315 【La Mettrie〜存在という機械が止まる時】
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ジャーディンは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
ジャーディンは長老の孫 マーゴに投票した。(ランダム投票)
マーゴに1人が投票した。
ジャーディンに4人が投票した。
ジャーディンは乗客の手により投棄された。
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マーゴ……、落ちろ!!
2023/01/04(Wed) 00時頃
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時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
マーゴの姿が見つからない。
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[差し出された水を、飲もうと口を開いて 呑み込めなかったものが顎を伝って地面へ落ちた。]
少し休んだら、よく、なるので マリオに、先に、スープを… あの子、痩せすぎているから、心配、で。
[そうして、そのまま、目を閉じて]
(+0) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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[そうして、二度と、目を覚まさなかった]
(+1) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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【業務連絡】
本日は、自由投票になります。
好きに投票して構いませんので、よろしくお願いします。
(#0) 2023/01/04(Wed) 00時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/04(Wed) 00時頃
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/* ジャーディンさん、マーゴお姉ちゃん お疲れ様でした。 ジャーディンさんに血をあげたかったな……フラグ作れんかった。 マーゴお姉ちゃんが土埃払ってくれたのとかも嬉しかったのに、織り込めなかったなぁ。力不足。
(-0) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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>>2:126 二人目? ダメだった? それは…
[様子のおかしくなっていくジャーディンに近づき その顔と眼の色を見てハッとした。 瞳は燃えるように赤く、顔面全体が紅潮している。 その顔色を隠すようにしたジャーディンの口元から、 小さく、ありがとう、と 絞り出すような声が響いた。
続けて何かをぼそぼそと喋る彼の唇から 最後に聞こえた言葉は、"じゃあな"───]
(0) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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[幽界と現の間で、さっきまでマーゴだった魂が
ああ、ありがとうもごめんなさいも、 ちゃんと言えなかった、
と、泣いた。]
(-1) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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[呼び止める隙すら与えず、 ジャーディンは顔を見せないようにして 中庭から走り去って行った。]
──おい、待…
ジャーディン!!!
[走って追いかけようとして、 傍らに蹲っているマーゴを見つける。 その横には心配そうにしているマリオが居た。
しゃがみ込んで動かない様子のマーゴ。 二人を置いて行けるわけもなかった。]
(1) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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[そこに居たであろうフェルゼの様子を伺うが、 取り乱した様子はなく。
しゃがみ込んで、マーゴの顔を覗き込もうとする。 さっきまで感じられた、彼女の気配がない。 これは───。]
マリオ………
[おそらくマリオは不安そうな顔をして ラルフを見上げていただろう。 無言でそっと頭を撫でた。]
(2) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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──(数時間後・庭園)
[ラルフが次にジャーディンを見つけたのは、 数時間後、緩い太陽が昇った後だった。 廃墟庭園の片隅で、 彼が纏っていたシーツの残骸と、 薄く大きな花弁が二枚、真っ赤な種──。
種を取ろうと手を伸ばしかけ、 少し考えて引っ込める、という動作を繰り返したが 最後には、注意深く種を上着の内ポケットに仕舞い その場で短く黙祷をした。]
血をあげる約束、守れなかったな。
(3) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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ま……、 俺もそう長くはないだろ。 その時が来たら好きなだけ飲めよ。
[それはジャーディンではない、と 頭では思っていたが 胸ポケットに入った種に手を添え呟いた。 心なしか種は仄かに熱を持っていた。]*
(4) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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/* 内気な普通の女の子が、普通じゃなくなった世界になかなか適応できずに、混乱しながら儚くなるというのがやりたかったのですが…。
襲撃、なので 突然こと切れる不条理みたいなものを表現したかったのですが、 ジャーディンさんのRPを見ているともっと何かできたと思いました。
貴重な一席いただいておきながら、申し訳ございません。 ありがとうございました。
(-2) 2023/01/04(Wed) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/04(Wed) 00時半頃
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[ようやく 満たされた――]
[念願の解放を得た男は、ゆるり周囲を窺い立ち上がる。 暮夜の漆黒を背景に、纏わりつくように瞬く無数の蛍光虫。 やがては自分も、そのような光の一粒へと還るのだろう。 光をチラチラ弾く淡金髪はそのままに、同色の睫毛を持ち上げると、凡庸な茶褐色の瞳が潤んでいた]
――会いたかった 『 』
[愛おしい恋人を撫ぜる手つきに、光が踊って女のかんばせを浮かび上がらせる。 男の首にも胸にも紅い刺青は見当たらず、若者らしい健康的な肌色と体躯、険と血の色の失せた双眸。 老成と諦観の念もなく、蕩けるような笑みを浮かべた彼は、成人の誕生日の前夜――幸福の絶頂にあった『ジャルダン』の姿をしている]
(+2) 2023/01/04(Wed) 02時頃
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[押し寄せる闇波に削られていく世界。 僅かに残った白の聖域ラメトリー。 つい数刻前まで聞いていた声が、妙に懐かしく響く>>3>>4]
――もう飲まねぇよ 頼まれたって ゴメン だ
そりゃあ ラルフン中じゃ オレなんて 渇いた渇いた 血が欲しい飲みたい渇いた ばっか言ってる ヘマトフィリア だろうけどさー
違ぇから! オレじゃねぇからそれ!
[肩を怒らせ、届かないのをいいことに力いっぱい罵った。 飢餓が満たされると、不毛の表皮に覆われていた感情が噴出してきて、うまく抑制できない]
(+3) 2023/01/04(Wed) 02時頃
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でも 大事なコトは 覚えてる 忘れないで 良かった
『ジャーディン』も ちゃんと残ってる
[面映げにラルフの姿を眺めてから、やがて踵を返した]
だーかーらー すぐこっち 来ンなよ 莫ぁ迦
[ポツポツ灯る夜光虫を少数引き連れて、ラメトリーを彷徨い始めた*]
(+4) 2023/01/04(Wed) 02時半頃
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【墓】 長老の孫 マーゴ
[差し出された水を、飲もうと口を開いて
呑み込めなかったものが顎を伝って地面へ落ちた。]
少し休んだら、よく、なるので
マリオに、先に、スープを…
あの子、痩せすぎているから、心配、で。
[そうして、そのまま、目を閉じて]
【墓】 長老の孫 マーゴ
[そうして、二度と、目を覚まさなかった]
(#1) 2023/01/04(Wed) 07時半頃
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/* うわぁん、マーゴお姉ちゃん……
(-3) 2023/01/04(Wed) 09時半頃
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[どのくらいの時間が経ったのだろうか。 気がつけばここは青い世界だった。
首をかしげながら両手を見れば、蛍のように光る虫が、ふわふわとその周りに浮かんでは消え。
ああ、自分は幽世の住人となったのだと知った。]*
(+5) 2023/01/04(Wed) 15時頃
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[もはや眩暈も頭痛もなく 飢えも渇きもなかった。
いつもの眩暈だと思っていたから お別れもきちんと言えなかった。
そういえば、ジャーディンさんはどうなったんだろうか。 尋常でない様子だった。 髪を揺らしてふらり立ち上がると 薄暗いラメトリーの闇の中へ歩き出していった]*
(+6) 2023/01/04(Wed) 15時半頃
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城のベッドで寝てた オンナ や 墜ちた オトコ
――見あたらなかった ミタシュ とやらも ここに居ンのかな それとも
[もう薄れてしまったのだろうか。 乱れ飛ぶ蛍光虫の群は、星空の流星群に包まれているようで、本当に綺麗で切ない。 中にはもっともっと前に、ラメトリーを訪れた者たちも、紛れ込んでいるのだろう]
(+7) 2023/01/04(Wed) 15時半頃
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あれ?
[生きていた頃の癖で、見間違いかと目を擦る。 死に際は、さっさと血を飲めと命令する寄生体に抗うのに必死で、周囲を全く把握していなかったから。 マリオとの再会を喜ぶマーゴは、当然今頃自分だけ欠けた食事の席で、みんなとスープを分け合っているものと思っていた]
なん で 嘘だろ マーゴ……?
[よく似た別人だろうと虚しく願いながら、茶色い瞳をしばたたく]
(+8) 2023/01/04(Wed) 15時半頃
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ジャーディンは、マーゴの方に手をのばしかけて、躊躇い握りこんだ*
2023/01/04(Wed) 15時半頃
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え、ジャーディンさん…?
[彼の淡い金髪は、夜光虫の灯す光の所為でやはり煌めいて見えた。瞳の色が違って見えるのは、この薄闇の中だからだろうか]
どう、して?
[記憶は、彼が走り去っていく足音を聞いたところで途絶えている。 彼もまた幽世の人となったのであれば、
あの蔦からは解放されたのだろうか]
(+9) 2023/01/04(Wed) 16時頃
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それに、その人は…?
[見えないけれども人の気配を仄かに感じて、首を傾げた]*
(+10) 2023/01/04(Wed) 16時頃
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[向い合わせでお互い問い合うこと数秒。 彼女の理不尽な死にやるせなさは募るのに、少し可笑しくなって失笑した]
オレは ラルフの血でなく 『生命の導き』を 飲んだから
[生前より穏やかな口調で、紅蔦紋様も自傷の瘡蓋もない首元を、はだけて見せる]
おかげで 大事な人に 会えた
マーゴには……? 結局何も 聞けず終いだったけど 会いたいヤツは いた?
(+11) 2023/01/04(Wed) 16時頃
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[彼の顔に笑みが浮かぶのを見て、少しばかり口をへの字にして見せた。]
そうなんですね
[首元を見せてくれれば、かつてそうだったであろう白い肌だけが見えた。ほんのわずかな時間を共有しただけだけれど、あのどうしようもない渇きや衝動から解放されたのだと思うと
―― 彼の死は、寿ぐべきなのかと、思ってしまった]
(+12) 2023/01/04(Wed) 16時半頃
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[会いたい人はいたのか、という問いには、力なく首を振ってみせた]
会いたい人は、いるけれど ずっと前に逝ってしまったから
会えないような、気がします。
[それに、会っても、どうすることもできないだろう。 妹も、あの人も、2人で幸せになったのだから。 ]
(+13) 2023/01/04(Wed) 16時半頃
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[自分がこうなってみてわかるのは ここにとどまり続けるのには、強い気持ちが必要だということだ。
ジャーディンさんの近くにいるその大事な人は 彼の側に居続けるために、強い気持ちを抱いていたのだろう。
妹も、あの人も 私のためにそんな思いを抱いていてくれるとは思えなかった。
薄い笑いを浮かべて、もう一度首を振ってみせる。 留まり続けようと願わない限り、やがて薄れて消えていくだろう。
―― ロルフが ここで見当たらないように。]
(+14) 2023/01/04(Wed) 16時半頃
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マーゴは、そういえばロイエには会えました? ここの3階で眠っていた女性です、と尋ねた
2023/01/04(Wed) 16時半頃
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/* 中の人はとてもとても最後に残してくれたスープと卵を食べたいのだけど マリオのメンタルショック強くて何かを食べる余裕が無さそうで頭を悩ませている
(-4) 2023/01/04(Wed) 18時頃
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そっか
[家族か、血縁か、想い人か。 事情は知らないから、どことなく、諦めた風なマーゴに、下手な慰めも思い浮かばず]
じゃあ マーゴは もう少し 生きていたかった……?
[寂しそうな華奢な肩に触れかけて、手を引っ込めた]
(+15) 2023/01/04(Wed) 18時半頃
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楽しみだったのにな 食事に誘われて 折角 マーゴが準備してくれてたのに ごめん
あの食卓を見て オレ 血ぃ貰えるより 嬉しかったんだよな
ありがとう
[ラルフに感謝を述べた時よりは素直に、声に出せた。 それでもどこか照れの残る頬を掻きながら、柔らかくはにかむ]
ああもうっ うまく励ませねぇけど だから――
(+16) 2023/01/04(Wed) 19時頃
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[マーゴお姉ちゃんに水を差し出すと 口がうっすらと開いた。 だけど、うまく飲みこめないみたいで 貴重な水は、ぽたぽたこぼれて お姉ちゃんの膝を濡らす。
少し休んだら良くなる>>#1って言うけど 顔はどんどん白くなっていくし 目だって、ただの鏡になったみたいに どこを見ているか分からない。 マーゴお姉ちゃんの形相が 変わっていくのが怖くて怖くて、 自分が立っているのかも良く分からなかった。]
(5) 2023/01/04(Wed) 19時頃
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うん……うん、食べるよ。 マーゴお姉ちゃんが元気になったら 一緒に食べよう! だから、目を開けて!
[だけど。 マーゴお姉ちゃんは、真っ白い顔のまま 目を閉じて。息を、やめた。]
(6) 2023/01/04(Wed) 19時頃
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[目の前で起こったことが信じられなくて おれは呆然と、マーゴお姉ちゃんを見る。 どんなに名前を呼んでも、揺さぶっても、 その目は開かない。]
嘘だ、駄目だよ、マーゴお姉ちゃん、 良くなるって、言ったじゃないか!
[頭を撫でられる感触。あぁ、良かった。 きっと、目の前のマーゴお姉ちゃんは幻で、 本物が気づかないうちに近くにいたんだ、 そう思って見上げると、苦しそうな目をした ラルフお兄ちゃんと目が合った>>2。 ラルフお兄ちゃんも一緒になって マーゴお姉ちゃんを覗き込んでいたことにも おれは気づいていなかった。]
(7) 2023/01/04(Wed) 19時頃
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なんで……さっきまで、あん、なに元気だったのに! なんでよ! マーゴお姉ちゃんも、 ロイエお姉ちゃんも……なんで死、んじゃう、んだよ!
[見上げたラルフお兄ちゃんの顔が歪む。 違う、歪んだのは顔じゃなくて、おれの視野だ。 鼻の奥がツンとして、のどがぐぅっとせりあがって まともに喋れなかったから、ラルフお兄ちゃんには おれの言葉が聞き取れなかったかもしれない。
おれはすっかり気が動転していて ジャーディンさんがどうなったのかまで 心配する余裕も無かった。]*
(8) 2023/01/04(Wed) 19時頃
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オレは マーゴに 感謝してる だからそんな 寂しそうな顔は
[見ていられなくて。 マーゴの頭を、髪が乱れるほど乱雑にワシャワシャ撫でる。 "誰か"の代役になんて、なれやしない]
ロイエってのか 見た見た あン時は 血ぃ美味そうなのに 勿体無い としか 思えなかったけど
マーゴは生きてる時も 知ってたんだな
(+17) 2023/01/04(Wed) 19時頃
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ジャーディンは、ばつが悪くて、手はすぐに離してしまった*
2023/01/04(Wed) 19時頃
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また、ですか。
[見慣れた光景。 慣れた、と思うことで、 いつも、保っていて]**
(9) 2023/01/04(Wed) 20時半頃
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/* フェルゼお兄ちゃん大変だね……大丈夫……?
(-5) 2023/01/04(Wed) 20時半頃
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/* えっ なんなの マーゴメモかわいすぎね? どこの 何に向けての 力こぶなのさ なにそれ(悶)
(-6) 2023/01/04(Wed) 21時半頃
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/* ラルマゴ鉄板と思いつつ どっちもかわいくて どっちもちょっかいかけたい お邪魔虫すぎる オレ自重 ここ三晩ずっとこんな
(-7) 2023/01/04(Wed) 21時半頃
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[ ふと見れば、小さなマリオが泣いていた。 ]
ああ、マリオ
[泣いていた。泣かせたのが自分だというのは、なんとなくわかっていた。 やさしい、人の心に寄り添う子だから。 そういえば、姉がいたと言っていた。もう亡くなっているといっていたから、それを思いだしてしまったかもしれない。]
ごめんなさいね
[マリオの傍らに佇み、髪を撫でようと試みたが、触れることはできなかった。 かわりに光る虫が、帽子を被った頭の周りを一周して、消えた]*
(+18) 2023/01/04(Wed) 22時半頃
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>>+15 [もう少し生きていたかったか、と尋ねられて、これにも首を振っていいえと答えた。 生きることも、何かを求めることも、もうずっと昔に諦めてしまっていたのかもしれない。
誰かの役に立つことをすることで、自分の存在意義を確かめていた。 祖母のためにという名目で村を出て、そうしてここに辿りついて、甘やかしてもらったことが嬉しかった。]
(+19) 2023/01/04(Wed) 23時頃
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>>+16 楽しみに、してくださったんですね。
[みんなで食べられなくて、残念でした、と眉を下げた。 こんなにたくさんの生きた人間に会うのは久々だった。
汚染された世界で、唯一の清らかな水がある場所に辿りつくことができた幸運な仲間たちと一緒に、襲われる心配をせず、安心して皆で食事ができたらどんなによかっただろうか。]
嬉しかったと思ってもらえたなら、本当によかった。 そういってもらえると、私も、嬉しいです。
[実際に食べられなくても、少しは役に立てたのだと思えるから。
頭をわしゃわしゃにされて、ふと肩を竦めると、 村でも、旅の途中でも、自分をそんな風に扱う人はいなかったから、なんだかくすぐったい気がして、顔をくしゃくしゃにして、笑った。]**
(+20) 2023/01/04(Wed) 23時頃
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ええ、ロイエは、ほんの少しだけ、噴水の前で会ったんです。 水を飲めるように場所を開けてくれて…
不思議な人でした。 妹がいたと言っていたから、もう少し話してみたかったな。
[彼は“見た”という言い方をした。 “会って”はいないのだ。 ということは、此方の世界でもロイエはもういないのかもしれない。
だとすれば、自分たちも、ここに留まれる時間はそうは長くはなのかもしれないな、と思った。]
美味しそうなのに、勿体無い、なんて
[あの時は、本当にあの植物のいいなりだったんですね、と少し可笑しくなって、眉を下げたまま笑った*
(+21) 2023/01/04(Wed) 23時頃
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そもそも なんでマーゴまで 死―― オレはともかく 『生命の導き』で 助かるンじゃ ねぇのか
[フェルゼなら詳しいのだろうか。 水は彼のものではない、との言葉通り、生死をどうこうできはしないだろう。 きっと、自分たち以外にも多くの『願い』を背負って、断れず、見守っていた。 交わした言葉は少なかったが、彼の身に可能な限りの便宜は忖ってくれていた感じがしたから、恨む気持ちは湧いてこない]
(+22) 2023/01/05(Thu) 00時頃
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マーゴが 生きていれば マリオはあんなに 泣かなくて済んだのに?
まあ 順番が逆だったところで いずれはって気もするが
[未練がないと言うよりは、望むことを遠慮しているように見えた。 自分は過度に牙を剥いて周囲を威嚇して、マーゴは固く閉ざして頼るのを恐れて。 根本は似たような自衛だろうから、こうなった以上、もっと欲張りになってもいいのに、ともどかしさを覚える]
じゃあ オレもマーゴも 一緒に食卓を囲むくらいまでは 生きたかった――ってことで
……そうすりゃ マリオも 少しは打ち解けてくれたかな
(+23) 2023/01/05(Thu) 00時頃
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[不覚にも、乱れ髪に縁取られた笑みに、ドキリと肩が跳ねた。 いつも、どこか張り詰めたような緊張感を纏っていたマーゴが、あまりにあどけなく笑うものだから。 愚かしい優越感の裏で、とりあえずラルフに謝っておく]
そんな 可愛い顔も できンじゃん ――ずっと 頑張ってきたんだな マーゴは
[聞けばロイエにもマーゴにも妹がいたらしいから、気丈な振舞いの一因はそれかと納得した。 物分かりのいい、お姉さんの顔。 きっとそれも美徳なのだろうが、もう一度崩したくて、今度は眉間を軽くつついた]
もう 肩の力 抜きなよ 折角 イイ笑顔なのに 『勿体無い』
[此方も今や頚や手首に視線が吸い寄せられないのだから、清々しい気分だ]
(+24) 2023/01/05(Thu) 00時頃
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[>>8 すっかり取り乱してしまったマリオを 落ち着かせるようにぎゅっと抱き締めた。 自分の震えは悟られないように。
無理もない。 さっきまで普通に喋っていたのだ。 皆の分のスープを準備してくれていた。 思考がまとまらず、しゃがんだ体勢で マリオを抱きとめたままもう一度 目の前のマーゴの顔を覗き込んだ]
(10) 2023/01/05(Thu) 11時頃
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[倒れ込んだ彼女は明らかに息をしておらず、 絶望的な気持ちがせり上がってきて 吐きそうになったが、堪えた。 マリオは泣いていただろうか? しゃがんだ体勢のまま、マリオの目線で 向き合って、ようやく言葉を口にした]
……床は冷たいから、 マーゴをソファに運んで、くる。 マリオは…何か、シーツを 持ってきて?
[言い終えると、マリオから手を離して 横たわるマーゴを抱え上げた。 力なく彼女の手がぶらりと下がる。 抱えたまま顔に耳を近づけたが 息をしている様子はなかった。]
(11) 2023/01/05(Thu) 11時頃
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[どんな足取りで3階に向かったか。 ロイエの寝ているベッドとは別にある 大き目のソファに、そっとマーゴを寝かせた。 マリオが何か布を持って来てくれれば、 胸で手を合わせた彼女を包み込むようにかける。
部屋にはロイエとマーゴ、2人のお姫様が 何かを待つように眠っていた。
暫く呆然と立ちすくんでいただろうか。 マーゴの死はあまりにも突然で 受け入れるのが難しく、 今は黙祷すら出来なかった。 ただ寝かしつけただけのように、静かにその場を去った]
(12) 2023/01/05(Thu) 11時頃
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[中庭に戻れば微動だにしないフェルゼが居た。 冷たい、という感じではなく ただ、慣れているのだろう。 こんな世界だ。 自分自身も多くの人を見送ってきた。
一緒に戻ってきたマリオの様子を 注意深く確認しながら、提案する]
──マーゴの作ってくれたスープがある。 皆でいただこう。
腹が減ってちゃ何もできないし、 ろくなこと考えないし…
(13) 2023/01/05(Thu) 11時頃
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それに… さすがにお腹、すいたろ?
[最後は笑いかけたつもりだったが 力ない感じになったかもしれない。
スープを飲んだら、マリオをフェルゼに託して ジャーディンを探しに行こう。 >>3>>4]*
(14) 2023/01/05(Thu) 11時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/05(Thu) 11時半頃
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[彼らがマーゴの亡骸を言葉少なに弔った後、厨房へ向かうならふらりとついて行く。 勿論マーゴも誘って、ちゃっかり自分の席を確保すると、足を組み頬杖をつく姿勢。 生きていても死んでいても自分の眼前に器はないが、律儀に食事が終わるまでその場で、参加者の気分を味わうのだ。 未然に叶えられてしまった焦がれた光景より、陰鬱な空気にはなっていただろうが]
――飲んでみたかったな
[まともな味覚を失って久しく、そもそも血以外の味が思い出せない。 温かそうなスープからたちのぼる湯気が、そんなはずないのに目に沁みて、そっと目頭を押さえた*]
(+25) 2023/01/05(Thu) 18時頃
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/* 投票ラルフお兄ちゃんにしてみた。 どうせだったらフェルゼお兄ちゃんひとりの世界にしたくて……実際のロルと同じように……
(-8) 2023/01/05(Thu) 18時半頃
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/* ラルフお兄ちゃん優しいけど マーゴお姉ちゃん亡くしたショックでマリオがやだやだモードになってて大人しく優しくされてる気がしない
(-9) 2023/01/05(Thu) 18時半頃
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ああ、はい。
[そこで起こったことは、 いつも通りだけれども。 そして、また、キュオオオーーーンとエンジェルシイラが鳴いた]
(15) 2023/01/05(Thu) 19時半頃
|
|
>>11
[ラルフがマーゴを、運ぶ様子には頷いて]
今は、部屋に寝かせて、 あとで、墓地に埋葬しましょう。
[そう告げると、
少しだけ、疲れた顔で、 マリオとラルフを見つめた]
(16) 2023/01/05(Thu) 19時半頃
|
|
清ら水がある場所。 同時にこのラメトリーは、
墓地なのです。
[ぽつり漏らす]
もう、おそらく、この地に残るものは、 ほぼいないと思われますね。
[さっき、空で見た光景。 もう、世界は、終焉を迎えている]
(17) 2023/01/05(Thu) 19時半頃
|
|
私も、そろそろ なんだか、もう、終わりという感じがしています。
[白い白い瞳が、 ラルフやマリオを見つめる。
その眸の奥、よく見れば、 歯車が回っているのだ。
ぎりりぎりり]**
(18) 2023/01/05(Thu) 19時半頃
|
|
/* 死ぬにしても、マーゴお姉ちゃんやジャーディンさんをきっちり弔ってから死にたいんだわ。
(-10) 2023/01/05(Thu) 21時頃
|
|
ほぼ、食べ物を求め、弔うだけで生きているw 泉の水をちょっと飲んで死ぬまで、みたいなコンセプト村だからまあそれでいいのか…w
(-11) 2023/01/05(Thu) 21時半頃
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[ラルフお兄ちゃんに抱きしめられてやっと、 マーゴお姉ちゃんを揺さぶるのをやめた。 ラルフお兄ちゃんの腕の中は、 大きくて、ゴツゴツしていて、温かい。 さっきまでマーゴお姉ちゃんも 同じように温かかったのに、と思うと やるせなくて仕方がなかった。]
(19) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
|
|
[ラルフお兄ちゃんの腕の中で 呆然としていた耳に、 フェルゼお兄ちゃんの呟き>>9が届く。
短く言い切ったフェルゼお兄ちゃんを おれはにらみつけた。
──また? それだけ?
言わないで済んだのは、 口を開いた瞬間、ぼろぼろと涙がこぼれて 言葉の代わりにしゃっくりしか出せなかったからだ。]
(20) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
|
|
[フェルゼお兄ちゃんの責任の重さは分かっている。 寂しい、悲しい、そう思う。 けれど、慣れすぎたのか、アップデートか もう、涙は出なくなった。>>2:23 フェルゼお兄ちゃんはそう教えてくれた。 それだけ多くの命を見送ってきたんだ。
だけど、いざマーゴお姉ちゃんの死を前に あっさりした反応をされると フェルゼお兄ちゃんが冷たく見えて、 悲しみの大きさが、そのまま怒りになった。
死を実感する前は 物わかりのいい口を利いていた>>30くせに 実際にその中に放り込まれると 感情が理性に追いつかなかった。]
(21) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
|
|
[今のおれは、フェルゼお兄ちゃんに 近寄らない方が良い。 無理に近づこうとしたら、 言わなくてもいいことまで言っちゃいそうだ。 ふいとそっぽを向いた。]
(22) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[口を噤んだまま、怒りでぶるぶる震えるおれには ラルフお兄ちゃんの提案>>11がありがたかった。]
……うん。
[おれじゃマーゴお姉ちゃんを運べない。 シーツぐらい、ラルフお兄ちゃんなら 探すのは訳ない気がしたけれど、 こういう時は動いていたほうがいい。 もしかしたら、ラルフお兄ちゃんは そこまで考えて、おれに仕事を 振ってくれたのかもしれない。 ラルフお兄ちゃんに抱きかかられえても、 マーゴお姉ちゃんの手足も、首も ぶらぶらと力なく揺れるばかりで 完全に脱力した体が悲しかった。]
(23) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[中庭から出ようとすると フェルゼお兄ちゃんがぽつぽつと言葉を話す>>16。 聞いてやるもんか、と思ったけれど その声>>17が思いもよらず寂し気に聞こえて おれは足を止めた。 ヨナの背中で、フェルゼお兄ちゃんと見た世界。 毒霧はすっぽりと世界を包んで 覗く地上は、赤々と血を流して 命の海さえも、どこまでも膿みきって。 それを見れば、世界の終わりを感じずには いられないけれど。 想像するだけで悲しくなってしまうから、 ここでなら、力を合わせれば再建できる そんな妄想に浸っていたほうが楽だから、]
……そんなこと、聞きたくないや。
[おれは呟いて、中庭を後にした。]
(24) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[──なんで、あんな言い方してしまったんだろう。 とても、フェルゼお兄ちゃんの疲弊と孤独を 慮る余裕なんか無くて。 フェルゼお兄ちゃんの瞳の奥で きりきりと時間を刻む歯車にも、気づけなかった。]
(25) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[あちこちを探し回って、リネン室らしき棚から、 シーツを見つけた。 一番上はざらりと砂がまぶされていたから 下の方にあるのを取る。 一番まともなのを選んでも、少しかび臭い。 心の中でマーゴお姉ちゃんに詫びた。]
(26) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[シーツは重たくないけれど、 かさばって前がよく見えない。 不自由な視野でラルフお兄ちゃんを探し回って、 やっと、3階の部屋に立ち尽くす>>12姿と 眠っているような二人のお姉ちゃんがいた。
マーゴお姉ちゃんを抱き上げることはできなくても シーツをかぶせるぐらいはできる。 だけど、かぶせるときに触れた体は 既に硬くて、冷たくて、 姿かたちはマーゴお姉ちゃんのままなのに 蝋人形みたいに作りものじみていて びっくりして、指先が震えた。
ロイエお姉ちゃんも、穏やかな顔をしていた。 シーツごしにしか見ていないけれど 外傷らしきものは見つからない。]
(27) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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お花……一つしかないんだ。 こんなことになると思ってなかったから……
[マーゴお姉ちゃんとロイエお姉ちゃん、 二人に話しかける。 どちらにお供えするか悩んだ挙句 窓際にそっと置いた。]
あぁ、あとでお墓に持っていくよ。 もう少ししたら、ここじゃないところに 埋葬しようって、
[フェルゼお兄ちゃんが。 名前を出しかけて、口を噤んだ。 おれが何を言いかけたところで、 返事は無くて、おれの声だけが反響した。 返事が無いからこそ、自分の中の蟠りを マーゴお姉ちゃんとロイエお姉ちゃんに 見透かされている気がした。]
(28) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[ラルフお兄ちゃんと中庭に戻ってくると フェルゼお兄ちゃんがいた。 どんなふうに話しかけたらいいのか分からなくて]
……ロイエお姉ちゃんも、いた。 静かに寝てるみたいだった。
[自分のつま先に向かって話しかけた。 丁寧に弔ってくれたフェルゼお兄ちゃんにも、 聞えるぐらいの大きな声で。]
(29) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[ラルフお兄ちゃんの提案に>>13 スープを食べなきゃ、って頭では思った。 マーゴお姉ちゃんが一生懸命作ってくれたスープ。 最期まで、目の前に迫った死よりも やせっぽちなおれのことを心配していた。 死後の世界があるのかは分からないけれど もしもマーゴお姉ちゃんの魂が まだ辺りを彷徨っているとすれば しっかり食べて、おれが元気になるのを 望んでいるだろう。
だけど、頭では分かっていても 体はしばらくの間ついてこなさそうだ。 とても喉を通るとは思えなかったから 返事はしなかった。
ラルフお兄ちゃんが厨房に行ったなら ついて行きこそしただろうけれど、 どうだっただろうか。]
(30) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[だけどその場では、 代わりに、別のことを聞いた。]
ロイエお姉ちゃんも、 マーゴお姉ちゃんも死んじゃった。 ミタシュはいなくなっちゃったし、 ジャーディンさんも、いない。
[それから、フェルゼお兄ちゃんの方を ちらりと伺って、聞こえないように声を潜めた。]
フェルゼお兄ちゃんまで 怖いこと>>18言ってる。
……ラルフお兄ちゃんは、 おれを置いて死なないよね?
[どんな返事をもらったところで 安心できないかもしれない。 それでも、聞かずにはいられなかったんだ。]*
(31) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/05(Thu) 23時頃
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>>+22 『生命の導き』は、…死んだ人を生き返らせる力まではない、みたいですね。
[いつか自分にも『死』がやってくるとは思っていたけれど、 まさかあんなに唐突にやってくるとは思ってはいなかった。]
フェルゼは… こうやって沢山の死を見送ってきたんですね。
[そう考えると、彼の反応もわかるような気がした。 どのくらい長い時間、彼は、一人で ―― あるいは、エンジェルシイラと共に、人を見送ってきたのだろうか。
その長い時間を想うと、―― 胸が痛む。]
(+26) 2023/01/05(Thu) 23時頃
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>>+23 そうですね、マリオは、泣かなかったかもしれません。 でも、誰かの命と引き換えに生きながらえたくはなかったかな。
[自分でよかったと、そう思ってしまったのだ。
此処に来るまでの道のりも、この廃墟の中でさえも、 汚染された植物と生き物で満ち溢れている。 水もどれだけもつのかわからない。 けれども、生き残った人たちに幸いがあって欲しいと思ったのだ。
マリオが大きくなったら、きっと美人になるし。 それを見届けられないのは少し寂しいと思ったけれど、 口には出せないで曖昧に笑って見せた]
ええ、きっと。 柔軟な子だから、きっとすぐに懐いてくれますよ。
[あの時のジャーディンさん、本当に怖かったですもんね、と、少しだけ意地悪を言ってみたり、した]
(+27) 2023/01/05(Thu) 23時頃
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/* ラルフお兄ちゃんへ 遅筆で待たせまくった挙句ドカドカ増やす型でごめんね
(-12) 2023/01/05(Thu) 23時頃
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/* やーやっぱまだ死にたくないよ 死ぬだけなら良いけどさ その前に弔いたいもん
(-13) 2023/01/05(Thu) 23時頃
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/* スープ飲む前に死ぬわけにいかねぇ
(-14) 2023/01/05(Thu) 23時頃
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>>24 [笑われたことで恥ずかしくなって、慌てて目を伏せ、髪を手櫛で整える。 そんな風に言ってもらったこともなかったから、どうしていいのかわからなくなる。
口さがない人々に、妹と比べられることも多くて、自分の容姿も好きではなかった。 太陽までも惹きつける夏の花のように明るい妹は、本当に愛らしかったから。
なのに、眉間をつつかれて、さらに言葉を掛けられれば、真っ赤になって俯いてしまうことでしょう。
蔦から解放されたジャーディンさんは、陽気な性質を取り戻したようだ。元々は明るい、人好きのする青年だったのだろう。
つつかれたところを抑えると、考えるふりをして、口をへの字に曲げた]*
(+28) 2023/01/05(Thu) 23時頃
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──回想・厨房にて──
[スープを取りに厨房に向かうと、 ついて来たマリオが話しかけてきた。>>31 少し冷めたスープを盛る自分の手に 震えが来ていないことを確認しながら、 ぼそぼそと低い声で答える。]
──ああ。 そうだな。
[毒見をし過ぎたせいなのか、 やや視界が暗い。 ここまで生き残ってしまったが、 もう、いいんじゃないか?──]
(32) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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/* 自分語り用の導入が 間に合わなそうなので灰に連投 エピに続く かもしれない 表をシュレッダーしまくるだろうから 謝っとく!
(-15) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[仄かな燈の夜光虫は、同胞を歓迎するように男を囲みさんざめく。 集っては記憶の中の『 』のように振る舞い、掴もうとすると淡くほどけていく。
渇きに苛まれていた、生きた時間。 紅い果実を食べ過ぎて夢想と現実の狭間に陥りながら、一つの疑問が生まれていた]
(-16) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[幻覚を見せる毒があるように、『 』は宿主を操るため寄生種が作り出した架空の存在なのでは? 自分は、寄生される以前の自分は、本当に実在していたのだろうか。 存在の根底が、足元から激しく揺らぎだす]
(-17) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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『死なないで』 と彼女は願った
『生き続けろ』 と寄生体は急き立てる
『私をあげる』 と彼女は身を捧げた
『お前をよこせ』 と紅い蔦が内側を這い蝕む
『一つになるの』 と彼女は血の味を刻ませ
『もっと貪れ』 と更なる獲物を要求する
(-18) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[『ジャルダン』と呼ぶ声は
己の記憶の中の彼女なのか 彼女を擬態する寄生主の命令か
どれほどの 記憶が 思考が 情動が 枯れかけた身にこびり付いているのだろう]
(-19) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[無数の光で象られた輪郭に向けて、愛しい恋人にするように語りかける。 彼女が実在の人物でないならば――神を自称する墜ちた男よりもずっとずっと、狂わされていたのは自分の方]
(-20) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[だから、搖蕩う光の群と同化する前に、思い出せる限りのことを心に浮かべよう。 それが荒唐無稽な、異形の見せる幻影であったとしても*]
(-21) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[もう生きてる理由なんて──、
絶望感と戦いながら、傍らのマリオを見た。 不安そうに見上げる顔。>>31 それまでになく近くでじっと覗き込むと、 澄んだ子供の瞳がそこにあった。
不安混じりだけど、 希望を捨てたくない眼。 遠い昔、望遠鏡で覗き見た遠い星のような 潤んだ光──
昼も夜も薄暗い、奇形生物だらけの世界で それは唯一守らなければならないものにさえ 思えた。]
──マリオ…
(33) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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……大丈夫。 俺はしぶといんだよ。
[3つの皿を器用に腕に乗せて、卓へ運ぶ。 ずっと立ち尽くしていたフェルゼに声をかけた。]
フェル…
[彼の顔を真っ直ぐ見たのは初めてだっただろうか? 白い眼差しの奥に、何か小さなものが回っている。 ──歯車だった。
彼は、時計塔のように、体内に歯車を飼っていた]
(34) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[自分の身体が運ばれていくのを、>>11 横たえられてシーツをかけてもらうのを、>>27 不思議な気持ちで見ていた。
自分はここにいるのに、そちらはただの抜け殻なのに。
自分の残したものが迷惑をかけているのを見ると なんだかとても申し訳ない気持ちになった。]
[誘われるままに厨房へついていく。ラルフにもマリオにも、フェルゼにも、私たちは見えないのだろうけれど。
空いている椅子に座って、まだ生きている人たちの様子を見守る。 願わくば、この優しい人たちの行く末が明るいものでありますように、と祈らずにはいられなかった]
(+29) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[男の本名はやたらと長い。 百年以上続く伝統の果て、貴族の名家の一粒種。 皇子の乳兄弟として睦まじく研鑽し、将来片腕となるべく英才教育を受けた腹心の忠臣。
対する彼女は爵位を持たぬ家庭教師の孫娘で、第一印象は『ヘンな女』だった。 化粧気もなく、社交辞令や権謀術数を解さず、ただキラキラとした瞳で虫を弄り回したり、棄てられた雛鳥を育てたり、薬草を独自ブレンドして茶を振る舞ったりする、生粋の変人。 毒茸の見分け方から蜂の巣の採り方、解明されていない獣の習性から虫たちの奇妙な生態まで、庭園で馬場で狩猟用の森で、微に入り細に入り説かれたものだ。
(――その知識の末端に、今までかなり助けられることになろうとは)
周囲に居ないタイプだったから、面白がって付き纏ううち、それはいつしか恋心へと変わっていった]
(-22) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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キュオオオーーーン
[どこかでエンジェルシイラの声がする。 思わず後ずさり、マリオが居れば手を取った。
先程のフェルゼの言葉が頭に響く。 "なんだか、もう、終わりという感じがしています。"]
フェルゼ……お前は… ……そうか。
(35) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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ラルフは、最後に何を見ただろうか?*
2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[フェルゼの白い白い眼の中で 歯車がぎりりと回る音が
何か、恐ろしいものの予兆の様に 周囲に、響いた]*
(+30) 2023/01/06(Fri) 00時頃
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/* 幽界オンだからフェルゼには何らかのカタチで オレらが見えてるんじゃと思ったり 光とか?
(-23) 2023/01/06(Fri) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/06(Fri) 00時頃
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なんかフェルゼ爆発とかさせようかと思ったけど、さすがに自重したw ほらもうすぐアレだし! というわけでフェルゼ投票で!
(-24) 2023/01/06(Fri) 00時頃
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/* 彼女は 議事キャラの誰かを モデルにしようか と思ってたんだが なんかピタッと ハマるチップがなくて
学者肌 研究家気質 ちょっと年上のおねーたまで モサくて 田舎者で 純朴で ゲイルとケイトとベッキーを足して三で割ったような (つまり眼鏡) レナータでもよかったかな……
(-25) 2023/01/06(Fri) 00時頃
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ジャーディンは、エンジェルシイラの咆哮が、世界の軋みのように聞こえた*
2023/01/06(Fri) 00時頃
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