223 豊葦原の花祭
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が12人、人狼が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2015/04/18(Sat) 01時頃
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高く鳴いた鴉が寝床へと戻り、薄暗い広場には桜色のぼんぼりが無数に揺れる。
柔い光に照らされた花霞は、いっそう艶めいて花弁をはらはらと零した。
堀の無い南側に組まれた櫓の上で、ふいに始まった楽隊たちの演奏に歓声が起こる。
昇り始めた下弓張りの月。
と、誘われるように、広場中央の巨木の芽が――鮮やかな桃色を帯びて、膨らみ始めた。
月が昇り切った頃には、花が一斉に開くだろう。
微かな桜の香と、どこか懐かしい笛と太鼓の音色を合図に、一夜限りの花祭りの夜は始まったのだった。
(#0) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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夢を見るんだ。
[男の着物の裾が揺れる。ひらりと薄桃色の蝶が舞って、融ける。 ゆっくりと登る半月が、宵闇のような瞳に映り込む。]
昔の夢。 と、少し前の、夢。 どれもさびしくて愛おしくて、春になるのが待ち遠しい。いつだって。
[遠くの山の端は、落ちる陽の残滓で未だ明るい。 真上は疾うに藍色だ。やがて完全な夜が来る。
新緑の匂いを吸い込んで、息を止めた男がくるりと回る。 握った両の拳をやさしく開いたのと同時に、桜の巨木に着いた無数の硬い芽が、薄紅を伴ってふわりと膨らんだ。]
綺麗に咲くから。 今年も、綺麗に咲くからさ。
[離れた場所で響く歓声。 笛と、太鼓と、人々の声。たった一夜の邂逅に、胸が踊らない筈はないのだけれど。]
(*0) 2015/04/18(Sat) 02時頃
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────また、…会いに来て。
[桜の花のなかりせば。なんて詠った誰かの声が蘇って。 今宵ばかりは、なんだか酷くそれが恨めしかった。]*
(*1) 2015/04/18(Sat) 02時頃
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/* 目が覚めたので プロの聖神(ひじりのかみ)は=日知りの神、で時を司る神様として登場させました という余談
(-0) 2015/04/18(Sat) 07時頃
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/* さてどうしましょうかね。 お手紙交わすのは諦めるとして、全員と接触出来るだろうか…
華月斎かおもんのどっちかはろきさんじゃないかと 華月斎かなぁ。 メアリーはパッションナギさんが拭えないがモアさん説もなくはない ただアーサーとかアヤワスカとかの方があり得そうな気がしなくもなくもない(曖昧) だいちさんは夕顔さん ツイッタもみたけれどふいんきがだいちさんぽい
今回はロルは全くあたらしい方向でやってるから身ばれしにくいかなぁと思ってますがチップの時点で透けてたりして()
(-1) 2015/04/18(Sat) 07時頃
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ざわざわ…
[ヒトの楽しそうな声に包まれているような、密集しているのを体感するのは初めてなのに嫌ではなかった。 でもどこにこんなに人がいたんだろう、と不思議に思いながらトリイというものに入った。 机の上にかなりいろいろなものが置かれている。やっぱり見たこともない通貨も少しだけ置かれていたし、幼児サイズから老齢用の色あいの服も、シンプルで幅広い年齢で着れそうなものから、この地域のヒトがきているような前開きの服まで置かれていた。 前開きの服は民族衣装っぽくて着てみたいけど、自分ひとりで着れるんだろうか、と不安になる。 シンプルなものはきっとすぽっと上から着ればいいだけだろう。]
むー………
(1) 2015/04/18(Sat) 08時半頃
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[久方ぶりに呼ばれた自分の名。>>0:86 他に名乗る名も持ち合わせてはいないからそう名乗ったが 誉められるとなんともむずがゆい。 今にもくしゃみでもするかのような顔になる。 地球の外からきたという少女は、ゆめおちではなかったと安心した様子。]
私は猫である。 WASSHOI?御輿のことか? ……さてどうだろうな。 祭り囃子の音はよく聴こえていたから、 YOIYASSA!ぐらいはあるかもしれぬ。
[元々私がいた地域には、そういった類いのものはなかったから、聞きかじりの知識である。 己自身の知識ではない故に、言い方は少々自信に欠ける。 そんな有り様だというのに少女は私のことを先生のようだと言うのだから、またもや尻尾の辺りがむずがゆくなる。 我慢できずそっと後ろ足でかいた。]
(2) 2015/04/18(Sat) 09時頃
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[気がつけば周囲も薄暗く翳り、空には半月が申し訳程度に顔を出す頃。 人の気配や賑やかさにつられて、フラフラとミツボシは広場へと向かっていた。]
わぁ……すげーなー
[遠景から眺めてみれば、天を突くような巨木に薄く桃色が芽吹き、提灯やら何やらで根元にも明かりが点っている。 光る木と光る草の絨毯のようだ。]
に、しても…これは…
[腹部に響く太鼓の音、脳を貫く笛の音。 原始的(プリミティブ)な音の波にはまだ慣れず、ミツボシは独り言さえ聞こえぬ祭りの喧騒に酔いそうになる。]
っ!あ、すいません…
[よろめいて歩いていると、通行人にぶつかりそうになった。 それが後ろから来たものなのか、前から来たものなのかも分からない。
……そもそも、己が今どこに居るかも分からなくなっていた。**]
(3) 2015/04/18(Sat) 09時半頃
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/*>>3 ふくぶにひびく、たいこの「ね」 のうをつらぬく、ふえの「おと」
って読むと語呂が良いよ!
(-3) 2015/04/18(Sat) 09時半頃
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―20XX/2/XX―
[ ぺらり。
一枚紙を捲る。 ]
おはよう。 …と言っても、もうお昼だけどね。
[代わり映えのしない室内。 飾られたカレンダーだけが真新しくて。 他の物は少しずつ風化していっている。
微かだが額実な変化。 それに一瞬瞼を伏せつつも、ぼくは変わらず君に声をかけるんだ。]
(-4) 2015/04/18(Sat) 11時半頃
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押し花をしてみたよ。
[ 柊。椿。金盞花。えんどう。雛菊。菫。クロッカス。スノウドロップ。
その中で君が一番好きだったものは何だっただろう。
おかしいな。 君とは一番長く過ごしていたはずなのに。
ちっとも、 わからないや。 ]
(-5) 2015/04/18(Sat) 11時半頃
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………ごめんね。 でも、もう少し勉強してくるよ。
そうしたら、君とまた話せるだろう?
[ 君は答えてくれないけど。
腕を伸ばしてかさついた指先に、そっと、そっと、触れる。 壊れないように、朽ちてしまわないように。
……きえて、しまわないように。
ねぇ、聞こえてる? ]
(-6) 2015/04/18(Sat) 11時半頃
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………だから、待つよ。
[ ぺらり。
凍てついた風が輪郭をなぞる。 同時に捲られた一枚が漣を立てて。
そっと、お話の続きを口にしたんだ。]*
(-7) 2015/04/18(Sat) 11時半頃
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マタタビ酒に麦酒かァ、そいつはいいや。
[喉を鳴らして上機嫌のおもんが、ござに並べた品物をひとつひとつ説明してくれる。>>0:90 品定めする間も無く、男の関心が向かうのは琥珀色の酒。にんまりと頬を緩めてこいつをおくれと、指が麦酒を指し示した。]
ああ、それから。この砂糖漬けの金柑も少し包んでくれるかい? 金はたぶん、大丈夫──、ウン。
[言いながら着物の袖の中をいやにゴソゴソと漁る。 そんなに物が入っているようにも見えないが、おもんの背負子>>0:91と同じで見た目には拠らないのかもしれない。
引っ張り出した小銭を渡して品物を受け取ると、砂糖漬けの包みは思いのほかずっしりとしていた。]
(4) 2015/04/18(Sat) 13時頃
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はは、オマケ付けてくれたのかい? なんだか小銭じゃ申し訳ねえなぁ。 …お、待てよ、いいモンがある。
[言いながら再び袖を漁ると、指先が摘み上げたのは月型の飾り櫛だ。漆に金粉で装飾されたその櫛は、ちょうど登り始めた半月みたいにきらりと光る。]
そのかんざしは粋で好いけどさ。 あんたの夜空みたいな髪にゃ、きっとお月さんも似合うだろ。
[華奢な手の中にヒョイと櫛を滑り込ませ、ひらりと手を振り踵を返す。翻った袖に、光の蝶が舞う。おもんが何か言ったなら、少しだけ振り返ったかもしれない。
どのみち男の姿は、祭囃子に賑わう雑踏へと戻っていった。]**
(5) 2015/04/18(Sat) 13時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 13時頃
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/* ふぇぇ…誰とも喋れてないよぅ… もう小鈴ちゃんと喋りたい いや本音言うと華さんと出会いたい
(-8) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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―屋台街―
[いつの間にこんなに増えたんだろう。 人の波に溺れ、酔いそうになりながら、少女は道を進む。 ふと目を向けた先には、少し大きな桶のようなものの中を、赤い魚が泳ぎまわっていた。 なんだろう、とまじまじと眺めていると、嬢ちゃん、やってくかい、と尋ねられる。]
ううん、やらない。 お金、持ってないの。
[何をやるんだろう、と眺めていれば、子供が何か妙な形のものを手に、残念そうな声を上げていた。 濡れて破けた和紙がぶら下がっているけれど、何をやっているんだろう。 和紙が濡れれば破けるのは、当たり前だと思うんだけど。]
…きんぎょ、すくい…?
[おかしな話だ。 金魚、という割に、そこに泳ぐのは赤い魚。 これじゃ赤魚ではないだろうか。 じぃ、と見つめる少女の目の先、魚が何かを求めるように口先を水面に出して水面を揺らす。]
(6) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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ねぇおじさん、この子達、なんだか苦しそうだよ。
[細い眉を寄せ、首をかしげる少女に、金魚てなぁそんなもんだ、と雑な返答を返された。 透明な袋に水とともに入れられた二匹の魚。 それを嬉しそうにぶら下げてゆく子供の姿に、何とも言えない心持になる。 あの魚、どうなるんだろう。
気づけば少女の足は、子供の後を追いかけていた。 子供が誰かに気付いて駆けてゆく。 その先には、大人の女の人がいた。 あぁ、あれは…]
おかあさん…
[つぶやいた少女の声が、同じ単語を叫んだ子供の声に飲まれる。 おかあさん、おかあさん。 なんだろう、それは、とても… 甘く切なく胸に響いた。]
(7) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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あたいは雪ん子。雪の精って呼ぶヒトもいるね。 兄弟もみんな雪ん子って呼ばれてる。
[名前を尋ねられて>>0:82そう答える。 秋の終わりにどこからか現れて、春になれば消えてしまう自分や兄弟たちのことを、ヒトはそう呼ぶ。 自分だけを指す名前は持っていないし、考えたこともなかった。]
メアリー?メアリー
[彼女が名乗る直前の一瞬の間に戸惑いつつ、復唱して。 目の前で彼女が傷を手当するのを手伝うこともなく眺めていた。]
(8) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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お母さん、お母さん。 呼ばれ女は振り返る。
「どうしたの?―――…」
柔らかな笑みを浮かべ、私は問うた。 小さな少年が、私の袖の下に潜り込むようにして、顔をのぞかせる。 抜けたばかりの隙間の空いた歯を見せて、嬉しそうに笑ったその子の名前は…
(-9) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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だれ、だっけ?
(-10) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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そう、この木、咲いてないね。 この木が一番きれいだって聞いたんだけど。
[彼女がまだ花をつけていない桜の木を見て不思議そうにしているけれど、さすがにそこまではわからない。 ただ、そうだねと同意した。 またその木に触れてみたい気がしたが、やはりやめておく。 彼女の手当を手伝わなかったのも同じ理由。 自分が触れることで、悪化させてしまっては困る。]
一人で大丈夫なの?
[歩いてみたいという彼女に>>0:84さっきのぎこちない歩き方を思い出しながら訝しげに問うが、大丈夫だと言われれば、無理についていくことはせず、「じゃあ、あたいはあっちの方に行ってみようかな。」と屋台の並ぶ広場へと向かっただろう。]**
(9) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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…あぁ。
[そうだった。 この狭間の時は、いつだって、忘れたはずの記憶がぐちゃぐちゃに顔を出す。 つきり、とこめかみが痛んだ。]
…――。
[口にした名前は既におぼろげなもの。 あと何回、私はその名を呼べるんだろう。]
(10) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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ゆうちゃん。
[呼ぶと少年が振り返った。 ひと夏を越え、ぐんと背が伸びたゆうちゃん。 誰よりも小さかったゆうちゃん、今は皆の中にいたって頭がへこむことはない。 そう、ゆうちゃんには、友達ができた。
私と毎日おしゃべりをしたり、遊んだり。 そんなことをするうちに、ゆうちゃんの引っ込み思案がいつの間にか消えてしまったのだ。 初めて喧嘩をして帰ってきたあの日。 私は悔しそうに泣きじゃくるゆうちゃんに、笑って言った。
よかったね、ゆうちゃん。 喧嘩できるお友達、できたんだね。
ゆうちゃんは、きょとんとしてた。]
(-11) 2015/04/18(Sat) 13時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 13時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 13時半頃
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―うすずみさま―
[気づけば人ごみを離れ、桜の巨木のあたりまで戻ってきていた。 どこか夢心地のような、ふわふわとした感覚…きっと慣れないことをしたせいもあるのだろう。 桜の巨木に背を預け、座り込んで一休み。]
…あれ?
[見上げた枝の様子が、さっきと少し異なる気がして。 少女はもう一度立ち上がる。 小さな草鞋を履いたつま先で、とんとん、とーん、と地面を蹴れば、ふわりとその場に舞い上がる。]
あ。
[近づいてみれば、先まで裸だったはずの枝に、薄桃色のつぼみが膨らんでいた。 ふふ、と思わず笑みが漏れる。 蕾たちが、開く時を今か今かと待っている。 きっと、その時が来たら、みんな一斉に開くのだ。 きっとそれは、とても美しい光景なんだろう。 少女はそっと枝を一撫でしてから、眠った子を起こさないように、静かに静かに大地へと帰る。]
(11) 2015/04/18(Sat) 16時頃
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[とん、とつま先が地面に触れると同時、鳥居と長机が目に入る。 そういえば、おさがり、って小鈴ちゃん言ってたっけ。]
…ここにも、神様、いるんだよね。
[誰にともなくつぶやいて、巨木を見上げる。 神様は、どんな姿をしているのだろう。 ここでは、神様とあやかしもお話ができるという。]
…会って、みたいな。
[会ったところでどうということもないのだけれど。 神様ってどんな姿をしていて、どんな声でしゃべるんだろう。 何を、考えているんだろう。 それは、ただの興味かもしれないし、それとも…]
(12) 2015/04/18(Sat) 16時頃
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神様なら、覚えていてくれるかな。 私のこと、ずっと。
(-12) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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[おさがり、の積まれた机へと歩み寄る。 目に留まったそれを取り上げて。 宙に高く放り上げた。
ぽん、ぽん。
赤い糸房を後に引き、流線形を描いて宙を舞う手毬。
ぽん、ぽん。
少女は一人、手毬と戯れ遊ぶ。 誰かに話しかけられでもしない限り、そのまま夕暮れまで遊んでいそうだった。**]
(13) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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[その方とは、どれ程其処で言葉を交わしたでしょうか。
鴉の裂くような鳴き声に顔を上げれば、 鮮やかな橙が滲むような藍色を連れ、宵を運んできました。 深く、静寂を携え、全てを飲み込む夜の色。 今夜限りは桃の灯りと祭囃子に、空も眠らないのでしょう]
もし、祭りに興味があるのでしたら、 このまま真っ直ぐお行きになるといい。 祭りの賑やかさ、活気は見るだけでも楽しめる。 [つい、と指で示すは一つの道。 何か欲しいと願うなら【おさがり】も伝えておくべきか。 少し迷って、閉口。一度に大量の情報は、混乱を招く恐れ。 彼の場所に店を開く者なら、案内は手馴れたものでしょう。
彼女に自分はどうするのかと尋ねられれば。 緩く首を横に振ってお答えしましょう]
(14) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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私のような者があの賑やかさに飛び込んでは、 折角の酔いを醒ます邪魔者にしかなりませんから。
[ かつん、 と。 杖を軽く鳴らしてみれば、伝わったでしょうか。
この脚が自由ならば、縁が巡ってお逢いした外神様と 気侭に屋台を巡り歩いて、なんて素敵な響きですが。 生憎勝手が効かぬ身、折角の祭りの興を削ぐのは 気が進まぬというものです。 勿論、彼女が自分を不審に思うならそれも、仕方なし。
結局彼女は何を選択したでしょうか。 もし祭りに行くのであれば、見送りの挨拶を一つ。 その後は一人、薄墨桜の許へ、ゆうるり参りましょう。
彼の桜を望むのであれば、また道を示しましょう。 案内人の役を果たすには、私では足りぬでしょうから]
(15) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 16時半頃
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――… 一番はじめは一の宮 二は日光東照宮 三は讃岐の金比羅さん …―――
手毬をつきながら、少女が唄う。 はらりはらりと頬を滴が滑り落ちる。 それでも唄うのをやめない。 いつまでも、いつまでも、毬をつく。
(-13) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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――… これだけ心願かけたなら ――の病も治るだろう…
…二度と逢えない汽車の窓 鳴いて血を吐くほととぎす…
つきそこなった、毬がころころと転がってゆく。 縁側の下に入り込むかというところで止まったそれを、少女は追いかけることなくじっと見つめる。 はらはら、はらはらと涙が舞う。 少女の唇が、小さく震えた。
(-14) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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「…お母さん…おかあ、さん…」
それは何度目の“別れ”だったろうか。 覚えておくことのできない少女にはもう、わからない。 亡くした娘に会いたい、と願ったその人は、部屋の中で今その生を終えようとしている。
「…――」
か細い声が、少女の名を呼ぶ。 少女は必死に涙をぬぐった。
「なあに、おかあさん…」
草履を脱ぎ捨て、縁側から部屋へと駆け込む。
(-15) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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差し出された手を、少女は必死につかんだ。 冷たくて、土色の、かさかさの手。 少女の頭を何度も何度も、慈しむように撫でてくれた暖かい手は… 撫でる度、嬉しそうに微笑んでくれた、彼女は、もう。 視界がぼやけて、彼女の顔が見えない。
「…ありがとうね。」
そっと、吐息のように囁いて、そうして深く息を吐く気配がした。 握りしめた手が、ふっと重たくなる。 あぁ。 逝ったのだ。 優しかったあの人は、眠るように、穏やかに。 逝ってしまった。
(-16) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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「おかあ…さん…」
こらえ切れなくなった涙が、ぽたぽたと布団の上に落ちる。 しかしその滴は、布団の上にシミ一つ作ることはない。
ありがとうね。 そう言ってくれた、あの人は…
…誰だったろうか。
(-17) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 16時半頃
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/* 喉あんまりないなーと思ってたけど、このペースなら足りなくはならないかしら。 そして回想灰を一か所失敗しちゃった。 間違ってロル調で書いちゃった…
(-18) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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/* 誰とも会えないからって一人遊びし始めちゃうの、よくないってしってる、ごめんなさい
今回ね、鬱っ子にするつもりはあんまりないんだよ? うん、ないんだよ???
(-19) 2015/04/18(Sat) 16時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 17時頃
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[ “ 雪の精 ” “ 雪ん子 ”
兄弟もみんな、なんて名字みたいなものなんだろうか。 ]
…うん。 Maryって書くんだけど…。
[怒られるかもしれないけど、土に向かって綴りを。]
『マリ』じゃなくて、 これで『メアリー』って読むんだ。
[治療を終えれば再度詳しく自己紹介。 鼓膜を揺らす声は夏の日差しのように明るいものだったけれど。
誰のものかは分からないまま、 “あの子”に教わったことを口にしたんだ。]
(16) 2015/04/18(Sat) 17時半頃
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そうなんだ。 元気に芽吹くといいね。
[ 一番綺麗な樹がおやすみらしいことには、ぼくも少し肩を落として。 でもすぐに取りなすつもりの言葉を返す。
こちらを気にかけてくれているような言葉>>9には、胸を張って。]
ぼくは、きっと君より歳は上だからね。 それより君こそ、気をつけて。
今日は温かいから、溶けちゃわないようにね。
(17) 2015/04/18(Sat) 17時半頃
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『 雪ちゃん。 』
[彼女が去って行く様子を眺めながら、またねと右手を振って。 さて、何処へ行こうかと思案する。
目的は“人のいるところ”へ。 でも来たことがないぼくにはそれが何処か分からないから、またふらふらと覚束ない様子で一歩を踏み込むのだけど。]**
(18) 2015/04/18(Sat) 17時半頃
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―20XX/3/XX―
[ ふわり。
白地に透けるカーテンが柔らかい風に揺られて撓む。
そっと右手を翳してみれば、簡単に陽光は防げてしまう。 まだ微かな灯り。 ]
ねぇ、覚えてるかな?
[ 花瓶に張った水の中へと生けた花は一輪。
質素だと君は怒るかな。 どうだろう。
君子蘭。カンパニュラ。馬酔木。ルビナス。蓮華草。アネモネ。かたくり。黄蓮。カルセオラリア。
その中から一つ、選んでみたんだ。 ]
(-20) 2015/04/18(Sat) 18時頃
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ぼくは、英語が苦手だっただろ?
あれはね…嘘なんだ。
[ 明かす真実。
君にぼくの声が届いているなら、 どんな風に思っているんだろう。
期待して顔を上げる。 でも、君は静かに一言も口は利かない。 分かっていたことだけど 希望を捨てたら、可能性を破棄したら。
ぼくは…何もかもに見捨てられてしまう。
だから、笑って此処に足を運ぶしかないんだ。 ]
(-21) 2015/04/18(Sat) 18時半頃
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…君と話したかった、なんて。 きっかけが、欲しかったんだ。
[ 今だって鮮明に覚えているんだ。
君と出会った5年前。 まだ15歳だった僕ら。
消しゴムを落とす勇気も シャーペンの貸し借りに声をかける機会も 何もかも逃してしまいそうだったから。
あの頃のぼくは、あれでも必死に君に尋ねたんだ。
木漏れ日の漏れる教室で、君に。
笑って、欲しくて。]
(-22) 2015/04/18(Sat) 18時半頃
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………でも、今度は間違えないよ。
[ もう、あれから。 何年も時が経った。
一冊の本を手にしたのは、 ついこの間からだけど。 ]
(-23) 2015/04/18(Sat) 18時半頃
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………待ってるから。
[ ふわり。
陽気な春の光が室内を照らす。 その中でも透き通るような肌が、 不健康に見えて口元を引き結ぶ。
浅い呼吸。 詰まる声を押し殺して、頁を捲る。
まだ、終わりそうにないから。 今日も静かに文字を声に乗せるんだ。]*
(-24) 2015/04/18(Sat) 18時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 18時半頃
ポーラは、コヨイ、YOIYASSA!と音が気に入った言葉を口ずさむ。
2015/04/18(Sat) 18時半頃
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ん〜〜〜〜 む〜〜〜〜
[悩んで不安になって突っ立っていたが、まさに今適切なNIPPONのコトワザを思い出して表情を綻ばせる。]
GOに入ればGOに従えってか!今にピッタリなコトワザじゃない〜へっへっへ
[きらびやかでしっかりしていてやたらに長いものの下に、キレイな色と柄だと思って手に取った前開きの服を手にとって勢いよくバッと広げる。 キレイな柄だと思ったのは下の4分の1だけで上はほぼ無地だった。 薄い緑色の地に、スノーのような何かの花が散っていっている柄は、何故だか今日にピッタリな気がした。]
これ、着れるの?なんか……ガウン? うー。アーサーに残っててもらったら良かったかなあ。
[手に取ったものが色留袖だと知る由もない。もちろん着物の上のものが帯だとも知らずに、適当に袖を通した。]
(19) 2015/04/18(Sat) 19時頃
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|
[祭。 音に聞くばかりのそれは、息が苦しいような時期に催されるもの、と思っていた。 蒸し暑い和室の布団の中で、薄暗がりの障子の向こう、虫の声と遠い和太鼓や笛の音色が重なって、ぎゅうと目を瞑った記憶。いつの事かは忘れてしまった]
迷い…込む 皆、同じ夢で同じ迷子になるの かな
[こんこん] [こん] [ひゅう、ひゅう] [不思議なものだと思ったところで、肩を揺らして狐が鳴いて、続けざまに、扉の隙間を風が通り抜けるような音が鳴る。胸の奥で、海綿が収縮するかの如き感覚。 多分、綿が鳴き声をあげたのだ]
(20) 2015/04/18(Sat) 19時頃
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いなむら あなたは、いなむらの人なの
[聞き覚えのない地の名にそう問えば、首は縦に振られたことか] [知りたい、しりたい、知らぬ世界のこと。夢か現か構うことなく己が白紙を其の色に染めたい。此の眼に焼き付け刻みたい] [けれど──もし]
…わたし、あや あやという名前 [もし] [再び、畳と布団と中庭と空、それだけの世界に戻ってしまえば?]
どこかで会ったら、呼んでください
[大丈夫、"お狐様"が恐れることなんてなんにもないでしょう] [一瞬冷えた体温は、間を置かずして元に戻る。元より白く血色の無い割に、"人間"よりは温かいのだ。 くるりと首を振って、相手が名乗りを返す間も与うことなく、指し示された道へと飛び込んだ**]
(21) 2015/04/18(Sat) 19時頃
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/* ポーラちゃんのさんじゃないか(てきとう)
(-25) 2015/04/18(Sat) 19時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 20時頃
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/* ポーラさんにスルーされているでござる
(-26) 2015/04/18(Sat) 20時半頃
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ー巨木の根元ー
[女児と童が此方に向かってくるのが見えた。 恐らくはおさがりに用事があるのだろうが、これは都合が良い。 掘り返した治療道具をぽんと皺枯れた手で触れた。
ころん。 転げ落ちたのは隣に備えてあった朱色の手毬。 一度転がり始めたそれは、面白いくらいよく転がる。 淡墨桜の元を離れて、まるで意思でもあるかのように喧騒とは真逆の方へと誘わて、遠くに見える手毬はまるで赤い点。 のったりとした重い足取りでそれを追い掛ける。
村の方から聞こえたガラクタが崩れたような音>>1:77は、きっと祭りの準備で慌てた誰かがやらかしたか、はたまた外神の往来か。 鳥居近くへと向かっていた女児>>84と童>>75とは、ちょうど入れ違いになっただろう。 鞠を取って帰る頃には、既に童>>9の姿は無かった。 代わりに居たのは覚束ない足取りの女児>>18である。 足の怪我が響いているのだろうか、何とも珍妙な歩き方だ。
少し心に留めながらも先におさがりの所へと向かう。*]
(22) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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[手毬を戻そうとくぐった鳥居の先には、先客>>19が。 普通ならば肩でも叩いてみようと思うのだが……
どうやら着替え中のようで。 いやはや。
見てはならぬものを見てしまった、すまんな。名も知らぬおなごよ。 そんな心持ちでそっとその場に手毬を置いて(杖を代わりに拝借した)、抜き足差し足鳥居を潜ったのであった。*]
(23) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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ー巨木の根元→ー
[祭囃子。笛の音。 薄桃色の蕾が成った桜の木では茜の童が朱色の手毬をぽん、と飛ばしては遊んでいる。 広場の方へと目を向ければ、桜色の明かりの元で人々が笑っていた。 人と桜が共にある。
幸せな事よの、淡墨桜。
会ったことはない。 ましてや姿形すら知らない大木を振り返っては微笑んだ。
さて牛歩で向かったその先に、未だ子鹿のような女児>>18の姿はあっただろうか。 杖をつき、つき、追いつく事が出来たならばそのかかとを後ろから突ついてみようか。
転ばぬようにな。]
(24) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 21時半頃
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/* 淡桜様とは会ったことないです!顔も知らんです!ただ近くにいると元気になる!だけ…こんな設定よかったのだろうかと今更震えてます…
あとどこかでレタス拾おうレタス 魚をおもんさんやアーサー氏にあげたい欲望… 可愛い子しかいないんだから、みんなと絡むことを目標に(するだけなら自由)
(-27) 2015/04/18(Sat) 21時半頃
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─喧騒の中─
[祭囃子を聞きながら、鼻歌混じりに人混みを行く。 並ぶ出店をひやかしたり、声が掛かれば調子良く挨拶をする。 『久し振り』、初対面だろうが見知った顔であろうが、男の唇から紡がれるのは同じ音で。
飲みかけだった麦酒は、その辺で喋った中年が欲しそうにしていたからくれてやった。]
ああ、ああ、楽しいねぇ。 祭りってのは矢っ張り好い。この日があるから、生きていけるッてもんだぜ。
[呵呵と笑う片手には綿飴。ふわふわとした見た目にぼんぼりの灯りが反射した薄桃色は、まるで桜の花霞だ。
機嫌良く歩いていると、少し前を行く人影がよろめく。>>3 すいません、と謝罪の声を上げながらたたらを踏んだその背中を、とん、と後ろから軽く支えた。 覗き込んでみれば、この豊葦原ですらあまり見かけない変わった服装。さては迷子の外神か。]
おっと。……久し振りだねぇ、お嬢さん! よたよたしてちゃ危ないぜ?大丈夫かい?
(25) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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ー巨木の根元→ー
[おさがりを貰った後>>18 入れ違いのように現れた誰か>>1には気付くことはなくて。
蕾が提灯のように幹を彩りつつあることにも、浮かれた頭がまだ知る由もなかった。
せめて赤い手毬に気付いていたなら、]
―――ぅあ"!?
[ こんな、間抜けな声を上げることはなかっただろうに。 ]
(26) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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な、…な、なに………?
[ コツン、とした硬い感触>>24
驚きにつんのめりかけた身体をすんでのところでつま先が受け止める。
まだまだぎこちない動作なれど、 仕様は掴めてきたから、首を傾げるようにして背後へ向き直る。
その顔は眉間に皺を寄せていて、 恐らく子どもの顔に相応しいような仏頂面。
でも、その人が手に持っている物をみれば脚が悪いんだろうかと視線を巡らせて、再度彼の顔を窺う時は気遣うような色を乗せただろう。]
(27) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 22時頃
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お爺さん…どうかしたの?
[脚が悪いようなら負傷兵でさえよければ彼のアシになろうなんてことを考えて、口に乗せた言葉だった。
そんな最中、今更に行きしな耳にした破壊音>>0:77を思い出せば、 もしやこのお爺さんこそ被害者なのではないかと、勘違いは水面下で拍手をかけていく。
止められない限りはきっと、転がっていく手毬並みの速さで。]
(28) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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[かぽかぽ]
[かぽかぽ]
[狐の足音は革靴の音。 夢の案内人が丁寧に教えてくれた道を走ればすぐ、いつの間にか落ちた陽に、橙や赤の提灯がぼんやりと滲み始める。 水を滲みさせた紙を、もみじ色した絵の具を乗せた筆で、ちょいと突いた様に似た]
[こんこん]
[こんこん]
[ああ、そういえば、先から何かきもちがいいと思えば、走っている、走っているのだ!] [浮かれたこころもちで前から来る人、立ち止まる人、横からひょいと飛び出す人を、踊るように避ける、避ける**]
(29) 2015/04/18(Sat) 22時頃
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[想像したよりも驚いた声は素っ頓狂で、思わず此方がびっくりしてしまう。 後ろへ凪ぐか、それとも前か。倒れそうな身体を支えるか否かで迷った手が宙を掻く。
関節を弾きながら振り向こうとするぎこちない動作、仏頂面には顎髭を弄っては柔和に笑みを返した。
相手のころころ転がる思考を止める、という訳でもないが、杖の持ち手を差し出して半ば強引に握らせる。
懐から取り出した白紙の上に、滑るは黒い墨。]
『足を怪我しているでしょう』
[細長い文字で書かれた言葉は日本語である。 もしも読めないのならば、と思い節の付いた人差し指で相手の膝を指し示す。
怪我のせいで先のような歩き方なのかと思ったが、振り返った様子を見ればどうやらそうではないらしい。 加えてもう一文付け足した。]
(30) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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『此処には何をしに?』
[答えられないならばそれでも良い。 ただの老婆心であるから。
いっぱいいっぱいな様子である女児を他所に、周囲を囲む桜の枝葉はそよそよとなびいていた。]
(31) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[男がにんまり笑いながら麦酒を指さす>>4と、おもんも口角をあげ、毎度ありと応えた。 とぷとぷと樫の木から作った杯に麦酒を注ぐ。 琥珀に近い色の液体が、白い泡の膜を作りながら杯に満ちていく。
杯を渡せば、砂糖漬けの金柑も求められ、これまた白い砂糖をまぶした大粒の金柑をいくつか取ると竹の葉をくるりと三角錐型に丸めてぽんぽん放り込んだ。
――今年初のお客さんで幸先がいいにゃァ。
[そう言って大粒の金柑もいくつか余計に入れると、そのまま包みを紐でくるりと縛る。 紐をほどけばそのまま片手で器代わりにできるという訳だ。]
毎度ありィ。
[喉を鳴らして小銭を受け取る。]
(32) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[渡した包みの重さに、男がごそごそと袖を漁った。>>5 出てきたのはキラキラ光る、お月様みたいなきんいろで。 一瞬おもんの目が丸くなり、瞳孔がしゅうっと開く。
手の中に渡されたそれに少しだけ目は釘づけられ、そして慌てて顔を上げれば男は袖をすでに袖をひるがえしていた。]
……あンた、こんな"良い物"はお代にゃァ多すぎるよォ……!
[光る蝶がふわりと男を追いかけ男の姿は雑踏に消える。]
(33) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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[夕暮れなのにそのきんいろの櫛は何故か檸檬のような色で光って見えた。 今度は眼を細めその櫛を夕日に透かす。]
こりゃあ"良い物"だにィ……いいのかにゃァ。
[尻尾でござをてしてしと打ちながらしばし思案してから、おもんはかんざしの上にその櫛を差した。
そうしていそいそと今度は甘酒を温めだすのであった。]**
(34) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 23時頃
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[ 余裕の表情である>>30 というか貫禄のようなものかもしれない。
顎に生えた髭は指通りが良さそう…なんて考えていれば、差し出された杖を反射的受け取る。
手に持ったは良いがどういうことか。 訝しげに視線を彼が取り出した紙面へと綴られていく文字に、ぽかん。]
………よく見てるんだね。 さっき、転けたんだ。
[ 理由は分からないけれど、 ぼくはこの文字が読めるらしい。
何故彼が筆談を用いるのかは分からないけれど、もし耳が聞こえないのなら、ぼくにも考えがある。
二つ目の文章>>31については、困ってしまったことを隠して。]
(35) 2015/04/18(Sat) 23時頃
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起きたらここにいて、 そこからはどうにも…何も覚えていない。
でもそうだね、今は一番綺麗だと噂の桜を見ては見たい。 あと、色んな人と会ってみたいんだ。
[ 今は振り向いたから遠くに聳える薄墨桜を指差して。 ]
あと…花は好き、なのかも。 見ていると、何だか懐かしい気分になる。
[そこに理由を求められたのなら、「わからない」としか答えられないのだけど。]
お爺さんこそ、此処にはどうして来たの?
[興味は彼へと移ろう。 転けたまま録に手当をしなかった膝元は風に吹かれて血が固まりつつある。
恐らくそのうち、瘡蓋にでもなるのだろう。]
(36) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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ポーラは、とりあえず替えの服を羽織ってみたが
2015/04/18(Sat) 23時半頃
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/* ぎいやああああああ変なところでエンターしてもうた……… 通じるからいいけど…
(-28) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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─???─
楽しいねぇ、楽しいねぇ。
[くつり、くつりと笑い声を漏らす。 左手にぶら下げた竹の葉の包みから、摘み上げた金色の木の実を口の中に押し込んだ。 食めばしゃりしゃりと口の中で砂糖と果汁が混じり合う。
目を伏せると、少し離れた『身体』の傍に誰かが居る感覚。 心のうちで話し掛ける。久し振り=B]
あんたには、会えるかな…
[誰に届くでもない、細い呟きがそうと空気を揺らした。]*
(*2) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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―回想・あや様と―
[夢。>>20 彼女は確かに、そう呟きました。 もしや彼女は、今が其の中だとお思いなのでしょうか。
いいえ。夢でも物語でもなく、現実ですよ。 そんな言葉は寸前で、飲み下してしまいましょう。 今日という特別な日、夢だと思うならばそれも良し。 人の世界の時間、半生とて、神やあやかし様にとっては 夢まぼろしの如くなり。
問い>>21には確かに頷いてみせ。 どうやら夢の世界にも、興味を抱いて頂いた模様。
そして。 お狐様が、名を明かしてくださいます]
(37) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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[一方的な願いを置き、徐々に走り去る背中を見送って。 ひとり、思わず肩を竦めて苦笑を零します。 名乗り返すのはおろか、其の名を繰り返すことも出来ず。
ならば。何処かでお会いした時、願いを叶えましょう。 それまでは私も、この世に音として生み落とす事はせず、 『どこか』を探しに行きましょう]
…とはいえ 亀の歩みに期待など、出来ませんね。
[駆ける狐。歩く亀。 差は明白だろうと、名を呼ぶ声があれば何処へでも。 歩みを止めぬ諦めの悪さにだけは、胸を張るのです]
貴女にとって、良い一日になりますように。
[既に蛻の殻になった、その方角へ。 今年もまた、同じ祈りを捧げましょう。 この村で生まれ育った者のひとりとして、何度でも*]
(38) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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―うすずみさま―
[ぽん、ぽん、と無心に手毬を投げあげて遊ぶ少女。 ふと、考え事にふけった瞬間だったろうか。 指先が滑り、手毬が転がる。]
あ。
[転がった手毬を追いかけようとして、初めてその人>>19に気付く。 どうやら着替えようとしているようなのだが…こんなところで? 決して無人とは言えない場所だ。 現に、自分だって遊んでいたのだ。 気づかれていたかは知らないけれど。]
(39) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
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[自分だって、人から見えないのがどうにも当たり前になっているせいか、他人の存在が頭から抜け落ちることは珍しくないけれど。 少女は数歩離れたところから色留袖を羽織り何やらつぶやく女性を眺めた。 しばらく眺めてようやく気付く。
あぁ、たぶんこの人、別の世界の人だ。]
…こんばんは?
[未だ当たり前のように人と会話できる状況になれない少女は、小さな声でそっと声をかけてみた。 その人は、自分を認識してくれるだろうか。]
(40) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
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/* ご、ごめ、ごめなしあ
(-29) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時頃
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[相手が言葉を放つ度に、うんうんと頷いていれば耳が聞こえないという誤解>>35は解けるだろうか。
白い指先が示す先へと薄目を向けた。 其処には遠目からでも薄っすらと色付く蕾が。
「花は好き、なのかも」 確信の無い物言いだが、身体の内が温まった心地。 それこそ今にも花咲きそうに。]
『あの巨木の桜、又の名を淡墨桜のお力を借りに来たのです。 私も彼と同じ桜の木であるのでね。』
[理由を問われれば再び筆を滑らせて、]
『この村には古今東西、時すら超えてあらゆる者が行き来します。 自分が何者か分からない者、思い出したくない者も大勢居る事でしょう。それこそ貴女のような。
しかし様々な境遇から来る者も、あの桜だけは一様に美しく映るようです。』
(41) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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[ゆっくりと身を屈める。 袂から取り出した浅葱色の麻布を瘡蓋になりかけた箇所に巻きつけようと。]
『日が沈み、月が半分になれば花は咲きます。
そんな夜には、あの桜も貴女に奇跡を与えてくれるかもしれない。』
[治療を受け入れてくれたかはさておき、立ち上がれば自分の計り知れぬ何事かを抱えている様子の女児へと紙を差し出した。
喧騒が大きくなる。 同時に漂って来るのは酔っ払うほどの甘い香り>>34。 其方に顔ごと向けたまま、連なる桃色の提灯を暫く眺めていた。]
(42) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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[着方が分からないからといって、ぐっしゃぐしゃにするのもどうにももったいなくて、きれいな色の服は羽織ものとしての使おうと考えた。そしてようやく空かせたお腹を満たしにWASSHOI!に参加しようかな、などと考えていれば、遠慮がちに声をかけられた。>>40]
『…こんばんは?』
……ハ、あっこんばんゎっ!あっ、その、それ、前開きの服着てるね?この服もそーゆう風に前閉じれるようになってるのかな?
[少し驚いて、背筋が伸びたはずみに空気の漏れるような声を出してしまったが、普通に挨拶を返せたはずだ。ぱっと見て前開きの民族衣装を着ている少女の姿を確認して図々しくも遠回しに着せて着せてオーラを醸し出しておいた。]
(43) 2015/04/19(Sun) 00時頃
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[声をかけてみた女性は、おそらくどう見ても外神さまなのだろうけれど、その割になじみが早いようだった。 彼女も見知らぬ場所にたどり着くのは慣れているんだろうか。 そんなことを思いつつ、少女は目をぱちくりさせる。 けれど、人の願いに敏感な少女は、正確に相手の期待を読み取ると、つつ、とそばへ近づいた。]
…お姉さんくらいの年なら、もっと華やかな着物でもよさそうだけど。
[独り言のようにつぶやいて、それでも本人が気に入っているなら、とおさがりの山へ目を向ける。 ちょっと帯をどかせば、きれいな草履と足袋、それから腰ひもに帯揚げに帯締めなんかも出てくる。]
これ、履いて。
[足袋と草履を先に渡しておいて、ほかの小物を整える。 もしも履き方がわからないというならそれも教えたことだろう。 それから腰ひもを一本首にかけ、それから女性の前へと戻って羽織った着物に手をかけた。 少女は女性と比べればずいぶんと身長が足りないが、慣れた手つきでおはしょりを作ってきゅ、と紐で留める。]
(44) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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お姉さんの着物、変わった形をしているね。
[見慣れぬそれは、下着なのだろうが、少女にはそんなことはわからない。 それも服の一種なのだろうと判断してそんなことをつぶやく。 襟元を合わせ、胸元にも紐を回してきゅ、と縛れば慣れていない女性は苦しかったかもしれない…しかし着物に慣れた少女にはそこまで思い至らなかった。 手際よく帯を取り上げるとそれもきゅうきゅうと締めてゆく。]
きれいな帯。 せっかくだから、飾り結びしようか。
[少女の声が少しだけ弾んだ。 帯で鳥の羽の形を作り、ふっくらと膨らませ。 最後に帯締めに帯飾りを留めてみる。]
うん、きれい。
[少女は満足げにつぶやいた。*]
(45) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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->>25-
[ミツボシはふわりと尻の浮く無重力を感じたのもつかの間、流し眼の美しい男性に背中をトンと支えられて重心を取り戻した。]
ぉえ?あ?久しぶり?
[男とは面識がないと思いつつも、オウム返しに同じ言葉が口から出た。 よくよく男の姿を見てみれば、ぼんぼりの光に反射する顔はやや赤い。ほろ酔いイイ気分か。 そして、男が手に持つ綿菓子が、先程の光の木と草の絨毯を思い起こさせる。 淡いピンクのそれは、ああ、ここが死後の世界だとしても、ミツボシにとっては映像でしか見たことのない過去の遺物で。]
……美味し、そう…
[ごくり、と男の手の中の綿飴を見つめながら、ミツボシは未知のお菓子へ想いを馳せるのだった。
中々卑しいぞ、この小娘。]
(46) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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「おねえさま、おねえさま」
呼ぶと彼女が振り向いた。 艶やかな着物をまとい、きれいにお化粧をしたおねえさま。 格子の嵌った窓越しの月明かりに、唇に差した紅が映える。 彼女の願いは…なんだったろうか。
私が差し出した空っぽの手を見て、うれしそうなお姉さま。 頼まれた文は、あの人のもとへ置いてきた。 きっと朝になれば気づくだろう。
でも、私は知っていた。 お姉さまは籠の鳥。 羽ばたけないように翼を切られて囚われたまま… 文を届けたあの人はお姉さまに甘い言葉をささやくけれど、決して連れ出してはくれないの…
(-30) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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[ 相槌>>41
自分の考えが勘違いであることに気付けば、少し頬に熱が灯りそうになって息を吐いた。
頭を切り替えようと相手の墨の行方を見守る。 ]
桜の木………?
[ 思わず彼に視線を向ける。
何処からどう見ても老年のお爺さんにしか見えない。 でもさっきも雪の精に会ったのだ。
寧ろ驚かなかった自分自身にぼくは動揺しながらも、胸中に広がらない驚きの芽に胸が柔らかくなるんだ。]
(47) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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「ありがとう、――。」
おねえさまの手が私の頭をそっと撫でてくれる。 また、文をよろしくね。 呟いたおねえさまの瞳、とてもとても哀しかった…
決して返事をもらえることのない文。 それでも捨てられない希望。 一夜限りの恋を唄うおねえさま、だれよりも鮮やかな華なのに…
手折られ枯れてしまう日は、近かった。
(-31) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 00時半頃
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[ でも、ある一文に。 「 思い出したくない 」 そんなこと、そんなことは、ない。
漠然と、左胸に広がっていく。
どうしてだろう。 分からない。
その内に手当は施されていて>>42 一枚の紙を受け取る。]
お爺さんは、………咲いて枯れてしまわないよね。
[ 一言。
思わず呟いた言葉に自分でも引き攣ったように口元を動かして、逃げるように視線を同じ方角>>42へと向ける。]
(48) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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あのね、ぼくはメアリーって言うんだ。 桜のお爺さん、これ…あげる。
[まだ芽吹くことのない桃色の提灯。 どのように色付くのだろう。 どのような香りを漂わせるのだろう。
もし、奇跡があるのなら。 ]
星に願うといいとも言うから。
[「おさがり」として貰った飴>>0:84を一つ取り出せば、無理やり彼の元へと押し付けるように腕を伸ばして。
受け取って貰えなかったら今度こそ拗ねた顔をするのだろうけど。]
(49) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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/* 実は夕顔の来ている着物はおそらくつったけなんですけどね。 でもちゃんと着せることはできる。
(-32) 2015/04/19(Sun) 00時半頃
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淡墨桜みたいな力にはなれないかもしれないけど、ね。
[ ふいっと視線を嗅覚を刺激する甘い匂い>>32へと向けて。 ]
…もうちょっと、色々と歩いてみるよ。 お爺さんのお陰でほら、足も痛くないし。
[花見をしているようなら邪魔は出来ないから。
そう切り出せば、お爺さんの杖を返そうと腕を伸ばして。]
桜が咲きますように。
[お願い事を一つ残して、右手をひらりと閃かせた。]**
(50) 2015/04/19(Sun) 01時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 01時頃
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おお、元気そうで良かったぜ。 ちと埃まみれだけどなァ、別嬪さんが台無しだ。
[オウム返しの返答>>46に、男は喜色満面で応じる。 しかし物珍しいその格好が何処と無く薄汚れて見えるのが、まさかあの村外れの騒音>>0:77の所為だとはさすがに思いも付かなかった。 揶揄しながら娘の肩あたりをぱたぱたと払ってやる。
しかし、当の娘は身なりよりも食欲が先に立つようで。 美味しそう、唾を飲む音を聞かせながら唇からまろび出た言葉に、思わず破顔した。]
っはは、食うかい?甘いよ。 わたあめ、って言ってさあ…
[手に携えた菓子を鼻先へと差し出して、手が伸びるならすんなり渡してやる。溶けて幾重にもなった粗目の独特な香りは、まさに祭りの醍醐味そのもの。
反応を楽しそうに見詰める男は、どう見たって外神であろう出で立ちの彼女に、必要そうなら花祭りやおさがりの事も教えてやるつもりだった。]
(51) 2015/04/19(Sun) 01時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 01時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 02時頃
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[祭りの喧騒には背を向けて。
かつり。 がつん。 かつり。
歩く姿は百合の花、なんて。 性別はさておきお世辞にもそんな事が言えない所作で。 足を引き摺りながら、不器用に杖に体重を預けながら、 短い歩幅はまさに亀のようでしょう。
けれど、己の足で進む事は止めません。 忘れたくないと。それが未練でしかなくとも。 もしくは、現実を受け入れ難い幼稚な拒絶だとしても。 何だって構いません。何と言われようと構いません。
桜の散り際のように、美しさを残して死ぬよりも。 無造作に踏まれ泥にまみれる地に落ちた花弁のように。 醜さを帯びても、生きていたいと]
(52) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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─屋台村の喧騒→広場の外れ─
……ン、
[わたあめの娘と別れ暫く。 広場中央の淡墨桜の方へと向かっていた筈の男の足が、不意にぴたりと止まった。 何か気になる事でもあるのか、首を捻って思案顔。
麦酒は今年も美味かった。 魚の香りは、数年ぶりか。 小煩い鈴のような少女の声は、もう散々聞いている。]
ああ、そうだ。足りない、足りない。
[にんまりと口の端を歪めて、唐突な方向転換。 毎年聴こえる挨拶が、届かないのはさみしい事だ。そうでなくなって──、]
(53) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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……それすらも、 きっと、
[呟く声は、紡ぐ続きの音は、 悪戯に吹いた春風が攫っていったことでしょう。 そうに違いありません。 私には、木々の揺れる音しか聞こえませんでしたから]
(54) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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人はさ。死んじゃうだろ?
(*3) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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/* ようやっと着席。 ところで今気付いたのですがプロで>>#5「春雨で湿った土もすっかり乾いた午後」ってあるのに入村で思いっきり土がまだ雨含んでる描写していたことに今更気付いてごめんなさい(土下座) ちゃんと読んでないから!!他にも色々怪しいし!!ごめんなさい!! 明日起きたら他の皆さんのも読み込みますすみませ……
(-33) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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/* ところでこの時間に起きてる=華月さんもしかして:ナギさん(謎の視点) だって五時までがんばった記憶が…ウッ頭が
(-34) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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──……。
[ぽそり、何某かを呟いた口許は、再び直ぐに笑みの形。喧騒を抜けて、北側の堀を渡る橋の方へと足を向ける。 少しくらいはいいだろう。何、半月がてっぺんに登るには、未だ少し時間があるじゃあないか。
草履がぺたりぺたりと音を立て。 漂う鼻歌は『もしもし亀よ』の音階を辿る。男の左手で 満月みたいな金色の砂糖菓子が入った包みが揺れた。木々を揺らした風の声に、不規則な音が混じる。かつり。がつん。かつり。>>52]
よぉ、久し振り。
[そうして、橋の向こうに見えた姿に、決まり切った挨拶をひとつ。 己をよく知るはずもない男>>54へ、ひらりと片手を上げてみせた。]
(55) 2015/04/19(Sun) 02時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 02時半頃
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/* >>53 ×そうでなくっなって ○そうでなくったって
クッソ…肝心なとこで…カッコ悪ぃ…
(-35) 2015/04/19(Sun) 02時半頃
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[先に鼓膜を震わせたのは、足音か、歌か。>>55 けれど何より明確に私へ投げられた挨拶に、 くるり振り返れば、あの方が音の主様でしょう。
再会を喜ぶ挨拶、けれど記憶に思い当たりはありません。 格好は如何にも祭りに参加していそうではありますが、 足を運ばなくなった数年の間に参られたのか。 あるいはそう、夢と現を彷徨っているのか。
真相がどうであれ。 私の祈りは、この村の皆様が良き一日を過ごせること。
ですから私は、そう間を置かずにその方へと向き直ります]
(56) 2015/04/19(Sun) 02時半頃
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えぇ。 お久し振りに御座います。
[きっと、嘘だとしても。 いつか昔、出会っている可能性など確立出来ずとも。 出会っていない可能性も、誰にも証明出来ません]
あまりにも久しすぎて、 私の名などお忘れになってしまわれたのでは?
[ものはついでに、そんな戯れを。 普段はこんな事などしないのに、不思議なもので。 今日という日に余程浮かれているのか。 それともたまたま聞こえてきた歌が、 あまり好いていないものだったからか、なんて]
(57) 2015/04/19(Sun) 02時半頃
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[提灯を眺めていた視線をのんびり相手へ投げかける。 皺を寄せて笑っている口元。
此方を 見る眼が。
酷く脆く見えた。 しかし続いた言葉を聞いたのなら片目だけを薄く見開いて、鳩が豆鉄砲を食らった顔をする。 その後に、音もなく肩を震わせて笑った。
昔ならば、笑い声も出ただろう。 昔、ならば。
星に願いを、と差し出された飴を掌で握る。 開く。五つの角が立った琥珀の飴玉が夕闇の中で輝いた。]
『ありがとう』
[差し出された杖に対してか、それとも……渡された願いに対してか。 曖昧に礼は濁す。 そして許されたなら同じくらいの上背の頭に手を置いて、ぽん。ぽん。]
(58) 2015/04/19(Sun) 02時半頃
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『願わくば、共に桜を見れますように。』
[そんな紙を一枚だけ手渡して、女児を見送った。
残された老人は近くの石に腰を下ろす。 杖を両手で抑えながら、祭りに浮かれるまばらな人通りを眺めていた。**]
(59) 2015/04/19(Sun) 02時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 02時半頃
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/* メアリーちゃんをなでなでしたい人生だった。 かわいい、かわいいよ。孫かわいい。 一緒に桜が見れたらいいな。
あ、亀吉さんのお手紙縁故なくなってる…(´・_・`)
(-36) 2015/04/19(Sun) 02時半頃
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ずっとオレのターン!!
おもんさん可愛い。にぃにぃ。喉なでなでしたい。お店いきたいけどこの足で大衆に飛び込むのは無理ゲーなんです…機会があれば突撃する。 雪ちゃん可愛い。雪ん子って字面から可愛いから卑怯。触りたい(意味深な意味は含まれていない) アーサー先生かっこいいお話したい。軽率に撫でれないふいんきのところを撫でたい。嫌がられたい。 朱様素敵もっかいエンカして名前を呼びたい…!なんかこう、上手く拾えてない感満載で申し訳ない。 夕顔ちゃん会いにいきたかった…行く…一生を見守るって素敵でせつない。 ポーラさん微笑ましい可愛い。着物直したかった(ダンダン)着せたかった(ダンダン) 沼太郎さん会いたいーー染井吉野って見たときふおおおおってなった 知ってていいのかな ミツボシさんが思ってたより面白い感じでそわそわする。体調大丈夫でしょうか。 メアリーさん気になる、何を忘れているのか……壮大なドラマ感そわそわ 夢月斎さんもなんなんだ気になる。なんで久しぶりなんだ。毎年毎年忘れちゃうからとか?
(-37) 2015/04/19(Sun) 03時頃
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/* >>中身記号忘れた<< すみません黙る
(-38) 2015/04/19(Sun) 03時頃
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[ ぼくは、真剣なのに。
何で笑われなければいけないんだろうか>>58 決して声が洩れる訳ではないけれど、肩を揺らす様に口元を歪めそうになるのを耐えて贈り物を。
ついで杖を返せば礼と同時に天井に影が差す。 薄くて乾燥していて、枯れ木を思わせるささくれ立っていて。 それが掌だと気付くのに遅れてしまった。]
…こどもじゃ、ないんだよ。
[ 眉を下げて視線を泳がせる。
だって目線はあまり変わらないから。 真っ直ぐ向き合うのは些か、勇気が必要に思えた。
でも手渡された紙に綴られたお願い事に>>59
左胸が 脈打つ。 ]
(60) 2015/04/19(Sun) 03時半頃
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――――ぜったいだよ。
[ ぐしゃり。
いつの間にか、力の入った掌は紙を撓ませていて。
慌てて指の力を抜こうと、皺を伸ばそうと努力をするのだけど。
徒労だと判断すれば、大人しく飴と一緒にポケットに入れる。 手の内にあるのはペットボトルが一本。 持ち物はそれだけ。
でも、それだけで、十分。 ]
(61) 2015/04/19(Sun) 03時半頃
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[ 風を切るようにして後ろを向く。
後ろには芽吹く前の桜の木。 まだ開花していない筈なのに
ふぅわり揺れる空気が運ぶ香りが 何処と無く桜の木を彷彿させて
あまい、あまぁい匂いと混じり合って心地よかった。*]**
(62) 2015/04/19(Sun) 03時半頃
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―20XX/4/XX―
[ ゆらり。
碇草。杏。一輪草。ハナミズキ。 様々な花びらが落ちた水面に、ぼくは笑う。 ]
今年の桜は遅咲きだったよ。 でも、蕾から芽吹くところは綺麗だったかな。
[ 小窓から洩れる日差しはすっかり春の陽気さを滲ませていて。
ひと月前までは、上着を羽織ることがあっても十分だろう。]
(-39) 2015/04/19(Sun) 04時頃
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[でも、満ちていく暖かさとは裏腹に 日に日に失せていく瑞々しさ。
透明感のあった肌はただの土色になりつつあって、 弾力のあった唇は乾燥してひび割れている。
自慢だった長い髪だって、 すっかり 傷んでしまった。]
(-40) 2015/04/19(Sun) 04時頃
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………伸びたね。
[ そっと、腕を伸ばして指先で髪を梳く。 毛先まで通そうとして軋んで絡まる一本に、諦めたように腕を引いて。
代わりに頭を撫でた。
小さな子どもにするように、何度も、何度も、何度も。]
(-41) 2015/04/19(Sun) 04時頃
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―――…いっしょに、桜を見に行こう。
来年こそは、……ぜったいに。
[ 言葉尻に声が掠れていく。
それでも、何度も、何度も、何度も、何年も。
ぼくは、願いを込める。]
(-42) 2015/04/19(Sun) 04時頃
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[ ゆらり。
雪は溶けて、訪れた春。
桜さえも葉桜と姿を変えて舞っては土に還る世界でも。]
………さて、続きを読もうか。
[ 何度だって、繰り返す。 ]*
(-43) 2015/04/19(Sun) 04時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 08時半頃
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[こんこん] [そうこうしているうちに目が回ったか、とん、とん、とん、と路肩によけて、スカートの裾をたたみもせぬままにしゃがみ込む]
う う こんっ、こんこん
[寒さを感じてぶるりと身震い] [慣れぬ衣のせいか、否、お狐様のせいか。 面の糸目に切り取られた視界はぼうと滲んで煌めいていて、見る必要のないものと思えば、綺麗な図画の一つとでも言えそうだ]
(63) 2015/04/19(Sun) 09時頃
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―屋台の並ぶ広場―
あうう…
[興味を惹かれて来てみたものの、人ごみと屋台の熱気にさっそく後悔していた。 『溶けちゃわないようにね。』>>17と忠告したメアリーに「大丈夫だよ」と答えながら見せた笑顔はどこへやら。 そもそも雪ん子が桜の季節に存在していられるのも、この場所だからである。 このままでは溶けるどころか蒸発してしまいそうだ。 さっきのメアリーにも劣らぬおぼつかない足取りで、ふらふらと歩いていた。]
…こおり…
[戻ろうにも人の波に流されて、すぐには難しそうだ。 せめて冷たいものはないかと、きょろきょろと首を巡らせて、かき氷屋か冷たい飲み物を売っている屋台を探した。]
(64) 2015/04/19(Sun) 09時頃
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[どうにも息が苦しくなって、狐面を半分上にずらすと、あまく、あたたかく、やわらかい香り>>34。 出処はしゃがんだ己のすぐ真横のようで、つられて横目に見てみれば、婀娜っぽい女性が手元で温めているものより先に、ゴザの上を滑る二本の黒い尾が目に入る] [はて、二本の尾?] [つよいほうの猫だ]
[ねこまた、なんて 絵は知っていても、名前は咄嗟に見つからないもの]
おねえさん それなあに 売り物?
[ほかほかと湯気を立てる手元のそれを指差して] [うっかり尾っぽに手を伸ばしかけたから横にずらして誤魔化したなんて、そんなことは、ない。ないぞ]
(65) 2015/04/19(Sun) 09時半頃
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[お久し振りに御座います。
返った返事に思わず、といった表情で笑みを零す。>>57 再会を喜ぶ挨拶は、その意図がどうあれ嬉しいものだ。久し振り、とまたね、の方が。初めまして、と、さようなら、なんかよりはずっといい。
此方へ向き直った青年は、訝る様子もなく話し掛けてくる。 あまりに久しすぎて、と続くのには、ほんの少しだけ苦笑した。揶揄したつもりは無かったが、気に障ったのだろうか。]
さァて。 毎年毎年沢山に会うから、流石に全部は覚えちゃいねえなあ。 あんたは花を見に来た。俺はあんたを迎えに来た。それ以外って必要かい?
(66) 2015/04/19(Sun) 11時半頃
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[随分と手前勝手な言い分で、男は歩を進める。 橋の向こうに居る青年を、祭の夜に誘うため。
そうして、いとも容易く距離を詰めると、なんの前触れも無く脚の悪い彼のその身体を──ひょい、と担ぎ上げた。]
せっかく橋の上にいるんだ、向こうじゃ見れないモンを見ていこう。 暴れるなよ、亀吉=B
(67) 2015/04/19(Sun) 12時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 12時頃
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/* >>>>姫だっこ<<<<
>>>>どうしてこうなった<<<<
どうしてそうなられましたのですか?(純粋なきょとん顔)
(-44) 2015/04/19(Sun) 12時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 12時頃
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…迎え、に?
[私は花を、彼の方は迎えにと。>>66 仰る事の意味が半分ほど飲み込めぬまま、 目を丸くする私などお構いなしに、歩み寄られます。 縮まる距離、すこうしばかり上に御座います、やはり見慣れぬお顔を疑問げに見上げ。
たのも、束の間。 突然襲われるのは、浮遊感]
っ、!? こ、 れは、 何の、
[お戯れを。 そう続く言葉は、誰でもなく私の名により阻まれました]
(68) 2015/04/19(Sun) 12時半頃
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[何故でしょうか。 其の名前にか、はたまた名を紡ぐ声にか。 薄らと覚えたものは、一抹の懐古だったように思います。
しかし、はたりと我に返ってみて。 自分の状態を自覚すれば、何がどうして今に至ったのか。 戸惑いと、驚きと、ほんの少しの羞恥に、 水墨画の如く淡く滲んだ其れは、掻き消されてしまいます]
…物好きなお方ですね。 私などを連れて、何を見られると仰るのでしょうか。
[暴れるなとあれば、その通りに。
けれど橋の向こうには、今しがた離れていった喧騒。 内に宿るは僅かな焦り。 もしこのまま、其方へ向かわれてしまったら。 杖はまだ、咄嗟にでも手に握ったままのようでした]
(69) 2015/04/19(Sun) 12時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 12時半頃
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/* なんなんだーー? 華月斎さんのことを覚えてられない、とか? それなら既知は避ける…?よく知るはずもない、ってあったから知らない認識にしましたが、うーーん気になる あったのしいですありがとうございますまさか迎え(物理)とは思いませんでした。単にエンカ的な意味の迎えかとばかり
(-45) 2015/04/19(Sun) 13時頃
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->>51-
[ミツボシは、砂利と煤で汚れた身体も気にせず、ほいっと手渡された、幻の菓子――少なくとも、少女の生きてきた世代には絶滅していた――を恐る恐る受け取る。]
ほぉをぉぉ……! これが…What'a amen...!
[眼をキラキラ輝かせ綿飴を眺めるミツボシ。 はむはむと綿飴の端を口に咥える彼女は、ふと気がついたように男に向かって問いを投げた。]
はっ…!肝心なことを忘れてた! おじさん、なんでみんなお祭りなんかしてるの!? River San-Zuを渡る時ってお祭りなの!?
[どうやら ミツボシは さくらんしているようだ! 意味不明なことを口走る少女に、男は花祭りのことを教えてくれただろうか。]
(70) 2015/04/19(Sun) 13時頃
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/* うっかりするとミツビシって打っちゃう癖なんとかしたい。 誤字ってたらみんなそっと心の中で読み変えてください。
(-46) 2015/04/19(Sun) 13時頃
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はは、それでいい。 怖けりゃ伏せてな、
[戸惑うみたいな間の後、物好きと誹られる。>>69 痛くも痒くもない非難には、敢えて答えてはやらない事にした。
抗うでも無い青年の身体は、筋肉が減ってしまっているのか厭に軽い。もっとも、重かったところでどうということは無いのだが。]
花見は上ばっか見るモンだって、思ってたかい? ──そら。
[人一人をを抱えたまま、掛け声ひとつでふわり宙を舞う。爪先が橋の欄干に触れ、音もなく着地する。高くなった視界で、下を見るよう促してやる。 堀の中に溜まった水は、一面が薄桃色の花弁に覆われていた。]
花筏だ。悪くないだろ?
(71) 2015/04/19(Sun) 14時頃
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どうせだ、近くで見よう。
[青年の視線が水面に移ったのを確認してから、わざとらしい程にぃと笑うと男は欄干を蹴った。
一瞬の浮遊感、の後、どぶんと派手に上がる水飛沫。 太腿辺りまでの水に浸かって、驚いたか?カラカラと笑う。青年を取り落としたりはしなかったが、もしかしたら着物の裾くらいは濡れてしまったかもしれない。]
(72) 2015/04/19(Sun) 14時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 14時頃
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−屋台村→巨木の方へ−
バイバイ、おじ…お兄さーん!
[綿菓子を貰ったからか、すっかり気を許した面持ちで手を振り男に別れを告げる。 袖の近くでヒラヒラと舞っていた蝶はホログラムだろうか?とミツボシは一瞬思ったが、どうやら男の話を聞く限りこの場所はそれほど電子技術が発達しているようではないらしい。 その代わり、旧世代のアミニズム的な信仰の下、この祭りが行われていると聞いた。花祭り。 そもそも、ミツボシの住んでいた世界では祭りなど開かれなくなって久しい。
だから、少女にとっては、初めてのお祭りなのだ。]
おぉー…なるほど、糖をひも状に溶融させてるだけなんだなー…キシシ、糖の粘着力があるから幾重も絡みついて綿のようになるわけねー……構造は単純なのに不っ思議ー…
[あむあむ、と妙な咀嚼音を出しつつ、屋台通りを巨木に向けて抜ける。 綿菓子の男と話をした結果、巨木――薄墨桜に向かえば迷わないだろうと推測がついた。]
……外神(ことかみ)、ねぇ。
[綿から覗いた芯棒をペロリと舐めながら、少女は先程の男がチラリと口にした言葉を反芻した。]
(73) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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ー巨木→屋台街ー
[ お爺さんと別れた後>>62
甘い匂いの場所>>32は何処かと足を動かしたんだ。 もしかしたら誰か>>73とすれ違ったかもしれないけれど、気付かずに。
でもその途中、大きな囲いの中に揺らぐ赤>>6を見つけた。 ]
…きんぎょ。
[ 狭くて底の見える世界の中を ゆらゆらと尾を揺らして滲む金色の鱗。
ふと、立ち止まったぼくに、 「やって行くかい?」と薄い紙で出来た網を手にしたおじさんの声が聞こえる。
その間際にも綺麗な着物を身に纏った女の人が、同じくらいの男の人と腕を組みながら透明の袋を下げて歩いている。
小さな箱庭の中では金魚が心狭そうに水泡を生み出して、ぷかりと浮かび上がっていた。 ]
(74) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ あの子たちは、幸せなんだろうか。
暗くて、冷たくて、奥の見えない海の底。
そんな場所とは無縁の薄い水面の中に閉じ込められて、掬い上げれることは。
―――ねえ、聞こえてる?
鼓膜を叩く音。 雑踏の中でも妙に響く声。
水の張られた桶の中。 視界いっぱいに落ちる薄紅を乗せた白が、
夕闇に 蝶の如 浮かびいる ]
(75) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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―――君は、だれ?
(-47) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ ―――お嬢ちゃん!
大きな声。 それが目の前のおじさんから自分に向けられたものだと気付くのに、 遅れてしまった。 ]
………ぁ、ごめん、なさい。
[ いつの間にかしゃがみ込んでいたらしい。 足先の痺れる感覚に、自分が魅入ってしまっていたことに気付いた。
慌てて姿勢を正せば、おじさんが呆れたように肩を竦めていて。 親切にも小銭を幾らかくれた。
「気分が悪いようなら、新しい飲み物でも買って来な。」なんて。 温くなって底の見えるペットボトルと交換だなんて言いながら渡してくれたんだ。 ]
(76) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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…ありがとう。
[ 途端に、色付く頬を、水面が映し出すから逃げるように半歩下がって。
何かお礼をとあたふたしていると、犬や猫でも払うように片手で制される。
困った顔のまま、素直に踵を返して後ろを見やれば、皆が皆好きなように自由に祭りを楽しんでいて。
耳を澄ませてみたけれど、
あの子の声は 聞こえやしない。 ]
(77) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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…何処にいるの?
[ ぼくは、どうして、何も覚えていないの。
名前。 告げる前に一瞬響いた声と 金魚を眺めていた時に脳裏に過った声。
似ているような、同じもののような、異なるような。
ギュッと小銭を握りしめる手の力を強めながら、無意識に視線は移ろう。 さっき、見えた白い花が、 見つけることが出来たなら、
何か、思い出せるんじゃないかって。 ]
(78) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ そうして足を動かした先。
いつの間にか辺りが甘い匂い>>32に包まれていることを知った。
つられるように足を動かせば 大雑把に纏められた黒髪を、 夕映えに輝くだろう金色の櫛で飾った女性>>34とお面を身につけた女の子>>65の姿。
ちょうど飲み物が欲しかったから並んで声をかけようとして。
黒い二本の尻尾。 猫のようなそれが、生えてた。 ]
(79) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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ーーー〜〜〜!
[ 驚いて、びくりと跳ねた肩が強張る。
雪の精に桜の木。 今更じゃないか。
そう思っているのに、“人間じゃないかもしれないもの”に左胸が騒ぎ出す。
砂利を踏み締める音は案外大きく聞こえたけど、祭囃子に紛れてしまうくらいの大きさだろう。
こっそりと忍び足で踵を返す素振り。 心もとない足取りで立ち去る心算。
心臓に芽吹いた感情に操られるまま、人混みへと身体を割り込ませた。]**
(80) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[怖くなど、と。>>71 言いかけて、口を噤みます。 自分の問いは流されてしまいましたのに、此方が反応するのは何となく不公平な気がしたものですから]
――っ、
[意味を咀嚼する暇さえなく、再び風を切る心地。 自分と大して背丈も変わらぬ筈のこの方の、 一体何処にこんな力があるというのでしょうか。
溢れる疑問もそのまま、それでも素直に視線を向ければ。 敷き詰められた桜の絨毯、 水面に揺れる花筏は、宵の中でも鮮やかで。
専ら、手の届かない頭上で空の色と溶ける薄紅や桃色ばかり見ていたものでしたから。 確かに私は見とれていて。
続く言葉も、笑みも、気付くのはとうに遅かったのです]
(81) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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――っ、わ、
[今度こそ、声をあげてしまいました。 落下する感覚に、思わず身を縮ませ体を寄せ。 けれど水に打ち付けられると覚悟していた痛みはなく、 陽が落ち気温の下がる春の夜に、濡れて増す冷えもなく。
快活に笑うお姿を、瞬きを繰り返しながら見上げ。 状況をやっと飲み込めば、行動の理由は理解出来ずとも、 驚きは徐々に笑みをもたらして]
…不思議なお方だ。
[僅かに眉を下げ、仕方ないですねといわんばかりに。 小さな苦笑を返してさしあげました]
(82) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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「おねえさん それなあに 売り物?」
[甘酒を温める背に細い声>>65がかかり、振り向けば。]
―――あらァ、かわいい狐様だにィ。
[そう言って目を細めた。]
もちろん売り物だよォ……取って置きの麹で作った甘酒だにィ。 狐様でも飲めるやつだにゃァ。
[そう言って温めている甘酒に指先を付け、ほかほか湯気の出るそれを味見した。]
ん――ばっちりだにィ。
[見ていた少女をどう反応しただろうか。 反応しようがしまいが、小さめの木の杯にとぷりと出来立ての甘酒を注ぎ差し出す。]
ちょうどいいから味見してくれないかにゃァ?……お代は気にしなくていいよォ。
(83) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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[近くで見ようと、そのお心のままに。 先よりもっと、手の届きそうな場所で漂う花弁達を、 連なり重なり流れる桜の海の中、 私自身もその一部となったような想いで見遣ります。
空に咲いては、散りて土となり泥へと果てる姿。 常は陸の桜ばかりを見上げて想いを馳せていて。 水に浮かべば、こうも美しく世の果てへと流れ行くのかと。 嗚呼そういえば、鈍間と称される亀とて、 己の生まれた水中では四つの手足で自由そのものでしょう。
近くの提灯が仄かに照らす色は影を携えながらも 淡く、鮮やかで、 美しく。]
――… 散ればこそ いとど桜は めでたけれ ……
[眺める双眸は、花筏を、見ていたでしょうか。 気付かぬ内に腕の中、すこうし、身を乗り出したような、]
(84) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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[差し出したときだったか、じゃり、という音>>80に気づいてそちらを見やれば踵を返す茶色い髪が見えて。
少しの間、くびを傾げてから気付く。]
……にゃァー!
[着物の裾からのぞく2本の尻尾。 しまい忘れていたそれを見て驚かせてしまったのかも知れない。
慌ててしゅるりと着物の中にしまい込む。]
あァ……ぼんやりしてたにゃァ。
[接客業失敗だと少しだけ落ち込みつつ。]**
(85) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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/* おもんさんかわいいいいいサンドイッチすみません(深々
(-48) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 15時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 15時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 15時頃
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/* 何故二回貼られたし。 メモの「驚かされました…」は「いいねぇ…驚かせてもらったぜ…(重傷)」にしたかったですがこれやるとナギさんに身バレする
(-49) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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/* にしても華月斎さんはあまり粋なことをしてくださると軽率に好きになるからやめてほしい(憤怒)(ちょろい)
(-50) 2015/04/19(Sun) 15時半頃
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散ればこそ いとど桜は>氛氈c
[意識してか、無意識か。抱え上げた一人分の重みが口ずさんだ詩>>84に、左胸の奥がぎゅうと鳴る。
そうだ。男は思う。 そうだ。永遠は、不変は、選び取るのが酷く難しい。]
(でもさ、)
[欲しかったのは、それじゃない。 男に必要だったのは、果たされなかった約束を待つための、時間。 その為にだったら、]
(神様、ってのは、以外と不便なモンだなぁ。)
[飲み込んだ音は誰に届く訳でも無い。 それでも、一夜限りの紛い物の肉体でも、心臓が痛むような感覚には、まるで人の身を得たような密やかな喜びがあった。]*
(*4) 2015/04/19(Sun) 15時半頃
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/* そういえばあの和歌使ってしまったけれどもし華月斎さんが使いたかったとかあったら大変申し訳ないです(土下座
(-51) 2015/04/19(Sun) 15時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 16時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 16時半頃
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[青年の顔が驚愕から苦笑いに変わるのを、男は何故か得意顔で眺めていた。>>82
満足げにざぶざぶと水の最中を歩くと、起こった波で花筏もゆらゆらと流れ揺蕩う。 堀の中を暫し歩いてやると、腕の中の重みがほんの僅かに身を乗り出した気がした。見え易いようにと背をしっかり支えてやるも、しかし、微かに耳に届いた詩が、自然男の歩みを遅くする。>>84
登っていく半月を背に、少しだけ何かを言い淀んだその顔は青年から見えただろうか。 ふ、と短く吐いた息の後、浮かべた表情は快活に笑っていたそれとは違っていて。]
──…全く、酷ぇこと言いやがる。
[寂しげに笑った意味は、きっと彼には分からない。]
(86) 2015/04/19(Sun) 16時半頃
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ン、頃合いだな。そろそろ行くとするか。
[ふと上空を振り仰いで呟く。堀から祭りの喧騒まではやや遠い。 移動を口にしながらも一向に水から上がろうとしないのに、青年は不審がったろうか。
落とさぬように片手でしっかりと抱え直し、空けた片手で青年の双眸を隠すように覆った。 揺れた袖を追う光の蝶が融けると同時に、微かに漂う、桜の薫香。]
目ェ閉じてな。 何、手品みたいなモンさ。
[くつ、と笑い声が喉の奥。 一瞬の沈黙、足元からするりと巻き上がった風が髪を浚う。
再び手が離れた時には、そこは甘酒の香り>>32が漂う屋台村の一角で。]
(87) 2015/04/19(Sun) 16時半頃
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折角の祭りだ、楽しんでな! 今年も綺麗に咲くから、さ。
[声だけが響く。 青年が、いつの間にか常のように自分の脚と杖で立っているのに気付く頃には。 男の姿は忽然と、まるではじめから居なかったかのように掻き消えていた。]*
(88) 2015/04/19(Sun) 16時半頃
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/* えーと誰がどこにいるのかわからぬが 薔薇が咲いてることは把握
鳩参加はやはり厳しすぎる…_(:3 」∠)_
(-52) 2015/04/19(Sun) 17時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 17時頃
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あまざけ
[お酒、あまい酒] [お前にゃまだ早いよ、そんなものかと思えば、お狐だって飲めるらしい。 お金は無いが身体は冷えたり熱したり、こくりと喉を鳴らすと同時に味見の器が差し出され、半ば面に隠された顔でも喜色に満ちたのは伝わったことか]
! いいの、 ありがとうございます
[例もそこそこ、受け取って 乳白色の液体をふうふう、ぺろり]
(89) 2015/04/19(Sun) 17時半頃
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…おいしい 初めての味
[カサついた唇が湿って、白ばかりだった頬に僅か、血が通う。 知らないものを知れる夢、好きなものが増える夢。昔いつかにご本で読んだ、桃源、というものかもしれない]
きっとこれ、たぁくさん売れる お狐様の予言は、あた、る… にゃあ?
[こちらを見て寄ってきた気がした娘>>79が雑踏に帰り消える。おねえさんがにゃァと鳴く] [あ、尻尾、隠れちゃった]
[結われた栗色の髪まで見えなくなって少し、ちびちびやっていた甘酒の残りを頬張って飲み下す。 ふちに残った最後の一滴を唇ですくって、両手で大事におねえさんの膝元に]
ごちそうさま、つよい猫のおねえさん ここの甘酒おいしいよって、宣伝してくる
[こんこん] [右手の狐を挨拶代わりに振って、左手で上げていた面を下ろす。 先の娘に会えれば上々、叶わずとも祭りの並びはまだまだ続く。 終りへ着いたら何処へ行くか、照る桜樹の、懐か**]
(90) 2015/04/19(Sun) 17時半頃
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[遠回しに着せて欲してほしいなあ〜と思って自分とよく似た髪型の少女を見つめれば、彼女はぱちくりと瞬いた。>>44
そこからの動きは見るも鮮やかで、いつものクセで、ヒュウと口を鳴らしてしまう。]
おおっ!すごいファンタスティックで効率的な動きするね〜いいね〜かっこいい〜。
[と褒めている間に彼女はこの前開きの服を着るためのタスクを完結させていったし、ぽいぽいと何か先が二股に分かれた物も渡された。おそらくきっと足に履く靴下?的ものなんだろう。彼女の足元を見やる。見てる間にも彼女はこの服を着せてくれる手を止めなかった。]
わー。この服着るのにこんなに工程があったんだね〜。オテマかけてごめんね!私はポーラ!服着せてくれてありがとう!おじょうさんはとってもやさしいんだね。 あっさっき渡してくれたのって、これ履くんだよね?別れてるのむずかしいね?親指と人差し指を右側に入れるんでしょ?
(91) 2015/04/19(Sun) 18時半頃
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[もくもくと着せられていく。なにか言ってたみたい>>45だけどあまり聞き取れなかったので、おとなしく着せられていた。きっちり前が閉じられて、羽織るだけだった時とは大違いだ。大きく感じたガウンみたいな形状のものは今や自分ピッタリなサイズになっていた。]
すごい、…すごい!わたし、お人形さんみたい。でもちょっと苦しいね。うーん、苦しいというよりピシッとした気持ちになる?かんじ?
[やや高揚した声をついあげてしまう。こんなテマのかかる服は着たことがない。すごい経験をしてしまった。]
『きれいな帯。せっかくだから、飾り結びしようか。』
[と彼女も嬉しそうな感情を含んだ声が聞こえた。あのやたらに長いものはこの服に使うやつだったのかーと考えつつ、どう着けられるのか一切の想像がわかなかった。]
うん、キレイ。これ、オビっていうんだね。どうなるのか、全くわかんないからお任せします!
[ピッと敬礼してお願いする。]
(92) 2015/04/19(Sun) 19時頃
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[履き物はどうやらタビとゾウリというらしい。もだもだしていれば、教えてくれた。 上から下まで自分ひとりじゃ絶対着れない服だけど、とってもキレイだ。それに少ししめつけが苦しい。けど、だんだん慣れつつもある。そしてうれしい気持ちが勝って、なんだか走り出したい。]
ありがとう!なんか走り出したい気分だよ。あとお腹空いたからあの並んでる建物のところWASSHOI!しようと思うんだ〜 ここにあるものは少しもらってもいいんだよね? 通貨ないとWASSHOI出来ないだろうから…あって良かったなー。
へっへっへ、すっかり現地の人ね♪**
(93) 2015/04/19(Sun) 19時頃
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[はてさて屋台の並ぶ通りを歩いていると、綿菓子もミツボシの口の中へ吸いこまれては溶けて消えてゆく。 死後の世界かと思ったこの場所は、どうやら自分が元居た世界ではないのかもしれない。既に絶滅したはずの文化がこうして根付いているところを見ても。 それに、ミツボシの記憶には地上にあんな大きい桜の木はなかったはず。]
そりゃ、桜見たいって思ったけど…思ったけどさぁ…>>0:76
(…神様、今わの際の願いを叶えるスケールがデカすぎです。)
[最後の綿の一欠片を口の中へと運び、芯棒の竹串を近くのゴミ箱へと放る。 と、そのゴミ箱の傍には何やら食べ物を売る屋台があり。]
「……にゃァー!」>>85
[突如、店番らしき女性が悲鳴を上げながら着物を正す。 ビクリ、とその悲鳴にミツボシの身体も反応してしまう。]
え、ちょ、アレですか!これはまさか捨てちゃいけないものでしたか! 芯棒は流石に捨てるものと思ってましたが!ジャパンが世界に誇るモッタイナイ精神!?
[店番の女性が目の前で落ち込んでいるとも知らず、ミツボシは捨ててしまった芯棒を探そうとゴミ箱へと手を伸ばそうとしていた。]
(94) 2015/04/19(Sun) 20時半頃
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親指だけ、別に履くんだよ。
[足袋の履き方も怪しそうだと判断すれば、それも手を貸して履かせる。 草履も揃えて置いてから、踵を押し込むようにして履かせてあげた。]
最初は足、痛くなっちゃうかもしれないけど。 我慢して。
[よく喋る人だと思った。 けれど、裏表のなさそうな様子はいっそ潔くて好ましい。 純粋に、この状況を楽しんでいるのだろう。]
走ったら、多分転ぶと思う。 足元、思っているより開かないから、気をつけて。
[せっかくの着物、汚したくないんでしょう? 問えば相手はなんと返すのだろうか。]
(95) 2015/04/19(Sun) 20時半頃
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[言葉の使い方が妙なところのある相手の意図を図りつつ、首を傾げる。]
わっしょい…は掛け声だから… お祭りを楽しみたいんだよね、きっと。
[でも、お神輿は出るかなぁ、と呟くが、きっと答えはどちらにもわからない。 おさがりの山を眺め、幾つか物をどかすと目当ての物を見つけ、取り上げる。 帯の色と良く合う巾着を開けると、中には細々と物が入っていた。]
これ、持って行くといいよ。
[差し出して、笑みを見せる。 他に欲しい物があれば自分で拾うことだろう。 ふと、思いついたように目に止まった鈴の根付を取り上げて、巾着にくくりつけた。]
落としたら、音がするからわかるように、ね。
[さらに相談を受けたならば、必要そうな物をみつくろう。 少女は人の世話をするのが好きなようだった**]
(96) 2015/04/19(Sun) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 20時半頃
小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 20時半頃
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[氷を探そうにも、小さな身体では何の屋台か確認するだけでも一苦労。 人ごみをかき分け、売り物をチェックしては、また人ごみに飲まれてゆく。 その繰り返し。 活気と熱気は勢いを増すばかり。 彼女が雪ん子であることを知らなければ、風呂上りと見間違えそうなほど 知っていれば、そのまま溶けてしまうのではと心配になるほど汗だくである。]
とわっ…!
[誰かに押されて転んでしまった。]
…タタタ… ん…?
[起き上がり様に、一人分の人影が消えたように見えたけれど、気のせいだろうか。>>88]
(97) 2015/04/19(Sun) 22時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 22時頃
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/* おもん→えんじゅさん メアリー→ナギさん 沼太郎→さいのすさん
かな?
(-53) 2015/04/19(Sun) 22時頃
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[彼是と所用を済ませる為に少女は走り回る。 小鈴が生まれた樹医の一家は、もう随分前から淡墨桜の世話役を担ってきた。 村が出来るより以前から、そこに立つと言われる巨木。その桜には、人には見えない神が住まう。
物心ついた時から、小鈴にはその神様≠ェ見えていた。 祖父もそうで、その娘である母もそうだ。そうして、兄妹の中では自分だけが、その姿を認識している。]
(98) 2015/04/19(Sun) 22時半頃
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(でも、私が見えるようになってから、母さんには見えなくなった。)
[それが何故なのかは分からない。 けれど、うすずみさま≠ヘ、先代も先先代も、ずっと昔からそうだった、と笑っていた。
あやかしや子供なんか前には、時折姿が見えるらしいうすずみさま≠ヘ、毎年祭りの夜にだけは、まるきり人と変わらない姿で一夜を過ごす。
遊び回る神様に手を焼いたものだと、母も祖父も笑っていたけれど。 後になって彼に会った筈の色んな人に聞いてみると、皆が皆、口を揃えてその姿を覚えていないと言うのだ。]
(…………。神様も、さみしかったり、するのかな。)
人の子である小鈴には、人よりずっと長く生きる者たちの気持ちは分からない。だけど、毎年祭りの前のうすずみさま≠ヘ、確かにはしゃいで見えるのだ。
まあ、今朝から一向にその姿を見付ける事は出来ていなかったのが。]*
(99) 2015/04/19(Sun) 22時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 22時半頃
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/*
昨日の日替わり直後に貼るべきだったロールをすっかり忘れてたよ! クソ村建てでごめんね…!(吊り縄2本目)
(-54) 2015/04/19(Sun) 22時半頃
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/* ホウセンカさんはアーサーかミツボシな気がする。 たぶんミツボシかな…
(-55) 2015/04/19(Sun) 22時半頃
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よぉ、お嬢ちゃん、久し振り。 転んじまったのかい?
[起き上がった姿勢のまま、一瞬ぽかんと人混みを見詰めた少女の背後からふいに男が覗き込む。>>97 声を掛けられた当人は、それが先程視線の先で消えた人物だと気付いただろうか。
泣かなかったんだな、偉いなあ。 言ってぽんぽんと少女の頭を撫でてみて、目を丸くして思わず自分の手のひらを見詰めた。冷たい。]
あんた、外神かい? 見た所人間じゃあ無さそうたが──おや、すげえ汗だ。 具合、悪いのか?
[少女と目線を合わせてしゃがみ込む。 転んだせいか土の付いた頬を、袖から引き出した手拭いで拭いてやりながら、男は心配そうに尋ねた。]
(100) 2015/04/19(Sun) 23時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 23時頃
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―屋台街外れ―
[ 猫みたいな声>>85が後ろから聞こえた。
思わず一度振り返れば、落ち込んだような様子が見えただろうか。
見ることが出来たのなら、少しだけ気にかけたように唇を引き結んだだろうけど。
もう少し、その場にいたなら檸檬色が斜陽と混じり合って艶やかな黒に馴染んで映えて とても綺麗だということに気付いたかもしれないけど、それはまた別の話。
見逃してしまった何も知らないぼくは、暫く、歩いて。 人混みを掻き分けるように進む。
何と無く後ろを振り向いた。 そこにお面で顔を覆った女の子>>90がいたのなら、その子が先程見かけた片割れだと気付いたなら、]
…ぼ、ぼくに、何か用?
[ 彼女が人であるか妖であるか知らないぼくは、そう問いかけただろう。 ]
(101) 2015/04/19(Sun) 23時頃
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ふあ!?
[突如後ろから声をかけられ、膝をついたままの姿勢で反射的に振り向き、その声の主がさっき消えた人影にそっくりだと気付くと、さらに目を丸くした。]
えーと…? あたい、あんたと会ったことあったっけ?
[手遅れだろうがなるべく動揺をさとられまいと、冷静を装って。 「久し振り」>>100と言われたが、特に心当たりがないため知ったかぶりはせず、こてりと首をかしげた。]
(102) 2015/04/19(Sun) 23時半頃
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んーん…ちょっと、暑いだけ…
[見た目は子供だがそれなりに長生きしている。 彼の対応に、普段なら子ども扱いするなと腹を立てたかも知れないが、今はそんな気力も起こらない。 熱を出した子供のように頭はふわふわぼんやりとしているのに、素直に具合が悪いと言わなかったのが、わずかばかりの見栄である。]
あたいは雪ん子だよ。 …ねえお兄さん、冷たいもの、ないかな?
[自分に触れたときの彼の様子から、おそらく人間でないことは察しているだろう。 この場所ではそもそも隠す必要もない。 正体を明かし、探し物のありかを訊ねた。]
(103) 2015/04/19(Sun) 23時半頃
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あったあった、多分きっとあったって。 細けえ事はいいんだよ、今夜が楽しけりゃさ!
[一瞬目を真ん丸にした少女が、ことりと愛らしい動作で首を傾げる。>>102 訝る質問に勢いだけの曖昧な返答をして、しかし、暑いと言った少女が冬の最中を生きるあやかしだと知れば>>103、慌てて辺りを見回した。 目的の屋台ののぼりが目に入れば、ついと其方を指差して立ち上がる。]
雪ん子ぉ?おいおい、こんな暖かい気候じゃキツいだろ。 流石におさがりにも氷は無ぇだろうし。 ホラ、行こう。向こうに氷の屋台があるんだ。
(104) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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[こんこん] [おや、声をかける前に振り向いた]
[名も知らぬ、都合は良し。 ぼく、と自分を呼ぶ彼女、否、彼なのか。ひとを知らない己にはよくわからないが、とにかく]
猫は、おきらい? おいしかったよ、あそこの あまざけ
[なんだか変な顔して逃げてったようだから、追いかけたはいいけれど、特に用という用もなし。 宣伝、だ。きれいでつよい、お猫さんへのお礼] [ヒトか妖か、外のものか住人か、気にすることも必要ない。気にしないのは己ばかりで、警戒心を抱かれていたとしても気付きはしない。 祭りよ祭り、旨いものを呑めや食えや、である]
(105) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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[背を支える力>>86に、はたりと意識が引き戻されて。 聞こえた吐息に顔を向ければ、視界に映る笑みは。
酷いこと。 を、言ってしまったのでしょうか。
私には、分かりませんでした。 彼の行動の理由も、その笑みの理由も。 それでも胸の奥底で、小枝がさくりと刺さった心地だけは。 身勝手にも、覚えてしまったのです]
……あの、
[やがて告げられる、頃合い。>>87 何処へ。そして、この堀の中からどうやって。 そんな疑問も、このお方は相も変わらずお構いなしで]
(106) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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[突然塞がれる視界。 拒否権はないのでしょう。 最早抵抗する気も起きず、言われるがままに目を閉じて。
視覚が遮断され、その分過敏になった残りの感覚。 なんだかとても懐かしい、柔らかな春の匂いに、 脳裏に浮かんだものは、]
――っ、…?
[声がして>>88、ついつい目を開けて。 花筏は見る影もなく、目の前に広がるのは祭りの喧騒。 あれほど確かに支えていた腕の力も、今は跡形も無く。 まるで、白昼夢を見ていたかのような。
――いいえ。確かに、夢でもまぼろしでもないのでしょう。 濡れた袖の重みが、そうだと教えてくれますから]
(107) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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―屋台の外れ―
[細い背中ががやがやと騒がしい音の中に紛れるまで見送った。 ぜったい、と願った声が未だ耳の中で燻っている。 屋台の端からそよそよと吹く風>>87を受けながら、薄っすらと眼を開いて微笑んだ。
安請け合いにならぬよう、心して開花を待たねば。
ふと、偶然座った石の隣に小さな池を見つけた。 ぴちゃんと水の膜を叩く魚の尾が見える。 そういえば、淡墨桜の元で香った獣の香りは甘酒の方向と、あともう一つは今何処にいるのだろう。
はらはらと舞い落ちた、儚げな花弁が、 ぴちり、ぴち、と魚に遊ばれる。 喧騒も、魚も、足の浮き沈みを囃し立てるは笛と太鼓の音。
ゆらゆら揺れる水面。 老人のこころは凪いでいた。]
(108) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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[桜の香りが強くなる。]
(109) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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/* 更新時間かんちがいしてたかっこつけといてばかああああああはずかしいいいいいいいいいいいいい恥ずかしい…埋まりたい…恥ずかしい…!!!
(-56) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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[それにしても]
…今年の方々は、 名前を呼ばせて貰えない方ばかりだ。
[また、『どこか』が一つ、増えました。 今度は願われた訳でもありません。
けれど、この足で『どこか』を探しに行くと。 それが例え『いつか』になろうとも、 もう、決めてしまいましたから*]
(110) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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ほんと?
[男の指差した方向を見れば>>104確かにそこは氷屋のようだ。 文字は読めないが、かき氷の絵はかろうじて確認できる。]
た、助かった。ありがと…
[男に礼を言うと、ふらふらと立ち上がり、そちらを目指して歩き始めた。]
(111) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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[さて。 そう決めたはいいが、問題は此れからです。
人も神もあやかしも鬼も、外神様も入り混じったこの場。 道を進む流れに上手く乗れないだろうことは明白で。 だからこそ数年前から祭りは避けてきたというのに]
…あまり、見知った方に 出会わなければよいのですが。
[呟く声は、仄暗い懇願。
あまり立ち止まっている事すら、通行の邪魔になると。 とりあえず道の脇に逸れようかと、杖を動かした、その時。 近くで響く悲鳴。>>85 続いて、視界で突如挙動不審になる、女性>>94
何故彼女は、くず箱を漁ろうとしているのでしょう。 嗚呼それより、あの見慣れぬ服装。 もしかせずとも恐らく、外神様に違いない]
(112) 2015/04/20(Mon) 00時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/20(Mon) 00時頃
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[ ぼくに向けられる言葉はどんなものだろう。
幾つか用意してはぐるぐると渦巻かせていたのに。 実際>>105は、]
…嫌いじゃないけどね。
[ 何だろう。 お昼下がりに耳にするような穏やかなものだった。
単純かもしれないけれど、それだけで少し目元が緩む。 びくりと弾んでいた心臓も今は凪いでいた。 ]
もしかして、それを伝えてくれるつもりでぼくを追いかけて来たの?
[ ただの偶然かもしれないけれど、もしも話を口遊んでは、首を傾げて。 ]
(113) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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…君も、何かの妖か、精霊、なのかな。
[ ちいさく、ちいさく、呟いて。 ]
(114) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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[ 緩んだ指が、一枚の紙>>59が、風に攫われた。 ]
(115) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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―――ぁ、!
[ 咄嗟に振り向いて、腕を伸ばした。
でも掠めるばかりで指先は捕まえやしない。 ただ悪戯に吹かれた空気に舞っていく。 ]
ど、どうしよう。
[ 迷った足先は、何故か目の前の人に進んで。 そのまま小刻みに引き攣った、少し先が冷えた、指先を彼女へと伸ばす。 ]
大切な、約束なのに。
[ 夢か現か。 ここが何処かそう問われたなら
疑いなくぼくは後者を名乗る。 ]
(116) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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[ でも、触れる指先は、仄かに温かく感じたから。
だからこそ、膜を張った瞳で彼女を見つめたんだ。 これが水ならきっとお湯のように温かい。
真っ直ぐと眼差しを向けて。 でも、あやふやな手のひらを広げてはくるりと結わえた髪を揺らす。 ]
…甘酒のこと教えて、くれてありがとう。 …猫も、犬も、狐も、きっと、好きだよ。 でもぼくは、花が一番好き。
[ そのまま、後ろ足に下がれば無理やり口角を上げて、右手を持ち上げる。 ]
(117) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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君も桜を見に来たのかな。 …一番綺麗な淡墨桜。
きっと家の中で見るよりも立派なんだろうね。 また、会えたら。
甘酒のこと、教えてよ。 …ぼくは、手紙を探してくるね。 決して忘れないように。
[ とても大切なものなんだ。
そう残せば急いで身体を半回転させて、手紙の消えた方角へと足を運んだ。 ]*
(118) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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[いちごに、檸檬に、ブルーハワイ。近頃の氷屋は、葡萄だとか、コーラなんてのもある。 ハワイが何処でコーラが何か、なんて、此処では気にする必要もない。知らない世界の物も、人も、知らぬ間に出入りしている。
礼を言ってフラフラと歩く少女>>111の背中を心配気に追い掛け、袖を漁って少し多めの金子を店主へと手渡した。]
こおりすいをひとつ。 それから、こちらの外神のお嬢ちゃんが気が済むだけ、見繕ってやってくれ。
[釣りは要らねえからさ。 自分の分だけ受け取って、じゃあなと再び雪ん子の少女の頭を撫でる。ひんやりとしたその髪が、祭りの熱気で溶けてしまわぬように内心祈った。
少女は何か言ったなら、その声に応えつつ。 男の袖と蝶は、また翻って喧騒の中へ。]*
(119) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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/* >自分のメモ 「ついてきてもらっても」ってなんか上から目線だな… 「つれてってもらっても」?違うな。 なんて言えばいいんだろ…
(-57) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/20(Mon) 00時半頃
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[かつん。 かつり。 がつん。 なるべく皆様の邪魔にならぬよう、亀の歩みで近寄って]
もし、そこのお方。 何かお困りの事でも起きましたか?
[なるべく驚かせないよう、穏やかな声色で。 勿論、突然声を掛けられれば警戒は免れないでしょう。 それでも何か、お力になれる事はないだろうかと。 努めて無害であるように振る舞いながら反応を待ちます。
そこでもし、悲鳴の主の声が聞こえれば。 振り返り、お姿を認識して。きょとりと目を丸くします]
(120) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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嗚呼、これは、おもん様。 お久しぶりに御座います。
[深々と頭を垂れて。 彼女は思い出せるでしょうか、すこうし昔の事を。 数年前の、まだ杖を持たぬ私の姿を]
昔の今日、干物を頂戴致しました亀吉です。 おもん様の作られるものは家の者も気に入っておりますが、 なかでも干物は特に人気が高くて。 きっと今日も、誰かが使いに来ているかもしれません。
[家の生業上、決して小さな家ではありません。 代々この村と神に奉仕してきた身、祭りには幼少の頃から参加しておりました。 もし彼女の記憶の中、私の事柄が残っていれば、 身がぎっしり詰まり旨味が凝縮されたような干物を、 嬉々として受け取る面影があったかもしれません**]
(121) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/20(Mon) 00時半頃
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/* やっぱり華月斎さんも桜じゃないか疑惑。 次エンカしたら桜様と呼ぶんだ…(フラグ
(-58) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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/* そしてやっぱりメアリーさんナギさん疑惑
(-59) 2015/04/20(Mon) 01時頃
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釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2015/04/20(Mon) 01時頃
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