241 線路上の雪燕
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少
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全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
アシモフが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、マリオ、クラリッサ、ペラジー、キャロライナ、ルーカス、シビル、櫻子、サイラス、トヨタ、イアンの10名。
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……あはははは、いいんですよ聞かれないように言ったんですから。
[ ――わあすごい! 親父とおおよそ真逆のこと言ってるよこの人! >>1:113
今度は内心の声を封じ込めつつしれっと答える。 紳士の中の紳士とはやっぱりこういうものなんだろうなー、という認識が強固になっていく。
狭い廊下。距離は近い。 だが、精神的な距離はそれほどでもない。 だから、相手が、撫でようと手を伸ばしてきたのは予想外。
……束の間、あからさまに固まってしまっただろう]
(0) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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車窓から差し込む光には、朱の色が混じっている。
黒い車体を眩しい程の夕日が焼き、
吐き出した真っ白な煙すらも桃や黄の色に染め上げていた。
車掌が袖口から白手袋に銀時計を滑らせ、
その蓋を開けば時刻は18時23分を指している。
汽笛が勢い良く鳴れば、乗客たちは車窓から見える風景が
随分と賑やかに、そして緩やかになっていた事に気付くだろう。
汽笛が鳴り響く。
ブレーキのかかった車輪が、線路と擦れ合う音が、
乗客の足下から伝わってくる。
滑り込んだホームには、Niz、と刻まれたプレートが
あちこちの柱に打ち付けられていた。
発車時刻、切符や手荷物の注意事項。
途中停車においての案内が声高々と伝えられれば、
列車の扉がばかりと開く。
先陣切って飛び出してくるのは、押し競饅頭に疲弊した三等車両の強者達だ。
(#0) 2015/11/30(Mon) 00時頃
「お疲れ様です、運転引継ぎの………、
何ですか、それは?」
ニズのホーム前方、制服を着た中年の男は
車掌がボロ切れ越しに指先で摘んだ細長い物に首を傾げた。
「トイレを掃除してたら見つけてね。わからないかい…鼠の尾ッポだ」
摘まみ上げたそれをぷらぷらと揺らし、車掌は顔を顰める。
1匹居たら7ダース、と言うだろう?
食堂車の者にはもう伝えたが、客室に入られたらコトだ。
毒餌の一番小さい奴を今すぐに。それと、
どんな子鼠でも見つけたらすぐ車窓から放り出して欲しい–––––
そう続けて、彼はホウキを片手に踵を返す。
「………で、その尻尾の先は何処に行ったんだよ?」
欠伸をしながら歩み寄って来た前任者の肩を軽く小突きながら、
中年の運転士は首を傾げた。
(#1) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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[淡々と床を掃除し始めた車掌を尻目に、 少年は乗車口から飛び降りる。
瓶に半分ばかり残った牛乳をちびちびと啜り、 背にはザックを、胸には紙袋を大切そうに抱え 彼は客寄せの声や流れの楽器弾き達の奏でる音の中、 雑踏の中にぱたぱたと駆けていく。
途中、けほりと軽く咽せ 唾と共に吐き出したのは小指の先にも満たない小骨。 それもすぐに誰かに踏み付けられ砕け、 あっという間に風の中の塵になっていくだけだ]*
(1) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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[もうひとり、三等車両から来た男の人も、 駆け足ではないが、ともあれ通り過ぎようとしていく。 紳士といくつか言葉を交わしたあとに。>>0:108>>0:110
身体を左右に揺らす歩き方は、 ここが町中であれば男の人を遠巻きにする理由になってしまったかもしれないが、 なんてことはない、ここは汽車の上。 列車の動きに合わせて揺れているだけだ。 現にキャロライナも、立ち止まっているが、 線路がゆるくカーブを描く方向へ傾いて、戻って、その繰り返し]
…知りあい?
[さて、訊こうとしていたのは、 男の人とさっきの少年との関係か、それとも目の前の紳士との関係だったか。 色々ありすぎてとっさに定まらず、 目的となる言葉を欠いた問いはどうにも締まりが悪かった**]
(2) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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/* 2
(-0) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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― 二等車と三等車の間にて ―
〔人がみつしり詰まった車両の前で、くるくる、視線を彷徨わせること少し。
異国の地から来たと思しき男性>>1:115がなにやら難しそうなことを考えていそうな顔で三等車を見ているものだから、シェリーは不思議そうに彼を見上げて、〕
出稼ぎのひとたちは、 こうして三等車に詰まって夜を越すのですって。 ……外国の人から見たら、面白いのかしら?
〔なんて通りすがりに声をかけたことだろう。 彼が気づかなくても、特に気にはしない。*〕
(-1) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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/* 流石に時間差があるかなーって。 1
(-2) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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/* デフォがマリオであります それまだ吊ったらあかんやつ……!
ところでぜひ自分投票で例のシスメを見てみたい (王子様2回目、1回目は襲撃された)
(-3) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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[途中停車中の車内に数名の清掃員が入る。 時折片隅に丸い毒餌など置きながら、 簡潔な清掃が行われる。 若い清掃員の1人が一礼してから サイラス[[who]]の足下のゴミ屑を拾った]*
(3) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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/* ・∀・「で、この後どうしましょうかね」 キャロ「………座席に頭をうずめてじたばた?」 ・∀・「いいのかそれで」
(-4) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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[三等車の乗り心地を試してみようとした男の足に、嗅覚が急制動をかけた。 肉体労働者の筋肉の壁は、あの戦争で祖国が越えることの適わなかった要塞線のように、男の歩みを阻んだ。
――人いきれ、という表現さえも、上品に過ぎる。 ほとばしる汗が染み、垢じみた作業着から漂う匂い。あるいは、饐えたアルコールの臭気。
品のいい淑女なら一呼吸で失神してもおかしくないほどの空気が、もはや質量さえ有するかのように、かれの前に立ちはだかっていた]
……う、む……しかし、故国のためにも……いや、だがこれは……、
[誰にとって幸いだったものか。男が迷っている間に、ニズの駅への到着を知らせるアナウンスが流れて。 どっと飛び出していく三等車の旅客。開いた空間に清冽な夜気が流れ込んで、悪臭を洗い流していく]
……ああ、丁度いい。中継駅の設備も見ておきたいしな。
[ひととおり三等車を眺めてから、駅も見て回ろう。 ああ、駅といえば、あの同郷の財閥令嬢は、従者と再会できたのだろうか。
まあいい、ともかく、いまは早々に三等車内の視察を終えるとしよう。屋外の、うまい空気を味わうためにだ]
(4) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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/* ………今回はダメなやつだなこれ >>3 というかwhoランダムな時点で駄目な気しかしーねーえー
(-5) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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聞かれなくてもね。 僕は、お嬢さんのかわいい口から そんな言葉が零れるのは聞きたくないですね。
[しれっと答える声に>>0、しぃと自らの唇に指を置き。 言ってはいけないよ。だなんて、微笑みを浮かべ。 狭い廊下、距離の短さと思い出した大草原。
その頭を撫でようとした手にあからさまに固まったのを見て。手を止め。やってしまったかな。と、困ったような顔を浮かべ]
すまない、あまりに鮮やかな髪だったから。
[伸ばした手を直して撫でるのを諦め。 通り過ぎる男に囁きがてら、その頭へ手を伸ばし撫でようとしたが、果たしてどうなったか。]
(5) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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…ああ、さっきちょっと話しただけだけどね。
[頷いたのは、彼女の問に対して。>>2 誰と誰に対してなのか。 彼と自分にか。と当たりを勝手につけ
お酒を奢ってもらえるんだった>>#0。と思い出すのは、車窓から刺し込む光が朱色を混じれさせていたからか。
――もう間もなく、汽笛が鳴り響く時刻だろうか。]
…さて、僕も一度部屋に戻りますね。 お嬢さん……またお会いできる事を願っていますよ。
[叶うなら今度はその頭を撫でたいのですが。と微笑みを浮かべ。先ほど帰り逃した一等車両の部屋に向かっただろう。**]
(6) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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[笑い声に、渋面は作られたものから自然なそれへ。 相手への負感情を表すためのものから、今一瞬の苛立ちと、半分くらいの劣等感。スパイス程度の憎しみは、対象が記憶の隅にある別の男。ルーカスに向けられるものではない、と掠めたそれはすぐに消えた]
臆病、で 何が悪い
[台詞とは裏腹に、視線は穴の開きかけた爪先へ。 慎重さと呼ぶには、少し意識が足りない、まさに臆病さをサイラスは確かに持っている。それは、拭いきれない性質だ。逃れられない生まれのせいだ。そしてそれが、今サイラスの首を緩やかに絞め続けている。
囁かれた声。その口調は余裕を演じていないように聞こえ、は、とサイラスは顔をあげる。 図らずも、そのせいでルーカスの目的を助けることとなったかもしれない。 ―――咄嗟に振り払った手は、狭い通路故、壁に思い切り打ち当てることとなる。それもこれも、原因は臆病さだ]
(7) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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−お昼ごろ・食堂車−
ペラジーくんか、よろしく。 ふふ、この辺りじゃあ、いつもこんなものだよ。 毎日寒いったらありゃあしないさ。 ……君はこちらへは、旅行か何かで?
[>>1:117彼の月並みの天気の話題には、そう返した。 見慣れない肌の色や、この言動から察するに、おそらくあまりこの地方のことは慣れていないのだろう、とは思う。]
夜はきっと寒いけど、朝になるころにはきっと暖かくなっているさ。 南へ向かっているんだし、ね?
[そう言ってふわり、とイアンが笑ったのもつかの間、彼の笑顔はそのままに、少しばかり真剣なものへと変わる。]
で、さっきの話の続きなんだけれど。 もう一度、君に尋ねたい。 ……どうして君は、その事件のことをそんなにも気にかけているんだい?
[答えによっては、この記者であることを名乗ろうか。そう思案しながら、彼へと尋ねた。]
(8) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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/* め ちゃくちゃねむい おそくてごめんるかす なんかもうあれ うん すきだなあるーかすのきゃら
(-6) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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[>>#0 居るべき個室を失ってから、結局所在なくうろうろしていたが、いい加減にうろつき飽きた頃に雪燕が勢い良く鳴いて途中停車を知らせる。]
ニズか。
[誰に言うでもなく呟いて、地平に落ち行く日差しの赤さを眺めながら、半分聞き流すかのように放送を耳にした。
雪燕が止まっている間でさえ、中で立ち尽くしているような鈍間ではない(とはさすがに思いたい)シビルは、トランクケースと新聞紙を持ったまま、人の流れに逆らわぬようにしながら降車した。**]
(9) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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[肉の突風といった調子で旅客が噴出した三等車両の乗降口から。 暫し遅れて、鼻面を抑えた東洋人の男が、ニズ駅のホームに降り立った]
……さすがに寒いな。
[異国の夕暮れ、その冷気に小さく抗議して、駅舎や提供されるサービスを調査すべく歩みだした]
(10) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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[少し赤くなった手の甲を隠すでもなく、そのままサイラスは今度こそ一等車両の方へと向かう。先ほどよりも足を速め、そのせいか時折壁に肩をぶつけながら。
やがてたどり着いたのは、ラウンジ車。 その用途が思い浮かばぬまま、扉を閉め、壁に背凭れ息をつく。 止まる列車。出入りする多くの人の気配。 そしてポケットの中には、相変わらずにくしゃくしゃの一等車両の切符が一枚。
足元に屈んだ清掃員を一瞥し、サイラスは自分の中にある願いと向き合うことにした。この列車に乗ることにした、その目的とも言う。漠然としたそれは、一人の時でもけして口にしたことはない。 何故ならそれを、鼻で笑う己も確かに存在するからだ。 曰く、「違う自分に生まれ変わるため」 あまりにも漠然としたそれは、具体的な案は何もない。 何も――――ポケットには、一枚の切符。 それがもしかしたら、もしかしたら………**]
(11) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 00時半頃
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―現在・ニズ―
[あっという間に日は傾いて、気づけば時刻は18時を過ぎる。 ニズへの到着を告げる>>#0汽笛の音に我に返って、イアンは顔を上げた。 座席に戻ってからいつの間にか、眠ってしまっていたらしい。
新聞社へ、電話をかけなければ。 ペラジーとの話題に上った新聞記事の情報を、手に入れる必要がある。 それは単なるイアン自身の好奇心か、それともペラジーからの頼みか、そのどちらにしても。
焦りながら身の回りの品を適当にまとめて鞄へ詰め込み、(鳩は流石に座席へ置いておいた。流石に盗られることはないだろうし、盗られたところですぐに犯人は分かるだろう)、ニズへと降り立つ。
終始慌てていたものだから、もしかするとまた、誰かとぶつかってしまったかもしれない。]*
(12) 2015/11/30(Mon) 00時半頃
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/* 48h更新にするべきでしたね、と今更。 「10日以上の長期化(おまけに村内時空は1日未満)はダレるのでは」と24h構成でゴーサイン出したけれど無理を強いてしまっている様で申し訳ない…。これこそ何よりも反省。
(-7) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 01時頃
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……困りましたわね。
[二等車両にやってきたものの。 車掌の姿をついぞ見つけることはできなかった>>1:95。 さすがに三等車両まで覗く気にはなれない。 そこまで自己防衛のできぬ愚か者ではなかった。 上品そうな出で立ちの、東洋人の女。 三等車両で自分がどのような視線を集めるかは。 容易に想像がついた]
あら。
[自室に帰ろうとして。 キャロライナの人参色の髪>>0が目についた。 横にはルーカスと、見知らぬ金髪の男>>7の姿がある]
(13) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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― 昼ごろ・食堂車 ―
[ 運ばれてきた食事のメニューは何だったろう。 一等車両の乗客にしては質素なメニューを頼んだとイアンはいぶかったかもしれない。 いや、 「この辺りじゃあ、いつもこんなものだよ」>>8 という笑いを含んだ説明が、ペラジーの出身を見抜いたものならば、文化的、あるいは宗教的な制約だと判断するだろうか。
「……君はこちらへは、旅行か何かで?」>>8 イアンは何かを探るかのように、巧みに質問を混ぜる。]
ええ、旅をしています。 ……ずっと。
でも、本当は……、 寒いところは少し苦手です。
[ 窓外の寒空を眺めながら、ぽつりとこぼす。]
(14) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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[心優しき友人の邪魔をしては悪い。 そう思って背を向けようとしたその時。 ルーカスが金髪の青年に向かって、何かを囁くのを見た。 その表情>>1:114が、嫌に目に焼き付いた]
……ん。
[櫻子は無言で二等車両を後にする。 言葉にできない違和感が、むくむくと広がっていく。 ふと頭をよぎるのは、やはり兄の寂しげな背中だった]
(15) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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― ニズ駅・ホーム ―
まったく、爺やったら。
[口調はぷりぷりとしていたが、表情には安堵が浮かんでいた。 九重の提案>>1:79通り、連絡が来ていないか確認したところだ]
売店で立往生して発車時刻に遅れるだなんて。 爺やらしくもありませんわね。
[とう、とため息を吐いた。外はやはり寒い。 白い靄が鈍色の空に溶けていった。 終点のスウェルグに、別の使いの者を寄越しているらしい。 とりあえず、その者と合流してほしいとのことだった]
(16) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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でも、安心しましたわ。
[思えば、お付きの者も連れずに外出することなどない。 羽を伸ばす良い機会なのではないか、と。前向きに考える]
九重様にもお礼を言わなければなりませんわね。
[上品に櫻子は微笑むのだった**]
(17) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 01時頃
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[ 「南へ向かっているんだし、ね?」>>8 笑顔のイアンがそう付け加えたのは、ペラジーの憂鬱な表情を気遣ってのことだろうか。
直後に質問を重ね>>8られ、ペラジーは戸惑う。]
旅先で似た事件の話を聞いたことがあるので。
[ 短く答えながらも、打ち明けたほうがよいのだろうかと悩んでいた。]*
(18) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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/* 20行制限が地味につらいです。 のろのろですみません、イアンさん。
(-8) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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……あ、九重様。
[噂をすれば、と。ホームで九重の姿>>10を見つければ。 礼を言おうと駆け寄ろうとして。……前方不注意。 ごつん、と茶髪の青年>>12にぶつかってしまうだろう]
いたた。
[思わず尻餅をついてしまって。 ああ、なんてはしたない姿を見せているのだろう。 櫻子は恥ずかしさのあまり、顔を赤くしてしまう**]
(19) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 01時頃
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/* ルーカスに「お兄様!」って抱き付きたいだけの人生だった。
(-9) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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/* トヨタにきゅんきゅんしながら寝よう。おやすみなさい。
(-10) 2015/11/30(Mon) 01時頃
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[ ペラジーはイアンに向き直ると、思い切って尋ねた。]
レモンの木を見たことがありますか?
……私はあります。 ごく幼いころ、暮らしていた家の庭に植えられていました。 丸い実が日に日に大きくなっていくのを、幼い私たちはとても楽しみにしていました。
町の名はナルトス、河畔の町です。 近くを流れる大きな河はクサリ河と呼ばれていました。 ご存じでしょうか……?
地図にはその名が記されていません。 似たような名前の河も見当たりません。
故郷のアイラの名も。
(20) 2015/11/30(Mon) 01時半頃
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地図には見当たらないのです……。
(21) 2015/11/30(Mon) 01時半頃
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[ 食事を終えれば、イアンに少しずつ話すだろう。
生まれ故郷はアイラという都市国家らしいこと。 ただし、その名が地図に記されていないため、場所もわからないこと。
幼いころ、訳あって故国を出たため、記憶にも残っていないこと。 以降、ずっと旅をしながらアイラを探していること。]
一緒に旅をしていたのは、私の乳兄弟の……アイラの王子でした。 でも、半年前、不慮の事件………、
事件、で、 ………っ!
[ こみ上げてきた涙をこぼすまいと、顔を背ける。]
(22) 2015/11/30(Mon) 01時半頃
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[ 軽々しい気持ちでは言えない。 まだ。 いいや、もしかすると、一生言えないかもしれない。]
………失礼しました。
とある村で王子は………王子は、 殺された、のです………………。
人狼の仕業だと説明されました。 村長や、自警団の責任者に。
私は半信半疑ですが………。
(23) 2015/11/30(Mon) 01時半頃
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[ イアンはどういう反応をしただろうか。]
だから、その記事を読んだとき、もしかすると、と思ってしまい……。
人狼だなんて、おとぎ話の世界にしかいないのに。
頭ではわかっているのです。 王子は村人の誰かに殺されたのだと。 それを隠すために、村の有力者たちが人狼なんてものを持ち出しただけだと。
けれど、 もしかすると、と思ってしまうのです……!
(24) 2015/11/30(Mon) 01時半頃
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[ ペラジーはイアンに向き直ると、質問した。]
あなたはサラグニッドの町に詳しそうです。 愛犬家の事件について、何かご存じではありませんか……?
偶然、似ているように見えるだけかもしれません。 記者が商売のために面白おかしく誇張したのかも。
でも、 ……どうしても、気になって……。
[ イアンが新聞記者の身分を明かすなら、事件について問い詰めるだろう。 知らなければ、詳しく調べてもらえないかと頼むだろう。 その眼差しと口調は懇願に見えたかもしれない。]**
(25) 2015/11/30(Mon) 02時頃
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― ニズ到着時・コンパートメント ―
[ ペラジーはその後、頭痛がするからと断わってイアンと別れ、一等車両のコパートメントへ戻った。
ニズ到着までの残り時間を仮眠して過ごそうとベッドに入る。 勢い良く鳴る汽笛>>#0に起こされるまで、ペラジーは横になってうとうとしていた。
汽笛に続いて、車輪が線路と擦れ合う大きなブレーキ音>>#0が響く。 ペラジーはベッドで上半身を起こした。 頭を小さく振ると、窓の向こうの夕陽>>#0を眺める。
朱色の雲の筋は、冬空を飾るリボンのようだ。
乗車口付近で途中停車の案内が声高く伝えられている>>#0ことにも気づかず、ペラジーはぼんやりした視線で雲を見ていた。]**
(26) 2015/11/30(Mon) 02時頃
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/* アイラ、ナルトス、クサリ河の元ネタはH・P・ラヴクラフト『イラノンの探求(The Quest of Iranon)』です。
(-11) 2015/11/30(Mon) 02時頃
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/* レモンの木のエピソードは、ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座(A Game of Thrones)』から。 流浪の王女デナーリスが取り戻してほしかったのは、子ども時代のささやかな幸せだったのですね。
(-12) 2015/11/30(Mon) 02時頃
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ー ニズ駅→ ー
[ぱたぱたと。 群衆の中を走り抜け、人の目を掻い潜り、フェンスを飛び越え、階段を駆け下りる。 『列車内の』少女と明確な接点を持ってしまった事が、彼にとって最大の不安要素であった。 親切心は時に美味だが身を滅ぼす原因にもなる。 息を整えながら、胸元でツルの取れた眼鏡をきゅ、と握る。
同族以外に心を許すな。 例えそれが狂った人間だとしても。
彼が今、心底信頼できる者は自分以外にもうこの世に存在しない。 それでも憐れみの様に差し出された菓子や食事に、 『こどもとしての貧弱さ』に頼らざるを得ない程に それはまだ、脆く。それが情けなくもあり。
それによって生まれた薄い繋がりが、 彼を安堵から隔てる境界線でもあった。 単純に言えば目立ちすぎたの一言に限る。 ほんの少し、施しを受け。廊下を走っただけだが–––––自意識過剰、という言葉で語れるほど彼の事情は甘くはないのだから]
(27) 2015/11/30(Mon) 02時半頃
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[だから、 まだ目的地までは到達せねども。 この駅で降りようと。 密かな途中下車を決行しようと、したのに。]
………ぅ、…。
[駅前。 足を止めてしまった少年の目に映ったのは、何だったか]**
(28) 2015/11/30(Mon) 02時半頃
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[ ふと視線を下へ向けると、降車した人々が魚のように群れを作り、それぞれの方向へ流れていくのが見える。 三等車両の乗客が多いようだ。
その中から、小さな外套姿がぱたぱたと走って離れていく。>>27
ペラジーは思わず身を乗り出した。 フェンスを飛び越えて>>27視界から外れたのは、あの赤い手>>0:1をした少年ではなかっただろうか?]
………どこへ?
[ 胸騒ぎがする。 駅の外へ出られるのだろうか? 出ては、列車に戻れないのではないか?
あるいは、少年は戻らないつもりなのだろうか……。]**
(29) 2015/11/30(Mon) 02時半頃
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―現在・ニズ駅ホーム―
[慌てるとろくなことが起こらないのは、いつものことだ。 >>19突然こちらへ向かって来た少女の存在に気づいた時にはもう遅く。]
わっ、
[こちらが声を上げたのが先が、それとも衝突したのが先か。 ごつん、と音を立ててやってきた衝撃に、数歩よろめいた。 こちらの方が明らかに体格は大きい。イアンが倒れることはなかったが、代わりに少女が尻餅をついて倒れた。]
す、すみません、 お怪我はありませんか、お嬢さん!
[慌てて駆け寄って相手をまじまじと見れば、頬を赤らめる姿が少し幼げに見える。見慣れない暗い髪の色に、彼女も異国の者だろうか、と一瞬の逡巡。]
失礼、ついうっかりしていて!
[ともわれ、今は彼女に怪我がないかが先だ。 彼女の様子を確認し、無事であれば、手を差し出して立ち上がる手助けをしただろう。]
(30) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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― 昼ごろ・食堂車 ―
[>>14彼の元へと運ばれてきたのは、質素な食事だった。 ペラジーが一等車両の乗客だと気づいてすらもいなかったものだから、その時には食事の内容なんて気にも留めず。 そういえば自分は何も頼んでなかった、とついでにスパゲティを一つ注文し、彼の返事を聞いた。]
ずっと!? 旅暮らしか、それはきっと……大変、なんだろうね。 ずっと君一人で旅しているのかい?
[予想外の返答に、驚愕の声色を隠せない。 旅暮らしなんて体験はおろか、生活の想像すらもしたことがないから、イアンにはその苦労は計り知れないものに感じるのだ。 彼が今は一人で旅をしているなんてことを想像だにもしていないのだから、尚更。]
(31) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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[>>18続けた問いには、「旅先で聞いた」といまいち煮え切らない返答。
さてどうしたものか、イアンは考える。 記者の端くれである以上、一応の守秘義務というものは発生する。 むやみやたらと情報を他人にひけらかしてみせるわけにはいかないのだ。 彼が少しでも、自分の好奇心を満たす情報を持ち得るのならば話は別だが。
そう考える彼に、ペラジーは向き直る。>>20>>21やがて、彼の話す言葉を聞けば、不思議そうな目を彼へと向けた。
聞いたこともない、地図に存在しない都市。
からかっているのだろうか、そんな考えが一瞬頭をもたげるが、彼の神妙な面持ちを見る限りは、到底そのようには思えない。]
(32) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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……すまない、俺にはその地名にも、川の名前にも、心当たりはないよ。
レモンの木、か。 少なくとも、サラグニッドの方ではないよ。 あそこでレモンは育たない。寒すぎるんだ。 君もレモンと一緒で、寒いのは苦手みたいだしね。
[冗談めかしてそう言ってウィンクするのは、少し場違いだったかもしれない。 ……かもしれないが、塞ぎ込む彼の姿は痛々しく、見ていられなかったのも事実である。
奇妙なことだ。彼の姿を見るに、20歳に満たないぐらいに思えるのに。 そんな彼が幼少の頃に過ごしたと言えば、せいぜい15年前ぐらいになるのだろうか。
……15年で、地図から消えた?
咄嗟に思い当たる節は、ない。 そもそも、サラグニッドで生まれ育った、地方新聞記者である彼が、遠い地方のことまでは、全て把握していない。
――なにせこのあたりの寒さでは、普通のレモンは育たないのだ。]
(33) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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[>>22>>23やがて、ペラジーの口から語られる、様々な経緯を聞けば。]
そうか、 ……大変、だったんだね。
[二度目の言葉は、先程よりも、より強い実感を持って紡がれる。 涙を堪えて話す彼を見ているのはなんだか苦しくて、なんとか力になってあげたくて。でも、かけてやれる言葉は見つからなくて。 きっとこうやって人に話すことも、悲しくて、苦しいことなのだろう。 想像だにしたことのない彼の人生に、軽々しく口を挟むことはできなかった。]
……人狼。
[>>23>>24親しい者が、人狼に殺されたという事実を聞けば、成る程、とイアンは合点した。 愛犬家の事件にあった、「僅かな噛み痕」という文字列。 突然弾かれたようにイアンは思い出す。 人狼の仕業と称された事件が、過去にも存在したことを。]
(34) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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……人狼、ねえ。 存在しない、とは言い切れないかもしれないな。 ……サラグニッドからそう遠くない街で、数年前に事件があってね。 その事件の時は、人狼の仕業だと騒がれたものさ。 その時の話なら、俺は少しだけ聞いたことがあるよ。 ……考えてみれば、この愛犬家の事件と、少し似ている、と思う。
[いつになく真面目にそう語れば、イアンはいつものように朗らかに笑ってみせた。 ペラジーは、一体どんな反応を見せただろうか。
手帳のポケットから取り出した名刺をペラジーへと差し出し、イアンは笑う。]
サラグニッド・タイムズ。 俺の勤め先は、君が目にしたその新聞の発行社だよ。 俺はこの愛犬家さんの事件については詳しくないけど。 ……少しぐらいなら、君の力になれると思うな。
[そう言い、相手の返答を待った。]*
(35) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 05時頃
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/* ギッチリ詰めすぎで喉が半分切ってる…… ほんと…自分でもめちゃくちゃ目が滑る … すまぬ…すまぬ…
(-13) 2015/11/30(Mon) 05時頃
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/* >>16 かわいい ただひたすらにかわいい
くそう…櫻子ちゃんに九重さん巻き込んだりシビルさんつつきに行きたかったり色々するのに! 絶対今これ以上はキャパオーバーして死ぬ!ギリィ!
(-14) 2015/11/30(Mon) 05時半頃
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/*…………うむ!!
(-15) 2015/11/30(Mon) 05時半頃
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―ニズ到着前―
[すれ違いざまの言葉へ向けられた、一瞬のいらだち。 其処に映る色は誰を見たものか。>>7 瞬きの間に、見逃してしまいそうなものは直ぐに消えた。聞こえた声は、自分の優越感を満足させるのに十分な遠吠え。内に秘めた暗い感情。黒い礼服に包み込んだ、この怨嗟に似た思いは、誰かを傷付ける事で満たされる。]
……羨ましいだけさ。
[臆病で居られる事を。音のしない靴。 彼がどんな生き方をしていたか、何も知らない。 知らないからこそ、このような言葉を吐くのだ、ただ首を絞める行為を延々と繰り返すようには見えていて]
(36) 2015/11/30(Mon) 06時半頃
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欲しいものがあるなら、相談に乗るよ。
[顔を上げた彼に見せるのは貴公子然とした笑み。 余裕を演じて居ない顔は何処にもないが、手は彼の頭を捕え、その髪を一度ふわりと撫でた。 だが、其れは振り払われる事になる。 咄嗟の行為だったのは予想がついた。]
…あ。大丈夫かい?
[狭い通路に当たる手を見ては、振り払われた手を握りながら、そう問いかけたが、彼はそのまま一等車両へ向かってしまったか。 その後、人参頭の少女と軽く言葉を交わせば、汽笛が鳴り混雑する前に自らの部屋へ戻っただろう*]
(37) 2015/11/30(Mon) 06時半頃
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― 20項目 ―
『18時23分』
『……三等車両にはぎっしりと人が詰まって、すごいにおいだったわ。
お父さんも昔はあれに乗ったんだ、と言っていたけれど、つらくなかったのかな。……いいえ、つらいはずよね。 あの人達はスウェルグについて、どこにいくのかな。 おばあちゃんのお店でご飯を食べたりするのかな。
三等車両で男の子と出会ったの。
一人にみえたからパンと牛乳を渡したんだけど、お礼を言った後駆け出して行ってしまったわ。 友達とかくれんぼをしていた、ようにはみえないんだけれど……。
あの子のお母さんやお父さんや、ともだちはいないのかしら? いたらいいな……。
ニズについたみたい。 ここから見える夕焼けは、とっても綺麗で、ちょっぴり哀しげ。』
(38) 2015/11/30(Mon) 07時頃
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〔とん。ととん。ととん。〕
〔ゆっくりになっていく雪燕のみじろぎと、流れるように過ぎ去る景色に目を細めた。 シェリーは、ことん、と窓に頭を凭せ掛けて、とくとくと暮れゆく夕陽を眺めている。
雲や煙までもオレンジ色に染まった世界。 今頃故郷のガートニアにも、祖母が待つスウェルグにも、同じ陽があるのだろうか。 夕暮はあんなにきらきらしているのに、人の心をどこか寂しくさせるのは何故なのだろうか。
考えたところで、人生経験の浅い小娘には到底わからないけれど。〕
(39) 2015/11/30(Mon) 07時頃
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〔漸う、ニズの駅についたようだ。 橙の光が、世界をオレンジと黒に分けている。
今すぐに列車から飛び出すと、人ごみに巻き込まれてぐちゃぐちゃになってしまいそうだから、ほんの少し待つことにした。
清掃員が掃除を始めたのに、「ありがとう」と伝えて、その様子を見る。〕
……毒餌?
〔片隅に置かれたものに見覚えがあったから、 ついそう零す。 ワイン樽や諸々の物に穴をあけられないように、故郷でも鼠対策をしたことを思い出した。〕
(40) 2015/11/30(Mon) 07時頃
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『……列車の中にも、鼠は出るのね。』
〔そんな一文をノートに追加してから、シェリーもニズの駅に降り立った。〕*
(41) 2015/11/30(Mon) 07時頃
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―現在―
[古びた懐中時計は、18時20分を指していた。 もう間もなく中継駅へと到着する。ゆっくりと息を吐き出して思い出すのは先ほどの青年。ジャンと名乗った彼の事。>>11勢いよく手を当てて居たが、怪我はしていないだろうか。折角綺麗な手をしているのに。]
……グロリア。
[そっと呟いたのは、懐中時計の蓋に刻まれた妹の名前。ナイフでたどたどしく傷つけられた文字をなぞり。息を大きく吐いた。
臆病で居られる時間は自分には存在しなかった。 大草原を思い出す、赤毛の少女に会ったせいかもしれない。神秘を見つけた森も、決して豊かな時代ではなく。 だが、自分の隣りに常に妹が居た。
寒空の下、二人生きることになった日も同じ。 彼には誰か居たのだろうか。ふと心配になるのは、たぶん。彼が今に満足していないと見えたからだろう。 誰か傍に居れば良い。自分だけでは這い上がれなかった。それは妹が、とある議員の子どもと駆け落ちしても同じ。常に彼女は自分の支えだった。 だからこそ、相談に乗ると声をかけたのだが。]
(42) 2015/11/30(Mon) 07時頃
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[果たして、彼は此方に向くだろうか。 向かないのなら、其れまでだが。列車が駅へ入っていくのを、ぼんやり窓から眺めていた。白い煙が音を立てるように流れていく。合間に見える光は夕日色。]
ペラジーか。
[色が、フードの青年と赤い酒にかぶって見えた。>>1:81イアンは彼と話が出来たか。ラウンジ車か食堂車で。と話していた。……握手を求められ。 少し悩みながら、握りしめて―――]
彼は難しいな。
[彼は持つものだ。その背に暗い影が見えても変わりなく。 この持つものというのは、選ばれたもの。という意味を孕んでいる。ぎりっと懐中時計を握り締める手が強くなった。気づいてないのだろう。
…気づけば、良いのに。其処に混じるのは羨望に似た暗い感情ばかり。彼を利用するより、自分がかすめ取った二等車両の男>>9の方が良いはず。
…だから、女性を自分は相手取るのだ。 女性は、綺麗だから……心中がどうであれ。]
(43) 2015/11/30(Mon) 07時頃
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/* シビルって女性じゃないカナと思ってるんだけどどうなんだろう
(-16) 2015/11/30(Mon) 07時半頃
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[顔を上げれば、ホームへ滑り込んだ列車から人が雪崩込むように飛び出していく。三等車両の男たちだろう屈強な男たちに僅か眉を顰める。>>#0その中に紛れた少年の姿が見えた気がしたが、それはすぐに消えてしまう。>>1
代わり、一等車両から逃れる為の言い訳にお付きの人を探す予定だった事を思い出す。>>13
櫻子の探し人は見つかったのだろうか。 まさか、見られていたとは気づいておらず>>15]
おや?…あれは。
[窓の外。ホームで目がついたのは>>12>>19その彼女。自然と妹の面影を探していたのかもしれない。尻もちをついた姿と、ぶつかった相手、イアンを見て。 遠くにはあの異国の男も見えただろうか>>10
ふむと顎を撫でて、声は聞こえないものの、此処からなら丁度見えるなと少し窓から眺めることにした。**]
(44) 2015/11/30(Mon) 07時半頃
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― ニズ駅→ ―
[相変わらず何度か人とぶつかりながらもホームを出て、しビルは駅前へ向かう。 >>27 その途中で、やたらと動きが軽快な子どもを見かける。 フェンスを飛び越えられる身軽さに、羨ましいようなそうでもないような——いや、シビルはその百分の一でも見習うべきだ——。]
…………。
[階段を下りながら、また一人の男と思い切りぶつかってしまった。 目と目が合えば互いに謝罪の言葉は無く、かわりに目を伏せて示しあい、そのまますれちがった。]
(45) 2015/11/30(Mon) 07時半頃
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[駅前の、少し人目につきにくい物陰で、シビルは何も入っていないはずの胸ポケットに手を突っ込んだ。 そこに入っていたのは、折り畳んである小さな紙。]
………………………………。
[シビルは一読すると、その紙を四分割して丸める。 トランクケースの隠し収納ポケットから慎重に小瓶を取り出し、じゃらりと白い錠剤を手のひらにのせた。 そして、紙と一緒に、口の中に放り込んでがりがりと噛み砕き飲んだ。**]
(46) 2015/11/30(Mon) 07時半頃
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[兄とは西洋のポーカーという遊戯をよく遊んだ。 ついぞ自分が兄に敵うことはなかったけれど。 勝負に勝つたびに、決まって兄はこう言っていた。
いいかい、櫻子。良く目を見るんだ。 人は自分を偽っているときに、必ず目に出る。 相手の瞳をよく見ることだよ―――]
(47) 2015/11/30(Mon) 08時半頃
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[イアンの瞳をじっと櫻子は見つめた。 大丈夫、この人は悪い人ではない。 櫻子は初対面でのこういった己の勘を信用している>>1:64]
こちらこそ、不注意で。 申し訳ございません。
[ふっと櫻子は破顔すると。 イアンから差し出された手>>30を握り、ふらふらと立ち上がった]
貴方様は、お怪我は有りませんこと?
[心配そうにイアンを見上げたその時。 ひらり、と。櫻子の胸元から1枚の写真が滑り落ちる。 精悍な陸軍将校の写ったそれを、慌てて拾い上げた。 写真には。熊野朧少尉、と裏書されている。兄の写真だ]
(48) 2015/11/30(Mon) 08時半頃
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[辺りの空気が変わった気がした。
–––––––ああ、クソ戦争の仇か>>0:115。
この国に入国してから、何度も聞いたフレーズ。 背後から現地語で罵られたのが分かった。 やはりこの周辺における、自分たちへの蔑視感情は根深い]
わたくし、列車に戻りませんと。
[そうイアンに言うのがやっとだった。 無理に微笑を浮かべると、雪燕の中に戻ろうとするだろうか**]
(49) 2015/11/30(Mon) 08時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 08時半頃
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ー ニズ駅前 ー
[–––––聖堂だった。 夕日に青い屋根やステンドガラスは輝き、 その下に施された天使の彫刻は顎の下まで丁寧に清掃されている。 時計台が30分を示せば、その上の鐘楼が控えめに時を告げる。
この街は、通り抜けられない。 少年の直感がそう囁いた。 泥を投げた 痕跡すら壁に残らぬ教会は、この地域の信心深さを示している。 見回せばその通り、彼方此方の軒先に神の証が掲げられている様子だ。 信心、即ち善意に転じるそれは、自分の様な薄汚れたひとりぼっちの少年を放ってはおかないだろう。 それがどんな宗教であれ、同じこと。 彼はそれを一度経験し––––一度『食い物』にしたが。 その事を知るものはこの世に誰一人生きていない。
今は、出来ない。 自分の事を知る者があの地で『生きている』のだから。 唇をまた噛み締めると踵を返し、今度はフェンスを潜り抜けて再び雑踏に紛れた]
(50) 2015/11/30(Mon) 13時頃
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― ニズ駅構内 ―
[ 降りるつもりのなかった途中停車駅の構内を、ペラジーは急ぎ足で歩く。 フェンスに近づくと、ぶかぶかの外套の少年が飛び越えた>>27のはこの辺りだったかと、周囲を見渡した。 向こうは階段だ。>>27
どうしてもあの少年が気になってしまう。 ぶかぶかの外套>>0:1、薄汚れた顔>>0:33、傷ついた赤い手>>0:1、狼狽し怯えた表情>>0:33………。 恵まれない暮らしの、下層階級の子どもにしか見えないのに、熱心に新聞記事を読んでいた>>0:33ことも違和感で。
ペラジーはフェンスの周囲をうろうろ歩き、ときおり立ち止まっては前後左右を見渡す。 少年の姿は見つからない。]
(51) 2015/11/30(Mon) 13時頃
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[ 諦めて列車に戻ろうとしたころだったか、遠目にも目立つ異国の衣装が目に留まった。
一等車両の廊下で見かけ>>0:178、目顔で挨拶しつつ通り過ぎた>>1:31ことをペラジーは思い出す。 小さく会釈しながら、 「ごきげんよう」>>1:31 と挨拶を返したのは、東洋系の少女めいた顔立ちだった。
その彼女が、せかせかと急ぐイアン>>12にぶつかり、よろめいて。 尻餅をついた。>>19
イアンは手を差し出し、謝っているようだ。>>30]
(52) 2015/11/30(Mon) 13時頃
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[ そういえば、この国では長い戦争があったはず。 相手国は東洋のどこかだったような……。
三等車両で見かけた兵士>>0:121の姿を、ペラジーは思い出した。
どの国でもそうだが、下層階級の者ほど偏見が強い。 少しでも自分たちと違えば、憎悪を向けるのだ――おそらくは根底に、苦しい暮らしへの不満があるせいで――。
異邦人として、その偏見を日々受けてきたペラジーには、今彼女が集めているぶしつけな視線>>49の意味がよくわかる。 愉快な経験ではないだろうに、背筋を伸ばしてしゃんと立った彼女は、とても健気で。
何か深い事情があることを窺わせた。]*
(53) 2015/11/30(Mon) 13時頃
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[この駅内には勿論、ニズから乗り込むような者も居るだろう。 善意に目をつけられはしないかと、 可能な限り目立たぬ様に縮こまったり、 時折自分の様な身なりの良くない者を見つけてはその後ろにつき、まるでその子である様な顔をして歩く。
途中、見覚えのある真っ白なコートを見つけ>>52 くしゃり、と紙袋を抱き締めた。 …同じ列車だったとは! 自分を見据えた目、更々にまずい事だと少年は焦る。 一方で幸いな事に、信心深い者達の目は下級階層の者同様に異郷の者>>49に向かっていたらしい。 善意の反面で排他的な彼等は、その様な矛盾すら抱えがちなのだ。
雪燕は清掃中だ。車掌や清掃員にも見付かりたくない。 完全に板挟みとなった彼は、一目に付かぬ場所を探す。 この駅で隠れ夜を待ち、誰もが寝静まった頃に移動する道もあるかもしれない。
…最初に見つけた物陰には、先客>>46が居たのだが。]
(54) 2015/11/30(Mon) 13時半頃
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[ イアンは彼女にどう対応しただろうか。
視線を横へ滑らせると、黒いコート姿の男性が歩いている。>>10 売店へ向かっているのだろうか。 彼とも一等車両ですれ違った>>0:87な、とペラジーは思い出した。]**
(55) 2015/11/30(Mon) 13時半頃
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/* ルーカスさんは列車内でしたね。 どう絡めようかな。
(-18) 2015/11/30(Mon) 13時半頃
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[軽く覗き込んで、人影を見れば直ぐに慌てて脚を別方向に向けたが故に、 目が合ったかどうかすら少年は自覚していない。 少なくとも少年の背丈から手の中のそれは窺い知れないし、彼にとっては興味を持つ動機すらなかった。 ただ、『善意』という物から幾許かの距離の有りそうなその様子に、 少年は過剰に怯える事はなかっただろう。 声を掛けられなければ、通り過ぎるだけの事だ]**
(56) 2015/11/30(Mon) 13時半頃
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[ 列車に戻ろうと構内を歩いていると、二等車両の廊下で挨拶を交わした若い女性と出会ったかもしれない。 「ちゃんと毛布は持ってきたもの」>>0:179 と言った快活そうな彼女と視線が合えば、いくらか言葉を交わしただろう。]*
(57) 2015/11/30(Mon) 14時頃
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― 列車内 ―
[ 清掃員が置いた床の片隅のネズミ用の毒餌>>3には気づかず、自分のコンパートメントに向かって廊下を歩く。
途中のどこかで、先に検札を受けていた>>0:26にんじんのような赤い髪>>0:21の若い女性を見かけたかもしれない。 サラグニッド駅のホームで新聞を受け取り、無言で立ち去った>>0:181男性を見かけたかもしれない。
彼、彼女と挨拶を交わせば、改めて何かを感じただろうか。]*
(58) 2015/11/30(Mon) 15時頃
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[ 二等車両の廊下を歩きながら、イアンの入っていった席のほうを見やるが、外にいた>>30彼はまだ戻っていないだろう。 食堂車でのやりとり>>31、>>32、>>33、>>34、>>35を思い出したペラジーは歩みを緩め、小さく深呼吸する。
差し出された名刺には、 「サラグニッド・タイムズ」>>35 という新聞名が印刷されていた。 それで、鳩の籠やら首から下げたカメラやら鞄からはみ出した原稿用紙やらの謎>>29が一気につながった。
イアンは記者なのだ。 あの新聞社がいかなる経営方針であろうとも、旅暮らしのペラジーよりはずっと多くの情報を持っているだろう。
その彼の口から、人狼の仕業だと騒がれた事件が他にもあった>>35と聞かされ、ペラジーは驚いた。]
(59) 2015/11/30(Mon) 15時頃
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[ 初耳だった。
………いや、噂話を耳にしたことくらいはあったかもしれない。 自分が聞き流していただけで。]
(60) 2015/11/30(Mon) 15時頃
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[
信じなかった、だけで。
]
(61) 2015/11/30(Mon) 15時頃
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[ 朗らかな笑顔を消し、 「……考えてみれば、この愛犬家の事件と、少し似ている、と思う」>>35 と真面目な口調で告げたイアンに、]
それなら、詳しい状況を調べることはできないでしょうか? 記者仲間に問い合わせてもらえれば……、
何か、確実なことがわかるかもしれません………。
[ わかったところで、ペラジーにはどうすることもできないのだが、頼まずにはいられなかった。]
(62) 2015/11/30(Mon) 15時頃
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[ ためらいがちに付け加えた。]
この記事を熱心に読んでいた少年の話>>80をしましたね。 彼のことも気になっています。
……私の勝手な想像なのですが、 もしかすると、
彼は何かを目撃し、危険を感じて逃げてきたのではないでしょうか……。
……たとえば、 たとえば、家族が被害者に雇われていた、とか。
(63) 2015/11/30(Mon) 15時半頃
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[ 声もなく怯える様子>>33から、少年は巻き込まれた被害者だと信じていた。 だから心配でならない。
イアンがさらに質問してくれば、そのことも伝えただろうか。]*
(64) 2015/11/30(Mon) 15時半頃
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櫻子は、ペラジーの視線>>53には気付かない
2015/11/30(Mon) 16時頃
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― 一等車両・コパートメント ―
[ 戻って鍵をかけたペラジーは、テーブルに置いた新聞>>0:96を取り、例の記事>>0:2を読み直す。
「少しぐらいなら、君の力になれると思うな」>>35 というのが職業上の好奇心の延長から出た言葉であっても、今のペラジーにはイアンを信用するほかない。 コンパートメントの番号は伝えたので、彼が何かを伝えたいと思うならやってくるだろう。
ペラジーは新聞を脇へ置くと、ベッドで横になった。 列車が揺れ、ニズを発車したのに気づいても、しばらくはその姿勢でうとうとしていただろう。]
(65) 2015/11/30(Mon) 16時頃
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櫻子は、ペラジーに尻餅をついた所を見られていただなんて思いもしない
2015/11/30(Mon) 16時頃
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/* あと21ptのぴ−んち!
(-19) 2015/11/30(Mon) 16時頃
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/* 飴あげるの1回失敗してビビった。 ログ汚し失礼しました。
(-20) 2015/11/30(Mon) 16時頃
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/* 櫻子さん、かわいいなあw メモでもRP口調を続けているのが素敵です。
(-21) 2015/11/30(Mon) 16時頃
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/* 飴1個は300ptなのですね。
(-22) 2015/11/30(Mon) 16時頃
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/* 本名につながるなにかをなにかするめも
あーさいらすのせっていがーないよーーー
(-23) 2015/11/30(Mon) 16時半頃
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あ、
こんにちは! また会ったわね。元気?
〔列車を出る直前、フードをかぶった少年とであったならば、元気良く挨拶をした。>>57
そのまますれ違う前に、ふと思い至って、〕
私、シェリーっていうの。 貴方のお名前、聞いてもいいかしら?
〔聞きそびれた彼の名前を聞いてみようとしただろう。*〕
(66) 2015/11/30(Mon) 16時半頃
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[ 気になると言えば、あの紳士>>43もだった。 シルクハットから靴先まで、黒で統一した>>0:27粋な身なりからは、上流階級の貴公子としか思えないが、ときおり違和感を持ってしまうのだ。
具体的には、気さくすぎる態度>>1;10、>>1:11や、値踏みするかのような鋭い視線>>1:36や、 ………荒れた手>>1:71などに。
握手した>>43ときの手の感触は、まるで労働者のそれだった。
軍隊経験が長ければ、上流階級の男でもそうなるのだろうか? それとも、何か裏の事情がある………?]**
(67) 2015/11/30(Mon) 16時半頃
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─ニズ駅付近─
〔駅に降り立つと、やはり様々な人が行きかっている。
軽快に響く楽の音。ハーモニカなどを吹き鳴らす様子に目を細め、思わず立ち止まって聴き入りそうになるけれど、──そうなるまえに演奏が一区切り付いたようで、奏者がにこやかに挨拶をしていた。シェリーはぱちぱちと拍手をして、コインを一枚彼に渡した。
人混みの中を進んで行くと、遠目に教会と十字架が見えた。 白塗りの壁が蜂蜜色に染まっている。〕
かみさま
〔思わずそっと祈りをささげてから、足を駅の側の売店の方へ向けた。〕
(68) 2015/11/30(Mon) 16時半頃
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─ 売店 ─
むむむ。
ニズのお土産って……
〔なにがあるのかしら、と悩むシェリーの前に立ち並ぶ、お土産群。〕
( ──やっぱりクッキーかしら、 いいえ、料理に使うかもしれないから蜂蜜? さすがにこの聖あんとーにおなんとか? とやらの妙なぬいぐるみは違うわよね……。)
〔悩む時間もまた旅の醍醐味だった。 とはいえ列車の出発時刻は気にしながら、だけれど。**〕
(69) 2015/11/30(Mon) 16時半頃
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/* 2dにしてやっと相手の名前を知るスローペースw ノリのよい性格ではない設定のため、お手数をおかけします。
(-24) 2015/11/30(Mon) 16時半頃
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― 回想・乗車口で ―
[ ばったり出会ったのは、二等車両の廊下で挨拶を交わした、柔らかそうな髪の若い女性。 「こんにちは! また会ったわね」>>66 と元気よく声をかけられ、ペラジーは反射的に微笑んだ。]
外は寒いですよ? 気をつけてくださいね。
[ そう応じると、 「私、シェリーっていうの」>>66 と明るく自己紹介されたので、ペラジーも名乗りついでに少し話題を振る。]
ペラジー・デュランテです。 終点のスウェルグは暖かい土地だそうですね。 早く着いてほしいな。 **
(70) 2015/11/30(Mon) 17時頃
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/* 所持品は2本の外周ベルトで封じた古い革のトランク>>0:7、コンパートメントに置いて>>0:95現在は手ぶら。
(-25) 2015/11/30(Mon) 17時頃
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― 一等車両・コパートメント ―
[ ふと思い出したペラジーはベッドから起き上がり、床に置いた古い革のトランク>>0:95を持ち上げる。 2本の外周ベルト>>0:7の金具を外すと、トランクを開け、古ぼけた箱型のオルゴールを取り出した。 ねじを巻き、窓辺のテーブルへ置く。
流れてきた素朴なメロディは、『月のゆりかご』という子守歌だという。 「三日月のゆりかごで ゆらゆら揺れてお眠りなさい」 そんな歌詞を村>>23で教わった。
がたんごとんと規則正しく振動する列車の中にあってさえ、子守歌はペラジーの心を慰めてくれる。 この半年間、ずっとそうだったように。]
(71) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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[ 元々の所持品ではなかった。
惨劇の場所から、王子が最期に聞いたかもしれないオルゴールをもらい受け、持ち歩いてきたのだ。 半年に渡って………。
ペラジーは目を細めて考えた。 もう手放したほうがよいのかもしれない。 忘れられないにしても、
………囚われないために。]**
(72) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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|
[イアンとはどんな会話を交わしただろうか。 何れにせよ、櫻子は足早に雪燕に引き上げるだろう。 人の悪意に晒されるのは、あまり気分が良いものではない。 途中、九重>>10とすれ違うだろうか]
……お見苦しい所をお見せしてしまいましたわ。 ああいった視線には、やはり慣れませんわね。
[寂しそうな瞳で、すれ違いざまにそう呟くだろう]
ふう。なんだか疲れてしまいましたわ。
[自室に戻って溜息を吐いた所で、こんこんとノックの音。 どうぞ、と声をかけると。そこには車掌の姿があった]
まあ、車掌様。探しておりましたのよ。
[とはいえ、もうその用事は終わっていたのだが。 雪燕にお付きの者が乗り損ねたのは分かっている]
(73) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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わたくしに、何の御用ですの?
[上品な微笑みは、やがて陰っていく]
相室の者は、生憎トラブルで乗り損ねてしまいましたの。 ですから、わたくしひとりですわ。
[長々と車掌の説明は続いた。 じろじろと見定めるような瞳]
その、つまりは。 ……わたくしを疑っておいでなのですね?
[搭乗予定だった者と違うのではないか、と。 つまりは車掌はそう言いたいのだろう。 九重の切符泥棒の話>>1:79を思い出す]
(74) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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本当に、相室の者は乗り損ねただけですの。 信じてくださいまし。
[同じ説明を櫻子は繰り返したが。 慣れぬ異国語に真意が伝わっているかどうか。 東洋人でなければこのような扱いを受けることはなかっただろう]
困りましたわね。
[開けっ放しの扉から。 車掌との問答は1等車両中に響き渡っただろう。 誰かの耳に届いても、おかしくはない**]
(75) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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/* 劇場状態ですみません……。 本当は昨日のうちに落としておきたかったのですが、リアル風邪でまとめられませんでした。
(-26) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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/* おお、これは絡むチャンスでしょうか?
(-27) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 17時半頃
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/* 出発した記述はないけど、いいのかな?
あと131pt
(-28) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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/* なんかイベント起こしてみたくてトラブってみたけど。 村建てさん的にはOKかなー? ちょっと世界観壊してたら申し訳なく。
(-29) 2015/11/30(Mon) 17時半頃
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― 現在・ニズ駅ホーム ―
[手を差し出せば、じっと此方を覗き込む瞳>>48に、言いようのないむずがゆさを感じた。 少しだけ恥ずかしくなって、イアンの顔は僅かに紅潮する。]
いえ、こちらはなんともありませんよ。 お召し物の方は?汚れてなければいいのですけれ…… あっ、
[こちらの手を取って立ち上がる彼女の言葉にそう答えたとき、ひらり、と彼女の胸元から流れるように落ちる、一枚の紙片。 それは、写真のようだった。
軍服を来た、凛々しげな男の写真だ。少し目の前の彼女に似ているように感じる。 あとは、ルーカスと名乗った紳士にも、雰囲気だけはほんの少し。
途端に、>>49辺りの空気が険悪なそれへと変わるのがわかる。]
(76) 2015/11/30(Mon) 18時頃
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― 一等車両・廊下 ―
[ 車輪がレールの継ぎ目を通過するたびにがたんごとんと振動する列車内では、素朴なオルゴールの子守歌もかき消されがちだ。
加えて、廊下で何やら押し問答が始まった。>>74、>>75 口を出すべきではないと思いつつも、ペラジーは扉を開けて様子を窺う。
コンパートメントの開けっ放しの扉>>75のひとつに立っている車掌の背中が見えた。 乗客に苦情でも申し入れているのだろうか。
「信じてくださいまし」>>75 という若い女性の声は、困惑と懇願を帯びているように思えるが。
ペラジーは近づくが、切符泥棒の話>>1:79を一切聞いていないため、事情がわからない。 何度か見かけた>>52、>>53異国の衣装の女性が何かの疑いをかけられていることは察せられたけれども。]
(77) 2015/11/30(Mon) 18時頃
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[『–––––––ああ、クソ戦争の仇か。』
向こう側から聞こえてきた口汚い罵り言葉に対抗するように、イアンはいつになく、鋭い目つきで辺りを見渡した。
「黙れよ」。
声に出さずとも、その目が物語る言葉は辺りを牽制するのに充分だっただろう。 口を噤む者、より敵意をこちらへ向ける者、反応は様々だっただろうが。
慌てて写真を拾う彼女の姿は、いくらか萎縮しているように思う。
……先の戦争は、人々に大義名分を与えた。 己の「正義」の名の下に、非力な少女すらも侮蔑の眼差しで見るような、大義名分をだ。 そういう独りよがりの正義ぶった面が、イアンの最も嫌うものだ。 いけ好かない大先輩や、それに同調する同僚たちの姿が目に浮かぶ。]
(78) 2015/11/30(Mon) 18時頃
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[「列車に戻りませんと。」 >>49そう言う彼女の声が強がっているように思えて、イアンは思わず声を上げた。]
よ、 ……よければ、座席まで送りますよ。 可愛い女の子を一人で放っておくには、少々野蛮すぎる輩が多すぎるから、ね?
[ウィンクなんてしておどけて見せたが、彼女はこの提案にどのような反応を示しただろうか。]**
(79) 2015/11/30(Mon) 18時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 18時頃
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[ 知識のない者には、一見、珍奇な衣装に見えるかもしれない。
しかし、彼女のまとう衣装は絹だ。 彼女に蔑視の視線>>49を投げていた労働者たちが、一生、触れることさえできないかもしれない上等の織物。
充分な手間をかけられて織られた生地に、さらなる職人の手間をかけて描かれ、染められた美しい柄。 それを仕立てる技術も、一朝一夕で身につくとは思えない。
彼女は衣装に、それだけの手間をかけられる身分、あるいは資産を持った立場なのだ。
ペラジーは見かねて声をかける。]
何かお困りでしょうか?
**
(80) 2015/11/30(Mon) 18時頃
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/* きゃーーーーー、イアンさん格好良いーーー!!!
(-30) 2015/11/30(Mon) 18時半頃
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― 回想・ニズ駅ホーム ―
[写真を拾い、顔を上げた瞬間。櫻子は見た。 青年が周囲を威圧するように辺りを見回す>>78のを。 ありがとうございます、と。その一言がなぜか出てこない。 呆気に取られて、目の前の青年を見つめるのだった]
……あ。
[我に返ったのは、青年がウインクした瞬間>>79で。 可愛い女の子、のひとことに。 少しだけ頬を赤らめて、頷くのだった]
(81) 2015/11/30(Mon) 19時頃
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ルーカスは、ペラジーに話の続きを促した。
2015/11/30(Mon) 19時頃
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ふふ、お上手ですこと。 それではエスコートをお願いしようかしら。
[くすり、と笑顔の華が咲いた。 冗談めかして、小さなヒーローの申し出を受けるのだった]
わたくし、櫻子と申しますの。
[あなたのお名前は、と。問いかけながらイアンを見上げる。 正義感に溢れた瞳に、櫻子は好感を持った]
兄を探しにこの国に参りましたのよ。 [写真を見せながら、イアンに説明するだろうか。 一等車両は、すぐそこだ*]
(82) 2015/11/30(Mon) 19時頃
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電車乗りまちがえとか**
(-31) 2015/11/30(Mon) 19時頃
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― 現在・一等車両 ―
[ああ、天の助けとばかりに。 櫻子は声の主>>80を見遣った]
貴方様は、先程廊下ですれ違った――
[言いかけて、今はそれどころではないと首を振る。 ペラジーに手短に事の次第を説明するだろう]
どうも切符泥棒と間違えられてしまっているようですの。 わたくし、天に誓ってそのようなことはしておりませんのに。
[困り顔でペラジーを見つめるのだが、果たして]
(83) 2015/11/30(Mon) 19時頃
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[見た所、彼も自分と同じで。 この国の出身ではないように見受けられた。 西洋人の区別があまりつかない櫻子にも、 彼が異邦人だというのは分かる]
車掌様、あの……。
[車掌の瞳が鋭くなったのが分かった。 異邦人がふたり。疑念を深めている様子だ。 グルだと思われてしまってはいまいか、と。 櫻子は途端に不安な気持ちになる]
どういたしましょう。
[蚊の鳴くような声で呟いた**]
(84) 2015/11/30(Mon) 19時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 19時頃
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/* ペラジーにやりにくくしてしまったかな。 ちょっと反省。蔑視される側が楽しくてたまらん。
(-32) 2015/11/30(Mon) 19時半頃
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[ 異国の女性は心底困った様子で、いきさつを説明する。>>83]
切符泥棒………って、 まさか、
あなたが、ですか?
………まさか。
[ 初めて聞く話だったが、いかにも大げさに驚いて見せた。]
(85) 2015/11/30(Mon) 19時半頃
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[ ペラジーは信じられないという表情で、車掌をまじまじと見つめる。 上から下まで視線を走らせると、不愉快になったのだろう、車掌の瞳が鋭くなり、口元は引き結ばれた。
ペラジーは構わず続けた。]
こんな目立つ衣装で切符泥棒を?
まさか、あなたは 本気で そう考えているのですか?
[ 挑発的に“本気”を強調した。]
(86) 2015/11/30(Mon) 19時半頃
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[ 直後、ペラジーは車掌に顔を近づけ、そっと囁く。]
近場の駅ではなく、 も っ と 上 の ほ う に 問い合わせたほうがよろしいのでは。
この衣装、本国ではとても高い身分を表すものです。
………失礼ですが、あなたの立場が………。
[ 心配顔でそう告げると、車掌はどう反応しただろうか。]
(87) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* イアンさんはまだかな? 車掌さんを返してしまっていいのかな?
(-33) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[ホームを歩く途中、見かけた小さな姿と――例の罵声。>>49
剥き出しの悪意を若い娘に向け、罵る群集の無恥には呆れるほどだ。 そして、いわれなき蔑視を塗り替えるだけの評価を受けられない故国の現状に、歯噛みする。
割って入ろうと近づいたところで、雰囲気が幾らか変わった。 彼女と話していた青年が、なにか反論したのか。そういう感じではあった。
この国も、捨てたものではない。 彼女について列車に戻ろうとする青年の様子に、微か、口許を緩めた]
……慣れなくて、当然ですよ。
[すれ違いざま。愁いのある瞳に、呟かれて。>>73]
でも、百の悪意を受けても、一つの善意で救われることもありますから。
[と、異国の青年に視線を向けて、続けた]
(88) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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クラリッサは、ペラジーに微笑み返してから、
2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* トヨタアアアアアアアアアアアア!!!!! 本当にトヨタイケメンすぎやろおおおおお!!!!
あーん、もうトヨタのロルが好きすぎるわ。 もう櫻子さんはトヨタとくっ付いちゃえよー!(迷惑)
(-34) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* PLがトヨタとお近づきになりたいだけの人生だった。
(-35) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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まあ、大丈夫よ。 サラグニッドよりは……マシな……はず? わ!
〔ふわり、車内に入り込んできた夜風に、 びくりと肩を震わせてから「なんてことないわ」と少年にもう一度笑う。>>70
先ほど聞きそびれた名前を聞いて、口内で反芻した。〕
ペラジー……デュランテ。 (不思議な響き!)
うん。本当に暖かいところよ。海も青くて綺麗だし。 スウェルグは海産物がとってもおいしいから、 ぺラジー君もきっと気に入ると思うわ。
〔そんな返事をした。〕
(89) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[ 車掌が決めかねてぐずぐずしているなら、さらに言葉を続ける。]
それにしても、切符泥棒がいるだなんて……。 詳しく聞かせてください。
車内で盗まれたのですか? それとも、どこかの駅で?
三等車両は満員でしたね。 ニズの駅ではずいぶん大勢の人が列車を出ていました。
駅のフェンスは子どもでも簡単に飛び越えられる高さでした。 駅員の目が届いていたようにも見えませんし……。
**
(90) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* 櫻子はこんなにはしたなくてはいけない。 PLは正気を取り戻すんだ。
(-36) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* トヨタさん来てくれそう?
(-37) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[櫻子にかけた言葉は、半ば、自身に向けたものでもあった。 正義感か義侠心か親切心か、ともかく良識と呼ばれるべきなにかに基づく青年の行動は、同じ悪意に曝される自分をも救ったのだ]
――ありがとう。 君たちの国を嫌いにならずに済みそうだ。
[やはりすれ違いざま、故国の言葉で青年に向かって呟いた。 意味はわからないだろうが、別に構わない。自分の気分の問題だったので]
(91) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* >君たちの国を嫌いにならずに済みそうだ。
なんでこんなにクールな台詞を言えちゃうの? トヨタのイケメンっぷりに中の人がおかしくなるわ。
(-38) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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〔それから、どのような話をしただろう。
もしかしたら、話の流れでスウェルグに祖母の経営する料理店があるのだ、と言ったかもしれないが、定かではない。
なんにせよ、不思議な雰囲気の少年と幾らか言葉を交わした後、シェリーは音楽に誘われるようにして駅へ降り立ち、土産屋へと向かったのだった。**〕
(92) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* 33回……
ってーかよー複数時間軸でうごけますなあ 自キャラの時系列を混乱させない程度に
(-39) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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/* ペラジー→シェリーの順で遭遇は可能ですが むむむ。
(-40) 2015/11/30(Mon) 20時半頃
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[幾らか明るくなった気分で、そのまま駅舎を眺めて歩く。 食堂車を利用できるほどの余裕がない乗客の胃袋を狙ってのことだろう、軽食や飲み物などを扱う売店も多い。 多数の乗降客目当てだろうか、音楽を奏でるものもいる>>68ようだが、駅舎内での芸は保安上どうなのだろう。
そんなことを考えながら適当な売店を覗いてみると、そこは土産物を扱う店のようだった。 幾人かの客のいる店内を、見て回って。 土産を選んでいるのか、少女の真剣な様子>>69に、つい笑みがこぼれる。 どこの国でも、子供は悩みがなくていい――いや、当人にとっては、真剣に悩んでいる真っ最中なのだろうけれど]
(93) 2015/11/30(Mon) 20時半頃
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[ 憂い顔と、左手に嵌めた大きな金の指輪――シグネットリングであることは、その複雑な細工からわかるだろう――を見せつつ、ペラジーは車掌から切符泥棒の話を聞き出した。
車掌が異国の少女の無罪を完全に納得したかどうかはわからない。 だが、厳しい表情を保ちながらも、その目が泳いでいることをペラジーは見逃さなかった。
一等車両の乗客が通りかかり、このまま廊下で押し問答する愚を悟ったせいもあるだろう、車掌は短く挨拶すると、そそくさと立ち去る。
ペラジーは少女に向き直り、声をかけた。]
災難でしたね。
**
(94) 2015/11/30(Mon) 20時半頃
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[「仕立て」通りにことは進行しているが、先ほど飲み込んだ——文字通りに——伝言を思い出し、シビルは憂鬱なため息をついた。 蒸気機関車が定刻通りに終着駅へたどり着くなら、思惑通りの物語が完成できるだろう。シビルが望むにしろ、望まぬにしろ。]
…………。
[思考が泥沼につかるより先に、シビルはふと現実へ帰ってきた。 >>54 子どもが、シビルの潜む物陰をのぞいたからだ。]
(95) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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…………………………。
[何事でもないような手つきで、錠剤の入った小瓶をトランクケースの奥深くに隠しこむ。 >>56 子どもは興味が涌かなかったのか、もはや体ごと別の方を向いている。
誰かとはぐれた、と判断するには、あまりにみすぼらしい風体の少年だ。 どちらかというとストリートチルドレンのたぐいだろうか……と思い込みかけて、今までの過ちが頭にフラッシュバックする。 だが、さすがにサイズのあわぬ外套を着た少年を、何かと間違えることはないだろう。……おそらく。
こちらに興味が無いのなら、それはそれで良いと彼の存在を無視しようとしたシビルは、ふと通りの向こうを見て少し固まった。]
………………。
(96) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[古ぼけた記憶の端を苦々しい思いで取り出して、勘違いであれよと願う——しかし、用心にこしたことは無い。 シビルは足を踏み出して、通りに背を向けるようにしつつ少年に話しかけることにした。]
…………チャールズ、あちらで大道芸がやっているぞ。
[遠い昔に異国に渡った知人の名を少年にあてがって、適当に呼ぶ。 彼の背を押すようにして歩かせながら、大道芸の華やかな盛り上がりのある方へと向かった。 ――通りの向こうの人物が、もし想像通りの人間ならば、早く距離を置きたいという思いだけで。
駅前で見せ物を覗き込もうとする人の群れに合流しようと歩きながら、少年にちらりと見下ろすと、彼に届くか届かないかの囁きを。]
…… …… …… ……。
[「少々、つきあってくれ」
――もしもこの少年が、利用されることへ不安か憤慨を抱き、騒ぎ立てるならば…… ……つまりそれが神のご意志ということだ。]
(97) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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わかったありがと。お世辞でも嬉しいわ。
[紳士の言葉に慣れないウインクで応じつつ。>>5 もしもあの少年にまた会えたのなら、 先走っていきなりさっきはおトイレ行ってたのか、と、 聞かないように気をつけなきゃーねとほんのり思う。
――まあたぶんだいじょうぶだと思うけど!]
……。
[伸ばされた手は途中で止まる。 それもまた予想外というか今の自分の顔を鏡見て確かめたくなったというか。 さぞかし嫌そうな顔でもしていたのだろうか。 こういうのも普通に旅の思い出になるというのにもったいない]
優しいのね。いいわよ別に。
[伸ばしたままだと癖が目立つからってひとつにしばっている赤い髪は、 車窓から差し込む光を受けてなお鮮やかに]
(98) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[無事に大道芸のにぎわいに合流したのなら子どもと別れ、人にまぎれて場をやり過ごし、発車時刻までには雪燕に戻る予定ではあるが——**]
(99) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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……ふうん。ちょっとかあ。
[思わず二人の男性を見比べてしまう眼差しに悪気はない。>>6 ただ、立場とか違いすぎてそうな二人だとしみじみ思っただけで。 視線は顔や衣服だけでなく靴にも向いていた。 人柄はまず靴に表れる。親父殿の教えである]
先は長いもんね。 ……ではまた、お会いできることを祈って。
[手は振らない。 見上げる眼差しに知らず知らずのうちに期待の熱、と呼べるものをこめただけ。 狭い廊下。うっかり勢いつけ過ぎて壁にぶつけたら痛いし。 ちょうど実に痛そうな光景を見たばかりだし。>>7]
(100) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[ ――結局どうしてこっち来たのか訊きそびれたなあ。
まあいいや、とこぼしつつ、ふと思う。
旅の醍醐味、という言葉は、 果たして彼らにも等しく当てはまっているのだろうか、と*]
(101) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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〔つい、と視線をあげた先。 スーツに身を包んだ紳士――この国の人間では無さそうだ――が、こちらを見て、生真面目そうな顔にふっと微笑を零していた。>>93
――何か変なことしちゃったかしら?
シェリーは首を傾げて、手にしていた
ニズの近くで摂れるハーブティーのパックと、 これまたニズ近くの養蜂家がこさえた蜂蜜とを見て〕
ねえ、ねえ。そこの素敵な紳士さん。 私、迷ってるの。知恵を貸して頂戴。 ハーブティーか蜂蜜だったら、あなた、どっちがすき?
〔自分では決められないから、紳士が好きと言った方をお土産にしようと思ったらしい。*〕
(102) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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/* シビルさん、訳ありっぽいですね。 ミステリアスでかっこいいなあ。 しかし、チップは女性に思えるのですが。
(-41) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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/* 見出しに現在時刻を逐一書くようなのをやってみたいが他の人との兼ね合いもあるしな……な
(-42) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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― 一等車両内 ― [異国の少女、櫻子は、イアンにより立ち上がる。 ほっと安堵の息を洩らし。>>48ふと、車内に戻る白フードの彼が同じように彼らを見て居ることに気づけば、何をやっているんだ。と自分を笑った。
帽子を取れば、ぐしゃり髪を崩す。 妹にいくら似て居るからといって気にし過ぎだろう。
妹に差し出した手が、被ったのは自分のではない、…二人手に取った男のものと重なり。思わずカーテンを閉めてしまった。だから、その後の騒ぎには気づかなかった。
見るべきものには、何時だって気づかず。>>76>>49]
兄が居ると言っていたな。
[俺とは違ってその男は本当に紳士なのだろう。 自虐めいた笑みを浮かべ、だが、自分なら妹をこんな異国の地に一人としないと思うのだ。 自分はもう二度とあんな間違いを……。思わず唇を噛みかけ、はたりと気付き、頭を小さく振った。]
(103) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[黒い礼服を脱ぎ、鍵をかけた鞄から取り出した衣服と布鞄。 色眼鏡をかけ、付け髭を付け、髪を崩して服装を変えれば何処にでも居るような優男に変わる。
整った顔というのは、特徴の無い顔でもあり。貴公子然とした笑顔を無くし、不機嫌そうな表情を浮かべればルーカスという名乗って居た上流階級風の男は何処にも居なくなる。]
さて、後は……。
[ちらり車内の廊下の様子を伺えば、誰も居ない。 それは丁度、彼女が自室に戻った頃で>>73車掌が訪れる少し前のことだっただろう。だから、また男は気づけなかった。――妹が、悪意に晒されたあの時のように。*]
(104) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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― ホーム ― [一人の優男が、ホームを抜け。駅のトイレへ向かう。行きかう人々は気にもしない。貴公子然とした上流階級風のルーカスとは違う。何処にでもいるような、男を気にする連中もおらず>>69>>93土産物屋横をすり抜けて
向かったトイレ内。 布鞄から取り出したのは、女性ものの化粧品。 顔に化粧を乗せれば、女性に見えるように化けていく。特徴の無い顔は紅が乗りやすく、目立つ喉仏と短髪をベールで隠し。目立つ男の身体はゆったりとした服で覆っていく。履く靴は高く
――違和感は覚えるだろう。
だが、之で良い。先ほどよりも更にルーカスという男から遠ざかり。大柄の女が其処には立っていた。]
グロリア、…にはもう似ないか。
[そっくりであったのは、10代後半に差し掛かるまで。 随分と歪になってしまった。見るだけで違和感を覚え、喋れば、男であることはすぐにばれるだろう。
だから、此処からは慎重に行かなければいけない。 動くのは、ほんの数刻。 其れに誰も紳士然とした男だとは思わないはず、先入観だ。男だと気づいても、上流階級風の彼だとは予想もつかないだろう。]
(105) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[直ぐにルーカスに戻ればよいのだから。 歩く姿を大股から小股に変え。
もう一度、雪燕へと向かう。 其処に居る車掌の一人に見せるのは二等車両の切符。 一切しゃべらない大柄の女、推定を胡散臭げに彼は見て居た。もう少し時刻が違えば、止められたかもしれない。だが、その車掌は今、一等車両に居て>>90。
何か騒ぎが起こっているらしく目線はそちらへ向かっているのも、また好都合だった。すっと中に入れば、二等車両の席に。それは、発車前。男からすった切符の座席ではなく―――。]
……。
[ある計画の為。鳩の鳥かごがある席を覗き、其処に居るはずの彼が不在かどうかをまず確かめようとしただろう。**>>12]
(106) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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/* あっ、ルーカス様なにをしてくださるの? 櫻子わくわくしますわ。
もー、本当にルーカスのロル好き!!!! この村はイケメンしかいないね!!!
(-44) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― 回想・ニズ駅ホーム ―
……九重様。
[慣れなくて当然>>88。そう言う九重の口元には。 櫻子の心を見透かしたような微笑みが浮かんでいた。 はたと櫻子は気付いてしまう。 きっとこのお方は、自分よりも何十倍も何百倍も。 その悪意の矢面に立ってきたのだろうと]
ええ、そうですわね。
[続く九重の言葉に。櫻子は微笑み、イアンを見遣った。 今日だけでたくさんの善意を櫻子は施された。 もちろん、その中の善意には九重も含まれている]
(107) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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九重様はやはり。お優しい方ですのね。
[ふっ、と櫻子の頬が緩む。笑顔の華が咲いた。 ありがとう>>91、と。母国語で呟かれた感謝の言葉は。 きっとイアンには理解できなかっただろうけれど。 櫻子には、確かに聞こえたのだった*]
(108) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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/*齟齬が生まれそうなのでぎりぎりの合間を縫ってしまった……orz。出られないからね(
(-45) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― 現在・一等車両 ―
……あ、あの。
[挑発するようなペラジーの口調>>86に、櫻子は狼狽える。 車掌を怒らせはしないかとハラハラしてしまった]
え。
[ペラジーが車掌に何かを囁いた。 さっと車掌の顔色が変わる。 「本国では」「高い身分」「あなたの立場」>>87 ―――断片的な単語が耳に入ってきた。 なにを言っているかは、櫻子にもおおよそ理解できた。 それから先はペラジーの独壇場だ]
(109) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[ペラジーに矢継ぎ早に発せられる質問>>90に。 すっかり車掌はたじたじになってしまう。 ペラジーの左手にはめられた指輪をちらちらと車掌は確認すると。 やがて短く挨拶をして、そそくさと去っていくのだった>>94]
あらまあ。
[意外な展開に、櫻子は目をぱちぱちさせてしまう]
ありがとうございます。わたくし、櫻子と申します。 なんとお礼を言えば宜しいか……。
[少し思案する表情を見せてから]
ひょっとして。 以前からわたくしのことをご存知だったのですか?
[断片的な単語から類推するに、本国での櫻子の立場を使って車掌をおどかせてみせたのは間違いないように思われた**]
(110) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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…ッあ、
[踏み出す気配>>97。 振り向くと先程の人物がすぐ側に居て、 一転、恐怖感に満ちた息を吸い込んだ。 もしや、自分の事を人伝てに聞いた者だったか。 その憶測は、自分に『付けられた』らしい名前で一時的に棚に上げられる。 人が呼ぶ名でも、同類に呼ばれる名でも無い]
………あ、の
[手が背に当たる。緩やかに、押し出される。 歩の角度を読む前に行き先は提示されていた。 ここら一帯で一番賑やかな人集り。 少年は手の主を自分の肩越しに見上げる。 思考が蠢きだし、囁かれた声は予想と遠い物ではなかった]
(111) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― 回想・コパートメント ― (>>72続き)
[ 次にシェリーという女性に出会ったら、このオルゴールを渡してみようかと思う。
田舎の村の集会場に誰かが持ち込んだオルゴールは、古い上に、そう高価なものではない。 だが、ハート形を並べた素朴な木彫りの箱は、本来、彼女のような若い女性の小物入れとして作られたのではないだろうか。
乗車口近く>>66で彼女と交わした会話>>89、>>92をペラジーは思い出す。]
(112) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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…ね、僕、知ってるよ。 あれさ、ジャグリングっていうんだ!
[きゅ、と袖先を掴み、かぶりを振って もう一度見上げた顔は、満面の笑み。 朗らかな割に、その声は雑踏の中ではあまり浮かない高さと大きさだった]
あ、ねえねえねえ、火、付けるみたい! 早く行こ、小銭持った?
[そう言って控えめにその袖を引く。 口角をつり上げてもう一度にんまりと笑みの形を作れば、 大道芸に向き直って、それ以降顔を合わせる事は無い。
人々の視線は高らかに口上を上げる芸人達に注がれている。 あそこなら、そしてこの『保護者』が一緒なら––––目立つ事はないだろう]
(113) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― ニズ/18:30 ―
[夕焼けは、実のところあまり好きではない。
だから個室にカーテンがあるのはありがたいと言えたし、 夕焼け空なんか見上げないように夜になるまで部屋に閉じこもる算段もあったが、 結局雪燕を降りて、ゆるゆると、辺りを見回していた。
喧噪に混じって鐘の音が聞こえる。>>50 駅前に出れば、聖堂の時計台の鐘が定刻を報せたのだと自然と知れた。 夕陽に照らされる青い屋根の建物を覗きこめば、 トランクを引っ張った人も幾人か、神様へと祈りを捧げていた。 キャロライナも静かにそれへ倣う]
(114) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[あの人達も旅人なんだろう。 とある聖人のうんちくを垂れ流しているのを聞くともなしに聞いていたが、]
そうだお土産お土産! せっかく立ち寄ったんだし!
[2分で退散。 つまんなくなったわけじゃないんだからね!]
(115) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[ 「本当に暖かいところよ。海も青くて綺麗だし。 スウェルグは海産物がとってもおいしいから、 ぺラジー君もきっと気に入ると思うわ」>>89 そう説明したシェリーの笑顔は、夜風の冷たさを一種忘れさせるほど明るく、温かく。
ペラジーは眉を上げ、]
お詳しいのですね。 訪れたことがあるのですか?
[ と問うた。]
(116) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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/*本当は、反応したかったのに。 あーもう、なんで電車まちがえたのでしょう。 まだ帰れないから全然読み込めてない……てか、鳩やばいです
(-46) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[善意は真理に突き刺さり、 悪意は不条理で殴り付ける。
今、袖を引く人間の目にはそのどちらも無いように、少年は感じた。 少年を見ていない。『子供の形をした道具』を見ている。 己を利用せんと自分を見た者こそ、利用しやすい者である。 その様な存在は稀に、狩りに混じるものなのだ。
糸を通して手繰ろうとする手に喰われさえしなければ、 思う存分、使われて良いと。 そして、使い返してやれと。 信用では無く、利害関係の様な物だ]
見えないよ、前の方行こ!
[子供の口を作りながら。 少年はその袖を望む通りに、群衆の中へと引き摺り込んだ。
1つ誤算があるとすれば、 旅の人間らしからぬ物陰に居たその人物が雪燕の乗客であるという可能性を忘れていた事だ*]
(117) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― 売店 ―
[ひょいっ]
うーん……まあまあ可愛いからいいかな。
[確保したぬいぐるみをしっかりカゴへと入れる。
先ほど教会で耳にしたうんちくの中に登場していた聖人――
――を、模した、やたら可愛らしいぬいぐるみである。>>69 ぬいぐるみなら小さい子も喜ぶだろうとちょっとばかり気をきかせたつもりでいる。
あとは、家族みんなで分けられるように、大きなサイズのクッキーの缶をひとつ。 それが、このニズにて、キャロライナが切符を譲ってくれた家族のために買った品物である]
(118) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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……?
[――右、左、肩越しに後ろも確認して。 自分が紳士かどうかはまったく確信が持てず、素敵という形容詞には己の語学力を疑ったが、周囲の客が女性ばかりの以上、どうやらその問い>>102は自分に向けられたもののようだ]
どちらが好きか、か。
[ふむりと、首を傾げてから]
――蜂蜜かな。 好きというか、私の故国でも蜂蜜を食べるから。馴染みがある。
いまはともかく、少し前まで甘いものは贅沢で――子供のころ、盗み食いして追い掛け回されたこともあったかな。
[つっかえ気味の現地語で、そう答える。最後の一言は、冗談めかして]
(119) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[ シェリーは駅構内から聞こえてくる音楽>>92に気を取られた様子で、手短に、スウェルグに祖母の経営する料理店がある>>92ことを告げた。]
そうですか……、 では、向こうに着いたら、そのお店を教えてください。
[ 微笑みながらその場は別れたのだったか。
ペラジーは古いオルゴールを見つめ、その中に指輪やイヤリングが並んださまを想像する。 高価な宝石はふさわしくない。 むしろ、質素なものや、客観的には価値のないもののほうが似つかわしいかもしれない。
それは値札ではなく、当人にとっての大好きなものや、大事な記憶を形にした品だから。
ペラジーはオルゴールの蓋を閉じた。]**
(120) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[ふと辺りを見回せば、 出発前に言葉を交わした少女が、 黒い髪の男の人と何やら話していた。>>102>>119
――黒い髪の人、二人目。 もしもサクラコの事情を聞いていなかったら、単に偶然をかみしめただけで終わっていただろう。 しかし聞いたがゆえに思う。
――もしかしてこの人がサクラコのお付きの人?
この期に及んでまだサクラコをほったらかしにしてるんだろうか。だったら解せん。
などと思いながら視線を向けていた。実にぶしつけである]
(121) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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/* おもしろグッズを買いたかっただけの人生である
(-47) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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/* 利害がいっちしたよ!やったねしびるちゃん!
(-48) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 22時頃
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/* 黒い髪の人をお付きの者と勘違いするターンもやりたかった あと時間表記ー
ところで夕焼け好きじゃないについノープランな件
(-49) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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― 一等車両・廊下 ―
[ ハラハラした顔で>>109やりとりを見守っていた異国の少女は、そそくさと去っていく車掌の背中に、目をぱちぱちさせている。>>110 その後、述べられた礼の言葉は、予想したように丁寧だったが、]
サカー……サク、ラコ………?
[ 旅暮らしの中で数か国語を身につけたペラジーにも、聞いたことのない異国語の名前はさすがに聞き取りづらい。]
(122) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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〔どうやら、黒髪の紳士は自分のことだと咄嗟にはわからなかったようで。 右、左、後ろを確認する彼に、「あなたよ、あなた」と言い、答が返ってくるのを待った。
ふむり、と首を傾げた後、彼は「蜂蜜」と口にする。>>119 ――ああ、親切なひとでよかった!〕
あなたの故郷にも、蜂蜜はあるのね。 ……まあ! 真面目そうに見えるけれど、そんな事が。
ちょっとくらいの『味見』は許してくれればいいのに。 私のお父さんは葡萄一粒くらいなら許してくれたわ。
〔冗談めかした一言に意外な顔をしてから、おかしそうに笑った。彼にも子供の頃があったのだと思うと、当たり前だけれど、なんだか不思議な気がしてしまう。
ハーブティーの箱を棚に戻して、〕
(123) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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じゃあ、蜂蜜にしましょう。 ありがとう…………
〔Thank youを言おうとしたところで、不審者発見。
あんな大きな女がいるだろうか。>>105>>106〕
…………
(124) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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[ 「ひょっとして。 以前からわたくしのことをご存知だったのですか?」>>110 という問いかけには穏やかに首を振った。]
いいえ。 ただ、あなたの身なりからそう判断しただけです。
[ サクラコが当然のように身にまとった絹織物の価値を、車掌は知らなかったのだろう。 車掌だけでなく、彼女を囲んだ三等車両の乗客たちも。>>49]
(125) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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ー 人混みの中 ー
…これで、いい……? ………小銭、持ったか、聞いたよね。
[上手く人混みに紛れ込めれば、もう一度見上げた顔は先程の物と少し違っていた。 ほんの少し陰の差した、路上生活者の下卑たような笑み。 皮は幾重にも被る物だ。ん、と差し出した手は『手伝い料を寄越せ』という意図に見えただろうか。 本音を言えばそんな物は要らないのだが。
視線が一方方向に集中するそこは、大道芸人の集客を狙った場所選びのセンスもあってか 辺りをぐるりと見渡せる位置だ。 ここからなら深夜を待つ為の良い隠れ場所になりそうな所に検討も付くだろうか。 しかしきょろきょろするにはまだ早い。 まずはこの『保護者』の次の注文があればそれを伺ってからだ]*
(126) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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〔更に視線を感じて、そちらを見る。
8時間ほど前に雪燕で窓越しに会話した少女がいた。 カゴに先ほど見たちょっと妙な人形と、クッキーの缶をひとつ>>118入れていた。 その彼女が、紳士の方をじーーっと見ていたものだから>>121〕
あら、もうこんばんはかな。先ほどぶりね。 ……お知り合い?
〔紳士と、赤髪の少女を見比べて、 ぱちりと瞬きをしたのだった。*〕
(127) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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いやいや、どういたしまして――、
[少女と言葉を交わしながら、感じる視線の熱>>121に首を動かす。
その先には、人参色の髪をした少女がいた。 異国人が珍しいというわけでもないだろうに、じっくりとっくり、見られている。
先の『素敵な紳士さん』発言といい、この視線といい。 もしかすると、この国の少女たちの審美眼に自分は適っているのだろうかと思いたくなる。 まあ、思ってみるだけならば自由ではあるが、そうでないことは明らかだ。 といって、汚れた大人たちから浴びせられるような、どろりと粘ついた悪意とも違う]
いや……知った顔では、ないはずですが。
[少女>>127に応えて、人参色の髪の少女に視線を向け、なんだろうかと首を傾げた]
(128) 2015/11/30(Mon) 22時頃
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[ 遅ればせながら、簡単に自己紹介した。]
ペラジー・デュランテです。 故国を離れ、ずっと旅をしているので……、
お国を離れてこの列車に乗られたあなたにも、 何か深い事情がおありなのでは、と思ってしまって。
……でも、あなたに切符泥棒の疑いだなんて。
[ 車掌の消えたほうを見やり、苦笑して見せる。]
目立ちすぎますよね? 常識で考えれば、わかりそうなものなのに。
**
(129) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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/* マリオさん、頑張るなあ。
ところで、ルーカスさんのロールに驚いているのは私だけでしょうか。 確かに女装したらグロリアに似ているかも?かも?
(-50) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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― ニズ到着前、二等車両の廊下で ―
[「世渡り下手」なのは、サイラス自身がよくわかっていた。>>1:114 図星を指された苛立ちと、そして――「羨ましい」などという嘲りにしか思えない続く言葉に顔をあげる。>>36 頭に掌で触れられるのはいつぶりか。 殴るでもなく、押さえつけるでもなく、さてそこに言葉からあるように思えた嘲笑はこもっていたのだろうか]
――……もう、施しは 受けない
[余裕のある台詞だ。 たとえそれが「大丈夫か」なんてありふれたものであったとしても。>>37 本当の気配りであろうと、それが他への見栄であろうと――サイラスは赤毛の少女の視線>>100から逃れるように、勢いよく背を向けた――切羽詰っていれば出ない言葉だ。 他者の存在を、無理なく思考の内に入らせるだなんて]
(130) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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― 回想 ―
〔訪れたことがあるのですか?>>116と問うペラジーに シェリーはもちろん! と返す。〕
おばあちゃんのレストランがあるの。 〔丁度その時、聞こえてきた音楽につられるよう、 橙色に染まった外を見た。
けれども、「では、」>>120から続いた言葉に、 シェリーはとても嬉しそうに笑ったのだ。〕
ええ、ええ。是非。 おばあちゃんも喜ぶわ!
〔異国の人でも、そうでなかったとしても。 そういってもらえたのが嬉しくて、 ペラジーの両手を握り軽く振ろうとしただろう。〕
(131) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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/* 40回 残147pt 飴2個もらってしゃべりすぎですねw
(-51) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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〔それから、「お土産、見てくるね」と言って、 彼と微笑みながら別れた。
初めて見た時に彼から感じたほんの少しの寂しさも、 スウェルグの潮風と美味しい料理で和らげばいいなと
そんなおめでたいことを考えながら、 列車の昇降口を降りた*〕
(132) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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/* くらりっさほんとかわいいな・・いやし・・良心・・・
(-52) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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また会えたね。こんばんは。
[今度はちらりと、少女が棚に戻した品とそうでない品を見比べる。>>127 あたしだったらどっちにするかなあ、などと考えている暇はあいにくない。
黒髪の男の人の言葉>>128に続けるようにして]
そう、あたしの知り合いじゃない……けど、 この人がいないせいで大変困ってるであろう人をあたしは知っていてね。
サクラコって名前に心当たりあるでしょ? ね? ね!?
[若干畳みかけるような勢いである]
(133) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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― ラウンジ車 ―
[サイラスは、列車が完全に動きをとめても、暫く壁に凭れてじっとしていた。 動かない車窓。今だけは、このラウンジ車は面白みのない閉じられた空間となり、当然人の姿は少なかった。 腕時計は18時半過ぎを指している。どれくらいずれているのかはわからないが、夕飯時なのは間違いないだろうし、腹が減っていることも間違いがない]
そろそろ ……24時間くらい食べてない、か
[心の余裕は腹の具合にもよる。 勿論それはわかっていた。 けれど今、ポケットに入っている小銭の行く末は、このラウンジ車や駅の売店ではない]
(134) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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/* シグネットリングは左手の小指に嵌めるものですか。
シェリーさん、こちらこそありがとうございます。 どこかで>>131>>132を回収したいなあ。
(-53) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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/* 私だけ列車はとっくに出発しているのですが……(汗 「暫くすれば電車は出発し、スウェルグへの道を急ぐでしょう」とあったので、停車してるのは20分くらいかなあと勝手に。 櫻子さんにも強引にその時間軸へおつきあいいただきました。
(-54) 2015/11/30(Mon) 22時半頃
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/* 時間軸をアピっておこうかなあ。
サイラスさん>>134「列車が完全に動きをとめても」ってニズ到着直後ですね。 キャロライナさん>>133、トヨタさん>>128、>>クラリッサさん>>127がニズ駅の売店 マリオさんが>>126ニズ駅 ルーカスさん(女装中)は>>106「二等車両の席」 シビルさん>>99も駅っぽい。マリオさんと一緒に? イアンさん>>79も駅
(-55) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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……サクラコ? 私がいなくて困っているって、それはどういう……、
[発音の違いに、僅かに戸惑ったが。サクラコと櫻子が繋がって]
……ああ、ええ、はい。それは、ありますが、えっと。
[食い気味で畳み掛けられると、リスニング能力的に怪しくなってくる]
その、彼女に何か、起きましたか。
[ついさっき、すれ違ったばかりなのだが――何があったのだろう。 親切な青年がついていたはずだが――]
(135) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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[ホームで発車時刻の案内が再度されているのが聞こえた。 もう間もなく、合図の汽笛が鳴り、列車はまた白い息を吐き始める。
時間が差し迫っているからこそ、サイラスはようやく足を搭乗口に向け、駅に備え付けられている電話へと向かった。電話をするには短い停車時間。そこには最初、それなりに長い列が作られていたが、今はほとんど人影はない。 小銭を握り締め、短い列の後ろについた]
(136) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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/* 1
(-56) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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知り合いじゃないの?
〔二人の言葉に首を傾げて、 ――じゃあ、なんでそんなに……といいかけたところで〕
…………。さくらこ。
〔どうやら「さくらこ」は誰かがいないせいで困っており その誰かはこの目の前の紳士であると、 赤毛の少女は言っている、ようだ。
シェリーは何がなんだかわからないまま、〕
( なら、お引止めするの、悪かったかな。 )
〔などと、あさっての方向の事を考えながら、 時計を確認した。〕
(137) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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|
……そろそろ、かな。 ありがとうね、ミスター。助かったわ。
〔そう言って、とりあえずレジに並び、 買い物を済ませようとするシェリーだった。 ここで雪燕に置いて行かれたらさすがにまずいのである。**〕
(138) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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―回想・昼頃、食堂車―
わかった。次の駅…… ニズで停まった時に、新聞社へ電話を掛けてみるよ。 担当の奴が居るかはわからないし、第一担当が誰だったのかも、現時点ではさっぱりわからないんだけどね。
[>>62詳しい状況を調べてくれないか、と頼むペラジーに快諾の笑みを向けて、 「すぐに分かればよかったんだけどね」、なんて軽口を叩いてみせた。 ]
(139) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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/* 堪えきれずに改行整形しだすの図
(-57) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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[ その後、サクラコとの会話をいくらか続けただろうか。 ニズ駅を出て数時間、訪れた夜の気配にペラジーは申し出る。]
よろしければ、食堂車に移動しませんか? この国の食事はお口に合わないかもしれませんが……。
[ サクラコが同意すれば、微笑んでエスコートしただろう。 彼女が気乗りしない様子であれば、別れの挨拶を残し、その場を離れただろう。]**
(140) 2015/11/30(Mon) 23時頃
|
|
少年、ね。その子も気になるな。 見たのはサラグニッドのホームでだろう? その時居たのは一人で?子供がたった一人でいたのなら、確かに妙だ。 詳しく教えてくれ。 その子の足取りについても、必要があれば調べよう。
[>>63彼が目撃した少年については、確かに違和感がある。 ペラジーの口振りから察するに、おそらくその記事は一人で読んでいたのだろう。 ただの迷子にしては、些か様子がおかしいように思う。ましてやそのような些細な記事に、何故? もしもペラジーの予想が真実ならば、その少年は今すぐ保護されなければならない。 少年が未だサラグニッドに居るのならば、仲間に連絡した際に捜索を願い出よう。そうでなければ、その足取りを。
……まさかその少年が同じ列車に乗車しているとは、その時は想像だにせず。]
(141) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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|
―回想 ニズ 到着前―
[赤毛の少女が少し歪にウィンクすれば、思わず顔が綻んだ。 何時だって、元気な少女の姿は、心を潤してくれる。身分も打算も何もない。彼女がほんのり思って居ることには気づかずに]
優しい?のでしょうか。
[途中で止まった手は結局、良いわよ別に。と告げられても伸ばされる訳もなく。ただ少しだけ戸惑いを唇に乗せただろう。 旅の思い出にはなれず、笑みを浮かべ。では、次会ったときに。と微笑んで。]
施しではないのにな。
[すれ違った男に>>130放った声は聞こえたかどうか。 いら立ちめいた顔。施しなどではない。 ――這いつくばってでも、其れを受けようと必死だった自分とは違う姿に羨望がこもる目は事実だった。 妹を護る為になら、何だってやった。 それだけがたった一つ、自分にあるものだから。
去りゆく背を見送って]
(142) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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ええ、そうですよ。 …その通りですね、では、また。
[赤い髪が車窓から刺し込む光を受けてなお鮮やかに染まっていくのをまぶしげに見つめては、見比べるような少女の眼に微笑みを浮かべ。 その瞳に何かを指摘することはしない、悪気ないのは分かっていたから。だから、こそ彼女の様な純粋にも見える光がまぶしく>>100
期待の熱に応える笑みはきっとまた。と此方も願いを込めたようなものになっただろう。狭い廊下。戻っていく先で。――ベルが鳴り響くまで後少し。*]
(143) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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/* 皆さん、もっと巻きましょうよww 残り1時間で3dですよ〜。 イベントが始まりますよ〜。
「刻は深夜2時。 突如、電車が止まります。数分もしないうちに再び走り出しますが、 前方の車両に居る客や、販売員などは鉄道警察達が車掌室から電車に乗り込んできた事に気付きます。 彼等は車掌達に『この列車に人狼が紛れ込んだらしい』と告げ、密かに捜索を始めるでしょう。」
(-58) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 23時頃
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/* うーん、時間軸的に合流できそうな人がいません;; サクラコさん、動きづらくさせていたらすみませんでした><
(-59) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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/* 残106ptをどう使おう?
(-60) 2015/11/30(Mon) 23時頃
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ペラジーは、>>71訂正 ×コパートメント ○コンパートメント
2015/11/30(Mon) 23時頃
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………ほーらやっぱり!
[勢い込んで黒い髪の男の人をびしっ! と指差す。>>135]
とぼけるんじゃないの。 あなたと会えなかったからサクラコ、困ってたの。サラグニッドを出る前に。
そう、サクラコと違ってあたしたちの言葉のよーくわかる、 お 付 き の 人 とね!
[もっとも別れてからのことは知らない。 二等車両の廊下でのやりとりを見られていたとも知らない。 ただひとり鼻息をやや荒くして、 コミュニケーションに問題はないよね? と、 ちょっとの間冷静さを取り戻して考えたりもしていた]
(144) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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― 一等車両・コンパートメント ―
[ サクラコと一緒に食堂車へ赴いたか、あるいはひとりで腹ごしらえをすませたか。
夜も深まるころ、ペラジーはベッドに入り、備え付けの毛布を被る。 規則正しい振動と、絶えず床下から鳴るがたんごとんという音にも慣れ、目を閉じながら1日のできごとを回想した。]
(145) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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― 公衆電話の前で ―
[前の人物は、随分と感情豊かに話している。 電話機に向かって頷いたり、空を見上げたり、笑い出したりして。 時間は限られているのに、少し羨ましいような心地になりかけて、サイラスはふと周囲を見渡した]
………
[土産物屋だろうか。 少年にパンと牛乳を与えていた女性が見えた。>>138 特別金持ちには見えないし、三等車両に乗り込むくらいだから、きっと貧民を見下すような人でもないのだろう。きっと、上でも下でもなく、自らがどちらにもならないことを信じているような、平凡な―――。 根拠のない羨望に満ちた想像は、受話器の置かれる音で破られた。 小銭を一枚、ポケットから取り出し、茶色の鞄をもう一度、抱えなおし前へ進み出る]
(146) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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|
[この状況、またも傍の少女を置いてけぼりにしているようなものだが、 声は届いている。「そろそろ」という声が。>>138
列車で旅をする者にとってそれは大事な響きを持つ。 こっちも時間を確認して、目をぱちくり]
ホントだ! あたしもこれ買っちゃわないと!
[あわてて少女の後ろに並びつつ、男の人のこともちらりと気にする素振り]
(147) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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|
[>>111 少年に潜む警戒など察しようの無いシビルは、戸惑いの声も聞こえないという顔で、ただ目的の方向を見て緩やかに歩いていく。 ただの子どもに演技をせよと望むこともない。
>>113 だが少年は「自然な子どもの声」をあげて、シビルのコートの袖をつかんだ。 見下ろした先の少年の顔に浮かぶ満面の笑みに、シビルは何度かまばたきをした。]
………………。
[どう見ても子どもの彼が、なんとも子どもらしい表情を浮かべることは、全く不自然なことではない。 しかし、彼は勿論チャールズなどという名ではないだろうし、シビルのことを知っているわけでもない。まるで「教育」を受けた「お仲間」と遭遇したかのような気分に陥る。
二度目の彼のにんまり顔を了承の合図として受け取ると、シビルの視線は少年から離れる。]
(148) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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「火」が怖くないのか。 それなら一緒に行こう。
[残念ながらシビルの顔は、シビルの内心の複雑さを繊細に表現できるような作りではない。 少年がどうしてシビルに合わせてくれるかは分からないが、彼もまた天の使いなのだろう、ということにしておいた——
——少年の背景や経緯などに、好奇心を発揮しても利は無いだろう。 であれば問題が発生しない限り、都合良く解釈しておいた方が身のためになる——何事も。]
(149) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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|
[>>117 この場限りの関係であることを互いに理解しているので、前の方へと息急く—そう見える振る舞いをする—少年に、同意の声を返しながら群衆の中へと踏み入れる。
警戒していた背後の人間は、こちらへ来る様子も無い。 幸いである。]
(150) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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― ニズ駅・ホーム ―
[>>81 異国の少女が、くすくすと笑ってこちらを見上げるのを見て。イアンもつられて笑った。]
任せてよ、こう見えても女性のエスコートは得意なんだ。
[そう言えば、彼女はどんな反応を返しただろうか。 もしかすると、女遊びが得意だって意味に勘違いされたかもしれないけれど。]
さ、サクラ、コ? 少し、言いづらいね。慣れない発音だ。 俺はイアン。呼び捨てでもいいよ。 ……さ、それではお嬢さん、どうかはぐれないように、ね?
(151) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
|
|
— 人混みの中 —
[老若男女の目は、大道芸人の一挙一動を逃さぬように見つめている。 切符をすられたシビルが人のことを言えぬが、スリにとっては絶好の狩り場にも見える。
>>126 少年の声に、先ほどよりも擦れた響きが混じっている気がした。 シビルは相変わらずの無表情で彼を見下ろすと、彼のいかにも報酬を期待する顔をうつろに見つめた。]
……完璧だ。
[意地汚い生存方法を知る子どもの、模範のような姿だと思う——それすら「皮」だと見抜けるほどシビルの思考は伸びない。 伸ばさない。]
(152) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
|
|
[>>82そうして歩き始めれば、櫻子が見せたのは先程落とした写真。]
ああ、やっぱりお兄さんなんだね。 少し似ていると思ったんだ。 ……お兄さんはこちらに? 探しに、ってことは、何処にいるのか分かっていないのかい?
[やがて話始める櫻子の言葉には、相変わらずの好奇心を隠そうともせず、話の続きを促していく。]
(153) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
|
|
[財布を取り出すと紙幣を数枚引き抜いて、少年の手に握り込ませる。 その手に触れて、何かを感じ取ることも無い。 あとは少年と適当にはぐれるだけだと思ったが、ふと思いついて小さな紙と鉛筆を取り出す。 手のひらに収まる紙へ、適当な書き付けをして四つに折り畳み、少年の手に握らせた。]
あの大きな木の根元、鳩に餌をやる老婆が居るだろう。 その人に、これを。
[それだけ言うとシビルは視線を少年から外し、他の人々の視線の集まる方を見る。 まさに今、芸人が火吹きの芸をして、拍手喝采を浴びている。 それにならい、シビルも芸人へと拍手を送った。**]
(154) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
|
|
[小さな紙の中には、こう書いてある。
“北大陸 菊 夏” **]
(155) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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[その意味は「無意味」。]
(-61) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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―現在 二等車両―
[如何やら鳥籠の主は不在だったか。 とんとんとその籠を何度か突き、周りを見れば此方を見る好奇な視線。見られたのなら目的は果たした。本来なら、誰かとやり取りをして記憶してもらうのが一番良かったが、贅沢は言うまい。
ホームでの視線を思い出した。>>124 彼女は気づいてなかったはず、どやっと少しだけ得意げな顔をベールに隠し。二等車両の切符の席へ腰を下ろした。その仕草だけなら、女性そのもの。
ただ、どう見ても大柄だった。 骨太さは、ゆったりした衣服で隠せているが。 大柄オンリーワン。誰だって喧嘩を売りたくないような、垣間見える顔が意外と美人よりなのが悔しくなるような――大柄女はしばらくそうして座っていたが。
列車が発車するよりも前。込みあう前に誰も居ないときを見計らって姿を消すだろう。向かう先は、一等車両と二等車両の間のトイレ。
其処で化粧を落とし髪を掻き揚げては、また服を着替え。頃合いを見計らい、一等車両の席に戻っていった。*]
(-62) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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[ 結局、イアンはやってこなかったが、 「ニズで停まった時に、新聞社へ電話を掛けてみるよ」>>139 と請け合ってくれたので、芳しい情報が得られなかったのかもしれない。
ぶかぶかの外套に赤い手をした少年>>141のことを話せば、強く興味を持った様子だった。 ペラジーは、彼の外見、特に両手が酷く赤くなっていたことを伝えた。]
単純なしもやけには思えませんでした。 何かの怪我を、治療しないまま放っておいたのでは、と……。
[ ニズ駅でその少年の姿を目撃する>>29とは予想せずに。]*
(156) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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/*あ、やべ残りポイントねえwwww よしwwこれ落としてしまおう
(-63) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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/* はー……キャロ可愛い。 そして女装ルーカスとか何それときめく。
もうきゅんきゅんして早くロル打ちたいのに。 箱が奪取できない……ぐぬぬ。
ルーカスときめくわあ……なんだろう。これが恋なのか。
(-64) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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/* じらされた(けどたのしい)>>142>>143
(-65) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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/* 紳士的 ≠ 優しい
である。どういうことかは言語化できてないけど
(-66) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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―現在 二等車両→―
[鳥籠の主は不在だったか。 とんとんとその籠を何度か突き、周りを見れば此方を見る好奇な視線。見られたのなら目的は果たした。本来なら、誰かとやり取りをして記憶してもらうのが一番良かったが、贅沢は言うまい。
ホームでの視線を思い出した。>>124 彼女は気づいてなかったはず、どやっと少しだけ得意げな顔をベールに隠し。二等車両の切符の席へ腰を下ろした。その仕草だけなら、女性そのもの。
ただどう見ても大柄だった。 骨太さは、ゆったりした衣服で隠せているが。 大柄オンリーワン。誰だって喧嘩を売りたくないような、垣間見える顔が意外と美人よりなのが悔しくなるような大柄女はしばらく座っていたが。
列車が発車するよりも前。込みあう前に誰も居ないときを見計らって姿を消すだろう*]
(157) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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ああ……サラグニッドを出る前。
[確かに、お付の人とはぐれて、困っていたようだった。 なんといっても、旧熊野財閥の令嬢だ。 こちらの言葉も完璧な人物を付けたに違いない。 そんな従者とはぐれたら、それはもちろん、困るだろう。
なにか微妙に違う気もしたが、なるほどと、頷いた。>>144]
ああ、そろそろ乗車時刻か――お嬢さんたちも、雪燕の?
[自分は特に何を買うでもないから、問題はないが。 一刻を争うというほどでもないが、あまりのんびりとしてもいられない。 といっても、この状況でさっさと自分だけというのも、どうかとは思う]
なんなら、荷物を持とうか。
[紳士と言われたからというわけでもないが、一応、そのように申し出てみた。 問題ないようであれば、会計をする少女たちに一礼して、列車に戻るだろう]
(158) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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ルーカスは、一等車両と二等車両の間のトイレで、また姿を変えれば一等車両の席に**
2015/11/30(Mon) 23時半頃
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……へへ、わかってんじゃん。
[握らされた札>>154に満足げに笑って『見せた』。 それを外套のポケットに突っ込むと、また顔色を伺う。 手渡された紙は、四つ折り。中に何かが入っている訳でもない。 へえ、といかにも興味深そうな声を出してから、 その指示に頷いた]
いーよ、こんな貰っちゃえばサービスしないとね。 …サンキュ、親切な人。
[また下卑た様に笑うが、歓声が聞こえれば 合わせてすごい!だのかっこいい!だの白々しい歓声を上げた。 子供という物は多少演技っぽくてもそれらしく見えるものだ。 少年はそれをよく理解している。
しかしきょろきょろと人の隙間から見回せば、 本来の目的–––ここで夜を待つ事は絶望的かもしれない、と少年は密かに眉を下げた。 あちらこちらに鎧戸の為の、手回しの開閉機が見える。 信心の強さは治安の強さか。閉じ込められては元も子も無い]
(159) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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[隣に居る、彼女とよく似た髪色の男とすれ違う時、二人がいくらか言葉を交わしたのが分かった。>>73>>88
分かったとはいっても、何を言っているのかはイアンにはさっぱりわからない。 もっと大手の新聞社ならば、国際情勢を知るためにも、東国の国の言葉を学ぶこともあったのだろうが、残念なことにイアンは大して大きくもない、地方新聞の記者に過ぎない。
>>91男はこちらへも、顔を向けて何事かを呟く。 何という意味なのかは、やはりわからない。
わからないけれど、きっと悪い言葉ではないのだろう。 彼の表情は、少しばかり優しいもののように感じられたから。 それさえ分かれば、たとえ言葉が通じなくとも、問題はない。 任せといてよ、と言わんばかりに男の方へとはにかんで、彼らはやがて去る。]
(160) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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[受話器を握る手に汗が滲む。 交換手に番号を告げて待つこと暫し]
………サイラスだけど
[それから暫く、サイラスは相手の言葉を黙って聞いていた。受話器を下ろしそうになる手を、左手で押さえつけながら、時折瞬きしつつも聞いていた]
ごめんよ ……もう、かけない
[返事を聞く前に左手を右手首から離せば、受話器はすぐに下ろされ、遠く離れた場所を繋いでいた線は、断ち切られた]
(161) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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知り合いかい?
[隣の櫻子に尋ねれば、彼女は何と返しただろうか。]
……さっきの人、俺に何て言ってたの?
[いいや、少しだけ、前言撤回。 格好をつけたのは認めよう。
……彼が自分に何と言ったのかは、やっぱり気になる。]
(162) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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〔紳士が「さくらこ」のおつきの人だったのかどうか―― それは、彼が明言しなかった為 シェリーにはわかりかねたが〕
「さくらこ」って、身分の高い人かな。 お付きの人なら、もう少し慌てるような気もするけど。
〔などと言っては、紳士のほうに視線をやって、 後ろにならんだ赤毛の少女に視線をやって、 なんだかかみ合わない会話に首を傾げた。 >>158>>147〕
(163) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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[ あの少年は、フェンスを軽々と飛び越えて>>27いなかったか?]
(164) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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「ああ、そろそろ乗車時刻か――お嬢さんたちも、雪燕の?」
そうよ。私も雪燕に乗るの。あなたも? なら、嬉しいわ。
〔途中の申し出にはこう返した。〕
いいのよ。 私は蜂蜜の瓶一つっきりだもの。 それより……彼女、 ちょっと人形大きいんじゃないかな?
〔荷物を持ってくださるというなら、 彼女に、と赤毛の少女を示しつつ、
シェリーは会計を済ませて、 雪燕へと戻っていこうとする。〕
(165) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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/* よし、表の喉を使い切りました!
(-67) 2015/11/30(Mon) 23時半頃
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…ぼくトイレ! 先行っててよ、一人で出来るもん、絶対だよ!
[火を吹き終わるのを見届ければ、彼はぱたぱたと群衆の中から出て行く。 樹木の下の老婆と言ったか、それくらいなら大丈夫だろう。 彼女もどうせ、自分を『使いの子供』としか見ない。 隠し事や謀り事をしている者は、自分に関して用心はすれど それは自分が暴かれない為、相手を暴く余裕は少ない。
…相手に言いがかりを付け、 上手く『仕立て上げる』事は出来れど。
さて、樹の下に老婆は居ただろうか。 居ればまた『鳩さんの餌ちょーだい!』と言いつつ その差し出した手には折り畳んだ紙が一枚あった筈だ。 手を開いた瞬間に、紙までがほどけて幾つかの文字>>155が見えてしまったかもしれないが、 それを暴く様な余裕も、少年自身には無いのである]
(166) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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〔――途中、金髪の男性がみえた。>>146
公衆電話の列に並ぶ彼の、 ほんのり陰鬱な横顔をじっとみてしまったのは 何故だったか――シェリー自身、わからなかった。**〕
(167) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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[サクラコ>>122、と。 ペラジーのたどたどしい発音に、思わず笑みが零れた]
まあ、わたくしの身なりから? 東洋の文化にお詳しいのですね。
[久方ぶりにお兄様に会うのに、と。 とびきりの着物を選んできたのだ。 お気に入りの服を褒められれば、やはり気分は良かった]
ペラジー様。 貴方様も故郷を離れて旅をなさっているのね。
[お仲間ですね、と櫻子は上品に微笑む]
(168) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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食堂車に? まあ、喜んで。
[>>140ぱちん、と手を合わせて顔を輝かせた]
旅は道連れ世は情け。 わたくしの故郷のことわざですわ。
[それから食堂車に移動して、ひとときの食事を楽しむだろう。 食事の間中、櫻子はじっとペラジーの瞳を見ていた。 寂しそうな瞳だ、と櫻子は思う]
とても美味しい料理ですわ。 ……でも、故郷の味がやはり1番ですわね。
[心の内を悟られまいと笑みを浮かべる。 郷土話に花を咲かせて。やがて自室に戻るだろう*]
(169) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/12/01(Tue) 00時頃
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/*あっ喉がヤバい(今気づく)
(-68) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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/* サクラコさんにお返事>>168、>>169 断られるかもと思っていたので、嬉しいです!
(-69) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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/* イアンさん、頑張れー!
(-70) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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[––––振り向けば、清掃が終わったらしい。 客が次々に、雪燕へと戻っていく。 強力な『保護者』という隠れ蓑を一時的に得て、 何とか板挟み状態をやり過ごす事は出来たが。 どうやら自分はここで降りられない。 降りて街をうろつきなどすれば、善意に『拾われ』 温かい人間の食事等を喰わされながら 丁寧に身元を調べられるのがオチだ。
先程までの快活さが。狡賢さが嘘だったかの様に、 再び列車に戻っていく労働者達の行列に、背を丸めて紛れ込む。 三等車両に戻ったならば、またあの少女が見つけに来る可能性があるのだ。 また、少年の胸中に不安の風が吹き込んで来た。]
………空、室…?
[ふと眺めた車両の窓に、カーテンが紐に巻かれたままの部屋がある事に気付く。 購入されたのに使われなかった切符>>0:67があったのか]
(170) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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/* マリオくんが気の毒で胸が痛いです先生!><
(-71) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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[公衆電話を背に、暫くサイラスは佇んでいた。 今はぼんやりとした吐息を残すだけの雪燕を見上げながら、茶色い鞄という全財産をしっかと抱え、ポケットの一つから一等車両の切符を取り出した。
一緒のポケットに入っていた、さっきのよりも少し価値の高い硬貨を、売店でとある品物に変え、搭乗口、一等車両の切符を、車掌の一人に差し出した]
(171) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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/*さて、戻ってきたけどメモ更新するの忘れてたねw
(-72) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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[黒髪の男の人はこっちの言葉になるほど、と頷いただけ。>>158 もしもホントにサクラコのお付きの人なら、 こんな――なんというか、暢気にしているのは変じゃあないかな?
傍の少女も似たようなことを思ったようで。>>163]
うん……あたしもそんな気がしてきた……。
[応えるキャロライナの声はちょっとずつしぼんでいく。 おまけに苦笑いもついていた]
ええ。終点のスヴェルグまで。
[あ、またお嬢さんって言われた。 現金にもちょっとだけにこにこしながら頷いた]
(172) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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[決意した様に、乗車口を上がり。 彼は三等車両の前で、二等車両の方向に向かった。 そのまま歩き続けば一等車両の廊下。 –––––車掌が居る。だが、口論をしている>>75。
紛れ込むなら今のうち、と。 彼は使われた形跡の一切無い部屋に、するりと滑り込む。
もし、誰かが来て自分を見つけたら 『かくれんぼ』と誤摩化して、一目散に逃げるしか無いが。 今のところ、一番見付かる可能性は低そうだ。 これが一番最良だと、少年は判断し。 寝台の真下、荷物を押し込むスペースにその小さな身を押し込み、横たわった。
ここもまた、上等な隠れ家だ。]
(173) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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うーん………。
[少女の言葉に、思わずぬいぐるみと見つめ合う。>>165 これを持ってただ走るだけなら問題はあるまい。 ただ、列車に間に合うように走るには……ええい迷っている暇はない]
じゃあ、恐れ入るけどこっちの方、お願いします!
[清算を済ませればぬいぐるみを黒髪の男の人に渡し。 キャロライナはクッキーの缶をしっかり抱えて、 雪燕までの道を急ぐ]
(174) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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[ちょうど、発車のベルが鳴り出した頃合。 チェックは甘く、サイラスは下手な演技をすることもなく、無事に再び雪燕に乗り込むことが出来た。 今度こそ、一等車両へ向けて歩き出す。 思わず買ったポストカードにメッセージを書くためには、落ち着いた席が必要だった]
(175) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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