17 吸血鬼の城
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
厭世家 サイモン が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ランタン職人 ヴェスパタイン、記者 イアン、花売り メアリー、薬屋 サイラス、奏者 セシル、詩人 ユリシーズ、水商売 ローズマリー、執事見習い ロビン、墓荒らし へクター、長老の孫 マーゴ、小悪党 ドナルド、本屋 ベネット、靴磨き トニー、牧人 リンダ、良家の娘 グロリアの15名。
いざさらば我らに賜え、幻惑の尊者
百年を刹那に縮め、血の磔(はりき)背に死すとも惜しからじ
願うは極秘、かの奇(く)しき紅の夢
祈りに身も霊(たま)も薫(くゆ)りこがるる
-----
運命の水盤にふたつの名が浮かび上がる…
■本日の贄(投票先)に選ばれたのは<<ランタン職人 ヴェスパタイン>>です。
□本日の血の洗礼(襲撃先)に選ばれたのは<<薬屋 サイラス>>です。
※贄と重なった場合、またはヴェスパタインかローズマリーが出た場合は振り直します。
(#0) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/*
お兄様、いきなりでふいた。 振りなおしですね、わかります。
(-0) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* ちょwwっをまwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
城主真っ先に死ぬってどうよwww
(-1) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* いきなり城主さまっ!?
ラ神ェ……。
(-2) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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ランダム神! そりゃねーだろうよ。
(-3) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* おいwww城主いきなりかいwww
(-4) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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|
/* あら。
あらあらまあまあ。
いきなり城主様だなんて、ラ神も無体なことをおっしゃいます。
……わたくし、お代わりしましょうかしら。 ああ、でも。今日の襲撃がサイラス様なら、 もう少し生きていた方が、楽しい事が出来そうなのですが…。
(-5) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* あれだけ無敵ロールまわした後 さっくり吊られるのが恥ずかしいよママ!
や、良いんです が。
(-6) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* いっきなりヴェスパタイン出たww 襲撃いいね、襲撃!!
今日の吊りって墓下おひとりさまご案内なのね。
(-7) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* なああぬっ!!!
吊りも振りなおしだと思ってました(← 城主がいきなり殺されるとか凄い噴くけど、まあ酷い。 ヘクターさん大活躍とか?
(-8) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* 襲撃貰う前に死ぬのもアレですが、まあ立場からすれば妥当かなってw */
(-9) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 23時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* とりあえず今日のデフォルトはイアンだった。 そして襲撃あたったサイラスはおめでたう! (´・ω・`)イイナー
(-10) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* はっ、そっちは違ったか。 え、えええ…… ちょ、ちょっとまって。まってぇぇ。
(-11) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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まあ、様子見て、吊り身代わり出なければ、おれが。 ランダム振った村建てですしw
(-12) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* あ、そうか 半狼だから今日吊りは三日目一人なのか! どうしよう変わってもらうの悪い気がしてきた
(-13) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* 灰ログ祭りと予想した!!!!
(-14) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* 皆さん、爆笑の流れ。 てっきり振り直しかと思ったら吊りなので違うのですねw(その分気付くの遅れた */
(-15) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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/* そして何時まで続くメモ乱舞w */
(-16) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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/*
デフォルト投票はセシル。 襲撃はリンダ、でした。
一先ずサイラスに襲撃セットしておこう。
(-17) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 23時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 23時半頃
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/* >偉大なるラ神の偉業を称える四行詩
ユリシーズは書くといい、書くといいwww なんだこれたまらない、確かにめっさ芝生えますね!!!
(-18) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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/* メモラッシュw 長いよw
(-19) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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/* ぐすんぐすん メモ乱舞も私の所為な気がしてならん
すまん なんかもうほんとすまん。
(-20) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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方向性決まらないと『だるまさんころんだ』状態で困ったなとか。 明日は平日なんで、休憩時間位しか昼間接続出来ないんだよな(トオイメ
(-21) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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割と困った。 どう動こうかなとか。
迷ってるから、落ちてもいいかという甘い考え。
(-22) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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凄くどうでもいいけど、 "返り討ち"って私がされる側なんですよねw
(-23) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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―地下― [アメジスト色に染まった髪が風の無い地下牢でさわりと揺らぐ。 妖しくも美しい城主の薄い唇からは牙が覗いていた]
……薄々、気付いているのだろう? 私がどのように呼ばれているのか
[>>1:408正体を明かす事に躊躇する様子も無く 微笑みはいっそ燦然たる有様だった]
(0) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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/* 胃がきりきりしますってば! どっちか選べといわれても
グロリアが真っ先に名乗り上げてくれたから 其方にお願いするのが良いのか RP上で妖しく美しくならユリシーかなとも思うし
どうしたらいいのさ! 2人の意見も聞きたいです、先生
(-24) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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あら、これだけの古城、しかも人が住む城は珍しいと思いますが?
[城主の言葉(>>1:407)に心から不思議そうな顔をした。その後の発言(>>1:408)を聞いても酷く察しの悪い愚鈍そうな素振りのままだった]
(1) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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[>>1:407 教えられた情報と、城主であるのに一介の―しかも侵入者であった―客への対応の丁寧さに心から頭を下げ
>>1:408 次の言葉に、一瞬おいて目を閉じた。 それは亡きミッシェルへではなく、今この場にいる彼女の弟を慮って。 性質の悪い冗談は姉を思ってきた友人には酷だ。 そう思う男は、城主が吸血鬼である真実を知りもしなければ、吸血鬼など伝説上のものだと考えていた。]
城主サマ、ベネットはずっと姉さんのことを心配していたんすよ。 冗談はやめていただけりゃあ… [その言葉の途中で>>0現実を目の当たりにする]
(2) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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[サイモンに訴えかける記者の声も メアリーの呼ぶ声も女には届いていた。]
――…サイモン。
[名を甘く囁いた。 遠い昔、男が聞いた響きにも似て。 男の手に力が籠もるのを感じ女は哀しげにわらう]
莫迦ね。 早く逃げればよかったのに。 本当に……貴方は……
[男の首筋に残る二つの傷痕を女の舌先が擽る。 その痕に重ねるように女は牙を突きたてた。 男の表情に快楽の色が濃くなる。 突き立てられた牙から溢れる赤は命の色。 それが女へと流れ込み男の色が失われてゆく]
(3) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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[それは男にとって現実ではなく、お伽噺であるべきものだったが。]
…っ [単音でさえ言葉は生まれてこず、虫が這うような 感触を覚えた眼帯をその奥の左目をぐっと押さえた。
頭を振り、それでも信じられないといった顔で城主を見やる]
(4) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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――廊下――
……そんなこと、ないです。 いきなりだから驚いただけで。
それに、あんまり、お腹が空いてなくて……。 [恐ろしいものに見えたか、と苦笑する白薔薇に向けて慌てて首を振り、もごもごと答える] (この人は城の召使で、魔物……なんだよね。でも――)
[此方に向けられる青が不意に和らいだように見えた。 ヘクターの忠告は当然覚えているけれど、その相は魔物の従者に相応しくないように思えて。少女の黒い瞳に戸惑いの色が浮かぶ]
執事、さん……。白薔薇さん……はヘクターの友達、なんですか?
(5) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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―地下牢― >>1:408>>0 ……っ!!
[本人の口からの、「姉を喰らった」という言葉。思わずにらみつけるも、胸元の銀の翼をぎゅっと握る手はかすかに震えている]
……ええ。 ……もっと、隠すかと思っていましたけれど。
……貴方が、姉さんを。
(6) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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グロリアーーーーーーー!!!!! (はぐ
(-25) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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[渇きを満たす甘く馨しい赤に女の眸には悦楽の色。 とろりと蕩けるような男の情欲を誘う貌。 女を抱きとめていた腕が力なく垂れた。 やつれていた男が更に病的な姿となり 自らの身体すら支えられない。 名残惜しげに女は男の首筋から唇を離した]
――…貴方も私も 逃れられない。
[何からとは言わず女は男と共にその場にぺたりと膝をつく]
おやすみなさい、サイモン。 せめて向こうで愛しい人と会えると良いわね。
[労るような何処か優しい響きを向けて 女はそろりと絡めた腕を解いた]
(7) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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けだ…もの…?
[ドナルドの息を呑む音も、ベネットの震えた声も耳には届かず。ただ何かに魅入られたように、城主の貌を、その牙を...は凝視していた]
けものの、きば けものの、きば きば きば きば
[呟き続ける。何かを繰り返すように続けるように]
(8) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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−サイモンの客室−
[男の首筋に、女の口の奥にある牙が突き立てられる。 青ざめてゆく膚の色、びくびくと震える指先、緩やかに落ちてゆく呼吸のペース。それだけならばただ生物として命を狩り取られゆくだけの光景である。
……そう。 彼の蕩けるような視線さえ無ければ。 男の肉体が、その精の根を昇らせていなければ。]
[眼鏡を指で押さえつつも、その一挙手一投足を見逃さずに観察を続ける。主人たる女のそれではなく、「刈り取られる」男のそれを。]
(9) 2010/06/20(Sun) 23時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 00時頃
|
―客間・サイラスの部屋―
[そのまま、マーゴが起きるまで部屋を出ることはない。 ただ、立ち上がり、窓を開けて外を見る。
森は深い霧に包まれ、晴れる様子はない。 狼の遠吠えはしなくなっていたが、何かが動く気配もない。]
――……いずれ、出る方法を考えねばなりませんね。
[そして、腰の護身武具を引き抜き、手入れをはじめる。
それは、銀色に輝く、短剣。]
(10) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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――廊下――
それは…… 驚かせてしまって申し訳ありません。
ああ、では空腹を感じましたら、いつでもその影にお申し付け下さいね。呼んで下されば私がお伺いすることも出来ますので。
[小さな客人の影に潜む、影。 それがざわりと蠢くのを嗜めるように一度視線をやれば、 戸惑うような声音が不意に一つの名を紡いだ]
友達…… そうですね、かつては、友達だったかも しれません。
[困惑に寄せられた眉根は、繕うようにすぐに微笑を取り戻す]
(11) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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|
――…冗談かどうか 試してやろうか。
[信じられぬと言う風なドナルドへ、低く冷たい声音を向けるが 城主が向かうのはベネットの傍。 一歩、歩みを向けるとまわりの空気がざわりと騒ぐ]
隠す気は、無いな。 あれは――私が生き血を啜り、亡き者にした筈だ。 尤も食事の記憶も曖昧ではあるが。
[とるに足らぬ存在だったと、暗に告げる。 ふと、牙を見たグロリアの様子に、違和感を覚えた]
(12) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 00時頃
|
/* ユリシーとぐろりんに 足向けて眠れない。
二人とも有難う有難う愛してる。
(-26) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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|
―サイモンの客室―
……サイモン、……さん。
[人知を超えた快楽。 死にゆく男は、しかしとてつもなく幸せそうで。 メアリーの声は、青年にも聞こえたというのに]
――
[吸血鬼の殺し方。 まさか、ここで、このまま目撃してしまうなんて。息が継げない。声が紡げない。ただ、立ち尽くすしかない。視線は――ローズマリーとサイモンから、引き剥がせないまま]
(13) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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|
笑った口。 囁いた口。
[吸血鬼の城などという噂も、ベネットの姉が死んだなどという話も彼女の脳裏からはとうに吹き飛び、消し去られていた]
赤い赤い喉。 白い白い歯。
[大きな口をあけてよく笑う人だった。 楽しい事を見つけては、面白がる人だった。 何処かへ旅に出ては、その思い出を愉快げに語る人だった]
(14) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
[黒薔薇の視線を感じる。 見入るその眼差しに自らの視線を絡め くすりと、まるで心の内を見透かすかのように艶やかに笑う]
ロビン。 後は貴方に任せても構わないでしょう?
[有無を言わせぬ魔性の声音。 見ていた彼に対する事は何一つ言わず くずおれる贄の男をその場に置いて女は立ち上がる]
(15) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 00時頃
|
噛み砕かれ、 引き裂かれ、 玩具のように千切れ落ちていったもの。
その口が、
[――を切り裂き]
その口が、
[――を貪り]
その口が、
[――を食べ尽くした]
あ、ああ……
(16) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 00時頃
|
─サイモンの部屋─
い……や……。
[ローズマリーの唇が、いっそ優しく甘く兄の首筋へと寄せられます。
悦楽の色、蕩けるような歓びの色。 ───けれども、生命を失わせる「死」そのものの色。]
……っ。
[兄は。
ついに、ローズマリーの吸血鬼たる所以を言葉で明かすことはありませんでした。それは、過去の形見への感傷であったのでしょうか。それとも、未来へ託す希望であったのでしょうか。
けれども、それが明かされることは遂になかったのです。 ───そう、永遠に。]
(17) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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[>>6 >>8 友人が非現実的なものを拒否感なく受け入れる姿も 貴族の女が2単語をつぶやき続ける姿も]
…気色悪ぃ。 [息苦しそうに呼気を震わせ、小さく言った。 いまだ左目を抑えたまま。 今や城主の雰囲気に反応するのは左目のみではなく、 その身体に刻んだ色素も肩の真新しい傷もじくりじくりと。
>>12 城主が異様な雰囲気を纏いベネットに近寄る] おい、ベネット…っ
(18) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 00時頃
|
いやああああーーーーーーーーっ!!!
[上がった叫びは、誰のものであったのでしょう? 遠く遠く、自らの声さえも遠く聞こえるのです。
もつれるような足が、2人の元へと向かいます。 ───もっとも、阻むものがあるなら捕えることは容易なほどに、足取りはひどく不確かに。]
(19) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
グロリアに惚れそうな中身です。 ぎゅーとしたい。
(-27) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
―廊下→浴室― [>>1:329にふと寂しげな表情を浮かべると、]
だった―…‥、物です。
それは穢れた汚濁を内に持つ人間より、清廉さを保っている人間の方が、 ――魔を払う効果はあるでしょう。
[そして踵を返し、浴室の方へ。 今日味わった幻の生々しさに男は身体に筋が残る程に、浴室の中で洗い続けるだろう。]
(20) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
小悪党 ドナルドは、良家の娘 グロリアの発狂ともいえる様子を茫然と眺め
2010/06/21(Mon) 00時頃
薬屋 サイラスは、遠く、誰かの悲鳴を聞く・・・・・・眉を寄せた。
2010/06/21(Mon) 00時頃
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あの人は、私を――なかった。
[それは満月の夜の食事会の日の出来事。 誰も知らず、誰も判らず、誰も覚えてはいけない記憶]
狂っていたのに、 あんなに狂っていたのに、
[歳の離れた婚約者に夢を語っていたあの人。 人生というものを大事にしていたあの人。 誇りを持って生きていたあの人は]
私を見て―――
[戻ってしまった。 正気を取り戻して、しまった。そして今自分もまた――]
あああああああああああああああああああああああああっっ
[絶叫し、牢獄から駆け去っていった]
(21) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
−サイモンの部屋 >>15−
……仰せのままに。
[一礼し、部屋から去りゆく女の言葉に従うように、サイモンと呼ばれた男の死体に手を差し延べる。]
(22) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
[僅かな血の匂い。 男の肩口からか、其れとも 遠目に感じる――あの男のものか。 絹を裂くような悲鳴はたとえ地下であろうと 己の耳には届く]
……牙が、恐ろしいか 其れとも、私が恐ろしいか?
[グロリアの様子には、僅かに眉を寄せた。 此処ではない何かを見ている風に感じて]
(23) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
メアリーさん!
[響いた悲鳴で、我を取り戻す事が出来た。悲鳴と共にふらりと進み出る彼女。 だが、彼女に伸ばした腕は宙を掻いた。せめて名を呼ぶことで、足取りを止めさせようとする]
……化け物め。 そうやって、何人の人間を……!
[ローズマリーに視線を向ける。恐怖と驚愕と、そして怒りを込めた]
(24) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
嗚呼……良い、悲鳴が聞こえる。
[満足気な囁き]
良い子だ 私のローズ
(*0) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
――…貴方も快楽が欲しい? 味見程度ならば命は落とさなくてよ?
[眸を逸らせずにいる記者に甘い微笑。 女の渇きは既に満たされていたから それは愉しむだけの誘い]
…………。
[メアリーの叫びに女は瞬いた。 阻む所以もなく女はサイモンから離れる。 彼女に謝ることはしなかった。 ただ静かに其れを見詰めるだけ]
(25) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
― 客間・サイラスの部屋 ―
[どれほどの時間が流れたものだろうか。 そもそも、この城に、時間は流れているのか…。 誰かが言った、そんな言葉が耳の奥に蘇り――
ふ……と、目を開く。]
―― ん…
[微かな吐息が零れ。 身を起こそうと、ゆっくり頭を持ち上げた。]
(26) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
[死体に近づく娘のことを制御する仕種はひとつとして見せない。その代わりに、いたわりの言葉を掛けることもない。
ただ目の前にあるものを片付ける。 仕事を淡々と遂行する。 それだけのことだ。]
(27) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
>>12 [近づいてくる。逃げてしまいたい。けれど、足が動かない。姉をとるに足らぬ存在だったと告げる領主を無理やりににらむ]
……許さない。 裏手の沢山の墓地に眠っている人々すべてを喰らってきた 貴方にとってはとるに足らないかもしれない。 だけど、大事な……やさしい姉さんだったのにっ……!
[ぎり、と唇を噛む。声が震えているのは自分でもよく分かった。けれど、止められない。それを気にかける余裕は無く]
(28) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
かつては……。じゃあ、今はもう、 [友達じゃないんですか? どうして? ――そんな言葉は飲み込んで]
……白薔薇さんはやっぱり、あっちの ひとなんですね。
[青から視線を逸らせないまま、少しだけ悲しそうに呟いた]
(29) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
記者 イアンは、執事見習い ロビンの様子には、理解できないと頭を横に振る。
2010/06/21(Mon) 00時頃
本屋 ベネットは、良家の娘 グロリアが絶叫して去っていくのをぽかんとして見送る
2010/06/21(Mon) 00時頃
|
今の叫びは……。
[女の悲鳴、その方を向くも、足は動かず…。 それは、あまりにこの城にそぐっている音だったことと、だからこそ、ここにその娘を一人置いておくわけにはいかない、ということ。
ただ、扉に向かい、その戸は開けて廊下を覗く。]
――……あちらですか。
[サイモンの客室の方面、それを確認したとき、>>26マーゴが覚醒していること、まだ知らず…。]
(30) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
ああああああああああああああああああああああああああ
[喉が裂けんばかりの絶叫と共に、階段を上り駆けて行く]
『あの人は あの人は あの人は!』
[自分の目の前で、自分を引き千切った。 家族を喪った娘の前で、 頼るべき者を亡くしたばかりの子供の前で、 狂乱の果ての詫びの言葉と共に、 ただ一人、縋るべき者は自ら砕け散った]
(31) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
― 自室 ―
や、だ。 やだ。やだ、やだやだやだやだ!
[子供のような駄々をこね、宛がわれてた自分の部屋へと駆け込んだ]
死なないで! 死なないで! 死なないで!
[少女は必死に死にゆく婚約者を呼ぶ。 異形の者と化した者を。 月の魔力に惹かれて狂い果てた者を。 彼女自身の家族をその牙と爪で――た者を。]
(32) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
[城のどこかで少女の悲鳴が静寂をつんざく。 そしてまた、地の底からも絶叫がこぼれた。]
始まったか――…
(33) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
>>21 ……あーのお嬢さんは何なんだ一体。 デートの約束でも思い出したか。 [だが貴族の女が生み出したさらなる衝撃のおかげで 軽口を言う余裕は戻ってきた。
じわりじわり、は収まることはないけれど。 友人の様子>>28を片目で拾う。 何をすべきか、否、何をしていいのかが分からず]
(34) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
[正気を取り戻した記者につまらなさそうな貌]
ヒトではないことは認めるわ。 でも、化け物と呼ばれるのは好きではないの。
[何人を犠牲にしたか。 その問い掛けには答えなかった。 向けられる負の感情に柳眉が顰められる]
(35) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
―浴室→客間―
[代わりの衣服に袖を通す。 影の者に汚れた服は洗って返して貰う様に頼むと、客間の方に戻る為に歩き出した男の先には騒がしい気配。]
……。
[少し首を傾げたが、そのまま踵を返す様に、客間に戻った**]
(36) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
>>32 や、だ。 やだ。やだ、やだやだやだやだ!
[子供のような駄々をこね、宛がわれてた自分の部屋へと駆け込んだ]
死なないで! 死なないで! 死なないで!
↑チョーカワイーんですけどまじで
(-28) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
[問いた気な様子が伺えれば、一度首は傾いで]
人の世で変わらぬものなどありますか? ……いえ、いえ、あるいは……やはり、最初から。
[「友達」などではなかったのかもしれない、 と、先の言葉を否定して、声音の悲しげな様子には沈黙と共に青は伏せられる]
(37) 2010/06/21(Mon) 00時頃
|
|
兄さま……兄さま…?
[歩む心地は、あたかも夢の中を歩むよう。
イアンの叫び、翡翠色の静かな視線、黒薔薇の淡々たる瞳の色。 それらも今は届かず、崩れ落ちた兄の元へとふらり。歩み寄ります。
呆然と見下ろした兄の姿に、生命の光は最早なく──]
サイモン兄さま……。
[同じく崩れるように、兄の傍らに座りこみました。 血の気を失った兄の青い顔、はらりとかかる黒い髪。 その傍らに座るドレスの色は、血のような赤の色。]
(38) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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ぶ
引用したら俺が言ったみたいでかわいくない。
(-29) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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―廊下―
[ユリシーズを見送ったあと、所在無げに佇んでいると、不意に聞こえた悲鳴>>19に、弾かれたように面を上げる。]
な、なに……?今の……。
[慌てて周囲を見回すと、首にかけたロザリオがカチャリと音を立てた。]
今の……誰かの悲鳴だよね……?
[そっと、自らの肩を抱きながら女は震えだす。 逃げるようにその場を駆け出して、自らの客室へと戻った。]
―→自らの客室―
(39) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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[絹を裂くような悲鳴に眼差しは声のほうへと滑る]
嗚呼、申し訳ありません。 今は少し、仕事がありましのたで、また。
……今宵はもう大丈夫ですからね。
[そして白い執事は礼を残して、一つの客室へと足を運ぶ。 途中、いずこかに飾られた白薔薇を一厘、再び胸に挿す。
フロレスク――吸血鬼狩りの祓魔の血筋。 その名を名乗った客人の部屋の前、 薔薇は香り、白い花びらは、ひらり と散った]
(40) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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奏者 セシルは、扉より覗くサイラスの姿、青は一度向けられて吐息と共に伏せられた
2010/06/21(Mon) 00時頃
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私は! 私は! 私は!
[時間も記憶も駆け抜けて、突然全てを失った女は叫ぶ。叫ぶことしかできないでいた]
まだ、まだ私は――
[必死になって荷物を漁る。衣服を引っ張り出しては投げ出していく]
違う、ここじゃない!
[そこで初めて、ベッドの下から油紙に包んだままの猟銃を取り出して手にすると乱暴に包装を切り裂いた]
あれは彼じゃないもん。 違う。違うもん。
[通りすがりの――が、ただ彼女と彼を襲っただけ。そんな記録と共に]
あ、あは。あはは。あは。違うもん。
[彼女の常軌と共に、何かが弾けた]
(41) 2010/06/21(Mon) 00時頃
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/* なおしたつもりが誤字酷い。
(-30) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>41 やばいまじで可愛い。 惚れる惚れる
(-31) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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化け物以外に――じゃあ、殺人鬼とでも?
[あまりにも現実離れしていて、ともすれば再び呑まれてしまいそうになる。 人が一人死んだのだ、と繰り返し言い聞かせる。そうでもしなければ――]
……ヒトを喰らって、殺して。 化け物以外の何でもないじゃないか!
[声が上ずる。ただの虚勢だ。視界の端で座り込む赤いドレスが、妙にはっきりと映る]
(42) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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どう、して……?
[問いは宙に浮くかのよう。 虚ろなはしばみの瞳に涙は浮かばず、白い指先が僅かに震えて兄の頬を……その輪郭をなぞります。
つと下りる、その首筋には僅かに血を零した2つの傷跡。]
………… ……。
[ゆるゆると視線が向かうのは、瑠璃色のドレスの端へ。 次第に視線が上がれば、兄が愛しく引き寄せた細い腰。 やがて見えた亜麻色の髪に縁取られる白い顔は、ふやりとぼやけて見えていました。]
……どうして…?
(43) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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|
嗚呼……勘違いしてもらっては、困る。 あそこにあるのは、我が同属となったものの墓。
ただの食事にわざわざ墓などたてるものか。
[震える声で、それでも視線鋭く此方を見るベネットへ 城主は見下すように笑い、告げる。 伸ばす指先は彼の噛み締めた唇へ 逆らう気力を吸い取ろうと――其処へ響くグロリアの絶叫。 瞬時気を取られ、伸ばした手は宙を掠めるだけに終わった。 張り詰めていた空気がすとんと落ちる]
――…興が削がれた。
[短く呟き、ベネットに背を向けた。 霧になるではなく、ローブの裾から見える其の足で地下牢を出ようと踏み出す]
(44) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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[ 悲鳴が、聞こえた。
その、生々しさに。 微睡みに遊ばせていた意識が、急速に覚醒へと追いやられ ぞくりと背を震わせて、ベッドの上で腕を抱く。
戸口へと視線をやれば、扉の前に佇む薬売りの姿と、 その向こうに、白い従者の姿が垣間見えた]
(45) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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|
あははは、違うもん。 私はずっと前から、最初っから……
[突然伸びた牙。身体中から生えてきた剛毛。それはどんな怪物であっただろうか。だがそれは]
違うもん。 どこかに、きっとどこかに――
[未知の生物。謎の動物。それは旅をする婚約者の話によく出てきていた。決してそれらは怪物の類ではなかったけれど――]
いるんだ――もん。
[だから彼女は銃を取る。きっとどこかにいる筈のそれを彼女の"趣味"で撃つ為に。自分と彼を、彼女の妄想によって護る為に]
(46) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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皆が一気に恐怖に落とされてる。 すげーわ。
>>32 グロリアの婚約者は人狼だったんかw
(-32) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>46 やっべえ可愛い 撃たれたい。
(-33) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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−サイモンの部屋 >>38−
[力無く横たわる男の脈動をはかるも、何も無い。 血のような赤いドレスを纏った少女が彼に泣きついているのを見て、特に肯定も否定もしない。ただ、]
遺体が腐り果てぬうちに、屋敷の外に出しましょう。
[と告げるのみだった。 そして、こちらを見て信じられぬと首を振る記者の男には、]
人間は、理不尽であろうとなかろうと、いずれ死にます。
[…とだけ告げた。]
(47) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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[サイモンの傍に寄りそうメアリーを一瞥し ロビンの応じに緩く頷く。 化け物、と繰り返す記者をじ、と見詰め]
殺人鬼に化け物…… ……酷い言われようね。
[享楽を受け入れず現実に縋ろうとするその姿に 女は多少の興味を持つ]
その化け物に見惚れていたのは、だあれ?
[上擦る声に女の口の端が愉しそうにもちあがる]
(48) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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/* ああ、人狼か 婚約者が人狼だった? 猟銃はつまりそういうあれだろうか うわあ、それは狂うよね。 ヤバイ これは下手すりゃそのまま殺される。
(-34) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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……そうだけど、でも――。
[自分でも何故問いを重ねるのか理解できないまま、口を開こうとして]
――何?
[不意に客室階のどこかから悲鳴が聞こえ、立ち竦む。 白薔薇に問いかけようとすれば]
「今宵はもう大丈夫」
[そんな分け知りな言葉を告げられ ――ここは魔物の城で、目の前の男は魔物の従者――厳然たる事実を思い知らされる]
(49) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>40 [扉の前、過ぎていくのは、白の従者… チラリとこちらを見やってから過ぎ行く姿に、ぽつり…]
――……フロレスク……
[呟く……。 それから、部屋を振り返った。]
――……ああ、起きましたか。
[セシルがどのような反応をしたかは見ないまま、部屋に戻り、扉は閉めた。]
(50) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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お気に召したなら……良かった。
[満足げな聲にほっと胸を撫で下ろし]
お兄様…… そちらも騒がしいようですが…… 従者のいずれかを向かわせましょうか?
(*1) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、薬屋 サイラスの呟く声が届けば、憂うようなため息が一つ。
2010/06/21(Mon) 00時半頃
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―サイモンの部屋―
――失礼いたします。
[客人の姿にも小さく会釈を向けて]
ああ、お嬢様、 お客様の前で食事をされては驚かれてしまう、と、そのように申しましたのに。 それに黒薔薇、遅くなって申し訳ございません。
[使われていない暖炉の柵を開く、 内壁の隠された紋章を探れば、暖炉は奈落へと続く暗い口を開いた。
地下室の更に下、迷宮にも似た地下洞窟へと続くそれ。 墓標を持ちえぬ“食事”の後は――]
(51) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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[感覚を研ぎすませて、城の魔気を探る。]
奴ら、眷属を増やしたのか――いや、これは“食餌”か。
満腹した吸血鬼も狙い目ではあるけれど… 城主も妹も、いささか高嶺の花だな。
(52) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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/* ダストシュートでした。 力仕事したくない白薔薇です。
服も汚れちゃうしね。
(-35) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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嗚呼、思った以上に 愉しかった。
[胸を撫で下ろすローズマリー 彼女がサイモンに囁いた言葉も 彼の恍惚とした表情も 其の先に待つ未来故に、城主を酷く満足させた]
いや……元凶は部屋に戻ったようだ。
[騒がしいと言うのには、もう済んだと短く答える。 実際の所、始まるのはこれからかもしれなかった]
私のローズ 黒薔薇に、あれの監視を怠るなと それだけを。
(*2) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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……理不尽を与える権利が、お前達にあるのか……
[冷静に死体の様子を告げる従者。理不尽な死、との彼の言葉に呻く。 理解の範疇を越えていた。化け物とは、そういうものなのか]
……それは……
[女にずばりと言い当てられ、声が揺らぐ。視線が離せなかったのは事実だ。 持ち上がった口元の端。結局、見惚れてしまっているのだ――]
(53) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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あ、あ、ああ。
[発狂という均衡を得たことで得たものは、覚醒と共に失われる]
あ、あれ。 あれ、どうして? え?
[あれだけ手に馴染んでいた銃身が、命乞いをする御者の脳天を撃ち抜いた引き金が、何度も何度も繰り返してきていた装填が、まるで別人に戻った如く上手くいかない]
あれ。あれ、あれ?
[獣が逃げてしまう。それは無論、先ほどの吸血鬼を名乗る城主でもなく永遠に失われた獣人と化した婚約者でもない]
どうして? どうしてよっ! 逃げちゃう! 逃げちゃう!
[苛立たしげに、震える手を叱咤する。その無様な姿は酷く滑稽で、そして彼女自身が何より望んでいた、真なる発狂への発芽でもあった]
(54) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>44 [こちらに伸びてくる象牙色の指先に、死を覚悟してぎゅっと目をつぶる。 が、どうやらあの女性の絶叫のおかげで自分は助かったらしく。ぽかんとして出て行ったほうを見ていたが、城主が背を向けるのを見たとたんに力がぬけて床に座り込む。]
……姉さん……
[食事のために墓など作らないのだと――とるに足らないものだと言われて怒りは収まらない。だけどどうしたらいいというのか……姉のことを思い出してか。または恐怖のためか。涙が頬を伝う]
(55) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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ほとんど占い師だな。 超人設定ですまん気がしている。
(-36) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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サイラス、さま……
[怯えの表情を浮かべたまま、上体を起こす。]
…いまのは、一体――
(56) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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/* 悲鳴の響きっぷりに物凄い噴く。 城内中に響きましたね☆
奈落激しいな!!!ww
(-37) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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[兄の言葉に嬉しそうな表情が過る]
それなら……
[緩く頷き従者への言伝を繰り返す]
あれの監視を怠るな、ですね。 ――…伝えておきます。
(*3) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>51 いいえ、白薔薇。 これ以上無い、ちょうどいい頃合いです。 メアリー様のお心が落ち着き次第、この方のお体をしかるべき場所へ。
[くすりと微笑み、泣き崩れるメアリーを見下ろす。]
それから、申し訳ございませんが、お客様の帯同はお断りしたく申し上げます。特にそちらの、好奇心旺盛なお方は。
[記者の男をちらりと見た。]
(57) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>44 [ベネットから離れる様子を見れば安堵し ―それと同時に少し残念がる気持ちがあるのを知った] 結局、城主サマが本当に吸血鬼かどうか、 俺にゃあわからねーんだけど。
[去ろうとする城主の背中に声をかける] ベネットは納得してるらしいんだけど 俺には眼帯の奥と刺青ぐらいが疼くくらい。
…吸血鬼さまにゃあ何ができるんすか? [挑発するような言葉づかいになろうとも 表情は真剣そのもの。ただ右目の奥では何か待ち望んでいるような期待するような色を乗せ]
(58) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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……お風呂は、もう、いいや。
[震える声音で影に告げ、白薔薇の去った廊下を引き返す。 こんなときにのんびり風呂に浸かっていられないし、悲鳴の聞こえた方に確認に行くほどの勇気はない。
恐怖に鳴り出しそうな歯を食いしばり、早足で部屋へと逃げ帰った]
(59) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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小悪党 ドナルドは、本屋 ベネットが座り込んだことは視界の隅で確認し、しかし城主を見続ける
2010/06/21(Mon) 00時半頃
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[何か起こるのか。 ――るのか。
空白を埋める言葉は自分でも分からず、 ただ唇の端に少しの笑みを乗せ、右目は真剣なままで]
(60) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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はぅっ!
[乾いた音。 ロクに準備も整わぬまま発射された弾丸は、壁の何処かへ固い音を立てて当たるのみ。 その様子は彼女の背に、その部屋に潜む影達によって伝えられているとも知らず判らず、 手元から跳ねた銃身は硬い床に落ち、弾かれた彼女自身は引っくり返る]
(61) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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/* 泣き崩れたらしい。そうか! とても噴くポジションです。
(-38) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>53 遅かれ早かれ、人間は死を迎えます。 もしこの方が今お嬢様に噛まれなかったとしても、どこかで強盗に遭うなり、戦争に巻き込まれるなり、老いるなり病にかかるなりで、いずれ数十年の内に息絶えましょう。
理不尽な死を彼に与える可能性があるのは、何もお嬢様おひとりではございません。
人間の死というものは、永遠の命をもつ種族のそれと較べれば、短く、またはかないものにございます。
(62) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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― サイモンの部屋 ―
[礼儀正しい声が聞こえた。 白薔薇ことセシルの訪れに女の興味が記者から逸れる]
二人きりで……と、思ってはいたのよ。 でも、お兄様が望まれたから……
[渇きが満たされた吸血鬼の肌がほんのりと上気していた。 それは人間であったと示すものか 吸血鬼としては半端であることを示すのか定かでない]
――…あ。 ロビン、お兄様から言伝があるの。 『あれの監視を怠るな』ですって。
[ふと思い出したように黒薔薇の執事に告げた]
(63) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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>>56
[続けて、グロリアの発狂する声も響いてきたか。 とりあえず、はきっちり扉を閉めて、マーゴに寄った。]
――…誰か、襲われたようですね。 ここは、やはり、
魔物の城ですから。
[怯えた表情の娘には目を伏せながら……。]
様子を見てこようと思いますが、貴女はどうしますか?
(64) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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執事見習い ロビンは、城の中で響く銃声を聞き、顔色を変えて扉の外へと振り向いた。
2010/06/21(Mon) 00時半頃
良家の娘 グロリアは、自分でも訳がわからぬまま「うわぁぁぁ」静かに泣き出した。**
2010/06/21(Mon) 00時半頃
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――客室――
[ばたばたと騒がしい音を立てて、自室に飛び込んで。 そのまま後ろ手で施錠し、力尽きたようにその場にぺたりと座り込んだ]
……誰かが酷い目にあったん、だよね。
[やだ――消え入りそうな声でぽつり呟く]
(65) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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野で獣を狩る貴方がたは如何なの? 獣に理不尽な死を与える権利はあるの?
[不思議そうに首を傾げ記者に問い返す]
――…ふ、ふ。 嗚呼、可愛らしいひと。 もう少しで私を愉しませてくれる気に なってくれたのかしら、ね。
[満たされ心が高揚を隠せぬ女は記者に嫣然と微笑んだ]
(66) 2010/06/21(Mon) 00時半頃
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|
[ローズマリーの言葉>>63が聞こえるかどうかのタイミングで、小さく舌打ちをする。]
白薔薇。 すまないが、この方を運ぶのは、少し待ってくれないだろうか。
私にはもうひとつの仕事があってね。 そちらの方を先に片付けてくるよ。
[そう告げて、返事を聞かぬまま銃声の方へと走り出した。]
(67) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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[カツン。爪先で石壁を弾けば、影がざわめく]
……猟銃のあれは、錯乱したか――其れとも
[座り込んだベネットに視線すらくれず 声をかけられた相手へ振り返る]
どうした。 私に芸でも見せろと言うか。
[>>58証拠が欲しいと言う。 眉を寄せて作った笑みはすぅっと凍りつくように消える。 音も無く、瞬時に鉄格子を抜けてドナルドの傍へ 温度の無い両手を伸ばす先は真っ直ぐに喉元へ]
(68) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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>>57 この場にあっては、 こちら方の心が落ちつかれるようには見えません。 ――お引取りいただいたほうが、よろしいかと。
[生命なき骸は、既に生者に答えることなどない、 メアリーへ向けられる面差しは、黒薔薇とは対照的なもの]
……そちらのご令嬢をお任せしてもよろしいですか?
[記者に向ける言葉は場違いに柔らかな声であったが、 この場から立ち去るように、との要求には違いなく]
(69) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
腐り、はて──…
[黒薔薇の言葉に怯えたように>>47、兄の頭を掻き抱きます。 ぼやける視界、瞳から零れるものに気付く余裕はありませんでした。
死の香る部屋の中、それでも瑠璃を纏う姫君は、一層美しく微笑むのです。亜麻色の中の銀を、翡翠の瞳を見上げるはしばみ色の双眸に、大粒の涙が溢れていました。]
マ、リー……
[震える唇が僅かに開き、声を押し出そうと震えます。 けれども言葉にはならず、ただ視線だけが嫣然たるひとへと向けられました。]
(70) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
不痴不聾不做家翁。
[...はもし扉の向こうから誰かに声をかけられれば、東洋のそんな諺を口にして、泣きながら鍵をかけたまま部屋に*引き篭もった*]
(71) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
[十年。 変わらない彼ら。 それを傍らで見続けたセシル――]
…思い出に浸っちまっていけねぇな。 寝ちまおうか?
[と、軽い足音が聞こえ、トーニャが飛び込んできた。]
――お。戻ったか。
(72) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
/* っく。グロリアがいい味出し過ぎている。
>不痴不聾不做家翁 なんぞww
(-39) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
――妹さんが、そこにいらっしゃるんだが。
[従者の言葉>>62に、嫌悪の情を隠さずに吐き捨てる。 もう一人の従者が現れ、サイモンの遺体をどこぞに持っていこうとして――だが、これは自分が口を挟むべき問題ではないだろう]
[獣を狩る人間のこと。 そう言われてしまうと、何も言い返せなかった]
……ヒトの形をしていなければ、理不尽は感じなかったかもしれない。
[微笑む女に、喉から声を絞り出す]
(73) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
/* 何この一日でハイライトっぷりはw 数日かけて小出しにするか、襲撃貰うまではするつもりなかった展開を一気にw でも殆ど即興ですので、見落とし間違いあれば失礼m(_ _)m */
(-40) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
良い子だ。 後で……部屋へ向かう。 啜った其の血を、私にも分けてくれ。
[循環を目的と言いながら 城主の狙いは彼女の記憶を薄め 純血種に近づかせる事にある]
さて……集った人間達は どう出るか
是から、愉しくなると良いが 私たち二人ではゲストが手持ち無沙汰になるやもしれんな
(*4) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
酷い目に…ああ、そうだな。 あれは襲われた当人ってよりも、ヤバいものを見ちまった、って感じだったが。
[どこかで、猟銃特有の轟声]
…へぇ、この城に銃なんかあったのか。
(74) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
襲われ……た、…――
[魔物の城。贄の宴。 教えられてはいても、理解にはほど遠く。 現実を突きつけられて、揺らぐ。]
――…、……っ………
[口元を押さえ、声をかみころした。 いったい、誰が。 誰に。
問いが、脳裏を巡る]
――… わたくしも、参ります。
[静かに答えて、ベッドから足を下ろす。]
(75) 2010/06/21(Mon) 01時頃
|
|
>>63 旦那様のご希望でしたら、 それは、仕方ありませんね。
[満ちたりたその頬の上気する様に、 まぶしげに目を細めれば、銃声は響いて >>67]
……嗚呼、そちらがお忙しければ、 こちらは私一人でも構いませんよ、お気をつけて。黒薔薇。
[走り出した彼に声が届いたかはわからない]
(76) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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|
―自室―
今度は銃声……?
[村で幾度か聞いたことのある音。 それは、何かを傷つける物が発する音。]
もう、嫌……!
[首から下げたロザリオを、強く握りしめ、何かから逃げるように頭から布団を被った――**]
(77) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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花売り メアリーは、サイモンの遺体を引き寄せるようにして抱きしめ──
2010/06/21(Mon) 01時頃
|
い、や。いや、いやよ。 お兄さま、お兄さまが眠っているもの。
……ねえ、マリーねえさま。 サイモンお兄さまが、お…っ、お花を……
しろいばら、を───…
兄さま、兄さま……っ!!
返事をして─────!!!!!
(78) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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|
身内が居るのに、葬る事すら許さないのか。
[もう一人の従者にも、怒りを隠さずに言う。 遺体が腐敗してしまうという現実は――あるのだろうけれど。
柔らかな声で、メアリーを連れての退出をはっきりと命じられる。 厳しい視線で睨み返したが、ここには吸血鬼が居る。自分はともかく、メアリーを危険に遭わせる訳にはいかないだろう]
……メアリーさん。 ここに居たら、危ない。
[届くかどうかは分からなかったが。 座り込むメアリーの方へとよろり踏み出し、おずおず声をかける]
(79) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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|
>>75
[気丈にベッドから起き上がる様を見る。 その足がふらついているようにも見えて、 ご無理はなさらず、と一言添え、部屋から廊下に出た。]
――…さきほど、セシルが行った方向……。
[サイモンの部屋へ、そんなに遠くはなかった。 その間もマーゴのほうには振り向いて、異変が他にはないか確かめつつ……。]
→サイモンの部屋
(80) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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−グロリアの客室−
[ロビンがたどり着いた頃、銃声を放った主は、硝煙の臭いに包まれて泣きわめいていた。]
(……チッ。 このクソったれの気違い女が……!)
[銃を放った反動でぶざまに転がっているのをよいことに、抱えていた猟銃を取り上げ、泣きわめく女を無理矢理ベッドに押し込む。]
我が主人は硝煙の臭いが嫌いだと、申し上げた筈でしょう! 部屋の中で放ったから約束を破ったことにはならぬなどという理屈は通用しませんよ、「グロリア様」。
[猟銃から弾丸を抜き取り、ポケットに入れる。その動作は、昨日今日初めて銃を触った人間のそれでは無かった。]
もし次をやってみろ。 その瞬間、アンタは客じゃァなくなる。
死体を作ることなんざ造作も無い。 旦那様の手を煩わせることなんかしねえよ。俺がこの手で殺してやる。
(81) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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>>68 [城主の背中を見ていた。 少なくとも男の認識ではそうだった。 言葉とその後のどこか翳りを含む笑みまでは 視覚情報として脳に蓄積されていた。が。]
……!! [庇うようにクロスした両腕はタイミングを外し 喉元に死人ような、死人の手。]
…冷たい手だな。 吸血鬼、なら、 [次の言葉がでてこず、戸惑うように手を伸ばす その手はまっすぐ城主の頬へ]
(82) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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殺してくれ。
(-41) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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――…哀しいのね、メアリー。
[その悲しみを齎したのは自分に他ならない。 白薔薇と黒薔薇の遣り取りに微かに目を細めた]
貴女は私を憎んで良い。 貴女は私を恨んで良い。
貴女にはその権利がある。
[サイモンの本当の望みを女は叶える事が出来なかった。 惨い死を与えるしか出来ず 妹である彼女にその光景を見せつけた。 けれど謝ることは出来ない。 女に言えるのは僅かなこと。]
けれど――… 望むなら貴女に夢をあげる。 哀しみを忘れられる貴女の望む夢を与えることも出来るわ。
(83) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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[生まれ出なかった言葉の、本人すら気付かぬ望みは
まだ眠る]
(-42) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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>>68 ドナルドっ!!
[声に顔を上げればまるでそこに鉄格子などないとでもいうようにあっさりとぬけ、今度は友人の喉に象牙色の手が迫っている]
やめろっ……!
(84) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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[血の供宴に、上気したローズマリーの頬の色。
麗しき双薔薇の冷たい面差し。 永遠に暮れることのない、黄昏の城──
それらも全て、夢のよう。]
(85) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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きゃっ!?
[まさかヘクターが戻っているとは思わず、出し抜けにかけられた声に悲鳴が零れる]
……いつの間に帰ってきたのさ。脅かさないでよ。 [だが連れの姿に安堵するが早いか、今度は銃声が響いて]
何が、起こってるの……?
[扉の向こうに怯えた視線を向けた]
(86) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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花売り メアリーは、記者 イアンの声にびくりとして息を呑み──
2010/06/21(Mon) 01時頃
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あぶない?
………あぶなくはないわ。 だって、マリーねえさまがいらっしゃるもの。
[死した兄を腕に抱いて、そうこたえたのです。]
(87) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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/* 不痴不聾? 痴ならず聾ならざれば、家翁とならず らしいとまでは調べられたが 結局意味がわからず挫折。
もうなんか、ロビンに痺れる。 任せて良い気がしたんですがどうだろう。 私一人が見せ場作る必要は無いよな。
(-43) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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>>79 ――弔いならば、 己の心が内で如何様にもなりますでしょう。
[しろいばら、その声が届けば。 亡骸に己が胸の薔薇をそっと抱かせて、記者の言葉に答える。
睨む視線にはただ眼差しを伏せるのみ、 恐れはない、もっと畏ろしいものを知っている]
……ご賢明なこと、なによりです。
[少女へ促す姿に、ぽつり、呟いて]
(88) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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/* おい、ワインの存在忘れてたぞ
(-44) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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そうね……。 白い薔薇をサイモンは贈って呉れた。
私に似合うと言って呉れた。
[メアリーの言葉に緩く目を伏せる。 それは昔の思い出をなぞりサイモンが行ったこと。 知らぬと繰り返す女に記憶を取り戻させようとしたことが 女の新たな記憶となり宿っていた]
メアリー…… サイモンは貴女に何を望んでいた……?
(89) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 01時頃
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……サイモンさんは、マリー姉さまに殺されたんだ。 マリー姉さまは、吸血鬼なんだ。メアリーさん。
[現実が届いていない。 彼女の前に屈みこむ。自分にも言い聞かせるように、一句ずつ、はっきりと。 ――声は震えていた]
ここに居たら、危ないんだ。 行こう。
[空虚な言葉にまみれた手を、差し出す]
(90) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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[元の通りに帽子とヴェールを被り直し、 サイラスに続いて部屋を出る。
少し――呼吸が楽になったように思えるのは、 薬が効いてきたからか。
それでも、サイラスの後を追う足取りは、 どこかおぼつかないものであった。**]
(91) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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おお、すまんすまん。
だが、おまえの方こそ、何処に行ってたんだ? 食欲なかったようだが、具合はもういいのか?
(92) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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ゆ、め───…
[翡翠の瞳に浮かぶ色を読み取ることは叶わず、変わらず懐かしく──慕わしいその瞳を、はしばみ色の瞳が揺れるように見つめます。 言葉を唇で繰り返し、ぼんやりと兄の胸元へと白い薔薇が添えられるのを見下ろしました。
───そうして、幸福そうにも見える兄の死に顔を。]
それは、しあわせなの?
……ねえさまにも、しあわせな ゆめ なの…?
(93) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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―地下牢― [人間達が騒ぎ始めている。 其々の心の揺らぎは、城主の本能を刺激した。 >>82朱の差さぬ己の頬に伸びる手を拒む事なく 愛しい者でも見上げるように、紅い瞳が細められる]
紅い血の通った人間とは、違うだろう? 未だ納得できぬなら――
[長い爪が喉元に食い込もうと言う時に 座り込んでいたベネットが声を上げる。 ローブ一枚のしどけない姿でドナルドに寄り添ったまま 城主は彼へ視線を流した]
……無粋な。 嗚呼……それとも、妬いているのか?
(94) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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そうね。 同じ姿の者が狩られたなら…… 理不尽と憤っても当然ね。
[イアンの返事を肯定し]
私はあの人に逃げろと何度も言ったわ。 それでも彼は逃げず宴は始まってしまった。 宴が始まってしまっては…… 私にはもう如何することも出来ない。
[ぽつりと呟かれる言葉。 メアリーへと向けられる記者の声に ふ、と視線を彷徨わせた]
(95) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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記者 イアンは、水商売 ローズマリーの呟きに、目を瞬かせた。
2010/06/21(Mon) 01時頃
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仕方ないの。
[セシルの声>>76にこくりと頷き]
セシル…… 手が足りないなら影を使えば良いわ。 けれど少しだけ待って呉れるかしら。
[メアリーをこのままにしておくわけにはいかない。 自らの招いた種だからほおってはおけなかった]
(96) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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奏者 セシルは、あらたに足を踏み入れる者の気配に す と、曇りない青を流した
2010/06/21(Mon) 01時頃
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>>94 妬いて……?
そんなわけ無いでしょう。 僕は親しい人をこれ以上貴方に喰われるのは……嫌だ。 [視線を城主から離さぬままよろよろと立ち上がる。]
(97) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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────…。
[ローズマリーの言葉に、視線が自然と兄の手元へと落ちるのです。>>89 白薔薇の化身のような、美しい青年が黙って添えてくれた白い薔薇、変わらず咲き誇る白い薔薇が痛々しいほど鮮烈に、視界に映りこむのでした。]
『逃げろ、おまえらだけでも……逃げろ。』
[兄の言葉が脳裏に蘇ります。
差し伸べられるイアンの手。>>90 それをぼんやりと見上げて、理解を拒むようにゆるゆると首を振りました。]
マリーねえさまは、マリーねえさまよ…。 ………ほら。
(98) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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>>99 [拒まれぬ頬の冷たさに、城主のその言葉に 「吸血鬼」を否定することはできないのだとようやく理解した。
…あのお嬢さんの手の冷たさも、ってことか。 思考は何故か冷静に数時間前の感触を引っ張りだす。 次の瞬間、 >>84 ベネットの絞り出すような声に現状を知る。 声の方向へ目を向ければ、狭い視界は自然とベネットしか入らずに] そういやあ吸血鬼サマに喉掴まれてるんだった。
……さっきまで、何か。…いや、いい。 どうも吸血鬼の存在は否定できないようすね。 城主サマのような存在を吸血鬼と呼ぶならば。
(99) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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花売り メアリーは、ふらりと立ち上がってローズマリーの元へと歩み寄る。
2010/06/21(Mon) 01時半頃
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―サイモンの部屋―
>>91
[後ろから来るマーゴの足取りがおぼつかないのも気にしつつ、とりあえずは、状況だけでも見ておきたく、サイモンの部屋へと向かった。]
いったい何が?
[見れば、もう生きていない肌の色の男とそれを抱く女、そして、青年に、妖艶な城主の妹……]
――……セシル、何が起こっていたんですか?
[名前を知る薬売りは、白薔薇の青年をそう呼び、状況説明を求める。 続けてマーゴが入ってくれば、あまり見せたくない場面に制止しようともするが…。
そう、彼女はあの、サイモンのようになることを教え込まれているのだから。]
(100) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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[サイモンの躯を抱く少女の言葉は 女に対する警戒を感じさせない。 それは記憶のない女には不思議なことだった]
ゆめ。 貴女のお兄様は夢をみているの。 しあわせな、夢よ。
[ねえさまにもしあわせなゆめ。 そう問われて女は目を瞠る]
そう、ね。 サイモンはしあわせなゆめをくれた。 苦しくもあったけれど……しあわせなゆめ。
(101) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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──…マリーねえさまの、銀の羽根。
[彼女がこの髪飾りをつけだしたのは、いつの頃からであったでしょう。 とても大切なものなのだと、微笑んでいた姿は──遠い、黄昏時の見せる夢幻であったでしょうか。時の止まった城の中、記憶も同じく黄昏の色に染まるかのようでありました。
──つ、と。
ほそい指先が、城主の妹君の髪へと伸ばされます。]
(102) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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メアリーさん!
[ローズマリーの傍に歩み寄るメアリー。 だが、『少しだけ待って欲しい』と言ったローズマリーの言葉が引っかかった。
退出を求められてはいるのだろうけれど、メアリーを残す事だけは絶対に出来ない。 ローズマリーとメアリー、そしてサイモンの死体を順に睨みつける。
最悪の事態は避けねばならなかった]
(103) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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お風呂入ろうと思って……。だって、施術するのに、その、さぁ。 [施術する為に肌を見せなければならないことを思い出し、語尾が小さくなる]
具合……。うん。もう、大丈夫だと思う。
[食欲はまだ戻らないけれど、頭の中のぼんやりは取れたような気がした]
(104) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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/* イアンさんいいひとだなあ。いいひとだなあ。 灰で愛を呟いておくわね。
ローズマリーも大好きよ。お兄さまは幸せものね。
(-45) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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そうか、私に喰われるのはいやか。 ではこの男はお前の前で喰らってやる事にしよう。 其れとも――
[喉を鳴らし、哂う。 言葉の先は告げなかった。 お前に血を分け与え、吸血鬼の本能のままに襲い掛からせてやろうか。 残酷な言葉を与えるには、未だ早い。 今は姉のことを知った其の感情だけでも、充分見世物になる]
吸血鬼さま、城主さま……皆が私をそう呼ぶな。 どうやらそなたも理解したようだ。
[ドナルドの首筋を一度指でなぞり、解放した。 身は今だ寄りそうように傍に置いたまま]
どうする――ドナルド? 私にして欲しい事は、これで仕舞いか
(105) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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−グロリアの部屋の前−
[厳重に鍵が掛けられた部屋の前で、扉に背中をつけて溜息をつく。背中の方でわんわんと泣きわめく女の声を聞き、呆れたような溜息をもうひとつついた。]
これは失態云々の騒ぎではないな。 ただでさえ旦那様やお嬢様を付け狙う人間が居てもおかしくない状況に加え、さらに硝煙婦人のご乱心ときたものだ。
私にできることといったら、2つ。 ひとつは、旦那様とお嬢様の護衛。 ひとつは、グロリア様の監視。
……いずれにせよ、今晩以降の徹夜は決まりだな。
[影に言付けを頼む。相手は白薔薇。]
「どうにも厄介なお客様を監視する必要が出てきたようだ。すまないが、今晩の運搬作業は白薔薇ひとりに任せたいのだが、構わないか?
ああ、こちらは寝ずの番と洒落込ませてもらうよ。本当にすまない。」
(106) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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[イアンの手を取らず此方へと向かうメアリーに 女は優しげな笑みを浮かべた]
如何したの、メアリー。
[緩く首を傾げれば伸ばされた指先。 彼女の語る銀の羽根]
――……っ。
[如何してこの子はこの飾りのことを言うのだろう。 これは唯一目覚めた時から持っていたもの。 如何しても捨てられなかった品。 ツキリ、と痛むのは記憶を揺さぶられたから]
如何して……?
[彼女の手を振り払えなどしない。 翡翠の眸が不安に揺れた]
(107) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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そうか。 大丈夫ならいいが、おれの前では強がるんじゃねぇぞ。
ああ、施術の説明、ちゃんとしないとな。
[ベッドに腰を落としてマットレスを沈みこませ、トーニャにも椅子を勧める。]
(108) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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[>>96 主からの要請に異論のあろうはずもなく]
――かしこまりました。
[状況を見守るべく、戸口へと控えれば >>100 薬売りの声が傍らに、状況を問われている。
けれどフロレスクを知られている者に名を呼ばれていること、 それに心が波立つ]
――……呼び名を、 白薔薇 では、いけませんか。
[囁くように声は掠れて、 見つめた曇りない青は少しばかり沈んだ色になる]
(109) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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あの広間にいたうちで、城主と瑠璃色のドレスの娘、あれは魔物だ。 人間に見えるが、そういう連中なんだよ。
そして、この先、何人かは闇の力に飲まれて、あちら側についちまうかもしれない。 次に会ったときは要注意、って奴だ。
例えば、おまえに声をかけてくれたドナルドやグロリアにしても、だ。 悲しいけどな。
(110) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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苦しくても、しあわせなゆめ。 しあわせでも、苦しいゆめ──…
……ねえさまは、ゆめを、──…ころしたの…?
[翡翠を見つめる、はしばみの色。 遠い昔に相対したように、それとはまるで違うように、色の違う2対の瞳が見つめあいます。
手を伸ばした先の銀、懐かしい羽根の飾りに瞳が揺れました。]
(111) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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お兄様の為なら幾らでも捧げましょう。 私はお兄様の為にあるのだから……
[兄の目的など知らぬまま 言葉どおり受け取り]
それでは手を増やすために 誰かを私と同じにしてしまうの……?
[兄を誰かに取られてしまいそうで 少しばかり不安げな聲が漏れた]
(*5) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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花売り メアリーは、水商売 ローズマリーの言葉にゆるく首を振り──
2010/06/21(Mon) 01時半頃
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>>105
[「食らってやる」その言葉が鼓膜を震わせる。 首筋を這う冷たい指が、何かを震わせる。
少し色のさめた目はいまだ座り込む友人に向かっている。 そうしていれば左目の、刺青の、傷の疼きが薄まると経験したから。] さっきまでは何か、あったんすけどね。 どうも自分でもまだ理解してないんです。 城主サマが今度、酒でも付き合ってくれるなら分かるかもしれねーすね。
[いつもの人の悪い笑みを貼り付けようと、 しかし実際は少し引きつった笑みで。] 今は、まだ。 生まれたての小鹿のような震え方の友人を 励ましてやんねーと。
(112) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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>>109
[セシルから状況を聞かずとも、予測はついてきていた。]
――…名前……
[白薔薇では駄目かと問われ、首を傾けたが……。 それには答えず、]
今宵、君の主たちは、また、誰かを襲うのか?
[今宵、と表現はしたが、時間がここで流れているのかどうかはやはりわからず、
そう、窓の外はいつまでも黄昏時な気もした。 とりあえず、マーゴの身体がまたふらつくのを見止めると、それを支え、抱き上げる。
片目には、死体を抱いていた女が城主の妹に近寄るのを見た。]
(113) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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…………、お兄さまの言う通りね。
大好きな、わたしのマリーねえさま。
───時を、どこに置いて来たの…?
[兄も同じ気持ちであったのでしょうか。 不安に揺れる翡翠を見つめ、伏せた瞳から一筋涙が零れ落ちました。]
(114) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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ざわめく心を落ち着けたいし。
[詩人のような表現を思いつけども、言葉にするには 男には羞恥心があった。 友人の世話にかこつけてこの銀色の吸血鬼から離れねば。 そうしない限り。 きっと、またあの感情に襲われる]
(-46) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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嗚呼……そんな聲を零すな。 私のローズ 幾度も血をわけてきただろう? お前は特別だ。
[人としての記憶が薄れるほどに、血を分け続けた 彼女は純血ほどの力は無くとも、ただ眷属となった者よりも 魔力に秀でているはずで]
お前と同じにするためには 幾年もの時間が必要だ。 そう簡単には、選ばぬよ。
[其の為従者は何時までも人のまま。 彼らを人である身から解き放つのは容易いと言うのに]
(*6) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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……うん、分かったよ。
[強がるな、顔見知りにも気をつけろ――そんな言葉に小さく頷き、勧められるまま椅子に腰掛ける。 『城主と瑠璃色のドレスの娘』が魔物なら、白薔薇の執事は――]
あのさ、ヘクター。……さっき、白薔薇の人と少しだけど話したよ。……やっぱり、あの人も――そうなの?
[魔物の仲間なの?――と]
(115) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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───イアン。
[振り返り、睨むように強い視線を向ける記者へと僅かに微笑みます。 優しい青年へと笑みを送る様は、僅かに窓から差しいる黄昏の光に照らされていました。]
……わたくしは、お兄さまとは違います。
[その言葉の意味は、通じたでしょうか。 案ずるようにその場を離れない青年へと、静かに言葉を向けたのです。]
(116) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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/* イアンさんに申し訳なさ過ぎたので、こう…。 最初気絶でもするのが楽かとか思ってましt
ついつい会話しちゃった。 ローズ様素敵よ、ローズ様。
(-47) 2010/06/21(Mon) 01時半頃
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[隻眼の男に、今は己の魅了が左程届いていないと気付く。 瞳が此方へ向いていない。 嗚呼と小さく吐息を洩らすと、身を離す]
――…酒ならば、ワインを。 気が向けば共に過ごしても良いぞ。
そこの小鹿も、機会があれば――戯れに 構ってやろう。
[僅かに引き攣ったドナルドの口元を見遣りそう返すと 今度こそ其の美しい魔物は 着乱れたローブを直す事もせず、冷たい地下牢から出て行った]
(117) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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[メアリーは現実を見ているのだろうか。 問われた言葉にはしばみに見入る翡翠は伏せられて]
ころしてしまった。 私は自分を守る為に、貴女の大事な者を奪った。
[記憶が戻ればきっと自分は壊れてしまう。 そんな予感から女はサイモンと会う事を拒んでいた。 それでも自ら手を下すことになったのは――]
貴女があの人の仇を討ちたいというなら それは享受しましょう。 私はあの方のモノだけれど……
[それくらいは許してくれるだろうか。 メアリーの続く言葉に女の声は途切れ]
私は……私の、時、は………
[違うと否定しきれぬのは揺らいでしまっているせい。]
(118) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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白薔薇の人? …ああ、セシルか。 おまえも風雅な名前をつけたもんだな。
[一時期はセラフ(熾天使)と呼んでいたのも遠い思い出。]
あれは人間だぞ。 間違いない。
(119) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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[微笑みが、向けられる。 そして発せられる言葉。ローズマリーの様子。
本当に良いのか。 サイモンの死体が、まだそこにあるのに。良いのか?]
……分かりました。 ですが、無事で居て下さいね。
[区切りをつけるために、大きく息を吐き]
俺では無くて、あなたに直接任せた方が良いみたいだ。
[去り際、佇む従者へとそう声をかける。 叫び出したい気持ちを抑えて――二人、入口ですれ違った――よろめくように廊下へと踏み出す]
―→廊下―
(120) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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魔物になった奴にうっかり近づいて不意打ちされたりしないよう、おれの躯には細工がしてある。
[片袖を抜いてみせれば、胸元から肘のあたりまで、紋様が宵闇色に染まっている。]
(121) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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>>105 なっ……
[わざと自分の前で喰ってやろうと哂う城主にうろたえる。その言葉の後には一体何が続くのか想像もできないけれど、今はもう聞きたくない。 幸いにも今度は地下牢から去っていき、ほっと息を吐くといつの間にか此方を見ている友人にちらりと恨めしそうな視線を向け]
……誰が小鹿だよ……
(122) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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―>>106グロリアの部屋前― [城主が向かう先は、錯乱した女へ宛がった部屋。 言付けどおりに向かっただろう黒薔薇の傍へ。 扉の向こうから、泣き喚く声。 人間の使う異国の言葉は幾らか知れど、その意味まではわからない]
……ロビン。
[黒薔薇ではなくそう呼んで 着崩したローブの裾から覗く足で歩み寄った]
(123) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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>>113 [――薔薇の香は、かすかな血臭と混ざり合う。 答えのないことに、その眸の色は薬売りを詰るように憂いた。 けれど、ここで問うべきことでは、ないのはわかっている]
――……いえ、今宵はもう、 心安くお休みいただけるはずですよ。
お連れの方も、そのような身体でわざわざいらっしゃらずともよろしいでしょうに。……ご病気でしょうか?
[抱えられる少女を見る、 病の身ならそれは主らに“相応しくない”]
(124) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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―客室―
[向かった先は己の部屋。 窓から差し込む薄気味悪い黄昏の光。
寝台を一度けっ飛ばし、その上に寝転んだ。 彼女は死んだのだ。あんな風に殺されたのだ。
死の瞬間、恍惚の表情で、何もかも忘れて!
そして、死体は永遠に帰らない。失踪者として片付けられて、葬られる事すら無い]
……。
[鋭い視線で天井を睨みつける。 睡魔は全く訪れそうにない――**]
(125) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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>>117 [肌に届いた微かな吐息に、堪えるように目元に力を入れた。 冷たさが離れていく。 その冷たさは、男の体温を分け与えていたような名残惜しさを、肌に残して。
ワインを―覚えておきます。 そう背中に投げかけた。
そしてどしゃりと座り込む。それどころか仰向けに寝転んで]
……おう、ベネット。吸血鬼はいたんだな。 お前の姉ちゃん、……うん。 [小鹿云々には華麗なスルーを決め]
(126) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 02時頃
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――…私に必要なのは記憶ではない。 此処で生きた十二の年月が私の全て。
私はお兄様の傍でしか生きられない。 私はあの方の為に存在するの。
私は――…ヒトならざる者。 ヒトには戻れなどしないのだから。
[女は自らに言い聞かせるように紡いだ。 それでもメアリーになら殺されても仕方がないと そう思えてしまえるのは気まぐれか それとも彼女に感じる懐かしさがそうさせるのか]
――……。
[記者の男が部屋を出るのを認め小さく息を吐く]
(127) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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セシル……さん? さっき食堂で誰かがあの人のこと、白薔薇って呼んでいたから、 [人に風雅な綽名を付けられるほど、叙情的な感覚は磨かれていない。それよりも、白薔薇――セシルは間違いなく人間だと聞かされて]
人間?……それなら、どうしてあの人は魔物の召使なんかやってるのさ? [セシルも自分のように、城主の赤い目を見てしまい訳がわからなくなってしまったのだろうか]
(128) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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[>>106 客人とのやりとりの合間を縫って、 影のささやきが音なく耳を入るを聞けば、小さく囁く]
……ええ、こちらは大丈夫ですから。 あなたもお気をつけて。
[>>120 そして客人の一人が部屋を辞するを見れば]
よろしいのですか? ――……お休みになれなければ、 酒精をお持ちすることも出来ますので。
[ゆるやかに頭を下げて送り出す]
(129) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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[つと、翡翠の瞳が伏せられるのに哀しい微笑みが過ぎります。 そ…っと指先は銀の羽根飾りを、そうして亜麻の髪を撫でるように滑り落ちて、力なく身体の横へと下ろされました。]
…マリーねえさま。 仇打ちを、サイモン兄さまは……「望んでいない」わ。
望んで…いないの。
[兄の死に顔が安らかなのは、その所為でしょう。 いくら逃げよと促されても──決して自らは逃げようとしなかった、兄の想いは量らずとも自ずと知れます。]
───のぞみは。
[言葉を切り、黙って揺れる白い顔を見つめました。]
(130) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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−グロリアの客室前−
申し訳ございません、旦那様。 お叱りも、どんな仕打ちも、なんなりとお受けいたします。
……ですが、ここから先は私の領分。 たとえ貴方様の下で働く役目を追われようとも、私の腹が収まりません。
今更ではございますが、「外の世界の流儀」の監視をさせていただきますよ。
[ギラギラした目で、城主を見上げる。それは、常なる仮面のような表情とは程遠いものだ。]
(131) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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|
>>124
なるほど、君の主人は、そう大食漢ではないということ でよろしいか?
[そして、連れと呼ばれたマーゴを病気かと指摘されれば、首を振り、]
いや、疲れているだけですよ。
[そう言って、なれば、とまた部屋に戻っていく。 そして、部屋にマーゴをまた寝かすと、静かに、と動かないようにだけ、助言して、またサイモンの部屋に戻っていった。]
(132) 2010/06/21(Mon) 02時頃
|
|
………。
[ありがとう、と。
迷うような声に告げた言葉は、背中の越しに。>>120 大きな息が溜息のようにも聞こえて、僅かに目を伏せました。
そうして鈴を転がすような懐かしい声が、己に言い聞かせるように紡ぐ言葉をじっと黙って聞いたのです。>>127]
(133) 2010/06/21(Mon) 02時頃
|
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/* >>119 セラフ…… どんどんレベルがあがっていく……
が、がんばるよ!追いつけるように頑張るよ!
(-48) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 02時頃
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やつが魔物の従者をやってる理由なんざ――…
……負けたからだろ。
[肉の悦びという甘美な枷を説明するには、トーニャは無垢すぎて。]
(134) 2010/06/21(Mon) 02時頃
|
|
[髪に触れるメアリーの指先から伝うのは自分とは違う温度。 サイモンに与えられたぬくもりを思い出し 女の相貌が何処か哀しげに歪む]
望まない……?
[繰り返すのは疑問まじりの声。 サイモンの様子をみていればその答えは想像できたのに 彼女から大事な者を奪ってしまった罪悪感からか 直ぐには其れを受け入れることができない]
のぞみは…………?
(135) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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とにかく――
[強引に話を戻す。]
この刻印は魔素を吸収して色がつく。 おかげで魔物がいればわかるし、緩衝剤になって身も守れるって代物だ。 むろん、布に水を吸わせるようなもんで、限界はあるがな。 たまに絞るっていうか、浄化してやらなきゃならん。
(136) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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[>>131従者の常とは異なる貌を見遣り、 訝しそうな視線を向けるは一瞬。 其処には問いかけず、頷きをひとつ]
是の見張りは、「任せる」。 解っているな? 私の機嫌を損ねたら、お前の望みは永遠に叶わぬと知れ。
[凍えそうな声音で告げて、さらりと彼に背を向ける]
(137) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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おれのは恒久的なモンだが、何年単位で仕込んだもんだ。 おまえにそこまで施術してやれる時間はない。 できるのは、ハーブウォーターで肌に直描きの一時的なやつだな。
[洗面ボウルに浸されているレモングラスを示す。]
まあ、効果は一日二日ってとこか。 水で流したら終わりだからな。
(138) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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で、それやるとしたら、おれの前で裸になってもらわんとならん。
[ガシガシと頭をかいて]
やるかどうかはおまえさん次第だな。 魔物を見分ける方法なら他にもあるし。
(139) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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[そして、サイモンの部屋に戻る途中、さきほどいた青年が出て行くのが見えた。]
――……
[何が起こったかとまたそこに入る。 そこは、女二人が、話をはじめていて……。 それを見守る白薔薇、
白薔薇の従者と呼ばれる…]
――…フロレスク
[あえて、そう呼んだ。]
(140) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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――…私はお兄様のモノ。
[ふ、と繰り返すのは記憶が蘇る事を怖れて。 特別、と囁かれると安堵の色が宿る]
嗚呼、早くお兄様のもとへ行きたい。
[花飾りの少女と話しているとこれまでの自分が揺らぐ]
お兄様に選ばれた者はしあわせね。 だって、私も…… お兄様の傍に居られて、しあわせ、だもの。
[それは幼子が甘えるような口振りにも似て――]
(*7) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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>>126 ……姉さんは。多分、そうだろうなって。思ってたから。
でも……思ってても希望を持ってるのと、 それがなくなるのとでは……やっぱりぜんぜん違った。
[仰向けに寝転んだドナルドを見て自分もそうしてみる。ひんやりと冷えた床が今はきもちがいい。]
……ねぇ、僕に死ぬなって言うならドナルドも無茶なことしないでよ……僕だって君が居なくなったら困るんだから、さ……
[言って直るのであれば友人はいくつも騒ぎを起こしては居ないだろうけれど。苦笑して*小さくため息をつく*]
(141) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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──…それが、ねえさまの ほんとうの望みなの…?
[言い聞かせるかのように紡がれる言葉に、目を伏せます。
死した兄が抱くのは、愛しい白薔薇の花。 目前の彼女の翡翠の瞳が哀しげに揺らぐのを見、同じように哀しげな笑みが仄かに顔に浮かぶのでした。]
………。望みは……。
(142) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[その先の言葉を告げることはなく、ただ黙って微笑みだけを向けたのです。
兄を奪った者に、兄が向けたのだろうときっと同じ、 ──懐かしく愛しく慕わしく──…
哀しいひとへと向けた、微笑みを。]
(143) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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今日も3時過ぎそうなので、連投気味。すまんね。
そして、もう飴が飛んでいるとかw 更新後3時間で発言pt使い切る勢いか。
(-49) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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>>132>>140
――……、今宵は そうである、と そのように、言い付かっているだけです。
[問われた言葉には、肯定も否定もしない。 わずかばかりの警戒心を滲ませるように。 そして疲れているだけだ、とその割には少女の慎重に扱われるそれを見据えたのだけれど。
――戻ってきたその姿に青は呆れたような色になる]
……物好きな、方ですね。 亡骸に興味があるのですか、それとも
私から何か聞きだせるとでも思ってらっしゃるの……
[言葉は途切れる、囁かれた名――吸血鬼を屠る者、 白手袋に覆われた手は男の何がしかを押さえようとしたのか、泳いだ]
(144) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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そうだ、お前は……大切な妹。 特別なのは、言うまでも無いだろう?
[閨で囁く子守唄のように、甘く低く聲を届かせる]
嗚呼、私も早くお前の顔が見たい。 其処へ行こうか、私のローズ。
[永遠とも思われる虚無を彩る華の名前を呼び 城主はつと気配を向ける]
(*8) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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────…。
[やがてゆるく首を振り、再び兄の元へと向きなおります。 死した獲物の向かう先、それはどのような場所なのでしょう。
黙って白薔薇を見つめ、小さく息を落とします。]
…マリーねえさま。
[呼びかけは、変えぬまま。]
お兄さまを…葬っては…いけないこと?
[無防備に背を向けて、それだけを *問いかけたのです。*]
(145) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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時折、独自記号 //(リアクション待ち) ++(連投中) が使いたくなります。 あと、表情差分。
(-50) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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>>144
亡骸に興味は、ありますね。 吸血鬼に襲われたものはどれほどの血が抜かれるのか。 そして、血が抜かれた遺体はどのようなものなのか。
[そんなことを言いつつ、あえて、思い出したその名を繰り返す。
そう、それは、確か、吸血鬼たるものとは対する門家のものの名。 その者がなぜ、この城で、薔薇…即ち、吸血鬼の血となっているのか。
興味がわかないわけがなかったのだ。]
――……吸血鬼、城主やこの麗しき妹君の話も聞きたいのですが、 君、セシル・フロレスクにも興味はありますね。
[その口端はすうっとあがった。**]
(146) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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私の望みは――…
[花飾りの少女の問いに頷くべきなのに 何処かでそれを否定する自分がいる]
――…っ。
[メアリーの微笑みに女は声を失う。 容姿は別段似ているわけではないのに 彼と同じ表情を浮かべる少女に一瞬怯えた表情を過らせた。
向けられた感情が心を揺さぶる。]
私は、違う……。 私は、ヒトではないの。 貴女たちとは、違う……。
[ふるりと首を振るった。 彼女の髪に飾られた花を映す翡翠には驚愕の色]
(147) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 02時半頃
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−グロリアの客室の前>>137−
ええ、心得ております。 2度の失態を犯したにもかかわらず、私めを捨て置かずに未だ従者として置いてくださること、心より感謝致します。
監視と……必要とあらば、さらに踏み込んだ対応をさせていただきましょう。勿論、旦那様がそれをお望みにならぬのならば、そうは致しませんが。
[恭しく一礼し主人を見送ると、影に命じて2本のダガーを持って来させる。]
さて、と。 銃のお相手がダガー2本というのも随分心許ないが、銃の使用は禁止というのがこの城のルールだ。致し方あるまい。
[ダガーを服の奥にしまい、ひとつ息を吐く。]
(監視と、必要とあらば対象の殲滅。 激甘な対応はこれで終了だよ、お嬢さん。マフィアの流儀がどこまで通じるか、楽しみだなァ……)
[口許を歪めて、*執事は笑う*]
……「死に至る痛み」ってモンを、どうか俺に教えておくれよ。
(148) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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水商売 ローズマリーは、花売り メアリーから離れようと一歩後退りした。
2010/06/21(Mon) 02時半頃
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>>141 [ん。 とそれだけを姉の事を話すベネットに送った。 慰め方も判らないので手を伸ばせるだけ伸ばして、 それでもたりなかったらうつ伏せに変えて匍匐前進で近寄って 友人の頭を思い切り撫ぜた。彼の髪の毛もぐちゃぐちゃになってしまったが] 泣くんじゃねーぞ。
無茶なことするお年頃ってやつだからな。 [何回も使い古した返答をして。 もう一本の開けてないワインを友人のもとに押しつけ] ワインセラーの場所は聞いたから一本やるよ。 ああ、調理場も聞いたからまた今度3流レストラン仕込みの 腕前を披露してやんよ。イアンも誘って、ひっさしぶりにな。 あー、あとお前にまだ見せてない新しい刺青も披露。
[こんだけ奉仕してやれば元気出るか? 暗にそう言いたげな、しかし柄じゃない事をしているといった表情で友人を見やる。 泣かれるのが苦手な男にとって精一杯の元気づける作戦。]
(149) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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……そっか、あの人は負けちゃったんだ。
[セシルはあの赤い目に囚われて、そのまま飲み込まれてしまった。自分が魅了されかけた時と違って、誰も彼を助けられなかったのだろう。]
――……ヘクターは負けないでね。
[小さく呟き、神妙な面持ちで施術に関する説明に耳を傾ける]
(150) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[死した者の向かう先を女は知らない。 全ては二人の従者と影に任せてしまえば良かった。 此処が吸血鬼の城でないなら葬られて当然の躯]
――…いけないとは思わない。 けれど、此処では城主様の許可が必要なの。
[メアリーの呼びかけにツキリと胸を痛めながら それだけのことしか答えられなかった]
(151) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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「任せる」と言った。 ……解らぬお前では、無いだろう?
[霧と掻き消える前 踏み込んだ対応についても主は了承の意を示した。 見送る其の前で、淡い笑みを浮かべ ゆらりと霧に溶けて消えた。 次に現れるのは、同胞の傍――]
(152) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[そしてそれは 「無茶なことをするな」 それが守れない事への謝罪を少々含んでいた。 恐らくきっと。 男は死にたがる。この城にいる限り。
しかし男自身が気づいているかは定かではなく。]
(-51) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[聞きなれぬ名が女の鼓膜を震わせる。 薬の匂いを纏う男が控える白の執事へと向けた名]
――…………。
[話が聞きたいという薬師を一瞥するが 女の眼差しは直ぐにセシルへと移る]
セシル…… 私は部屋に戻るから。
[メアリーの事を気に掛けながら 彼女の傍にいれば揺らぎを抑えきれず 女はこの場から離れる事を白薔薇の従者に告げた]
(153) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[ヘクターの説明を聞き終わり、暫く俯いたまま無言で考える。 だが、結論は最初から出ていた。この状況では、おそらく肌に直接施術することが最善なのだと。そうでなければ、最初から別の方法を提示するだろう。 顔を上げ、黒紫の瞳を逸らさずに見つめ]
わかった。……やるよ。
[静かに頷く。 少なくとも、そう思える程度には――信頼に値するかは自分で判断しろと、そう語る彼を信用し始めていた]
(154) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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あぁ。期待されたら根性見せるのがオトコノコだからな。
おまえがいてくれて、励まされらぁ。
(155) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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[友人に元気が戻るまで、 せめて苦笑がちゃんと笑顔に戻るまではそこにいて。
そしてその後は、地下牢から出ていく。]
あーあー、柄じゃねーことしちまった。 今度酒奢れよ。店で一番高い酒な。 [照れ隠しのように大きめの声でいいながら。
階段を上りきった先で、何やら城の雰囲気が剣呑なように思うが。 男ははっきり知覚できるほど察しが良くない。 ワインをまた一口呷って、城内をフラつきに**]
(156) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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>>146 余りよろしくない、探究心ですね……
[肯定の言葉がつらつらと列なる 遺体には慣れた、とはいえ、それは好んで見たいもの、ではない。
小さく嘆息を零せば、続く男の言葉]
―――……、
[薄くあがる口端、この男はその名の意味を知っている。 聖性を逸した、浅ましい己の生き様を――。 青は一度花咲くように見開けば、重たげに伏せられて]
――…そのお話はまた、後ほど。
[天の青は静寂のまま、冷えていった]
(157) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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そうか。なら、腕をフルってやろうじゃないか。
[親指をたてて合図]
にしても、先に風呂を使うといいぞ。 着替えも影に云っときゃ出してくれる。
ひとりで歩くのが怖けりゃ、浴室までついてってやる。 おまえが風呂使っている間に、おれは書庫に行ってくるよ。
まあ、眠れるうちに寝ておくというのもいいけどな。
(158) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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……っ、お兄様……。
[退室しようとした矢先のこと。 城主たる兄の気配が色濃くなり 現れたその姿に思わず声をあげた。
女の表情には安堵の色が強く表れる。 和む目許は兄への心酔の証]
(159) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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[薬売りの耳朶を掠めて囁けば、その傍らからは離れて]
――……お嬢様、 ご気分が優れぬご様子ですが。
お送りいたしましょうか?
[そのように問うのはまだ“仕事”がすんでおらぬせい、 すべきことが為されていればその揺らぐ翡翠を案じるままに沿うのだけれど――]
―――…旦那様、
[空気は揺らぎ変容する、 現れた主が気配に、ただ頭をたれた]
(160) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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お兄様との逢瀬には 此処は少し無粋だから……
部屋に戻ってから、と思ったのだけど。
[存外早く兄に会えた事に喜びながらも ぽつぽつと言い訳染みた言葉を紡ぐのは 手を煩わせてしまったかという心配から]
(*9) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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/* タイミング悪くてごめんなさい……っ。 空気を読むスキルが欲しいです。 うわーん。
(-52) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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[戸口の傍に、何時の間にか城主の姿はあった。 気配に気付いたローズマリーの声に、淡い笑みを浮かべて両手を差し出す]
渇きは治まったか……?
[着乱れたローブ姿は妖しい香を纏っているものの 彼女へ向ける声音には優しげな色さえ混じる]
(161) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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[真実を書くと 男には友人らの気持ちをとんと理解しえなかった。 大切な人が死に悲しんでいるらしい。 そして仇をとりたがり、真実を知りたがっているらしい。 事実であるそれらが理解できても共感は出来なかった。
死んだならそれで終わりだと。
その差の根底にあるのは、いつからか感じた現実への倦怠感。 平和に暮らす日常をただつまらないと思った。 街で喧嘩騒ぎを起こすようになったのはその時から。 組のボスの女に手を出したのもスリルが欲しいから。 女がこちらに振り向くまでは別の遊びとして楽しい。 こっちのものになってしまえばもう興味はなく しかし手放さなかったのは単に次のステップ、 マフィアとのスリルある鬼ごっこを求めて。
(-53) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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|
言ってしまえば、男には守るべきものは何一つなかった。 戻れなくなるまで引き込まれたものも 何もかも投げ捨ててしまいたくなる情熱も そして普遍的で平和な日常を愛しく思う心も持ち合わせていなかった。 死ぬまでの間、楽しく過ごせばそれでいい。 それが人生の基本指針であった。 刺青を入れたのだってほんの遊びの気分。 なかなか綺麗であったし、刺青がもとで喧嘩が増えれば万々歳。
そして楽しくなくなったなら たるんだ肌に刺青が汚らしく映るようになったなら 死ねばいい。 なんて素敵な人生設計。男は満足していたし それ以上は求めないつもりでいた。
(-54) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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だから 誰かの為に今を生きている友人らを理解することは出来なかった。 だが生きている友人らを助けたいと思う気持ちもあった。 死んだら終わり、だから生きてるうちに。]
(-55) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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嗚呼、そうだな
ただ 私が待ちきれなかったのだ。
[態々出向いたのは 影伝いに視る彼女の異変に 幾らか危機を感じた為でもあった]
(*10) 2010/06/21(Mon) 03時頃
|
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[自分だろうと、他者だろうと。 その基本指針はぶれずに]
(-56) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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|
[軽口を述べ、親指を立てるヘクターに緊張した面持ちを向ける]
……じゃあ、お風呂まで着いて来てよ。
[さすがに外の状況も分からないまま、一人で出歩く勇気はなかった。だからヘクターの提案を受け入れて]
それと、終わった頃に迎えに着てね。
[追加条件を出した。
そうして分厚い背中を追って風呂に向かい、悠長とも思えるくらいの時間を掛け、念入りに身体を拭き清める。 肌が垢染みていたら上手く施術は出来ないだろうし、それ以上に薄汚れた身体を晒したくはなかった]
―― →風呂――
(162) 2010/06/21(Mon) 03時頃
|
|
――…ありがとう、セシル。 もう、大丈夫よ。
[案じる白の執事の声に向ける微笑みには 明らかに先ほどとは違う余裕がある。
広げられた城主の両の手にぱっと眸を輝かせ トンと駆け出しその腕に飛び込む]
もう平気。 たくさん頂いたから……
[優しい声に甘えたような囀り]
お兄様の、渇きは……?
[ことりと首を傾げ案じるように問う]
(163) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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|
しかし、ト書きの合間にポツリとしゃべるトーニャと、ト書き少ないヘクターの組み合わせというのも対称的だな。
今回、ト書き減らして、発言でかける部分は発言に織り込んで書くようにしているのは故意にです。 もちっと呼びかけ語を増やさないと、誰としゃべっているのかが明確でない部分があるかな? まあ、多角ではないけど、外から読んでどうかな、と。 今後は注意しておこう。
(-57) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 03時頃
|
私もお会いしたかった。 だから…… お兄様が来てくれてとても嬉しかったの。
[兄の訪れにより女の不安は掻き消えた。 彼の姿があればメアリーの言葉に 女の心は揺らがないはずで]
(*11) 2010/06/21(Mon) 03時頃
|
|
[頭を垂れる従者をちらりと見遣る]
ご苦労だったな。 嗚呼、ローズは私が送ろう。
[胸に抱いたローズマリーの亜麻色の髪を梳きながら]
私は、未だ これからお前が満たしてくれるのだろう?
[小首を傾ぐ彼女へ、甘く囁いた]
(164) 2010/06/21(Mon) 03時頃
|
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[トーニャに浴室までの送迎を求められれば、もう一度、いつもの服に着替え直す。
洗面ボウルからスキットルを取り出して尻ポケットに納め、トーニャと一緒に部屋を出た。]
(165) 2010/06/21(Mon) 03時頃
|
|
[書庫への道すがら]
セシル。 トーニャには、おまえの心が闇に負けた、と云ったが…
おまえにそんな犠牲を強いたのは、おれだな。
この不覚者が、おまえを身代わりにしたんだ。 それなのに、おまえは――
[足下を睨み、イヤリングをつけていない耳朶に*爪をたてる*。]
(166) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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|
/* 旦那様は本当に働き者ですね。
そしてメアリーとローズのやりとりが決着ついてないので、お仕事をどうしていいかわからない僕。
どすっと奈落に落としていいですか。
(-58) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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|
お前が望むなら、私は何時でもお前の傍に。 ……さあ、血の循環を
私にお前の喰らった其れを、分けてくれ。
[閨へ誘うような色を持って、妹として愛でている彼女へ囁く。 揺らぐひとの心も何もかも、この純血で記憶の底へ 封じ込めてしまう為に**]
(*12) 2010/06/21(Mon) 03時頃
|
|
[梳き撫でる兄の指先に女は幸せそうに目を細めた。 心地好くも甘い囁きに心が震える]
お兄様が望んでくださるなら……
[静々と頷く様はまるで初心な少女であるかのよう。 兄は従者に送ると言った。それならば――]
私にだけ構って下さるのかしら。 それとも誰かを呼びますか……?
[誰かとは従者たる白薔薇か黒薔薇か。 若しくは客人のいずれかか。 彼の意にそう為ならば我が儘は言わない心算で]
(167) 2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
|
/*
なんとなく見せる事すきそうかな、と思って 色々ぐるぐる考えて長考になったようです。
黒薔薇に嫉妬されてしまいたい。
(-59) 2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
|
ああ――… ならば、よろしうございました。
[彼女の声音が変われば、安堵を向けて。 絶対者たる主の存在に――畏怖より崇拝へと、天秤は揺れて傾くのだ。]
――…かしこまりました。
[主へ向けては礼の姿勢を崩さぬまま、 主が妹を愛でる様は己の視界にはいれず。
しかし、彼女と少女の語ったところ―― サイモンの亡骸を、一度見やる。 このまま奈落へと“落として”しまってよいものか、と躊躇が一つ]
(168) 2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
|
おや、私だけでは不満か?
[誰かをと言うその唇に指先を向ける]
私が今望むのは、お前だけ。 ……さあ、寝室へ送ろう。 愉しませてくれた褒美をやらねばな?
[良い見世物だった。 サイモンの件に其れだけの感想を告げて 城主は妹のように扱うローズマリーを閨へ誘う。 其処に打ち捨てられた亡骸は、ついに一瞥すらすることが*無かった*]
(169) 2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
|
愛しいお兄様。 私が望まぬわけがないでしょう……?
いつでも、お兄様の意のままに。 私はお兄様の為に在るのだから。
[緩く首を傾げれば亜麻色の髪がさらりと流れ 白く細い首筋をあらわにする。 誘いを喜びこそすれ拒絶はありえない。 出逢った頃は如何だっただろう。 ふと持たぬ過去を考えかけて僅かに目を伏せた]
(*13) 2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
靴磨き トニーは、風呂や湯帷子の使い方が良く分からなくて、四苦八苦していた**
2010/06/21(Mon) 03時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
[白の執事から向けられた安堵に頷き一つ。 けれど視線がサイモンの躯へと移ろうのを感じれば 逡巡するように一度城主を見上げ]
――…全ては後で。 “彼”は暫くはそのままで。
[つ、と視線をめぐらせセシルにそう告げた]
(170) 2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 03時半頃
|
――…かしこまりました、 ではしばらくはそのように。
[>>170 告げられる言葉に、 惑うような視線を思えば了解を示し、彼女と主のその姿を見送る。亡骸の傍の少女をしばらくは見守る算段で]
(171) 2010/06/21(Mon) 04時頃
|
|
[ふ――と窓の外を見やる。 霧は晴れていない、ましてや暁星など 見えるはずもないものを探してしまった]
――…皮肉なものですね。
[堕ちた天使――と主は言った。 最も名のある堕天使、明けの明星、 それは天にあってはセラフ(熾天使)と 呼ばれる者ではなかったか。]
(172) 2010/06/21(Mon) 04時頃
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|
[兄が来なければ女が縋った先は白薔薇の執事だったか――]
(-60) 2010/06/21(Mon) 04時頃
|
|
不満なんてそんな……っ
[兄の指先が向けられた唇が即座に否定の言葉を紡ぐ]
お兄様からのご褒美…… 期待しても良いのかしら。
[望む言葉を与えられた女は頬を染めた。 花の綻ぶような笑みはかつてはサイモンに向けられ メアリーに向けられたその笑みと同じ。 甘えるような声音は今は兄にだけ向けたもの]
――…ありがとう、セシル。
[了承の言葉を受けると素直に感謝の言葉を向けた。 そうして見送る気配を感じながらも 女は兄に誘われるまま閨へと姿を消した**]
(173) 2010/06/21(Mon) 04時頃
|
|
[彼女の感謝の言葉が耳に触れる。 ――亡骸に眼差しを落とす、死者は黙して語らない。 けれどその安らかなる表情]
Selig sind die Toten, die in dem Herren sterben,
[零れたそれは祈りの句、 そう、あの時も、そのように祈ったのだ。 ――幸いなど、訪れることはなかったけれど**]
(174) 2010/06/21(Mon) 04時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 04時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 04時頃
奏者 セシルは、水商売 ローズマリー
2010/06/21(Mon) 04時頃
奏者 セシルは、水商売 ローズマリーに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 04時頃
|
―客間― [ざわめきと悲鳴。 部屋に戻る途中に、微かに耳にした響きは、この悪夢の様な宴の真の始まりを感じさせるもので―…‥。 と同時に自分が選ばれなかった安堵、自分が選ばれなかった絶望とまた選ばれるかもしれない恐怖感、そして罪悪感の複雑な感情にただ吐き気をもよおして、]
――気分が……悪い…
[それは幼き頃の自らに対して、血を分けた親がした――の後の想いにも似て―…‥。
そして自由を奪う枷をされた環境と、城主との会話は幾度と無くそれを思い出させて、]
……うっ…
[疼きだけが男を襲う。 やがてそれが治まるとゆるりと立ち上がり、食堂へ向かう。 ――一時忘れる為の一杯の葡萄酒を得る為に。]
(175) 2010/06/21(Mon) 08時頃
|
詩人 ユリシーズは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 08時頃
詩人 ユリシーズは、水商売 ローズマリーに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 08時頃
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―サイモンの部屋― >>157 [よろしくない探究心には、そうですか?と小さく返し…]
――……仕事上、そういう扱いを避けるわけには、いきませんのでね。 病にしろ、傷にしろ
[あくまで純粋な生業のための探求と強調したのち、すれ違いさま、話はまた後にと囁かれれば、改めてその後姿を見つめた。]
――……白薔薇、ですか。
[そう、血を求める者は彼を白い血と呼ぶのだ。 さて、その白が何を意するのか。
と、そのうち、また霧のように城主が現れるのには瞬いて……。妹君の戯れる様子、それを見つめる白薔薇……そして、打ち捨てられた遺体に縋る女を見る。]
――……
[わかったことは、あの城主の現れるさまを見れば、この城、出るまでは解放は叶わず、 とりあえずは、血を抜かれた女の傍に寄る。小さく名前を聞いて、それが兄であることも知れば、その兄妹の対比に少し胸を痛める。そして、メアリーをその場にそのままにもできず、ただ、見守った。**]
(176) 2010/06/21(Mon) 08時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 08時半頃
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― 回想/サイモンの部屋 ―
[サイラスの背中を追って、客間のひとつに行く。 入り口で立ち止まった薬売りが、 白薔薇の従者に呼びかけるのを聞いた>>100]
――…?
[部屋に入ろうとすれば、サイラスに止められる。 だが、覗いた彼の背中越し、数人の人影が見えた。
立っている女性が一人、男性が二人。 横たわっている男性が一人、それを抱いている女性が、一人。 ほとんどの相手に見覚えはあったけれども 抱かれている男性は見た事もなく。]
あの、方は……
[ふと。悲鳴の声が、男性を抱いて座っているメアリーのものであったと思い当たる。]
(177) 2010/06/21(Mon) 09時半頃
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――――…、…… …
[状況が、すとんと胸に落ちて。 膝の力が、かくりと抜けた。
"旦那様の「同族」と呼ぶべきは、「お嬢様」ただひとり。" "ここは、やはり、魔物の城ですから。"
告げられた、いくつかの言葉が蘇り。 横たえられた男性の、光のない――だが恍惚の名残を宿した瞳に 見つめられた気がして。 口元を押さえて、よろめいて。 目の前にあるサイラスの背中へと、縋るような手を掛ける]
(178) 2010/06/21(Mon) 09時半頃
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……ぁ…、―― …
[サイラスに抱き上げられれば、素直に体を預けた。>>113 控えめに。だが押さえきれない衝動に流されて その首に腕を回し、胸に顔を埋める。
白い従者の、気に掛けるような声には小さく首を横に振り>>124 すれ違った男性には、どこか見覚えがある気がして>>120 そっとその背中を見送った。
そのまま、サイラスの部屋に戻され、ベッドに横たえられて。 静かに、動かないように、という助言に頷く。>>132 再び部屋を出て行くサイラスを視線で追ったあと 目を閉じれば、意識は闇へ転がり落ちるように消えていった。]
― 回想/了 ―
(179) 2010/06/21(Mon) 09時半頃
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/* あれ、pt902……? わ、わ。飴いっぱいありがとうございます。
使いきれるかなぁ。
(-61) 2010/06/21(Mon) 11時半頃
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/*
刺されるならメアリーちゃんが良いかなぁと 負縁故受ける気満々であのサイモン襲撃だったけど。
意外な展開で驚いたのでした。
(-62) 2010/06/21(Mon) 11時半頃
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―回想・地下牢― >>149 >>156 なっ。 泣いたりなんてするわけ無いだろ!わ、ちょっ……
[涙の痕を隠すように起き上がってそっぽを向いたおかげで頭に手が乗るまで気がつかず。髪はぐっちゃぐちゃに]
……うん。ここはいい食材がありそうだから、 もしかしたら1流並のができたりして、ね。
[ワインを受け取って柄でもないことをする友人にくすりと笑い。]
……ありがと。
[階段を上がっていく背中を見送って、自分も落ち着いてから客室へと向かう。今は自分のことで手一杯で、城内の雰囲気には*きがつかぬまま*]
(180) 2010/06/21(Mon) 12時頃
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―― 書庫 ――
[天井近くまでそそりたつ書棚を埋めた書籍は圧巻だ。 羊皮紙となめし革の装丁は、数多の死んだ動物に由来し、 ここは知識と獣たちの静謐なる墓所ともいえる。]
…篭城戦ってことにでもなったら、あの本、煮て食えるな。
[流浪生活の長くなった男は、前回、ここへ来たときには考えもしなかったことを呟きながら書架の奥へ進んだ。]
(181) 2010/06/21(Mon) 12時半頃
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[読み方もわからない異国の文字が刻まれた本も多かったが、“そこ”を探しあてるのは、さして難しくはなかった。
十年前、手記を抜き取った場所は、今も変わらず小指の幅ひとつほどの空隙となっている。
男は、そこに古びた革装丁の手帳を*戻した*。]
(182) 2010/06/21(Mon) 12時半頃
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―現在・客室の1室― [ベットの上で仰向けになってみたが、あれだけの衝撃があって眠れるはずもなく。許せないとは言ったが何をしたらあの城主に一矢報いることができるか分からなくて。ふと浮かんだのが失踪事件のことを知りにきた、と言っていたイアンのこと]
……イアンさんに話してみよう、かな……?
[起き上がりイアンを探しに*部屋を出る*]
(183) 2010/06/21(Mon) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 12時半頃
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[過去の彼女を思い出す事は、もう殆ど無い。 恐怖に引き攣る顔も、吸血の快楽に堕ちる様も 幾万と視てきたものと同じ ただ違うのは、傍に置こうという気を起こした事くらいで]
――…
[声ならぬ聲ではなく、間近で囁きかける まるで睦言のような甘い言葉]
(*14) 2010/06/21(Mon) 14時頃
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→ローズマリーの部屋へ― [>>173嘗て己に向けられていた表情とは間逆 恥らいの混じる淡い笑みを見遣り、一つ頷く]
勿論――…期待して良い。
[己の血を濃く分け与え、彼女の取り戻しかけた記憶を奪う 血の循環と言いながら、其の甘美な行為は 何より城主の為だけのものだった。 ローズマリーの部屋にたどり着けば、冷たい指先が漆黒のドレスに手をかける。 亜麻色の髪を掻き分けて、白く細い首筋に貌を埋め ぷつり 城主の鋭い牙が二つの穴をあけた]
(184) 2010/06/21(Mon) 14時頃
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[己もまた、腰紐を解き黒のローブを床に落とす。 流れる銀糸を払い、首筋を露にする]
さあ、共に堕ちよう――…虚無と快楽の狭間へ お前は永遠に私のもの それだけを覚えておくが良い
愛しい 私のローズ
[呪文のように繰り返し囁く声 カーテンに映る、二つの陰が蠢く姿 人為らぬものだけの宴は、彼女が意識を手放すまで続く**]
(185) 2010/06/21(Mon) 14時頃
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─サイモンの部屋:少し前─
[言葉を失うローズマリーの翡翠の瞳を、じっとはしばみ色の瞳が見つめます。亜麻色の髪に飾られた銀の羽根飾りは、失われた過去へと儚い翼を広げるのでありますけれども。>>147]
──…。ヒトではなくても、
[一歩、後ずさるローズマリーへと呟きます。]
───想いはきっと、伝わるもの。
[大きく見開いた、翡翠の瞳。 怯えたように震える、艶やかな唇。 少しの間沈黙し、そうして続く彼女の言葉を待ったのでした。]
(186) 2010/06/21(Mon) 14時半頃
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…ご城主さまの、許可が。
[ローズマリーの言葉は、自ずとこの城の主の力を知らせます。>>151 戸口に現れた人影、「客人」たちの姿に白と黒の2つの薔薇。 それらも全て、城主のためのものなのでしょう──
そう、思い知らされたのです。 「宴」の幕開けを告げるヴェスパタインの言葉に、兄が必死に紡いだ逃亡を促す言葉に、そうして今ローズマリーの告げる言葉に。]
────……ばかね。
[呟いた言葉は、誰に向けたものだったでしょう。 兄の亡骸の傍へと再び寄り添い、愛しむようにそんな言葉を呟いたのです。
そうして、何か心を決めるように。]
(187) 2010/06/21(Mon) 14時半頃
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水商売 ローズマリーは、花売り メアリーに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 14時半頃
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― サイラスの部屋 ―
[眠りに落ちてからどれほどの時が経ったのか。 目を覚まし、部屋の中を見回しても未だ部屋の主の姿はなく。 ゆっくりとベッドから足を下ろす。]
…、――!
[立ち上がった瞬間、不思議な違和感が身体を包んだ。 その正体が分からず、首を傾げながら歩き出したところで 不意に、それ、に気付く。
今まで、常に寄り添うように胸にわだかまっていた 息苦しさと圧迫感が、ずいぶんと薄らいでいたのだ。]
(188) 2010/06/21(Mon) 15時頃
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─サイモンの部屋:少し前─
……っ、…。
[ゆら。と、空気が揺らぎます。 人ならざるものの気配、永遠と退廃を纏った「吸血鬼」その人の圧倒的な存在感。>>161
気圧されるように、兄の遺体の傍らでじっと黙ってその姿を見上げたのです。]
……………。
[艶やかに花開く、ローズマリーの恍惚の眼差し。 此方を見ようともしないヴェスパタインの物腰に、言葉もなくただ震える手を何かに縋るように伸ばしかけ──、]
(189) 2010/06/21(Mon) 15時頃
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… ……。
[かさ。と柔らかに触れたのは、白薔薇の花。 血の中に薔薇の香りが仄かに香り、白い花弁がはらと零れます。]
……マリーねえさま…。
[口の中で囁いた声は、人の聴覚では捉えられぬほどのささやかなもの。 先程まで、過去に揺らいだかに見えた懐かしい彼のひとが、たちまちのうちに吸血鬼に攫われ虜になるさまを、はしばみの瞳は無力を噛み締めて見つめるより他ありませんでした。
それでも僅かに流れた翡翠の視線に>>170、切ない表情が揺れています。]
────…。
[結局、兄の処遇を口にすることも出来ず、そのままじっと黙って城主兄妹が闇へと消えるのを見守るしかなかったのでございます。]
(190) 2010/06/21(Mon) 15時頃
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……?
[静かに手向けられた鎮魂の聖句に、はじめて存在を知ったかのように目を向けます。>>174 白薔薇の化身のような、柔らかで美しい青年。 彼がいつからこの場にいたのか、そもそも最初から姿があったのか、記憶は曖昧で随分混乱しているようでした。]
…あなたは…神父さまでいらっしゃるの?
[彼は従者として、白薔薇の広間で披露目を受けていたはず。 その姿を遠目に見た記憶は、今も新しくあるのです。
けど、そっと伏せられた天の青に浮かんだ悼みの色は、演技ではないもののように映るのでした。>>174]
(191) 2010/06/21(Mon) 15時頃
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────…あ。
[そして、思い出すのです。 兄の手に、そっと白薔薇を握らせてくれたのはこの青年ではなかったでしょうか。]
……、ありがとう。
[ですからそっと静かに、白薔薇の青年へと礼の言葉を向けたのでした。]
(192) 2010/06/21(Mon) 15時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 15時半頃
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/* ベネットの人はおんがくの〜のラルフに見えます。 メアリーもユリシーもわかった気がします。
サイラスは、ええ。 セシル回避されてて寂しいでs
(-63) 2010/06/21(Mon) 15時半頃
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/* ユリシーは 吊りより襲撃で狼にしてやりたかった ……と思うさどいわたし。
(-64) 2010/06/21(Mon) 15時半頃
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/* サイモンの遺体の処分に悩むな。 どうするのが美味しいだろう……サイラスさん絡んできてくれているとか、もうありがた過ぎて涙出るんだけど、もう!!!
ダストシュート直行を煽ってしまえば良かったか(← なやむ。
(-65) 2010/06/21(Mon) 15時半頃
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― サイラスの部屋 ―
[鏡を探し、自分の姿を写せば、 昨日までとは違う自分が、そこにいるような気がした。 首筋や、顔にうっすらと散っていたすみれの花は ほとんど目立たないまでに消えて。 青白かった頬には、ほんのりと赤みさえ差しているように思える。
唇や指先の、鮮やかなまでの薄紫色は 消えようもなかったけれども…]
――… …。
[そんな、自分の変化が信じられず 夢見心地のようなふわりとした足取りで ヴェールもつけずに部屋の外へと歩き出した。]
(193) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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/* いや、むしろ中身込みセシル回避か。
(-66) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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―サイモンの部屋― [ふと呟いた聖句に、少女の問いの言葉がかえる。 いいえ、とゆるく首をふる――振られた首のこの枷は聖職からは程遠く。
亡骸に落とした眼差し、少女が悼みと見たそれに、 かすかに混ざっていたのは羨望だった]
――…いえ、少しでもお気持ちが安らかになれば。
そちらの方は、お嬢様が今しばらくそのままに、と仰られましたのでそのように致します。 お心の整理が着くまでお傍にどうぞ――。
[先ほどよりは落ち着いた様子の少女に、穏やかに語りかける。影は常に傍らに、この場を外そうとも、なにかあれば己の耳に届くように――音なく紡ぐ。
――同じく少女を見守っていた態の、背後の男を気にしながら]
(194) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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― 回想・サイモンの部屋 ―
[メアリーの呟き>>186に僅かに伏せる眼差し]
想いは本当に伝わるかしら。
[受け入れたいのに受け入れられない]
ヒトは魔性を受け入れない。 ヒトの血を糧とする私をヒトは恐れる。 私が自分と同じでは無いと知れば怯え拒絶する。 ――…信じて牙を向かれるのはもう厭なの。
[容易く信じられなどしなかった。 感情の全てを戯れなのだと自らを欺いて 自らが傷つかぬよう防衛線をはる愚かな魔性。
人ならざる聴覚がメアリーの囁き>>190を拾う。 伏せた睫毛がぴくりと震えるけれど聞こえぬふりをする**]
(195) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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[――記憶は戻らない。 白薔薇の園でトレメイン兄妹と過ごした時間は 確かに存在していたというのにそれは欠けたまま。 人としての穏やかな時間は女にとって幸福だったというのに 人ならざる城主と出会い魅せられ抗いきれず 女は人と呼べぬ存在になってしまった。
記憶が欠けたのは自らが壊れぬ為。 なれど郷愁を感じるのは――
人としての心が僅かなりとも残っているから]
(*15) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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― ローズマリーの部屋 ―
[城主の思惑など知らぬまま 兄への思慕ゆえに女は我が身を差し出す。
吸血鬼として力を与えられた女の温度は人とは違う。 けれど純血の城主の温度ともまた違って どちらとも言い切れぬ不確かな状態。
触れる冷たい指先に女は小さく身を震わせる。 不安ではなく期待からの身体の素直な反応。 首筋に掛かる吐息。 傷跡一つない女の肌が男の牙を受け入れた]
――…ふ、…ぁっ。
[甘く漏れる吐息は艶めいた響き。 女は白い咽喉を露にし翡翠の眸を潤ませた。 燭台の炎が艶かしい二つの影を映し出す]
(196) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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――…私はお兄様のもの。
[幾度となく繰り返された言葉。 暗示めいた城主の囁きに疑問など抱かない。 女は城主の為に此処にある。 彼が傍にいる限りそれは揺らがない]
望んで下さるのなら共に堕ちましょう。 この命が尽きるまで、永遠にお兄様の傍に。
[露となった男の首筋に誘われるように唇を寄せる。 『私のローズ』 かつてそう紡いだ人間の男が囁く事はもうない。 所有を示して良いのは今はこの城主ただ一人]
嗚呼……
[もっと、と上擦る声で更なる快楽をねだる。 甘美なる宴は蘇りかけた遠い記憶を薄れさせた**]
(197) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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/* ローズの可愛さ異常、ローズの可愛さ異常。
wwwこれは可愛い。
(-67) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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─サイモンの部屋─
…ええ、兄を探しに…。
[名を問われ、サイラスと名乗る青年に問われるままに兄を追ってこの城へ来たことを口にします。>>176 気遣わしげに向けられる視線に、イアンの言葉を思い出して瞳を一度伏せました。]
……、…。
[迷うように、視線が兄の亡骸の上を彷徨います。 けれども死者から答えの返ることはなく、再びサイラス、そしてセシルへと目を向けたのでした。
銀の首輪が、しゃらり。 白い青年が首を振るのにしたがって小さく鳴ります。>>194 それはあたかも、この場を立ち去った吸血の主の存在を殊更に示すかのよう。]
(198) 2010/06/21(Mon) 16時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 16時半頃
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―サイモンの部屋― [メアリーと名乗る女性は、その亡骸、兄を探しにここに来たという。 そして、その兄が吸血鬼の餌食になるのを見た。]
ここは……やはり、そういう城なのですね。
予想はついていましたが。
[だいぶ落ち着いたように見えるメアリーとそれを見守る白薔薇の従者。彼は、吸血鬼、の従者。その首の枷が、何よりそれを表している。 同時にそれは、
ああ、このフロレスクは、堕ちたのか。 そう思わざるえない。]
――……メアリー。 兄上とお別れを……。
[そして、メアリーにかけてあげられる言葉はこれしかなかった。]
(199) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
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>>194 [メアリーに声をかけた後は、その堕ちたるフロレスクに視線を飛ばした。]
君は……
それが、君の姿ですか?
[問うのは、首の枷に、 そして、城主とその妹君を敬う仕草に……。]
(200) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
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[少女の惑うような眼差しに、かけるべき言葉はない。 生者の嘆きは悼ましくとも、死せる者には届かない。 嘆きも悲しみも、それは生者のためのもの。
そう、人の想いは闇までは届かない]
……何か遺品は? 髪でも、おとりましょうか。
[冷たくはなくとも、その言葉は至極冷静なもの]
(201) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
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──…。あなたは、「ちがう」のね。
[問いは、白薔薇の青年へ。>>194 吸血鬼に仕え、その姿に魅せられたかのように見える一人の青年。
けれども同時に、未だ血の通う──ヒトたる姿。 そのアンバランスと、不安定な心の揺らぎ。]
……あなたは、まだ…ちがう。
[ふと、ローズマリーの面影が脳裏を過ぎります。 部屋を出るほんの少し前、かの言葉に込められた哀しみに、ぎゅっと手を赤い胸元で握りしめました。]
なのに…だから。
(202) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
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[だから。
ヒトは信じられない、それならば。>>195]
だから…ヒトを捨てるの?
[そう、白薔薇の青年の選択を問うたのです。]
(203) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
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>>200
――……そのお話をなさるなら、
少し、場所を移しましょうか。 このような場所で立ち話というのは、よろしくない。
[振り返り、薬売りの双眸をひたり、見つめる。 花の香気はあらずとも、白薔薇はあでやかな微笑みを向けて]
(204) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
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薬屋 サイラスは、メアリーがセシルに話しかける様子をきいている。
2010/06/21(Mon) 16時半頃
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[ぽつり、ぽつりと少女の繰り返す言葉――重なる音が問いかける。 はしばみ色の瞳は、たった今悲しみを知ったばかり。 それゆえか、結ばれる言葉に想うのは]
あなたは何もご存じない。 そして、疑わないのですね、選択の自由を。
――……抗えぬことなど、人の世にだって幾らでも。
[だから、の意味はわからない。 己に理由を求める、その理由も]
(205) 2010/06/21(Mon) 17時頃
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花売り メアリーは、薬屋 サイラスの声にびくりと肩を揺らし──
2010/06/21(Mon) 17時頃
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…お兄さま。
[そ…っと、血の気を失った額にかかる黒髪を指で撫でます。 物言わぬ兄の姿を眺め渡し、両手を祈りの形に組み合わせました。 やがて静かに手を引くと、そこには安らかな「夢」に眠る、兄の姿。]
──マリーねえさまを、諦めたりはしないわ。
だから……
───おやすみなさい。
[兄へ告げたのは、決別の言葉。 そうして、震える両手を自らを抱くように腕に絡ませたのです。]
(206) 2010/06/21(Mon) 17時頃
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―マーゴについて― >>188>>193
[部屋に寝かせたマーゴに処方したのは、 もう遅いとわかっていても、その毒を中和する薬だった。
それは彼女と、その父上の意思に反するものだというのはわかってはいても、 ただ、無垢な少女が、死するためだけにその身を捧げて苦しむことに、
どうしても、
何か胸の奥がわだかまった、から。*]
(207) 2010/06/21(Mon) 17時頃
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薬屋 サイラスは、奏者 セシル>>204の言葉には頷いて、メアリーがサイモンを弔うのを見守る。*
2010/06/21(Mon) 17時頃
薬屋 サイラスは、花売り メアリーの腕の中でサイモンが安らいだ貌になった気がした。*
2010/06/21(Mon) 17時頃
|
…いいえ。結構ですわ。 髪は要らない。
でも──、
[問いにふと惑い>>201、兄の服の胸元に刺さる古いペンに目を止めます。 さして高級なものでもない、それは兄が決して手放そうとはしなかったもの。
───いつかの、銀細工と同じように。]
…お兄さま、許してね。
[そう、サイモンに声をかけて白薔薇の従者へと視線を返したのです。]
(208) 2010/06/21(Mon) 17時頃
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|
…っ、だって…!
[何も知らない。 そう、その言葉は真実正しいのです。 結局は、兄の真意も、ローズマリーの揺れる思いも、白薔薇の従者の複雑な思いも、この城の過去も、
──知れたことなど、ひと握りのこと。]
[けれど。]
(209) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
……選択が強制であったとしても…、
[支えを求めるように、祈るようにペンを持つ指を組み合わせます。]
…未来を選ぶのは、自分自身よ。
[それでも兄は、幸せであったのでしょう。 そう言葉を返して、抗うように天上の青を見返したのです。]
(210) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
[人の心など元より持たぬ城主には、彼らの心情の揺らぎもただ、永遠の時の中で見る寸劇のようなもの]
しかし、其の愚かさが私を愉しませてくれる。 下らぬ感情に流されて、何をしでかすか解らぬのが人間
[気をやったローズマリーの傍を離れ、情宴の痕もそのままに緩慢な所作で私室へ戻る。 燭台の灯りに浮かぶは妖艶な魔物本来の姿。 間接的とはいえ、人の血を啜った後とあれば、漏れ出る魔力も先刻の比ではない]
少しずつ……少しずつ 狂わせてやろう。 追い詰められてこそ、彼等は本性をむき出しにする。 人の身が真に何を求めるのか 人の心が真に何を願うのか 私に見せるが良い**
(211) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
/* ハッ
ペンをサイモンから抜き取った描写がなかtt すまん(*ノノ)
(-68) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
|
[亡骸より遺品を手に取る少女を見やれば、 己の言葉が真をついたがゆえに、少女の声が乱れた。
ああ、いけない――と、 白薔薇は白薔薇たる微笑を取り戻す]
未来を――…
ええ、そのように信じられるのは、 ……とても、――とても幸せなことですね。
[この少女に未来が存在しえるか、それはまだわからぬこと。 ただ兄が幸せだ、という言葉には、先ほどの聖句を再び繰り返し―― 見返す瞳に、青が向けるのはただやわらかな色]
(212) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
[乱れた寝台には何も纏わぬ女の肢体だけ。 それを気持ちばかりに包むは白い敷布。 兄に噛まれた首筋の傷は目覚める頃には消えている。 ぴくりと細く白い指先が跳ねた。 伏せられた長い亜麻色の睫毛が小刻みに震える]
…………ん。
[何か夢をみていた。 甘く切ない夢。 人ならざる女が望んではいけない夢。 けれど目覚めた女には夢の残滓さえ掴めない]
――…………
[開かれた翡翠の視界が滲んでいた。 目許へと指先を触れさせれば濡れた感触。 ぽろぽろと零れる涙。 如何して泣いているのか分からず女は不思議そうに首を傾げた]
(213) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
奏者 セシルは、薬屋 サイラスの了承を見れば、小さくため息をひとつ
2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
あなたは──…。
[言いかけた視線の先に映るのは、ただ穏やかな天の青。 澄み渡る青空のような、セレスティアルブルー。>>212
優しい色は、けれどもその先を許さない。 青い瞳を黙って見つめたのは、少しの間。
沈黙の後、躊躇うように口を開きます。]
──…未来を、選べなかったの…?
(214) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
|
[少女の言葉、 罪のない問いかけ]
存在しえなかったものを、 どのように選べというのですか?
[亡骸に眼差しを落とす
――――主に結ばれて死せる者は幸いである。
祈りの言葉、あの時、己は確かに死を覚悟したのだ]
……いえ、少し、 おしゃべりが過ぎましたね。
[白薔薇はそして沈黙する]
(215) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 18時頃
奏者 セシルは、青は静かに伏せられた**
2010/06/21(Mon) 18時頃
|
[ゆっくりと身を起こして女は影を呼ぶ。 湯浴みの仕度を整えさせて女は自分の為だけの浴場に向かう。 湯気の立ち上る湯船に爪先から身を浸した。 影は何処までも付き従い女の肌を髪を丁寧に洗い流してゆく。
湯の心地よさにうっとりとした吐息が零れた。 白磁のような肌はうっすらと上気し 弾く水滴がきらきらと煌いている。
本来ならば疾うに尽きていただろう命。 浅く上下する豊かな双丘にそっと手を宛がう。 トクリトクリと緩い鼓動が掌を伝った。 生を確認するようなこの癖は遠い昔からのもの]
――……。
[ふ、と息を吐く。 女は全てを影に委ね身なりを整えた**]
(216) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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─サイモンの部屋─
───…。あなたは…。
[伏せられる青の瞳に、柔らかな髪が落ちかかります。 兄の亡骸を見つめる瞳、その表情を窺う術は今はなく。]
ねえさまとは、「ちがう」のに。
…、…。
… 「おなじ」なのね。
(217) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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[白薔薇の沈黙にそれ以上問いを重ねることはせず、立ち上がります。 決別を済ませた兄に再び視線を向け、ドレスの端を指で摘まみます。
さらりと鳴るのは衣擦れの音、ふわりと咲くのは真紅の花。]
…ごきげんよう。
[兄へと告げた視線を巡らせ、白薔薇の青年へも丁寧な礼を送ります。 無言のうちに死者を託し、そうして静かに見守っていてくれた青年へも、はしばみ色の瞳を巡らせました。]
(218) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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ありがとうございます、サイラスさま。 サイラスさまは──…どうかご無事で。
[向けたのは泣き笑いのような表情。 いつかマーゴットに告げられた、祈りの言葉。
相手の無事を祈る言葉を口にして、そうして兄の部屋だった場所を*辞するのでした。*]
(219) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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―グロリアの客室前―
[「黒薔薇」と呼ばれる執事の男は、2本のダガーをベルトに巻き、その上から上着を羽織った。]
(どこぞのフロアを血生臭くするマネをするとしたら……随分と久しぶりだな。この城に来てからは、旦那様やお嬢様が人の生き血を吸う光景は幾度となく見ているが、「俺」自身が人の生き血を絞り出す殺傷沙汰は皆無だ。
腕はだいぶなまってるかもしれん。それは仕方がない。どうにか昔の勘を取り戻さざるを得ないな。
その結果、美しくないと旦那様に罵倒され追い出されるなら、それはそれ。もとより「俺」は下賤の生まれだ。今さら貴族様の世界の住人になんざなれはしない。)
[コツコツと革靴でカーペットを蹴る。]
(ま、殺傷沙汰が起こらなかったらただの杞憂、だな。)
(220) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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/*
ユリシーズはPCもPLも後ろ向きなんだが。 ええと、身代わりになるなら、なるでもいいんだけど、 GMや他のPLが気にしないようにもっていってほしいな。 なんか、自分はこの村では駄目だから…ってもってこられると、どうしても、気にしてしまう。
(-69) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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[これは余談となるが、ロビンが「黒薔薇」と呼ばれるようになったのは、この城が初めてではない。腕に刻まれた無数の黒薔薇のタトゥーは、とある世界の住人には「それなりに」知られているという噂がある。
通称Robin.TL――本名、ロビン・トレント・リッテンベルク。 とあるマフィア一家の一員として、キャンベル家が統治する街で屍体の山を築いていた男がいた。
そして、その男が突如ファミリーから失踪したのと、ロビンと名乗る執事がこの城にやってきたのは、ほぼ同時期であったという**]
(221) 2010/06/21(Mon) 18時頃
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花売り メアリーは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 18時頃
花売り メアリーは、小悪党 ドナルドに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 18時頃
花売り メアリーは、墓荒らし へクターに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 18時頃
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[>>218 主を「ねえさま」と呼ぶ少女が己を評する言葉が耳に入る。 この少女もまた、彼女を心揺らがす者なのだと思い出す。
伏せた視界、 花咲く深紅だけが鮮やかな色]
――……今は少し、 おやすみなさるとよろしいでしょう。
[向けられる礼を返して、 はしばみ色の無垢なる色、罪を知らぬ罪深さ。
問われることに疲れを覚えて、 けれど少女の残す言葉に悩ましいことを思い出す]
(222) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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んー、気にせずにユリシーズ落とせばいいと中の人は思います。 後々の物語の引っ張りを考えるなら。
後は、キャラクターの方向性の違いが余りにもw 何時もの失敗してしまったとか……orz
落ちるまでは頑張りますよ。
(-70) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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>>219 [兄の決別する女性に、暗い泉の青色を伏せる。 そう、死に直面し、嘆き、そしてそれを認めざるえない時、 その時に流れる涙は、表情は、
何度見ても慣れるものではない。]
――……ありがとうございます。 どうぞ、貴女は、
そのままで。
[気丈な女性の後姿にそう告げ、見送る。]
(223) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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[「しばらくそのままに」 主がそれは少女がための言葉と察すれば、 その亡骸を「片付ける」ことに躊躇いはない]
――……、 あとは影に任せましょうか。
[薬売りに室内を出るように視線で促す。
廊下に出れば、戸口の燭台の灯火は、消えている、 それは留まる客人の命の終焉を示すが如く。 ――空いた客室へと歩みを向ける]
(224) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 18時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 18時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 18時半頃
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[部屋に戻った城主は身なりを整えもせず、 名残を残したままのローブ姿で 食事を終えたばかりの客間へ向かう]
……おや
[戸口には既に灯火が無かった]
白薔薇 メアリー・トレメインはもう戻ってしまったか。 あれの屍骸は?
[来るのが少し遅かったかと、薄く笑みを浮かべ ちらとサイラスへ視線を投げる]
(225) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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[書架に戻した手帳は、かつて宴に招かれた者の手記。
好奇心と、賛美と、小さな我が侭と不安。 日を追うごとに乱れる文字と文脈。
やがて、いくつかのページが塗りつぶされ、破り取られ、 血痕の下に消えかかる文字]
【 愛 し て 】
[後は空白]
(226) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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>>224
[白薔薇の従者に促され、部屋を出る。 空いた客室に案内する視線に足を向けようとして、
ぴたり、とまった。]
――……
[そこに現れたのは、人の形をしている魔物で…。 逃げようはない。
ただ、さきほどの事実がフラッシュバックすると、黙り込んではいたが、微かに額に汗がにじんだ。]
(227) 2010/06/21(Mon) 18時半頃
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――……旦那様、 ああ、あの少女でしたら、もうお部屋へと戻られたことかと。 かの方の亡骸は―― 影が、片付けて終えていなければ、いまだ。
[ゆるやかに頭を下げる。 言葉には一見常と変わらず、しかし漣めいて乱れる感情が潜む。
――この白薔薇と呼ばれる青年にしては、珍しく。 そう、恐らくは苛立ちのようなものを覚えていたのだ。 フロレスク、その名を連呼されることに。
その意図を問いたくはあった、 けれど主の前ではそれもままならず]
(228) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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/* 旦那様サイラスと話したかったんだね。 ああ、でも喧嘩できない……!
(-71) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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どうした……私が恐ろしいか
[声も無く立ち尽くしているサイラスへ声をかける。 薄く哂う声は彼には聞こえまい]
葬列の乙女に、毒を施したそうだな。 解毒しか扱わぬかと思えば……随分優秀な薬師のようだ。
[城内の話は筒抜けて 彼が以前に薬を買いに走らせた相手だと、今は気付いている。 解毒薬。以前買いに走らせた其れは結局使う事が無くなった。自ら命を絶つ人間を止める術は幾ら吸血鬼といえど持って居ない]
(229) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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―客室―
[どうしようもなく喉が渇いた。 どこからともなく、揺らめく黒い影に差し出された水を煽る。それからしばらくのあいだ、寝台の上に寝転がり、天井を見つめていた。
やがてゆっくりと身体を起こし、文机に向かう。
手帳を取り出し、詳細に記録する。あの部屋で己が見た光景を。どのようにサイモン・トレメインが血を流し、そして死んでいったのかを]
……っ。
[何度ペンを折ろうとしたか。そのペンを、吸血鬼達に――そして自分自身に突き刺してやりたくなったか。分からない。数えきれない。生ぬるい好奇心だった。生ぬるい感傷だった。犠牲者たちはああやって死んだのだ。ああやって!
やがて手帳からペンを離す。読み返す事はせず、それを胸元にしまう。唯一の証拠品と言っても良い『名簿』は、未だ文机の中にあるはずだ。それを確認し、青年は徐に部屋を後にした]
― →城内―
(230) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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―― 武器庫 ――
さて、銃声なんて物騒なものを聞いちまったからなぁ。
[書庫を出て、並びにある年代物の甲冑や武具の収蔵室を覗いてみる。 やはり、銃器の類は見当たらないようだ。]
持ち込みかぁ? どのみち、城の連中が銃を使うとは思ってなかったけどよ。
(231) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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ほう…面白いモンがあるな。
[腕を延ばして、壁にかかったギザーム(長柄鎌槍)を手に取る。 天井は充分な高さがあるので室内でも振り回すのに支障はない。]
――運動用に借りてゆくか。
(232) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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―扉前廊下―
ああ……いや、もう構わない。 あの少女には暫し休息を与えてやろう。
次に襲う恐怖の前に、な
[頭を下げるセシルを一瞥する 瞳は未だ熱を帯びたまま、僅かな変化に眉を寄せながら]
墓場から蘇った理性の無い兄と再会する妹 見ものだと思ったが ――…先刻まで無事を願っていた者に襲われる恐怖 どちらがより苦しいものだろうな。
[ちらりと向ける死刑宣告にも似た言葉は、傍らの人間に。 其の宣言に従者が揺れるだろうと期待を込めて]
(233) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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>>229
――……
[恐ろしいかと問われ、やはり黙る。 どうなのだろう、恐ろしいことは間違いない。]
魔物を人は恐れるでしょう。 だが、恐れる気持ちがなければ人はありえない。
――……ッ
[葬列の乙女に毒を…には、反応せざるえなかった。]
(234) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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ええ、そうですね。 彼女を魔物にしたのは自分です。
[あえて、そう表現する。 そう、解毒は薬師としてするべきこと。 だが、死するための毒を施した時、
自分は、道から外れていること、
もうとうの昔に気づいていた。]
――…で、何か、
御用で?
(235) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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>>233
―――……、
[主が言葉の意味を理解する、 それはこの男に――闇の眷属たる力を与えるということ。 拒絶の意を示すように、きつく眉根が寄せられた]
(236) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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魔物――…私が、か
[僅かに柳眉を寄せて、重い睫を伏せた]
同属を平気で見殺しとする ひとこそ魔物と、思いはしないか? そなた等の心の内がどれほど醜いか――
[其処まで声を零し、ふっと笑みを浮かべる。 従者の態度に気付いた故に]
否、用は無い。 今は、まだ。
(237) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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白薔薇、お前のすべき事は わかっているな?
[眉根を寄せる従者へかける、愉しげな声]
今宵の食事は格別のものになるだろう。 楽しみだ。
[薄笑いと共にその場に残し、城主は霧となって消えた**]
(238) 2010/06/21(Mon) 19時頃
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――浴場―― [影が自分の為に用意したと思しきガウンと夜着を見て、ほぅと息を零す。そっと取り上げれば、掌を流れる生地の、触れたことのない滑らかな触り心地に思わず目を瞠る]
……お姫様の服みたい。
[蝋燭の明かりを受け、薄らと透き通るような光沢を放つ生地をうっとりと眺めるが]
遊びに来たわけじゃないしね。 ……こんなひらひらした格好じゃ、いざと言う時走れないし。
(――第一、私には似合わないよ)
[綺麗な服を着てみたいという、危機的状況にそぐわない思いを打ち消すように首を振り、元の襤褸じみた服を纏った。 浴場の外、椅子に腰掛け人狼の牙を弄びながら迎えを待つ]
(239) 2010/06/21(Mon) 19時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 19時半頃
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―客間→食事の間―
[首に掛かっているのは、ロザリオの代わりの懐中時計。 幼き頃にしていた様に掛けていても、その想いは全く違うもの―…‥
初めて父親から貰った贈り物、幸せだった時の印、 ――今は忌々しい楔となった印。
何故、捨てられぬのかは分からないけれど―…‥、
――結果的には自分の支える糧になる皮肉に、無意識の内に薄い笑みを浮かべる。]
清廉を保つ為の汚濁の楔でしょうか―…‥
[食卓に用意されているのは、赤いワイン。 少し指先は迷って、自宅の庭に咲いた蔦ばらの花の色に似たロゼワインを選び口に運ぶ。]
(240) 2010/06/21(Mon) 19時半頃
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>>238
――……、それは……
[愉しげな主の声、 けれど、それはそうとは信じがたく ―――認めたくはなかったからか]
旦那様――…
[消え行く主を呆然と見送れば、サイラスを見据える。 それでも、この場で問答をせぬだけの矜持はある、灯りのない客室へと静かに足を踏み入れた]
(241) 2010/06/21(Mon) 19時半頃
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>>237>>238 なるほど、 確かに、人は醜いですな。
そういう面のみ見れば。
[城主の言葉に受け答え、その姿が今は用なしと消える様を見た。]
人は、そういった醜い部分を魔物に捉えている。 そう考えると、
いえ、 私も、何か
おかしくなってるようで。
[消えた姿、目を伏せ、頭を振る。 髪が乱れ、貌を隠した。]
(242) 2010/06/21(Mon) 19時半頃
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薬屋 サイラスは、奏者 セシルに続き、客室に入っていく・・・。
2010/06/21(Mon) 19時半頃
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―客室―
[ゆるく覚醒する。 客室の中を見回し、自分の置かれた状況が現実であることを悟る。 どうせなら、全てただの悪夢であればよかったのに、と思いながら身を起こす。]
……ここにいても、埒が明きません、よね……。
[出来うる限りの事をしよう、と自らに言い聞かせ、客室を後にした。]
―→廊下―
(243) 2010/06/21(Mon) 19時半頃
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奏者 セシルは、使用されていないその部屋は、暗く
2010/06/21(Mon) 19時半頃
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―空き部屋―
――……さて、
[飴色の髪がふわり揺れた。 薬売りに詰め寄れば、片肘をつ――と壁に這わせて。
決して乱暴にはなりえぬ白薔薇の所作、 触れんばかりに頬を寄せれば、甘やかにさえ見えようか。]
あなたは私に何を問う? ――……問うて、何を望むのです。
[白薔薇がかすかに香り、髪はわずかに乱れた。 重たげな睫毛の下、薄闇に昏く沈んだ青が男の双眸を捕らえる]
(244) 2010/06/21(Mon) 19時半頃
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―空き部屋― >>244 [白薔薇に促されて入れば、そこは暗く、 その中でも白く見える彼は、なるほど、薄闇の白薔薇かと思った。 だが、その仕草がそれまでとは違い、いきなり詰め寄られれば、微かに目を見開いて……。 近寄る眼は昏くあれど、男の眸よりはまだ透っている。]
――……君が、そこまで反応するということは、君は、やはりフロレスクの家系のものか?
[問いにはまずそう答える。 彼がただの同姓ならば、こんな貌はしないだろう。だが……。]
――……問うて望むか。それに答えるなら、
君はなぜ、ここに、人のままでいるのか? ということ
でしょうか?
[望みはまだ言わず…。]
(245) 2010/06/21(Mon) 20時頃
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―食事の間―
[机の上の古いランプの炎が何処からともなく入った風にゆらゆらと揺れる。 そのランプの灯りに透かす様にロゼワインの入ったグラスを揺らす。 ――ほんのり赤い薔薇色 ――規則正しい音を刻む懐中時計。
――静かな時が過ぎて行く。]
鳥籠から出る方法ですか―…‥
[抽象的な言葉。 ここから出る方法は、脳裏に浮かんでいた。 でもそれはあまりにも―…‥、 ――絶望的で 彼女には言えなかった。]
(死による解放と、裏切りによる解放。)
[深い森の暗闇を思わせる漆黒の双眸は閉じられて、心はその瞳のような闇の思考の中で迷ってた。]
(246) 2010/06/21(Mon) 20時頃
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[>>245 フロレスク――その名を再び呼ばれれば、眼差しは歪む。苦しげなけれど艶やかなその色は、尚、男を見据えて]
――……、 それがなんだと言うのです、 その名が示すは、今はただこの血のみでしかない。
[聖性を逸して尚、闇に身を浸しきれぬ ――連綿と列なる信仰と祈りの血、 それは主らにとって、妙なる白薔薇の芳香とでもなるのか]
――……なぜ、とは
[問いは それは まるで]
私が、望むと?
――闇の眷属になることを。
[壁に着いた手が震えれば、首の枷がしゃらり、音を立てた]
(247) 2010/06/21(Mon) 20時頃
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――廊下――
[迎えを待ちながら、ぼんやりと窓越しに空を眺める。 雷鳴は既におさまり、霧かかる空の向こうに紅い月が炯々と輝いていた。
其れは城主の血色の瞳が、誰も逃さないよう月に姿を変え、地上を睥睨しているかのように思えて。 息苦しさと圧迫感に胸を押さえる]
……こんなとき、母様や姉様は唄を聴かせてくれてたっけ。
[闇を恐れて眠れなかった夜。悪夢に脅え震える夜。 怖くて、寂しくて、どうしようもなかった夜。 そんな時に小さな身体を抱かれながら、耳に落とされた唄を思い出して。
幼い日の懐かしいメロディを小さく口ずさんだ]
(248) 2010/06/21(Mon) 20時頃
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記者 イアンは、牧人 リンダの姿を廊下の先に見かけた。
2010/06/21(Mon) 20時頃
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>>247
[その名を出すと、感情が滲む。 その表情は、より、人、らしい。]
――……血は、
不思議なもので。 本人の知らぬ間に、 血に叶った行動をしてる、など
よくありえるのですが。
[苦しげかつ、それさえも、美しさと表現できる青年の、 眸と、首枷、両方を見据えて…。]
いいえ、なぜ、貴方が闇の眷属になることを望んでいるとは思えない。 フロレスクならば、貴方の身体が求める望みは……。
[それ以上の言葉は、飲み込んだ。]
(249) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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|
―廊下―
[廊下に出て、今自分に出来ることを考えていると、ふと人の視線を感じて慌てて振り向く。 視線の先には、一人の青年。]
な、なにか用ですか……?
[右手でロザリオを握りながら、警戒した様子で声をかける。]
(250) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
|
/* でもこの後サイラスがご主人の仲間入りとか、 なんという返り討ちフラグ。
あれ、喧嘩するはずが既に負けてる私だった。
(-73) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
靴磨き トニーは、奏者 セシルの天青を思い出した。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
靴磨き トニーは、薬屋 サイラスが天青と対峙していることを知らない。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
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―廊下―
[慌てて振り返った人影は見覚えのある者だった。 確か、ドナルドと話していた時にすれ違った女性だ]
――あ、すみません。 驚かせちゃいました、よね。
[謝ってばっかりだと苦笑しながら、なるべく気安に声をかける]
お一人で出歩かれるのは、危ないですよ。 ただでさえ得体の知れない城なんですから。
[自分の事はとりあえず棚に上げる]
(251) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
|
[主が次に向かったのは、書庫。 細やかな細工の扉を開くと、篭ったにおいが外へ漏れる]
……
[犠牲者の名を書き連ねていた紙束が無い事を知っている。 それから、手記が一冊戻ってきた事も。 ゆったりとした袖が舞うように書棚へ伸び、革装丁の手帳を取り出す。 古びた其れを手に、紙を捲れば徐々に乱れる文。 最後に残った頁、其処には一言]
……愚かな……嗚呼、
[苦い声は誰も聞いたことの無いもの]
(252) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
|
/* 自ら選んだとはいえ、こういう時の張り込みRPって、自分も相手も固定されるから、割とつらいかもしれない。
誰かに遊びに来てもらえばいいのかなー?とは思うのだけれども。
無駄に緊張してます。 おなかいたい。orz */
(-74) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
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[空白を睨みつけ、手記を棚へ戻す。 ローブを翻し、足早に廊下を進む。
襤褸を纏う子供が先に見えた]
(253) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
|
―廊下―
……いえ、大丈夫です。
[気安く声をかけてくる青年に、若干警戒の色を緩めながら、答える。]
それは、わかっています。 けれど、部屋の中にいたところで、安全とは限りませんから……。
[何しろ、相手はおとぎ話の中にいるような存在なのだ。 ならば部屋にこもったところで、なんら意味など無いだろう。]
そういう貴方こそ、見たところお一人のようですが……?
[自分に注意を促しながら、一人で出歩いている青年に、女は訝しげに問い掛けた。]
(254) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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―自室/現在軸― [結局、ワイン片手に歩いてみれば自室にいつの間にかついていた。 借り物の礼服ではあったが、精神的に疲労していた為 なんら頓着することなく床に脱ぎ捨てベッドに潜り込んだ。 高級そうな感触に顔をしかめた理由は自分でも分からぬまま、瞼は下がっていった。
そして目覚めてみれば 脱ぎ捨てたはずの礼服は影によって 整頓され、男自身の服が既に用意してある。
着慣れた服に袖を通そうとして汗ばむ肌に気付いた。 替えの服が無いからと、しょうがなく着る事にして] えー…と 風呂借りまーす…。 [ぼそり、と宣言すればどこからか影が 現れ、男を先導する。]
(-75) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
|
>>249 [男の語る言葉、 硝子を掻くようにそれは不快感を伴う。 けれど気づいている、言葉が感情を波立てるのは真に触れるからに他ならない]
――…ならば私の血は既に、 家名に沿うものではないのでしょう。
[順に見据えていく眸に、 嗚呼、フロレスク――また鼓膜にその名が落とされる。
首をふる、飴色が揺れる、枷が鳴る。白手袋の爪が壁を掻く。 乱れた青は、けれど、掠れる声で言葉を絞りだし]
……私の望みなど、そんなものは存在しない。 あなたはなにがしたいのです、家名の責務を果たせとでも?
[浮かんだのは白薔薇とは形容しがたい、 投げやりなまでに華やかな微笑み]
(255) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
|
|
/* >>81でグロリア様が怒ってるんじゃないかなーとか、割と心配になったりもします。ああどうしよう。
退出記号を見たので、少し確定気味な方が先に動きやすいかな?とも思ったのでした。
ああでもお気に召さないならばホントにキャンセルしていただいても構わないですよー!と、この場で叫んでおきます。
てか、グロリア様は深夜メインの人だから、今日23時までに吊るのは可能なのかしら? */
(-76) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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|
――廊下――
[椅子に腰掛け、ぷらぷらと足を振りながらメロディを口ずさむ。 城主に見られていることには、まだ気付いていない]
(256) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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小悪党 ドナルドは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
小悪党 ドナルドは、記者 イアンに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
小悪党 ドナルドは、靴磨き トニーに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 20時半頃
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―自室/現在軸― [結局、ワイン片手に歩いてみれば自室にいつの間にかついていた。 借り物の礼服ではあったが、精神的に疲労していた為 なんら頓着することなく床に脱ぎ捨てベッドに潜り込んだ。 高級そうな感触に顔をしかめた理由は自分でも分からぬまま、瞼は下がっていった。
そして目覚めてみれば 脱ぎ捨てたはずの礼服は影によって 整頓され、男自身の服が既に用意してある。
着慣れた服に袖を通そうとして汗ばむ肌に気付いた。 替えの服が無いからと、しょうがなく着る事にして] えー…と 風呂借りまーす…。 [ぼそり、と宣言すればどこからか影が現れ、男を先導する。 移動の途中、>>240揺らめく光を見た気がしてそちらの方向へと] ―→食事の間―
(257) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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|
[薔薇色の液体は、相変わらず減る事は無く、ランプの灯りの中で緩やかに波打って、時計の刻む音だけが響く―…‥、 そしていくばかりの時間が経った時――]
Aus tiefer Not schrei' ich zu dir, Herr Gott, erhoer' mein Rufen―…‥
‥…―Wer kann, Herr, vor dir bleiben?
[それは深い淵からの主を呼び求める歌。 時として救ってくれる主を呪った―…‥
――でも気付けばこれをいつも口にしていた。]
(258) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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―廊下―
……唄、か 少し懐かしい
[何時の間にか、城主の姿は子供の横にあった]
随分と毛並が違うようだが 影はお前に着る物も用意しなかったか?
[気だるさを残した切れ長の瞳が流し見遣る先 襤褸を纏った子供の頬へ向けて、細い指を伸ばす]
(259) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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―廊下―
ああ……まあ、そうですよね。 変な影みたいなのが、いつの間にか現れてたりしますもんね……
[部屋の中も安全ではない。 城の外にも出れない。 今の青年には、恐怖よりもその理不尽さに対する苛立ちの方が勝っていて]
――ええ、俺も一人ですよ。 狭い所に居たら、どうにかなっちまいそうで……。
[問いかけにはあっさりと答える。そして、周囲を見回した。吸血鬼の影が無いかどうかを確かめるためだ。目立った影が無い事を確認すれば、苦笑を交えながら――しかし、苛立ちも隠せずに]
いや、もう、本当。この城の住人は……何なんでしょうねえ。 俺には全く理解が出来ない。
(260) 2010/06/21(Mon) 20時半頃
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小悪党 ドナルドは、詩人 ユリシーズの紡ぐ外国の言葉にぱち、ぱち、とやる気のない拍手。「才人だこって」
2010/06/21(Mon) 21時頃
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― 広間 ―
[純白のドレスを纏う女が広間に姿を現す。 食事を終えて間もない女に渇きらしい渇きはない。 これはただの気まぐれ]
――…セシルもロビンも居ないのね。
[辺りを見回して呟く。 誰が何処にいるかなど分かっていて紡ぐ]
紅茶でも頂こうかと思ったけれど 影に淹れて貰ったものは味気ないのよね。 如何しようかしら。
[さして困った風でもなく広間に窓辺に背を預けた]
(261) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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/*
廊下こわいのですっとばしt……
(-77) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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詩人 ユリシーズは、静かな間に異なる音が入り、双眸を開く。
2010/06/21(Mon) 21時頃
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>>255
望みは存在しない ですか?
[望みを持たぬものが、 首に枷をつけられてなお、眸に蒼穹を持つ、だろうか。
だが、それがよほどの意味を持つのか。 白薔薇は乱れ、清廉だった美しさではなく、 まるで、商売女にも似た、自虐的な笑みを称え始めた。]
いや、君は、望んでいる。 そう、君は堕ちた、だが…帰りたいのでしょう。
[そして、その頬に手を寄せた。 その眸は、蒼穹は、空を欲しているようにも見えて……。]
君は、彼らになぜ従う? 何を彼らはくれるんだ?
(262) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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才人ではありませんよ、私はしがない凡人です。 幼い頃は聖歌隊に入ってましたから、多少歌える程度ですよ。
[皮肉めいた言葉に、笑みを浮かべて言った。]
(263) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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>>263 [反応の如何はここ、入口からでは視力の悪い男には見えない。 壁際に寄りかかりながら 返された言葉に]
歌えるだけすげえよ。 [俺は聞いたってサッパリだ、といつもの笑みを]
歌の邪魔したようなら悪ぃね。 蝋燭の灯が揺れてたもんで、誰がいるのか気になって来てみたら
―あんた、城主サマと険悪ムードになってた人、だっけ?開演の挨拶の時に。
(264) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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―廊下―
そうですね……。 それに、あの城主さまも、霧と共に現れていました。 おそらく、この城内ならば好きな場所に現れられるのでは……。
[言葉を紡ぐほどに不安は大きくなり、その不安が恐怖を呼び起こした。 青年の、苦笑交じりの苛立ちの言葉を聞き、頷く。]
どうして、こんなことをするのでしょうね……。
[不安に震えた声で言った。]
(265) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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[与えられし純血の魔力は契りの証。 女は満ち足りた様子で聲を紡いだ]
お兄様。 お客様が手持ち無沙汰にならぬように 手を増やすのでしたね。
何方を此方に迎え入れましょう。
[緩く首を傾げ兄の意向を伺う]
(*16) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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[>>264の言葉に苦笑しながら、]
険悪ですか、ただ私は枷を付けて、楽しませろと言う言い分我慢ならなかっただけです。
詩人の心は自由でなければ―…‥
[何処か遠くを見る視線。 同時に自分自身に言い聞かせるように。]
(266) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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>>262 [何故―― 何故、不用意に名乗ってなどしまったのか。 男の言葉は聞くに堪えがたい、 誘惑者の甘言は本来闇に招くものだというのに、逆だ。]
帰りたい、などと…… 私はただ、堕ち切れぬだけ、それはただの甘さに――…
[手が触れる、けれどその手は冷たくはなかった。 違う、とぽつり、呟いて――青は空を見ない、ただ熱を持って滲むだけ]
――……稀なる、悦びを。
[答える声に潜むもの、それは甘やかな情欲の吐息。 頬に触れた手に白手袋の指先が一度添えば、離れた]
(267) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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嗚呼……そう、薬屋を 眷属に加えてやろうかと思っている。
[声ならぬ聲に囁き返す]
どうやら白薔薇に御執心のようだ。 ……いっそ仕えさせてやろうかと思ってな。
白薔薇はさぞ嫌がるだろう 其れに――…メアリー・トレメイン あれが、彼は無事で居て欲しいと願うのだ。 ならば、殺さず逝かせてやろうと思う。
(*17) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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――廊下――
[不意に声を掛けられ、メロディは途切れる。 顔を上げればそこに居たのは待ち人ではなく、恐ろしい――けれども美しい紅]
身体が緊張に強張る]
用意してもらった、けど。 私には、……似あわないから。
[瞳を直視するのが怖くて、目を伏せたまま答えを返した。冷たい指先が頬に伸びるのを感じて、びくりと身を縮込ませる]
(268) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 21時半頃
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[静かにしていて、と薬売りに言われたにもかかわらず、 ふわりふわりとした足取りで、城の中を歩む。
目指すのは、パイプオルガンが聞こえてきた場所。
しばらく城の中を彷徨った末、御堂を見つけて、中へ入る。]
(269) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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/* きよらか路線……
あれ どこ いった。見失った、おかしいな。 どうみてもえろい人にしか、あれ。
(-78) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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―廊下―
霧と共に? ……好きな場所に?
[女の言葉に唖然とする。 そして――呻いた。それはつまり、いつどこで危険が訪れるか自分達には全く予測できないという事ではないか!]
……それじゃあ、本当にどうすればいいんだ……
[どうして。 どうしてこんなことをするのか。ローズマリーの微笑みを思い出したが、単に食欲を満たすためだとしたら――あまりにも趣味が悪すぎないか]
……あなたは、この状況をどう思って……?
(270) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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城主様の、歓待役っぷりに感心しております。 いろいろとPCのとこに現れて接触もったり、エピソード拾ったり。
なんて目配りできる人だ!
(-79) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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[>>266詩人だという彼に、驚いた表情を。]
おお、詩人なのか。 …俺ぁ無学な人間だけどよ、その城主の言葉と詩人の仕事ってのは そんなに変わらねーように思えるんだがね。 詩人だって金の為に筆をとるんだろ? [本屋に置かれるような、詩集を頭に思い浮かべながら尋ねる。]
(271) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 21時半頃
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/* 壁|・ω・´) イアンのところに行きたいけど、ベネット泣きそうだからリンダとお話終わるまではちょっと遠慮しとこーかな!
(-80) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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― 御堂 ―
[長年、慣れ親しんでいた毒の苦しみが、和らいでいる。 それだけで、なにか、天に昇るような心地だった。
天井の高い御堂の中、そっと、細い声を出す。 それから、もう少し大きく。 そして、もっと大きく。
響く声は、やがて歌になる。]
(272) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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/* ていうか、ていうか、
ドナルドの方が年下なんだよね。
どう見ても昨日のアレはベネットの方が歳下にしかみえないという。
(-81) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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― グロリア客室 ―
'Tis the last rose of Summer, Left blooming alone;♪
[嵐のような一夜が過ぎた――但し、彼女の中でだけ]
All her lovely companions Are faded and gone;
[黒い何かが現れて、乱暴な手つきと言葉(>>81)を投げかけていったようだったが、良く覚えていない。唾棄されることには慣れている]
(273) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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薬屋…… ああ、あの男……
[惨劇の間に遅れてきた薬の匂いを纏う男。 兄の考えは女には理解できず]
そう……。 では薬屋にお兄様が血をお与えになるの?
[未だ兄以外とは血の循環をしたことのない女は 思ったままを問いとして返した]
(*18) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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No flower of her kindred, No rosebud is nigh,
[今はただ、ベッドの上に座りながら静かな声で歌を歌っていた]
To reflect back her blushes, Or give sigh for sigh…
[膝の間に抱えられた猟銃を抱きながら、静かに季節外れの歌を歌う。目尻と頬には涙の跡があり、彼女の脳裏にはそんな跡は残されていない]
(274) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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カリッ
[歌の終わりは、爪を噛む音。感じるのは扉の向こうからの人の気配(>>148)。城に棲まう闇など一切気付かず、目にも入らず。なのにも関わらず人間だけは、その意思だけは明確に嗅ぎ取っていた]
いるのね、其処に。
[呟き。今自分がどうしてここにいるのかすら覚えていない。何一つ、判っていない]
(275) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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莫迦みたい。 私はとっくに―――
[伝わるのは鉄の臭い。手袋ごしにひんやりと冷え切った銃身だけが彼女を形作る]
『生きてなど、いないのだ』
[乱雑に広げられた衣服と鞄を漁り、銃弾を拾い上げる。一つは装填し、一つは口に咥えて噛み切った]
(276) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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―廊下― [視線は返らないが、気にした様子もなく 体温の感じられない其の指先が頬を撫ぜ、ストールをついと引いて戻ってゆく]
その浅黒くやけた肌に似合う色だと思ったが。
[首を傾ぎ、顔を覗き込んだ。 胸元が露になり、情欲の名残が其処に見え隠れする]
――…ひとの種がどうであれ、血の色は同じ 衣服もまた、気に留める程の事では無いが
是から化粧を施すのだったか? ならば私に構っている場合ではないだろう。
[くすくすと、まるで何もかもお見通しだと言う風な笑みを浮かべ、子供の恐怖心をからかっている]
(277) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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金銭の為ですか、詩を書く上で考えた事がありませんでした。
[その言葉は赤毛の男との生まれ育った環境とは違う、恵まれた環境を露わしていた。 ある意味で清廉された、ある意味で汚濁に満ちた貴族の生活。 男が否定し、嫌悪しても、それは沁みついた楔。]
(278) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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くす、くすすすす。 あはははははははははははははははははは。
[哄笑。宴という単語が脳裏に浮かんだ。時間の磨耗。発言者は誰であったか。赤い血。長く伸びた牙。点滅する記憶。途切れ途切れになる意思。思考。目的。判断。能力。時代。思い出。出会い。別れ。話。時。遺志、遺志、遺志――捏造された遺志]
うふふふふふふふふ。
[硝煙の臭いを芳しく香水のように浴び、淑女は一人*笑い続けていた*]
(279) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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私がこの血を分け与えるのも可能だが ……そろそろお前にも、力は満ちているだろう
[Yaと返る問い掛けに、城主は其れ以外の答えを返す]
私のローズ お前が彼を迎え入れてみるか?
(*19) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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>>267
――……
[聴いたことはある。 吸血鬼に血を吸われているとき、 人には甘美なる悦びに浸るという。
それが、本当ならば、 それを抗うのは、本当に………。
さきほどのサイモンたる男の悦楽で止まった表情を思い出す。 眼が瞬時ぼうっとして、はっとわれに返る。]
(280) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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――……申し訳ありません。
[きっと、人として、彼のとても柔らかい、ところを抉った感じがした。 熱い吐息に、眼を細める。]
けど、君が望むなら、それは、薬でどうにかなるかもしれません。
[そう、人の快楽を生むものも、薬にはあるのだ。 多様はできぬが……。]
(281) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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―廊下―
怖い……です。 怖くて、怖くて、仕方ないです。 私たちのことを、家畜と同程度にしか考えていない存在が、今、すぐ近くに存在しているんですよ……?
[おとぎ話に出てくる吸血鬼を思い浮かべる。 それらは皆、一様に残虐で、人の命など歯牙にもかけない存在ではなかったか。 今までのやり取りから、青年もこの状況に不満をいだいていると感じ、覚悟を決めて切り出す。]
私は、ここから逃げ出したいと、思っています。 あなたも……協力していただけませんか……?
(282) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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それよりもどうですか?
[用意されたワインのグラスは一つ増え、それを赤毛の男の目の前に。]
(283) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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― 御堂 ―
Gloria in excelsis deo. Et in terra pax hominibus bonae voluntatis
[単純で、力強い旋律に載せて 神の栄光を讃える歌を、無心に歌う。
幼い頃からミサで慣れ親しんだその歌は、 自然に身体に満ち、溢れ、喜びを載せて高く響いた。]
(284) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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>>278 [ 男の眉がひくりと動き目元に力が込められる。 横目で詩人をみやるが、片目のしかも弱った視力では 顔面の表情筋に覆われた心情など見通すことも出来ず]
……へーえ。 [語尾をあげるような返しをした。]
それとは別にしても、 あんたの言う「詩人であること」ってのは 守らなきゃいけないもんなのか?
[そんなに守る価値のあるものなのか、そう意味を含めて尋ねる。 少し刺のある言い方だと思われても別に構わず]
(285) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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薬屋 サイラスは、どこからか、唄が聴こえる・・・・・・。
2010/06/21(Mon) 21時半頃
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[イアンは部屋には居ないようだった。探すといっても広い城内で一人を探すのはなかなか困難で]
……はあ……ここ、何処だろう。
[見たことの無い場所にたどり着いていた――つまるところ”迷子”である。]
とりあえず、近くの部屋を覗いてみて……
[扉を押してみれば鍵はかかっていないようで。キィ、ときしみひらいた隙間から覗けば其処は書庫のようだ]
……わ、凄い数……
(286) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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>>283 「タダ酒ならありがたく」 [何度も使ってきた台詞を口に、グラスを受け取り 軽く上にあげて乾杯の仕草。
彼の言う詩人であること、つまり「自由な心の」詩人であることは 遵守すべきものなのか。]
(287) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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/* グロリア様と、歌で被ってしまいました。 その壊れぶり、とても素敵です(うっとり
(-82) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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――……。
[白薔薇ことセシルには微笑んでいて欲しい。 そう思っているからこそ兄の思惑が理解出来ない。 メアリーの願いに対してもそれは同じ事で]
私が……彼を迎え入れる……?
[思いがけぬ提案に翡翠が瞬く]
私に上手く出来るかしら…… それに、お兄様の渇き、癒す者は他に誰か……
[兄の渇きを案じる聲がか細く響く]
(*20) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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/* The Last Rose of Summer(口ずさんだ曲)は実はロビン(が死んだ時)に送る曲の予定だったとかw 実は狙っていたのです。エロじゃなくお気に入り扱い弄り狙いでw まぁ、多分片思いになったでしょうが。 */
(-83) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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良家の娘 グロリアは、花売り メアリーの一族には関心を持たないままだった。
2010/06/21(Mon) 21時半頃
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―廊下―
そうですね。 彼等は……捕食者だ。それは間違いない。
[躊躇いにしばし瞳を伏せるが、意を決して女に告げた]
俺は――見ました。 吸血鬼に、一人、人が殺される所を。甘美な死かもしれないが、……死は、死です。 あの人の命は、永遠に戻ってこない。
[逃げたい。 告げる女に、頷く。――少なくとも、他人の死をこれ以上見る気にはなれなかった]
もちろん、喜んで。 あの城主が……あなたや俺の知人の死を喜ぶ場面なんて、想像したくもありませんからね。
(288) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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/* ドナルドは 風呂入りに行く途中だったことを 思い出した!
かしこさが1下がった! 痴呆が3上がった!
(-84) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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良家の娘 グロリアは、薬屋 サイラスと共に入った合わせ鏡の部屋の事を脈絡無くフト思い出す。
2010/06/21(Mon) 21時半頃
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ひうっ!
[冷たい指先が頬に触れ、小さく悲鳴が零れた。
顔を覗き込み、甚振るように落とされる言葉と 白い胸元から立ち上がる、淫らがましい匂いに頭がじんと痺れる]
化粧なんか……。わた、し、
[震える口から零れる言葉は意味をなさない。
怖いこと。痛いこと。辛いこと。悲しいこと。 抗う術など持たないちっぽけな少女は、ただ目を瞑り、災厄が通り過ぎるのをじっと待つことしかできない]
(289) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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良家の娘 グロリアは、長老の孫 マーゴの父親の評判の悪さなどを街で聞いていた気がした。
2010/06/21(Mon) 21時半頃
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[白薔薇の忠誠心が見たい メアリーの苦しむ顔が見たい 其れがつかの間、城主の空虚な胸を埋めるのだ]
そう、お前が彼を―― 心配はいらない、幾度もお前には私が力を与えている 人を眷属に変えるくらい、出来るはず
[ローズマリーの、城主を案じる言葉に 薄く笑み混じる吐息が漏れる]
私の渇きは、彼等の苦悩で満たされる。 喉の渇きは、ワインでも流し込めば良い。
[食堂にでも向かおうか、そんな事を思いながら]
(*21) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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[赤毛の男の声に、再び目を閉じる。 そして少し考えて、目を開けると、言葉を紡ぐ。]
ええ、私は詩人で無ければいけないのです。 汚濁から、一番離れた清廉された世界で―…‥ ――言葉を紡ぎ、この世界の美しさを伝える為に。
[古い楔は、男の、詩人の心に突き刺さり、苛んでいたが、それを抑える様に静かな声で答える。 しかしその押さえを抜ける様に、グラスの薔薇色の液体の表面はさざ波を作り出していた。]
(290) 2010/06/21(Mon) 21時半頃
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靴磨き トニーは、良家の娘 グロリアが銃声の元であることは知らない.
2010/06/21(Mon) 21時半頃
靴磨き トニーは、良家の娘 グロリアに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 22時頃
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/* 昨日は画面凝視し過ぎました。>眩暈 一気にフラグ作ろうとしたのもあったり。独り善がりで済みませんでした。 あー、リンダ弄りしたかったなり。でももう軟禁状態だしなぁ。電話かメールがあればw */
(-85) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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/* いぇい。飴投げ失敗かっこわるい。
(-86) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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―廊下―
――……っ。
[青年の告げた言葉にめまいを覚える。]
で、では、あの悲鳴は、もしかして……。
[城内に響いた女性の悲鳴。 あれは、吸血鬼に殺された人の……? 一瞬、生きながらに吸血鬼に血を吸われる光景を想像し、振り払うように頭を振った。 続く、頷きとともに紡がれる青年の言葉に、顔を明るくし。]
ありがとう、ございます。
[協力を引き受けてくれる青年に頭を下げる。]
(291) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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[兄の言葉が心強い]
――…分かりました。 お兄様の言う通りに致しましょう。
[ゆるく礼をするのは兄に対する敬意。 捕食者たる女は標的へと気をめぐらせた]
(*22) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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>>281 [一瞬の艶めかしさは、潤んだ眸に余韻を残して消える。 述べられた謝罪の言葉に向ける眼差し、それは白薔薇の棘に他ならず]
―――…罪を犯した心を救える薬があるとでも?
[そう、揺さぶられ抉られて、 男より述べられた言葉は酷く傲慢に聞こえた。 抉られた心からじわり、侵食する薄ぐらい闇]
どのみち、あなたは――……今宵、
――……今宵が過ぎれば、 あなたは私に救いをもたらす者になるかも、しれませんね。
[耳朶を掠める囁きに篭るかすかな熱、 白薔薇の香を残して、その身は離れた]
(292) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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[肩にギザームを担いで歩く姿は不良死神にも似ていた。 闊達なその足取りが、不意に踏みとどまる。 肌を走る黒い稲妻――近くに魔物がいる。]
…逢い引き中か口説いてんのか…邪魔しちまいそうだなぁ。
[皮肉った唇が、この先に浴室のあるのに思い至り、真一文字に引かれた。 冷たい床石に跳ね返った小さな悲鳴が耳に届く。]
――脱がす手間、惜しみやがったかよ。
[猛然と駆け出す。]
(293) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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―廊下― [>>289震え上がった少女の瞳が硬く閉じる。 城主は肩を竦め、緩く首を振った。 流れる銀糸からは夜のにおい]
……安堵せよ、いたいけな子供 そなたを今此処で喰らうほど餓えてはいない。
[優しい言葉を一度送り]
もう少し、私に耐性がついたなら 其の瞳に怯え以外の色が灯るその時には ――…望むままに喰らってやろう。
[次いでその色香混じる声音のままで、残酷な台詞を向ける。 返答を待たず、城主はその足で食堂へ向かった]
(294) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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[足音がする。 歩みを止め、振り返った]
(295) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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/* あ、え、 ヘクターのこれって パスタのことだよな?
条件反射で止まってから考えるとあやふや キャー
(-87) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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[血の循環により力が満ちているのを感じる。 抑えきれぬ色香は城主の纏う色にも似て――]
――…さて、上手くいくかしら。 間違って殺してしまわなければ良いけれど。
[これから為すべきことの決まっている女は 自らが為そうとする事を他人事のように言って。
広間の窓にあった女の姿がす、と消える。 女が次に姿を現したのは セシルとサイラスが話す空き部屋――]
(296) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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― 御堂 ―
[ひとしきり歌い終えて。 何一つかかげられていない祭壇の前に、膝をつく。]
――主よ。 わたくしを、あのお方と巡り合わせていただいて ありがとうございます。
あのお方のおかげで、 わたくしはお勤めを果たす事が出来ます。
サイラス様と、城にいる皆様と、街の人達に どうぞ、平安をお与えください。
[常にそうしていたように、祈りの言葉を捧げた。]
(297) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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―廊下―
悲鳴…… ああ――ええ。そうですね。悲鳴はあがりました。
[悲鳴の主が死んだわけではないのだが。 他人の個人的な事情はあまり吹聴するものでもないだろう。曖昧に笑って言葉を濁した。 顔を明るくする彼女。頭を下げられて、少し慌てた]
……ただ、どうすればいいのかは俺にも分からないんですけれど。 城主を何とかしない以上、霧は……晴れないんだろうし……
あ、名乗り遅れました。 俺はイアンと申します。街の新聞社の者です。イアン・ハルバート。
(298) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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信じている 私のローズ
[人を喰らうだけでなく 其の力を分け与えるようになれば、また 彼女は人から遠のいていく
暗い悦びを胸に、期待を込めて名を呼んだ]
(*23) 2010/06/21(Mon) 22時頃
|
|
[廊下を折れ、状況を確認すれば、振り返る城主の長髪と、浴室の扉の傍らに座っているトーニャの姿。 ひとつ頷いてやり、城主に正対したまま歩を進める。]
――涙はおまえらの餌じゃなかろうに、泣かすなよ。
(299) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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――…逢瀬の邪魔をしてしまったかしら。
[セシルとサイラスの二人を交互に眺め 悪びれる様子もなく悪戯な笑みを浮かべた]
セシルがそんな貌をするなんて…… 珍しいこと。
[女は白薔薇の棘よりも優しい香りを好む。 柳眉を顰め咎めるような眼差しを薬屋へと向けた]
(300) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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>>290
わっかんねーなぁ。 多分俺にゃあ一生かかっても理解できなさそうだ。 自由でいるだとか、セイレンされた世界だとか―
[詩人の持つグラスの内でさざ波が生まれ、ぶつかり、消える。 手が震えているのかと詩人の表情を盗み見た。 それからまた顔をそらして]
でもよ、美しさだか何だかは理解すんぜ。 背中にそれを彫りこんだからな。 [にやにや笑いを張り付けてグラスに残る酒を一気に呷る。 手酌でもう一杯。 そして詩人の男に注いでやろうかと聞いてみる]
(301) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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>>292
[おそらく、とても、酷いことを言ったのはわかっていて、 でも、他に浮かばず、
ただ、遠くから聴こえる歌声は耳についた。 あれは、誰の声だろう。 それが、マーゴの声だとは、話し声と歌声の違いからもわからず、ましてや、彼女はおとなしく眠っていると思っていた。]
罪を犯した心……。
[薬は、忘れることはできても、 きっと救うには至らない………。]
――………今宵?
[そして、深入りしすぎたと気づくのは遅かった。 そう、彼は、あくまで、この城の、従者なのだ。
フロレスクといえども。]
(302) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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|
……物騒な格好だ。 其れに……嗚呼、随分と面立ちが変わってしまった。
[ヘクターの姿を見止めると、 額に手を当て、首を振る]
泣かせた覚えは、無いが? 泣いていたのは、お前だろう
(303) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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|
[ぐるりと見回したが、此処にあの城主の弱点など書いてある本はないだろう。だって此処はあの城主の城だから。]
……はあ。
[小さくため息をつく。]
……ちゃんとどこか分かるところに着くといいんだけど……
[きょろきょろとして、勘をたよりに歩き出した]
(304) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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―廊下―
……そう、ですよね……。
[青年の言葉に、一度は明るくなった顔が再び暗くなる。]
ですが、何かあるはずです……。 おとぎ話の吸血鬼にも弱点はありましたから、きっと、城主にも弱点が……。
[半ば、祈るような気持ちをこめて口にする。]
あ、すみません、そういえば名乗っていませんでしたね……。
リンダ。リンダ・ハーシェルです。 近くの村で、羊飼いをしています。
(305) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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[>>301の注がれる瓶は、片手で制して、]
酔う程はお酒は嗜みませんので。 眠りが浅く、夢を見てしまうのは、どうも頂けませんし。
(306) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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薬屋 サイラスは、>>300ローズマリーが入ってくると、じわ・・・と後ずさる。
2010/06/21(Mon) 22時頃
|
少し話を長引かせてしまったようで、 ――……申し訳ありません、お嬢様。
[現れた主が姿に、さしたる驚きを見せることなく ――白薔薇は折り目正しく礼を為す]
そのようなご冗談は、 あまりよろしいものはありませんよ、お嬢様。
[逢瀬の言葉にゆるやかに言の葉を返せば、 続いた言葉には恥じ入るように眼差しを伏せた]
――…ああ、いえ、お恥ずかしいかぎりです。
(307) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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ははん、用事していてメモ欄見て無かったよwww とっとと【本決定▼ユリシーズ】って宣言するべきだったよね、ママン。
こっちも時間はっきりしないと困ったり。 リアル用事あるし。
(-88) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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>>306
夢をみるのは好かんのか。 詩人は夢を紡ぐようなもんだと思ったんだけどな。
[そういって男はワインを置き立ち上がる。 自分で注いだ一杯を喉に流し込んで] 酔うほど飲むのがうめぇのに。
(308) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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…これだから、昔を知ってる奴ぁ。
[ギザームは後ろに引き、ただ「気」が乱れぬよう自分を制御する。]
(309) 2010/06/21(Mon) 22時頃
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[>>308に、遠くを見る様な目で、]
夢が美しい物とは限りませんので、 だから私は幻の中に生きるんです―…‥
[グラスの中の薔薇の液体をゆるりと回す。]
(310) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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やだ、や……。やだ。
[城主の言葉に胸に楔を打ち込まれ、恐怖で心が塗り潰されそうになったとき、廊下の向こう側から慌しい音が聞こえて。 縋る様に其方を見遣れば、不敵な面差しを向ける待ち人の姿があった]
……ヘクター。
[約束通り迎えに来てくれた彼を、どこか呆然と見つめた]
(311) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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/* すぐ離れるべきだったk
(-89) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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……ふ……
[薄く笑みを残し、首を振る]
積もる話もあるが そうだな、先にこの子供に用があるのだろう?
私は先に食事を済ませてこよう。
[一見無防備な仕草で背を向け、城主は目的の場所へと足を運んだ]
(312) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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[後退りするサイラスを怪訝に見遣り]
――…逢瀬でないならこの客人に苛められてでもいた? 貴方が私とお兄様以外の者に心乱されるなんて……
[言葉の端に滲むのは情か欲か。 セシルの言葉に何か言いたげな表情を過らせるが それ以上は言わずにサイラスへと向き直り]
セシルの淹れた紅茶が飲みたかったのだけど…… それは後でお願いしましょう。 だって、私は――… 其処の客人のお相手をしなければならないのだから。
[開いた距離の分だけじりと薬屋に詰め寄る]
(313) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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>>310
[呆れたような面もちで]
…とっことん、あんたのことわかんねぇよ。 難しい生き物だな。貴族しかり、詩人しかり。
[ワイングラスを置きなおし、 さいならー、と後手に手を振り食事の間を離れた]
― 食事の間→石畳の廊下 ―
(314) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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/* うわ、>>311の日本語が酷すぎる。 推敲、したよな……。
(-90) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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―廊下―
……伝承だと、銀の刃……銀の弾丸…… 実際効くんでしょうか。
[何が弱点はあるだろう。それが伝承の通りなのかは分からないが。 家畜だって、時にその角で主を傷つける]
リンダさん。 宜しくお願いします。 ――何とか、弱点を探れればいいんですが。
(315) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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/* www恐怖の鬼フラグを把握した。>>233
了解したわ、受けて立つ(←
(-91) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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/* 間の悪さがピカ★イチですね
(-92) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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― 御堂 ―
[祈りを終えた後は、心の赴くままに 神をたたえる歌を歌い続ける。
透明な歌声は伸びやかに御堂の天井に響き 長年に降り積もった空気を震わせた。
この城で行われようとしている背徳の行為など知らぬげに 喜びに満たされた歌が、流れていく。]
(316) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
詩人 ユリシーズは、小悪党 ドナルドの言葉に少しクスリと苦笑いを浮かべる。
2010/06/21(Mon) 22時半頃
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そうだな。 こっちもこのままじゃあ、トーニャを湯冷めさせちまう。
[踵を返すヴェスパタインの中を見送る。 記憶にあるとおりの、その姿。]
ああ――
(317) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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―食事の間― [すれ違うドナルドに、城主の姿が見えたかどうか 闇に紛れるように黒いローブを纏った主は 音もなく部屋へと入ってくる]
生身を捨てきれぬ人間が 幻に生きることなど、出来はしまい。
[くつくつと、喉を鳴らし哂う。 先ほどの言葉も聞こえていた風]
(318) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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――まだ、その時じゃない。
あんたの真似して云えば、そういうこった。
(319) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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信じてらして、お兄様。
[兄の思いに応えようと気丈にそう囁いた。 目の前にいる薬屋は容易い相手ではない。 一筋縄ではいかぬだろうか。 距離を詰めながら思案する]
(*24) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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>>313
――……ッ
[額に、いや背中に、ぶるりと冷たいものが走る。 城主の妹、ローズマリーの影が寄り、こちらを見た。]
何を…。 私を、襲うのですか?
[背中は壁しかない。 そう、白薔薇の従者に促されて入室した際、うっかり、奥に入ってしまったから。]
(320) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
薬屋 サイラスは、逃げる術を考え、部屋を見渡す。
2010/06/21(Mon) 22時半頃
記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの姿を想像すると、やはり悪寒を感じてしまうのだった。
2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
[男のじわりとあとずさる姿を見れば、白薔薇は常の優しげな声音]
あなたも味わうことが出来るのですよ? ――…私が味わったと同じ、稀なる、悦びを。
[少しだけ――手の触れた頬の熱を思い出したけれど、それもまた幻影。>>313 主が言葉には、その目蓋を伏せたまま、くすりと微笑って]
いじめられた、などと。 ……心配して頂いてありがとうございます、お優しいお嬢様。
[そして、主の求めがあれば、 いつでも動きに応じられるように一歩下がった**]
(321) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
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成功を願う。
……白薔薇も従者ならば 主人の手伝いをするのは当然だろう
必要があれば、上手く使うが良い。
(*25) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
[城主の姿が視界から消えるのを待って回れ右し]
トーニャ――
……。 ……。
つい出来心で寄り道して遅れた、すまん!
[ガツンと音のしそうな勢いで頭を下げる。]
(322) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
―廊下―
銀……。
[胸元に光るロザリオを握る。]
こちらこそ、よろしくお願いします。
吸血鬼の弱点……。 詳しい方はいらっしゃらないのでしょうか……。
[おそらく、この城の文献を漁ったところで、見つかりはしないだろう。 ならば、人に頼るしかないのではないか。]
(323) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
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襲って欲しい……?
[心は決まっているのに愉しげに問う。 薬屋>>320の眸をじっと見詰めたままじわりじわりと距離を詰め]
ねぇ……。 貴方は快楽と苦痛、どちらがお好み。 貴方は生と死、どちらを望む?
[白く細い指先が男の頬へと伸ばされる]
(324) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
[>>318の声に、手にしたグラスが落とし、薔薇色の染みとグラスの欠片がキラキラと床に広がり光る。]
悪趣味ですね―…‥、立ち聞きですか。
[動揺を抑えて、冷静な声で言葉を紡ぐ。]
私はそろそろ失礼します。 貴方と同席するのは、遠慮致します。
[踵を返し、すれ違う様に立ち去ろうと歩き出した。]
(325) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
[息苦しさを覚えれば、すれ違うのは銀色の城主。 一歩横にずれたのは男の意思ではなく―少なくとも男はそう思った。
息を止めて視線をそらして、銀が過ぎるのを待った。
過ぎてしまえば小さくため息をついて]
…なんか知んないケド疲れた。 詩人てのはよっくわかんねー奴だったな。 [詩人であることに拘るのも、男にとっては理解の範疇ではなく。 むしろ男にとって、“拘る”という事自体が理解しえないものだったが。
もう一度溜息をついて、今度こそ風呂にはいろうと歩き出す]
(326) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
セシル……。 私は優しくなどないわ。
優しいのは貴方の方――…。
[獲物を見据えたまま捕食者たる女は 白薔薇の従者に声を返す]
(327) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
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|
はい、お兄様。 ――…彼も其れは心得ていますわ。
(*26) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
―廊下―
そうですね。 ……誰か、居ないか――
[広間に集められた時、城主に挑発的な言葉を吐いていたもう一人の男を思い出した。 覗く入れ墨が、頭の片隅に残っていたのだ]
……とにかく、まずは身を護って様子を見るしかないでしょう。 城主の気まぐれが、良い方向に向かってくれるといいのですけれど。時間が稼げますからね。
[その祈りは、今まさに打ち砕かれようとしている。もちろん青年は知る由もないが]
リンダさん。 他に、知り合いの方はいらっしゃいませんか?
(328) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
城内の全てが私のもの 伝わってしまうものはどうしようもあるまい?
[ユリシーズの手から落ちたグラスが動揺を表している 城主はそう思い、薄く哂った。 乱れたままの夜着の内、情欲の名残もそのままに 扉の前に立ちはだかる]
頑なだな。 ……しかし、何時まで持つか
[腕を掴み引きとめようと、冷たい手を伸ばした。 官能を目覚めさせるかのような手つき]
(329) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
>>324
――……くッ
[そして、ローズマリーが何かをいう、 言ったのだけど、瞬時どんよりと空気が重くなった。 >>327 それはきっと、捕食者の眼光が、身体をし縛って……]
――…あ……ッ
[頭だけ、振れたけど、髪を乱しただけ、 あとは、金縛りにあったように……動けない。]
(330) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
―廊下―
知り合い、ですか……?
[青年の言葉に思い当たる顔が一つ。]
あの、詩人さんが……。 私にこのロザリオをくれた詩人さんも、ここから逃げ出すと言っていました……。
[と、首から下げたロザリオを示しながら。]
けれど、城主に目をつけられてるかもしれないって……。
[ざわり、と女の胸中に嫌な予感が渦を巻き始める。]
(331) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
[ヘクターの謝罪にふるふると首を振る]
……大丈夫。 ヘクター、……来てくれたか、ら。
[黒い瞳から泪が零れる。
それは、自分を助けてくれる人がいたという喜びと恐怖から逃れられた安堵。そして誰かに助けて貰わないと、どうすることも出来ない自分の惨めさへの嘆きの入り混じった泪だった]
(332) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
/*
襲われるのに、どきどきしてしまった。 よろしくお願いします。
(-93) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
薬屋 サイラスは、耳端には、小さく、歌声が聴こえるのに・・・・・・。
2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
[掴まれた腕で。逃げる事も適わずに、小さな呻き声を上げる。 その湧き立つ情欲の生々しさは幼き頃から、父から受けていたものを思い出させて―…‥、]
――離せ、私は、私は……
[それでもなお、弾き離す様に精一杯の力で、領主にあらがう様に、暴れ、もがいた。]
(333) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
/* これで明日も城主吊りだったら噴くしかない。 <<薬屋 サイラス>>吊りの<<花売り メアリー>>襲撃あたりでどうだろか。
(-94) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
/* いやいやいやいや 人狼ンなって直ぐ吊りはどうなの! そしてメアリーがどこまでもまぞい道に行ってしまうよ。
(-95) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
誰しも快楽の前では素直になると言うのに ……強情な。
[もがくその手を強く掴む。 長く鋭い爪が食い込んだ]
(334) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
/* 狼になったら、襲いたいリスト ・セシル・マーゴ ここ絶対
マーゴは噛んで毒にやられたいです。ええ、本当に。
(-96) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
――…綺麗な色の髪ね。
[サイラスの頬に掛かる髪をそっと撫でる。 彼が其処から動けぬのは 城主から与えたもうた魔力のせいもあろうか]
あら、可愛らしい声で啼くのね。
[吐息の掛かる距離で囁き嫣然とした笑みを浮かべ]
殺しはしないわ。 貴方には快楽を。 貴方には生をあげる。
人の理を外れ此方側にいらっしゃい。
[甘く誘う声が男の耳朶を擽る。 艶めかしく蠢くほっそりとした指先が男の首筋を辿り その鎖骨を撫でて情欲を誘う]
(335) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
/* サイラス様がいちいち歌に反応してくださるのが嬉しいのです。
勝手にBGMとなっております。
(-97) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
うお、泣かせた。 あいつになんか云われたからじゃなくて、おれが泣かせたんだよな、これは。
[確認する相手もいないのに、周囲を見回し]
(336) 2010/06/21(Mon) 22時半頃
|
|
―廊下―
詩人……
[先程書庫で見た男を思い出した。 城主と、何かを話していたような――城主に抵抗していたような]
……今、どちらにいらっしゃるか……
[お分かりですか。 最後まで言い切れず、息を呑んだ。嫌な予感がしたのは、青年も同じだった]
(337) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
―食事の間―
黒薔薇、監視は後で良い。 ……此処へ。
私の食事に邪魔が入らぬよう、見張ってくれ。
[影に向けて囁く。 其れはユリシーズにも聞こえる声で。 二人きりの食事の間で、何をするのかなど言うまでも無い]
(338) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
[――ツキン、と。 女の胸が痛む。
其れは―――の視線を気にしての事。
けれど僅かに目を細めるだけに留まり戯れに興じる]
(339) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
―廊下―
……わかり、ません……。
[言っている間にも、胸中に渦巻く不安は大きくなるばかり。 やがて、不安に背中を押されるようにその場を離れ、]
たしか、客室はこちらでした……!
[と、ユリシーズの客室まで走った。]
―→ユリシーズの客室―
(340) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
/* @10分で間に合うものか!! うん、×××無理だ
(-98) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
記者 イアンは、牧人 リンダの後を追って、ユリシーズの客室へ。
2010/06/21(Mon) 23時頃
|
[>>334の爪が喰い込む度に、正気を取り戻そうと――、 そう快楽に負けない様に、領主の赤い瞳を睨む。]
快楽は詩になりえないと――。
[最後は悲鳴の様な声を上げる。 血がジワリと滲み落ちる。]
(341) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
[ヘクターが困惑していることに気付き、ぐしぐしと目元を擦る]
ごめ、ん。……ヘクターは、悪くないから。 助けてくれて、ありがと……。
[城主は今すぐ少女を襲う心算はないと言うが、それは魔物の言葉。もしヘクターが来てくれなければ、どうなっていたか分からない]
(342) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
― 御堂 ―
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi: miserere nois. Agnus Dei, qui tollis peccata mondi: dona nobis pacem.
[主よ、憐れみたまえ。主よ、我らに平穏を与えたまえ。
最後の曲を歌い終えて、もう一度祈りを捧げ。 ふと。薬売りの言いつけを破ってしまった事に思い至る。]
――…お礼を、申し上げないと。
[そう呟いて、御堂を後にした]
(343) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
>>335
――…こ、ころさ、 ない?
[ほぼ覚悟をしはじめた時、囁かれる言葉……。 一瞬は幻想かと思う。
脳が、恐怖を快楽に変換しようと、 幻を見ているのだと。
その細い指が、髪を撫で、耳を辿り、首から胸に落ちていくのも、 本当はもう、既に自身の首には死の牙が刺さっているのだと……。
ああ、これは夢だ、 と。]
――……んッ…ッ
[されに滑る指先に甘いものを感じてしまう。]
(344) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
―グロリアの部屋の前→「食事の間」―
……了解いたしました。
[背中に提げたダガーはそのままに、こつりこつりと足音を立てて城主が示す部屋の方へと向かう。]
ええ。為すべきことは分かっております。
(345) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
―客室の廊下―
……結局何も見つからないままここまで戻ってきちゃった。
……いや、戻ってこれただけまし、なのかなあ……
[ぶつぶつつぶやきながら歩いている]
(346) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
[汗でべとつく肌に服を纏っていたくなくて上着を脱いで脇に抱えた。 着ていた服は、両腕とも、黒い蛇を覆い隠すほどの長さは無い。 肘から上下10センチほどの長さを、皮膚の上を黒い蛇はうねる。 デフォルメされ一対の矢印のように描かれた黒蛇は 歩くたびに、筋肉に力を入れるたびに蠢く。
刺青はそれだけでなく。今は見えない右足首にも 黒く刻まれた茨がぐるりと足首を螺旋状にめぐり、 その上部には一匹の鮮やかな蝶蝶が刻まれている。 背中では腰の右上をタランチュラの写実的な図柄が 背中中部から上部に向かって民族的な図がおとなしめの三色をつかって彫りこまれている。]
(347) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
[そして眼帯の奥には―白眼にトカゲの刺青を入れようとして 無残に終わった結果がある。 後遺症でなのか、左目は光の中でまともに機能することはできない。
しかし男はそれでも刺青を入れようとした事は後悔していない。 どうせ――――。
風呂場へ向かう途中、誰にあったとしても軽口は叩くが、 話しこみはしないだろう]
― →風呂場へ ―
(348) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
薬屋 サイラスは、眼をぐっと閉じて……。
2010/06/21(Mon) 23時頃
|
[滲む朱を啜ろうと、詩人の身を引き寄せ]
詩にはなりえずとも お前の身は其れを欲しているのではないか?
[睨みつける眼差しに、城主は愉しげにそう言って 夜のにおいを残したままの身を押し付ける]
……痛みすら、甘く蕩けてしまうほどの快楽 心が抗ったところで 身は――どうだろうな。
(349) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
[>>338の意味に、息を飲む。]
はは、私は朝露となる訳ですね。 それはそれで―…‥
[快楽に堕ちる事が無く、死ねるはある意味の贖罪で――。 あの血の分けた親の仕打ちからも解放される意味に薄い笑みが浮かぶ。]
(350) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
/* いつまでも出せなかった刺青の図案を 今にかこつけて放出。 だって使わないなんてもったいないこと…できるわけねーぞ
(-99) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
―ユリシーズの客室前―
[乱暴に扉を叩く。 しかし、中から返事は無い。]
いらっしゃらない……!?
[帰ってきたのは虚しい静寂。]
どうしましょう、イアンさん……!
[焦りと不安の混じった声をイアンへと投げかけた。]
(351) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
どうせいつか死ぬんだし。 刺青でしくじるくらい可愛いもんだろう。
(-100) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
詩人 ユリシーズは、引き寄せた領主の言葉は、詩人を絶望に落とす。
2010/06/21(Mon) 23時頃
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So soon may I follow,
[...は静かに、歌い続ける]
(352) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
|
――救いが存在するとでも?
[その柔らかな声は歌をかき消した]
(353) 2010/06/21(Mon) 23時頃
|
燃えわたる若き命の眩暈(めくるめき)、
赤き震慄(おびえ)の接吻にひたと身顫(ふる)ふ
一刹那(いちせつな)
-----
運命の水盤にふたつの名が浮かび上がる…
■本日の贄(投票先)に選ばれたのは<<墓荒らし へクター>>です。
□本日の血の洗礼(襲撃先)に選ばれたのは<<墓荒らし へクター>>です。
※贄と重なった場合は振り直します。
(#1) 2010/06/21(Mon) 23時頃
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