212 Dark Six
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
運命は奇跡の子 カリュクスの役職希望を村人に決めた。
運命は少年探偵団 ガーディの役職希望を村人に決めた。
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が5人、聖痕者が1人、首無騎士が1人いるようだ。
|
皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2015/01/16(Fri) 06時頃
|
|
― 回想・教会>>73 ―
お茶は大丈夫、ありがとね。
[さっき紅茶を余所で飲んだからと付け加えて。 普段なら一口ぐらいは飲んでいくのだが、それもせず。
子供達のお世話を頼むと自分は別の場所へと。]
ちょっとね、する事があって。
[にっこり笑うと、教会の屋根へと上がっていく。 そして、ソラをもう一度見上げていく。
そう、あの日もこんな色のソラだった。]
(1) 2015/01/16(Fri) 07時頃
|
|
― 10年前 ―
[彼女は一度“覚醒”していた。
自然発火能力の荒れ狂う教会の片隅で。 吸血鬼や従者だけでなく、Dark Sixの面々も倒れ伏していた。]
「はは、感謝するぞ青年。我々の姫が目覚める手助けをしてくれたとは。」
[老吸血鬼がミツボシの従者の様に従う。 ミツボシもそれを当たり前の様に受け入れていた。
手練れの吸血鬼とは言え、ミツボシを人間と誤認して殺そうとしたのだから。 襲撃してきた吸血鬼が見捨てられるのも老吸血鬼の基準では仕方ない事だった。]
では行きましょうか。
(2) 2015/01/16(Fri) 07時頃
|
|
――ッ
[残存戦力の最後の抵抗。 銀の弾丸からミツボシを守った老吸血鬼はゆっくりと灰に還り。
そして、ミツボシを止めようとしたのは……イワンの妹だった。]
私を止められると?
[炎に包まれていく彼女。 だがしかし、彼女の能力は戦闘ではなかったようだった。
精神干渉――ミツボシの記憶を再度封印していくその力。 Dark Sixにとって不幸だったのは。 ミツボシの正体を彼女が誰かに伝える前に、彼女は逝ってしまった事か。]
(3) 2015/01/16(Fri) 07時頃
|
|
黒い風が哭いてる……裁きの日は近いわ――
[千砂倉へと集っていくモノ達。 蝙蝠などの使い魔や、本能に導かれるままに血を求める下級の吸血鬼。
もうまもなく、千砂倉は戦場となる。]
さて、と。 こちらも“お仕事”しておかないとね?
(4) 2015/01/16(Fri) 07時頃
|
|
[インカムを取り出すと電源を入れて。 諜報部専用の回線を開いて報告をしていく。]
こちらミツボシ、吸血鬼の眷属や使い魔が千砂倉へと侵攻を開始したわ。 Dark Sixの各部署に迎撃命令を出して?
こちらは教会の子供達の事もあるし。 そっちを保護してからにするわ。
あ、もう一つ。 敵戦力は全部“外部”から向かってくるみたいね。 ブリッジ近辺へ戦力を集中させた方が良いわ。
[“お仕事”の本当の目的。 Dark Sixの戦力の誘導。
流石に、意思疎通は出来ても。 作戦行動を取れる吸血鬼が他に居ないのでは搦め手で戦力を削っていくしかない。]
(5) 2015/01/16(Fri) 07時頃
|
――聞いての通りだ。
吸血鬼の眷属が千砂倉へと向かっている。
大した戦力ではないが、各員迎撃用意を。
[ミツボシに踊らされているとは気が付かないままに。
パルック長官から出された吸血鬼迎撃命令。
それはすぐにDark Sixの構成員へと伝わっていくだろう。]
(#0) 2015/01/16(Fri) 08時頃
|
でしたらあの店に、オムライスが本当美味しくて。 メニュー多い上に他も外したことないので先輩も…って確かここ教えてくれたの先輩でしたっけ。
[ぎりぎり見える看板を指差す。 記憶違いでなければ戦闘員として配属されたばかりの頃に連れて行ってもらったのはあの店だ。 憔悴し切っていた自分にとって暖かい心や食事は大きな癒しで。 昔の事は早く忘れたいけどこの感謝は絶対忘れない。]
平和ですね。
[今回の任務もかなり遠方で、戦闘というより護衛任務だった。 確かに、と同意する。 彼女の暗躍>>5なんて露知らず。]
先輩の店で、ですか?
[それはいいですね!なんて言いかけた頃ケータイが鳴る。 確認する、迎撃命令。]
…先輩、食事はまた後で、ですね。
(6) 2015/01/16(Fri) 08時半頃
|
|
―10年前―
[吸血鬼の襲撃により悲鳴と怒号が飛び交う教会内で、能力を使いこなせない少年は唯、逃げ惑うしかなかった。しかし追っ手を振り切る力さえなく、追いつめられたのは皮肉にも神の像の御前。視界の端では業火が燃え盛っている。大人も子供も知った顔が次々に倒れ伏し、それはまさに地獄絵図。 彼は神に祈った。 解放を。この"苦しみ"からの、解放を]
((ならばその脆弱な命を捧げよ))
[聞こえたのは恐怖による幻聴だったのかもしれない。ただ、次の瞬間、右目に鋭い痛みが走ったのは紛れもない現実。少年ははっきりと感じた。目の奥で"何か"が蠢いている。
食虫花はずっと彼自身の内に眠っていたのだ。それは危機が訪れなければ終生眠っている筈だった、組織の秘密兵器の一つ。それが吸血姫の覚醒に呼応して目を覚ました。
そんな事実を知ることはない少年の右眼は赤く染まる、それは永遠に消えることのない聖痕*]
(7) 2015/01/16(Fri) 09時半頃
|
|
―千砂倉・市街地―
[―――――ずきり]
[懐かしい痛みがした。顔を顰めることはなかったが、歩みを止めて前髪越しに右眼を押さえる。後輩>>6が訝しがるようなら、心配を掛けぬように笑って見せるだろう]
…二日酔いかな?
[もっとも男が酒を飲まないことは、後輩も知っているだろうけれど。問われてもはぐらかすように肩を竦めるばかり。 そんな平穏の終焉は、案外呆気なかった。鳴り響く携帯の着信音。いや未だこの時は、すぐに平和な日常に戻ってこれると信じていたのだけれど。 右眼の痛みは消えない]
うん。行こうか。 早く終わらせてオムライス食いに行こう。
[くるりと踵を返し、指令に従いブリッジへと向かった]
(8) 2015/01/16(Fri) 09時半頃
|
|
/* 聖痕を引いてしまって慌てた結果、邪気眼を地でいくことになったんですが大丈夫でしょうか?
<大丈夫じゃない、問題だ!
あと、地味にグロ方面でレーティングが気を付けないとまずい。頑張ろう。
(-0) 2015/01/16(Fri) 09時半頃
|
|
…………
[音もなく、いずこへかと連絡を取る女>>5の上空に現れる。
何をしようとしているのかわかっていても、何もする事はない。 ただ傍観するだけ。]
(@0) 2015/01/16(Fri) 16時頃
|
|
―千砂倉・市街地―
じゃ、平和の為、後はオムライスの為にも急ぎましょう。
[悪戯っぽく笑う。冗談半分、本気も半分。 武器を確認しながら元来た道を足早に戻る。
ただ一つ、彼の事情>>7を知らないが故、二日酔いだと言い目を押さえていた事>>8は気掛かりで。 現場に到着する寸前、彼の正面へ周るとこう宣言を。]
存分に僕の事、盾にしちゃってくださいよ? 距離あると微妙ですけど、接近戦ならほぼ確実ですから。
(9) 2015/01/16(Fri) 17時半頃
|
|
/* ガーディ君の戦闘がとても気になるんですよね。 不死とかときめきます。
そして見直してもト書きが多い…。 減らしたいのですが、楽しくてつい書き過ぎてしまいます。
(-1) 2015/01/16(Fri) 18時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/16(Fri) 18時半頃
|
[己の正面へ周って、頼もしい台詞を告げる後輩>>9へ]
ありがと。困ったときには頼らせてもらうよ。
でも、君もできれば怪我の無いようにね。 痛く無い訳じゃ、ないんだろうから。
[相手の気がかりを払拭するように、彼の頭をもう一度くしゃりと撫でて、戦地へ]
(10) 2015/01/16(Fri) 18時半頃
|
|
―ブリッジ―
[市街地を離れ、人工島と大陸を繋ぐブリッジへ降り立つ。既に一般市民は立ち入り制限が掛けられているようだ。組織の人間の姿が疎らに集う閑散とした橋上を見下ろす青空は――、襲来する使い魔や低級の吸血鬼達の群に覆われ暗く陰りを見せていた]
…………?
[ふと、先程より痛みが治まったことに気付く。この瘴気にあてられて眼が痛んだのなら、その中心に辿り着いた今、悪化しても可笑しくなさそうなものだが。 ちら、と一度だけ市街地へ振り返り、直ぐに視線を戻した]
全く、こんなに何処から集まって来たのやら。
[疑問の解は得られない。しかし自分は、自分に出来ることをするだけだ。 男はとん、と地を蹴って、侵入者の群へと駆け出した]
(11) 2015/01/16(Fri) 19時頃
|
|
/* 【悲報】バトル村が久しぶり過ぎて描写が出来ない。
×久しぶり過ぎて ○元々そんなに上手ではない
俺のバトルとかおまけで良いよ…。 ガーディ君のバトルが見たいよ…。 他の組織のメンバーでも良いよ…。
(-2) 2015/01/16(Fri) 19時頃
|
|
― 千砂倉・市街地 ―
[可愛らしい従者の様子に相好を崩し、カリュクスと別れ。 ふと、陰る空の色を見上げた。]
……天気が崩れる前に、本部へ戻らなくては。
[胸騒ぎ。 それは丁度、10年前のあの時のような。]
そう言えば。 司祭は、“馬鹿者”に付いては何も触れぬままでしたね。 ……余計な庇いだてをしているのでなければよいのですが。
[一度胸騒ぎを覚えれば、負の感情は連鎖する。 十年前の教会襲撃事件の生き残りにして、多くの記憶を失った者。
そして。 内々に何らかの手引きを行ったと見られる……裏切り者。]
(12) 2015/01/16(Fri) 20時頃
|
|
― 回想 ―
“罪科は己の中にあり”? ……忘れてしまえば何をしても構わない、とでも仰るおつもりか!?
[イワンの処分をめぐる議論の中。 そう切り出したのは、後方支援部隊長……教会の司祭だった。]
記憶のない者には責任など追求できない。それは、認めましょう。 だが、記憶が無いならば余計に、いつ裏切るとも知れぬ地雷を抱えるような物ではありませんか!
私は、彼の処分を望みます。 責任を問えず、何が起こったのかも解らぬならば、それこそが最後の慈悲と考えます!
[議論の場は二つに分かれた。 生かすべきという主張は、欠如した記憶を戻す事で情報を得ようとする者、或いは司祭のように問えぬ罪を責めるなかれと諭す者から。 殺すべきという主張は、余計な芽を残すまいとする者や、この事件で失った者を忘れえぬ者から。
男もまた、その一人。 結婚したばかりの妻は、聖歌隊の子供達に菓子を差し入れに向かい……そのまま、還らぬ者となった。]
(13) 2015/01/16(Fri) 20時頃
|
|
そもそも、司祭様は責任を持つと仰るが、何故よりにもよって教会預かりを提案なさるのですか!? あの場に居る子供達は、今回の事件で友人や兄弟を失った、被害者ばかりなのですよ!?
[浮かぶのは、ミツボシやケイイチを初めとする子供達の姿。 歌が些細な慰めとなるのならと受け持ち始めた聖歌隊の子供達は、教会に来るまでに随分と辛い思いをしている子も多いというのに。]
あのような悲劇、二度目を赦してはなりません! どうか、どうか……!!
[紛糾する議論はしかし、パルック長官の一声で終わりを迎えた。
――イワンの件は司祭に全てを委せる、と。
それ以降。男はイワンを名で呼ぶ事を止め、訪れる都度彼の現状も確かめる事とした。 無論、疑いの眼差しを以て*]
(14) 2015/01/16(Fri) 20時頃
|
|
―ブリッジ―
[駆ける最中、首元からは無数の蔓が生え出で、その一本一本が明確な意思を持ったように敵へ向かって鋭く蠢く。吸血鬼の使い魔達は串刺され、捉えられ、喰らわれる。蔓は千切られ刻まれようとも、次々に再生しその数を増やして敵を殲滅せんとする。 幾らか賢い低級の吸血鬼は男の本体へ攻撃を向けるが、蔓に阻まれそれが届くことはない。ただ、足を止めて其方に注意を向けた為、男の傍らを通り抜けて行く魔物たちが見えた。それを見逃すのは、後輩が倒してくれるだろうと信頼していればこそ]
君、話は出来ないの?
[戦いながら、男はこの烏合の衆とも言える軍勢の指揮官を探していた。しかし目の前の吸血鬼は血に飢えた本能を曝け出すばかりで会話になりそうもない]
そっか。残念。
[ならば用はない。吸血鬼にかける慈悲もない。 無数の蔓は絡まり合い鋭い刃と化し、一気に眼前の敵の胸を貫いた。返り血を浴びて哂う姿は、どちらが化け物なのか分かった物ではない]
(15) 2015/01/16(Fri) 20時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/16(Fri) 20時頃
|
― 現在 ―
[胸元で震える端末に、物思いを止めて。回線を繋ぐと、眉をひそめた。]
……解りました。 教会は? ……そう、ミツボシが。
……ええ、あの子なら大丈夫だ。間違いない。
[咄嗟に確かめたのは教会の安否。 だが、>>5ミツボシが保護へ向かったと聴けば、安堵の笑みを漏らす。
彼女がなら、イワンが再び裏切ろうと然るべき措置を取るであろうという、信頼を浮かべて。]
では私は、ブリッジの増援に。 ……ええ、すぐに終わらせて参りましょう。
[回線を切ると、再び胸元に端末を仕舞う。 左薬指の付け根が、触れた端末に乾いた音を鳴らす。 僅かな感傷を掻き消すよう、男は走り出した。]
(16) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
― 10年前 ―
[魔眼、というものがある。上位の吸血鬼が持つとされる精神作用系の力だ。吸血鬼の位によるが、解呪法や対抗法もあるものだろうか。 彼が魔眼の虜となったのは、10年前よりも更に数年前。 殺した。言われるが侭に、人を殺し、異能を殺し、吸血鬼への敵対者を殺した。 彼の異能は獣化。古くは御伽話の中に存在する人狼、ライカンスロープ、デミヒューマン等と言われても来た能力。 望まれれば獣に変貌し相手を生きたまま喰い殺しさえした。吸血鬼に味方した堕ちて穢れた獣に慈悲を垂れる神など、最早いるまい。]
予想より呆気なく入れたけど、 やっぱり本拠地の勢力は侮れないね、吸血鬼様?
…良いんじゃない。僕も腕が鳴る。 脆弱な人間達の血による宴は華やかな方がいい。
[くつくつと哂う。まだ年若い青年は、片腕を毛深く鋭い爪持つ凶器に変貌させ嗤笑した。吸血鬼が這入れぬ場所でも、異能の力のみ持つ者なら這入り込めもしよう。例えば、千砂倉の要となる場へも。]
(17) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
|
― 10年前・断片 ―
[業火が辺りを支配している。]
[体が切り裂かれ、銃弾が血流を止めている。先程炎で吹き飛ばされた衝撃は激しく、皮膚も炭化している。冷たい石畳に這いつくばり、目の前で燃え盛る炎を見上げた。焼き焦げる匂いがする。降るのは灰か、其れとも砕け落ちたステンドグラスより這入り込んだ雪片か。 辛うじて命を繋いでいるのは、身に備わる再生能力が故だろう。 思考能力は低下し、全てが判然としない。炎に包まれている女性の背中>>3には何処と無く見覚えがあった。何がしたかったのか、止めたかったのか、それとも、救いたかったのか。それともまだ、魔眼に侵されていたまま動いていたのか。]
[だが恐らくは、“それ”が行われなくとも、彼女は炎により死んでいただろう。]
(18) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
|
[明滅]
[視界が明滅し気付いた時には、既に事は行われていた。全ては遅く、そして、ある意味では間に合っていたとも言える。両陣営をふまえ事を語るならば。]
ジ…リヤ…
[スローモーションの赤い飛沫。肋骨を砕き心臓を半壊さしめた爪は背中から飛び出している。無意識に零れた名前の意味を咄嗟には思い出せない。]
ジリ…ヤ…?
[眼差しが合う。冬の湖面に似た眸と、魔眼に侵されていた冬芽色のくすんだ眸が。柔らかな色を持つ感情が、イワンに向けられている。哀しげだったのは、ほんの一時で、微笑みのみがとって代わった。]
(19) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
|
ジリヤ…、ジリヤ、…ジリヤ、ジリヤジリヤ ジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤ―――!!!!
[其の慟哭は炎に呑まれ。其の血は炎に蒸散(もえ)て。 爪を引き抜き、抱きとめる。荒れた炎はやがて鎮まりつつあったがそれでも抱きとめれば更なる火傷を負う。]
[思い出す、冬の日、小さな掌、握った指先の皹。父の髪の色と眸を受け継いだ妹を。赤い眸の先に、くすみ曇った思い出を。]
[ジリヤは炎に包まれ炭化した手をイワンの頬にあてた。冬の女はさながら聖女の様に、哀れな穢れた獣に慈悲を垂らす。]
「イワン…おにいちゃん…」
[息は途絶え肺は焦げ心臓は欠損し鼓動を停める。全身を襲う苦痛と苦悶、既に死の中に在りながらも、最後までジリヤは微笑みを貫いた。 彼女の慈悲は、イワンへと垂らされる。全てを白紙となす、精神消去《マインド・イレイズ》。精神への攻撃《マインド・ブラスト》を応用した、ジリヤの最後の力だった。]
(20) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
|
[冬の聖女は去り、残ったのは白紙の男だけ。 腕の中で焼き焦げ死する女の熱は何時しか消えた。 ジリヤの最後の命の断片を削り切った記憶を奪われ、ただ妹が炎に巻かれ死んだ光景だけが残る。 罪すら忘れ、贖いの術すら奪われた。 炎が燃えた後には灰だけが残りそれすら何れ消えるように……最早、何も残らず還りはしない。何も。*]
(21) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
|
― 少し前・教会 ―
とと、そっかあ。 引き止めて悪かったね。 ミツボシちゃんは偉いなあ…働き屋さんだ。
[子供を頼まれれば>>1快く了承する。]
行ってらっしゃい。 用が片付いたら、また教会に顔を出してくれると嬉しいな。
もし何か僕に手伝えることがあれば遠慮無く言ってね。
[にこにこと笑ってミツボシを見送った。]
(22) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
|
|
― ブリッジ ―
おや、これは……そうか。
[全方位から進入可能な海上都市とはいえ、地繋ぎの進入口はやはり突破の軍勢が集まりやすい物。 ならば、と駆け付けたブリッジに見付けた>>15緑の痕跡に、安堵を再び。 その場には、もう一人。ケイイチの後輩の姿もあっただろうか。]
(23) 2015/01/16(Fri) 21時頃
|
|
ケイイチが居るのなら、私の仕事もそう多くはないでしょうか? ……冗談ですよ。君だって、本業そっちのけで駆け付けてくれているのでしょう?
[同じくたった今駆け付けたらしい年若い同輩の姿に、笑う。 この場に不似合いな書店のエプロンの緑が、風にはためいて。]
ほら、貴方も。
――――行きますよ。
[何をするにも、速いに越したことはない。 ならば、と。選ぶのは。]
(24) 2015/01/16(Fri) 21時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/16(Fri) 21時頃
|
Adeste Fideles Laeti triumphantes Venite, venite in Bethlehem
(神の御子は今宵、ベツレヘムに生まれたもう)
Natum videte Regem angelorum Venite adoremus, Venite adoremus, Venite adoremus, Dominum
(いざや友よ、諸共に向かわん 疾く往きて拝まずや 疾く往きて拝まずや)
[敵味方入り交じる怒号の中、男は謡う。 仲間の勝利を。仲間の勇姿を。 己と同胞への、加護を。]
(25) 2015/01/16(Fri) 21時頃
|
|
[謡い終えると共に、三時の方角から怒号と悲鳴と、血の気配。]
……べネット、お任せして宜しいでしょうか? 此処は、我々が。
[その言葉に青年は頷き、駆け出す。 歌に込めた加護は、俊足。それを受けた青年は、常よりも速く駆け、見る間に離れていく。
歌は例え声の形を喪えども、ブリッジ近隣の同胞へと届くだろうか。]
(26) 2015/01/16(Fri) 21時頃
|
|
....了解。 すぐに向かいます。 [イヤリングに内臓された通信機器より 敵勢力出現の報せを受ける。
早急にブリッジへと向かえ、との指示であった。 プツっと回線を遮断させ、表情は険しいものへと変わる。]
早くも、予感が現実になってしまった...。
[もう組織の者は動き出しているだろう。 ついさっきまで会話を交わしていたチャールズも戦地へと 向かっているはずだ。
自分も急がなければ...。]
...カミュー。 行きましょう。
[仕事よ、と一言だけ呟くとブリッジの方へ、駆けて行った。]
(27) 2015/01/16(Fri) 21時頃
|
|
ーブリッジー
うわぁ、っと、先輩言ったそばから!
[見慣れない大量の吸血鬼と使い魔にちょっぴり驚いた瞬間。先輩は一歩先へ。>>11 自分もと言わんばかりに遅れて駆け出す。]
先輩には怪我の無いのようにって言われたけど…最終的に軽い怪我ならいいよね、いいや。OKOK。
[上着を脱ぎ捨て腕を捲り、ナイフを取り出すと躊躇い無く二の腕を切りつける。 流れ出す血で使い魔を惹き寄せ、左手のナイフで叩き切る。中空に浮かぶ吸血鬼は右手の銃で。 先輩が何故か見逃した数体を倒した後、大きめの群れへと突っ込んだ。 攻撃を続けるがあんまり負傷が増えてくると自分の首筋を掻っ切る。 これでリセット。便利なものだ。]
(28) 2015/01/16(Fri) 21時半頃
|
|
/* ホントは「勇めや、同胞」とか……比較的有名なところなら「いざ立て戦人よ」辺りのがそれぽいんだけど、一応ラテン語歌詞解るヤツ縛り。 英語にすりゃよかったかなぁ……。
(-3) 2015/01/16(Fri) 21時半頃
|
|
特に恨みも云われもない、やけどこれが俺の存在意義やから。許してや、頼むで。 痛いんなんか一瞬、やろ?
[3回目のリセットが終わった頃、吸血鬼共へ向けて呟いた。口調が元来の物に戻っている事にも気づかずに。]
多ない?無駄に。これやったら骨あるん十何体とかでええやろ!
[なんて叫びながら口元には笑み、目元には涙。 戦闘の高揚感と、リセットと共に思い起こされる記憶と、まだ居てていいんだという安堵と。 全てが綯い交ぜになったその表情は宛ら道化師の様だった。]
(29) 2015/01/16(Fri) 21時半頃
|
|
………………………………
[しばらく女を見つめた後、喧騒の聞こえる方へ視線を向けて。 再び、音もなく少女の姿は消える。
暫しの間の後、現れたのは、ブリッジの上。 適当な場所に腰掛け、闘争を眺める。
一度だけ、視線だけでこの指示を出した女のいた方角を見て。**]
(@1) 2015/01/16(Fri) 21時半頃
|
|
/* (まぁそもそもいざ立ては合唱曲だしn)
さて、弾かれであります。 半ば予定調和ともいう(村内での立ち位置的に村側回る方がいーかなとか思いながら「あ、うん、多分ミツボシに弾かれるだろな」と出入り直ししてなかったヤツ)
(-4) 2015/01/16(Fri) 21時半頃
|
|
― 現在 ―
[最近使い方を懇々と教えて貰って漸く使えるようになった端末が震える。確認してみると、パルック長官からの構成員への通達のようだ。イワンが司祭を見れば、彼は子供達の保護の為の誘導を行うよう無言で伝えてくるだろう。 イワンは頷き、その指示に従う。]
(30) 2015/01/16(Fri) 21時半頃
|
|
[使い魔は乱雑に薙ぎ払い、吸血鬼ばかりを狙い撃ちで攻撃していくが、"外れ"ばかりだ。 同胞であり尊敬する師から加護を受ければ、駆ける速度は勢いを増し、振るわれる蔓は鞭のようにしなる。 そのまま敵の軍勢の奥へ奥へと突破していき]
…………!
[ふと視界に入ったのは、其処だけ切り取られた場面であるかのように静寂を保つ少女>>@1。彼女の姿を見かけたのは、これが初めてではなかった気がした。 そして男ははっきりと、彼女の視線の行方を見届けたのだ]
(31) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
……つまらないわね。 貴女もそう思うでしょう?
ねぇ、ホリー。
[先ほどまでは気配のあった彼女。 今は吸血鬼たちの戦いを見に行ったらしい。
傍観者《ウォッチャー》としての彼女。 その存在をまるで神聖なものであるかのように。
いつからかミツボシは“ホリー”と呼んでいた。]
(32) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
[子供達の保護の傍ら、思考は別のところを彷徨う。 第一線で戦う組織の実動部隊に比較し、イワンの戦闘能力はいまいちパっとしない。 10年前に目が覚めた時にはそれまでの記憶に、異能の利用の仕方、つまるところ戦い方すら忘れさっていた。それでも戦闘練習をする機会でもあれば防衛戦なら少しはマシになったろうが、こちらから仕掛けるのは何故だか分からないが、行いたくない気持ちになる。 こう…一言で言えば…駄目駄目なのだった。]
(やっぱり、あれかなあ……。)
[吸血鬼に味方していたらしいのと関係があるのかもしれない。 全ては伝聞だった。 司祭やジリヤを知る者から、妹はイワンを取り戻す為にDark Sixに所属したのだと聞いてもピンと来ない。目覚めた当初は自分の名前すら記憶していなかったのだから、妹と過ごした過去すら覚えていないのは当たり前だった。]
(33) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
[そのまま彼女へと語りかける。 まるでその場に居るかのように。
離れているとか近くにいるとか。 そんな物理的なことは問題にもならない。 それが傍観者《ウォッチャー》としての彼女だった。]
貴女はどう動くのかしら? 私と敵対しないと良いのだけれども。
まあ、それも含めて。 任せるわ。
[彼女を縄で縛って自陣に引き込んでも何も面白くない。 来るのならば自由意志で、そんな事を考えながら。]
(34) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
さて、つまらないならどうすれば良いか。
答えは決まっているわ。
[陽動に選んだのは下級の吸血鬼。 とはいえ……言語を操り、呪を遣う吸血鬼などほとんど残っていない。 ならばどうするのか。]
簡単な話よね?
[そうして彼女の姿は雑踏へと消えていく。]
(35) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
― 千砂倉・七転学園 ―
……くす。
[目をつけたのは適当な学園。 Dark Sixの注意は完全にブリッジに行っていたから潜入は簡単だった。
ミツボシの足元には倒れ付す生徒たち。 ツインテールの少女や無造作な茶髪のロングヘア。 それとショートカットの子も居たのだが。
彼女たちの首筋には咬まれたような痕。 やがて立ち上がる彼女たちの肌は青白く、眼は真紅。]
(36) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
― 教会 ―
[覚えていない事を考える度に、ジリヤという名前の妹に申し訳無さを感じるのだが、記憶が無い為に真の意味で後悔する気持ちすら持てない。その事にますます頭を悩ませるのだが、幸いにも不幸にも、イワンは答えが出ない事へ深く考えられる質では無く、日々の教会の雑用に何時の間にか考えていたことは忘れてしまう。]
司祭様、こっちで良いんですよね。
[色の濃い教会の壁>>0:68を見れば、流石に心の底に微かに残った何かに心を乱される事もあるが、何も思い出せない。尤も、その心の底に残っているものなど、夢でしか見れないもの>>0:60が全てなのだが。 10年前の襲撃事件後、新たに造られた場所の確認をしながら、そのうち滞り無く物事は終わるだろうか。何れにせよ、最後に司祭と向かいながら、雛菊の鉢を運べば終わりになるだろう。*]
(37) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
|
闇夜を彷徨う者たち。
狼のような牙に真紅の眼。
血を求め狩る者たち。
[御伽噺を語るように楽しげに言葉をつむぐ。 その言葉に彼女たちは無言で頷いていた。]
学校も、市街地も。 みんな吸血鬼が増えていくわ。
さて、みんなはそれに上手に対処できるかしら。
(38) 2015/01/16(Fri) 22時頃
|
ミツボシは、闇夜へと再び姿を消したのだった**
2015/01/16(Fri) 22時頃
|
/* これはやばいw 手数が足りなければ僕が姫様の味方になるよの気持ちでしたが、何とかなりそうですね……。姫様強い。
あ、そうそう。妹は最初吸血鬼か血を吸われた従者のつもりも考えていたけれど、任せて本当に良かったと思ってます。ネタ振られはとても楽しい。
(-5) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
|
|
ーブリッジー [先ほどまで何事もなかったブリッジは すでに、戦地へと姿を変えていた。 攻め込んでくる吸血鬼と使い魔の群れ。 それらに対抗する組織側の者達の中に、見知った顔も見つけた。
早速、何体かの吸血鬼と魔物が此方へ気付いたようだ...。]
...カミュエル。 [名前を呼んだ後 カリッと手の親指を噛み、皮膚を突き破った箇所から 血が少しだけ溢れ、輪郭に沿って流れていく。 カミュエルに向かって腕を伸ばし、 近寄ってきた彼はそれを口の中へ含んで、飲み込んだ。]
(39) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
|
|
おや、此方にもですか。
[聴こえた咆哮に、振り向き様に距離を詰める。 脚を高く振り抜き、市街地目掛けて走り出そうとしていた相手を蹴り倒し。]
はぁ……歳も歳ですし、荒事からはいい加減、解放されたいんですけど……ね!
[言葉の割には喜色を滲ませ、そのままの勢いで軸足を入れ替え一回転。 威力はともあれ、速さで圧して。]
(40) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
|
|
…………?
[呆気なく倒れ伏す吸血鬼達に、ふと。首を傾げる。]
質より数、とは言え。 突破の労力を思えば、もう少し苦戦しそうな物ですが……。
[いやに手応えのない軍勢に、ふと感じる違和感。 だが、攻め入る後続の姿に、拳を振り抜いて。]
――――いえ。 今は何より、侵入者の迎撃ですね。
[続く吸血鬼の米神を手刀で打ち。 そのまま、顎目掛けて拳を振り上げた。]
(41) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
|
|
“母”の血を、お前に授ける。 [言葉を紡いだ瞬間、カミュエルは化けた。]
久しぶりに、思いっきり運動できるわね? [殺気溢れる後ろの存在へと、軽い調子で声を掛ける。 その姿は、大きな変化を見せていた。
自分と比べてみても、数倍はあるであろう身体。 鋭く尖った牙に、爪。増えた尻尾の本数。 白銀の体毛と紅い瞳だけ、それとなく面影を残していた。 ギラギラと大きな眼が、吸血鬼達を捉える。]
我々に仇なす、化外の者たちだ。 喰らってしまいなさいな。 [爆弾でも炸裂したのかと思わせるような、けたたましい獣の咆哮が、空気を震撼させて稲妻のように戦地を駆け巡っていった。]
(42) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
|
|
ベネットの名前の時点で予想はしていたが めもww
(-6) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
|
|
―ブリッジ―
[男の視線は少女のそれを追うように市街地へ。ずきりと右眼の痛みが強くなった気がした。不安が過る思考を中断させたのは、ヘッドホンに届いた緊急通信]
――――…シーシャ? おい、どうした!
[相手は先刻花屋で会話を交わした後輩>>0:35>>0:36。皮肉にもミツボシへ恋をしてしまった、Dark Sixの戦闘員の青年だ。珍しく声を荒げてしまったのは、その彼の声が息も絶え絶えだった為。
"七転学園" "油断した" "助けて"
聞き取れたのは三言のみ。大きな爆発音と共に、通信は強制遮断した]
(43) 2015/01/16(Fri) 23時頃
|
|
――――…くっ。
[本部からの指示も報告も未だないが、明らかに千砂倉で何かが起こっている。先程までより乱雑に邪魔な魔物達を蹴散らすと、恩師の姿を探し当てて叫ぶ]
チャールズ先生! 七転学園で何か起こっているみたいです。 俺はそっちへ向かいます。
[其れ以上の情報はなかったし、何より時間が惜しい。短く告げると、市街地へ向けてブリッジを疾走し始めた]
(44) 2015/01/16(Fri) 23時頃
|
|
――あらあら、案外と目ざといのね?
けれど、間に合うかしら。
[一人が二人を吸血鬼に。 二人が四人 四人が八人 八人が……
ケイイチが辿り着く頃にはミツボシの姿はすでになく。 吸血鬼の根城と化しつつある学園と市街地があるだけなのだろう。]
(45) 2015/01/16(Fri) 23時半頃
|
|
[引き返す最中、道化師のような表情で闘う少年の姿>>29が目に留まった。怪我をしないように――という戦闘前に彼へ掛けた言葉は、その能力を思えば無理があることは十分承知ではあったけれど。 辛い思いをして欲しくないと願ってしまうのは、我儘だろうか]
ガーディ、俺は一端市街地へ戻る。 シーシャに何かあったらしい。
[ぽん、と一つ彼の頭へ手を置いて、必要なことを伝えると駆けだした。着いてくるかどうかは任せる心算]
(46) 2015/01/16(Fri) 23時半頃
|
|
その調子、その調子。 [いつの間にか背中に跨ったカリュクスは 戦闘中だというのに呑気にカミュエルの頭を撫でていた。 そして、周囲の敵はあらかた一掃できただろうかという時。]
...カミュエル。 いつまでも噛んでないで。 気になることがあるから、上に行って。 [原型を留めていない吸血鬼の死体をしつこく貪っている彼に近くにあるブリッジの全貌を見渡せるようなビルの上に行くように指示を出す。それに対して彼はというと。 もうちょっと腹を満たしたいらしい。不満げな目をこちらへ向けてた。その態度については反抗期なのかしらね、と溜息を漏らす。]
はあ...そんなの。 まだいっぱいいるんだし。 それか、チャールズさんに頼んで、たらふく食べさせてもらえばいいでしょ? 今は非常事態なんだから、言うこと聞きなさい。
[観念したのか大きな身体は全身のバネを使って、跳んだ。 タンッと足場を見つけて登っていく。]
(47) 2015/01/16(Fri) 23時半頃
|
|
― 教会 ―
……大丈夫よ? 何も問題は無いわ、そう――何もね。
[浮かれてやってきたのか。 低級の使い魔に苦無を投擲し一撃で殺す。
自分に従うのなら良いけれど。 相手が何者かも分からずに襲ってくるような使い魔に容赦しないのは10年前のあの時と変わらなかった。]
貴方達は休みなさい? そう、ここならきっと安全だわ。
[まだ子供達に手を下すことはしない。 それは余裕なのか慈悲なのか。
あるいは感傷なのか。]
(48) 2015/01/16(Fri) 23時半頃
|
|
―千砂倉・市街地/七転学園―
[街には人影が失せており、学園に近づくに従い漂う血の香が濃くなっていった。倍に倍にと増えて行く吸血鬼達>>45は、あっという間に街を占領していくのだろう]
……何だこれは。
[そして辿り着いたその場所は、地獄のような状態と化していた。出迎えてくれた学生服に身を包んだ生徒たちは、皆一様に青白い顔と赤い瞳をしている。敷地の至る所には、吸血鬼になり損ねた、或いは魔物にそのままやられてしまった者達の亡骸が転がっていた]
はは、成程。踊らされちゃったって訳か。 やってくれたね。
[その"犯人"の正体は未だ知らず。ただ、いっそ無邪気な顔をして此方へ襲い掛かってくる新規の吸血鬼達へ]
(49) 2015/01/17(Sat) 00時頃
|
|
― 教会 ―
司祭様、これは? えと、僕の…ジリヤの形見と…護符…ですか。 いえ、まあ……僕の精神耐性が低過ぎる、Eマイナスだとか言われているので…万一の護符は有り難いです。
[教会内の緊急時の避難部屋に誘導を終えた頃、司祭から差し出されたのは一丁の銃と小箱と護符だった。普段からの戦闘ベタなのを見ていられなかったのか、それとも渡すのは今だと何か虫の知らせを受けたのだろうか。 しんみりさが滲む言葉を口にしながら、銃と銀の銃弾の小箱を受け取り、肩から提げた鞄に丁寧に仕舞う。護符は服のポケットに入れた。たとえ仮に気休めでも気持ちとしては心強い。]
あっ、ミツボシちゃん。 …来てくれたんだ。
[ミツボシが教会に来ていたのに気付いたのは、それから暫くしてからだったろうか?]
(50) 2015/01/17(Sat) 00時頃
|
|
[>>49男は一切の躊躇なく、斬撃を見舞った]
あいつは甘いからな…。
[シーシャは茶目っ気の多い青年であり、戦闘員としては気が優しすぎた。女学生の姿をした相手へ刃を向けるのを戸惑ったことは容易に想像できる。 ともあれ市街地がこの惨状では、新たに作戦を練る必要があるだろうとは理解しつつも。この場を離れることが出来ないのは、まだ後輩が生存している一抹の可能性が残っているから。校舎の二階から上がる爆炎に視線を向ける。彼がいるとすればあの辺りだろう。
倒れ伏す亡骸を振り返ることもなく駆けだす。右眼は明らかに痛みを増していくが、それに比例して男より生え出る食虫花達は、より生き生きと執念深く、愉しむ様に吸血鬼達を惨殺していった。
突き刺し、叩きつけ、殺し、喰らい、引き裂き、喰らい、斬り飛ばし、殺し、喰らい、喰らい、喰らい…。彼の通った後に血の絨毯が引かれた。青春を謳歌していた頃の学生たちの面影は、屍からは伺うこともできない]
(51) 2015/01/17(Sat) 00時頃
|
|
/* もしかしなくても:悪役は俺
適当に暴走して初回に墓落ちを狙ってみます。 気を付けてはいますが、レーティング、大丈夫でしょうか?
(-7) 2015/01/17(Sat) 00時頃
|
|
ービルの屋上ー [大体数十秒後、到着するや ブリッジの方へと目を向けると]
やっぱり...。 傍観者≪ウォッチャー≫ [>>@1上空から見下ろしている人物が、いた。 彼女が視線を一瞬だけ、街の方へ。その後すぐに、消えてしまった。この戦いを全て見ている彼女のその行動の意味とは...。]
何か、ある?
[すると>>46市街地へと全力で疾走するケイイチの姿が見えた。 それらの情報を繋ぎあわせて出た結論は]
...陽動? [ケイイチの姿を見送りながら はて、どうするべきか?と考える。]
とりあえず、飛ばしておきましょうか。 [その辺にいた鳥を手なずけて、彼の走り去った方へと向かわせる。やろうと思えば介して会話もできる。]
(52) 2015/01/17(Sat) 00時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 00時頃
|
/* ほんとな。チャールズさんの懸念は正しい。 僕もこいつ地雷だよ地雷と思ってログ制作していたからね。
(-8) 2015/01/17(Sat) 00時半頃
|
|
/* 傍観者さんは有名人だったのですね! どうしよう、まるでツチノコか何かのような表現をしてしまいました。
ま、まあ、あれです。 多分ケイイチは人の顔を覚えられない子(重症)
(-9) 2015/01/17(Sat) 00時半頃
|
|
[不意に窓から飛び込んでくる新たな獲物の姿>>52。蔓は目敏く其れを捉え、男は哂い、全てを喰らい尽くそうと牙をむける。 しかし]
……カリュクス、かい?
[寸での所で我に返ると、ぴたりと攻撃の手を止めた。 勿論吸血鬼への応戦は止めることなく、鳥へと声を掛けた]
どうやら市街地が吸血鬼に乗っ取られちゃったみたいだね。 其処ら中、敵だらけだ。 この分だとこっちに残っていた構成員も、 ある程度やられているかもしれない。
ブリッジは完全に囮だ。 おそらく、首謀者は既に千砂倉内に居る。
(53) 2015/01/17(Sat) 00時半頃
|
|
ーコンタクト →七転学園ー 何頭か子供たちを援軍として送りましたが...。 [援軍として送り込んだのは比較的千砂倉に近い地域に生息する狼たち。助力になればと呼び寄せておいた。]
...必要なかったですかね? [彼の近くにいたカラスがそう喋る。 はっきりいって一方的な虐殺のように見えたので そう思った。]
(54) 2015/01/17(Sat) 00時半頃
|
|
[>>54どうやら全て見られていたらしい。喋る烏の言葉を聞いて、漸く援軍に気付く程度には、男は虐殺に熱中していたようだったが。巻き込まなくて良かったと、心の内で呟いた]
―――……いや?
仲間がいた方が心強いし。 気遣いに感謝するよ。ありがとう。
[たどたどしい返事は、何処か歯切れが悪い。 吸血鬼を殺したことへの罪悪感などある筈もないが、何故か彼女の言葉の響きに後ろめたさを覚えた]
(55) 2015/01/17(Sat) 00時半頃
|
|
ええ、カリュクスです。しかし、これは一体...。
[>>53彼が気付いたのか声を掛けてくる。 いたるところに吸血鬼。 しかし、学生服を着ていることから 学校の生徒ということはわかった。
そして、乗っ取られたという言葉を聞けば顔を歪めて]
なるほど。 してやられた、という訳ですか。 それで、首謀者もしくは何者かが吸血鬼化させていると。 そういうことですかね?
[苦虫を噛み潰したような声色で話す。
そして、>>55 ありがとうとお礼を言われ いえいえ、と返しておいた。 どこか違和感を感じたが、気にしないことに。]
(56) 2015/01/17(Sat) 01時頃
|
|
― 教会 ―
(…困ったなあ。銃の使い方なんて、一応教えて貰ってはいるけど、命中するか自信が無いっていうのに。)
[それでも、子供達の保護が終わったのなら、どんなに気が進まなくても、人々を守りに吸血鬼達と敵対しなければならないだろう。…命を断つことが、どんなに気が進まなくても。]
外の様子はどう? やっぱり…、被害は出てるよね。
…異能持ちと人間は仲良く暮らすことは出来るのに、 吸血鬼達とは、仲良く暮らすことって出来ないのかなあ。
[少し寂しそうに呟く。]
一緒に平和に暮らせたら良いのにね。
[組織の人間からすれば絵空事や夢物語の類と馬鹿にされそうな言葉を口にする。それから雰囲気を切り替えるように、別の話題を口にしようとするだろう。]
(57) 2015/01/17(Sat) 01時頃
|
|
[事態を纏めた彼女の言葉>>56に頷いた]
嗚呼、感染が蔓延するのは時間の問題だろう。 末端を始末してもキリがないな。 この件の首謀者を捕まえないと、どうしようもなさそうだ。
[言い終えれば、廊下へ鋭い視線を走らせる]
シーシャが未だ中にいるかもしれないんだ。 俺は彼を探しに行く。それから、一度教会へ戻るよ。
それまでこの子達を借りていても?
[尋ねつつ、狼の頭に手を伸ばした。先程の光景を見ていれば、怯えられるかもしれない。それならば苦く笑って、手を引くだろうけれど]
(58) 2015/01/17(Sat) 01時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 01時頃
|
/* イワンさんが良い子で俺の屑さが増して見えますね。分かります。
(-10) 2015/01/17(Sat) 01時半頃
|
|
/* 狼君が一杯。むむむ(対抗心)
(-11) 2015/01/17(Sat) 01時半頃
|
|
はい...はい。 わかりました。 どうやら、急がなくてはならないようで。 [>>65 時間がかかれば被害が大きくなるとのこと。 緊急事態であった。それと、彼の今後の行動について相鎚を打ちながら、目下の状況を見る。だいぶ数は減ってきたが、もう少し時間がかかりそうだ。]
...そうですね。 首謀者を叩いた方が手っ取り早いかもしれませんね。 え?ああ、いいですよ。 使ってやってくださいな。その子たちも役に立てたら喜ぶかと。 [彼の要請には、快く承諾し、彼らを一時預けることにした。]
すぐに、私も中へと駆けつけます。 チャールズさんと、ガーディ君には伝えておきますので。
...ご武運を。 [最後に彼の身を案じて、その言葉を。そして、通信は途絶えた。 役目を終えた烏はどこかへと飛び立ってゆく。]
(59) 2015/01/17(Sat) 01時半頃
|
|
[カリュクス>>59は狼を男に預けることを快諾し、狼たちは撫でる手を拒むことはなかった。よく躾けられている。互いに信頼し合っていることがよく分かった]
ありがとう。君も気を付けて。
[飛び立つ烏へ最後に声を掛け、再び廊下を駆け始める。 戦闘の大半は狼たちに任せ、自身は後衛に徹した。此れが最も効率的に、事故を防ぎながら敵を突破する方法だった。カリュクスの勇敢な子供達は、目的地へ向けて勢いよく活路を開いていく]
(60) 2015/01/17(Sat) 02時頃
|
|
[異能力の代償の有無は様々であるが、彼に関して言えばこれは存在する。そしてそれは肉体ではなく精神へと作用する。端的に言うと凶暴性が増していくのだ。その自覚はあった。しかし、それを理由として能力の使用を躊躇したことはない。 ――これが、後ろめたさの原因だろうか。 カリュクスは平時も戦闘の場にありながらも、いつも仲間たる動物たちに囲まれていた。羨望も、あったのかもしれない]
居た、………ッ。
[よく見知った銀髪を一目視界に入れて、その瞬間に悟る。彼は絶命していた。 奥歯を一度噛みしめ、その亡骸を抱きかかえる。爆発は彼、シーシャの能力だ。そのおかげで壁にぽっかりと空いた穴へ足を駆ける]
悪いね。急ぐんだ。
[しつこく数を増しながら襲い掛かってくる吸血鬼達の一人を、これくらいならば許されるだろうと、振り向きざまに刺殺した。見開かれた彼女の瞳と目があった。それはよく花屋を訪れる女学生だった]
…………。さ、行こうか。
[男は顔色一つ変えずに、その吸血鬼の頭を食虫花に喰らわせた。そして狼たちに目配せすると、吸血鬼の根城たる七転学園を脱出した]
(61) 2015/01/17(Sat) 02時頃
|
|
―教会―
[やがて狼を引き連れて教会の入り口に辿り着いた男は、全身を返り血で染め上げおよそ聖域には似つかわしくない姿だった。黒い外套はともかく、白いシャツの襟もとなどは完全に染色された状態だ]
司祭様。シーシャをお願いできますか。 教会は今の所、無事のようですね。
[ただ、現状、其れを気にしているゆとりはない。腕の中で小さい亡骸となった青年は、おそらく吸血鬼に噛まれそうになった為に自爆したことが死因だと推測される。お調子者だが何処か放っておけない気の良い青年だった。来月を心待ちにしていた筈なのに、呆気ない最期だった]
…………。
[司祭から、教会にはミツボシとイワンが残っていてくれていると聞かされる。相槌を打ちつつ、ずきりと右眼が痛んだ気がした**]
(62) 2015/01/17(Sat) 02時半頃
|
|
……………愚問ね、吸血姫。 私は誰の味方もしない……………………………私が動くのは、鑑賞に耐えなくなった舞台を終わらせる為、それだけよ。 傍観を止めれば、都合のいい神様《デウス・エクス・マキナ》となり、舞台に上り、幕を下ろす。
[自らに向けられた声が届けば、ぽつりと零す。 特に返答として返すつもりはない。
ともかく、動く気は毛頭ない。 これは人間と吸血鬼、命ある者達の戦いなのだから。]
私の出る幕はないでしょうね。
(@2) 2015/01/17(Sat) 04時頃
|
|
………まぁ、1つ謝るのなら、フェアじゃない事してしまったかしら。 案外勘のいいものね。
でも、貴女なら別にこれくらいなんてことないでしょう?
[基本中立であるはずが、とんだ失態だ。 だが、視線1つで揺らぐような者でもないだろう。
悪びれる素振りもなく、無機質な双眸は街を見下ろす。**]
(@3) 2015/01/17(Sat) 04時頃
|
|
― 教会 ―
[屋上にて、周囲の吸血鬼の感知を行っていた。 どうやら、七転学園の吸血鬼達の大半はやられてしまったらしい>>51]
一人でも生き残れば、そこからまた感染していく。 だから相手が学生の形をしていても容赦しない。
……うん、お手本のような掃討戦ね。
[口元を緩め、彼女はそっと笑う。 ツインテールの少女にだけは別の場所へ向かうように指示しておいて良かったと。
彼女には病院に向かうように伝えてあった。 医師や看護婦。 或いは輸血用の血液を感染させていけば。]
(63) 2015/01/17(Sat) 06時半頃
|
|
そう、それじゃあせめて。 ホリーが傍観者《ウォッチャー》として愉しめるようにしてあげないとね。
[頭の中に直接響く声。 それに応じると、彼女はまた教会の中を歩きだす。
イワンが戻ってきたとも聞いて。 彼は此処を守りに来たのだろうか。
それとも……]
(64) 2015/01/17(Sat) 06時半頃
|
|
[イワンに声をかけられると頷いて。]
まあ、ブリッジには戦力が向かってるみたいだし。 こっちはこっちで子供達を守ろうとね。
[そんな口先だけの嘘だが。 きっと彼は信用してくれるのだろう。
それに、いざとなれば魔眼を使えばいい。 あの時もそうやって彼はこちら側についたのだから。]
(65) 2015/01/17(Sat) 07時半頃
|
|
……そうね、どうもブリッジは囮だったようで。 私も裏をかかれてしまったわ。
[これも半分は嘘。
ブリッジが囮と気が付いてシーシャやケイイチが動いたのならば。 ミツボシも吸血鬼に踊らされていたという振りをしておいた方が良いだろうと。]
妙なのよね、ブリッジや町に居るのは下級の吸血鬼ばかり。 それと吸血鬼に眷属にされた人間。
どこかに指揮を執ってるクラスの吸血鬼が居るはずなんだけれど。
(66) 2015/01/17(Sat) 07時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 07時半頃
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 08時頃
|
...。 [ケイイチとの会話が途切れた後、チャールズとガーディに、早く彼らに伝えなければ、と意識を集中させる。 短距離かつ、対象が見える範囲内であれば...。
頭の中へ、直接語りかける声が聞こえるだろうか。]
『こちら、カリュクス。 このブリッジ襲撃は陽動です。 七転学園が襲撃されました。 また、この件の首謀者によって吸血鬼化が蔓延している模様。』
[自らが得た情報をテレパシーで簡潔明瞭に伝えると、カミュエルに指示を出し、市街地へと向かっていった。]
(67) 2015/01/17(Sat) 08時頃
|
|
ああもうほんま多いなあ!
[文句を垂れつつ順に薙ぎ払い、撃ち殺す。 いつの間にか軽くなった体に後押しされ、一群れを一つ壊滅させるととまた次、次、次、道化師の狂踊は続く。 中途、学園へ向かうという先輩の後ろ姿>>46にはこう叫んでいた。]
絶対無理せんとってくださいよ!また後で追いつきに行きます!
[だが、優しい手の感触と物言いた気な目が頭から離れない。気が緩んでしまった。 次の瞬間、吸血鬼の攻撃をまともに喰らい左腕をもぎ取られる。 幾らかは顔を顰めたが即座に右手の銃をこめかみに当て、言い放つ。]
は、そんなん効いた内に入らんで、腕もナイフも残弾もまだまだあるんや!
[銃声を響かせ地面へ伏す。吸血鬼共は死体となった自身に興味を無くしその場を去ろうとする、が。]
(68) 2015/01/17(Sat) 11時頃
|
|
油断大敵っちゅう言葉は習わんかったんかあ!
[そう叫びながら半身を起こし、無防備な背中へ銃弾を撃ち込んでいく。 腕の痛みは少し残ってしまったが、さして気にせず戦闘を続ける。]
そっちもこっちもあっちも、脆い脆い脆い!
[好き勝手叫び回るのは子供の頃の気性の名残。 7歳の時、村はずれの崖から転落し、四散した身体が再生する様を見られてしまった。 異能関わったことが一切無かった村の中、真っ先に両親に見捨てられ村長へ差し出された。 決まった裁定は魔女裁判の如き拷問と医学の発展を名目にした解剖の日々、そんな事が起こる前は今よりずっと気性が荒く、ガキ大将そのものだったのだ。
一通り撃ち殺し終わった時、頭の中で声>>67が響いた。 陽動、学園が襲撃、吸血鬼化が蔓延、理解するより早く足が市街地へ向いていた。]
先輩さっき行くて、てか他の一般の人らも!あかんやつや!
(69) 2015/01/17(Sat) 11時半頃
|
|
/* ガーディ君が可愛い。 何故か関西弁が似合うチップだと思うのです。
(-12) 2015/01/17(Sat) 13時半頃
|
|
/* 一瞬、ガーディ君が吸血鬼に噛まれる展開かと思って慌てました。
しかしそうだ、吸血鬼に噛まれれば、 特に伏線なく簡単に寝返ることが出来るではないですか。
……閃いた!(通報した)
ただ、ミツボシさんだけで、比較的赤組の戦力は足りている気もしているのです。 イワンさんはどっちに付くのでしょうか。 イワンさんが寝返らなければ、俺にも悪役ワンチャン。
(-13) 2015/01/17(Sat) 13時半頃
|
|
/* お墓から皆の雄姿をしめやかに見守る担当になりたいです。
(-14) 2015/01/17(Sat) 13時半頃
|
|
―教会―
[せめて顔と手だけは洗うようにと司祭から窘められて、血を落としてから教会内へ。狼たちは教会の前で待機して貰い、何か異変があれば知らせるようお願いした]
や、ミツボシ。大事になっちゃったね。
[子供達の姿はない。避難部屋に居るのだろう。 男は平時と変わらぬ様子のまま、一度窓越しに空を見つめてから、緩く手を持ち上げて挨拶する]
諜報部では何か新しい情報はある?
――たとえば、裏切者がいるとかさ。
[顔は動かさず、唯、視線だけは冷ややかにイワンの方へ向いた。彼は全てを忘れてしまったと聞いている。しかし十年前の事件までの数年間、人間を裏切り吸血鬼に与していた事実をどうして無にできるだろう。 …これは誰にも言っていないことなのだが。遠い昔、男の目の前で命を落とした彼の両親は、生きたままに"ライカンスロープ"に喰い殺されて死んだのだ]
(70) 2015/01/17(Sat) 14時半頃
|
|
/* わーい!どんどん負縁故が溜まるよ! (そう、是非親殺しの負縁故来て欲しいと思ってました) もふもふ、狼に乗って下さいなRPはどんどん出来なくなるけれどね…。
(-15) 2015/01/17(Sat) 14時半頃
|
|
/* ケイイチくんに、熱いタオルを持っていくオカンRPを逃しちゃったりもしたしね…。くやしい。
(-16) 2015/01/17(Sat) 14時半頃
|
|
― 教会 ―
そっかあ。 君が居てくれると安心だよ。
[それでもミツボシ>>65へではないが、僅かな疑問を感じたのか言葉を重ねる。]
でも、ブリッジの方は放っておいたら…
[返答>>66は、ブリッジは囮という話だった。ならば道理だろう。 イワンは易々とミツボシの言葉を信じる。下級の吸血鬼や眷属達、日の浅い其れらは数こそ圧倒するだろうが、強敵では無いだろう。ミツボシが裏をかかれ、そして此方に手を貸し出す理由には充分過ぎるものだ。]
(71) 2015/01/17(Sat) 14時半頃
|
|
指揮クラスの吸血鬼が来ているんだ。 …、
[イワンが困ったような顔をしているのは、彼の悩み顔だ。]
見つけ、られそう? 僕はその、詳しくは無いんだけれど、指揮クラスが来ているとその吸血鬼が居る限り、……
[その続きは言わずとも察せる筈だろう。 その後で、夢物語>>57の言葉を口にした。そして雰囲気を変えようと]
さっき、司祭様から護符を貰ったんだけどさ、こういうのって……
[彼女も詳しいだろうと、念の為に使い方をミツボシに確認しておこうと早速ポケットから取り出しかけた所、ケイイチが現れ、ぎょっとする。何の護符かは結局ミツボシの視界に入らぬまま、イワンはケイイチの襟元に慌てた。]
(72) 2015/01/17(Sat) 15時頃
|
|
たたた大変だ、ケイイチくんが大怪我を…!
[おろおろと、熱い湯やタオルやら聖水スプレーやら聖灰軟膏を用意しなきゃああなどと頭を駆け巡っていたが、ケイイチからの冷ややかな眼差しで、はっと正気付く。]
あ、あ、…返り血
[もしかすると、もっと冷え込んだかもしれないケイイチの眼差しにも気付かず、大きく安堵の息を洩らした。]
(73) 2015/01/17(Sat) 15時頃
|
|
/* やばい、何このイワン可愛い。
もういいじゃないか、両親のことは忘れようぜケイイチ!!
(-17) 2015/01/17(Sat) 15時頃
|
イワンは、ケイイチに話の続きを促した。
2015/01/17(Sat) 15時頃
|
……………。
[自分の姿を見て狼狽するイワンの様子>>73は、実に誠実で気の優しい男のそれに見える。おそらく演技ではないのだろう。 だからこそ余計に、腹立たしい、憎らしい。ケイイチは無暗に感情を表に出すようなタイプではないが、それでも感情が無い訳ではない。ならばぶつけ所のないこの想いは、どうすれば良いと言うのか]
俺は怪我はないよ。…心配、ありがとね?
[眼差しは一層冷えて、それでも口元には微笑を湛えて返事をする]
着替えないのは許して欲しいな。 どうせまた、直ぐに汚れてしまうだろうから。
[そして簡潔に、二人に自分の把握している現状を伝える。七転学園の惨状。予想以上の速さで、市街地が吸血鬼に占拠されつつあること。シーシャを始めとして、組織の仲間にも被害が拡大しつつあること]
(74) 2015/01/17(Sat) 15時頃
|
|
/* 飴ありがとう、を書き忘れました。 此方で叫んでおきましょう。
飴ありがとう!!(見えない)
(-18) 2015/01/17(Sat) 15時半頃
|
|
その格好はごめん、…子供達に会いに来たのなら刺激的過ぎるよ。少し待ってて、シャツを持って来るから。
[でなくとも染み込んだ血を少しでも拭った方が良いだろうと、熱いお湯なども用意するつもりでその場を後にしかけ、ケイイチの言葉>>74に含まれた状況の芳しく無さを悟り頷く。]
外は、激しい…みたいだね。
[ケイイチの説明は簡潔ながらも要点を押さえた説明だった。シーシャを始めとする組織の被害状況に、イワンの顔色は曇る。 ここからは見えないが、司祭は清潔な布にシーシャを包み、吸血鬼や眷属に荒らされぬ場所へと安置しようとしているところだろう。簡易的な聖句は唱えられたとしても、今は、埋葬を行う時では無い。 恐らく、ここに来る死者は彼だけでは無くなるだろう。]
(75) 2015/01/17(Sat) 15時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 16時頃
|
無事で良かったわ。
他の皆もこっちに戻ってくるのかしら。
[戻ってきたケイイチと挨拶を交わす。 現状で陽動と皆が気が付いたのならば]
――裏切り者、ね。 居ないと思うわよ?
同じ“人間”を裏切るなんてねえ?
[人間と言う言葉にアクセントをつけたのは意識的だった。 彼女の真意を掴めなければ皮肉に聞こえてしまうのかもしれないが。]
(76) 2015/01/17(Sat) 16時頃
|
|
/* ご、ごめんね、イワン君。 設定上、負縁故を求められているのかとおもtt
多分、残りの優しい子達が救ってくれるから大丈夫。 中の人はイワン君がとても大好きです辛い。
(-19) 2015/01/17(Sat) 16時頃
|
|
そう、シーシャが。 Dark Sixにも被害が出るなんて。
……ちなみに、これまでの戦いで私達とコミュニケーションを取れるような吸血鬼は居た?
[居なかったと回答が帰ってくれば、 指揮官クラスの吸血鬼がどこかに居るはずだと伝えた。 そして、分かれて探した方が被害を抑えるのには良いだろうと話す。
組織のトップを倒してしまえば。 後は混乱する相手を順次片付けていくだけなのだからと。]
(77) 2015/01/17(Sat) 16時頃
|
|
/* (PLが)針のむしろ!
(-20) 2015/01/17(Sat) 16時頃
|
|
[全くミツボシの真意にも皮肉にも気付かず流した侭、]
パルック長官は大丈夫かな。
[ミツボシの言葉>>77に不安を覚えたように呟く。]
あっ、ご、ごめん。 別にさ、縁起でもない事を言うつもりは無いんだ。 でも、組織のトップを倒せばって、その…、囮とか…って聞くと、あっちもそうなのかなって。
[両手を慌てて振る。どちらかと視線が合えば、しゅんとしんみりした表情になるだろう。]
(78) 2015/01/17(Sat) 16時半頃
|
|
教会は護るさ。
[外は激しいみたいだ、とのイワンの呟き>>75に返す言葉]
いや、君達が居れば安心、かな。 だけど人がもう少し集まるまでは俺も此処に居よう。
"十年前"のこともあるし、油断はできないからね。
[声色はあくまで穏やかに、眼差しだけが棘をはらむ。 皮肉ともとれるミツボシの声>>76に、僅かに表情を陰らせた。長い沈黙の後に返したのは短い一言のみ]
…………そうね。
[彼女の真意に気付くことはないが。教会内に入ってから、右目の痛みが増している気がするのだ。ずきり、ずきりと。 ――それが意味する所は?]
(79) 2015/01/17(Sat) 16時半頃
|
|
どいつも低級吸血鬼ばかりで、会話にならなかったな。
[ミツボシの問いかけ>>77に首を横に振る。首謀者クラスといかずとも、理性さえ残っていれば拷問にでもかけてやったのに、とは心中の呟き]
俺は鉄砲玉みたいなものだからね。 作戦指揮はパルック長官やチャールズ先生がするだろう。
[ミツボシの語る対策手順に頷きつつ、零した言葉はイワンの声>>78と重なった。 思わず訝しげな視線を向けてしまったのは、長く彼からの指示がないことを何処か不安に思っている自分がいたからだ]
…本部は此処以上に護りを固めているとは思うけれど。
[しゅんとした大男へ嗜めるように告げる言葉は、淡々と]
(80) 2015/01/17(Sat) 16時半頃
|
|
パルック長官は大丈夫でしょうね。
周囲に護衛も居るだろうし。 その護衛はよっぽど千砂倉が荒れないと離れないでしょうね。
[逆に言えば、陽動も学園や市街地を荒らしているのも。 パルックの周囲から護衛を引き剥がす為の動きなのだが。
さて、その狙いに気が付いている者はいるのだろうか。]
(81) 2015/01/17(Sat) 16時半頃
|
|
2人が教会を固めるのだったら。 私は商業ビルでも見てこようかな。
……どうにも籠城はね。
[待っているよりも街に出て。 多くの人を救おうとでも言う意思。
それを持っているフリはまだ続けないといけないのだから。]
(82) 2015/01/17(Sat) 16時半頃
|
|
嗚呼、何かあったら連絡して。
[外へ出ると言う少女>>82へ頷く]
ミツボシ。
[その背中を見送りかけて、ふと名を呼び、何かを言いかけて]
…気を付けて。
[結局、シーシャの気持ちを彼女に伝えることはないまま]
(83) 2015/01/17(Sat) 17時頃
|
|
そうだよね…、本部は護りを厳重にしてるよね。
[理由は全く思い至らないが、何故か深く納得出来た。 ミツボシが商業ビルへ向かうと聞けば、]
気をつけてね。
[完全な獣化を為せば人より早く駆けるは出来る。けれども、それより巧みに、ミツボシは商業ビルへと辿りつくし、彼女は優れた異能だ。止める理由は何処にも無い。]
(84) 2015/01/17(Sat) 17時頃
|
|
そうね、何かあればすぐにでも連絡するわ。
[自分が去る事でケイイチの右目はどうなるのだろう。 尤も、ミツボシはケイイチの目の事は知らないのだが。]
気を付けてね、吸血鬼の本命はこれから来るのでしょうから。
[断定的にそう告げると、教会を去っていく。 走り出して――彼らが見えなくなった辺りで唇の端に笑みを浮かべながら。]
(85) 2015/01/17(Sat) 17時頃
|
|
/* ぐぬぬ、気づきたくなかったから、こっちが教会を離れようと思っていたのに…!(もうちょっと掌で踊らされたいお年頃)
しかし姫様、故意でしたか。 ではご期待に添いましょう。
(-21) 2015/01/17(Sat) 17時頃
|
|
[ミツボシが教会から姿を消した>>85直後]
………む?
[すっと右眼の痛みが弱まった気がした。
表情は変えぬまま、心中で混乱する。どういうことだ。目が反応しているとすれば、それは眼前の"大馬鹿者"に対してだと思っていた。理由は分からないが、この痛みが再燃したのはブリッジの襲撃が起こる直前。 つまり、この痛みが今回の事件に関与しているのだとすれば。滅すべきものに反応しているのだとすれば。傍観者《ウォッチャー》があの時見つめていた先は、思い返せばこの教会ではなかったのか―――?]
っ、う。
[冷や汗が背を伝った。明らかに顔色を悪くした男は、その場でよろめいて片膝をつく]
イワン。ねえ、君。 襲撃が始まってから、ミツボシはずっと教会に居た?
[焦点の定まりきらない虚ろな目をしつつ、問う]
(86) 2015/01/17(Sat) 17時半頃
|
|
………。
(うーん。)
[微かな違和感を感じたが理由が分からず首を捻る。 多分恐らくは、下級の吸血鬼の次は本命が来るという予想なのだろうけれども。 まるでその事を知っているような台詞に違和感を感じていたことなどすぐに消え、ケイイチに向き直る。]
…ケイイチくん、やっぱりシャツを持って来るよ。 それに軽食も。
君は僕にもここを守れる力がある(>>79)と思ってくれるのは嬉しいけど、僕は…、どうしても躊躇し……え!
[殺す事に躊躇する自分よりも、ケイイチが万全で居てくれた方が良い、そんな話をする前に、ケイイチが片膝を付く。やっぱり何処か怪我を…]
え、えぇ…と、子供を司祭様と避難部屋に誘導する時には居なかった、かなあ。あ、でも、僕が気付かないだけで教会に居たのかもしれないし…その間の襲撃は全く無かったし…
[単に被害が来なかっただけか、ミツボシが教会を守って居たかは判別が付かない。先程のミツボシ>>65>>66との会話を思い起こそうとする。確か…]
(87) 2015/01/17(Sat) 17時半頃
|
|
多分、ブリッジや街には行ったんじゃないかなあ。 ブリッジに戦力が集中してるから、子供達を守ろうとこっちに来てくれた筈だよ。
あ、でもミツボシちゃん諜報だし……行ったとは断定出来ないのかな。
[イワンの知らない別の方法>>0:7で情報を入手した可能性もあるかもしれない。]
ブリッジは囮で、ええと、裏をかかれたとか言ってたっけ。
[ミツボシが話していた、ブリッジや街に居るのは下級の吸血鬼や眷属ばかりという話も交えながら、故に、ミツボシが指揮クラスの吸血鬼が居ると話していた概要を語る。]
ケイイチくん、大丈夫? 顔色が酷く悪い。怪我をしたのかい。なら早く治療を……
[イワンも片膝をつき、ケイイチの肩に手を置こうとする。]
(88) 2015/01/17(Sat) 17時半頃
|
|
― 回想>>72 ―
へえ、司祭様が護符を。 うん……良いんじゃないかしら。
[護符を渡したと聞いて見ておきたい気もするが。 その機会はまだ無かったらしい。
それだけでなく、武装も手に入れているならば。 念の為、後で対策を取っておいた方が良いのかもしれないのだ。
10年前のように、銀の弾丸で武装されては困る。 同じ武器を使っているのだとは気が付かないままに。]
(89) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
誰かを守る力は大事だものね。
今度は何も失わないようにしないと。
[10年前のあれは痛み分けと言ったところか。
尤も、従者と妹を一緒にしていると聞かされれば。 彼は怒り出したのかもしれないが。]
― 回想・了 ―
(90) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
―教会―
[イワンへの猜疑と憎悪の前に霞んでいたが、違和感は確かにあった。 諜報部としての情報を問うたのに、自身の思考のような口振りでかえされた返事>>76。しかも過去に事案があったのに、裏切りを全く警戒していない様子。随所の断定的な台詞。全て些細なことでは有るが、一度疑念へ傾き始めた思考は止まらない。
だが、彼女は教会の出身者だ。幼い頃からよく知っている。今日まで滞りなく任務を遂行してきたし、組織内での彼女の活躍は誰もが認めるところだ。
故にこの思考を否定する材料を求めて記憶を辿り、イワンの言葉>>87>>88に耳を傾ける。駄目だ、決定的な物がない。 右眼が疼く。食虫花が蠢く。殺せ。喰らえ。もう相手が何だって良いじゃないか。まだまだ全然殺したりない。殺せ、殺せ、殺してしまえ。 混乱した思考を振り払う。違う、この危機的な状況で、同士討ちなんて致命的だ。確実に敵だけを打ち倒さなくてはいけない。暴力は目的ではなく手段だ。それは当たり前のことだ。
傍から見れば、唯、気分が悪そうに膝をついて俯いているように見えるだろう。次第にイワンが心配してかけてくれる声も届かなくなり、意識は遠く、遠く…]
(91) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
触んなよ、人殺し。
[伸ばされた腕に反射的に顔をあげた。 低い声と共に、肩に置かれる前に彼の腕を掴む。 普段の男からは考えられない殺気を隠さない様子で、右の赤い瞳は獲物を見つめるように愉しげに細まった]
(92) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
[次の瞬間我に返り、床を蹴って相手から一気に距離を取った。呼吸が乱れ、頬をまた一筋、冷や汗が伝う]
………嗚呼。ごめんね。
ちょっと疲れていたみたい。嫌なことを思い出していたよ。 気を悪くしないで貰えると、ありがたいな。
[我ながら無茶なことを言っていると思ったが、仕方ない。これ以上の誤魔化し方は思いつかなかった。 苦笑しつつ、ゆっくりと立ち上がる]
俺は少し、外の空気にあたっているよ。
(93) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
/* 鉄砲玉(無差別) …多分、ミツボシさんより俺を早く殺すべきだと思いました。
>>89 良いですね、こういうフラグは素敵です。 イワンさんが寝返らず、ないし寝返っても正気に戻ってミツボシさんと対峙するのが最終決戦としては綺麗なのでしょうか。
(-22) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
― 回想・幕間 ―
[全てはタイミングの問題だったろう。あの時、ケイイチ>>70が現れなければ護符を取り出し、剰え望まれれば快く吸血姫に渡しさえしただろう。 そんな運命の悪戯を知る者は居ない。もし知る者が居たならば、恐らくはそれは全てを見通す観測者《ウォッチャー》くらいだったろう。
そしてまた。怒り出したかは分からない。 記憶の無いイワンは嘆くことすら出来ないのだから。*]
(94) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
|
|
[さて、次はどうしたものか。
チャールズかガーディにでも会えればよい。 或いはカリュクスに会っておくか。
まあ、隙あらばそのまま殺してしまうかもしれないし。 魔眼で虜にしてしまうのかもしれないが。
そう、自分が好きに動くためには。 誰かが吸血鬼と誤認されて死んでくれるのが都合がいいのだ。]
(95) 2015/01/17(Sat) 19時頃
|
|
― 教会 ―
[イワンが喋っていた言葉を遮るように放たれたのは、 ケイイチから>>92の殺意の籠る言葉と眼差しだった。]
………。
[驚いた顔をしたものの、イワンは、にこっと笑った。 赤い瞳が愉しげに細められているのには、内心あわわわとなっていたのだけれど。]
(96) 2015/01/17(Sat) 19時頃
|
|
[勿論、赤い瞳が見えていればの話。黒髪の合間から見えない限りは、ただイワンは笑顔を浮かべただけだろう。]
ううん、良いよ。 怪我をしてないなら、良かった。
[身に覚えのない殺意、言葉の刃、行いの列叙。 ケイイチへも何か自分がしてしまったのかもしれない。 謝罪を受ければ、それでおしまい。気を悪くすることは無い。]
(97) 2015/01/17(Sat) 19時頃
|
|
あのさ、ミツボシちゃんを追いかけてみる?
[去りかける背に声をかける。 何故、そんな言葉を掛けたのか自分でも分からない。]
僕にはよく分からないけど、ケイイチくん、ミツボシちゃんが気になってるんだろう? 君の足では追いつけないかもしれないけど、…僕に乗って行きなよ。
[ケイイチが断れば、そこで、この話は終わりになる。]
(98) 2015/01/17(Sat) 19時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 19時頃
|
/* Q.触んなよと言われたのに乗れと言うのは馬鹿なのでは。 A.…僕、馬鹿だしね?
(-23) 2015/01/17(Sat) 19時頃
|
|
/* このイワンさん、可愛い上にイケメンである。
(-24) 2015/01/17(Sat) 19時頃
|
|
[赤い瞳は、相手>>96>>97にはっきりと見えていただろう。思えばこれが原因で、自分に疑いをかけられても可笑しくなかったのだ。 けれど彼は笑顔を見せ、此方の暴言暴挙すら許容し、そして思いも寄らない提案>>98をしてきた]
―――――…。
[ぎょっとして振り返る。思案は数秒。 男は首に掛けているヘッドホンに付いている通信マイクのスイッチを入れた]
ガーディ、聞こえるか?俺だ。 出来れば教会の護衛に回ってほしい。 少し此処を空けなくてはいけない用が出来た。
[そのままイワンの方へ視線を向けると、こくりと頷いた]
(99) 2015/01/17(Sat) 19時半頃
|
|
― 市街地・商業施設1F ―
[ミツボシの意のままに動く眷属たち。 彼らはまだこちら側についていない人間たちを多数名連れてきていた。
そして行われるのは“選別”だった。 ミツボシに選ばれた人間は血を抜かれて眷属に。
そして、最後まで抵抗していた人間たちの末路は……魔眼による虜化だった。]
これを持っていきなさい? そして特定の地点に行ったらそこで待っていればいいわ。
[組織の中から持ち出された爆発物。 要は千砂倉のあちこちで爆破テロを行う算段だった。]
(100) 2015/01/17(Sat) 20時頃
|
|
今の所は、まだ私の方がリードしてるかしら。
どこに黒幕が居るのか、気が付かないようではねえ?
[くすくすと笑う。 そこにあったのは慢心なのだろうか。
並みの能力者であれば接近される前に察知できる。 察知できない相手は人の姿を取らない異能者ぐらいのものか。]
(101) 2015/01/17(Sat) 20時頃
|
|
分かった。 じゃ、僕は一言司祭様に伝えてくるね。
[イワンはケイイチに断ると、一度教会の奥へと向かい、司祭に商業ビルに向かう旨を伝える。出来るだけ早く戻ると言い、その間はガーディが来てくれるかもしれないことを伝える。]
む。
[はたと何かに気付いたかのように声が洩れた。]
………。うん、司祭様を通じて、ミッシェルちゃんにまた頼んだけど、ちゃんと変化するか不安だな……。
[通常の服だと完全に獣化した時点で弾ける。裂ける。更には、元に戻った時は全裸である。それを防ぐ為に、組織の服職人に頼んだりした訳だが。悩んでいても仕方無い。答えが出ない事は深く考えない質だ。]
獣化中は消えてくれる服を作れるとか、どういう技術なんだろうね。…服に入れた持ち物は僕の毛皮の中にでも入っているのかい。
[謎技術にイワンには珍しくぼやきつつ、ケイイチの下に戻りながら獣化した。]
(102) 2015/01/17(Sat) 20時頃
|
|
[ケイイチの下に戻って来たのは、イワンの鞄を首回りに提げるというよりはやや巻いてる形になっている、雪のような狼だった。微かに灰色の面影のある白い獣の四肢は太く爪は鋭く、首元周りの毛は他よりもふさふさしている。黒い鼻面から尾の根元までの大きさ、つまり体長は、2m強ほどの巨大な狼だった。]
クゥ・・・ 《じゃ、行こうか》
[甲高い声で小さく啼く。完全に獣化した際には、囁きという力で相手に声を伝える為に、意思疎通には問題が無い。両耳を伏せて、ケイイチに緩く尻尾を振っている。]
(103) 2015/01/17(Sat) 20時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 20時半頃
|
/* 獣化の時の服の問題は永遠のテーマですよね。分かります。
あと、人の姿のまま喰い殺すのは想定もしていなかったよ!それはもし見てしまったら、狼に喰い殺される以上のトラウマ確定だな…。 色々とお気遣いありがとう。と、メモに書ききれないので此方で感謝しておきます。
(-25) 2015/01/17(Sat) 20時半頃
|
|
―回想・十数年前―
[満月の夜、人通りのない路地を、母の手に引かれて駆けている。家族で買い物を楽しんだ帰り道、こんな悲劇に見舞われるとどうして予想できただろう。組織の一員である両親は、常に襲撃の危険があったとはいえ。 父は既に狼の牙の前に倒れた。母は今、必死で駆けるも満身創痍で、敵に追いつかれるのは時間の問題だった。
ごめんなさい、ごめんなさいと、何度も呟いて。最後の力を振り絞り、母親は我が子へ能力をかける。それは所謂"透明化"。対象の視覚嗅覚での認知を一時的に不可能にするもの。 声を出してはいけないよ、と囁いて、母は敵へと立ち向かう。元来、戦闘向きの女性ではなかった。勝敗は分かりきっていたのだ。
そして、少年が瞳に刻み付けたのは、]
(―――――!)
[月明かりに舞う、金の瞳の大きな灰狼*]
(104) 2015/01/17(Sat) 21時頃
|
|
―教会―
[衣服に関するイワンの憂い>>102は知ることはなく。戻ってきた彼>>103に、僅かに息を呑む]
…ありがとう。
[眼前の狼は、記憶の中の狼にやはりよく似ている。揺らぐ感情を理性で押さえつけ、静かにその頭を撫でた]
ミツボシが今回の件に、関わっているかもしれない。 彼女に気づかれないように近づきたいんだ。
出来るかい?
[イワンも同様に裏切者である可能性を、完全に切り捨てたわけではない。万が一その時は、"なすべきこと"をするまでだ]
(105) 2015/01/17(Sat) 21時頃
|
|
[人の時と眸の色だけは変わらない。冬芽色の眼差しをケイイチに向け、頭を撫でられればくすぐったそうに眸を閉じた。]
クゥゥ・・・ 《ミツボシちゃんが?え、えぇ…。》
[冬芽色の眸を開けて、ケイイチに本気で言ってるのという目を向ける。否定する訳ではなく、発想に驚いている様子だろう。]
クー・・・ゥン? 《吸血鬼ってこう牙がグワーって出て、眼も赤くて、 肌も血を喪ってますみたいに蒼白いんじゃ、…ミツボシちゃんのまま、味方してるってこと?》
[上位の吸血鬼の特徴を知らないイワンは囁きに呟きを落とした。それでも、向かう事を今更止める素振りは無い。]
ウー・・・、ォン 《う、ううーん。今の僕は狼なだけで、…君の異能を使わず、僕が風下から向かえば、ミツボシちゃんも気付かないんじゃないかなあ。》
[ケイイチを振り仰ぎ、困ったように首を傾げる。そんな難しいこと分かりませんと言いたげだ。くいっと服の裾を軽く噛み、教会の外に出るよう促す。扉の開け閉めはケイイチに任せて、乗るのは教会の外での意だろう。]
(106) 2015/01/17(Sat) 21時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 21時半頃
|
― 商業施設・1F ―
[ミツボシ自身は牙を振るう事はしない。 配下の眷属が、同じように仲間を増やしていくのを見ているだけだった。
それでも、周囲の下級吸血鬼やその眷属との位置関係からも。 彼女がこの場の中心に居る事は簡単に分かるだろう。]
そうそう、騒ぎを起こすなら。 北西のこの地点にしなさい。 そこがDark Sixの拠点の一つだから。
[こちら側のアドバンテージ。 トップに立つミツボシがある程度までDark Sixの事を把握している事。 それを最大限に生かすべく、指示を出していく。]
(107) 2015/01/17(Sat) 21時半頃
|
|
―教会→市街地へ―
俺にも確信はないよ。 彼女のことは、昔からよく知っているし。 …だから確かめに行く。
[驚きの声を零す狼>>106へ、感情を殺した声で答える。 首を傾げる頭をもう一度撫で、裾を引かれるままに扉の外へ]
充分だよ。ま、気づかれたならその時だ。 平和的対話で解決できれば、良いね。
[ガーディが辿り着くまでは、カリュクスの子である狼たちが教会を守ってくれるだろう。その姿を確認してから、灰狼の背へ乗り身を預ける]
さ、急ごう。
(108) 2015/01/17(Sat) 22時頃
|
|
[やけに撫でられるなあと思ったが悪い気持ちにならないので、撫でられた時は気持ち良さそうに撫でられている。硬めだがもふっとした手触りだろう。]
クゥ 《分かったよ。》
[教会の外に出るとケイイチが乗り易いように背を屈めた。]
ウォン 《君達は教会の護衛の狼くん達?宜しくね。》
[教会の外の狼達に出逢えばそんな言葉をかけて。]
クゥゥ・・・ 《僕の毛でも鞄のベルトでも握ってて。顔は伏せておいた方が良いよ。》
[背中にケイイチが乗ったのを確認すると、出発する。最初は歩きから軽く走り始め、次に風に乗り、そして自らが風になる。音もなく駆け続ければ、見る見るうちに辺りの景色は過ぎ去り、時速は通常の法定速度をゆうに越えた。 ブリッジは立ち入り制限が既にかけられた>>11が、七転学園が吸血鬼の手に落ち、更には被害は広がっている>>63。市街地にも何らかの制限が、そして吸血鬼の存在にいまだ気付かぬものも異様さを感じとっているのだろう、道路に人の姿は見えない。]
(109) 2015/01/17(Sat) 22時頃
|
|
[無人のアスファルトを走り、置きっ放しの車で走り抜き難い場所があれば、車を踏み台に跳躍し、次の車の天井やボンネットを凹ませて着地し、また走り続ける。 トップスピードに至れば、一般人なら目を開けていられないだろう。 風の向きを確認しながら、商業施設達が見えて来ると風下より近づくルートを選ぶ。やがて、ミツボシが向かうと言っていた商業ビルが見えてきた。 吸血鬼や眷属の姿はどうだっただろう?見えれば、警戒をしながら近づいただろう。]
(110) 2015/01/17(Sat) 22時頃
|
|
ー市街地ー
[一つ一つ虱潰しであたっていくしかない、と 立ち寄ったのは千砂倉で何でもあると有名なショッピングモールだった。]
ここも、もう駄目か。
[普段は、人の話し声などで賑わっているそこも今となってはもう魔物たちの唸り声くらいしか聞こえてこない。パンデモニウムと化してしまっていた。
カミュエルは見境もなく襲いかかってくる元人間達をまるで、玩具のゴムボールのように、薙いで、弾き飛ばしながら進んで行く。払い退けられた者たちはかなりの勢いで空中を踊り、四散して、壁やら床やらを、耳障りな音を残して汚していった。
ここは、学園からは割と距離があるのだが予想していたよりも侵食は進んでいるらしい。このままでは、いけない。 早く、早く、首謀者を見つけて、食い止めなければ。
そしてカリュクスが監視の目を光らせるも それらしき者は見つけられない。
それにしても、千砂倉内をたった一人もしくは数人か、そのために探して回るのは非常に骨が折れそうだ。]
(111) 2015/01/17(Sat) 22時頃
|
|
― 商業施設付近 ―
[眷属や吸血鬼が周囲を徘徊する。
しかし、眷属の中でも意思を保てる者は別の任務に就き。 吸血鬼に至ってはミツボシ以外はまともに意思の疎通も出来ない有様だったから。
イワンが注意を払えば、誰にも気が付かれずに商業施設の内部へ潜入する事は可能だっただろう。 そして、吸血鬼や眷属に指示を下す彼女を見る事も。]
(112) 2015/01/17(Sat) 22時頃
|
|
/* さて此処から数日、恐らくは1日以外はエピに到達するまで暇であろう事が予想されるわけですが、傍観者なんてものを名乗ってしまった為に特にやることがありません。
(-26) 2015/01/17(Sat) 22時半頃
|
|
/* ていうか傍観者《ウォッチャー》ってなんだよ
私が知りたいわ
(-27) 2015/01/17(Sat) 22時半頃
|
|
― 商業施設付近 ―
・・・・・・ 《僕の背に伏せていて。 ここも、落ちてるみたいだね。》
[囁きにはミツボシへの心配の色が微かに滲む。 一階は吸血鬼や眷属達の出入りが多い。では、二階は?主体は一階なのだろうか、…今は途絶えているのか屍の姿は無い。別の建物の影から商業ビルの二階へ向けて短い助走で跳躍し、ケイイチを促そうとする。 何事も無ければ、二階の入口からそっと入ろうと試みるだろう。音も無く侵入し、一階の様子を窺う為に。*]
(113) 2015/01/17(Sat) 22時半頃
|
イワンは、ケイイチの動きに従うつもりで。
2015/01/17(Sat) 22時半頃
イワンは、ミツボシを探そうとするだろう。
2015/01/17(Sat) 22時半頃
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 22時半頃
ケイイチは、イワンに小さく頷いた。
2015/01/17(Sat) 22時半頃
|
[優しく狼を撫でる手>>109で、恨みの感情を押さえつける。ただ、その触れる穏やかな温もりに、何故か余計に心に影が落ちた]
了解。俺への配慮はいらない。 全速で頼む。
[言われた通りに鞄のベルトを握り、身を低くする。 気配を殺し、呼吸は浅く。高速で通り過ぎて行く景色は、人の気配のないまるで死者の街のようだ。次第に上がっていくスピードに髪とコートが靡くが、細く見開かれた瞳が閉じることはない。
商業施設が近づいて来た。 ずきり、ずきりと。痛みを増していく右眼は、もう気のせいだとは思わない]
(114) 2015/01/17(Sat) 22時半頃
|
ミツボシは、イワンの事をふと思い出していた。
2015/01/17(Sat) 22時半頃
|
―商業施設付近―
…………。
[無人の道中と比較して、商業施設周辺の魔物の多さは異様だった。先刻の七転学園での惨状が思いだされる。心配を滲ませる灰狼>>113とは反対に、男はじりじりと確信を強めていた。この場で何かが起こっている。否、何かが"起こされて"いる。 イワンの背で息を殺したまま、商業ビルの二階へ侵入した。痛む右眼に意識を集中させる]
(こっちだ)
[一階へ降り立った灰狼に、男は正確に目標のいる方向を指し示した。吸血鬼や眷属を器用に掻い潜るその獣のしなやかな立ち回りに感心しつつ、やがては見えてくるだろう。 壁の向こう、遠く。追いかけて来た少女>>112の姿が]
(115) 2015/01/17(Sat) 23時頃
|
|
― 商業施設・1F ―
[侵入者に気が付いた時にはもう相手はかなり近い位置へと来ていた。 少なくとも、今から対吸血鬼と言うポーズを取っても間に合わない程度には。
――ならばどうするのか、答えは簡単だ。]
……。
[振り向いた彼女は場違いな笑みを浮かべていた。 この状況にはまったくそぐわないのだが。]
(116) 2015/01/17(Sat) 23時頃
|
|
こんばんは、良い夜ね。
[周囲には吸血鬼の眷属。 もしくは下級の吸血鬼。
彼らがケイイチとイワンへと向ける殺気を片手を挙げて静止した。 それはまさに、老吸血鬼やホリーから吸血姫と称されるような振る舞いだった。]
教会で待っていてくれれば良かったのにね。 いくら私でも、思い入れのある場所をどうにかしちゃおうなんて思わないのに。
[本当に残念そうに彼女は笑う。 教会にずっと隠れていれば良かったのにと。
無論、本当にそうしていたらミツボシに利用されるだけであったのだが。]
(117) 2015/01/17(Sat) 23時頃
|
|
― 商業施設・1F ―
《意志を、…持ってないのかな。》
[ブリッジで戦う事の無かったイワンだが、ケイイチの誘導の最中に小さく囁きを落とした。商業施設内にある雑多な物陰は、時には小さく、物陰を中心に吸血鬼や眷属とは反対側に周りながら何とかやり過ごす。もし明瞭な意思あるものがいれば……結果はどうだっただろう。 とかく、最後にはミツボシが居る場所へと辿りついた。イワンの耳は、指示を出す彼女の声を捉える。]
(118) 2015/01/17(Sat) 23時半頃
|
|
―商業施設・1F―
…………。
[吸血鬼と眷属を従えるミツボシの姿を見て、イワンはどう反応しただろう。 男はその光景を焼き付けるように目を見開いた後、くつくつと肩を揺らして、堪えきれない笑みを零した。その音に気付かれてしまったのか。彼女はゆっくりと振り返る>>116。 嗚呼、もう潜入調査も潮時だ。静かにイワンの背を下りて、吸血姫に対峙した]
や、ミツボシ。思ったより早い再会になったね。
良い夜なんて、とんでもないな。 俺は可愛い後輩と飯を食いに行く約束を潰されているんだが。
[穏やかな声色には、怒りも、悲しみも、失望すらも、何も含まれていない]
残念だよ。長い付き合いで、君のことは信頼していたのに。
[唯一、見出されるとすればそれは悦び。 口先ばかりの言葉を紡ぎながら、少女に合わせるように男も哂う。しゅるしゅると首元より伸び出でる蔓は、建物の壁を這うようにして広がっていく]
(119) 2015/01/17(Sat) 23時半頃
|
|
/* どう見ても俺の方が悪人ですね、分かります。
吸血姫様、魔眼を使って同士討ち戦法をとるなら、どうか俺の方を悪役にいいいい。
[村側と言う立ち位置にそろそろ耐え切れなくなってきた狂人]
(-28) 2015/01/17(Sat) 23時半頃
|
|
[ケイイチが見たイワンの姿は戸惑うばかりだったろう。信じられないといった眼差しだが、ミツボシの声もそして微かに感じる爆発物の匂いは、“こう”であって欲しいという気持ちを易々と裏切る。]
クゥ・・・
[辺りは殺気立つ吸血鬼や眷属。それを制するミツボシに、夜の挨拶。ケイイチを乗せたままなら微かに後退ったが、ケイイチが降りてその身から蔓を伸ばし始めれば、ケイイチの後ろに一歩下がるようにして、夜の演者達と対峙するだろう。今回、緩く振られる尾は喜びの証では無い。]
(120) 2015/01/17(Sat) 23時半頃
|
|
/* 警戒とか気まずいとか、そんな感じだね。 パーンって頭がなってる感じだよ。
(-29) 2015/01/18(Sun) 00時頃
|
|
―回想>>118―
(意思なんてないよ)
(命もね)
(吸血鬼や眷属にされた人間は、もう死んでいるんだよ)
[正確には虜にされた人間は、ごく稀な"幸運"でイワンのように正気に戻ることもあるようだが、そんな希望に縋るような可能性は無視した。 諭すように淡々と、男は冷たい言葉を吐く*]
(121) 2015/01/18(Sun) 00時頃
|
|
/* 次に虜にされたら死にそうで怖いよ(ぶるぶる
(-30) 2015/01/18(Sun) 00時頃
|
|
[下級の吸血鬼や眷属、彼らは血を介した感染や血を抜かれる事による魔物化だろう。彼らが“人として死んでいること”については、イワンも異論は無い。だが、それでも動いている…“生きている”…と彼らのことを思ってしまう。 淡々とした冷たい言葉に返す言葉は無く>>121、イワンからの囁きは無かっただろう。]
ウゥ・・・ 《爆弾の匂いがする。この街を壊してしまうつもりなのかい。》
[軽い唸り声。微かに鼻面近くに皺が寄る。 それでも、ミツボシへ向ける狼の眼差しは、まだ、敵意には満ちていない。]
(122) 2015/01/18(Sun) 00時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 00時頃
|
[狼の囁き>>122に眉を寄せた]
……爆弾?
[ミツボシの佇まいは貴族王族をも連想させ、おそらく今回の件の首謀者と思われる。その対処が最優先事項には違いないが、既に危機がばらまかれているなら話は別だ。 かちり、と小さな動きでヘッドホンの通信スイッチを操作して]
『カリュクス。 街に爆弾が仕掛けられているかもしれない。 調べられるかい?』
[多くの動物を操る彼女ならば、この手の捜索は得意だろう。ミツボシの件については、この場で説明しても信用を得るのが難しそうであり、ひとまずは伏せる。 ただ、通信スイッチはオンのままにしておく。ヘッドホンが破壊されない限り、会話はある程度あちら側へも伝わるだろう]
(123) 2015/01/18(Sun) 00時半頃
|
|
/* あんまり情報拡散したら姫様が困るのではないかと思いつつ、何処までどうしたら良いのだろう。おろろん。
そして、姫様をぱるぱる襲撃に行かせてあげた方が良いんじゃないだろうか。おろろん。
それとも爆弾でやっちまうのでしょうか。こう、どかーんと。しかし眷属では本部突破は難しいかしら。パルックの娘とかを眷属にすれば良いんじゃないでしょうかね。(げす顔)
(-31) 2015/01/18(Sun) 00時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 00時半頃
|
/* 大丈夫、>>17は確認しているよ! ケイイチは、とりあえず面倒な解呪するくらいなら裏切り者は全部殺そうぜという、ひゃっはーな性格な人なだけだよ!(このせいで描写を惑わせている気がしてならない。すみません)
生者の寝返り者についても、多分、死んだよあいつはと言って殺しにかかるタイプ。 どっちが悪役だ。
(-32) 2015/01/18(Sun) 00時半頃
|
|
/* 姫様描写の従者、は高位の吸血鬼だと思っていた。何となく。執事的なイメージ。
(-33) 2015/01/18(Sun) 00時半頃
|
イワンは、ケイイチの邪魔をするつもりは無いが、自分自身は人型をしたものを殺すことへ躊躇いを感じている。**
2015/01/18(Sun) 01時頃
|
/* ミツボシの予定的に、まだケイイチと出逢うつもりで無かった気がひしひし。
(-34) 2015/01/18(Sun) 01時頃
|
|
― 十数年前・挿話 ―
[双眸は満月よりも眩くされど濁った金。 夜闇の中で狂気に揺らめき血を啜る化け物。 月光は闇に鎖されるべき路地裏を煌々と照らし、 男の眼差しには、生きている時にあった炯眼は無く、 喰い破られた喉元は、たくたくと血の河を作り、冷たい石畳を潤わせる。 頸骨が完全に砕かれた音が路地に響く。 ずるずると獲物を引き摺りながら近づく音。 狼の足音はせず、白灰の塊だけが存在を示す。 べろりと口元の血を舐めた後、首の振りだけで男の身を路地の傍らに投げ出し、逃げた獲物を追いかける。]
[適うならば無惨に生きたまま喰い殺せ] [それがオーダー。意味を尋ねることは無い]
[最初の男は生きた侭喰い殺しきれなかっただろう。 狼の口元が歪む。まるで笑みを浮かべるように。 ターゲットは、吸血鬼に敵する夫婦だった。]
(124) 2015/01/18(Sun) 02時頃
|
|
[飛び掛かり押し倒した女の腑を生きたまま喰い破る。 その所業はきっと、子供が見るには凄惨に過ぎる光景だったに違いない。辛うじての救いは、その食事は路地裏の影の中でだったこと。 月の光は届ききらず、微かな陰影の違いで、何が行われているかは明確に分からない。]
[全てが終わった後、路地の影の中で狼が立ち上がる。 否、人が立ち上がる。…“ライカンスロープ”だと知る機会はその時か、似たような事件の話からだろう…。
人のシルエットが、ふらりと半身を捻り振り向いた。 眼差しは金のまま、何かの物音が聞こえたかのように。 瞬きひとつせず見開かれた双眸から、何かが零れる。 涙だったのか、浴びた血の一部か。シルエットだけからでは分からない。 だけど、狼はどっちでも構わなかったに違いない。 魔眼の虜で無くとも、その頃にはきっと、狂っていたに違いないのだから。 人の味を覚え、外道に堕ちた獣を救うものは、悪魔か聖女か、…或いはどうしようもないくらいの…人間くらいだ。]
[再び、人のシルエットは狼に戻り、路地裏から狼は去る。後に残されたのは……**]
(125) 2015/01/18(Sun) 02時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 02時半頃
|
/* そういえば、元は、同じ力や精神干渉、精神洗浄で治るよ!というト書きを考えて、吸血鬼設定に触るかなと止めたんだよね。>>17
(-35) 2015/01/18(Sun) 02時半頃
|
|
お食事の予定かぁ。 良いんじゃないかしら、映画とかであるような。 この戦いが終わったら……なんて約束。
お約束だけれど、嫌いじゃないわ。
[吸血鬼として覚醒しても、今までの年月の記憶が消えたわけじゃあない。 とはいえ……吸血鬼としての本能と、Dark Sixでの記憶を踏まえて考えた結果として。
共存が無理だって事を一番分かってるのはミツボシなのかもしれない。]
(126) 2015/01/18(Sun) 07時半頃
|
|
蔦……ね。
[周囲を取り巻くようにして蔦が取り囲んでいく。
それらへ向けて自然発火能力を開放すると次々と蔦に着火していくのだった。 とはいえ、相手も異能者。 簡単に燃え落ちはしないのを見ると。
右手を天に掲げ、指を弾いた。 この場には不釣り合いな、まるで手品の仕掛けのタイミングのような音。]
(127) 2015/01/18(Sun) 07時半頃
|
|
種も仕掛けもありません、なーんてね。
[ミツボシの周囲を紅い炎が取り囲み。
それらの色が蒼炎へと変化していく。 吸血鬼としての覚醒は、異能の力も強まって行ったのだろう。
余裕なのか、炎を彼らの方へ飛ばそうとはまだせずに。]
(128) 2015/01/18(Sun) 07時半頃
|
|
さ、行きなさい。
[炎で目の前の2人を牽制しつつ。
爆弾を持たされた……虜になった人間達へと命令を下す。 さて、一撃で殺すか拘束できればそれでよし。
それに失敗すれば自爆するような彼らをDark Sixは止める事は出来るのか。 指揮系統の乱れは、それだけ有効に動ける人員が減るのだから。]
(129) 2015/01/18(Sun) 07時半頃
|
|
―商業施設・1F―
知ってるかい。 映画だと、最後は"悪役"が倒されて終わるんだぜ?
[共存>>126など、最初からこの男の頭にはなく。 彼女と過ごした長い年月の感傷すら、疼く痛みが喰らい尽くした]
――――…、はは!
[フロアの壁を侵食していた蔓が着火>>127し、壁床天井に一気に火の手が回る。燃え盛りながらも次々と蔓はその数と長さを伸ばし、同時に一帯を徘徊ないし待機していた彼女の下僕へ鋭く襲い掛かった。 意識のない屍は、きっとよく燃えるだろう。吸血鬼も眷属も虜となった人間も、生きていようが死んでいようが、男にとっては動く死体と同じだ。 その光景は、イワンには酷な物だったのだろうけれど]
(130) 2015/01/18(Sun) 10時頃
|
|
[ガタン、ガタン。火災報知機が反応したのか、防火スプリンクラーが作動して天井から散水が行われる。その人知のささやかな抵抗は、吸血姫の業火に叶うはずもなく、むしろ彼女の蒼い焔>>128を際立たせるだけだ]
凄いね。そんなこと、何時から出来るようになったの? 諜報部がこの強さじゃ、戦闘員は形無しだな。
[よく見知った彼女の能力を、見定めるように赤い瞳は揺らぐ。発火能力は強化されている。おそらくは他にも奥の手があるだろう。そして何より彼女は頭が良い。成程、厄介だ。 炎の向こう側、放たれていく爆弾を持った虜たち>>129。追いかけるように遠く蔓を伸ばすが、一人締め上げ、一人突き刺し、後は全部取り逃がした。 眼前の彼女から意識を逸らすわけにはいかない。これ以上は諦めるしかなさそうだ]
(131) 2015/01/18(Sun) 10時頃
|
|
『ごめん、爆弾を取り逃がした。 吸血鬼の下僕が爆弾を持って街に散らばっている』
[果たしてどこまで状況が伝わっていたか、カリュクスへ再度通信で言葉をかけるのとほぼ同時、吸血姫の周辺の壁と天井を這っていた蔓が蠢く。それは彼女――ではなく、壁そのものへ一気に攻撃を加えた。 ミツボシの周辺と天井から瓦礫が襲い掛かるのが一撃。役目を果たした蔓そのものが四方から襲いかかるのが二撃。床を蹴り、彼女へと真っ直ぐ駆け出した男自身が三撃目]
(132) 2015/01/18(Sun) 10時頃
|
|
― 商業施設・1F ―
[ミツボシの声>>126に、はっと信じられないものを聞いたような眼差しでケイイチを見上げた。]
オ、オゥン・・・? 《ケイイチくん、僕知ってるよ。それ、死亡フラグって言うんだよ。》
[囁きの呟きは真面目なもので心底心配している。]
クー・・・ 《僕は、この戦いが終わったらチャールズさんにチョコを作りたいけど。》
[もっとも、ミツボシに眼差しを向け直し落とした囁きで台無しだったが。教会の子供達にチャールズと仲が良くなるにはどうしたら良いか相談した結果、今年はバレンタインの時にチョコを渡すのを奨められたのである。 悪戯だとか騙されているとも思っていないイワンはそういうものかな?と思いつつ奨めに従った。…首謀者は、トニーとゾーイである。]
(133) 2015/01/18(Sun) 11時半頃
|
|
[余談だが、去年は去年で奨めに従い、クリスマスの時期にマフラーを編もうとして、時間が足りずに緑色の正方形の中にピンク色の大きなハート型のハンカチだか鍋敷きだかなものを渡そうとしたのは、ここだけの秘密だ。]
クル・・・
[蒼色の炎>>128は離れていても熱を強く感じる。下からの蒼い炎はミツボシの貌に魔性の美しさを、熱に煽られた黒髪は妖艶さを醸し出していたか。 ケイイチの蔓が>>130誰彼構わず刺殺するのが視界に映る。ケイイチに引く意志は最早無いだろう。]
ウゥ 《カリュクスちゃんが来てるんだよね…だったら、》
(134) 2015/01/18(Sun) 11時半頃
|
|
ォオォォ――――――――――――――――――ン
[頭上を仰ぎ高く長く遠吠えを行う。 哀しげにも聞こえる咆哮は何処まで届いたか。]
(135) 2015/01/18(Sun) 11時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 12時頃
|
あら、私はメリーハッピーエンドも好きよ?
[くすくすと笑いながら。
当人たちだけが幸せになる世界。 彼女が勝つのならばそうなるのかもしれないのだが。]
(136) 2015/01/18(Sun) 12時頃
|
|
何時からね……ついこの間からと言ったところね。
[蒼炎が周囲を取り巻いていく。
以前の炎とは色が違っている事は共に戦った経験があれば分かるだろう。 吸血姫として覚醒する前はあくまで戦闘の補助程度にしか使っていないのだ。
ああ、そういえば。 10年前に放ったのもこの威力の炎だった。]
(137) 2015/01/18(Sun) 12時頃
|
|
――ッ
[蔦が周囲の壁を崩し、壁と蔦の連続攻撃がミツボシへと襲い掛かってくる。 周囲に居た吸血鬼達もそれに巻き込まれてしまっただろうか。 彼女自身は余裕のステップで瓦礫を避け、或いは炎が蔦を燃やし尽くす。
生き残った?面々は瓦礫の中で相手を探していくのだろうが。
そして、彼女自身の戦闘スタイルも明確に変わっている訳ではない。 それぞれの手に3本づつの苦無を取ると、6本すべてをケイイチに投擲する。]
(138) 2015/01/18(Sun) 12時頃
|
|
[最初の6本をかわされたか、それとも受け止められたか。 いずれにせよ、第2波を続けて放っていく。
5本の苦無を投擲する。 どこに仕込んでいたのかと聞かれれば絶対領域の辺りに仕込んでいたのだったが。それは目の前の2人にも見えなかっただろう。
そして、5本中3本に火薬が仕込まれており。 相手に触れるタイミングで自然発火が発動すれば……当然だが爆発する。 ミツボシが人間だった頃から好んでいた戦術だった。]
(139) 2015/01/18(Sun) 12時頃
|
|
/* メリーハッピーエンドってなんだよ メリバじゃねーのかよ
(-36) 2015/01/18(Sun) 12時半頃
|
|
―回想・十数年前>>124>>125―
[惨劇を映した薄い月明かりの作り出す蠢く影絵を、ただただ息を殺して震えながら見つめていた。泣き叫びたい、母の元へ駆け出したい。けれどそれは彼女の願いではなく、そもそも恐怖に怯えた両足は、此処から一歩も動いてくれない。溢れ頬を伝う涙を止める術も知らず。 …やがて、路地裏は急に静けさを取り戻す。脈打つ鼓動が速まる。立ち上がる獣のシルエットは――]
――――っ。
[違う、それは人だった。理解が追いつかず、僅かよろめいた際に壁に服が擦れる。その音を察知したかのように、"彼"は此方を振り返った。見つかった。殺される。脳を支配する絶望と同時、これで両親と共に逝けるという安堵が少年を満たした。 それなのに、人影は此方へ近づいてくることはせず]
(……彼も、泣いてる)
[程なく、再びその影は獣と化してその場を去った。表情が見えたわけではない。けれど少年には、彼が悲しげに泣いているように見えたのだ。母の残骸の傍らに膝を折り、少年の黒い双璧は月を見上げる]
――――…神様。 どうか、御慈悲を。
[祈りは誰に捧げられたのだろう。 それは未だ少年の心が食虫花に蝕まれる前の、遠い遠い昔の話*]
(140) 2015/01/18(Sun) 12時半頃
|
|
/* この、ケイイチ(PC)とケイイチの中身(PL)の動きと察しが悪すぎて、皆さんにフォローしていただいている感じがたまりませんね!
ごめんなさい…!
(-37) 2015/01/18(Sun) 12時半頃
|
|
/* とりあえず、>>139 ●REC
(-38) 2015/01/18(Sun) 12時半頃
|
|
[啼き終えれば自分に出来ることを行う。第一線で戦うことこそ無いが、ケイイチが死者生者の区別なく殺すことを、今どうこうは言えない。事態は切迫している。何も言わずに光景を眸に映し出すだけだ。今は。]
グル・・・
[蒼炎に既視感を覚えた。女性の背中と蒼炎>>0:60>>21の。其れは夢でしか見れない>>37、心の底に残ったたった一つのもの。]
・・・
[雪色の狼は頭を振り、駆け出した。 人型をしたそれらを自分が殺そうとするのはどうしても躊躇いが生まれる。青炎を避けて回り込み>>131、爆弾を持った人間達を一撃で気絶させる為に、追い縋り飛び掛かる。]
(141) 2015/01/18(Sun) 13時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 14時頃
|
/* 救いが欲しい子とメモで書くんじゃなかった感です。 キャラを捻っていたらごめんね…。もっと憎んで良いんだよ!
そして何でもっと格好良いグラフィクスにしなかったんだろうと、しょんぼりしてます。
(-39) 2015/01/18(Sun) 14時頃
|
|
―商業施設・1F―
……イワン。 死亡フラグを自分で増やすのは止めてくれるかな。
[無自覚だと思われる彼の囁き>>133に、突っ込まざるを得なかった。それは二重の意味で死亡フラグだろう。チャールズがイワンをよく思っていない理由は予想が付いた。
十年前の事件で男も多くの仲間を失ったが、中でも一番悲しかったのがチャールズの妻が亡くなったことだった。内向的だった少年も、朗らかで温かいこの夫婦には心を開いている節が見受けられた。自分の両親と二人を、何処か重ねていたのかもしれない。彼らがいたから、苦手な歌も頑張って練習した。彼らが喜んでくれれば、自分も嬉しかったのだ。
その彼女が死んだ。責任をこの人狼一人に求めることなどできはしないが、原因の一端であることは間違いなく。勿論、私怨だけではなく、組織の年長者としての警戒と配慮もあったのだろうが。 あまり恩師を煽るような真似はして欲しくなかった。昨年のクリスマス>>134、目に余って"止めておいたら"と声を掛けたが、きっと不思議そうな無垢な瞳が返ってきただけだっただろう]
(142) 2015/01/18(Sun) 15時頃
|
|
哲学的な映画は、眠くなるから苦手だ。
[笑う姿>>136は妖艶さの中にも無邪気さを秘め、これまでの彼女と何も変わらないようにも見えるのに。ついこの間、と嘯く相手>>137に肩を竦める]
へえ。どんな心境の変化があったのやら。
[過去には彼女との共闘経験もあり、戦闘スタイルは良く知っている。もっともそれはお互い様。しかも、植物と炎で相性が悪いことも承知している。それでも唯、攻め続ける。食虫花は長く待ち望んだ本来の"獲物"を前に狂喜し、本能のままにそれを喰らわんと欲する。 三撃目として彼女へ一直線に特攻する男は、投げつけられた6本の苦無>>138を全て蔓に突き刺して受け止める。その隙をついて、蔓と瓦礫を掻い潜った吸血鬼が背後から襲いかかってきた]
……っ。
[敵の爪が頬を掠めるも、振り向きざまに右腕から鋭い蔓を生やして吸血鬼を突き刺す。 ちなみにこの動作の所為でミツボシの絶対領域を見損ねたのは、大変遺憾なことである]
(143) 2015/01/18(Sun) 15時頃
|
|
[そのまま彼女の方へ振り返る。突き刺した吸血鬼を盾として。 避けたところで、後から苦無を着火爆発されても面倒だ。最初から全て受けきる心算。駆ける速度は衰えるどころか増して。
>>139三本の火薬を仕込まれた苦無。初弾で盾の吸血鬼の身体は燃え尽きた。次弾は蔓で受け止めた。爆風と煙で視界を奪われ、最後の一本は捌き損ねて左肩を掠めると同時に爆発する。 それでも足は止めない。視界が悪くとも、彼女の居場所だけは何故か疼く右眼が知っていた。
彼女の足止めをするように、床からしゅるしゅると蔓が伸び出でる。幾ら燃やされたって構わない。少しでも相手の意識が逸れるなら。 程なく男は灰色の煙の中から、硬化した右腕の蔓の刃で彼女を斬りつけるように飛びかかる]
ミツボシ。 美味しそうだね、食べさせてよ。
[避けられたか受け止められたか。 距離を詰める男の赤い瞳は恍惚として細まり、常の彼らしからぬ気味の悪い台詞を吐いた]
(144) 2015/01/18(Sun) 15時頃
|
|
― 少し前 商業施設・1F ―
ク、クゥン・・・クゥ 《死亡フラグはね、突っ込むと消えるらしいよ。》
[突っ込みへの囁きは普段通りだったが、啼き声はやや違っていたか。気まずそうである。緩く尾も振って誤摩化していた。 昨年、プレゼントを渡す段において、ケイイチからの”止めておいたら”との言>>142には、「やっぱり形が悪いよね…。」と、助言を勘違いして受け止めただろう。アクリル毛糸で編んでいた為、ケイイチにそこで止められていたならば、教会のアクリルたわしとして、まだ活用されている筈だ。]
(145) 2015/01/18(Sun) 15時半頃
|
|
爆弾、ですか? [>>123ケイイチより、通信。どこからくる情報かはわからないが 街に爆弾が仕掛けられている可能性があるとのことだ。 スイッチをオンにしたままなのか、音声は流れ込んでくる。 誰かと会話しているようだ。相手は声色からして女性か。 その声の主がミツボシである、とまでは気付かなかったようである。
そして、瓦礫が崩れるような大きな音。 それを聴いて戦闘が始まったか、と察する。 激しい戦闘音の中に時折混じる声の断片を拾っていくと おそらく、相手は首謀者のようだ。 >>132その後の続報にて 爆弾がたった今、下僕によってばら撒かれたことを知る。 カリュクスは応援に駆けつけた鼻の利く獣たちに これの捜索を命じ、爆発しないように食い止めてほしいと頼むと、獣たちは一斉に散らばっていった。
そこへ >>135の獣の咆哮がカリュクスの耳に届く。 少し哀しげにも思えるそれは、カリュクスを呼んでいるようで。 その声の方へ、瞬く間に向かっていった。]
(146) 2015/01/18(Sun) 15時半頃
|
|
……貴方こそ。 随分と戦闘スタイルが変わったようで。
[それとも、こんなスタイルだったろうか。 爆薬付きの苦無を避けるどころか突撃してくるその様は敵ながら見事と言える ものだった。だからと言ってそのままやられてしまう気にはならないのだけれど。
足止めしようとやってくる蔦を蒼炎が薙いで行くが。 そちらに意識を取られてるうちにケイイチが煙の中から飛び出してきた。]
(147) 2015/01/18(Sun) 15時半頃
|
|
――っ。
[蔦の刃が左手を掠め。 鮮血が飛び散っていく。
戦闘に支障はないが、一度間合いを取ってから。 滴る血を舌で舐めていく。]
全く、その眼とその口調。
どっちが人外だか分かったもんじゃないわね?
[Dark Sixは元々どんな異能者でも受け入れる組織なのだが。 それにしても、限度ってものがあるだろうと。]
(148) 2015/01/18(Sun) 15時半頃
|
|
― 商業施設・1F ―
[天井の崩落。]
[商業施設の天井材に蔓が攻撃を加え破壊する。 頭上から瓦礫が零れ落ち粉塵舞い、蒼炎が蔓を燃やし…終わることの無い、到底、イワンからは割り込む事の出来ないと感じる歴戦者同士の戦い。見ようによっては苛烈だが優雅な舞いでもあったかもしれない。 別の見方によっては、…喰らい合いか。]
[そこから少し離れた場で、魔眼の虜となった人間を前から襲いかかり押し倒した。巨体による一撃は、床に強く人体を叩きつけ、肺の空気を叩き出す。一撃を加えると同時、手に持った爆発物を払いのける前肢の動き。]
ウゥ・・・ 《ここから先は行かせないよ。》
[威嚇の唸り。 それでも逃してしまった者は居るだろう。 …勿論の話だが、離れている為にミツボシ>>139の絶対領域等は見えもしない。]
(149) 2015/01/18(Sun) 16時頃
|
|
まー、私。 接近戦タイプじゃないのよね。
[そう告げると距離を取りつつ。 イワンの姿を視線を巡らせて探していく。
放っておいてこちらの爆弾工作をすべて妨害される訳にもいかないからと。]
(150) 2015/01/18(Sun) 16時頃
|
|
[操られた人間の体を麻痺させ、心の中で謝りながら打撃で気絶させたり、とそうこうしているうちに、次は吸血鬼と眷属が近づく。自分が行動不能にさせた人間数人を背に、彼らを守るように対峙する。]
ルルゥ 《…こうなっちゃうよね。》
[それでも、殺したくなかったのだから仕方無い。彼らを生かしても、どうやってここから救出するかという問題も残ってはいるのだが。 尤も最大の問題は、吸血鬼や眷属に爪を振るえるか、だ。]
(ッ、)
[何も思い出せない、筈なのに。爪は命を奪うことに躊躇いを見せた。振るった攻撃は、浅く薙ぐだけに留まり、眷属からの攻撃を受ける。厚い毛皮の前に傷らしい傷は負わないものの、戸惑うように退く。]
[火薬による煙が晴れたなら、丁度退いた直後、眷属と対峙した狼がミツボシとケイイチから見えるだろう。]
(151) 2015/01/18(Sun) 16時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 16時頃
|
[ミツボシがどの程度把握していたかは不明だが、ケイイチの戦闘スタイルは、当初はむしろ後衛の補佐に近かった。しかし年月を経るにつれ、好戦的で時には身を捨てでも獲物を求めて特攻するようになった。 今回の戦闘はその最たるものだろう。故に、彼女の評価>>147は正しい]
―――――…おや、それは褒め言葉?
[刃は皮膚を掠める>>148も、浅く。かつて化け物だと言われて痛めた心も失い、彼女の皮肉に可笑しそうに哂う。 間合いを取る吸血姫に、逃がすものかと更に踏み込み返す刃――ではなく、襲い掛かったのは巨大な食虫花。大きな口の中に鋭い牙を覗かせて、一気に齧りつく]
……!!
[が、捕食されたのは低位の吸血鬼達だった。一瞬で無残な姿を晒した彼らが割り込んできたのは、主人を護る本能によるものか、単純に敵の異能者に立ち向かってきたのか。 ともあれ殆ど傷を負わすこと叶わぬまま、>>150彼女に距離を取られてしまった]
(152) 2015/01/18(Sun) 16時半頃
|
|
ちっ…。
[苛々と舌打ちを零して、食虫花は乱雑に"不味い"獲物を咀嚼する。赤い瞳は視線だけでミツボシの気配を追うも、男の足は止まりその背を壁に預けた。 爆発を受けた左肩は服が裂け焼け爛れている。其処から細い植物の蔓が幾本も生え出で、折り重なり、人体へ同化していく。厚手の外套が幸いしたのか此方の傷も浅かった。しかし純粋な再生能力を持つ異能者と比して、"修復"には時間がかかる。
食虫花は不本意な食事を終えると、その射程の届く範囲の魔物を片っ端から喰らい始めた。攻撃を仕掛けてくるものは勿論、先ほどの闘いに巻き込まれて重傷のもはや動けない者も含めて、無差別に。その様はまるで、憂さ晴らしか八つ当たりのようである。 男の方は、(それが自分の首元から生えているにも拘らず)食虫花の動きには無関心な態で、無言で周囲の様子を伺っている。傍から見れば、双方の意識は分離しているかのようにも見て取れた。
爆煙が晴れて行く。男の虚ろな瞳がイワンの異変>>151を捉えたのは、おそらくはミツボシより一手遅く]
(153) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
|
|
っと……
[目の前に迫る食中花。 それを一気に燃やそうかとも思ったが、吸血鬼が割り込んできて彼女を守るように食われてしまう。
そして、食われる合間にもその力を使って食虫花を枯れさせようと抵抗する吸血鬼達。 花を燃やす事はせず、彼らの忠誠に感じ入ったかのように目を細めながら距離を取る事に成功して。
その時、眼に映ったのはイワンの姿>>151]
(154) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
|
|
ふうん……?
[虜にされた人間たちは死んではいないようだった。 そして眷属達にも強い攻撃は下せないのか。
ダメージにもならない攻撃を加え。 対して喰らっても居ないのに戸惑うように退いていく。
その姿を見ると、ケイイチの動きも警戒しながらイワンの近くへと接近して。]
(155) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
|
|
貴方、優しいんだ?
けれど、そんな事じゃあいけないわ。 司祭が庇ったのは、こんな風に相手の戦力を削る事もしない貴方を生かす為なのかしら?
[ミツボシの魔眼。 似たような眼を持つケイイチには影響はないのだろうが。
護符があるとはいえ、イワンはその影響を受けずにいられるのか。]
守りたいものがあるなら躊躇っちゃダメ。 それじゃあ何も守れないわ?
[イワンが戦わない結果として子供達が死んでいく。 そんな幻影が刹那の間見えるだろう。
まずは洗脳ではなく、彼に戦意を持たせるような。 誰か同僚でも居ればその“遊び”に嘆息したのかもしれない。]
(156) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
|
|
[……覚悟を決め、無理に牙を剥き、飛び掛かり様に眷属に爪を振りかざした。砕いたのは脳幹で…つまり頭を、砕く。床の硬さも利用して、押し潰すように。]
クゥン・・・
[嫌悪感か哀しみか、それとも分からない欠如感を感じ、次の攻撃に直ぐさま移れない。赤と灰の飛沫は、商業施設の床に零れている。屍体だ。これは既に吸血鬼に命を奪われた死骸だ。ならば、何が爪を鈍らせるのか。]
[それでも、立ち止まる訳には行かない。大きな隙を付いて襲いかかる低級の吸血鬼を巨体を回転させ、体当たりする様に弾き、柔らかな腹部へ向けて、意識的に爪を突き立てようと]
(157) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
|
|
/* 真坂の魔眼さんからの戦力外通告である…。 ぐすん。
お、おれ、仲間になったらちゃんと働くよ! (おもに魔物の大虐殺が止まるという意味で)
(-40) 2015/01/18(Sun) 18時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時頃
|
[…した時には、魔眼の吸血姫がそこに居ただろうか。 ぱっと低級吸血鬼から退き、戸惑うように更に後退する。 ただ、幻覚の様にイワンの目の前に子供達の死を映すのみであれば、護符自体何も呼応はしないだろう。]
・・・クルル
[勿論、子供達が居れば守る。けれど、……。]
(158) 2015/01/18(Sun) 18時頃
|
|
……優しいけれど、それなりには戦えるのね。
けれど、それじゃあ足りないわ。 もっと頑張って戦わないと。
[魔眼はもう一度幻影を見せるだろう。 その幻影を見たイワンの反応を見たいとでも言うように。 その場からは離れないでいた。]
(159) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
ー商業施設 内部ー [>>135の声が聞こえた建物に侵入した。すると、焦げた肉の匂いが鼻を衝く。見れば、あちらこちらから火の手が上がっていた。]
...くっ。 な、なに...?
[突然襲ってきた頭痛。カリュクスは頭を抱えてカミュエルの背に蹲った。 燃え盛る炎を見ると、思い出す。]
うぅ...ううっ...。 『ーーその痛みが、私を呼び起こす鍵となる。』
[全身を駆け巡る熱き血潮の奔流とともに、何者かの声が流れ込んできた。聞き覚えのある、どこか懐かしさを含んだその声。]
“始祖”、さまっ...。 [苦しそうに呻く少女の口から、その正体が明かされる。
そして、蹲っていた状態から顔を上げたカリュクス。 普段の彼女と違っていたのは、その頬に紋様のような黒い痣が浮かび上がっていたことか。]
(160) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
[冬芽色の双眸を向けて、ミツボシに語りかける。]
クゥン、クゥ 《ミツボシちゃん、今ならまだ…間に合わないかな。 殺し合いなんて止めて、手を引いて…これ以上、被害を出すのを止められないかな。》
[商業施設に入ってから下級の吸血鬼に眷属は見て来た。 けれど、意思ある吸血鬼はおらず。意志ある吸血鬼が、ミツボシだけなのだとしたら。彼女が止めると言葉にしてくれたなら、この…戦いは終えられないだろうか。 望みを託して、語りかける。 緩く、尾を振り、哀しげに。 それは、彼女ひとりだけなら、悲し過ぎると言いたげでもあった。]
[たとえ、同じ幻影を見せられたとしても、それだけは囁かれた筈だ。]
(161) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
/* どうしよう。カリュクスが想像の上を行く存在だった。
そして何となく、こう、常識人がまた一人減っていった予感。
…チャールズ先生!ガーディ!早く戻って来てええ! (嘘です、どうか体調お大事に)
(-41) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
/* そしてイワンの真っ当な説得きた! そうだよ、この熱い展開だよ俺が求めていたのは…。 (お前は何をしている)
(-42) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
うん、まあ。 無理だわね。
[冷たく笑って周囲を示す。
吸血鬼の本能は血を求めて彷徨う。 それを人間は受け入れる事なんて出来ないのだから。
だからこそ、Dark Sixが生み出されたのだ。]
(162) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
[>>157大きな灰狼が、しなやかに蠢く。それは記憶の底に沈むシルエットに比して、ぎこちなく消極的な動きだ。それでもその獣の牙は、爪は、血を舞わせる]
…………。
[肩の修復は終わったし、食虫花もあらかた周辺を喰らい尽くした。しゅるりと最後に花が男の身体に同化して、元通りだ。
――イワンを助けに入るなら、急ぐべきだろうが。
男はその場から動こうとせず、その双璧は無感動に獣の葛藤>>158を眺めている。最初よりも随分と静けさを増したフロア内で、少し離れた場所から二人の会話を黙って聞いている]
(163) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
|
|
[一度、瞬く。守らなければ、子供達は死んでゆく。 それでも、未だ、爪が鈍るのは。]
《僕は、きっと薄情なんだろうな…。 子供に手出しされたくないって言うのに、爪が上手く振るえないなんて。》
[ジリヤの胸を抉った記憶は無い。…無いが故のものだ。 きっと戦えることは戦える。惑っても、躊躇しても、最終的には。 戦いが深まれば、遠慮無く振るう事だって、出来るようにはなるだろう。記憶に無い、嘗ての動きから遠くあっても。 …これは、無意識に、まるでトラウマの様に刻まれた忌避感情めいたものが根本原因なのだ。記憶が無い為に露にならない、ストッパーじみたもの。 けれど、]
ルル・・・ 《…そうか、すごく、残念だな。》
[無理という断定>>162が、爪を振るう切欠になる。 躊躇いながらも、致命傷で無い軌道でも、眼差しを強めて、ミツボシに一撃を振るおうとする。幻影の子供達を守る為にか、それとも今所属しているのがDark Sixであるが故にか、或いはそのどれでも無いのかもしれない。]
(164) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
|
ルル、ル 《僕は、すごく哀しいよ。》
[唸りは小さく歌のように。 血に酔い殺戮を心から愉しんでいた過去を喪った獣は、道を分かつように、“吸血姫”に爪を振るう。]
(165) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
|
[イワンが動いた>>164のと同時、男は一気に床を蹴って飛び出す。言葉もなく、表情には先程までの笑みも苛立ちも失せたまま。
ただ迷いなく、吸血姫の背後から鋭い無数の蔓が襲いかかる]
(166) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
|
……ええ、それで良いわ。
[こちらへと強烈な一撃が振るわれる。 体格もあるのだし、まともに喰らえば大ダメージは免れないだろう。
とは言え、単発での攻撃ならば見切る事はまだ難しくは無い。 ステップを踏むように、その攻撃を見切るともう少し距離を取ろうとして。
背後から蔦が無数に襲ってくる。 それに気が付くと、発火能力を先ほどよりも強く発動させていく。]
(167) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
|
ふふ、やるじゃない。
[周囲を蒼炎が取り巻いていく。 そして、倒れた面々の持っていた爆弾に引火したのか。
商業施設のあちこちで火の手が上がっていくのだ。]
此処ももう持たないわね。 次はもっと、丈夫な場所で遊びましょう?
[炎と爆発の中。 彼女はそこから去って行こうとする。
追撃をかけようとすれば吸血鬼達が立ち塞がるのだろう。]
(168) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
|
[北方の動物は体が大きくなる傾向がある。
獣化という異能を代々継いで来た血脈。過去には狩られ追い立てられた異分子でもあるだろう。
イワンの記憶には無いが、彼の母方は白狼、父方は瘴狼という精神干渉の力を持つ末裔だった。精神干渉は廃れ、妹にだけ先祖還りのように発現したが、代わりの様にイワンは低い精神耐性となった。
それは、イワンが獣化出来る代わりの様に、妹ジリヤが獣化も出来ず物理耐性が低いのと、丁度対とも言えただろう。]
(169) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
|
オォ――――――――――――――――――ン
[吼え、猛る。毛はふわり膨らみ、牙を剥く。 駆けた。蒼炎を燃えるのも構わずに駆け、去りゆくその体へ向けの追撃。当たるかどうかなど、考えてはいない。去りゆくままであれば、せめて吸血姫と眼差しは交差しただろうか? 哀情と親愛を綯い交ぜにした哀しい遠吠えが響く。 最早帰らぬ、ミツボシという少女が居た、日々への*追悼*のように。]
(170) 2015/01/18(Sun) 19時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 19時半頃
|
[蔓は燃やし尽くされたが、男は獲物を後追いすることはなく。 対照的に駆け出していく灰狼>>170を見送りながら、元々彼が死守していた場所へ静かに降り立った。気絶していた人間たちを狙う吸血鬼や眷属を一蹴すると、彼らを火の手から護る壁をつくるように植物を這わせる]
……イワン。
[やがて戻ってきた獣を真っ直ぐ見つめ、酷く優しい声色で獣に問いかける]
この人達は、吸血鬼に虜にされているんだけど。 洗脳を解ける見込みはあるのかい?
[彼が是と、答えるならば]
そう。なら、早く脱出しよう。
[気絶した人間数名を狼の背に蔓で括り付け、出口へ向かって駆け出す。 行く手を阻む魔物を斬り飛ばしながら、火の手が上がり崩れ落ちかける建物内を先導し、外へと**]
(171) 2015/01/18(Sun) 19時半頃
|
|
へえ……
[止めようとした吸血鬼が次々と弾き飛ばされる。
そして、彼女の眼前まで迫るが。 だいぶ勢いを失った突撃はミツボシによって捌かれる。 とは言え、反撃は出来ない程度の突撃であったのだが。]
こちらもね、貴方と教会で一緒に居た日々。 嫌いじゃなかったわ?
[最後にそう告げると手を振って。 まるで帰り道で別れるようにミツボシの姿は闇へと溶け込んでいく**]
(172) 2015/01/18(Sun) 19時半頃
|
|
ー千砂倉タワー 頂上ー ...ふむ、どれどれ。
[強く吹く風に白銀の髪を靡かせながら少女の姿をした何者かは静かに鉄塔の頂点で佇んでいた。千砂倉で一番高いこの建物ならば街を一通り見渡せるだろう、と思ったからだ。
何より、高いところから見下ろすという行為が好きだというのが一番の理由だった。
街はもう、見る影もないくらい混沌に包まれていた。そう感じるのも、依代である“奇跡の子”の記憶からくるものであるのだが。
ふと、先ほどまで赴いていた商業施設へと視線を向けた。ケイイチとミツボシとイワンが対峙していた場所へと。]
久しぶりに表に出てきてみたら...。 どうやら好き放題に暴れているようだな、吸血鬼の姫君よ。
[やがて、瓦礫を吐き出しながら崩壊し、崩れ去っていく。その様を薄ら笑いを浮かべながら、眺めていて
その背後にはカミュエルが神妙な顔つきで、控えている。 主であるカリュクスがいなくとも、誰に付き従えばよいのかは理解しているようだった。]
(173) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
|
|
イメージしてたのと違う気が凄いするw どうみても悪い人じゃないですかーwww
奇跡の子だから何かやってみよーって思った結果 どうしてこうなったし
(-43) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
|
|
おいっ!街守れよ! っていう突っ込みが飛んできそうですね。
(-44) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
|
|
[迎撃を重ねるうち、>>44聞き慣れた声が急を告げた。]
学園が!? ……解りました。ケイイチ、貴方も無茶をしないよう。
[事態は随分と悪化しているらしい。 かつての教え子を見送り、ふと。]
……ん?
[まばらに残る敵は、逃げ惑う一般人を追おうとしない。それどころか、まともな戦闘能力を持たぬ者も見え始めた。 まるで、其処に留まることこそが正しいと言わんばかりに。
最悪の予感に思考が凍り付いた時、脳裏に>>67カリュクスからの報が届いた。]
(174) 2015/01/18(Sun) 21時頃
|
|
………………。
[>>69慌てた声が、市街地へ走る。]
……ならば、ブリッジは私が! 離脱できる者から、市街地へと向かいなさい!
[周囲に誰が居るかは、数える暇もない。 陽動だろうと、敵の進入口となっているのは、確かなのだから。
再び俊足の加護を用い、ブリッジの袂、管制室の入口へと駆ける。 陽動とは言え、地上機動力しか持たぬ者まで雪崩れ込ませられるのは痛い。 ならばまず、ブリッジを封鎖し少しでも外部からの進入を止めようと、端末を取り出した。]
(175) 2015/01/18(Sun) 21時頃
|
|
……パルック、此方チャールズです!
ブリッジ敵戦力は陽動との報あり。 戦力流入抑止、及び最悪想定時対処策の為、非常コード666の使用を申請します!
――――……ブリッジの封鎖許可を!
[管制室の職員は、生き残っているだろうか。 いずれにせよ、長官によるコード承認と平行で此方側でも機器を操作する必要がある。 静まり返った建物。地下へ続く階段を降り、管制室を目指した。]
(176) 2015/01/18(Sun) 21時頃
|
|
[――――最悪想定。 それは無論、都市及び本部が落ちた時の為。
この都市が落ちれば、吸血鬼に対抗できる人間戦力は激減するだろう。 それこそ、狩る者である現状が、狩られる側へと変わるほどの。
だからこそ。 ブリッジを封鎖し、万が一の事があれども相手の戦力を少しでも足止めできるなら。その時間で、外の残存勢力が策を練る事も出来るだろう。
……正直、本部の異能者が自決の間もなく吸血鬼化などしよう物なら、最悪の戦力となるのだろうが。]
(177) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
|
|
しかし、学園ですか。 どうやら、首謀者……若しくは内通者は、都市の内部に巣食っていたようですね。
…………やっと、馬脚を現しましたか。
[男の顔が、憎悪と歓喜の入り交じる笑みで歪む。 無論、思い浮かべるのは“馬鹿者”の姿。]
(178) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
|
|
さしずめ、十年がかりの大芝居……と言った所ですか。 細々と私の機嫌を取ろうとしていたようですが。それも、今日でお終いです。
[そもそも。妹が異能者であったというのに組織の調査から漏れていた時点で、処分の理由は足りていた筈なのだ。 司祭さえ、肩入れしなければ。
>>133>>134当人は隠しているつもりでも、教会の子供達は存外目敏いもので。 男とイワンの事情を知らぬ無邪気な唇がささやかな贈り物の予定を暴露する度、苛立ちは募った。 未だ何も贈られぬのは、>>142>>145妻の事も慕ってくれていたケイイチ辺りがそれとなく気を回してくれていたのだろうか。だとすれば、ありがたいのだが。]
(179) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
|
|
……あの間抜けた笑みも、この日の為に纏っていた物とはね。 全く。私はとんだ道化だったようだ。
[誰に言わぬまでも、何度も迷った。 司祭の言う通り、問えぬ罪なら全てを忘れ新たな人間として受け止めるべきなのか。と。 疑念を捨て今の彼を認める事を、妻は赦してくれるだろうか。と。]
――――カトリーナ。
貴女の仇は、必ず。
[……それも全て、今日のこの日まで。 確信へ変じた疑い。重荷から解放された筈の己の笑い声は。
酷く、乾いていた。]
(180) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 21時半頃
|
/* んむ、このイワンは言わんでも解るあれでそれなにごさんか。
……………………。
………………………………(流石に寒かったか、って顔
(-45) 2015/01/18(Sun) 22時頃
|
|
― 商業施設・1F ―
[吸血鬼達をその巨体で弾き、吸血姫>>172に飛び掛かるも、勢いは相殺され、狼は床に転がる様に体を擦り付け、炎を消して再び立ち上がる。一連の動作だ。 闇へと消える吸血姫を見やる双眸は、やはり敵意を浮かべられず、唯、見送る眼差しだっただろう。 やがて、ケイイチの元へ>>171と駆けて戻って来ると、真直ぐに見つめられた。]
クゥ・・・ 《ケイイチくん、ありがとう。この人達を守っていてくれて。》
[少し恥じ入りつつも感謝に満ちた囁きだったか。拒まれないなら、黒い鼻面をケイイチの掌に押し付けて、ぺろりと手を舐める。]
クーン 《分からない…けど、司祭様ならきっと、助けてくれると思う。》
[問いかけにそう答えると、脱出を促されただろうか。イワンは、蔓で人間達を体に巻き付けられる間大人しくしていた。建物を脱出してからは、ケイイチも背に乗るよう促し、駆け出し始めただろう。 下級吸血鬼や眷属達が邪魔をすれば、強行突破、もしくはケイイチの蔓が相手を切り裂いたか。行きよりも時間は掛かったものの、無事、教会へと辿りついただろう。]
(181) 2015/01/18(Sun) 22時頃
|
|
…………………………
[ふと現れた先。 感情を映さぬ紅の瞳は
ただ静かに、乾いた笑みを浮かべる男の背中を見つめていた。]
(@4) 2015/01/18(Sun) 22時頃
|
|
/* 適当にちょっかい出すスタイル
(-46) 2015/01/18(Sun) 22時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 22時頃
|
/* リアルの都合が見通しつかなかったからぶっちゃけ全然動かなくてもどうにでもなりそうなキャラで突っ込んだら思いのほか暇ができただけどキャラ的にそんな積極的に動けるわけでもないからこんなことになってるわけじゃないぞ!!きっと!!!!(此処まで一息
(-47) 2015/01/18(Sun) 22時頃
|
|
…………?
[>>@4向かう途中、不意に感じた視線。 振り返れば其処には、紅の双眸。こんな場所に現れる筈の無い、正体不明の存在。]
……申し訳ない。 お嬢さん、お急ぎの御用でしょうか?
[なるべく笑みに見えるよう作り、問い掛ける。 管制室へ向かった後は、あの男を探さねば、と。教会からの足取りは解らぬまでも、地の果てまでも追わんとする気概を以て。]
(182) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
|
/* [>>@4やせいの アンノーンが あらわれた!]
[さて、こっからどーしょーかなぁと。]
(-48) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
|
……いいえ。 貴方に用はないわ。
貴方の精神構造、貴方の動向になら興味はあるけれど。
[返される返答は、あまりにも他人事で――――だからこそ上から目線極まりないもの。 観劇としてしか、世を見ぬ異質な者としての言葉。]
貴方の目、今のものから如何変わるのでしょうね。 今は猜疑、憤怒、盲執……といったところかしら。 楽しみだわ。
(@5) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
|
ー千砂倉・学園前ー
[ブリッジを渡り切ると見かける人影は粗方もう人ならざるモノになっていて。 減ってきた銀弾を気にして右手もナイフに持ち替ると、襲い来るモノへ刺突を喰らわせ、市街地を走り抜ける。やっと学園へ到着するもそこは既に屍の城で。]
……ううわ、あ、ひっどいな… これまた起き上がってきたりせんやろな… 大丈夫か、俺やないんやし。
[呆然と立ち尽くし、ぽつり。 はたと我に返り、目的を思い返そうとするが]
って、先輩や、先輩一人やとアレやからて気になっとってその後で頭ん中で声して、やけどこれはもう多分先輩おらんやつやし…やから、えっと、どないしよ、まず…あかん、血減りすぎや。
[思考が回らない、仕方なく銃を取り出し銀弾を鉛弾へと入れ替える。 こめかみへ当て、またぽつり。]
直の死因はノーカンて、便利なもんやわ、ほんま。
[一定のリズムを刻む銃声、それでも脳漿が飛び散る事は無く、寧ろ全身の怪我は癒え、顔色も戻ってゆく。]
(183) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
|
― 教会 ―
[教会には既にガーディが来ていただろうか? 来ていたなら彼と幾つか会話を交わしただろうし、来ていなければ、そのままケイイチと共に、司祭の下へ向かうことになったか。 自分の体から、魔眼により虜となった人間達を降ろすと、完全な獣化を解く。…物陰で。服がちゃんと戻ったのなら、安堵しながら物陰から出て来る。]
司祭様、…この人達、その…… ミツ…吸血鬼に、虜にされてるらしいんです。
[イワンからは上手くミツボシのことを言い出せなかったが、ケイイチが要領よく説明し始めるなら、イワンは彼の話を邪魔することは無いだろう。]
司祭様は護符を作れる…んですよね。 なら、精神浄化…とか、その、詳しいことは、分からないけど、彼らの呪縛を解けませんか。
[司祭は難しい表情をしていたが、やがて了承し人を安心させるような笑顔を見せただろうか。…後方支援部隊長>>13…その役職柄と人生経験は、彼に深い叡智を与えているのだろう。]
(184) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
|
[10回目の銃声の後、少し長い沈黙。 ぱちりと目を開き立ち上がれば口調は元に戻り、思考も冷静に。 まずは先輩に連絡をと思った矢先に響く着信>>99、応答する。]
はい、了解です、任せてください、先輩、無事で、どうか。
[要らぬ心配をかけぬ様、淡々と答え、教会へと急いだ。]
(185) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
|
――――……それは、どういう…………。
[>>@5返された返答は己の正鵠を射た物で。 ただ、だからこそ。その無機質な双眸に、咄嗟に言葉を紡ぐ事もできず。]
……………………。
……物見遊山なら、もう少し安全な所でなさっては如何でしょう? 少なくとも。こんなおじさんより面白い物は、山ほどあると思いますよ。
[敵意が無く、吸血の衝動もないのなら。と。 そもそも、纏う気配のは異質さは、その存在自体も異能を持つ者以外気付く事はなかろう、と。
用がないというのなら、と言わんばかりに。 男は踵を返し、管制室へ向け靴の音を鳴らす。]
(186) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時頃
|
ご親切にどうも。 だけど、私という領域《存在》は何者も侵せない。
[最も、目の前の男はそんな事も気付けぬ程愚鈍でもないようだが。 踵を返す背に、くすくすと軽やかな-嘲るような-笑い声を上げ]
喜びなさい。この宴を。 何者かが起こした、血の惨劇を。
此度、貴方が何を成そうと、それを責める者はきっといないわ。 だって、非常事態なんだもの。
[陶磁器のような唇を吊り上げ、少女は哂う。]
悦びたいのでしょう。貴方も。
だって――――
(@6) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
|
――結果はどうあれ、積年の望みを叶えられるのだものね?
[男を否定も肯定もせず、ただ少女の形をしたモノは論う。]
(@7) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
|
/* 傍観者が煽って来てる…!
(-49) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
|
/* 上から目線で無責任に煽るだけの簡単なお仕事
(-50) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時頃
|
[>>@6>>@7……ぴたり。 続く言葉に、足を止める。]
…………。
………………成る程。
[“責める者”、“結果はどうあれ”。 それは全て、【別の答えがある】前提。
例えば、彼女が何かを知るのならば。 或いは、男の独白が聴こえていたのならば。
さもなくば。 紅い瞳が、人知及ばぬ深淵を見透かしているのならば。]
(187) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
|
[だから。 男は一度だけ、振り返り。]
――――…………ご親切に。
ありがとう、ございます。
[首謀者では無いのだとしても。 始末するならば、“絶好の機会”なのだから。
細めた瞼で、洩れ出ずる真相を押し潰すが如く。 至極晴れやかな、笑みを浮かべた。 ]
(188) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
|
/* これは…初回死亡か。 いや、殺し返す、か。
(-51) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
― Dark Six本部・>>176 ―
……了解した。
ブリッジを封鎖、同時に千砂倉周囲に防護結界を展開する。
[チャールズの進言を受け入れ。
ブリッジの封鎖許可を出すと、それと同時に。
海と空からもある程度までの出入りを制限する結界が発動される。]
(#1) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
――――どういたしまして。
[晴れやかな笑みに、蟲惑の微笑みを返す。 傘を開き、くるくると目の前で回す。]
自分の心に嘘を吐かないのね。 正直なのはいいことだわ。
[ぴたりと止めた傘の隙間から目を覗かせ、笑みの形に歪めて]
邪魔して悪かったわね。 貴方はただ、欲のままに疾りなさい。
[それだけ告げると、夢幻のようにその場から消えうせた。]
(@8) 2015/01/18(Sun) 23時頃
|
|
― 教会 ―
宜しくお願いします、司祭様。
[はぁ、と安堵の溜息を洩らした。 司祭は一室を使い、解呪を執り行うと言う。 後は任せ、元の場所へと戻って来た。*]
(189) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
|
抱えた胸の裡が澱のように黒ければ黒い程、その禍根は絶つべきよ。 復讐って、なんだかんだ言って自分が一時期気持ちよくなりたいだけだもの。
[遥か上空、黒衣の少女は一人呟く。]
たとえそれが、後に別の苦悩を引き起こしてもね。 それはそれで、見ていて楽しいもの。
望みを叶えた先に何もない事くらい、わかっているのでしょうし。
[つまらなそうに呟き、紅い瞳はまた別の演者を探す。]
(@9) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
―商業施設・1F―
[感謝に満ちた囁き>>181に、静かに返す微笑。瞳に宿るのは昏い影。場合によっては寂しげな、何処か泣き出しそうな顔にも見えただろう]
……俺は何もしていないよ。 護ったのは、君だ。
[彼へ向けた言葉は謙遜ではない。自分が初めから全て対処していれば、おそらくこの人間たちは死んでいた。救うなんて選択肢は最初からなかった。何時からだろう、犠牲を厭わなくなったのは。時折我に返り疑問に思うこの心も、きっといつかは消えるのか。 彼が触れるのを拒むことはない。ただ、指先は怯えるように微かに震えた]
なら、行き先は教会だね。 留守を頼んだガーディも気になる。
[司祭の名に頷き、そのまま数名の人間を連れて教会へ。蔓が命を切り裂く度に、何かが擦り減っていく]
(190) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
|
……………………。
[>>@8夢幻の如く消えるのと、満面の笑みが消える刹那歪んだ悦びが滲むのと。 どちらもほぼ、同じ頃合い。
憎悪は何も生まずとも。 夢も過去も、記憶すら喰らい、蝕む物。 その後の代償が、いかなる物だとしても。
男は再び、管制室へと駆け出した。]
(191) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
|
!!!
…………ちっ。
[管制室のドアを蹴り破れば、其処には、倒れ伏す職員と吸血鬼の姿。 管制室の職員は下位ハンターの筈だが、どうやら侵入者と相討ちとなったらしく。
カードキーを取り出し、機器を確かめる。 >>#1先程のパルックの言葉通り、非常コード起動待機状態となっているのを確認して。]
『……防護結界、展開確認』 『パスコード入力……“WINTERHEARTS”、承認』
[機器のパネルに触れていけば、機械音声が管制室に響く。]
(192) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
|
――――『非常コード“666”、起動』
[そして、轟音と共に、外部カメラの画像が降りていくブリッジを捉える。 ブリッジの上に居た者は、都市の内部へ。都市の際に居た者は、展開済みの結界の余波でも受けていただろうか?
コード起動の音声は、千砂倉全体に響くだろう。 都市の封鎖を告げる、緊急の伝令として。]
(193) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
|
―教会―
ガーディ、いるかい?
[戻って真っ先に後輩の姿を探した。彼の様子が不安定なのは分かっていた。分かっていながらも教会の護衛を託したのは、その実力を信頼しているからなのだけれど。 その姿を見つければ、まずは無事を確かめれば、安堵の息を吐いていつものようにその頭を撫でる]
急なお願いをして悪かったね。 ありがとう。
[男の方も修復済みの為、現時点では怪我はない。まあ、服の左肩が破け裂けているので、何かあったことは察されるだろうが]
少し厄介なことになった。後で詳しく説明するが――…。
(194) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 00時頃
|
ー教会ー
[到着すると直ぐ司祭が替えの服と補充の銀弾を渡してくれた。 話>>102を通してもらえていたようだ。 ありがたく受け取り、やるべきことを尋ねる。
子供達の避難を先ずと言われ、それが終われば教会周辺の護衛をと。 屋根に登り近づく影が見える度、撃ち落とし、撃ち倒し。 逃げてきた人々がいれば正気を保っているか確認の後教会へ匿いもしただろう。
補充した銀弾が7割程になった頃、大きな白狼の姿が見えた。 慌てて司祭へ伝えようとしたが、目を凝らせば見覚えのある蔦が。 それでも一応と司祭へ尋ねると、白狼は教会で働く青年だと言う。
それならばと安心して2人を出迎え、意識の無い人々を不思議に思い眺めながら話を聞く。 吸血鬼の虜、それが治るものらしいと聞けば先程までの狙撃を思い出し幾らかの罪悪感を覚えていた。]
(195) 2015/01/19(Mon) 00時頃
|
|
[言いかけたところで司祭もやって来てくれた。小さく頭を下げる。 獣化を解いたイワン>>184が話し始めるのを見守り、彼が言葉に詰まったなら重ねるように報告し始めた。傍らの後輩へも、同時に語り掛けるように]
吸血鬼の首謀者が判明しました。ミツボシです。 彼女は魅了術を使っていたので、 高位の吸血鬼とみて間違いないでしょう。 いえ、下手をしたらそれ以上の存在かもしれませんが。
…………、イワンは。
イワンは魔眼を受けたこの人間達を救いました。 "今回の事件に関して"は、彼は無関与であると俺は判断します。
[淡々と、感情を殺した声で告げる。>>195不思議そうにする後輩へは、吸血鬼の魔眼についての説明を加えて。 司祭が解呪を試みることを了承して笑顔を見せれば、お願いします、と再度頭を下げた。男の表情に、感情の色は戻らない]
(196) 2015/01/19(Mon) 00時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 00時頃
|
― 回想・商業施設 ―
[ケイイチの眸に宿る昏い影を見上げた。小首を傾げるように傾け、微かに震える手をもう一度ぺろりと舐める。]
クーン 《ケイイチくん》
[躊躇うように。けれども、囁きは落とされた。]
ゥー・・・ 《君に、神様のご慈悲がありますように。》
[大きな尾をふさふさと揺らして冬芽色の双眸はずっとケイイチを見上げていた。]
(197) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
/* ガーディ君が好きすぎて、話しかけたくなるのをいい加減俺は我慢した方が良いですね、分かります。
(-52) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
オーォ・・・ン 《僕にはよく分からないけど、 神様はずっと見守っていてくれるらしいから、 君はきっと大丈夫だよ。 駄目だったら、神様に届くように、僕が、祈ってみるから。》
[鼻をくんくんと鳴らして、多分人の姿ならにこにこした笑顔を浮かべるような愛情表現を全身で表す。ケイイチが何に怯えているのかは分からない。 浮かぶのは赤い瞳のことだが、それだってよく分からない。けれども、愉しげに細められていたあの眼差し>>92は、慌てもしたけれど、何処か、郷愁を感じていた。何処かに置き忘れて来た、記憶のような。*]
(198) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
― ??? ―
さて……
[もう教会へは戻れない。 少なくとも、自分が勝利した後でないと。
そんな事を考えつつ。 ブリッジと商業施設に居た吸血鬼サイドの戦力は千砂倉各地に散らばっていく。
陽動もだいぶ上手く行っているようで。 盗聴器から聞こえてくる音声は混乱するDark Sixの現状を示しているようだった。]
(199) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
― 回想 ―
……そうか、ジリヤはまだ……。
[久方ぶりの帰宅。 結婚に伴い後方支援部隊を引退し、教会の子供達の世話を手伝う妻からの報告に、コートを脱ぎながら眉根を寄せた。]
数は減っているとは言え、奴等の拠点はまだまだ多い。 その中から一人だけを捜すなど、それこそ、砂漠の中から針を拾うような物だろう。
[嘆息と共に、教会住まいからハンターとなった少女を思い浮かべた。 吸血鬼に荷担する兄を取り戻すのだ、と。語る眼差しの真っ直ぐな光が、痛々しくて。]
(200) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
司祭も、諜報部とは別口で調査を進めていると仰っていたが……
…………いや、そう睨むな。 私とて、あの子達を不憫に思ってはいる。
……だからこそ、言いたくもなるのだよ。
[ただ。本当は。 この時、司祭の調査報告には、それらしい男の姿が上がっていたのだ。
自分もまた、幾度か目撃し、見知っていた。 ジリヤから聴取した特徴の残る、恐らくは彼なのだろうという、イワンと呼ばれる男の姿。 殲滅任務で見かける度、彼の名を呼び掛けてはみたが。声が届いたのか、自分の姿が見えたのかは、知れぬまま。]
(201) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
解っている。
あれだけ立派な子の兄なんだ。 本来、さぞ優しい男なのだろう。
……私も、万が一それらしい見掛けた折には、必ず司祭へと報告しよう。
[だが、その結果は暫しジリヤには伏せる事となった。 まだ裏が取れぬ中、年若い彼女が憶測だけで無茶をしないように。もう少し話が定まるまで、告げるまい。と。
報告書には、イワンの特徴が綴られ。 その中には一文、“異能:兆候なし”と記されていた。
無論、教会に居合わせ迎撃に回ったであろう妻は。 生涯、その情報すら知る事はなかったのだろうが。]
(202) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
― 現在:教会 ―
[>>14以来、男は彼を名で呼ぶ事を止めた。 妹の心も知らず。その妹と兄とが平穏に暮らせる日々を祈っていた者の存在も知らず、挙げ句全てを無くした男など。“大馬鹿者”で、充分だ。 調査書の記載で異能に付いて触れられていなかったのも。恐らく奴の同胞が裏で手引きをしていたのだろう、と、男は推測していた。]
…………おや。 いけませんよ、今はとても危ない時なのですから。
[駆け付けた教会。 門の辺りで、避難民受け入れ用の区画から抜け出したらしい子供の姿を見付け、嘆息を洩らすも。]
(203) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
ああ、けれど。
“馬鹿者”……いえ。イワンは、此処に居ますか? もし居るのなら、チャールズが呼んでいたと、伝えて貰いたいのですが。
……ふふっ。 内緒のお話なので、彼以外には内緒で……ね?
[門越しにしゃがみこみ、にこりと笑いかけると。 子供は踵を返し、教会へと駆けていった。
そう言えば。 ジリヤも丁度、あんな色の瞳だった気がする*]
(204) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
|
|
― 回想・教会 ―
ォン! 《君とは初めまして…かな。 僕はイワン。異能は獣化だよ。》
[ガーディ>>195が迎え入れてくれたなら、人々を背中に乗せながらも尻尾を振り、囁きで自己紹介をしただろう。*]
(205) 2015/01/19(Mon) 01時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 01時頃
|
ー出迎えー
[内側からドアを開くのと、外側からドアが開くのと、おそらくほぼ同時だったであろう。 礼を言われ、頭を撫でられれば引き締まっていたその表情は崩れ、何処か今にも泣きそうで。]
大丈夫、でした、よ。 先輩は…大丈夫じゃ、ないですよね、それ 厄介…?何があったんですか、?
[泣いている暇はないと堪え、2人の話>>184>>196に必死で追いつく。 ミツボシが本当は高位の吸血鬼で、魔眼による魅了術なる物があって…想像もしていなかった、聞いて尚信じがたい事態。しかし2人の様子を見る限り事実なのだろう。
話が終わり司祭が別室へ向かえば、先輩の方へ向き直り、その表情をまじまじと見つめる、感情が抜け落ちた様な目を見て、堪えていた涙が零れる。]
先輩、無事でよかった、です、けど、でも…!
[歯切れの悪い言葉、言うべき事言いたい事が上手く出てこない。 あんなこと>>9を言っておいて結局実現していない事、学園へ向かうと伝えてもらった時に後を直ぐ追わなかった事…募る後悔が処理しきれない、口惜しさが嗚咽へと変わる。]
今からでも、何か、何か僕には出来ませんか…!
(206) 2015/01/19(Mon) 01時頃
|
|
― 現在・教会 ―
[先程のシーンを思い出す。淡々と語るケイイチの報告>>196を。…「"今回の事件に関して"は」]
(きっと、僕は、殺してるんだろうな。)
[覚えてなくても、分かる。人々の見る眼差しに含まれる棘に、降り注ぐ言葉の刃、無数の言い知れぬ殺意は。何の記憶も無い時分から降り注いでいた。 簡単な事も、最初は出来なかった。組織の構成員から“馬鹿”と言われるのとは別の、本来の意味で、馬鹿だと言われることだって、多い。]
[もし] [もしも] [記憶が戻ったらどうなのだろう]
[考えたことがある。異能を使いこなし、もしかしたらもっと皆を助けることだって出来るんじゃないかと。致命傷を躊躇わず行えるのではないかと。けれども、人々の眼差しが、別のことも考えさせた。]
[それだけの憎悪を向けられる所業をした自分は何だったのかと]
(207) 2015/01/19(Mon) 01時頃
|
馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 01時頃
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る