようと。]
(77) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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……ううん、違うな。 「サイラスに犯してもらった」。
僕が彼にそうしてって頼んだ。
(78) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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なんで、ッ?
もういやだ。ぼくしんでしまいたい><
(-12) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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|
サイラス……か。
[ロビンから聴こえた名に、少しむっつりと眉を寄せ]
ロビンを頼むといったのは、そういう心算ではなかったのだが。 嗚呼、だが、しかし、判ってやっていたのなら、 アレも今の私もそう変わらないか。
[いつか、サイラスも裡で思っていたらしいことを、ディーンは今思い、独り語とのように零した。]
(79) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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─ 廊下 ─
[廊下を歩く自分の足音だけがやけに響く。 ラルフがロビンの部屋を訪ねたのは勿論、トニーがロビンと共に部屋に居るかもしれないと考えた所為だった。鍵の掛かっていなかったその部屋は、薔薇の香が充満していて、日頃のロビンの印象とはかけ離れた荒廃した気配を漂わせている。 一つしか無い寝台の上には昏々と眠り続けるトニーの姿>>7。]
──…トニーも、 遅かったか。
[瞬き、それ以上は何も言えない。血が引くような心地がして、立ちくらみそうになるけど。尚更、別の誰かを探して知らせなくてはと、部屋の外に出る。]
(80) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
|
ラルフは、ロビンの部屋を出て角を曲がった所で、空に向かって「ドナルド」と名を呼んでいるベネットを見付けた。
2010/09/09(Thu) 11時半頃
|
[穏やかに望みのものを与えようとするディーン。 頭に置かれた手。慈愛に満ちた笑みを見ると、辛くて、嬉しくて、どうしていいか分からなくなる。]
出来ないよ、ディーン。 あなたはきっとそんなこと出来ないよ。
[ゆるゆると首を振る。 あなたにそんなことをさせたくない――とは、言えず。他の者は虜にしても悔いないだろうに。]
(81) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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|
…ベネット。 ねえ、ちょうど良かった。 ドナルドを探してるんだ。彼は、何処に? それから、……君は何処へ向かう心算なのか、な。
[ラルフには聴こえない声を聴いているとは分からない故に、ベネットも憑かれているのかもしれないと、最後の箇所は、用心深く声の調子を落とすようにして尋ねた。]
(82) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
|
|
……ラルフ。
[ゆっくりと振り向き、ラルフの銀灰へと翠を向ける]
中庭の、蒼薔薇の元へ。 ドナルドを取り戻す為に。
(83) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
|
|
出来ないかどうかは、やってみないと判らんさ。 ――……サイラスを壊したのは、私だしな。
[ふっと、何かを振り切るように、薔薇の香りする息を吐き。 意識して、瞳の色を冷たくする。]
さて、淫乱な後輩は、私にどう虐めて欲しい?
[サイラスがそうであったように、ロビンに言葉にするを強いた。 出来ると示すように、頭に置いた手は、強く彼の髪を掴み顎を上げさすように力を加えて。]
(84) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
|
|
[ベネットの答えに、はやいなと眉を顰める。]
「取り戻す」って事は、 そっちももう眠りにおちた後ってこと。 中庭の、蒼薔薇の所へ行ってどうするの?
[蒼薔薇の精は眠りに落ちたセシルの中だ。 木に話し掛けても答えは返るまいと。]
(85) 2010/09/09(Thu) 12時頃
|
|
……無理しなくて良いのに。
[ふっとほろ苦く微笑んだ後。 撫でていた手に髪を強く掴まれ、上に向けさせられ。]
……ッ
[彼と同じく淡い薔薇の吐息を零し、濡れた瞳を今度は情欲で潤ませる。]
(86) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 12時頃
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……縛っ、て。
痕が残るくらいきつく、縛って、 犯して欲しい……です。
[恋とは違うけれども、誰よりも尊敬するひとに望みを叶えて貰える幸福に、拒否し続けることも出来なくて。 強請る言葉をうっすらと開いた唇から零してしまう。 それでも彼があまり困らないようにと、できるだけ無難な願いを口にしたのだけれど。]
(87) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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ディーンが教えてくれたんだ。 ドナルドを取り戻したかったら、あの蒼薔薇を引き抜いて燃やせって。
[眉を顰める様子に、翠を僅かに細めて]
……ラルフは、どうするの? 邪魔をする心算なら……。
[ぎゅっと拳を作る。 仮令殴ってでも、引くつもりはないと言う様に]
(88) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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/* なんだディーン、俺に刺される心算 な の。
(-13) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 12時頃
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身の裡で芽生えたばかりの薔薇の新芽がちくちくと暴れるけれど―― 新芽を自分のからだで育てて、新しく生み出した世界に逝ってしまおうと思ったけれど。
もうどうでも良かった。
(*1) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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──蒼薔薇を引き抜いて燃やせ。 ディーンがそんな事を?
嗚呼、確かにディーンなら言いそうだ。 そして実行に移そうとするからには、君は正気なんだ。 この薔薇の香の中で、君が正気なのは有り難いけど。
[長い前髪をかきあげた、ラルフの両眼は刃物の銀を見せる。]
君とドナルドには悪いけど、 それをさせるわけには行かないね。 あの薔薇と繋がったままの人が、 もし、それで死んだら──君はどうするんだい?
ドナルドは勿論、 蒼薔薇の精を胸に抱いたままのセシルと、 それから──ディーンと。 ディーンはセシルの事はまだ知らない。 自分の危険はきっと……顧みないでしょうディーンだもの。
(89) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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――非常階段――(>>86>>87) [揺らぐロビンの傍らで、透明な少年は儚く微笑む]
――僕がもっと年嵩で。もっと身体も大きければ。 ――そうだったら、どれだけでも君の願いを叶えてあげられただろうに。
[哀しげな視線をディーンに投げて嘆息した]
……彼は……或いは行為そのもの、としては、ロビンの希望を叶えてくれるかもしれない。 でも、それはあくまで仮初の慰めにしかならない、っていうことも、聰明な君のことだ。わかってるんだろ?
(+10) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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佳い子だ……―――
[ロビンが願い事を謂うのに、くつっと喉を鳴らす。 荒々しく伸ばした指先がロビンのシャツを奪い、サイラスにしたように両手首を拘束し、非常階段の手摺りにきつくきつく結びつけた。]
本当に、淫乱なんだな。 もう、反応しているのか?
[ふっと酷薄な微笑を浮かべると、手でなく足の先で、ぐりっとロビンの性器を押しつぶすように確かめた。あとは、彼が望んだ通り、痛みを伴う行為を――仮初の死を与えるために行おうと*]
(90) 2010/09/09(Thu) 12時頃
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……彼には、その《衝動》がない、ということが。
[ロビンの方を向き、少年は目を閉じる]
それは個人の素質、ある種の運命みたいなものだ。 僕が君に牽かれた理由のように。 君が“それ”を求める理由のように。
――不合理なものだよね。いま、この時に、僕が彼だったなら。
[再びディーンに視線を投げる。込められた感情は羨望や嫉妬ではなく弔哀。短く嘆息した]
他のすべて、何もかもかなぐり捨てて君に向き合っただろうに。
(+11) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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……どうもしない。 僕は僕の望みの為に、行くんだもの。
少し前に君が僕に言った事、覚えてる?
[剣呑な光を見せる銀灰に微笑んですら見せて]
君の言う通りだよ。僕はとても醜い。清らかな振りをして、 きっと一番罪深い。
僕はね、ラルフ。もう選んだんだ。 ドナルドと此方側で再び逢う事を。 それで他の誰が犠牲になっても、構わない。
(91) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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―非常階段―>>90 [憧れの先輩に辱めを受けている、というその事実が何よりも身体を熱くする。 ワイシャツを奪われ、両手首を手摺に拘束されると、その苦痛と強いられた姿勢に興奮して、既に欲望がすっかり形を成していた。]
ん……そ、んな、……ッ!!……!!!
[足先でそれを押し潰すように探られ、激痛に声にならない悲鳴を上げる。 が、そうやって仰のいて、喉も裂けよと開いた口唇からは濃密な薔薇香が滔々と溢れ出し、間違いなくロビンがその苦痛から快感を得ていることを知らせる。]
(92) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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――非常階段――(>>90) ……駄目なんだ。 足りないんだよ、ディーン。
君にはきっと――ロビンをすべて、抱え込むことはできない。
[凌虐の行為を始めようとするディーンに呟いて、情欲に火照るロビンの表情を見つめる。かすかに微笑んだ]
……でも、もしそれが一部分でも適うのなら。 僕はロビンのために祈っておくよ。 目覚めてからの空漠に苦しまないように。
(+12) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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トニーは、瞼を閉ざし――やがて*姿を消した。*
2010/09/09(Thu) 12時半頃
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…ふうん、そう。
[ベネットの言葉と微笑に、沸き上がるのは地獄の炎のように黒い感情。 嗚呼、目の前の彼は醜い。とても醜い。まるで鏡を見ているようだ。そんなベネットですら救おうとするディーンへの焼けるような想い、嫉妬。
無言で、ラルフの片手が伸びる。相手が、拳を固めていようが何の躊躇も無い、──ベネットの細い喉を絞めようと。]
(93) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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いいよ
オレは蒼薔薇と死んでもいいんだ。
先輩が無事なら
いいんだ。
[見えた夢の画像に囁いて**]
(+13) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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/*しまった、《衝動》じゃなくて『強欲』っていっとくんだった! >>+11
(+14) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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[ああ、そうだ――と、彼は思い出した。
薔薇香に侵されたばかりの頃、 自分を凌辱し、服従を強いる相手として、実在の人物として初めて夢想したのはディーンであったっけ……と。]
(-14) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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[伸びてくるラルフの手が首に絡まれば、咽喉を締めつける苦しさと、息苦しさに笑みが苦悶の表情に変わる。 振りほどこうと、その手の下に指を差し込んだ分だけ深く締まり、眸の端に涙が滲んだ。
喉を握りつぶさん勢いの友人の眸には黒い炎が燈っているのが見える。 ああ、彼も同じなんだ…と、理解する。 僕たちの本質は似過ぎている。とても。 だけど……]
……ぐっ。 ――…のっ、離…せ、よ……っ。
[彼の腹部へ向けて、抉るように拳を突き出した。 喧嘩なんてした事なかったから、加減なんて判らない。 でももう一度ドナルドに逢うために、此処で彼に負けるわけにはいかないから。突き出す拳に、渾身の力を込める。]
(94) 2010/09/09(Thu) 12時半頃
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[囁く声が、幾つも聞こえる。
一つはあの階段で。 ディーンに己が願いを口にするロビンの傍で。
そして、もう一つは……]
(95) 2010/09/09(Thu) 13時頃
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鳩‥‥‥
駄目なのわかってて、フィルの大事地雷を踏み続けます。
今回は悲恋で。
(-15) 2010/09/09(Thu) 13時頃
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──…ッ 逃げないんだ。
[ベネットの喉に食い込ませる指先は蒼白。首を絞めれば下手をすればそれこそ人は死ぬ。突き出された拳で相手が必死である事がわかる。渾身の拳は臓腑に、鈍痛を抱えるラルフの身体に深く響く。目の前がクラリと揺れるその痛みよりも、ラルフの行為の妨害に対する反応で、喉元の手を緩めた。]
嗚呼、離せ、な、い…ね。 少なくとも、俺がディーンの所で行って話をする間も待たず 勝手に放火されちゃあ困る。
[首から離れた腕はベネットの襟元を掴み直し、ラルフ自身も半ば膝を折りながら、床に引き摺り倒すように。セシルの事があるにせよ、ディーンはおそらくラルフが懇願した所で、一度言った事を翻すとは思えないのだけれど。]
──せめて。 待って……。 話をする間だけでも。
[口惜しさから、生理的な涙が流れた。]
(96) 2010/09/09(Thu) 13時頃
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―非常階段― [すぐに下肢を覆うものも剥ぎ取られる。素肌の上に直に衣服を纏っていたから、勃ち切った若茎がぴんと挨拶するように飛び出すのは避けられない。 ディーンは更に、毟り取ったネクタイで片膝も手摺に括り付けてしまった。 くの字に片足を曲げて開いたまま吊り上げられ、秘所が全て曝される格好になる。
裸の素肌を夏の熱を帯びた大気に曝し、だがまるで冷所に在るように粟立たせ、ロビンはぞくぞくと身を震わせた。 レンズの奥、灰いろが長い睫毛の翳を落として伏せられる。 白くなめらかな頬に、羞恥の薔薇いろが上った。]
(97) 2010/09/09(Thu) 13時頃
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ラルフは、ベネットに「待ってよ……お願いだから」と、涙で詰まった声で繰り返し。
2010/09/09(Thu) 13時頃
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[首を締める手の力が緩まり、大きく咽る。 蹲る様に膝を付き、締められていた分の酸素を取り戻すかのように、大きく息を吸い、それから吐いていると、不意に襟元を掴まれ引きずり倒される]
………ラルフ。
[自分を引きずり倒し、見降ろすラルフの目元に指先を伸ばし]
……長くは、待てない。 それでも良いなら……。
[彼の頬を伝う涙が、自身の頬に落ちる。 彼が厭わなければその涙を拭って、こくり…と頷いた]
(98) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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/* >>96 > 口惜しさから、生理的な涙が流れた。
日本語が変だ。 生理的なを取るか、身体的な苦痛からにするかどっちじゃないk
(-16) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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ベネットは、ラルフが何度も繰り返すその言葉に頷き、涙が伝う頬を伸ばした指先で撫ぜた。
2010/09/09(Thu) 13時半頃
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―非常階段― [白く平らかな胸には、漸く血が固まり始めたばかりの爪痕、鮮赤い茨の刻印が渦を巻く。 薄紅いろに色付いた尖りは、白い樹液の滴りで濡れている。丁度、下腹で頭を擡げた若茎のように――。
蒼薔薇によって作り変えられたからだを見て、ディーンは何を思っただろうか? 憐れみにせよ、それ故に装った蔑視にせよ、ロビンは彼の視線だけで達しそうなほど昂ぶっていた。 まだ一指も触れられていないのに、少女のような紅い唇から切なく甘い喘ぎが絶え間なく洩れる。]
(99) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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[ほとんど殺意に近い感情を向けた相手に、睫毛を伏せると、また喉がヒクと震える。ベネットの指先が目尻に触れると表面張力で保つ事が出来なかった涙が頬を伝い、し引き倒したベネットの頬に落ちた。]
──…ッ 待って、くれる、の。 … 、ベネット。 ありがと、う……。
[頬に触れる指先はほっそりとしていて、吸い付くように滑らかな肌だった。 ゆっくりと膝を付いて、廊下の壁を伝いベネットの上から身体を起こす。自分が倒したベネットにも手を差し出しながら、緩く首を横に振った。]
………、嗚呼、 眠りに落ちた者達は、皆、医務室に居るよ。 トニーだけ、ロビンの部屋に。
(100) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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[差し出された手に自分の手を重ねる。 先程自分の首を絞めていたとは思えないほど、白く柔らかい手。 ラルフの眸の色を想わせる様に、少しだけひんやりとした指をきゅっと握る]
礼なんて……いらない。 僕は……。
[その先を紡げず、眸を伏せる]
みんな、医務室に居るんだね……。 なら僕は、そこで待ってる、から。
……君の話が終わったら、教えて。
(101) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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―非常階段― [噎せ返るほど濃密な薔薇の香気のなかで、剥き出しの膚に与えられるのは痛み。
胸の尖りを太腿の内側を苦痛なほど張った若茎を。 抓られ、捩り上げられ、爪でくじられる痛みも、
血が滲んで、白い膚に朱が散るほどの愛咬の痛みも、
致命的な傷にならぬよう、細心の注意を払って注意深くベルトで打たれる打撃の痛みも、
噛み付くような口接けも、奪うように絡みつく舌も、 まさぐる指の、ざらりと硬くなったたこの肌触りも、
みんな、皆、 全部が幸福で、]
(102) 2010/09/09(Thu) 13時半頃
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/* ところでディーン的な立ち位置のキャラは自分もやる事があるのですが。 泥沼と泥沼になる以前の分かれ道って、やっぱり同じ物を人に分け与えるか。相手によって渡す中身を分けるか──のような気がする。
俺の場合は、自然にやると後者だなあ。夫々住み分けな感じorPC間では勃発させずに終わる、ような気がする。と、今回のディーンを参考にすれば泥沼が意図的に引き起こせるんじゃないかしらとか。
とは言え、バランスの取り方は然程変わらない気がするのだけど。 とか、何か感覚的な話。
(-17) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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…うん。 分かった、医務室へ知らせに行く、よ。 どちらにせよ、──それ程時間がある訳じゃない。多分。 どんなに遅くても、夜闇に覆われてしまう前までに。
[ベネットが身を起こす間だけ、重ねあった手はそこで離れて。ラルフはベネットと別れ、今度はディーンを探しに行く。]
(103) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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―非常階段― [悲鳴と哀訴と区別のつかぬ嬌声を、声が嗄れるまで幾度もあられもなく張り上げて。 最後に、開かれた脚の間に割り込んだディーンが、餓え切った蕾を穿ってくれた時には、立て続けの絶頂で殆ど朦朧としていた。
自分を貫いて揺さぶり続けるディーンに、手首を縛められ苦痛の網で覆われた身体の許す範囲で顔を寄せ、小さい口接けと囁きを残す。
ありがとう――と。]
(104) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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/* 要は、この村は人間関係が交錯した方が美味しい! って村で、意図的泥沼やってみたいなあと言う。
(-18) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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[非常階段で行われている事を知らない少年は、 ディーンを探しに行くラルフへ、その所在を告げる。
ディーンは非常階段に居る、と。
そうして彼の姿が見えなくなれば、約束通り医務室へ向かうだろう。 昏々と眠り続ける皆の世話をしながら、 中庭で咲く薔薇を燃やす為の道具をそろえながら。
ディーンと話をしたラルフが戻ってくるのを*待っている*]
(105) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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/* なんだディーン、俺に刺される心算 な の。2 ってロビンのログだけど>>104
そしてそろそろ誰かを嬲りたくなってきました先生。 えろぐをそんなに書く気で入村もしてないんだけど(まさか、少女マンガ風味が触手薔薇村になるとはw)、えろぐも皆より書いて無いなあとか。ごろごろごろ
まず、相手が1人に絞られてる時点で何かが一味違うぜ、今回。
(-19) 2010/09/09(Thu) 14時頃
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/* ラルフチップ結構苦手だと思ってたけど、案外使いやすいな。機会があれば、ドSで使ってみたい。
(-20) 2010/09/09(Thu) 14時半頃
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―非常階段― [そこから先は――脳髄が灼熱の白に灼き切れて。 自分の中でディーンが達したかどうかも覚えていない。
ディーンとの行為で精気を一気に放出したために、まだ艶やかだった胸の茨の赤は蒼く変じ、今や腹や首にまで拡がっていた。 荒淫で疲弊し消耗し切ったからだもこころも、休息を求めて眠りにつく。 それが昏睡に続く決定的な眠りとなるかは分からず――ただディーンの望んだ仮初の死には確実に近付いていた。*]
(106) 2010/09/09(Thu) 14時半頃
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/* アッー 独り言書いてたら、勝手に〆らレタ!
(-21) 2010/09/09(Thu) 14時半頃
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/* 泥沼に話戻って。 中心に居る人のRPはアレだけど、周辺になる人の選択も大事だよなあ。
俺の場合だと、後発になった場合、被りを避けてそっちに矢印向けないのですよ。壁花村とか、向こうにフラグが立ってる事に気付かない時とかは別だけど。 恋愛でも、ある意味ネタかぶりみたく思うタイプなのかな、俺は。
(-22) 2010/09/09(Thu) 14時半頃
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/* 今回、独り言が多いぜついでに。 ラルフが序盤読んでた小説は『失われた時を求めて』です。中の人は、読破できてませn
「15歳 抱かれて 花粉吹き散らす」(寺山修司)をもうちょっと暗喩的に取り入れたかったなあと言うのが、後悔。
(-23) 2010/09/09(Thu) 14時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 14時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 14時半頃
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/* 嗚呼>>106だと、普通に襲撃の可能性もあるのか。 もう被襲撃は無理なのかと思ってしまった。 そうだよね、衰弱ギリギリで移すおk
此処は追従者のフィリップの動きにwktkしようか。 と言うか、そろそろ黙ろうか。
(-24) 2010/09/09(Thu) 14時半頃
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─ 非常階段 ─
[ベネットに教えてもらった場所に急ぐ。ずきずきと痛む身体を押さえながら。駆ける足は縺れて、途中ぶざまに転げそうになりながら。
ラルフが非常階段に辿り着いた時、その行為はすでに始まっていた。 音を立てぬようにそっと近付く。 彼等が何時ラルフの存在に気づくかはしれない。ただ、部屋に踏み込む事が出来なかったサイラスの時とは異なり、視る事が出来る限りのすべての行為を終わりまで見届ける。
ラルフが非常階段を軋ませる音を立ててしまったのは、ロビンが意識を失った後の事**。]
(107) 2010/09/09(Thu) 15時頃
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/* こりゃ▼ロビン→▼ディーンだよね? 今日でコミット終了もありうるかな?
(-25) 2010/09/09(Thu) 15時半頃
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ディーンの莫ー迦。 責任取りやがれ。こんちくしょう
/* もう、未練がたらたら。変に気を持たされたもんだがら 余計にというか。1,2日目の独り言が痛いわ。もう。
つい本気でラルフと、ディーンの後ろと前をシェアしようなんて 莫迦なこと考えちゃうくらいに。もう責任取ってくれ。
しくしく。もうサイラストラウマが増えまくり。 莫ー迦莫ー迦。
愛ある恨み言吐きたくもなるわー。
(-26) 2010/09/09(Thu) 15時半頃
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/* おっとだいぶ我ながら混乱し取るな。 気を持たされて未練たらたらシェア云々はサイラス自身で
サイラストラウマ増えまくりはPL。しくしく
(-27) 2010/09/09(Thu) 15時半頃
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―医務室―
莫ー迦莫ー迦。 ……責任……取………や………れ。
[漏れる言葉は罵倒なのに。ふわりほわりと優しいものが溢れて]
(+15) 2010/09/09(Thu) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 16時頃
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― 非常階段 ―
何が、そんなだ? 確かに、感じてるのだろう。
[くつっとあざ笑うかのように喉を鳴らし、いたぶる言の葉を紡ぐ。 まだ、言葉で虐めるは容易いものだと、演じる中で思ううちは冷静。]
ほら、感じてしまっているのが、こうすれば佳く見える。 しかし、本当に浅ましいのだな、下着もつけぬとは。 よほど誰かに襲って欲しかったと見える。
[下肢を覆うズボンをするりと抜き取れば、ディーンの眼にはまだ幼く見える欲望が直に表れ、片方の眉を上げた。片方の足を曲げ、それもネクタイで吊り上げてしまえば、これ以前の行為に紅く爛れた菊口も紫の前に晒される。]
何もしていないのに、下の口もひくついているぞ。
[ポーカーフェイスの下では、ロビンの身体に起こっている変化――例えばその一つは胸元の様子に、を痛ましく思うも、表にはださぬまま、唯ロビンの願いを叶えるべく演じ続ける。]
(108) 2010/09/09(Thu) 16時頃
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視線だけでイってしまうか? どうかね……―――
[眼差しだけで甘い聲が漏れ始めたなら、もったいぶったように、暫くは触れず、じっと片方のみの視野で若茎を見詰め続けた。流石に達しはしなかったものの、先走りの蜜が零れてくれば、それにふっと薔薇の吐息を噴きかけ、つっと指を伸ばし、キチリと摘んだ爪の先を鈴口へと食い込ませた。痛みに喜び跳ねる白魚のような裸体。悲鳴に唇の端を上げたのは、人間とは、微笑めば何事も愉しめてしまう動物だと、本能で識っているから。]
針金でも持ってくればよかったかね。 此処につっこんでかき回しても、お前は悦べるのか確かめたかったが、ないものはしょうがないな。
[鈴口がら更に爪先をいれれば、ロビンは尿道を攻められるも想像するのだろうか。 爪先で鈴口を虐めながら、貌を上に、紅く熟れた乳首にガリっと歯を立てる。口腔に広がるのは血と樹液の味。流石に媚薬であろう白を口に含めば、ディーンの身体にも強制的に火は燈る。]
(109) 2010/09/09(Thu) 16時頃
|
|
さて、今出来るのは、嗚呼、ベルトでぶってやるくらいか。 ――……犬らしく、佳い聲で啼くと佳い。
[思考は酷く冷静なまま、身体に燈った火を発散させるための下準備とばかりに、ロビンが願うだろうままの行為、思いつく限りの嗜虐を尽くした。
冷静だと思いつつも、ロビンの後穴を犯す段階に来た時には、本当は己はこういう趣向があったのではないかと朦朧と考えるくらいには、思考が飛びかけた。]
ロビンッ……―――
[それがふっと戻ったのは、穿つ相手からの言動に。 礼の言葉と、接吻けを受けると一気にさっと冷える身体、ディーンが達するまではいかぬ内に、腕の中の少年は意識を手放した。]
(110) 2010/09/09(Thu) 16時頃
|
|
……、……――――
[沈黙を持って、半分萎えた凶器をロビンから引きずり出す。 深い溜息を吐く様には、疲労の度合いが強い。]
ロビンと、ドナルドを運んでやらんと、な。 しかし、流石に1人では無理だぞ……―――
[ロビンの戒めを解いて、床へと横たえようとすれば、ギシっと何かが軋む音。 はっと、音が鳴ったほうを振り返れば]
ラルフ……―――
[紫は見開かれる、相手の名を呼んだ後、何かを告げようと開いた唇は、結局何も紡げず。 ただ、困ったように灰銀を見詰める異相、その左眼は赤ではなく蒼の強い紫。]
(111) 2010/09/09(Thu) 16時頃
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/* ……私、超頑張った(当社比
(-28) 2010/09/09(Thu) 16時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 16時頃
|
[音を隠す必要が無くなったラルフは靴音を立てて細い非常階段を上がる。 ロビンが倒れているすぐ側まで来て足を止めた。上方を見上げれば、ドナルドの燃えるような赤毛も視界に入る。]
……──
[外は明るい。太陽はまだ高い位置に有り、森へ続く木立を夏の終わりの風が吹き抜ける。吹き溜まっていた薔薇の香が掃かれるのを感じながら。じっとディーンを見詰め返す。今はまだ、ディーンの名を呼ばない。]
ベネットに聴いて此処に来たんだ。 ──蒼薔薇の呪いは、ドナルドを経て今はロビンに?
(112) 2010/09/09(Thu) 16時半頃
|
|
[ラルフの問いかけに、ほぅっと薔薇の吐息を一つ。 けれど、それは、むせ返るほどのものではない。 それこそ、風に攫われる程度のものでしかない。]
嗚呼、だから、連れて行く代償に望みを叶えた。
[緩慢な動きで己の身を繕いながら、それでも灰銀からは視線逸らさぬまま。 見られたなら、言い逃れは出来ないだろうと。 けれど、ディーンからは何も謂えない。 流れるのは暫しの沈黙か。
窓から入る日の光が、静寂をじりっと焦がす。]
(113) 2010/09/09(Thu) 16時半頃
|
|
薔薇の木を燃やすんだって、ベネットは言ってた。 木を殺したら、自分がどうなるんだろうって思わない?
──…ディーン。 君と言う人間は、 乞われれば、誰にでも手を差し伸べるの。
これは、どうして、と聴いて答えが返る事なのかな。
[ディーンが外に出るような格好にまで衣服を身につける所は、あの夜は見なかったなと思う。薔薇の香が招いた事だとしても、部屋の中には外とは異なる親密さがあったような気がしていたとも思う。ラルフは首を傾ける。]
瞳の色が、紫水晶みたいに色々に変わってく。 それが、ディーンの心の裡を映すのか。 薔薇の呪い──ただ外部からもたされたものなのか……。 俺には何だか分からない。
──可笑しいね。 俺も、ディーンにとっては、 大勢の中の一人に過ぎない事が分かっても、 時間は巻き戻らない。
(114) 2010/09/09(Thu) 17時頃
|
ラルフは、ディーンに首を傾けたまま、淡く微笑んだ──。
2010/09/09(Thu) 17時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 17時頃
フィリップは、ラルフに話の続きを促した。
2010/09/09(Thu) 17時頃
フィリップは、ロビンに話の続きを促した。
2010/09/09(Thu) 17時頃
|
……、……―――。
[首を傾げながら問われる内容に、直ぐに返答することは出来なかった。身体を交えた時に比べ遠い距離は、物体的なものだけではないように感じられた。
カツリ――言葉を返す前、それでも一歩距離を詰める。]
蒼薔薇を燃やせば、最悪死ぬかも知れないとは思っているのは確かだ。しかし、私は此処に戻って来る心算なのだけれどな。
――……私は、まだ識らないお前の側面を、識りたい。 そう思っているからこその選択だ。
[乞われれば確かにかなえようとする側面があるのは事実。 それでも、その中でも選択はしているのだと、遠まわしの返答。 もっと、相手を識りたいと想う感情が、どのような感情から来るかは未だ判らない。 けれど、多数の内の1人ではない――そう告げる。
――……無意識に、ラルフを生かしたいから、選んだ選択。]
(115) 2010/09/09(Thu) 17時頃
|
|
だから、私を待っていてくれないか。 皆を連れて戻ってくるから。
[感情を示す紫は、希うような深い色を灰銀に映す。 つっと差し出す手は、まるで指きり《約束》を願うように……―――*]
(116) 2010/09/09(Thu) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 17時半頃
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/* 野暮なので、あまり謂いたくないけど、仕方あるまいて。 微妙な思いしたかたが居られたら、すいませんorz
さて、本気で席はなれないと(あわあわ
(-29) 2010/09/09(Thu) 17時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 17時半頃
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― 夢の中 ―
[意識を失って、 でも見ているのは寮内の風景。
それは、今だけではなくて、 昔も多く含まれている。]
(+16) 2010/09/09(Thu) 17時半頃
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|
[そして、そこにはいくつもの〜if《モシモ》〜も散らばっていた。]
[それを第三者のような、そうでないような立場で、見ている。]
(+17) 2010/09/09(Thu) 17時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 18時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 18時頃
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― 医務室 ―
[錯綜するさまざまの夢の一場面に足を踏み入れる。 それは、同室者の優等生に罵声を浴びせかけるサイラスの姿。
その顔は笑っているような泣いているような、 まぁ、随分情けない顔だ。]
――……
[そこから見える茨の檻。 その中には赤毛が見えた。]
――……見事に駄目人間ばかり かな。
[欲見渡せば、駄目人間ではないトニーやユーリィもいたのだろう。 だが、今見えたのはその二人で、苦笑を零す。]
(+18) 2010/09/09(Thu) 18時頃
|
セシルは、夢の中で、煙草を吸う、仕草・・・・・・。
2010/09/09(Thu) 18時頃
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[それまでも一緒の寮で過ごしてきたはずのフィリップに、 この夏、恋をした。
それは、客観的に見れば、ばかのように映ったかもしれない。 でも、それはそれで、よかった。
忘れていたハーモニカを取り出して、 それを吹いて、想って、
そうとっても、幸せな心持ちでいられたのだから。]
(+19) 2010/09/09(Thu) 18時頃
|
|
[ただ、そんなだから、セシルがフィリップのことをよく知るわけがない。
フィリップが「大事」にされることに孤独を覚え、「壊され」たい衝動があるなども、知るわけがない。
だから、彼は自分の心に素直に、フィリップを「大事」にしたいと繰り返す。
それが伝わらないものだとしても、 いや、伝わって、それを拒絶されたとしても、 彼はきっと、「大事」にしたいと思うことはやめられない。]
(+20) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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|
―――…なぜなら、彼は、イノセント《バカ》なのだから。
(+21) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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セシルは、煙草の煙を吐き出す仕草。
2010/09/09(Thu) 18時頃
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―医務室― [呪いは解けるのかな…。 寝かされている人たちを見て漸く事態を理解した際に 零した言葉にラルフはどう答えていただろうか。
今は、ラルフが出て行って―――… 寝かされている者達を除けば、部屋に1人。 揺れる翡翠は硬質な色を湛えて、眠る人達を…
先程までは傍に居てくれた、後輩の姿を見つめ]
(117) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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|
―――…ね、…どっち、だったの?
[問いかけに応えはない。 あの時、長い口付けの交換を交わしたのは、 あの時、好きだとそう謂ってくれたのは、 あの時、無理に身体を開いたのは―――…
好きだと、壊れてと、殺そうと 紡ぐ声は同じ人で、 けれどもセシルの中にもう1つの人格があったと 知った今、理解して…またわからなくなる。]
(118) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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─ 四阿 ─
あ、気がつかれましたか?よかった。
[しばらく後、ディーンの目が開く。 一安心したのもつかの間、「急用だ」と只ならぬ面持ちで去っていく上級生をぽかんと見送り]
ちょ、先輩!
[我に返った時には、ディーンの姿は寮舎の中。]
(119) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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|
[応えない人に、翡翠が硝子の色へと変わっていく。 眠る人達は彫刻のように身じろぎせず、 血色失せて白い肌は滑らかな大理石のよう。
生きているのに、死んでいるかのような。
生を宿すのに無機質な彼らは空洞の硝子球にも似て。 起こさなくてはいけない、そうわかっているのに。]
…… き れい…
[同時に抱くのは羨望。 このまま…目を覚まさずに、彼らの中に加われたら。 きっと、それは―――…とても、綺麗。]
(120) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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|
ったく、何してるんだ俺は……。
[自分の呆け振りが忌々しく、一つ首を振る。]
そういえば、ユーリーはどうなったかな。
[もし万一彼が意識を取り戻していたなら、トニーは喜んでいる事だろう]
──いや、誰かの所に行くって言ってたし、知らないかもしれないな。
そうだな、様子を見に行ってみようか。
─ →医務室 ─
(121) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
ルーカスは、そして、医務室の盛況ぶりに眩暈がしそうになった。
2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
[ハーモニカは手の中にあっても、約束の硝子球は 屋根裏部屋に置き去りにしてしまっていて。 裡に抱く言葉を紡げば…容易く、均衡は崩れていく。 苦しげに熱い吐息を吐くと無理に身体を支えていた足が 震えて、身体もぐすぐすとその場に崩折れて蹲る。]
―――…っ
あ、
[何も触れていない首元に、薄く鬱血の色が浮かび上がる。 シャツに隠れた箇所にも点々と浮かび上がるそれは それは呪いの茨の形とはまた違う、 蒼い――…薔薇の、花弁の型。]
(122) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
|
>>118
[ふと、聴こえる。好きな人の問い。 それに答えるのは容易い。]
――……フィル先輩が、欲しかったんだ。
(+22) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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|
[キスしたかった。好きだったから。 でも、蒼薔薇に影に隠れて、それでもフィリップを見ていた時、 フィリップが肉の悦びに悶えていた時、
確かにそれから目が離せない自分もいて…。
自分の中に芽生える欲望を蒼薔薇は引き出してあざ笑う。]
(フィリップはお前なんか好きじゃない。 「大事」なんて口先だろう。) (フィリップはお前なんか求めない。 だから、お前はいなくなっていい。)
[セシルはいらない。蒼薔薇は身体を明け渡せと、今でも沈黙を守りながら訴えている。]
(+23) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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/*
見事に平行線。 フィリップとはやはり悲恋で終わる感じ。
だが、それもいい。
(-30) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[セシルを、殺そう。 裡に残る残滓がそう、甘く囁きかけてくる。 蒼薔薇は消え、けれども容易く消える筈がなく。 宿木に何かあった時も新芽は生き残れるようにと 此処にも深く、その爪痕を残して…
呼気が、震える。 薄く開かれた唇から零れるのは濃い蒼花の香。
ルーカスが訪れた時には医務室は濃い蒼薔薇の香に包まれて。 それはベネットが医務室に戻る少し前だったかもしれず]
(123) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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|
─ →医務室 ─ え、と。フィリップせんぱ……い?
[ユーリーに加え、横たわるセシル、そして、なんとなく様子のおかしいフィリップ。 声をかけてみたものの、フィリップの耳に届いているのかどうか?]
(124) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
セシルは、煙草をもみ消す仕草。
2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
[蒼薔薇に笑う。]
(何、言ってるの?)
(先輩がオレを好きだとか、そうじゃないなんて、 それは先輩の思うことで……。)
(オレはただ、好きなだけ。それだけ。)
(だから、先輩がオレがいなくなればいいって思うなら)
(そのままどこかにいくよ)
[そう言って、しまう。]
(+24) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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(くすり)
[蒼薔薇が笑う。 蒼薔薇は、まだ、消えていない……むしろ……。*]
(+25) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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|
……ルーカ ス…?
[蒼薔薇の香に再び包まれた部屋、 聴こえる声に振り返る翡翠は微かに蒼の色を宿して。
後輩の姿に、その瞳が潤んで細まる。]
……くる しい……
[そう謂って触れる首元には、濃い蒼の花弁が刻まれて。]
(125) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
ルーカスは、フィリップの肩を、そっと叩いた。
2010/09/09(Thu) 18時半頃
|
セシルも、薔薇に?
[寝台の上の同級生を見る。身動き一つしないその様子が痛ましく。]
先輩は大丈夫なんですね?
[質問ではなく、そうであってほしいという願望。]
(126) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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/*
フィリップがセシル死ね、といったらもれなく死にます。ええと、人格的死。 で、蒼薔薇様が完全に乗っ取る結果となるのですが、
この場合、セシルの人格を排除するために蒼薔薇様はフィリップに働きかけているわけなので、 すなわち、乗っ取った時点で、蒼薔薇様的には洋ナシになるわけです。フィリップ。 むしろ、お前も死ね状態。
うん、バッドエンドだなー。
でも、こっちを求められてる気しかしない。
(-31) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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|
[肩に触れられるとひくりと身が震えて。 零れ落ちる吐息は蒼薔薇を宿していたセシルと同じ、 甘い媚薬にも似たその香。]
…ルーカス、は…薔薇のこと、知ってるの…?
薔薇は…どうなってしまう?
[見上げる翡翠は、その香に浸されていく。 蒼薔薇が生き残るためには、 残る者達をその香に浸していけばいい。
大丈夫か、その言葉に頷く姿はやはり呼気荒く。 そっと此方からもルーカスに手を伸ばす。]
……薔薇を、燃やしちゃ…だめだよ。 …死んでしまう。
(127) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[示された首筋の蒼い花弁。
思わず指先でなぞると、先刻薔薇の棘でついた傷から、赤い筋が、一本 二本。]
……お揃い、なのかな。
[ふと気づいて、左手の腕時計を外した。 フィリップの方に、手首の蒼い花びらを向ける。]
(128) 2010/09/09(Thu) 19時頃
|
|
[自ら詰める一歩よりも、ディーンからの一歩が重く感じられると思う。身を遠ざけかけて、ラルフは其処に留まり。ディーンの言葉に耳を傾ける。 まず返ってくるのは、選択に対する躊躇の無い言葉。燃やすと言う選択にやはり眉をひそめてしまうのは、ディーンの生命を案じるだけではなく。ラルフが、セシルの内に蒼薔薇の見ていた世界を視た所為かもしれない。]
薔薇の木は物質だから、燃えれば灰になるけれど。
呪い──身体に傷として具現するあの茨と毒棘は、 あの蒼薔薇が、見詰め続けて来たものの所為で実体化した ……なんて言うんだろう。 願い、欲望、ただドロドロとして気持ちの悪いだけの何か。 逢引の森に澱んだ情念なのか、な。
かつては美しいものもあったのかもしれない。
(129) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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|
[呪いを映し出すディーンの瞳を見上げ、それから薔薇園のある方角に視線を移す。]
それは、ディーン。 燃して消してしまえるものなんだろうか。 呪いは──炎で、力ずくで壊れ──解けるのかな。 君が吐く、そのたまらない薔薇の呼気も消える? サイラスを壊した、ロビンにあれだけの事が出来たその君は何処へ行くんだろう。
[それは医務室でフィリップの問い>>117(その時は分からないと答えた)に遅れて答える想いになるのかもしれない。]
(130) 2010/09/09(Thu) 19時頃
|
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/*
ん?フィリップは蒼薔薇様を引き受ける気なのかな? そうなると、ええと、 セシル殺して、フィリップにバイナラか。
うわ、蒼薔薇様つえええ
(-32) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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|
[ラルフは、倒れているロビンを覗き込み、意識の無い華奢な下級生の臀部、ディーンが貫いていた場所を、蔑むような表情で踏みつける。それから、伏せていた睫毛を上げてディーンを視た。胸を締め付ける感情に耐えるかのように。]
──…ディーン。 俺は、君が欲しいよ。 人間の全てが欲しいと言う願いが 到底不可能なものだとしても。
このまま、ロビンを階段の下まで、 蹴り落としたい衝動に 簡単に身を任せられそうな位に、俺は
[言葉が嘘では無いと言う風にロビンを一段だけ階段から蹴り落とし、細い非常階段のディーンと同じ段に立つ。]
(131) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
|
/* と、とりあえず、地上優先、 それによってどうとでも転ばせますよ。はい。
(-33) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
|
君に、今の全部を、持っていて欲しいんだ。 ──何も失わないで欲しい。
[指切りを願うように差し出された手を取る。 けれども、指に指を絡め契るためではなく。 図書館で見慣れた手、指先の硬く変質した皮膚、ラルフを抱いた手、誰にでも差し出される(と思っている)手。ラルフはディーンの手に愛しげに頬を寄せ、口元に運ぶ。熱を耐えていたような息を零す。それから、広げた指を先から根元まで一本ずつ口に含んでは丁寧に舐め、ディーンの深紫の瞳を上目に見上げた。]
ディーンが行く事を選ぶなら、待つよりも。 俺は一緒に行きたいよ。
[複雑な色をはらんだ銀灰は、共に行く方法は無いのかと問うように**。]
(132) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
|
[首筋に触れられると ぁ…と掠れた声と共に 零れる甘い蒼薔薇の香り。]
……お揃い、
[伸ばした手はルーカスの手首の花弁に触れて。]
…これは? どうしたの?
[この痕は、どうしたのか。蒼薔薇のものとも少し違う。 そうルーカスに問う間にも触れられた花弁の傍にもう一枚 鬱血の花弁が浮かんでいく。 赤い血で描かれた筋は、薔薇の茎の姿を模して]
(133) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
|
/*
ええと、夢の世界で冒険RPGスタート!!っぽくみえる。行くとかいう風にきくと(ぇ
(-34) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
|
莫ー迦、莫ー迦。皆。莫迦、なんだよな。
[笑い顔とも泣き顔ともつかぬ、セシルが情けない顔と称した、 まさに情けない状態で拳を一つ。中に放る]
…皆、莫迦になっちまえ……。
[今、一番殴りたいと思うのは言うまでもなく]
(+26) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
ロビンは、ラルフに蹴り落とされた所為か、意識の無いまま、ん…と小さく呻いた。
2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
(>>129) [興味深そうな表情で、ラルフの推測に聞き入った]
なるほど。呪いの源になっているのは今まで連綿と繰り返されてきた中庭での逢瀬、そこに渦巻いた情念か……。 面白い推論だね。 それなら、ルーカスや僕がさほど強い影響を受けずにいる訳も分かる。現に僕はロビンと身体を交わしたというのに、見た目上での変化は起きていないのだから。
きっと受け入れ易くなる原因――性向のようなものがあるんだろう。
(+27) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
|
|
──ずっと昔にね、蒼薔薇に囚われて、眠り続けていた人がいたんだ。
[ゆるゆると語り始める。]
その人の事が大好きで、大切だった人は、何年も待っていた。この学校を出てからも。
待っていた人は、大好きな人を取り上げた蒼薔薇が、憎らしかったけれど、少しだけ羨ましかった。 だから、自分の胸に、蒼薔薇の刺青を入れた。もしも、大切な人が目覚めて、蒼薔薇を恋しがったら、そう思って。
(134) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
|
/*
トニー、ものすごく、冷静wwww
(-35) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
ルーカスは、フィリップの首筋の赤い花弁に気付いて、軽く目をみはった。
2010/09/09(Thu) 20時頃
|
(>>130) ……けれどもしそれが、愛と呼ばれるものの一変奏だったとしたら。
「そのきらめきは火のきらめき、最もはげしい炎。 愛は大水も消すことができない、洪水がおぼれさせることもできない」
……どうすれば良いのだろうね。
(+28) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
|
僕は…… 俺は、まだ子供だったけれど、蒼薔薇を胸に刻んだ人が大好きだったんだよ。 だから、同じ蒼薔薇が欲しくて──。
俺がもう少し大きくなってたら、そんな事なんかより、もっと、その人のために何かできたのにな。
[いつしか、亡き人をなぞっていた何時もの口調ではなくなっていた。]
(135) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
|
/* >>+26 中→宙
(-36) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
|
/*
ルーカスのその振りも生かしたかったよなぁ。 今からでも、何か・・・しかし、頭が働かない。
(-37) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
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>>+26
[サイラスが拳を放つのを横目で見る。]
サイラスって、そんなに、 かっこ悪いところもあったんだ。
[ヘクターとサイラス。 それは、双璧と呼ばれるくらいの、ある意味下級生からは憧れの存在でもあったはず。]
(+29) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
セシルは、サイラスの傍には移動できるだろうか。夢の中
2010/09/09(Thu) 20時頃
|
…そりゃ、たまにはな。 皆カッコつけてんだよ。
[そんな様子を見せた原因はたった一つしかないのだが]
(+30) 2010/09/09(Thu) 20時頃
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|
[ルーカスの言葉を聴きながら、ルーカスの手首をなぞる。 花弁は花にはなりきらず、ほろりと彼の手首に舞って。
綺麗…
見惚れるようにそう、呟く。 首筋の鬱血の花弁は青く濃く刺青のように染まり]
―――…蒼薔薇が…殺されそうなんだ。 君の大事な人が刻んだものが…思い出が…、
[ルーカスに語りかける翡翠の声も何時ものものではなく。 蒼を宿す瞳は、蒼薔薇に囚われた者の色。]
…たすけて…、ルーカス。 このままでは…死んでしまう。
[蒼薔薇を、助けて。 助けを乞う吐息は掠れて、甘く香る。]
(136) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
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ふぅん でも、そういうところはカッコいいよね。
[寄れたらサイラスの傍に寄って、 自分より大きい肩を叩いた。]
オレもカッコつけようっと。
[視線は、医務室に入ってきた人物を見て、 そして、その人物が蒼薔薇を欲するのに悲しそうな目をした。]
(-38) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
ふぅん でも、そういうところはカッコいいよね。
[寄れたらサイラスの傍に寄って、 自分より大きい肩を叩いた。]
オレもカッコつけようっと。
[視線は、医務室に入ってきた人物を見て、 そして、その人物が蒼薔薇を欲するのに悲しそうな目をした。]
(+31) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
[蒼薔薇を助けて、そうかきくどくフィリップの瞳は、見覚えよりも蒼ざめている。
そして、ここでもむせかえるような薔薇の甘い香り。]
先輩、ごめん。 俺、さっき、蒼薔薇をめちゃくちゃにしようとしたんだよ。ディーン先輩に止められたけど。
誰かが蒼薔薇に囚われたなら、囚われた誰かに別の誰かが囚われちまうんだ。
俺は
その繰り返しを終わりにしたかった。
(137) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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|
…… そうかねぇ?
[肩を叩かれるのに返すのは、よしよしと頭を撫でる。 悲しそうに、入ってきた人物を見つめる様子に。 そのまま頭に手を置いたまま黙って見守る姿勢]
(+32) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
俺があの人を大好きだったのは、
あの人が蒼薔薇に間接的に囚われていたからじゃないんだ。
(138) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
[頭を撫でられる様子にその手を見上げるように…。]
ああ、触れるんだ。
[手が止まったのを感じると、そのまま、顔を伏せる。]
ばか、だけどさ。 ばか、な自分も悪くないって思う。
好きな人は、他の奴が好きなんだけど、 それでも、やっぱり、好きなものは好きだよね。
[素直に素直に紡ぐ。本当にばかみたいに。]
(+33) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
――愚昧さは、罪だよ。
[サイラスとセシルのやり取りに、冷たい口調で呟いた]
(+34) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
[俯く顔から聞こえる言葉。]
…――じだな。 好きな奴が他の奴を好きでも好きなものは好き。だよな。 自分を通して他の奴を見てたとしてもな。
[莫迦みたいに同じで。思わず。置いたままの手で髪をくしゃくしゃと 掻き撫でた]
…全く、皆、莫迦野郎、だぜ―――……。
(+35) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
……まあ、どこが何ゆえに愚かなのか解っているのなら、それも悪くはない時もあるけどね。
[声音から険を消し、普段の表情に改めて、そう続けた]
(+36) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
/*
中学生が愚昧はあんまり使わない。 いや、使うとすれば読書ヲタ……。
トニーの振りはどうしてほしい振りがイマイチわかんないなぁ。喧嘩売りたいだけ?
(-39) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
サイラスは、冷たく聞こえた呟きにちらりと睫毛を一瞬動かしただけ。
2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
それは……
ルーカス、助けてくれないってこと?
[ルーカスの言葉に少し落胆したように呟いて。 手首の花弁に触れていた手がその手首を掴む。]
―――…だめだよ。
助けて…くれなきゃ。
[蒼い色は翡翠の奥で冷えて。 一度囚われてしまった瞳は ルーカスの言葉では元の色に戻ることはなく、 そっと、唇を寄せると手首の花弁を舐める。
だめ、もう一度そう囁きながらほぅと吐息を吹きかけて。 思い出すのは蒼薔薇に与えられた甘い甘い悦楽。 穿つ甘さを与える姿は、今は眠る後輩の姿をしていて。]
(139) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
だから、終わりにしてくれるわけにはいかないかな?
[そう呼びかけた言葉は果たしてフィリップに宛ててのものなのだろうか?]
(140) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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|
…年下の癖に、何そんなに達観してどうすんのかねぇ。
[アホか、と。何処がだってのも分かりきった話]
(-40) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
|
けれど、愚かでいることが誰の望みも叶えないのなら、何をどう解っていようと、矢張りそれは愚昧で、罪だとしか言い様は無い。 僕はそう思う。
たとえば――そう、サイラスがちょうど今言ったみたいな(>>+35)関係にしがみつくようなこと。
(+37) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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|
[トニーの冷たい口調には構わず、 いや、むしろ、ロビンをはじめとするいわゆる真面目な連中からは、普段から散々冷徹な言葉や態度を受けているのもあるから。]
髪、気持ちいい?
[ぐしゃぐしゃ己の髪を掻き乱すサイラスに、少し笑ったような声でそう聞いてみる。]
(+38) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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/* あ、ルーカス聖痕か!
(-41) 2010/09/09(Thu) 21時頃
|
ルーカスは、フィリップの髪に、そっと右手で触れた。
2010/09/09(Thu) 21時頃
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[ふんと鼻を鳴らし一瞬そちらを見やる]
アホか。子供がそんなに早いうちに大人になったつもりで。 大損してるぞ。
(+39) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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|
[少し笑うセシルに、同じく微笑んで]
…そうだな。
[間を空気を吸い込んで。]
やっぱ。セシルは大事なダチで同士だもんな。
[久しぶりの大輪の笑顔を少しだけ覗かせる]
(+40) 2010/09/09(Thu) 21時頃
|
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>>+37
それは、好きでいること事態が罪だってことに聴こえるけど。 相手も自分も好きでいてくれたら、それはとてもいいことだけど…。
そんなにうまくはいかないよね。
[愚昧といわれることも、罪人と呼ばれることも、 既に気にするレベルじゃなかった。
ヘクターと同室であった事実で、もう陰口としては、かなり酷いレベルまで言われてたし、実際、いわゆる不良だから。]
(+41) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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|
しがみつくとか執着という形だけではないんだよ。
ただ、好きって気持ちには。いろんなものがいっぱい含まれてるって ことさ。
(-42) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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[ぴしゃりと言い放たれた言葉は言霊のように 一度翡翠の中の蒼へと刺さる。]
―――…ぁ、
[ぐらりと、怯えたような瞳は翡翠のものだったのか。 それとも裡に潜む蒼い花の残滓のものか。
捕らえることなど簡単だったはず、けれども効かない。 触れていた手首から離れた手は、蒼く咲く首元へ。 蒼い花弁の痕を両手で押さえて 苦しげに呼気を荒げればまた首筋に浮かぶ新たな花弁。]
(141) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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…ル…カ、ス… ……くるしい…、
[後輩を呼ぶ声は、 先程までの甘い囁きではなく何時もの声。
蒼薔薇に、裡から侵されていく。 首筋に徐々に浮かび上がる花弁が繋がり 一輪の花となった時には、きっと新たな宿木として…。 セシルを殺そう、そうせせら哂う蒼薔薇の仕掛けたもの。 セシルの届かない場所へ、置き遣るかのように。]
(142) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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サイラスは、セシルにだよなと頷いてまたくしゃくしゃと髪を掻き乱した。
2010/09/09(Thu) 21時頃
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>>+40
そう、よかった。
[友達が笑う様子には嬉しそうに。 ただ、それでも、悲しいものが垣間見えるから。 指をその髪に少しだけ絡めた……。]
オレもサイラスは大事な友達。 これからも、ずうっと。
よろしくね。
[未来があるかのような言葉を紡いで…。]
(+42) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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セシルは、フィリップの苦しがる様子を、やっぱり悲しそうにみつめて・・・。
2010/09/09(Thu) 21時頃
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きっと、フィル先輩が、蒼薔薇にいてほしいって願うなら。
オレは死んじゃうね。
[人事のように言うのは、悲しすぎたから。]
(+43) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 21時頃
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[少しだけ自分のプラチナブロンドの髪に絡められる指]
ああ……よろしくだよな。
[にこっと歯を見せるような笑いをして。悲しみを見せないように 眼を逸らしたのは僅かな時間。 フィリップを見つめる眼に、ただ手を頭に触れていてやるだけ。 口に出された言葉にはっとして。でもその手は其の侭に]
…届かないって辛いな……。
[それは届けるものがいるとは知らずに口にされて]
(+44) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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先輩?
[フィリップの首筋に、また一つ赤い花びら。 赤い花弁はいつも一つだけなのに、蒼いそれはいつの間にか少しずつ数を増していた。]
[思わずフィリップの髪に絡めた指に力が入る。 引き寄せると、フィリップが自分の胸に顔を埋めたような形になった。]
先輩、連れて行かれちゃだめだよ。
[そう言うと、肩に手をかけてフィリップを抱き寄せた。]
(143) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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/*
つくづく思うんだ。自分のPCが惚れるタイプって、決まってるなと。 フィリップいぢらしすぎる。
*/
(-43) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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>>+44
そうだね。
[頭に手があることで、きっと一人よりは淋しくなくて。 目を閉じて、手の感触だけ、感じることにした。*]
(+45) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 21時半頃
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― 非常階段 ―
―――……燃やしても、私がしたこと《蒼薔薇の呪い》は なかったことにはならないさ。
[少しだけ傷むような貌をするも、薔薇園に視線を向ける灰銀には映らない。]
ラルフッ……―――
[紡がれる熱病のような嫉妬《愛》の言葉に、何かを考え込むように遠くを見詰めるような眼をする。その間に、彼はロビンの臀部を蹴り、階段一段分落としてしまった。 非難めいた声音で名を呼ぶも、手はラルフに差し出したまま。 それが、ある種の答えであると、彼は気が付かないだろうか。 皆に差し出す手――けれど、それにも優先順位があることを。
―――……ディーンは千の手を持つ神ではないのだから。]
(144) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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ラルフ……―――
[次に名を呼ぶ音は、手に施される愛撫に熱を孕んだもの。 コクリ――と、喉を鳴らすのは、嗚呼、それでも譲れぬものの為に言葉を探すから。ゆっくりと、上目に視る灰銀を見降ろしながら、言葉を紡ぎ始める。 それは睦言のような甘い響きと、聖者のような迷いない響きを持って。]
なぁ、ラルフ。お前は覚えているだろうか。 私は、サイラスを壊す前に、 そして壊した後に《これも私だ》と告げた。 それに偽りはない。
[蒼薔薇の呪いに増長された部分はあっても、それは確かにディーンに少なからずあった《種》だ。]
蒼薔薇を焼き払ったとて、今の私が無くなる訳ではない。 ただ、一度焼き払い、その肥で、 新たに芽吹き、形を変えたいんだ。 そして、蒼薔薇が元は美しい想いのものならば、それに還したい。
(145) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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[浄化の炎は全てを焼き払う訳ではない。 炎が消え去った後には、大地が、そして肥となる灰がある。
――……そして、焼け野が原にこそ、逞しく美しい花は咲くのだと。]
それにな、ここで私が、では共に行こうとお前に謂うことは それこそ《私が私で無くなること》だと想う。
[つっと、ラルフの唾液、まるで朝露に濡れる小枝のような指を引く。 自ら触れるのは、ラルフの唇の端に。包み込むように掌は頬へ。 もう片方の手も、もう一方の頬へ添える。]
もう一度謂う。 私は、お前に此処で待っていて欲しい。 あちらに行くのではなく、此処に戻ってきたい。
[複雑な色を孕む銀を、どこまでも真っ直ぐに紫で貫いた。]
(146) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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[裡から刻まれていく蒼は貫くような痛みと、 それ以上に震えるほどの甘さを持って。 荒ぐ息はルーカスに抱き寄せられるとくぐもったものに。]
あ、 あぁ…
…厭、だ
[零れる悲鳴は情事の時を思わせるかのような。 拒絶の声はルーカスに向けたものなのか、 それとも裡から責め苦を強いる花にか。
翡翠がじわりと潤むと縋るようにルーカスの服を掴み。 体温は其処に在って、けれども求めるものではなく]
(147) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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――…セ シル…
[助けを求めるかのように。 呼んだのは後輩の名、蒼薔薇の花の名。 思い浮かべたのはどちらの姿か。
ぐらりと、身体が揺らいでルーカスに 身を預ける形となった。
甘い香は身体から消えず、浸されていく意識は 囚われの世界と、常の世界でぎりぎりの均衡を保つ。*]
(148) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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ロビンは、ディーン…と眠りのうちに無音の呟きを。
2010/09/09(Thu) 22時頃
ロビンは、ディーンとラルフの会話も知らず、僅かに身動ぐ。
2010/09/09(Thu) 22時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 22時頃
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/*
どうも、力仕事担当のるーかすくんです。
この先のログに「薔薇だの菜っぱだのに負けてたまるか」とか書いたら、問答無用で即吊りですよね。ええ、わかってます。
*/
(-44) 2010/09/09(Thu) 22時頃
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[迷子の迷子のユーリィはずっと深い深いところで泣いている。 みんな自分が悪いのだと。青薔薇に願ったのはじぶんだと。 叶うことの無い恋ならば、みんなめちゃくちゃになってしまえと。
こんなことになるなんで思ってやしなかったから、罪深さに怯えた迷子は、隠れて隠れて深いところへでは]
(+46) 2010/09/09(Thu) 22時頃
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せんぱい?
[腕の中でくってりしてしまったフィリップを、空いた寝台まで運んで横たえる。]
[横の寝台で昏々と眠るセシルが視界に入って。 思わず零れる溜め息。 視線をフィリップに向けなおして]
……何だか、嫌だなこれ。
[首筋の蒼い花弁にどうしても目が向いてしまう。]
(149) 2010/09/09(Thu) 22時頃
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/* >>+46
つまりそれってサイラスが悪いって事ですね
悪ぅございました。
「もう、親切心で庇うのはやめるか。」
[というか、助けるのはともかくその後吸い取ったのはまずかっただろう。口で]
(-45) 2010/09/09(Thu) 22時頃
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/* ▼ディン(▲フィル)→▼フィルコースもあり?
(-46) 2010/09/09(Thu) 22時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 22時半頃
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―非常階段― [ぱちり、と仕掛け人形のように目を見開く。 ゆら…と起き上がらんとする動作もまた人形の如く。 蒼いい薔薇の侵食は既に両肩にまで拡がっている。]
(150) 2010/09/09(Thu) 22時半頃
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[透けるように白いフィリップのうなじをしばしの間、じっと見つめて。]
──先輩、セシル、ごめん。
[呟くと、身を屈めて、フィリップの項に唇を寄せた。 空いた手は、フィリップの胸を服の上から撫で。]
[それ以上の愛撫を加えたい衝動に何回も駆られたのは、甘い薔薇の香りのせいだろうか。
蒼薔薇の花弁の描かれる余地などなくなるまで、唇は眠る少年の首筋を這い、赤い跡を残していった。]
(151) 2010/09/09(Thu) 22時半頃
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……ディーン。
[唇の端に添えられた指。頬を包まれ、真っ直ぐな眼差しに射抜かれて、それ以上の言葉を失う。揺れていたラルフの瞳は一度伏せられ、落とされて、またディーンをじっと見詰め返す。彼は共に行こうとは言わない。それは選ばないのだと。]
じゃあ、視てる。 ──あの蒼薔薇の最後を。 それから、ディーンの事をずっと
[ 此処で見詰めている ] [ それだけしか出来ないなら ] [と囁くような声で。薄くくちびるを開いたまま、微笑みきれない表情を浮かべた。]
ディーンが苦しむよりも、 自分が痛い方が遥かに良いのに、俺にはその選択肢が無い。 否、──ううん、それでも、良いよ。
それから、大勢の中の一人でも仕方無いと思ってる。 一度、明け渡してしまった心は戻らないから。
(152) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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>>152
…莫迦、野郎……全く、どいつも……。
[揶揄とも、嫉妬とも、達観とも、羨望とも言える響き]
…だったら、俺が取っちまうぞ。莫ー迦。
(-47) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 23時頃
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―非常階段― [細い未成の身体に走る、数多の傷痕も痛々しく。 半身を起こすと、灰いろの瞳を伏せ、熱い息を吐く。
全身が熱を持ったようにじんじんと痛む。 実際に、負傷と疲労から発熱しているのかも知れない。 それなのに、取り込んだ蒼薔薇の新芽が成長のために容赦なく精気を吸い上げていた。 足りぬ分は贄と交わって補えと言うように、残り火に更なる情欲の粗朶を焼べようとするのだ。]
(153) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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――……ラルフがいるから、戻ってくる と、謂えば、お前は笑ってくれるのかね。
[是と返してくれた少年の薄く開いた唇の形を、狭い視界で捉え、真っ直ぐに射抜いていた紫は少しだけ困ったような色に揺れた。]
私は、お前が苦しむよりは、自分がと想う。 それは、他者にも想うことではあるかもしれないが……―――
しかし、お前は大勢の中の一人ではない。 少なくとも、こうして
[薄く開いた唇に、そっと合わすだけの接吻けを送る。]
(154) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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[立ち上がろうとして――くたくたとへたり込む。 足は滑るように床を掻くばかりで、下半身に全く力が入らない。
その頃になって、漸く意識がしっかりして、現状を認識できるようになってきた。 自分が非常階段の床に転がっていること、その側にディーンとラルフが向き合うように立っていること、 ディーンに抱かれて意識を喪ってから、あまり時間が経っていないこと、 そして、自分はまだ蒼薔薇の虜囚で、間もなくドナルドのように完全に思考を奪われてしまうであろうこと。]
(155) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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自分から接吻けを求めたのも、交わろうとしたのも お前が初めてなんだがな。 それ以上の答えは、少し待って欲しい、が
[もう一つ、識りたい先があるからとは、表面には出さずに。 少年期の恋慕に似た感情は、青年期に以降するにつれ醒めるものだと、そう割り切り火遊びをしていた蜜色の髪の少年は、未だその辺りを整理出来ずに在る。]
さて、何時までもドナルドとロビンを放置もしておけない。 運ぶのを手伝って……―――ロビン?
[そっとラルフから身を離そうとしたところで、まるで操り人形のように立つロビンに気が付き息を呑んだ。]
(156) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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[胸の裡に抱え込んだ新芽は命ずる、
新たな宿主を探せ、と。]
(*2) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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[分かってるよ――と少年は呟く。]
でもそうしたくないんだ。
君を、誰にも渡したくない。
新しい世界に逝ってしまうんでも、ディーンがみんなを連れ戻すんでもさ。 僕はどっちでもいいんだ。
それでもずっと抱えてたい。 終わりになるまでは。
(-48) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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ロビンは、へたり込んだまま、傷だらけの己自身を両腕で抱いた。
2010/09/09(Thu) 23時半頃
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……嗚呼、何を伝えたいのか、 今のでは良く分からなかったね。きっと。
俺は待つのは嫌だけれど、それだけしか出来ないなら せめて、ずっと全部を此処から見詰める。 蒼薔薇の呪いの行く末を。ディーンの事を。
それだけなんだ。
[なんとか言い直して、視線を落としかけ──ディーンの表情が困ったように揺れた事に気付いた。合わすだけのくちづけは、髪を撫でられるよりも深く、あやされ慰められているように感じる。]
…うん。 良いよ、ディーン。
[心から笑みを返す事は無い。ただ、ディーンを困らせたい訳では無かったから、くちびるは微笑の形を作り、偽りではない同意の言葉を返す。]
(157) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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[少年は、身の裡に養う新芽を誰にもやらぬ、というように己を抱いた。]
(*3) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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―――…っ ふ…
[横たえられたまま零れるのは苦しげな吐息で。 それもまた誘う甘い香へと変わっていく。
刷り込まれるように蒼薔薇に侵されて、 塗り替えられた身体は蒼薔薇が消えた時どうなるのか。
誰かの、後輩の唇が項を這う。 焦れるような甘い疼きは裡からではなく肌に刻まれて。 蒼よりも早く、赤い色の花が咲いていく。]
……ぁ ぅ、
[零れる吐息は熱いままだけれども、 蒼が新たに刻まれることがなくなると 落ちる吐息は苦しげな色を徐々に失くしていき]
(158) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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僕はもう生まれてしまったから――
もう卵の殻の中には戻れない。 このままで生きてくしかないんだ。
(-49) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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|
駄目だ、ロビン。 これ以上、蒼薔薇の種≪呪い≫を捲いてはっ……―――
[左眼を抑えるのは、ロビンの裡に抱えた新芽と呼応するが故。 いけない、と、首を横に振った。 ラルフの傍を離れ、へたり込むロビンの傍に寄ろうとし]
ロビン……―――
[身を抱くロビンの意図が判って、眉根を寄せた。]
ラルフ、絶対に戻ってくる。
[振り向き微笑む灰銀に、もう一度微笑みを向けて、そしてロビンに手を差し伸べた。与える温もりで、仮初の死《眠り》へ誘おうと。]
(159) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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|
[心から笑う事が出来そうにないと言う事実に、翳る心。 ディーンの声で振り返る。ロビン──そう、立ち上がっているロビンだ。先刻までは閉じられていた大きな瞳は開かれ、人形のようにカールした睫毛がやけにハッキリと見える。状況が動いた事に安堵している自分を見付けた。]
──…ロビン。 トニーを眠りの世界へ連れて行ったのは、君?
(160) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
|
だ、い じょう ぶ、
[熱い息を殺して、食い縛った歯の間からディーンに向かって制止の言葉を搾り出す。]
誰にも、渡さないから、 これは、僕が欲しがったものだから、
[ぞわぞわと背に向かって蔓を伸ばす茨に抗するように、いっそう強く己を抱く。]
(161) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
|
[赤い獣は足掻く。 絡みつく茨の棘が食い込もうとも、待つものが居るから。
されど、彼はいまだ気付かぬ。 その身を戒めるのは自己嫌悪と罪悪感の有刺鉄線。]
「同じ、だね。」
[いつかと同じ声が聞こえた気がした。」
(+47) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
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と、にー ?
[ラルフの問いが何を示しているのか、一瞬分からなかった。 ややあって、ああ――と呟いた。]
つれていこうと思って、したんじゃない、 僕は、
[ただ、彼が欲しかっただけだ。 だが、トニーが目覚めないなら結果的に同じことなのだ、と悟り口を噤んだ。]
(162) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
ロビンは、白い額にじっとりと汗が浮かんで流れ落ちる。
2010/09/09(Thu) 23時半頃
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[華奢な手首に食い込む有刺鉄線を見せて、ユーリィは涙目で笑う。]
「ほら、一緒だよ。痛くて身動きが取れないんだ。
こういう所が似てるから…だから君を選んだのかもしれないね。」
(+48) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
フィリップは、薄く翡翠の色を開いて、見つめるのは痕をつけた後輩の姿。
2010/09/09(Thu) 23時半頃
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[制止の言葉に、伸ばしかけた手を反射的に引く。]
……、……―――
[かける言葉が見つからないのは、彼の性癖を識っているからというのも有。 そして、トニーも眠りの世界に在るのだと、識ったからでも有。]
トニーも、起こしに行こう。 ロビンが望むなら、トニーも起きるのではないかね。
[流れ出る汗を拭うこともできず、結局そんな慰めのような言葉しか探すことができなかった。]
(163) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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─ 医務室 ─ まだ苦しいのかい、先輩?
[自分がした事に、どれくらい意味があるのかわからないまま、小さく声を漏らすフィリップに、そう問いかける。]
嫌じゃなかったら
[フィリップの手を取って、]
こうしてていいかな。 何だか、のぼせちまったみたいなんだ。
[自分の上気した頬に、ひんやりしたその手を押し当てた。]
(164) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
|
君を信じて、待ってるよ。 ──…ディーン。
[笑みを保つ事は今の自分には難しい。 けれども、決めた事だけは伝えなくてはと、明瞭な声で答えた。 夫々の言葉に返ってくるロビンの答えに想う事は、あちら側へ連れて行かない事の意味。それはラルフの知らないドナルドの選択でもあるのだが。]
此処で待ってる。
(165) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
|
|
[何時の間にか傾き始める太陽。 西から射し込む光の暑さに、ロビンの物とは異なる単純な汗が薄く肌に滲む。 はり付く前髪をかきあげて、首を傾ける。ベネットは医務室で待っていてくれているだろうか。遅いと不安に成り始めてはいないだろうかと。]
(166) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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|
―医務室―
…なんか、少し…楽になった。
[何が理由なのかはわからない、けれども。 呼気は熱いまま、しかしその香は先程より少し薄れて。 血の気少し失せてひやりと冷たい手を取られても それを拒むことはない。 じんと、熱いルーカスの頬に触れると指先が その頬を包むようにやわく動いて。]
――…ル、カスは…さ。 今、…苦しく ない…?
見てることしか、できなかったの。
[先程聴いた彼の話、蒼薔薇を胸に刻む人の話。 それは恋情だったのか、それとも違う想いなのか。 その手首の蒼は届かなくなった想いに痛まないのかと、 そう訊いて。]
(167) 2010/09/10(Fri) 00時頃
|
|
流石にさ、痛いのが気持ち良いからって言ってもこれはさ……
気持ち良くないよ。
[ざわざわと己が浸食されていく感覚は。]
(-50) 2010/09/10(Fri) 00時頃
|
|
[壊し壊されたかったのは本当。種を渡したかったわけでないのに 結局は、一番近くて、遠くて。大事な相手。 身を巣くう呪いの種を結果的に渡してしまうことになったことは 申し訳なく。でも―――…。]
お前で、良かった―――…。
[お前が封じ込めると言ってくれて、ある意味種を壊してくれて。 自分で出来なくてお前に任せることになってしまったのは――…]
すまん……。
[俺の肩代わりさせて。思えば、最初の種を蒔かせる水を与えたのは ―ユーリィに恋心を抱かせるような助けを差し出した―のは …――俺だ。それを思えば、俺が刈り取るべきだったのに。 俺が耐え切れなくて、すまんと。]
……本当に、莫、迦、だよな。
[俺たちは―――…。 やっぱり似すぎてる―――…。]
(+49) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/10(Fri) 00時頃
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や だな、これ…… ほんとに、気持ち 好く ない。
[強がるように唇が笑いの形を作る。 「トニーも起こしに行こう」と言われれば、くくっと喉を鳴らし、]
……きらわれた、かも ね? でも、いいよ、それでも。
(168) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/10(Fri) 00時頃
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嗚呼、待っててくれ。
[ラルフに何度でも謂うのは、謂うことで戻ってくるのだと己に言い聞かすように。]
―――……話してみないと判らないだろ。 私も、話さなかったから勘違いしていたこともあるからな。
[強がるロビンに告げる言葉で思い浮かぶのは、プラチナブロンドの……―――。 向こうに行く意味は、そこにもあるのだけれど、ラルフの前では謂いはしない。]
とりあえず、医務室に行かないか。 皆の傍に、あった方が佳いだろう? それとも、トニーの傍が佳いか?
[ロビンに向かって、一度引いた手をもう一度差し出した。]
(169) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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>>+39 んーん、僕はまだ子供だよ。 子供すぎるくらいに――ロビンを本気にさせられない位に。
サイラス、大人になると自分の気持ちはいくらでも押し殺してしまえるものなの? 僕には、そうとは信じられない。 本当に『好き』な人がいたら、相手が誰を好きだろうと、何を見ていようと関係ない。 きっと、どうしようもない。というか、どうしようもなかった。
自分の気持ちを押し込めて、ただ心の中で相手を『好き』なだけでいるなんて、僕にはできないよ。
(+50) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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ごめん な さい、もう歩けな
[ディーンの差し出した手を取る体力も尽きつつあるのか、ぎゅっと目を瞑る。 ぐったりとフェンスに背をつけて横たわった。]
(170) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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楽になったのか、ならよかったよ。
[安堵にゆるんだ頬を撫でるフィリップの指は優しい。]
……そうだなあ。 その人は、俺よりずうっと年上で、俺の事なんか大嫌いで、意地悪したってそんなに責められる訳じゃなかったんだけど、
最後まで、俺に優しくしてくれていたんだ。
だから俺ね、ここではその人だったらどんな風に人と喋って、どんな風に笑って、どんな事をするか、って想像して、それをそっくり真似してた。
自分が、その人みたいだったら寂しかったり辛かったりしないんじゃないかなって気がして。
でも……。
(171) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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>>+41 ううん。セシル、それは違うよ。 『好き』で居ること自体が罪だなんて、そんな訳あるはずがない。 あっていいはずがない。
ただ、それが自分自身も、相手も、周りの人間も、幸せにするものじゃないんだったら――そんなものはさっさと投げ捨ててしまった方がいい。どこにも行けない気持ちを抱え込んで、いつまでも自分を苦しめているよりはずっといい。
何もかも上手くはいかない、けれど、『好き』な気持ちは、そんなに簡単に失ってしまえるものじゃないと思う。 本気で伝えずに――向かい合わずに、一人でのた打ち回ってるなんて、まるで理解できやしないんだ。
(+51) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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/* しまった、トニーが医務室にいないのPC知らないのに!! ああああああ(個人的にやってしまった感
(-51) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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フィリップは、でも…、…?と反芻するようにルーカスに訊いて。
2010/09/10(Fri) 00時半頃
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[蒼薔薇の蔓、全身に巻きつき、 絶え間なく膚にざわめきを起こして、囁く。 従え、もっと求めよ、と。]
――煩いな……
(*4) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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[小さな少年に一つだけ、切欠を与えるように]
…執着でも、押し殺してるわけでも、ないさ。 ただ、いろんな形があるってことだけ、さ。
『好き』には、な。
[トニーのそれも間違いではなく。]
(+52) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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一緒に逝こうよ。
君は僕のものだもの。
(*5) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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でも、それじゃたぶんだめだよな。
[何故だろう
話している自分の声が震えているように聞こえる
フィリップの顔がぼやけて滲んで見える。]
(172) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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…莫ー迦。
一度向かい合った結果、だからだろ。 [俺も、セシルも、多分他の皆も―――…]
(+53) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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サイラスより大分軽いだろうけど 運ぶのなら、手伝う。
医務室で、ベネットが待機してくれてる。 多分、薔薇の木を焼く準備をしながら。
(173) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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[医務室だろうと、トニーの傍だろうと、逝ってしまえば変わりはないんじゃないかな…という無粋なことを言うのは止めた。 言葉を喋る気力がもう無かったのもあるけれども。 喋れなくて良かった、と思った。]
(174) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
|
|
―――……医務室に運ぶぞ。
[先程まで無体をしたことも手伝って、フェンスに背を預けて横たわる、華奢な少年の身体を支える。触れたからか、裡に巣くう根《呪い》を通して、伝うものがある。]
ロビン……―――
[噛みしめるように名を呟き、一度その頭を撫でた。]
ドナルドは、後になってしまうな。 嗚呼、すまない。私一人だと視界がおぼつかなくてな。
[ラルフの申し出に是と告げ、ドナルドに眼差しだけで謝罪を。]
(175) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
|
|
―――…
[頬に触れる指が、その熱が更に高くなるのを感じて]
…泣いて、いいよ。
[痛む、それは形は違うけれども少し、 似てるとも思ったから。 じくりと、触れる掌の傷が痛む。 じくりと、裡の何処かが痛む。
そっと、ルーカスの頬を撫ぜて。]
(176) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
|
|
[それにしても。 ディーンとラルフはいつの間に「待ってる」など約束を交わす仲になったんだろう。
それとも自分の知らない以前から、ふたりは好きあっていたんだろうか。
ユーリィとサイラス、ディーンとサイラスのことを知らなかったように。]
(-52) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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ルーカスは、フィリップの指先に自分の涙が零れたのを感じた。
2010/09/10(Fri) 00時半頃
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……硝子球みたいに…なれればいいと思ったんだ。
ずっと、目を覚まさず…眠り続けていられたら。 痛みも感じなくて…、きっと…とても綺麗。
[呼気の甘さは完全には消えない。 これが消えた時…どうなるのか。
後輩が目覚めた時…どうなるのか。
わからないまま、ただ――…一度は壊されたはずなのに。
痛みは、苦しみは、消えずに燻ったまま。]
(177) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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ロビンは、名を呼ぶディーンの声と頭を撫でる手を感じ、微笑した。
2010/09/10(Fri) 00時半頃
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