165 【突発村】bouquet
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狼
墓
少
霊
全
オスカーはトレイルを占った。
トレイルは半狼のようだ。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
戦慄の走るなか教会の鐘が鳴り、新しい法律が発行された。今夜より解決のときまでひとりずつ、人狼が成り代わった村人を処断する義務を負うという。
聖貨騎士団の物々しい姿に追いつめられ、集められた「容疑者」たちはルールを定めた。投票により怪しい者を決定すると。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろう。それも村のためにはやむを得ないのだ……。
現在の生存者は、ミッシェル、トレイル、オスカー、クラリッサ、アイリス、ダンの6名。
この日、一人の男が殺害されているのが発見されるだろう。
場所は――どこか、公民館の近辺だ。
金色の髪をした、不審者とも言える男。
名はパルックと言ったが、その名前はさして重要ではないだろう。
(#0) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
本日人々の殺意によって殺されるのはオスカー[[who]]
本日、人を殺める意志のを望し者に殺められるのはアイリス[[who]]
(#1) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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/* 片想い誰に行ったのカナー!! 引き裂きにー!いくよぉおお!!(迷惑
(-0) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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/*オスカー!?! うおおアイリス殺すのね了解
(-1) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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/* ほう。フラグ回収しなければ
(-2) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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[友の姿。叔父貴の姿。組の頭の――娘の姿。
無言。疑問には反応を、返さなかった。>>*25
そして、光悦の影を見せる表情。>>*26>>*27 初めてその柘榴色の紅唇を動かし、 艶かしい狂気の声を届かせた。
言葉を捧げる。]
お前さんがその手に刃を握れば、誰でも。 銃を握れば、簡単に。
殺せるわな。
[縋ったような可憐な華顔に。 微かに期待の色をのぞかせながら。]
(*0) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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[自分の声に少年が気付いたようなら、視線をさ迷わせながら躊躇いがちに]
……君は、悪くないと思いますよ
きっと、悪い奴だったんでしょう?もしかしたら、そいつは君の大事な人にも酷いことをしたんじゃないですか
[決して心を読んだりする能力などない、彼の過去など知る由も無い こう口にすることで本当に肯定しているのは自分のことだった]
(0) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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[ああでも駄目なんだ。心から言えていない。 ほら、掌を見ればそれが“赤”に染まっている。いつだってそうだ、思い出してしまうと幻覚を見るんだ。 姉さんが言ってくれなきゃ、悪くないのだと言ってくれなきゃ、僕はただの……]
……
[がり、がり、がり、長い袖を捲り腕を掻き毟る 例えばここの人間を皆殺してしまえばもう変なことを思い出さずに済むだろうか?いい加減死ぬ気にもなれるかもしれない。 それでもそうしようとは思わない、あれは生きる為に、姉さんの為にしたことだ。
殺意は意識の底に未だ眠る。]
(1) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* ずっと持ってなきゃいけないのかと思っていたー。 よっしゃ渡そRP思い付かないけど
(-3) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* 八辻の坊主が少女。 政坊が半狼。 謡が…光の輪? アイリスが賢者。
と、読んでみる。
(-4) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* なぜ黒木だけアイリスになったし( とまぁ、>>1が半狼に見えてしかたがないのです(まがお
さて、沙綾は生かしたいなぁ… 実に艶かしい(褒め言葉)ですね。 中の人きゅんきゅんしてます。
(-5) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* これ、COしたほうがいいかな…?
(-6) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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[彼女が快諾をくれたことに微笑んで]
沙綾、後で呼ぶね。
[まだ足が鈍く傷んでいる。 そういえば――消毒液をくれた赤いマフラーと、線が細い男性、 彼らは、どこにいったのだろう。 先程からずっといなかったとはいえ、 まるで神隠しのように、人が足りない。]
(2) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* アイリスに渡せるけど。姉キチだし似てるって書いたし
(-7) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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[今更、手を汚すことなど厭わない。 殺すための道具は鞄の中にある。 ──にっこり笑い、頷いた。殺意はもう止まらない]
『そうよね。人はあっさり、終わるから』
[悲しいほどに、花の茎を手折るよりたやすく。**]
(*1) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* ナイフを渡すと覚醒したあとに困るのよね。 首でも絞める?殺し方は十年前と同じがいいなぁ
(-8) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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『はい、お待ちしてます』
[そう返した後、周囲を見渡す。 本当にいっぱい人がいる。ああ、なんと不幸な。 鞄を抱きしめてばれないよう、ある一点を見つめる]
(真衣、───まい)
[あなたを。あんな目に合わせたのは、人間。
殺意を必死に押さえ込む。 心には彼らへの憐れみと殺意、そして“ ”が宿り。
──待っていて、真衣。
少女の抱える闇はきっと、見つけられることはない**]
(3) 2014/03/05(Wed) 00時半頃
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[>>113嘲け笑う男の声に――、堪えて、逃げるだけの自分は。あの頃から変わっていないのかもしれない。奴隷として繋がれた精神は、自分で自分を捕えてる様で――傍から見たら酷く滑稽なのだろうか。男の真意は知らないからどうかは知らないが]
……別に、そんな事はありません。 もう、僕は死んでる存在なんです。今更足掻こう、なんて。 後悔もありません。アイツらは、僕と同じく報いを受けるべき存在だ。
…ただ、
[戸籍の上ではもう、鬼籍で。あの頃に自分は死んだ筈なのに、いつまで呪縛に囚われているのだろう、と思いながらも抜け出せないのだ。唯、もう――抜け殻の存在なのかもしれない]
(4) 2014/03/05(Wed) 01時頃
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(……感情のある、不完全な人形)
[抜け殻にしてもまだ何処かに、奥に存在する感情がある限り、不完全な欠品だけれど。片割れの言葉を握り潰す様に、感情を殺して来た。……そんなガラクタは、何故。こんな奥地を歩んで来たのだったか。生には確かに、執着は無かった]
[ただ、ふと灯里と話してたことを思い出して。ふらり、と抜け出してきたのだった。存在の消された、世界から。]
(灯里が見てたら――、どう思うんだろう)
[死んだ、否――『自分が手にかけた』。あの者達には一欠片も罪悪など無い。多分、手に籠る力は、あの時まで。希望を抱いて、屈する事の無かった片割れに対する。]
……申し訳なさです。妹への。
[不完全な人形のピースは、妹への思いから。そうで無ければ、自分は――決して反抗する事なく、ゆるやかに壊れていっただけだろう]
(5) 2014/03/05(Wed) 01時半頃
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[>>0青年の目が何処と無く彷徨う。自分を悪くないと――、そう言う言葉は何処か彼自身に向けられている様にさえ感じた。何処と無く自分に似た彼は――、]
[ふ、と気が緩めば覗きたくも無いのに自然に相貌が影を捉えた。黒く、奥底に眠る、殺意の様な何か――、其処でハッ、として我に返る。人の心の奥を視てもろくな事は無いから、ずっと閉ざしていたのに。これ以上潜り込まない様に、視線を下げ]
…ええ。 ……妹が、危なかったから。
(本当に、それだけ?) (それだけなら――、どうして。奴等は死んだ?)
[さっき、自然にアイツら、と複数形にしていたのも。足りないピースの奥に、あるのが浮かび上がってきたから、なのだろうが。心の声を、振り払って、悪くないと――肯定する言葉に首を振る。もしかすると、彼も否定することに、なるのかもしれないのだけれど。先程映った蠢く闇を思い出しながら]
……僕は間違った事はしてない、つもりです 何れ彼らが受ける報いを、早めただけ。
(6) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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…ただ、それでも『わるいこと』なんです。 妹を救おうとして――、出来ませんでしたし、
[また、ピースが集まり始めて。ただ、集まり切らずに今度は霧散した。縋る様な目を向けたあの子は、恐らく復讐なんて望んでいなかっただろう。ただ、救って欲しかっただけだと、思う]
[ただ望んだ救いをあの子の与えられず。『 』の自分は紛れも無い偽りの正義感と憎悪と嫌悪。それを抱いた唯の『 』である、と未完成のパズルは言っていた。
(7) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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/*
ブレてきた気がして怖い
(-9) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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ーー 追憶 ーー
『姉さん、ずっと一緒にいようね』
『どうしてあいつらの話なんてするの?姉さんには僕がいればいいでしょ』
『人間なんて嫌いだよ。見つけてくれなかったのに、助けてくれなかったのに可哀想だとか同情だけしてくるんだ。 姉さんと僕以外の人間は皆死んじゃえばいいんだ』
『ねえ、……なにあの男 違うよね?恋人なんかじゃないよね。姉さんは僕を裏切らないよね』
『ずっと二人で一緒でしょ?』
[重い鎖のようなエンゲージで彼女を縛り続け、隣に繋ぎ止めていた、だって僕には姉さんしかいなかったんだ。 ……そういえば笑って頷くばかりで同じように返してくれたこと、一度も無かったな]
(8) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/03/05(Wed) 02時頃
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申し訳無さ―――ね。
[想いが楔となり。少年を世に繋ぎ止めたか。>>5 幸福を捨てたのだろう。鋼鉄製の軛に結ばれた、片割れ。]
謎を解く鍵はな。死ぬことさ。 生まれ変わり共に会うなんてクッせぇ話しかねぇのよ。
[暗澹たる、どどめの瞳に闇を湛えて、 言い聞かせるように囁く。]
坊主は死にてぇのか。その覚悟があるのか。 想いが深く突き刺さってんなら。晴れることなぞねぇぞ。
死にてぇなら言えよ。
――――殺してやるかんよ。―――
[真に、死者に囚われた生者は。 どうせ滅び行く運命に巻き込まれているのだから。]
(9) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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迷いは、一人で断ち切れねぇ。
喰うなら、こいつか?死に囚われた狂気なぞ、
味気のないものではあるが。
(*2) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/03/05(Wed) 02時頃
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……? そうですね。君と妹さんを虐げた奴等は報いを受けなければならなかった
[視線が合って、下がる>>6特にそれについては気に止めずに 妹が、と口にされた言葉に意識が向いた。やはりと頷く、片方は妹、片方は姉の為。とても似ている だから首を振られたのは理解出来ず不思議そうにして]
ッ!
[わるいことだ>>7そう続けられ驚いた顔を見せる。決定的に二人を違えているものを理解した 否定しようと、自分を肯定しようと言葉を探す。けれど彼は妹を助けられなかった、それにどこかこちらと違い迷いがないと感じられたことによって何も言えずに]
違う、違うよ……だって子供だったんだ、仕方なかったじゃないか……
[声は小さくなっていきかき消え、うつむけば腕を掻き毟る力が増して赤が滲み始めた それでも止めることはない、ぶつぶつと何かを呟きながら自傷を続ける]
姉さん……
[時折すがるように姉を呼ぶのだけが、聞き取れることだろう**]
(10) 2014/03/05(Wed) 02時頃
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/* 眺めていたら黒木さんの>>1*82にかえしていなかったことに気づきました‥!うわぁごめんなさい…今更返せませんし、その、ここで謝罪を。すみません。
(-10) 2014/03/05(Wed) 02時半頃
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―――嗚呼。しゃべっていたら口が乾いてきやがった。
――飲みてぇ。飲みてぇ。飲みてぇな。
―死ぬまでいっぺんに飲みてぇな。
俺の気狂いを肴に、飲みてぇな。
(*3) 2014/03/05(Wed) 02時半頃
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酒瓶抱えて、死にてぇな―――――。
(*4) 2014/03/05(Wed) 02時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/03/05(Wed) 02時半頃
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/* そして先走った感!? まぁおっさんが残るよりは若い娘が残ったほうがよいでしょうっていうかなんていうか。おちつけ素数を数えるんだ、しかし眠気が…( ˘ω˘)スヤァ
(-11) 2014/03/05(Wed) 02時半頃
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/* こんにちは、最低限のご挨拶と相談を。 パルックは私が殺してもいいかしら。でも貴方が落ちるならそちらが殺したほうがいいならお譲りするわ。 落ちたい希望は特にないから、先に落ちたいなら勿論どうぞ。
(*5) 2014/03/05(Wed) 11時頃
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/* では、此方も簡潔に。パルックに関しては構いませんよ。 魅力的な狂気に囚われた貴方が残っていた方が、 最期までよい雰囲気を出せるかなと思いまして。
私が先落ち、ということで。ありがとうございます。
(*6) 2014/03/05(Wed) 13時頃
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/* パルックの件、了承頂き感謝します。 そう言って頂けて恐縮です、ありがとうございます。 それでは引き続き、どうぞよろしくお願いしますね。
(*7) 2014/03/05(Wed) 13時頃
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[周囲で交わされる言葉を、少女は黙って聞いていた。 抱きしめた鞄にあるのは。 ――少女の願いを叶える道具。]
『他にも誰かいたような気がするんですが…』
[我関せずというように、見当たらない姿を探す。 男性二人がいない。さっきはいたのだけれど。 鞄に顔をうずめるようにして、視界を黒で塗り潰す。その口元に浮かんだのは、笑み。
何かに深く囚われた人間たち。 真衣を追い詰めて私から奪ったのは人間。だから、そう、もっともっと。 いっそ息さえ出来ないほど、苦しめばいい。]
(大丈夫、真衣。私がちゃんと成し遂げるから。
だって、お姉ちゃんだもの。)
[――妹を守るのは あたりまえ でしょう?]
(11) 2014/03/05(Wed) 13時半頃
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[謡が苦しそうにしながらも煙草を求めた姿、それは止められないで彼女のばらまく合法ドラッグを求めた連中にどうしても重なってしまう。]
……。
[ああ、ならいっその事。]
(12) 2014/03/05(Wed) 16時半頃
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沙綾さん、だっけ。
あたしも後で少し良いかな? もちろん、謡さんの後で構わないから。 [何かを決めたのか、“仕事用”の笑みを貼り付けたまま。そうやって声をかけていた。]
(13) 2014/03/05(Wed) 16時半頃
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『分かりました。では、謡さんの後に。』
[また名前を呼ばれ、同じように声をかけられる。 謡の時も思ったが。一体何の用事だろう。 貼り付けたような笑みを見せた彼女に、頷いてメモを見せ]
『終わりましたら、声をかけますね。』
[喋られないのに、そういうのは何だか少し変な感じがした。]
(14) 2014/03/05(Wed) 16時半頃
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/* 二人目びっくりした。殺してくれとか言われるのかな(てきとー
(-12) 2014/03/05(Wed) 16時半頃
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…――
[黒木も沙綾に用事がある様子を見て。 ならば長引かせるのも悪いと立ち上がり、足の裏を思い切り床に当てて、痛ッ。と眉を顰めて。痛みに敏感になっている程度には、身体も少しは元に戻ったようだった。]
喉が渇いてる人はこっちだよ。
[キッチンの場所を示しながら、公民館の奥へ。 沙綾についてくるようにと手招いた。 水が滴り落ちる台所の奥の、裏口へ。 木戸を開けると薄ら霞みがかった春の夜の気配。]
(15) 2014/03/05(Wed) 18時頃
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[手招きされれば、頷いてついていく。 彼女の顔が顰められていたのは気のせいだっただろうか。まだ痛そうな様子を見せたなら、大丈夫かと尋ねただろう。]
『あの、お話って何ですか?』
[水が滴る音が時折響く台所の奥に行けば、裏口が見えた。木戸の外。 外は真っ暗闇だ。心地よさより先に、あまりよくない視界に文字が歪まないか不安になる。
あらかじめ書いておいた問いかけを見せて、首を少しだけ傾げた。]
(16) 2014/03/05(Wed) 18時頃
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あんまり遠くに行っちゃうと、字が見えなくなるね。
[――言ったあとで、ふっと振り向き、いつ、誰が点けたのか、公民館に灯りが点っていることに気づいた。こんな廃村なのに、何故。疑問は一寸の間を作ったが、あとで考えることだろうと沙綾に向き直り]
……沙綾 私も沙綾と同じ、妹を亡くしてるの。 ―――私ね、好きだったんだ、妹のことが。 それはきっと家族愛とか、そんなものじゃなくて。
[手を伸ばす、同性だからと気を許していたならば、容易に沙綾の肩に触れるだろう。そのまま壁際に押し付けようと]
――…褒められたことじゃない、けど 妹と貴女を重ねて、そしたら我慢が出来なくなる。 文字なんて要らない、言葉なんて要らない、 …欲しい、の。
(17) 2014/03/05(Wed) 18時頃
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/* なん……だと…?(ガタッ
(-13) 2014/03/05(Wed) 18時頃
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/* 謡さんのロールが全然見えないんだZE!! どうしよう、ここまで曖昧なPCも久々です。 沙綾、パァンしていいのよ!
(-14) 2014/03/05(Wed) 18時半頃
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[彼女が振り向くのにつられて、公民館に視線を向ける。 廃村に電気は通っているのだろうか。そんな些細な疑問が浮かぶけれど、考えても答えは出ないだろう。
妹を亡くしていると。同じ境遇の言葉を聞けば、目を少し見開いた。 文字を綴ろうとして――けれどその手は、次の。 好きだった、亡き妹への告白で。ぴたりと止まる。]
……!
[同性相手への警戒など、少女は持っていなかった。 肩に触れることを容易に許して、彼女が押し付けようとするならば抗うことさえ出来なかったはずだ。]
(欲し、い。謡さんは、一体なにを言って……)
[顔に怯えの色が灯る。家族愛以外の好きという感情なんて、恋愛での好きしかないはずだ。 一つの考えが思い浮かぶ。 そんなまさか、俄かに信じ難い考えは否定材料などない。慌てて抵抗を試みるが、力仕事などとは無縁だった少女の力で逃げ出せはしないはずだ。]
(18) 2014/03/05(Wed) 18時半頃
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沙綾が声を出せなくて、良かった、なんて―― 私、最低だね。
[そのまま顎を引いて、弱い抵抗を押さえつけて、唇を奪おうか。 唯――この欲望は、コワレモノに対する感情によく似ていた。 無理矢理奪う気なんか、なかった。 わかっている。沙綾は妹と違う。全く違う世界を生きてきた存在なんだって。だからあの子のように、私を突き放してくれるなら、この恋情に似た想いを、否定してくれるような気がして。]
……す、き…
[意識と相反して紡がれる声、 "突き放して、私を否定して"――]
遥……、
[ちがう、違う、彼女は遥じゃない――]
[手は沙綾の身体に伸び、白のワンピース越しに、彼女の胸元を探ろうとする。]
(19) 2014/03/05(Wed) 18時半頃
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/* 私に片想いを割り振ったランダ神が空気読みすぎててw 恋愛でしか動けない気がしてきたぞまずい。 沙綾ちゃん可愛いかわいい と言いつつ否定されるルートを望んでいるのが謡さん。
(-15) 2014/03/05(Wed) 18時半頃
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[あの日の光景が、頭の中に蘇る。 ボロボロになって泣きながら帰ってきたあの子。見知らぬ男に犯されて、そして――。 このまま自分も同じ道をたどれば、少しでもあの子の痛みが分かるだろうか。 彼女の胸元を探ろうと伸ばされた手が、ネックレスに触れた。
――このネックレスだって、あの子の一部だ。 二度目の苦痛を、共にさせようというのか。そんなこと出来ない、駄目だ。]
――――ゃ、っ!
[掠れた、消え入りそうな小さな声が零れ落ちる。 必死になったが故の、無意識に出た声。 「嫌だ」。そう言い放ったのは分かっただろうか。]
(逃げるなら、今……!)
[押さえつけている腕が片方だけになっている。自分の腕を押し付けられていなくて良かったと思いながら、彼女を強く突き放そうとする。 成功したならば、そのまま走って公民館の方へと逃げ出すだろう。]
(20) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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/* 沙綾の逃げ出す攻撃!
(-16) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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― 公民館 ―
[2人が出たのを見送ってから。鞄の中を探る。 液体状のものや、すでにタバコにハーブの葉を混ぜたものもあった。
ゲートドラッグと言われる合法ハーブや液状の合法ドラッグ。ひとつにはこの手軽さがあった、炙ったり……ましてや注射器など必要としない。]
(21) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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[――沙綾が微かに漏らした、声。]
あ……
[その小さな、小さな響きを耳にした途端、彼女を拘束する手から力は抜けて。抵抗し、逃げ出そうとする沙綾を止める力は、持ち合わせていなかった。]
――…、ご、…め、ん
[傷つけたくない。かのじょはこわれものだ。 知った口なんかたたけないけれど、この感情は。 ぐるぐる、ぐるぐると巡る罪悪感。]
ッ――
[沙綾の姿が公民館へ消えて、初めて 失った存在と沙綾の違いを、痛感して。 己の手を見ては、わらう。]
[後悔か、悔恨か――言葉にできない感情のまま、膝をついた。]
(22) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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アイリスは、沙綾が戻ってきたら視線を送るだろう。
2014/03/05(Wed) 19時頃
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/* 違うわwwww 突き放されてるwwww 反応として間違ってるwwww
(-17) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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[逃げ出して、けれど今は人に会っても上手く話せる気がしなかった。台所には誰もおらず、ほっと一息つく。 そして窓から見えた人影。金髪の、話したことのない男の姿。]
………
[―― ころさなきゃ。 さっきまでの自分なら、気にも留めずにいたかもしれない。 けれど今は。あの子が受けた行為を、自分も受けそうになった。 そして――男。この二つの条件が、少女の正常な思考を奪う。復讐を、あの子の為に全てを壊さなければいけない。台所にあったナイフを、持ち手をハンカチで包んで持ち出した。]
(そう、すべては、あのこのため)
[気付かれないよう飛び出せば、外で空を見上げていた男の背後に近付く。 月明りできらりと輝くナイフ。もうすぐ、赤に染まり人を孤独に貶める道具。少女を狂わせるもの。
吸い込まれるようにそれは男の左胸を貫く。 何とも言えない声を上げて倒れ伏した男。金の髪が赤色に濡れていく。 酸素に触れ、やがて黒ずむ血を眺めることはせず、少女はそのままナイフを置き去りにして公民館の中へと戻って行った*]
(23) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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|
― 公民館 ―
[ナイフを抜かなくて良かった。あそこで抜いてしまえば吹きだす血で、自分が殺したとバレてしまう。 皆が集まるところに出る前に、すっと深呼吸をして。 何でもなかったように、こちらに視線を送ってきた愛梨に近寄った。]
『お待たせしました』
[そう書いたメモを見せて、お話しますか?と尋ねるように小首を傾げ。]
(…大丈夫。見られてないはずよ。 夜に、あんなところにいる方が悪いの。)
[心の中は決して穏やかではなかったけれど。]
(24) 2014/03/05(Wed) 19時頃
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|
そうね……上の階にでも行きましょうか。
[彼女に相変わらずの作り笑顔を向けて、上の階へと誘う。]
みんなが居ると落ち着かないかもしれないしね。
[どこか様子の違う彼女を見やりながら。そんな事を口にしていた。]
(25) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
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『わかりました。…お気遣い、ありがとうございます』
[落ち着かないのは事実だった。 同性に襲われかけたとか、人を殺したせいだなんて言えやしないけれど。 彼女が上の階に向かって歩き出せば、後へ続くだろう。
どうして彼女は、自分を呼びだしたのだろう。 謡のような境遇だということも、過去の話も聞いたことはないから。 だからこそ、不思議だった。]
(26) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
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|
鞄の中にペットボトルの紅茶があったの、まだ未開封だったし飲みましょ?
[笑顔でそう告げると、座布団を勧めてから自分は給湯室のコップにペットボトルのミルクティーを注ぐ。そして、片方のコップにだけ無色無臭の合法ドラッグを追加した。
無論、見られないように注意は払っていたが。]
(27) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
|
|
[今回混ぜたそれは、あまり強い作用はなく。楽しい気分を誘発させる程度のものだった。]
(28) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
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|
…?
[飲み物を飲むお誘い、なのだろうか。 それともほかに何か用事があって――後々分かることかと、考えを振り払う。 勧められた座布団に浅く座った。先ほどの出来事から、念のためいつでも逃げられるように。
彼女が合法ドラッグを混ぜているなど、勿論気付くことはない。]
(29) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
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|
[>>9男の瞳の奥に見える闇は昏く、暗く。生への執着の薄い自分の様な存在は呑み込まれてしまいそうな。そんな気さえして、男を初めて見た時とは――、また違う悪寒に襲われた]
[遺された自分を考えた時に、此処まで来たのは、一重に自由な世界を願った言葉を思い出して月長石に世界を見せる様に、歩いて来たのだ]
…生まれ変わりなんて――、有ったとしても僕は彼女には会えませんから。
[想いが晴れる事なんて無いのは、知っている。けれど、死んだ所で罪人である自分が楽になるなんて――無いだろう]
(30) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
|
|
――死んだ所で、解放されるとは思いません …けれど、
[それでも死んだ癖に生きる自己矛盾の解消――、生きている限りは法的にも下されない罰を。亡霊として、人形として。生きるより生き続ける死後に求めるのは、甘え、なのだろうけど。]
……少し考えさせて下さい
[『どうして助けてくれなかったの?』 『――あんたも、**ばいいのに』
心の奥で反復する灯里の声。彼女が絶対そんな事を言う訳が無いのに――、木霊し続ける怨嗟。いっそ、この男に自分と言う人形は壊されるべきなのかもしれない、と背負う矛盾は苦痛から逃れたいのか、罰が欲しいのか]
(31) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
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/* あいりwwwwすwwww この村の女性陣怖い人ばっかりだwwwwww おかしい、沙綾が一番危険なのに謡と愛梨のほうが危険に思える不思議である
(-18) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
|
|
さ、どうぞ?
[沙綾の前に座ると、合法ドラッグを混ぜた方のコップを彼女に差し出した。]
ま、お茶でも飲みながらと思ったのはね……なんか気になってね。あたしみたいに何かしたならまだしも、何で貴女みたいな大人しそうな子がこんな所にってね。
[誘った真意は違うが、それでも気になったのは嘘ではない。]
(32) 2014/03/05(Wed) 19時半頃
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[ぺこりと頭を下げて、コップを受け取る。 飲みかけた瞬間にかけられた問いに一度コップを置いて、メモにペンを走らせる]
『……妹を殺しました』
[それは簡潔な告白。 今でも時折夢に見るのだ。あの日の悪夢を。 自分が殺した、あの子の笑顔を――。]
『直接殺した訳じゃないですけど、でも。 私の言葉で、あの子は死にました』
[そう書き終えれば、コップを再び手に取って。 一口飲めば、乾いていた喉が潤う気がした。喉を使わないから、乾いていたことに気付けなかったのだろう]
(33) 2014/03/05(Wed) 20時頃
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そう……妹を。
[作り笑顔が揺れる。少しの間揺れて、そして元に戻るのだ。]
あんまり無責任な事は言えないけどさ……あまり気にしない方が良いわ。
[自分と同じように、公的機関の裁きは受けなかったのだろう。だからお互いにここにいる。]
(34) 2014/03/05(Wed) 20時頃
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/* どうしよう…… 回想挟むかパルックに直接行くか悩んでる
(-19) 2014/03/05(Wed) 20時頃
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――回想――
[現場は当時豪雨] [高速道路] [精神的に追い詰められ] [ブレーキ跡がなかった] [マネージャーの無理心中] [如月謡は死んでない] [欝状態であり] [発表した歌と事故のタイミングが]
[―――様々に交錯する情報から真実を。]
(35) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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[遥と顔を合わせなくなって、どのくらい経った頃か。 一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月。 訃報は突然のことだった。
あぁ、呆気ない。 死なんて平等に訪れるのだ。 事故なら仕方ない――と そう思っていたけれど。
偶然つけたワイドショーで様々な情報が流れ それをぼんやりと瞳に映した。]
(36) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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[>>10平然と言う様に感じた彼に――、先程感じた彼の心の奥に眠る殺意を重ね合わせれば、恐らく闇が零れ出た『あの日の自分』を見出して。]
[恐らく、先程奥に見えたモノによれば。彼は一旦他の殺意に触れればその殺意が目覚めかねないのだろう。あわよくば、そうならない事を――彼には他人に感じる感情としては珍しく――祈りながら。]
[恐らく似ているけれど――、違えているのは、存在としての生死と。罪悪の意識、そして――無差別の殺意。恐らく、自分は気付いてしまったから]
(其処が、彼と僕の――差)
……僕も、仕方がない――、そう、思いました …でも、それは唯の言い訳なんですよね。
どんな人間でも、殺せば業を背負う事には、変わらない
[自傷を続ける青年を何処か憐れみを込めた瞳で見つめながら、かつての自分を見ている様だ、と無感動に眺め。あの日のアカを思い出しながら、自分の両の手を見つめた***]
(37) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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/* 確定入って無いか心配しながらもキャラのブレに悩みながら 賢者ロール。言霊がアレですがが。
(-20) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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[煙草を吸った。酒を飲んだ。 歌う必要のなくなった自分は、堕落した生活を送っていた。
"欝状態"
その言葉に心音が速くなる。 遥は何故死んだのか。事故では、なかったのか。 自分が遠因なんじゃないか。
―――――怖い。]
(38) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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[その夜から眠れなくなった。 何処かで遥が見ているようで 遥が呪詛を唱えているようで 恐怖感だけが心を苛んだ。]
ひっ、ぅ
[ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 呟き続けている内に朝が来るなんてざらだった。 遥、遥、何度も名を呼んだ。 叫ぶように、狂ったように、 そんな生活で声は次第に変質し、 深夜中叫んでいて迷惑だと、 住んでいたアパートを追い出された。]
(39) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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[実家に帰って、両親に心配され 精神科の病棟に押し込められた。 病棟内でも狂ったように叫んだ。
ここから出して、遥が追いかけてくる、ごめんなさい
気が狂れた存在だと思われて、それがまた怖くて 長い入院生活の中で、 病棟から逃げ出して―――遠くへ行こうと思ったんだ。
ごめんなさい――私も死ぬから、だから 遥―――もう、私を、恨まないで、と**]
(40) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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へっ、なんでぇ。とどのつまりは――――ッ!
[―嗤った少女の顔が有った。 息を飲み。此れは、想起だと。幻覚だと認識する。
俺の記憶の底に沈んだ、組の頭の娘の言葉。 辛辣で可怪しかった、厭らしい言葉。
仕事と偽った騙し。俺と相棒は振り回されて。
どこか重なった。 俺と坊主の後ろの影が。]
…迷ってんな。 死人の呼び声が聞えてやがる。
[何かを求めているのでもなく。囚われている。]
(41) 2014/03/05(Wed) 21時頃
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怨み言でもぶち撒いてンのか。只沈んでんのかは分からんが。
―――俺ぁ寝る。
今日は気分じゃねぇ。 色々と、な。
[―そう言って、場を辞し、公民館の奥へと引っ込む。 暗い闇がうごめいている建物の一角。 旅の疲れを明日に持ち越すのだろう。]
――… 幽霊なんぞの気が済むほどに
ぐちゃぐちゃに潰せば …――
――… 救われんのかねぇ
俺ぁ …――
[男は悩む。]
(42) 2014/03/05(Wed) 21時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/03/05(Wed) 21時頃
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[気にしない方がいい。彼女の言葉は最もだろう。 彼女の家に来た警察はみんなそういった。]
……、?
[不意に。 身体が、変な感覚に襲われて。思わずぎゅっと目を閉じれば、感じた違和感は霧散する。 ――気のせいだろうか。 少女は混ざっていたものに気付かず、更にもう一口飲み込んだ。]
(43) 2014/03/05(Wed) 21時半頃
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奇遇ね……あたしもね、大事なヒトを失ったのよ。
[それを埋めようとするのか、或いは……ドラッグに目の前の沙綾を引き込むことで、何か別の事をしようとしているのか。]
(44) 2014/03/05(Wed) 21時半頃
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『……そうでしたか。 ここにいる人のほとんどが、誰かを失っている気がします』
[そんな人ばかり集まっているなら、何という不幸連鎖の場所だろう。 けれど、自分には関係ない。 どうせみんな死ぬのだから。自分が、殺すのだから]
『お話って、これですか?』
[そう尋ねる瞳は少し不思議な色をたたえ。]
(45) 2014/03/05(Wed) 21時半頃
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いいえ。これだけじゃないわ。
[また微笑んだ。 もうまもなく効果は出るだろうからと、時間を稼ぐようにと。]
(46) 2014/03/05(Wed) 22時頃
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ぅ……………
……るさ………
ーー煩い!
[流れる赤に比例するように徐々に鮮明さを取り戻す声は、やがて拒絶を叫んだ 「殺せば業を背負うことには変わりない」>>37それは一番聞きたくない言葉だったから]
黙れ、黙れよ!そんな目で僕を見るな!
[憐れみが込められたその目、幾度も向けられたのと同一の種類の視線が同じ地獄を経験し依存した片割れに独りにされた身にはとても耐え難くて 睨みつければそれは彼を見るということ、両の手に視線が下ろされても焼き付いたように脳裏から消えない 青年は逃げるように部屋を出れば建物の奥へ消えていった]
(47) 2014/03/05(Wed) 22時半頃
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[適当に入り込んだ部屋の中頭を抱えてぎゅっと目を瞑る。それはどこか、折檻に怯える子供のように]
姉さん、僕は悪くないよね? あいつが嘘をつくんだ、あいつが……違う、僕は違う!
[独り言ですら支離滅裂に、感情を昂らせても宥めてくれる存在はこの世を去った 自分は“薄汚い人殺し”などではないのだと、必死に心に言い聞かせる。 決して姉は弟が人殺しだから傍に居たくなくて置いて逝ったわけではないのだ、と
……瞼の裏の暗闇にあの少年の憐れみの瞳だけが浮かんでいる]
(48) 2014/03/05(Wed) 22時半頃
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――公民館裏手――
[頭を冷やすように、裸足でふらりと外を歩く。 月も叢雲に隠れてしまっているこんな夜は、 無性に人恋しい。]
遥……
[空を見る。 見上げながら歩いていた所為で足元に注意がいかなかった。 何かに躓きかけて、たん、と蹈鞴を踏む。]
(49) 2014/03/05(Wed) 22時半頃
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…どっこい、しょっと……
[畳の敷かれた和室に、曇り硝子。
ここが爺婆の寄り合いにでも使われていた頃には茶でも沸かす音や騒がしい歓談の声が響いていたのだろう。今は蜘蛛の巣が張り巡り、埃を被って、自然に崩れ去るのを待つのみの建物である。]
餓鬼ン頃、なぁ…―――
[壁に寄りかかりながら、暗がりに差し終える夕光をなんとなしに眺めながら。やってくる夜に瞼を閉じて。過去を思い出していた。
村には縁がある。]
―――‥‥ちいせぇ時の俺は。
[何の邪気も無かった。顔を打ち顰むこともなく希望だけが輝いていた。確か、都会育ちの俺は、中坊になるまでは来ていたんだっけか。幼子の一年のある時期にだけ訪れるのびのびと過ごす夏休み。
おもえばその頃から、人は少なくなっていった。 俺は詳しく知らない。ただ、虚無に襲われるのだ。この村に居るのは愉しいのだが、帰った跡は、何もない虚無が襲ってきた。
餓鬼の頃はよかった。なにも知らずに、幸せだった。]
(50) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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[友ができた。学徒の頃からのダチだ。 仕事仲間として、切磋する気のおける相棒だ。
乳臭ぇ大人になって、希望と夢を抱いていた。 でかいことをしてやると思っていた。 組のため。力の誇示のため。金のため。
俺は俺らしく。相棒は相棒らしく。 互いの拳を打ち鳴らして、歩んでいた。]
(51) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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……な、
[人間の形、をしているのはわかった。 寝ているにしては不自然だ。 しゃがんでそっと手を伸ばして 明かりのない中、手探りでその人の形を辿り 体温のなさが、現実を語ってくる。
不自然に体躯から生えた硬いものに触れ ぴっ、と己の指から鮮血が零れる。]
ナイフ……? 死んでる……、誰……が?
[現実で、そう、殺人が起きている。 なのに、――全く実感が湧かない。]
(52) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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[組頭の娘様は、黒曜石の瞳を持っていた。 黒い瞳は狂っていて、俺は話すのも憚られていた。
彼女は虚言と真言織り交ぜて、巧みに俺らを誑かした。 邪魔だったのだろう。
押し付けられるは雑事。難題。抗争の切符。 それでも希望を持てていただけ、良かったのかもしれない。]
(53) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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[髭も生やして熟れてきた頃。 少女は女になり、侍らせるは幾人もの男性。
俺と友は、信頼された用心棒だった。 だった。
二人は引き裂かれ、仲違いをした。 策略を謀ったのはやはり女。
あの愉しみの表情は忘れられぬ。 年食った頭は呆けて久しい。
俺は、溺れる。依存の海へ。十年二十年。 しかしそれは、軈て身を滅ぼす毒となった――――――]
(54) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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[何故、人が、死ぬのか。 冷たい身体。 遥もこんなふうに冷たかった。
――分からない。誰が、こんなことを。
沙綾は違う――そう?本当はそう思いたいだけ。 本当に違うだろうか?]
……。
[誰が犯人でもおかしくない。 ぱたぱたと公民館の中へ、裏口から入る。 中央の部屋へ行けば、男性の姿しかなく不安げに。]
(55) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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誰か、が、死んでた。
[ぽつりと零すように、 その場にいる、段と朔夜と政人への報告とする。]
誰かは、わからない。 暗がりの中だったから。
多分……男の、人。 ここの裏手で…陽が明けたら、誰か見に行って欲しい。
[かすれた声で、紡ぐ]
……沙綾と、黒木は?
(56) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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/* ぱるっくの死亡が一日目なのか二日目なのかわかんねぇべぇ(」 ふつかめ…ですよね…?
(-21) 2014/03/05(Wed) 23時半頃
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(…へぇ。殺ったのか。)
[小五月蝿い耳に突く声が館内に響く。 この女が怯えていることは明白で。 狂気を拵えた少女にどこか嬉しくなる。
―――あの女の破滅を見るようで。
さて、続くのか続かねぇのか。 匙加減は適度に深めよう。堕ちるのならば何処迄も。 俺に纏わるそれも、行き着く先はどうせ一緒さ。
どやし囃し立てる姿は滑稽だ。 部屋の向うでだんまり決め込み、顛末を待とうか。]
(57) 2014/03/05(Wed) 23時半頃
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あれ……
[ごし、と目をこすると その場にぼんやりと見えた姿は 気のせい、か。 少年がそこにいるだけ――]
……朔夜。
[少年に近づくと、大丈夫?と問うように視線を合わせるように首を傾げ、手を伸ばそうとして、先ほどナイフに触れた時に傷ついた指先と、凝血に止まる。]
ごめ、
[ごしごしと服で手を拭って、曖昧に笑った。]
(58) 2014/03/05(Wed) 23時半頃
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[不幸という湖に浮かぶ木の葉のような小さく頼りない幸福 例えそれしか救いがないとしても、ただ小さなその一点だけを見つめていられれば、掴まっていられればきっと幸せだろう。 周りから見ればそうではないとしても けれどそれが耐えられない重さに沈んでしまえば、後は己も深い水底へ堕ちていくだけだ。]
(59) 2014/03/05(Wed) 23時半頃
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[水底できっと木の葉は待っていてくれる、そう思い堕ちることを望んでいた。 それはまさに、姉を失った自分にとって追い求めるべき“光”だった。それだけを信じてここに来た なのにあの少年の言葉によって、幾度否定を叫んでも同じ場所には堕ちれないのだとそんな迷いが確かに生まれていて
光が、消えた気がした。]
(60) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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[もう寝てしまいたかった。何も考えたくない 騒動など知らないまま静かな部屋で床に胎児のような姿勢に寝転がる。 意識が夢に零れ落ちる狭間思い浮かべていたのは申し訳ない勘違いをしてしまった女性の顔 人間は嫌いで死ねばいいけれど、姉さんに似ている人の死に顔を見るのは嫌だな、なんて]
(61) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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……?
[じゃあ、他になにがあるのか。 不思議そうに首を傾げる少女は、きっともうじき悟るだろう。
自覚のない変化は、もうすぐそこまで**]
(62) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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[それはもしかしたら、姉を重ねているとはいえ嫌い呪い続けてきた他者が死ぬのを見たくないと思うのは 深海のように暗く沈む青年の心の中微かな光のようなものといえたのかもしれない]
[見つけ出されるか、部屋に届くような騒動が起きない限りはそのまま朝まで起きることはない*]
(63) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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/* もう知らぬ光の輪のRPなぞ知らぬ どうせここしか渡す相手いないしここ襲撃ちゃうしいいの!
(-22) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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[>>41、>>42的確に言い当てて来る男の言葉に、押し黙って。男が去るのをその儘見ていた。灯里は、絶対に他者の不幸を望むことはない。それは幻聴であるだろうに――、喚び声が聞こえるのだ。]
[それは、彼女を見捨てた、あの日から]
(64) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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朔夜、ちょっと来て。
[秘密めいた誘いの後に、がらりと押し入れを開く。 きゅっと朔夜の手を握ると、狭いけれど座布団が外に出ているので空間のあるそこに、入ろうと提案した。]
ほら、見たことない? 青い猫型ロボットがここで寝てるんだよ。 暗いのだめだったら、ごめんね。
[もしそうなら、隙間を開けて光が射すようにしよう。]
(65) 2014/03/06(Thu) 00時半頃
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――あたしにも妹が居たわ。もう居なくなったけど。
[そう言って微笑む。その笑みは作り笑顔とはまるで違う……悲しい笑みだった。]
(66) 2014/03/06(Thu) 00時半頃
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[>>47その鮮明な叫び声に少し身体を震わす。アイツを思い出すから、苦手なのだ。…大きい声は。それと共に再び目に入った彼の腕のアカが目に入って――、]
――ッ、
[頭が眩んでは言葉を発する事も出来ずに目線を下げて。だけれど、間違った事は言ってない――つもりだ。あの男に言われて気付いた、逃げてた自分と何処か、建物の奥へと消えていく青年の足元を見ながら被らせながら]
(67) 2014/03/06(Thu) 00時半頃
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[一人、頭痛が収まった後に人が居なくなった部屋に取り残されては――、動こうとして立ち上がれば、>>58声が聞こえて。]
…前に、出て行ったみたいですけど。 ……何ですか…?
[大丈夫か、と問われる様に視線を合わせられれば、それにはこくりと。唯、伸ばされた手の赤い滴に、再び記憶を刺激されて――、赤で埋め尽くされた、両掌が脳裏に焼き付いて。それは、一人を刺した傷では無い――その量]
[されど、然程今度は痛みは無く。もしかしたら彼女は手を拭いている間の事で気付かなかったかもしれない。]
…すみません、
[また、そう謝って俯いては――、手を引っ張られる感覚。何処か秘密めいた誘いに抗う事も無く押入れの前へと連れていかれて。テレビなるものを見た事は無いが、流石に其処まで精神が幼い訳でも無い――、現実は、片割れの様に夢さえ見ることが出来なかったから]
…見たこと、ないです、
[怪訝そう且つ、信じてはいなかったが。逆らう道理も無かったので促されるままに。暗いのは大丈夫、と端的に伝えて]
(68) 2014/03/06(Thu) 01時頃
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見たことない、か 最近の若者なのに珍しいね。
[押入れの中に入り込んで、朔夜にも手を貸して中へ。 そして中から扉を少しの隙間を残して閉めれば 傍の体温に、少しだけぎこちなく、 けれども優しく朔夜の身体を抱き寄せようと]
お姉さんと、一緒にここで寝るのはいや? 私は君の敵じゃない。少なくとも今はね。
ごめん――私も人恋しいんだ。 利用してるのかもしれないけど。 こうして、少しだけ一緒に寝てくれないかな……?
[そして、おまじない、というように、朔夜の額を撫でる。 軽く笑い、朔夜が途中で抜け出すにせよ、 この押入れで一夜を明かすつもりで**]
(69) 2014/03/06(Thu) 01時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/03/06(Thu) 01時頃
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[>>69手を貸されながら押入れの中へと滑り込む。 軽く抱き寄せられて――、 感じる体温に、また片割れの事を思い出して]
[寒い日――、暖房も部屋も与えられなくて。暖房を付けたら怒られるから、二人で身を寄せあってた記憶。若者なのに珍しい、と言われれば、そもそもテレビなんて学校帰りにディスプレイの画面を短時間眺めているくらいだった]
……娯楽は僕達は与えて貰えなかったので、
[幼い頃。本当の父親の居た頃にもしかすると見たかもしれない。だけれど、楽しい思い出程人間、良く忘れるもので――、見たテレビまで覚えてない]
[此処で寝るのは嫌かと問われれば、女性を特に意識するでもなく。恐らく片割れと過ごす時間が多かったからだろうが。]
……構いません、
[敬語を未だ崩す事なく、頷けば。撫でられた額の感触に、何処と無くくすぐったさと、姉の様でもあった灯里の姿が重なって――喪失感で心が締め付けられて。顔が暗くなったのはこの暗闇だ、恐らく見えてはいないだろう。抜け出す気は、別段無かった]
(70) 2014/03/06(Thu) 01時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/03/06(Thu) 01時半頃
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[妹がいたと、彼女はそういう。 いなくなったということは、既に。自分と―――謡と同じように、死んで。いるのだろうか。]
………ッ…?
[先ほどの光景がざわりと思い浮かぶ。 手が震えたのがバレないようにコップを置くと、不思議と怯えや恐怖は心になくて。 ただ、ふわふわとした心地。 感じたことのない感覚に何故かぞっとする。]
『すみません、気分が優れなくて……お話は後日窺っても、いいでしょうか』
[そう書いたメモを、彼女に見せた**]
(71) 2014/03/06(Thu) 13時半頃
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――夜半。公民館の裏手にて――
[木々も寝静まる丑三つ時。 影があった。その影は死体を眺めている。]
心臓を一突きねぇ。随分と綺麗じゃねぇか。上出来だ。 [男は、死体を始末した。]
(72) 2014/03/06(Thu) 16時頃
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――明け方。和室。――
グあ…あぁっ。
[大きな欠伸。乾いた舌を弄び、何度か瞬きをする。 壁に寄りかかって寝ていれば、傍には酒瓶。 震える手で握ろうとするが、はっとして、止める。
習慣を改めるのは斯くも厳しい。 愈々天か地獄か行きてぇもんだ。 躯に嘆くことはなく、朽ちることもないのだろう。]
…また一つ。そして、二つ。 冥土の土産と酒の肴にゃ丁度いい。
狂っても、人間五十年。 …そろそろ潮時か。
[つぶやきは、廃れた時に埋もれていった。**]
(73) 2014/03/06(Thu) 16時頃
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ええ、構わないわ。
それじゃあ、これもあげましょうか。
[ポケットから取り出したのは、一見すると粉薬。 これもまた粉末状の合法ドラッグだった。]
気分が悪くなったら飲むと良いわ。 極端な話、水が無くても飲める薬だから。
[そう言って微笑む。 その表情は優しい人間を取り繕っていた。]
(74) 2014/03/06(Thu) 17時頃
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『すみません、ありがとうございます』
[渡された、一見すれば粉薬のようなそれを受け取る。 風邪だろうか。熱が出て来たなら飲もう、そう考えながらその優しい笑顔は疑うことなく。]
『もう夜も遅いので、明日に響かないように気を付けてくださいね。』
[今日はもう人を殺すつもりはなかった。 だから気遣うような言葉を綴り、呼び止められなかったなら下へと降りていっただろう。]
(75) 2014/03/06(Thu) 19時半頃
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アイリスは、沙綾が降りていくのを見送った。
2014/03/06(Thu) 20時半頃
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―記憶の断片―
[瞼を閉じた、暗闇に呪租の様な幻聴が響く中で一面の赤い世界が、視えた。過去の記憶。逃げ出した後に――、片割れを裏切った癖に裸足でその儘逃げ出して。自分だけのうのうと逃げた癖に、心配で戻るなんて図々しさを抱いて、元来た道を足が痛むのも気にせず――また駆けて戻った]
[ただ、その時にはもう既に遅かったのだけれど。 …先程の頭痛で集まったピースは、頭から鼻から口から、至る所から血を流して膨れ上がった顔で虚ろに空を見つめる灯里の姿を断片として蘇らせた。…そして、傍らに虫の息で転がるアイツも。]
(76) 2014/03/06(Thu) 21時半頃
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/* ひいん、何度寝かしてたらこんな時間
(-23) 2014/03/06(Thu) 21時半頃
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―― 回想/或る少女の記憶 ―
[赤い水が、小さな体から滴り落ちる。 青ざめた顔。血の気の失せた肌。 可愛らしい声で家を華やかにしていたその唇は、きっともう動くことはなく。
ただ一人残された少女は。
やり直すことさえ叶わず、そこにいた。]
[人間なんて存在しなければ良かった。 自分とあの子以外、みんな消えてしまえば。そしたらきっと、幸せな姉妹になれたのに。]
…………あ゛、……ッ!
[けれど、一番悪いのは。
酷い言葉を投げた私、で。]
(77) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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―――――うあぁああああああああああああっ!!!
[ごめんねと謝ることさえ、もう許されない]
[がらがらになった喉で叫ぶ。泣き喚く。]
[そして、動かないあの子に縋って消えた存在価値を求めた]
(78) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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[それはいつか泡沫となってすり抜ける幻。]
[ゆるして、と。
封じ込めたあの日の恐怖から、目を逸らす**]
(79) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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―時の流れは斯くも短く、廃村は夜へ―
[日が登っていく。日が頂点迄達する。日は降りていく。
逢魔が時。
衝動は昂っていく。我慢が怺え切れなくなる。血が滾っていく。思い出を蘇らせて追体験すれば、もう未練は無くなった。否、生に興味が無くなったのだ。走馬燈が終わり、後は此の世での最後の悦を望むのみ。]
あァ、 何 も戀しくねぇ 何処 も變じゃねぇ。
[肴は、あぁ、柘榴が弾けたような。 甘ぇモンで酒はいきたくねぇが、構わん、殺る。
男は寒夜空の下、 のろのろと駈け登る月を瞳に宿していた。]
(80) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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真衣、
[ 見ないで ]
やめて――
[ そんな目で、私を見ないで ]
(*8) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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「おねえちゃん」
「おねえちゃん」
「どうして、おねえちゃんはいきてるの?
わたしを、ころしたくせに――」
[こんなの、悪い夢だ――**]
(*9) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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/* 真衣ちゃんは恨んでないよ。沙綾の被害意識だよ!!
(-24) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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‟ て”
[言葉が、言霊になる。聞こえなかった音が、意識の中で怨嗟と混じって木霊して、自らを責める]
『 て』 『 けて』
『たすけて』
『助けてって言ったのに――なんで助けてくれなかったの?』
(81) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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――日中のひととき――
[朔夜を開放したのは朝になってから。 時間の感覚も曖昧になっている。 空の雲を数えたり、電気系統を調べたり]
……やっぱり、
[この村の一部の電気は生きていた。供給は遠い遠い街から、電線を伝ってほんの僅かに。 あの死体の男が、暮らしていた、という所だろう。この様子なら近くに食べ物もあるのかもしれない。
探したけれど、見つからない。明日また人数を連れて手分けをすれば見つけられる希望はある。まだ公民館の非常食だけで間に合いそうだ。]
まだ生きていける……けど、……
[自分は病棟を逃げ出したから携帯なんて持っていない。この様子なら誰かが持っていたとしても圏外を示すのだろう。この廃村から抜け出すには、また長い道を歩かなければならないのか。誰かの車があるなら、それを――。]
(82) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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――ッ、
[がばり、と起き上がっては心奥にある幻覚だと思い知る。 其れでもあの時は。彼女の声で確かにそう言った様に聞こえて仕方が無かったのだ。]
[真実に気付けば、何て事の無い筈の下らない、今まで抱えてた闇が蠢いて。唯、今。真実に気づいたとしても彼は手を汚しただろう。どうせ『奴等』が報いを大して受けないのだとしたら。自分の手が汚れても、あの子が望まないにしても――『罰を与えるべきだ』そう思った。今でも、変わらない]
(83) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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[公民館から少し離れ、辺りを散策する。生い茂った草木、手入れのないそれは、植物として有りの侭の姿として、天に向かって伸びていた。]
花……
[小さな花畑。元は花壇だったのだろうが、その花が囲いをも破って咲き誇っていた。植物の力強さを感じる。 幾つかの花を摘んだ。沈丁花、福寿草、ユリオプスデージー、山茶花。冬場の花は少し地味な印象も受けるが、それでも美しさを覚えた。 日本らしい花を集めて、―――花束を作った。]
(84) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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[けれど、罪を重ねた手は酷く穢れる。 ……虫の息だったアイツを、バラバラにして、わざと遠回しに一思いに殺さずに。嬲る様にして――、細切れになった死体のパーツの山を積み上げた。]
[そして、これまで苦しめた義姉兄、――自分だけ傍観者のフリをしようとした母さえも。動けない様にして、同じ様に積み上げた。あの時の黒い感情は、全てを塗りつぶすかの様に、唯此方を見る畏怖の目さえ、いつもと逆転した立場は酷く愉しく思えた――、あの時の自分]
[全て、バラバラにした死体を再び組み立てるかの様に、ブツ切りの記憶は歪に組み上がって――。そのまま、眠れない夜を、明かしたのだった]
(85) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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―→夜へと―
……、
[無言で握るのは、片割れの腕輪。あの子は、手の中に何か最期に握りこんでいた。首には、交換したネックレスは無く。此処で二人は――、別たれた気はした。
握られた手は、死後硬直で――、子供の手に開ける様なものでは無く、その中身は分からなかったが。希望なんて無い。その後、血臭とガラクタの様な死体の海の中で――、ずっと灯里の傍に居た。異常に気付いた通報は、三日後で]
[その海に、倒れている自分が発見されたのも、その日]
(86) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[一瞬よぎった思考に眉を寄せ]
ろくでもないな。
[死者に手向ける 献花のようになってしまうだろうかと考えたのだ。]
……花に罪はないよ。
[淡く笑い、花束を手に公民館へと戻る。 その頃には夕暮れ。広間で花を古新聞紙でまとめていたら、既に夜更けへと変わっていった。]
(87) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[世間体を気にした親戚は――、母方は旧家であり高い地位と財力を持っている故に、警察さえも抱え込んで――これを『心中』という形に書き換えて揉み消した。
されど、現実は消えない。自分は、世界からも消されたのだから]
(その日から、僕は、死んだ)
[いつの間にか気付けば夜に。解放されてから、一人、初めて此処に来た時の集会所裏に佇んで――、息を呑んで、立ち上がれば、歩きだす。一つ決意した。]
[あの壮年の男に、会いに行く事を。自らのせいで他者を穢れさせるのもどうかと少し躊躇いはあったが――、あの男の影は既に。]
[―――男を、探す。 この死に損ないの亡霊を完全に殺して貰う為に]
(88) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[ポケットから煙草を取り出すと、口に銜え。 火を点して紫煙を空中に吐き出していた。]
……さあて、どうなるかしらね。
[まずは1人目。 彼女だけでは無い。
薬を渡して、その結果として濫用してくれればいい。 そうすればきっと、自分の妹が死んだ事も不幸な事故に出来る。
そう、誰もが乗る車の事故で人が死んでも欠陥で無い限りはメーカーは責められない。 同じ様に、誰もが愉しむようになれば――
鏡に映る愛梨の横顔は、傍から見れば冷酷に見えるだろう。]
(89) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[影が差す。か弱げな足音が鳴った。]
…ンでぇ。坊主はよ。逝きてぇか。辿りてぇか。 死人の道を。征きてぇのか。 [違う。俺は既に真っ黒い影を痩けた頬に落とし。 鋭い光を秘めた双眸で道連れを撰んでいる。 腕は膨れ上がり、指は唸っている。肴だ。肴だ、と。
のらりと、待っている。]
(90) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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― そして現在 ―
[あの後。すぐに眠れば、余程疲れていたらしい。 気付けば日が暮れて、こんなに人間は眠れるものなのかと驚く。]
(……夢、そう。あれは夢。)
[真衣が、自分を 責めるなんて。
そんなこと、ない。]
……?
[握りしめていたものは粉末の薬。はて、これはなにかと首を傾げ、思い出す。 覚醒すると同時にどこか胸が苦しいような、物足りないような感覚に陥って、あのふわふわした心地が恋しくなる。
まさか、と。
きゅっと粉薬を握り、息を吐く。もう壊れているのだから使っても同じだろうが、自分は“苦しまなくてはいけない”。 カーディガンのポケットに薬を押し込むと、眠っていた部屋を後にした。]
(91) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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/* 沙綾はそういう楽さを求めない。真衣への償い。 いやまあ、中毒ったら真衣どうでもよくなりそうでアイデンティティがね()
(-25) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[>>30双眸が死の空気を纏う――、影を見つけた。 鋭利な刃物の様なその視線を直に受ければ、固めた決意が霧散しそうになりながら――、その前に全て掴み切る。
一つ、こくりと。頷いて、押し出す細い声]
……お願いします。 ――僕は生きていてはいけない。 そう、思いますから
[のらりと待つ、男に。頭を下げた。]
(92) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[返事に眉を痙攣じみて吊り上げた。 三白の眼が顕になる。]
…ほう。――顔を上げろ。
[今更意志が堅固であるかなど確かめない。 只、その上向いた顔貌を眺めれば、二人。存在を感じた。
一歩。歩み寄る。]
(93) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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死体なんて片付けねぇ。 お前の魂だけ、あの世へ送ってやる。
[腕を伸ばせば届く距離。 頭を撫でるかのように手を置いて。 次いで顎を支えるかのように手を添えて。 首を回 転させる様に
ごきり
と鳴らせば。
視界は暗転するだろう。]
(94) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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[倒れるならば、無感動に落とす。 魂を手放したであろう躯に生の余韻が残っている内に。 銀の刃が少年の心の臓を貫けば、 命の赤き泉が湧き出るだろう。
――――あぁ。これだ。―――
あの女豹の唇も。こんな色をしてた。 死んだ―裏切った―友も、こんな血が流れてた。]
(95) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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[酒瓶を開ける。 最期の晩酌。 血を流し入れる。 陶酔の水を胃袋に流し込む。
喉を焼く炎が躯に回り。
毒は最高の悦楽を運ぶ。
のた打ち回る体が一つ。
翌日の朝になれば。
一本の木に血痕。額を割った男が一つ。
倒れているはずだ。]
(96) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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