236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2015/08/19(Wed) 02時半頃
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平和は、いとも簡単に失われた。
(#0) 2015/08/19(Wed) 02時半頃
ここは、ヴァルツムントと呼ばれる街。
自然豊かでのどかな、平和そのものの街だった。
ある日突然、街に悪魔が現れるまでは。
(#1) 2015/08/19(Wed) 02時半頃
もう、何人が死んだのだろう。
疲弊した街は、今や救けの手を求めるのが精一杯だ。
落とす涙も枯れはじめた街の門を、今日もまた英雄候補がくぐる――
(#2) 2015/08/19(Wed) 02時半頃
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[深い、深い、漆黒に近いほどの、緑のローブ。 銀糸の髪を括りなお背に流す姿は、ともすれば一国の姫の忍び姿に例えられてもおかしくない。
その手に、太くたくましい鎖を持ってさえいなければ。]
(1) 2015/08/19(Wed) 12時半頃
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[真鍮製の鎖の先は、屈強なドラゴンの轡に繋がれていた。 深い翡翠の鱗に全身を包まれた竜は、女が五歩進むごとに一歩、のし、のしと従順に後につく。 ヴァルツムントの門は、もう目の前にあった。]
大丈夫―― 悪魔など、わたくしのラスタバンの敵ではないでしょう?
[そっと、竜の首筋を撫ぜる。 女は、静かに微笑んだ*]
(2) 2015/08/19(Wed) 12時半頃
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[五歩と一歩の不思議なリズムは、街の中に入ってからも乱れることはない。 鎖をじゃらつかせてヴァルツムントに踏み入れば、「ひっ」と喉から小さく引きつる音をさせて、そのまま座り込み後退っては何度も地に頭をつけ礼繰り返す姿、多々。 そのため、大きなラスタバンでも苦労なく街中を歩けたのだ。]
ふふ。 みな、あなたの力を求めて、頭を下げているわ。
[がんばらなくてはね、とまた竜の背を撫ぜた。 無論、街人は突如村に入り来た竜の姿に恐れ慄き、命乞いをしているのだということは、語るまでもない**]
(3) 2015/08/20(Thu) 02時半頃
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[──ざくり、ざくり、と。 砂利を踏む度、革長靴の金具が鳴る。 目新しい街並みを見渡せば、一時そこに立ち止まる。 その出で立ちは旅の者、とするには軽装だが其所の様子を計ろうする眼差しは余所者である事を示している。 眼光は、鋭く。険しい面持ちで暫く往来に佇んでいたが。
不意に相好を崩したような弛く腑抜けた顔に変わった。]
(4) 2015/08/20(Thu) 13時頃
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/* ひえーヘクターだ! すき……
(-0) 2015/08/20(Thu) 13時頃
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/* 腑抜けた顔に変わるのかわいい
(-1) 2015/08/20(Thu) 13時頃
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思ってたより良さそうなとこじゃねぇか。 まずは、骨休めと行くかね。
[独りごち、酒場の看板を探して歩き出す。 砂利を踏む音が往来の中へと紛れていく。]**
(5) 2015/08/20(Thu) 13時頃
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[宿を探して街を歩くうち、不意にうるる、と竜が喉を鳴らした。 警戒を示す音に顔を上げるが、特に何があるとも感じられない。]
変な子。
[くすくすと笑って、竜を宥める。 竜自身も、ふっと消えてしまった鋭い緊張感>>4に、狐につままれたような顔をして警戒を解いた。 周囲の家々と同じくらいの大きさの竜を、旅の男が見たかは知らない。 少なくとも竜使いの呑気な女は、男のことを認識はしなかった。]
(6) 2015/08/20(Thu) 19時頃
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――黄金の林檎亭――
ここかしら。
[くるくるきいと鳴く風見鶏見上げて、ぽつ。 鉄だけでなく生きた鶏も元気そうなここが、旅人向けの宿のようだった。]
今日は厩以外を貸してもらえるといいわね。
[今まで、いつも満室だと断られて厩ばかりを充てがわれてきた。 野宿よりはいいが、ベッドが恋しい。 竜連れである以上王都や相応の施設を備えた宿でなければ土台無理な話だが、苦し紛れの宿屋の言い訳を信じ続けてきた女はそれにまだ気づいていない。]
(7) 2015/08/20(Thu) 19時半頃
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オーレリアは、今日も、ベッドにありつくのは難しいだろう**
2015/08/20(Thu) 19時半頃
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[通りすがった若者を掴まえ、道を訪ねようとした時。 通りの向こうに流した視線を留め、動き止む。]
……ん?
[と、訝しげに片眉を上げて。 胡散臭げに此方を向いていた若者は、その隙に男の手からするりと離れて行く。 相手が逃げる様子には構わずに。 男はその巨躯から暫し目を逸らせなかった。>>6 竜が此方の気配を一時悟っていた事までは気付かず。 向ける視線は、好奇の目である。]
へぇ、竜使いか。面白れぇのが居るな。
[街中、通る人波に混乱もなく。 当の竜が大人しくしているのであれば、其処に従わせている者が居るのだろう。]
(8) 2015/08/20(Thu) 20時頃
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[この街の噂は聞いていた。 訪れた訳は勿論それだが“善い行い”をしに来たつもりはなく。 かといって、悪業を働くようないわれもない。 単に生臭稼業の男が、金になりそうな話はないかと鼻をきかせて脚を向ける気になった。 それだけの事。
──どんな奴か見てみたくはあるな。
竜の姿に、好奇心を募らせる。 危なっかしい事に首を突っ込まざるを得ない生来の性格も、男をここに向かわせた由縁だろう。]
(9) 2015/08/20(Thu) 20時半頃
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/* エンカするものなのかどうか、非常に悩んでいる()
(-2) 2015/08/20(Thu) 20時半頃
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[竜の方に向かおうとして、その時。 不意に、右半身に衝撃を受けてその場によろめく。 驚きに見開いた目を上げれば、此方にぶつかって来たと思われる男の走る後ろ姿。 それを見とめると、忌々しげに舌打ちする。 だが、ふと。]
──……。……ん?
[右の腰に下げていた何かの重みが欠けている。 それに気付き、はっとして視線を下ろした時にはもう遅い。 剣吊りに掛けていた短剣が消えていた。]
──あっ!!あの野郎!! くそが、待て!!おい、誰かそいつを捕まえてくれ!! この、待ちやがれ!!ぶっ殺すぞ……!!
[かっと目を見開いて顔を上げ。 怒号を上げながら慌てて、その背中を追う。]
(10) 2015/08/20(Thu) 21時頃
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─数刻後・酒場のカウンター─
…………。こりゃだめだな。幸先悪りぃぜ。
[ぼやきながら。 エールをやけぎみにあおる姿が、其処にあった。 右腰の剣吊りは、空のまま。]**
(11) 2015/08/20(Thu) 21時頃
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/* なっげーわw
(-3) 2015/08/20(Thu) 21時頃
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……だめね。
[厩を貸し出す手続きとベッドを借りたい女のやりとりは平行線だったが、仕方なく女が折れた。 馬止の杭に鎖を絡ませる。こんなことをしなくても賢いラスタバンは何もしやしない、と女は内心怒っていた。 勿論、厩に置く以外に巨躯の竜の居場所がないだけだ。竜が何かした時点で、この宿は終わりなのだから、貸すという判断をしただけでも、多少なりラスタバンは信頼されていた。 そうとは知らずに、女は憤慨していた。]
(12) 2015/08/20(Thu) 23時頃
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[怒りを静めようとため息を付き、ラスタバンを繋いだまま、今度は街を見て回ろうかとした矢先。 真横を駆け抜けて、目の前の路地に入るなり肩で息をする影が見えた。 ここまで来りゃもう大丈夫だろう、と大きめの独り言まで、聞こえてきた。]
何が大丈夫ですの? 何かから、逃げていらしたの? わたくしに、何か力になれることはありませんか?
[路地へ向かい、戦利品の短剣を眺める背に声をかけた。 あろうことがスリのこそ泥>>10に、協力を申し出る。]
(13) 2015/08/20(Thu) 23時半頃
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げほっ ごほ、ごほっ
[咳で目が覚めた。 見慣れたというにはまだ日数が足りない天井を見上げてゆるりと瞬く。 怪我もだいぶ治ってきているが、休息を欲する体の望むままに睡眠をとっていれば、今が何時なのかなどが怪しくなる。 寝起きで嗄れた喉が痛い]
――はー。
[ベッドの脇に置かれたテーブルの上。 水差しから水をついで喉を潤す。 柔らかい声が毀れ落ちた]
(14) 2015/08/21(Fri) 01時頃
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[この街にきて受けた依頼で、一緒に組んでいた人たちはいなくなった。 そのときに負った怪我でしばらく宿屋暮らしをしている。
できれば早々に立ち去りたかったのだけれども、この怪我でほかの街に行くほうがよほど自殺行為だ]
飯、いくか。
[のそりとした動きで服を着替え。 包帯はそのままに、階下へと下りていく**]
(15) 2015/08/21(Fri) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 01時頃
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/* >>10のスリになろうかと思ったが、とっつかまっている場合の入村文が浮かばなかったので断念した。 残念だ……
どうもsinotakaです、これからしばらくよろしくお願いします。
(-4) 2015/08/21(Fri) 01時頃
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/* メルヤ! 使うかどうか迷ったメルヤちゃんだ! かわいいのうかわいいのう
(-5) 2015/08/21(Fri) 01時半頃
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へ、……えっ…?
[こそ泥はびくりと大きく肩を跳ねさせ、振り返り女>>13を見る ぎこちなく笑みを浮かべ、短剣を後ろ手に隠し一歩二歩と後退り。]
い、いえ……
[何と言えば誤魔化せるだろう、そう思考を巡らせるもふと気付く 何にも気付いていないらしいこの女。利用出来るのでは、ないだろうか。お人好しか箱入りの令嬢なのか本人だって力になろうとしてくれてるわけだし。 泳ぐ視線が彼女を再び捉えた時には悲しげな表情で]
……変な男が喧嘩を売ってきて、私を殴ってお金を奪ったんです。 何とか逃げてきたけれど…これじゃ、宿にも泊まれないなあ。
[精一杯哀しげな声を発して、眉を下げる。 心優しい女が哀れな青年に金を恵んでくれることを祈って**]
(16) 2015/08/21(Fri) 01時半頃
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/* 入村想定外すぎるだろこれかっこよすぎか
(-6) 2015/08/21(Fri) 01時半頃
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[路地裏の男は、慌てたように短剣を隠した。 抜身の武器を持っているなど、街中で見られたいものではないだろう。竜使いは珍しく、気づいていながらにして知らぬふりをした。]
まあ……なんてこと。 それでそんなに弱った顔をしているのね。
[こちらも旅暮らしで、湯水のごとく溢れる財源を持つわけではない。 加えて宿の部屋は厩と来たものだから、相部屋をする発想もない。 こそ泥男の作った表情より、うんと悲しげな顔をして、力不足に俯きながらゆるく頭を振った。]
ごめんなさいね、宿に泊めてあげることは出来ないのだけれど、その人にお金を返してもらうよう、わたくしが話をしてくるわ。 ねえ、その人のことを、わかるだけ、教えてくださる?
[だから、報復なんて考えてはだめよと静かに諭す。 短剣は、金を奪った犯人に向けられるはずものだったとすっかり思い込んでいる**]
(17) 2015/08/21(Fri) 02時頃
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/* でも本当人いなさすぎて泣くかと思ってたのに集まりはじめてるの本当ありがたいことです
(-7) 2015/08/21(Fri) 02時頃
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は、はい……?
[こちらの作ったものとは違う、本当に同情しているのだろうと分かる表情。これはいけるなどと一瞬思ってしまったのだが。 女の言葉はこちらの欲しかったものではなく、いやむしろ非常に面倒な展開を予期させるような……。困惑を隠せず女を見る]
駄目ですよ、そんなのお姉さんが危ないじゃないですか! わ、分かりました…私は大丈夫です、お金はなんとかしますので!では!
[欲を出しすぎたということか、しかし大の男が殴られて逃げてきたと言えば華奢な女が向かって行こうとなどしない筈だったのに。 短剣のことも何か勘違いしているようだし、このまま相手をしているとあの男にまた出会うことになりかねない。 慌てて路地の奥へと駆けていく**]
(18) 2015/08/21(Fri) 09時頃
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[ぶすっとして、エールを傾ける男。思案している。 考えているのは無論、盗まれた短剣のこと。
──あれは、ただの武器では無い。
欠けたままでは、色々と困る。 店主や客を掴まえて、いい武器と呪具をさばく店が無いか聞いてみたが、どうも眉唾臭い話ばかり。]
……ちっ。験が悪りぃってんだよ。
[またぼやき考えて。はぁっ、と短く息を吐いた。 仕方ない。やるしかないだろう、と。 エールを持たない左手をカウンターの陰に隠し、呪文を口にする。]
──Pwazon sèpan <毒蛇>
[手首に着けていた革のブレスレットが、すうっと形を変える。 黒く、滑らかに鱗を輝かせる小さな蛇へと。]
(19) 2015/08/21(Fri) 09時半頃
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[視線は店の壁、前へと向けたまま再びぼそりと呪文を口にする。]
……Sagase <探せ>
[その言葉と共に、するりと黒蛇は男の手から落ちると床を這い姿を消した。 死ぬ毒ではない。 ただ、噛まれれば暫く身動きは取れなくなるだろう。 仕事以外で術を使うのはさけたかったが。]
──しゃあねぇわな。
[呟いて、またエールをあおった。]**
(20) 2015/08/21(Fri) 09時半頃
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/* そのままsagaseにうっかりなっとった ま、間が抜けてるから……()
(-8) 2015/08/21(Fri) 09時半頃
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はぁ、ったく……変な女に会っちまったな
[人目につかない路地裏、女に出会った場所より更に奥の入り組んだ道をここ数日で馴染みとなった店の一つを目指して歩く。 さっさと金にしてしまいたい、今回のものはそこそこ上等そうだ、期待出来るのではないだろうか。]
っ…?! 離せっ!!
[気付いたのはそうしてため息をつきぼやいた時、滑らかな鱗を持つ何かが足を這う。…黒い蛇だ! 気配など感じなかったのに、何故。そんな風に考える余裕がある訳も無く、逃れる為に足を滅茶苦茶に振り回して、片手が懐のナイフを掴もうと動く]
(21) 2015/08/21(Fri) 11時頃
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[しかし、しっかりと絡みついていた蛇にその動きは意味が無く。感情の見当たらない瞳はこそ泥に掴んだナイフを振り降ろす暇を与えずに]
あ……
[その牙で皮膚を貫いた。 ナイフは手を滑り落ち、それに続いて身体も冷たい石畳の上へ崩れ落ちる。 短剣を使えば良かったのかもしれない、だが、売り物を汚して価値を落としたくなかったのだ。しっかりと戦利品だけは未だ掴んだまま、何とか這いずり動こうとするも]
……く、そ
[その先が行き止まりであることを目視した後、蛇の毒が回りきったのか動けなくなった。 これは麻痺毒か。蛇は追撃することなくどこかへ消えてゆく。そこでやっとあの男に思い至る。
呪術師だったのか、黒蛇に気配が無かったのも、その為なのだろう。今更気付いても全ては遅い。最早失態を悔やみながら、訪れる時を待つしかなく**]
(22) 2015/08/21(Fri) 11時頃
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[宿の一階に降り、店主へと声をかける。
食事を求めてみたものの、昼には遅く、夜には早いという中途半端な時間で飯の用意はできないと言われてしまった。 もとより、宿を取ったときに食事の提供時間を過ぎれば用意できないことは伝えられているから仕方がないとため息をひとつ]
外にいくか。
[夜まで待つのは少々つらい。 店主に鍵を預けて、宿を出た]
(23) 2015/08/21(Fri) 11時半頃
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― 酒場 ―
[宿から少しばかり離れたところにある酒場へ足を運ぶ。 ここならこの時間でも食事がでるときいたからだ。
それなりににぎわっている店内を軽く見渡し。 カウンター席の空いている場所へと向かう]
おやっさん、スープとパンと、シードル。
[簡単な食事を頼み、出てくるのを待つ間。 ふと一つ二つ離れた場所に座る男>>11が目に入る。 なんらかの力が動いたような気もするがそれが男の所業であることには気づかないまま。 出てきた食事を受け取って、のそのそと食べ始めた**]
(24) 2015/08/21(Fri) 11時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 11時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 11時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 11時半頃
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[しゅる、と足元を登ってくる気配を知ればちらりと視線を下ろす。 身体を伝い、するすると枝を巻くように感触は左手首を目ざし。 やがて、小さな黒い頭が元あるべき場所へと戻る。 すうっ、と黒革に戻ったそれにニヤリと溢した。]
──いい子だ。
[呟いて、椅子から立ち上がる。 店主に問うた勘定をカウンターに置き、店を出ようとした所で。 ふと、白い包帯に巻かれた首筋が目に留まる。>>24 その背後で立ち止まり。]
あんた、ひでぇナリだな。 悪魔に甘噛みでもされたか?
[傷だらけの姿に、そんな冷やかしの言葉を投げる。 応えはあったかなかったか。 そうして、その横顔を覗きこむようにしてから。]
(25) 2015/08/21(Fri) 15時半頃
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──気を付けな。悪魔だの死霊だのはよ。 一度狙いをつけたら追って来やがる。
[囁いて笑い。 図星なら祓ってやるぜ、と言い残しつつ。 店を出ていく。]
(26) 2015/08/21(Fri) 15時半頃
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─路地裏─
[道など未だ定かでないはずの通りを迷いなく抜けて。 やがて、其処に辿り着くと地面に転がる見覚えのある背中を見つける。>>22 歩み寄り、長靴の爪先でそれを小突く。]
余計な手間作らせやがって。
[その傍らに落ちる短剣。 屈みこみ、それを拾って剣吊りの鞘に納めると。 相手の顔を覗きこんだ。 細みの、整った顔立ちに気付くと鼻を鳴らし。 手を伸ばして、顎先を掴み此方を向かせる。 見据える眼は、暗い怒りを抑えて鋭く光る。]
(27) 2015/08/21(Fri) 15時半頃
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細っちい野郎だな。 ……人様のもんに手つけるってな? 指もいでやってもいいし、人買いに売り飛ばしてやってもいいんだぞ?
[毒づいてから乱暴に男を離す。]
──ま。次はねぇとだけ覚えとけ。
[そう言う頃には、また弛く腑抜けた笑い顔に戻って。 酒が回る足取り、僅かにゆらゆらと揺れながら。 その場を後にした。]**
(28) 2015/08/21(Fri) 15時半頃
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/* あ、握ったままか。なんとかかんとか……!
(-9) 2015/08/21(Fri) 16時頃
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[近付く足音は死刑宣告のよう>>27生きる為に食べ物を盗み捕まって鞭打たれた幼い頃を思い起こさせる。 やはりやってきたのはあの男であった、小突かれ顔をしかめながら、短剣が持ち主の元へ返るのを横目に苦々しく見ていた。]
はっ、使い魔のほうがよっぽど有能だなあ。スリに逃げられた呪術師サン。
[こちらを見据える目に暗い怒りを感じとっても、怯むことはなく唇の端を上げてみせるだけ。そんな顔を向けられることには慣れている。 あの蛇が使い魔と呼ぶべき存在かまでは知識が無く分からないが、まあ間違っていようとどうでもいい。 この男は自分をどうする気だろうか、そちらのほうが問題だ。あまりガラが良さそうではないし、最悪の場合… 悪い方向へ考えが巡れど、どこか他人事のように呑気に相手を見つめていた。]
(29) 2015/08/21(Fri) 16時頃
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[その内容>>28に眉根を寄せても慈悲を乞うことはなく口を閉じるだけ。 好きでこんな身体になった訳じゃねえよ、とは言ってやりたかったけれど。 乱暴に扱われど抵抗も出来ない現状、好きにすればいいと、諦めていた。捕まった同類もきっとそうしてきたのだ。]
は……?
[腑抜けた笑い顔が何を言ったのか、最初は分からなかった。理解が追い付いたのは足音が遠ざかっていくことに気付いてから]
……
バカだなオッサン…そんなんじゃ、また誰かに盗られちまう、ぞ。
[その声は果たしてこそ泥をお咎め無しで見逃した酔いどれに届いたのかどうか。 何もせずに解放するなんて理解し難い、けれど助かったのなら、それは有難いと思うべきなのだろう。]
(30) 2015/08/21(Fri) 16時半頃
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[動けるようになるまでは横たわったまま。 無理に喋るのは止めて目を閉じ、複雑な思いを胸に、誰も通りかからないことを願っていた。**]
(31) 2015/08/21(Fri) 16時半頃
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――路地で>>18――
わたくしは、いいのよ。気にしないで。
[竜の力を人に向けるのはあまり褒められたことではないけれど、悪を懲らしめるために里を出たのだ。 善行のためならば、多少の危険も厭わない覚悟でここに来ていると、一人鼻白む。 さあ乱暴狼藉の悪党は誰だどこだと詰め寄ろうとしたところで、男は路地奥へと走り出す。]
ああっ、ちょっと! 本当に、構いませんのに!
[追いかけようと、女も走り出す。しかして五歩でようやくドラゴンの一歩程度の歩み、走ったところで泥棒稼業の男に追いつける足ではない。 少し奥まった細道でローブを思い切り踏んづけて、情けなく転んだところで短い追いかけっこは終わった。]
(32) 2015/08/21(Fri) 18時頃
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[立ち上がり、路地の湿った土を払う。膝のあたりはしっかり汚れてしまった。 仕方ないかと切り替えて、そのまま路地を出る。 短剣はしまってくれたようだし、お金もどうにかするあてがあるようだった。ひとまずはそれでいいかと。]
……でも、あの方が無事だからといって、悪事を見過ごすわけには行きませんね?
[自問すると、大きく頷き。 そうした輩が金を手に入れてすることは何かと思考巡れば、酒と食べ物に辿り着く。 酒場は行き慣れないが、まずは場所だけでも探しに行こうと、また街中へ*]
(33) 2015/08/21(Fri) 18時頃
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― 酒場 ―
[何かの気配をまたも感じて、スープに落としていた視線を上げる金茶色の瞳をゆるく瞬かせ。 離れた席に座っていた男>>25が立ち上がったのを見てそのせいか、と納得したように頷く。 パンをちぎってスープに浸したところで、先ほどの男が背後で立ち止まったのに気づき]
すこし、へまをしただけだ。
[冷やかしに眉をひそめて短く返す声は、低く聞こえるよう押し殺されたもの。 怪我をしているからと舐められることがないように、地声より低くしている]
(34) 2015/08/21(Fri) 20時頃
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[覗き込み、笑う男>>26に眉をひそめたまま]
知ってる――
――貴方に祓えるのか、アレが。
[だからこそ早くこの街から去りたかったが。 怪我が許さないのだというようにため息を一つ。
言い残された言葉に、ちろりと金茶の瞳をむけ。 背を向けて酒場を出て行く男を見送り]
とりあえず覚えておくか……
[その姿を記憶するように、瞳を細めた]
(35) 2015/08/21(Fri) 20時頃
|
|
[その後もゆっくりとした食事を続け。 酒場に新たな人がきたなら、視線を向けることもあるだろう*]
(36) 2015/08/21(Fri) 20時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 20時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 22時頃
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[使い魔、という言葉には肩を竦めて笑っただけで応えなかった。 そんなモノを従えるような力量は持ち合わせていないが、そう思わせておく分にはいいだろう。 行き際、面食らったような声が耳に届けば鼻を鳴らして笑い。>>30 しかし、肩越しに振り向いた顔は不機嫌そうに眉根を寄せて。]
……口の減らねぇ野郎だな。 裸にひん剥いて表に放り出してやろうか。
[だが、身動き出来ずにその場に転がるだけの相手を今一度、目にすると気も晴れたようで。 短く笑ってから、前に向き直りひらひらと掌を振る。]
はいはい。俺から盗める度胸があんなら、また来いよ。 ……ま、おめぇには、無理だろうけどな。
[それだけ言い残して。 金具を鳴らす、長靴の重い足音は遠ざかった。]*
(37) 2015/08/21(Fri) 22時半頃
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[路地から出れば、人の往来は多くなり。 その中に紛れて歩き出すうちに、ふと酒場で見た金茶色の瞳が甦る。>>35 軽口半分に投げた言葉に返ってきた、あの言葉。
──“アレ”が祓えるのか、と。
一時、驚いてその顔を振り向き見たが。 それは僅かに男の顔に滲んだだけで、相手に伝わったかどうかは解らない。 返事は、曖昧に首を傾げて見せただけで。 武器を取り返すべく、足早にその場は去った。
──“アレ”、か。
得体の知れない物がこの街に居るの事は確かなようだ。 見上げる、あの傷ついた金の瞳が物語る。 脚を運びながら考え。]
……手に負そうにねぇなら、早いとこずらかるか。
[呟き、歩く視線は誰に向けられる事もなく往来の中、進んでいく。]
(38) 2015/08/21(Fri) 22時半頃
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/* 酒場に戻ろうかどうか。 オーレリアが、どこに行くかなんだけど。
多角気にしない人なら、行っちゃうけどどうなんかな?
(-10) 2015/08/21(Fri) 22時半頃
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[立ち去った男が見せた驚き>>38に、この街で噂されていることを知らないのかとも思った。 あいまいな仕草にそれ以上声をかけることもなく見送った後。
ゆっくりと続けた食事も既に空になっている。 いまは残ったシードルを飲みながら、ゆるりと瞳を伏せ]
早く、怪我を治さないと。
[生活していくためにも、何よりもこの街から立ち去るためにも。 今は療養するしかないのが痛いところだ]
(39) 2015/08/21(Fri) 23時頃
|
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[メルヤがこの街に来たのは、血気盛んなパーティーメンバーがこの街の噂を聞きつけたから。 退治できたら有名になれるんじゃないかとか、報奨金がどうとか、そんな夢を見ていた男たちに呆れたようにため息を零しながらついてきた。 結局のところ、あのとき相対したのが噂のモノだったのか、別の魔物なのか、メルヤに区別はついていない。 けれど、実力以上の相手に挑んで壊滅した事実は変わらなかった]
あの男は、どうなんだろうな……
[祓えるような口ぶりをしていた男を思い返し。 しかしそこまで関係してくるとは思えず、まあいい、と残ったシードルを飲み干した]
(40) 2015/08/21(Fri) 23時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/21(Fri) 23時頃
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─酒場─
[再び、其処に脚を踏み入れる。 いつもの好奇心が勝っただけではないだろう。 あわよくば、情報収集でもいけるかと。 目をやれば、その姿が未だカウンターにあった。>>40
店主と目が合えば、注文だけ先に告げて。 辺りを見回すが、カウンターの包帯姿の周りに連れらしき人間はやはり見当たらない。 迷わず、その隣へと歩み寄る。]
──祓い料なら、100ローグってとこだ。
[唐突にそう声をかける。 この街でもおそらく、安いとは言えない単価。 店主がカウンターに置いたエールを受け取り、包帯姿の反応を伺うように視線を向け。]
まぁ、あんたの言う“アレ”が何なのかによるがな?
[言って、にやりと口の端を上げた。]
(41) 2015/08/22(Sat) 00時半頃
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― 酒場 ―
[おかわりを頼むか、別のを飲むか。 迷っているときに近づいてくる足音>>41に気づき、視線を向ける。
唐突に告げられた金額に、眉をひそめ]
高いな……
[用意できないことはないが、何かの依頼でも受けなければこの先苦しくなるだろう金額に、ぽつりと呟く。 エールを手にした男と視線が合えば、金茶の瞳を細めてじぃと見上げた]
私にも詳しいことはわかっていない。 ただ、この街の噂の――アレじゃないかと、そう思っている。
[姿もかわるという悪魔が、本当に相対した魔物だったのかなどわからないと首をふり。 詳しい話を聞きたいなら座れ、というようにカウンターをたたいた]
(42) 2015/08/22(Sat) 01時頃
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――酒場――
[宿を借りるときに、おおよその酒場の位置は聞いていた。 竜に食わせる食事を用意する手間を省ける、体のいい厄介払いに近かったのだろう。 そうとは知らないまま、情報があってよかったと女は酒場に向かった。]
……それで、太陽は、あちらですね。
[場所だけでも探しに行こう、と思ったのは、つまり辿り着く自信がなかったと、そういう話だ。 何度も迷子を繰り返せば、多少の方向音痴の自覚はつく。 迷ったら太陽を見ようというのが、持論だ。]
(43) 2015/08/22(Sat) 01時頃
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[眉をひそめる様子に気付くと低く喉を鳴らして笑う。]
成功報酬だぜ?良心的だろうが。 それに、あんたの話次第だってな。言ったろ。
[目が合うと肩をすくめる。 座れと促しカウンターを叩かれれば、遠慮などなく隣に腰を下ろした。 詳しい事は解らぬ、と告げる顔を胡散臭げに眺めるも。 続く言葉を聞くと、ほう、と相槌を打った。]
悪魔が憑くって話だろ。 ばたばた死人が出てるとは聞いたが、悪魔憑きでそんな騒ぎになるのも珍しいもんだ。 眉唾もんと思ってたが……、そうでもねぇのかい?
[と、包帯に巻かれた相手の腕や首元を視線で示す。]
(44) 2015/08/22(Sat) 01時頃
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[それでも、なんとか比較的スムーズにやってこれたのは、ひとえに自分のいた路地が、酒場からそれほどは遠くなかったから、という一点に尽きる。 これは神の思し召しだと、酒場の前で思わず手を組んだ。]
ごめんください。 ひ……とり、でも、いいかしら。
[人探しをしている、と言いかけたのは、呑み込んだ。 まだラスタバンが居ない。その状態で本当に犯人がいたらと考えると、少し怖い。 我ながらいい機転のきき方だったと思うが、それでもどう思われたのか、視線がこちらへ向いた>>36。 案内されたテーブルへ座る。]
(45) 2015/08/22(Sat) 01時頃
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― 酒場/カウンター ―
[笑う男>>44にため息を一つ。 成功報酬だというのなら法外でもないかと、思いなおして頷き。 隣の席に腰を下ろした男をまじまじと見やる]
悪魔つきなのかはわからないが、凶暴化していた魔物がいたのはたしかだ。 あの魔物はぎりぎり致命傷を負わせたが、倒せたかどうかはわからない。 私とともに居た二人は命を落として、私も危ういところだったからだ。
[思い出した恐怖に声が震えないよう、静かに言葉を紡ぐ。 あれから誰かが死んだという噂も流れた。
ならば悪魔がついたものはまだいるのだろうと、そう思っていると続け]
取り付いた相手次第、といいたいところだが。 力が強くなっている可能性は、ある。
[包帯に手をやり、男に頷いた]
(46) 2015/08/22(Sat) 01時半頃
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[話している途中、店に不似合いな声>>45が聞こえて視線を向けた。 離れた席に座った女に見覚えはない。 視線をはずして、店主に水を頼んだ]
(47) 2015/08/22(Sat) 01時半頃
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……
[投げ掛けた言葉を聞いて男が返す声 生き恥を晒すことを>>37望むわけもなく、それ以上機嫌を悪くさせない為に黙ることにした。 不服さは隠すこともなく、横たわり地面に接したままの顔に表れていたのだろうけど。]
あんたみたいな恐ろしいオッサンのところになんか、二度と行かねぇよ。
[呟き舌打ちしたのはもう足音が聞こえなくなった後。 噂の悪魔とやらの足取りは掴めないし、このしけた街に来てから良いことがない。まあ、見つけたとしても正々堂々戦う気など無いわけだが。 ともかく今は早く痺れが取れることと、もうあの男に出会わず済むことを望むばかり*]
(48) 2015/08/22(Sat) 01時半頃
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[そのか細い声は、場違いな響きとして耳に届いた。>>45 エールを傾けようとしていた手を止め、視線>>47につられて肩越しに振り向く。 テーブル席に一人、腰を下ろすローブ姿の銀髪の女。 場末の酒場の光景には、やはり釣り合わぬ物腰。 物珍しげに、暫し無遠慮な視線を向けていたが。 淡々と続く物騒な言葉に顔をしかめ、隣の顔に目を戻す。>>46]
──じゃあ、本当にソレに出会したっつうことか?
[仲間を失くした、という話には無言のまま聞き入り。 語られる内容に時折、曖昧に首を傾げるも遮らずに相槌を打つ。]
(49) 2015/08/22(Sat) 01時半頃
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……なんだか、そりゃあ。 雲を掴んでるみてぇな話だな。
[何が起きたのかは当人にもはっきりとは解らない。 得体の知れぬ何かと対峙した時の話というのは、得てしてそういう物ではある。 そうは言えど疑り深い性質の男は、少し薄い笑みを浮かべて。]
俺も出張ってみようとは思ってるが……。 やっぱり、この目で見ねぇ事にはどうしようもねぇな。 ──ソレが暴れたってのは、何処なんだ?
[話す声は辺りはばからぬ。 広まっている噂話を口にしているのであれば、それも当然で。 店の中、さほど遠く離れた席でもなければ男の声は耳に届くだろう。]
(50) 2015/08/22(Sat) 01時半頃
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― 酒場/カウンター ―
[店主から水を受け取って、こくりと喉を潤す。 相槌を打ちながら真剣に聞いているように見える男>>49にうなずきを返し]
ああ、この怪我がなければ自分でも信じられないところだ。
[得体の知れない話だろう、と自嘲するように口元をゆがめた]
そうか、止めはしないが気をつけろよ。
私たちが、ソレと出会ったのは、街はずれの墓場近くだ。 墓場へと向かう道をそれると森に続くらしい。 そのあたりで、出会った。
[仲間の敵をとるなどと意気込むつもりはなく。 男へとそのときの情報を渡して]
(51) 2015/08/22(Sat) 02時頃
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私はもう、アレに手を出すつもりはない。
[包帯を巻かれた手に視線を落として、小さく呟いた**]
(52) 2015/08/22(Sat) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/22(Sat) 02時頃
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[水をあおる様子につられ此方もエールに口をつける。>>51 自嘲するように、歪な笑みを作る顔を暫し無言で眺める。]
……まぁ。その様子が普通じゃねぇ事は解るぜ。
[包帯に巻かれた白は、純白では無い。 傷は幾らか癒えた後だろうが、顔の色も冴えが無い。]
墓場か。そりゃまた楽しくなさそうな場所だな。
[告げられた場所には、大袈裟に息を吐き。 内心では、聞いた話を計りに掛ける。
──近くに続く森。墓場。 大方、下等な魔物がとり憑いたか、大型化した獣という可能性も否めないではあるが。
と、思案の後に聞こえた言葉に、気が付いたように瞬きする。>>52 弱々しく伏せられた目。 その金の瞳は、以前は鋭く何かを射ぬこうとしていたのだろうかと。 ちらり、過る。]
(53) 2015/08/22(Sat) 02時半頃
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色々と聞けて助かったぜ。 礼だ、ここは奢らせてくれや。
[そう告げると店主に勘定を訪ねる。 二人分の金をカウンターに置くと、立ち上がりながら。]
あんた、名前なんて言うんだ?
[相手の名を問いながら自らの名前を告げつつ、生業は、口にはせず。 またな、と言い残して店を後にする。]**
(54) 2015/08/22(Sat) 02時半頃
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……ここが、ヴァルツムント。
[明確な高位聖職者の証である、緋の衣を身にまとった老人が、呟いた]
悪魔に魅入られ、主に見放された街か……。
[彼の信ずる宗教の神が正しければ、有り得ないはずの街。 であるのに、それを前にした老人の言葉は、感慨深げでさえあった]
(55) 2015/08/22(Sat) 03時頃
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うむ――よいか、チャールズ。 宿を手配して、荷物を運んでおけ。
儂は、早速、この魔を祓いに、聖なる戦いに赴くとする。
[チャールズと呼ばれたふたまわりほど若い男は、無論、老人に反対する。
この街に到着したばかりで地理も判らないこと。 いかに老人が熟練した聖職者であっても、旅の疲労があるだろうこと。 まして、宿を手配するあいだの自分との別行動は戦力分散に他ならないこと。
だが――悲しいかな。それらの忠言も、頑迷な老人の耳には届かなかった]
(56) 2015/08/22(Sat) 03時頃
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――えい、儂を誰だと思っておる! このヴァーガンディ教区を統括する司祭、ブルーノ・マイヤーだ。
どのような悪魔であろうとも――大丈夫だ、問題ない。
[実力はあれども頑迷固陋な老聖職者は、ひとり、ヴァルツムントの闇に消えた。
――そして、二度と表の世界には戻らなかったのである**]
(57) 2015/08/22(Sat) 03時半頃
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司祭 ブルーノがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(司祭 ブルーノは村を出ました)
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……私は私の立場で許される、最大限の警告はしましたよ。
[溜息、ひとつ。宗教的熱狂のない瞳には、ただ現実的問題に取り組む意志だけが光る]
(58) 2015/08/22(Sat) 03時半頃
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そうですね……、ひとまずは宿をとらないと。
[ブルーノ司祭がお役目を果たされれば、それを迎えればよし。 でなければ――自分ひとりで、この街に生じたという悪魔を祓わねばならないのだし]
……そのあとは、腹ごしらえと情報収集といきましょうかね。
[二頭の馬を引いて、辿り着いた宿の名は、黄金の林檎亭。
竜を連れた女への態度とは裏腹。 宿の主人は、かれが高位聖職者の従者と知れば、あっという間に上等の部屋をひとつ用意した。
藁ではなく綿を詰めたベッド、麻ではなく絹のシーツ。数人が談笑できそうなテーブルと周囲の空間。
ただ、あくまでもひとつである。 チャールズに対しては、藁束に布をかけただけの寝台のある、狭く粗末な部屋が用意されただけだった。 むろん、そんな部屋でも、屋根と寝具があって、扉に鍵がかかるだけ、一般的にはマシというものだったが]
(59) 2015/08/22(Sat) 03時半頃
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……さて。
[上司の帰還を待って宿で時間を潰そうか。 それとも、近くにあるという酒場で先に腹ごしらえを済ませようか。
――少なくとも、ブルーノ司祭が無事に戻るのを待って、食事にするという選択肢は浮かばなかった**]
(60) 2015/08/22(Sat) 03時半頃
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/* わーい₍₍ (ง •̅ω•̅)ว ⁾ チャールズ来たで
(-11) 2015/08/22(Sat) 12時半頃
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[無言の男>>53をちらりと見やり。 包帯へと向けられた視線にゆるりと頷く]
ああ、尋常ではなかったのはたしかだ。
[大げさな仕草に、瞬きを一つ。 相手が信じるかどうかは気にせず、己が体験したことを口にするだけで。
小さくため息をつき。 礼を言う男>>54を見上げ]
たいした話はできなかったが。 ありがたく受け取っておこう。
[代金を支払うというのなら、感謝を述べて。 名を聞かれて驚いたように瞬く]
(61) 2015/08/22(Sat) 13時半頃
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私はメルヤ、という。 ヘクター、というのだな、また会ったらよろしく頼む。
[名乗りをおいて背を向けた男を見送った*]
(62) 2015/08/22(Sat) 13時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/22(Sat) 13時半頃
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――酒場――
[女は後悔していた。 言った瞬間は上手く誤魔化したと思えた言葉を、とても後悔した。 一人でもいいかと聞いてテーブルにつけば、何も頼まずいる訳にはいかない。 飲みつけない酒場の酒たちと、客の視線と。 それから注文はまだかと待ちかねる店主のプレッシャーが痛い。 素直に人探しといえば、こんな思いはせずに済んだだろう。]
あ、あの。 ……ホットワインと、それから何か少し、食べるものを。
[ホットワインくらいなら、里にいた時も寝酒の代わりに、少し飲んだことがある。 あとは、食べるもの。芋や野菜なら自分の足しにするし、肉が出るならラスタバンにこっそり持ち帰ろう。 注文が通れば、まずは店主の視線がひとつ減った。]
(63) 2015/08/22(Sat) 14時半頃
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[注文が来るまでの間店内を見渡しても、想像ほどは治安も悪くないと見える。 盗んだ金で酒盛りをしているような様子は見受けられない。 密談のように言葉交わす二人は気にかかるが、その間に真っ直ぐ割って入るほど考えなしではなくて、ただ顔を覚えようとそちらを注視していた。
あまりに見つめすぎて、逆によくよく見ているのがわかりやすいとは、気づかないまま。]
(64) 2015/08/22(Sat) 14時半頃
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[ヘクターと話している間も、こちらを伺っている視線>>64は感じていた。 話し終わって確認すれば、それは酒場に不似合いな女からのもので。
何かあるのかと、眉をひそめた。
女が人探しに来たことは知らないし、一度酒場から出て行ったヘクターとこそ泥の間にあったことも知らぬまま。
水を飲み干した後、かたりと席を立つ]
(65) 2015/08/22(Sat) 14時半頃
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[さて見事な程失敗したこそ泥は、動けるようになりまず先に黄金の林檎亭へと向かっていた。 もう今日は仕事をする気にもならなく、まともに屋根があり一晩中気を張らずに済む場所で休みたかったのだ。 宿の主人は身なりを見れば当然いい顔はしない、しかし本来より多めの代金を先に握らせ愛想が良く礼儀正しい青年に見えるよう振る舞えば]
ありがとうございます。
[下等な部屋であっても、寝泊まりを許された。 こちらからすれば、それで十分。文句などはない。]
(66) 2015/08/22(Sat) 15時頃
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[宿の中、一人の男とすれ違う>>60 何気なく目で追った姿、彼が何者か気付いたなら]
うわ……
[露骨に嫌そうな声を漏らす、例え相手が視線に気付いていたとしても構わずに。 聖職者、それは何より苦手な存在だった。**]
(67) 2015/08/22(Sat) 15時頃
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─墓場へ─
[墓所というものは、街外れに位置するものだ。 それは、生死を境する意味合いと、そして死んだ物の眠りを妨げぬ為のものであろうが。
表通りを抜け、やがて町並も物寂しく人影もなくなる頃合い。 墓場は、未だ昼間でも静まり返っていた。 目を上げれば、遠くには深い緑が見える。
時折、さらさらと抜き抜けて行く風。 ただ、それだけで他に気配が感じられぬ事がかえってこの場の異様さを増している。 耳を澄まし、辺りを見回し。]
……何もいねぇみてぇだな。
[呟く。 だが、この男も霊や魔の気配をうっすら感じとれる事はあっても。 その正体を即刻見極める程の眼力までは持ち合わせてはいない。]
(68) 2015/08/22(Sat) 15時頃
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[ ──何も、居ない。
いや。森も近いような墓地で“何も感じられない”事がかえって不気味さを増す。 墓石の間を歩き、目当ての物を探す。 特に手間取る事なく、それは見付かった。
墓石のない墓の群れ。 未だ新しいか、さもなくば余所者の墓と言うことだ。 暫く、その前に立ち、見も知らぬ墓標を見下ろしていたが。]
──後でお呼び出しでもかけとくか。
[呟き、屈みこんで墓の土を一握り掴む。 それを、腰に下げていた革袋に入れると立ち上がり。 再び歩き出した。]**
(69) 2015/08/22(Sat) 15時頃
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[二人の話が終わり、一人が去っても目線は固定されたまま。 ワインとマッシュポテトがやってきたところで、一時途切れる。 そちらに意識を向けるうちに、残った一人>>65も立ち上がった。]
――――、
[声をかけはしないが、立つ姿もちらと見て。 覚えておこう。そう記憶に刻めば、あとは目の前の芋を片付けるばかりだ。 酒場に似つかわしくない女は、酒場に似つかわしくない静かな飲食をはじめる。]
(70) 2015/08/22(Sat) 15時半頃
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[こちらを見ていた女の視線>>70が外れたことは見ていた。
店主にご馳走様、と声をかけて歩き出す。 途中、女の傍をとおり、色素の薄い髪をした女にやはり見覚えはないなと思ってそのまま視線を外す。
声をかけることなく傍らを通り過ぎ、酒場をでていった**]
(71) 2015/08/22(Sat) 15時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/22(Sat) 15時半頃
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[酒場を出て路地を歩く。 出歩くにしても少々つらいため、宿に戻るかと足を向け。
聖職者>>60を見かけてゆるりと瞬く。 この街にも教会があることは知っている。
けれど、そこにいた神父ではなかったような気がして、通り過ぎた相手を振り返った。 人ごみにまぎれて見えなくなれば僅かにため息をつき。
黄金の林檎亭へともどる]
(72) 2015/08/22(Sat) 21時頃
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―黄金の林檎亭―
……、
[食事に向かおうとして、すれ違った男の反応>>67に気付いて]
……ふん。
[振り返りこそしなかったが、ひとつ、鼻を鳴らした。 いまの男は、同業者――いや、もう、元同業者か――のにおいがした。
かれはいまでこそ教会に仕える聖職にあるが――元々は、教会に雇われた傭兵であった]
(73) 2015/08/22(Sat) 21時頃
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[傭兵――戦場においては、軍の大部を占める重要な兵力。 戦場以外においては――略奪、強奪、なんでもござれの、野盗と変わらぬならず者。
中には、手柄を立て、いずこかの領主に召抱えられる者たちもいる。 かれの場合は、それが、どこぞの有力教区であったというだけのことだった。
その過去を買われて、ブルーノ司祭の護衛と身の回りの世話をする従者に選ばれたわけだが――]
……その司祭様が、猪ではね。
[緋色の衣を纏うまでに登り詰めた司祭枢機卿も、あれでは。
嘆息、ひとつ。
ともかく、司祭が無事に戻ることを祈るとしよう。 ただ祈るだけなら、誰の損にもなりはしないのだから]
(74) 2015/08/22(Sat) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/22(Sat) 21時頃
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[――宿を出て、酒場へ向かう途中。
ひとりの女とすれ違った。>>72
彼女もまた、かぎ慣れたにおいを発していた。 戦場にはつきものの、負傷兵。その独特のにおいだ。
治りかけの傷口から漂う、生乾きの新しい皮膚のにおい。 どうしたって汗や血やその他の体液で汚れていく、包帯のにおい]
――やはり、噂のとおりですか。
[一見すれば、のどかな、過ごし易い街ではあるが――その裏では]
(75) 2015/08/22(Sat) 21時頃
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― 黄金の林檎亭 ―
ご主人、ただいま。
[宿に戻って亭主に声をかける。 預けていた鍵を受け取り。
部屋が順調に埋まっているだとか、司祭がきただとかいった噂話を聞く]
そうか。 食事は先ほど済ましたから、今日の夕餉もいらない。 部屋に湯を持ってきてもらえないか。
[怪我の手当てはできる範囲は自分でするようにしている。 了承した亭主を見送り、鍵を握って階段を上がっていく]
(76) 2015/08/22(Sat) 21時頃
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―酒場―
――エールを。
[聖職者が、葡萄酒でなくエールと口にしたからか。店主の表情が、少し動く。 傭兵暮らしの長かった舌には、透き通った高級な葡萄酒よりも、エールの方が馴染むのだから仕方がない]
それから、パンと料理を適当に――燻製ニシンのパイ? いえ、あれはあまり好きではないので……何か肉を焼いてください。
[ひとまずエールを受け取って、適当な卓について]
(77) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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― 黄金の林檎亭/2階角部屋 ―
[階段を上がって廊下を歩く。 一番端の部屋が借りている部屋だ。
扉を開ければでていった時のままの部屋が見える。 すぐにははいらずぐるりと室内を見渡し。 不自然に増えているものや動いたものがない様子を確認して、室内へと足を踏み入れた。
亭主のことは信用してはいるが、なにがあるかはわからない。 一人になってしまったこともあって、過剰に警戒気味だった]
――ふう。
[ちいさくため息をついたところで、湯の張られたタライが部屋へと持ち込まれる。 感謝とともにタライを受け取り。
床においてから、扉の鍵を閉めた]
(78) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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[エールをひとくち呷って、酒場内に視線を巡らせる。
どうということのない、普通の酒場。客層も、良くも悪くもないようだ。 傭兵どもがたむろし、陽の光の下では出歩けないような連中も顔を出すような、最底辺というわけでもない。 典型的な、よくある街の酒場といったところだろうか。
だが、だからこそ、その姿>>70は目立った]
……、……?
[一見して、こんな場所に顔を出すようには思えない女だった。 純銀を細糸に紡いだような髪が、目をひいた。
仕立ての良い深緑のローブを羽織って、静かに食事をとっている。 ナイフとフォークを動かす手つきも、酒場でそうそう見かけるようなものではない]
(79) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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[ローブを脱ぎ、シャツに手をかける。 動きを阻害する痛みに顔をしかめるものの、怪我した当初よりはましになっているかと思いなおし。 脱いだ服をまとめて椅子にかけておく。
するすると汚れた包帯を解き、タオルをお湯に浸して体を拭いていく。
怪我をした後、あまり食べられなかったせいでもとから肉の薄かった体がさらに薄くなっている。 もとよりあまりなかった胸も小さくなった気もするが、一人であるうちは主張するものなどないほうがいい。
汚れを拭っていけばまだ血のにじむ箇所があるのか、湯がほのかに色づく]
……まだ治りきらないか。
[わかってはいても思いため息をつき。 身を清め終われば、薬を塗って包帯を巻きなおしていく]
(80) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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─街中─
[墓地から戻ると、その足で目当たり次第に店を回る。 入った肉屋の主らしき太った女は、男の求める物を聞くとあからさまに薄気味悪そうな顔をした。]
「黒い雄鶏……?生きてる鶏なんて置いてやしないよ。」
[心当りもないかと訪ねてはみたが、何処の店でも良い返事は無かった。 もう何軒になるのか、店の軒先で大袈裟な溜め息と共に肩を落とす。]
……仕方ねぇな。諦めるか。
「あんた、生きた雄鶏なんて何に使うのさ?」
[怪訝そうに問う肉屋の女主に、気だるげな笑みを浮かべて応える。]
(81) 2015/08/22(Sat) 22時頃
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決まってんだろ。悪魔祓いだよ。 あんたの店も祓ってやろうか。 ……なんか憑いてるかも知れねぇぜ?
[“悪魔”と聞いた途端、相手の顔が青ざめるのが解った。 男の言葉を、ただのからかいとは受け取れぬと言いたげに。 それきり目すら合わさず何も言わずになった肉屋の女の様子に鼻を鳴らして笑うと。店を後にする。]
(82) 2015/08/22(Sat) 22時頃
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……、
[エールのジョッキを手にして、腰を浮かせた。数歩、その卓へ向かう。
あれだけの器量を備えた女が、こんな酒場の隅で食事をとっている。 明らかに、訳あり。どこぞの貴族様か王侯の娘の忍びか――いずれにせよ、情報を集めておいて損はない]
――もし、失礼。 お一人のようなら、少しばかり、相席しても?
[聖職者の装いのまま、にこやかに笑顔を浮かべ]
教会の命で、この街に来たばかりでして――、 貴女のお食事が済むまでで構いませんので、お話など伺えればと。
[さて、銀髪の女は、どう応じるだろうか]
(83) 2015/08/22(Sat) 22時頃
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[包帯を巻く箇所は未だ減らず。 先ほどといたのと同じ場所にまきなおしていく。
白いシャツと、茶色のズボンを身に着けて一つため息を零し]
――疲れる。
[手当てだけでくたびれるようでは生きていけない。 だからこそ、この街にまだ滞在しているわけだ。
暫く休憩をとった後、部屋の鍵を開けて、汚れた水が入ったタライを抱える。 階下へとおり、宿の裏で汚れた水を捨てた後、亭主へと返すのが一連の流れだ]
(84) 2015/08/22(Sat) 22時半頃
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[振り返ることもなく鼻を鳴らした聖職者らしからぬ反応>>73 善人ぶった人間の裏など所詮こんなもの、言ってしまえばそれまでだが。]
[そこに何かを感じ取ってしまうのは選ぶ権利も無く日陰を歩んで来た者故か 覚えておこう、そう思って立ち去る後ろ姿を見つめていた。*]
(85) 2015/08/22(Sat) 22時半頃
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[そうして宿の中もう一人、目に止まる者がいたのは二階の廊下>>84 抱えるタライ、中身の色を見て、本人を見て。その事情を察すれば]
宜しければ、私が運びましょうか。
[微笑みを浮かべ歩み寄る。 貧弱な身体ではあるが、怪我人よりはマシであろう。]
(86) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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[廊下を通る人>>86に気づいて、端へと身を寄せる。 けれど彼が向かってくるのがこちらだと理解すればゆるりと瞬き。 気遣う言葉に、小さく首を振る]
いえ、大丈夫です。
[一度断りを入れるものの、再度申し入れがあったならためらいがちに頷くだろう]
(87) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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――酒場――
[ポテトとワインを口に運ぶ間も、人探しという名目上出入りする人物の様子くらいは、伺っていた。 けれど人を見る目は持ち合わせていないから、一目で怪しいと思わない限りは受け流して、変わらず取り立てて悪い人は来ていなさそうだと嘆息しただけ。 食べ切ってしまえば、もうここを出ようと思っていた。ついでに肉屋に寄って、自分のものでない食料を用意しよう。 でないと、宿屋に繋がれたままの可愛い連れが、宿の雌鳥を食べてしまわないとも限らない。]
――あら。 ええ、一人ですけれど。貴方も?
[少し前に扉を開けた聖職者が、目の前に立っていた>>83。 どうぞと向かいの席を示す。この出で立ちに警戒心など持とうはずもなかった。]
(88) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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そう、教会のお仕事でいらしたのね。それは心強いわ。 わたくしも、この街にいつまでも悪をのさばらせておくなどなりませんと、ここに来たばかりですけれど。 本職の方がいらっしゃるのは、一番いいこと。
何か、力になれるかしら。
[食べる手をひとまず止めて、にこやかな聖者に同じくにこやかに笑った。]
(89) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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そうですか?でも、…お辛いでしょう? 私には治癒の術などは使えませんが、少しでも助けさせて下さい。
[断られれば>>87困ったように眉を下げ少し迷う様子を見せてから再度申し出る 相手が頷いたなら、タライを受け取り昇ってきたばかりの階段を降りていこう。]
今、この街は大変ですから……
こういうことはお互い様、ですよね。
[怪我人の客が部屋に戻るなら一段下ってから、着いてくるなら降りつつ 気遣うようにちらりと巻かれた包帯を見て、そう口にしたか。]
(90) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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ありがとうございます。
[優しそうな見た目の男>>90の手助けに、ためらいながら頷き、タライを渡す。 そのまま部屋に帰るのは申し訳なかったから、男について階段を下りていく]
ほんとうに、大変な状態ですね…… 街での被害も囁かれているようだし……
[男に合わせて丁寧な口調にしていたが、それもあまり続かずにすぐに崩れ。 気遣いにありがとうと控えめに笑みを向けた。
タライの水の処理を聞かれれば宿の裏に、と告げて。
宿の裏手にはそれなりにひろい土地と、井戸がある]
そこの溝で、中身を捨てて、洗って返すんだ。
(91) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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――ああ、これは、どうも。
[示された席>>88に、座って]
この店には、ええ、一人です。 この街には――とある、やんごとなき身分のお方の従者として。
[一人かどうか、との問いには。使い分けて、応じて]
力……と、いうと。
[探るように、目の前の、女の笑顔>89へ、問いかけを向ける]
(92) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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[ローブに包まれた肢体に、さっと観察を走らせて]
……治癒や攻撃魔法の心得が、おありですか?
[剣や槍、弓などを用いて戦うような肢体ではないなと、読んで]
(93) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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ええ。この前は、身寄りもない老婦人が被害にあったとか……。 一刻も早く悪魔が祓われることを願うばかりです。
[街の酒場で聞いた噂話を口にし悲しげに目を伏せる。その老婆の物であった家を一時寝床としていたことは、当然伏せて。 控えめな礼には少し表情を緩ませた。そうして降りていけばそもこの汚水をどうすればいいのか分からない、そう気付いて問い掛ける。 言われるがまま、宿の裏手へ回り]
分かりました。
[嫌な顔一つすることもなく、その作業を行おう。]
(94) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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[勿論それは、この客と己の行いを目にした宿の者に良い印象を与える為。 敵を作るばかりでは生き残れない。騙して、信用させ、それは必要なことだ。]
お一人なんですか? 誰か、助けてくれる方がいれば楽でしょうに……
[タライを洗いながら問い掛ける。特に意図はないこと。 旅の同行者がいないと踏んだのは、別行動をしているのならこんなことはいる時に行えばいいと思ったからだ。]
(95) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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ええ、ほんとうに。 祓える力がある人ががんばってくれるといいけど……
[脳裏に浮かんだのは酒場で出会ったヘクター。 なにやら対処法をもっていそうな彼ならなんとかできるのだろうかとも思い。 すれ違った聖職者はどうだろうかとも考え、僅かに眉を寄せる。
宿の裏で作業を変わりに行ってくれた人にもう一度礼を告げ]
ありがとう。 なにかお礼をしたいのだけれど。
[とはいえお茶に誘うにも部屋に茶はない。 亭主からワインを一本買い取ってくるかとも考えながら、目の前の男>>94を見上げ]
私はメルヤという。 貴方は?
[思い出したように、名乗った]
(96) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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─黄金の林檎亭─
[探し物の途中、幾つかの店で尋ねた内に上がった宿の名。 悪魔退治の旅人が集まるらしいと聞けばうってつけだ。 目印は、風見鶏。 それを目当てに其所に辿り着くと、出迎えた主人に部屋の注文を付けた。]
北向きの部屋。窓があれば尚いいな。
[旅の用向き等聞かずとも解るとでも言わんばかり、直ぐに差し出された鍵を受け取り。 部屋に上がろうとして呼び止められ、食事は?と問われる。 断りつつ、ふと思い付いて問い返す。]
飯もさばいてんなら、家畜も飼ってんのか?鶏とかよ。
「ええ。鶏と馬なら、裏の厩に」
[返された言葉に、男が飛び付くように交渉をしたのは言うまでも無い。]
(97) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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そうですか。
[女の返事は簡素だったが、充分に喜色を表情に滲ませていた。 聖職者というだけでも心強い限りだというに、さらに尊きお方を連れているという。 自分の旅路は無駄足となるかもしれないとすら思った。]
いいえ、わたくしは、これといって特には。 けれど貴方と同じ、心強い友がおりますの。
[種族までは同じではなかろうが、旅の連れ仲間には違いない。 女は、竜を武器とも、道具とも、ましてや化け物とも思わない。 共に戦う仲間として、友という言葉を選んだ。]
(98) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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「欲しいんなら、ご自分でどうぞ。ただ……、ちょっと気を付けてくださいな」
[宿賃の前払いと併せて鶏の代金と称した金を置けば、主はふたつ返事で頷いた。 主が、厩に行く事をどことなく渋る様子を訝しく思いつつも。 手頃な麻縄と袋を貰い、裏手にあるという厩に向かう。 そして、厩に辿り着けば。 その理由は、即座に飲み込めた。]
…………おいおい。……こんなのも居るとは聞いてねぇぞ。
[思わず、呆気に取られて呟く。 近付く男の気配をいち早く悟っていたのか。 深い翡翠の鱗に躯を包む巨大な竜が、喉を鳴らすような声を漏らしながら此方をまんじりともせず見詰めている。]
(99) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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ほう。
[心強い友――魔物使いか。あるいは、傭兵団の従軍司祭かなにかか? 疑問を抱きつつ、言葉を続ける。友。自分にとっては、あれは、友ではないが]
――ブルーノ・マイヤー司祭。緋色の衣を纏う、正真正銘の枢機卿です。私は、その従者として。
[と、応じて]
司祭様は、なるほど信仰心の賜物でしょう。 街に到着すると同時、私に拠点の確保と情報収集を任せて、早々に祓うべき魔を探しにいかれました。
[エールを口に運んで、唇を湿らせてから]
もし、あなたも同じ目的でこの街においでなら、協力も出来るかと。
(100) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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お礼なんて…そんなつもりで声をかけたわけじゃないですから。
[見上げてくる相手>>96に返した言葉は本心ではあった。]
……
トイ。
……そう呼んで下さい。
[名乗ることを求められて黙したのは少しの間 名前など己にとって意味のないもの、故に幾つも存在していた。誰かにたった一つを呼ばれたいなど思ったこともなく。 その中からなんとなく選んだ呼び名を口にすれば、目を細めて笑む。籠められた意味を思い出しながら、少し自嘲的に]
宜しくお願いしますね、メルヤさん。
(101) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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仲間は全員死んだから。
[問いかけられたこと>>95に答えるまでには間があった。 酒場でも口にしたとはいえ、やはり仲間の死を思い返すとつらいものがある。
瞳を伏せて、小さく息を零し]
一人でもなんとかなる、ありがとう。
[男の行動の思惑には気づかないまま、もう一度感謝を告げた]
(102) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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[おそらくは、先刻見掛けた竜と同じであろうと思えた。 遠目に見ただけではあったが、流石に何頭も竜が居るとは思いがたい。 男も、目が合ってから其処に立ち止まったまま。 暫し、無言の睨み合いが続く。]
……よしよし。いい子だ。……な? おめぇには、何もしねぇよ。……むしろ、出来ねぇわな。 其処に居る鶏によ、俺は、用があるんだ。
[竜をなだめるように、努めて穏やかな声をかけつつ。 そろりと脚を運ぶが。 男が動き出すなり、首をもたげ喉を鳴らす竜の様子に。 再び、ぴたりと男は動き止む。]
……何もしねぇって言ってんだろうが。
[何か術でも使うべきか、とも過ったが竜相手にまじないを施した事などない。そも、容易く使うべきではないのだ。 竜の目は、此方から逸れる様子は無い。 明らかに警戒しているようだった。]
(103) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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[目の前の男の連れの身分を聞けば、目を丸くする。 これは本当に、無駄足もあり得ると思う。同時に、それほどの地位の人間が動く現状なのだとも、実感した。]
まあ……そのような身分ある御方、拝見したこともありません。 素晴らしい方にお仕えでらっしゃるのね。
[ぱち、ぱち、と何度か瞬く。さすれば目の前の聖職者も、実は名のある素晴らしいお人で、何がしかの失礼を働かなかったかと、彼の様子を窺っていた。]
ええ、協力していただけるなら、そんなに嬉しい事はないけれど。 マイヤー司祭様の足取りの枷にならないかしら。
[エールを運ぶのに合わせて、こちらもワインを運び。 タンブラーを降ろしてから、不安に眉を寄せる。]
(104) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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[立ち上がる前、問い掛けに返された言葉には>>102一度動きを止めて相手を見る 思い出させたことが申し訳ないというように、小さな声で謝罪し、またタライへ視線を下ろした。 それは旅人であればよくあることで、体験するのも残された者を見るのも慣れたものだったが。*]
(105) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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……よければ、貴方のお名前を伺っても? わたくしは、オーレリアと申します。
[本当に名のある人物なら、こうして伺うこと自体失礼かもしれないが、せっかく協力を申し出てくれた男の名も知らずでは、その方が失礼だ。 控えめに、名前を問う。]
(106) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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うん、それでも、お礼がしたい。
[じっと見上げて、男>>101が名乗るのを待つ。 少し沈黙が流れた後に聞かされた名に一つ頷き]
トイ、だね。 わかった。
[こちらこそ、と小さく笑みを返す。 謝罪を口にするトイ>>105に気にしていないと首を振り]
部屋を教えてくれたら、あとで届ける。
[お礼をするのを撤回することはなく。 トイからタライを受け取りながら問いかけた*]
(107) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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それと、わたくしの友はラスタバンと申します。 よろしければ、お心置きください。
[まさかそのラスタバンが、宿の厩でお客様と対峙中とは思いもよらない。 ちなみに命じなければ人を襲いはしないが、侵入者と大好きな雌鳥には少々執着心がある。]
(108) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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……いえ、それほどでも。
[緋衣を纏う枢機卿の名は、インパクトがあったのだろうか。 女の反応があからさまに変わるのを感じて、笑い出したくなる。
やはり、教会は強い――どこの王侯よりも、よほどに。
かつての己の選択に頷きながら、問われたことに応じる]
私は――チャールズです。チャールズ・ハリソン。
[傭兵や、裏の世界のものなら、或いは知っているかもしれない名。 だが、眼前の、上品な女には知られているはずもない本名を、名乗って]
(109) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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[数分ほどの互いに動かぬ対峙は続いたか。 雛鳥を護るごとく、鶏小屋の前にその巨躯を置いている竜に。 男は、肩を落とし深く長い溜め息を吐き出した。]
……あのクソオヤジ。
[しらっと金だけ受け取った宿の主人に悪態をつきつつ。 一旦、宿へと引き返しながら、まずは、その竜の主を探すのが得策かと考える。]*
(110) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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[素直に頷くその様>>107に砂粒一つ分ぐらい残された罪悪感が疼かないことも無かったが、まあ最初の名前を知る者が付けた呼び名なのだしそう嘘と言う程でもあるまい。]
……分かりましたよ。 本当に、そんなつもりじゃ無かったんですけど、ね。
[肩を竦め苦笑して、部屋の位置を教える。 実を言えば貰える物ならなんでも貰いたかったが、そんな本性を見せたりはしない。 そうして話に区切りがつけば、タライを持ったメルヤと宿へ戻ろうと]
(111) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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我々の聖務にご協力いただけるなら、これに勝る喜びはありません。 そうですね、司祭にも、近々にお引き合わせを――あなたの友人、ラスタバン殿も。
[にこやかに、話を進めて]
私と司祭様は、黄金の林檎亭に投宿しています。 取り次ぎには、宿の主人に、私の名前を出していただければ。
[そう、笑う。もっとも、彼女の友人が、龍だなどとは想像の埒外だが]
(112) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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[トイ>>111が苦笑を浮かべて降参したのを見れば、笑みが深まる。 してもらって感謝を口にするだけ、というのは据わりが悪い。
部屋の位置を覚えるように口で繰り返し]
後で持っていく、もしくは亭主に届けてもらうから。
[ワインを一本、用意してもらおうと考えながら、トイから受け取ったタライを抱えて宿へと戻る。 トイが部屋へと戻るというのなら見送るし、そうでないならともに亭主が居るほうへと足を向けて亭主へと声をかける。
それはヘクターが戻ってきたのと同じぐらいのタイミングだっただろうか]
(113) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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チャールズ様ですね。
[名前を心に留めおいて、頷く。 覚えのある宿の名前に、笑みが深まった。]
それは、よかった。わたくしも、かの宿には少し用がありますから、その際にお話を伺いに参りますね。 ラスタバンもそちらにおりますから、きっとお話が早いと思います。
[宿泊している、とはいえない。宿の部屋はもらっていない。 やはり司祭様方はきちんとお部屋を事前にとっているのだと、疑いを知らないまま遠きベッドに想いを馳せた。]
(114) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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[深まる笑み>>113善人の表情、カモの姿。押し隠す心の中密やかに笑う]
はい、なんだか…ごめんなさい。
[あくまで申し訳なさそうに振る舞い、宿へと戻る。 特にやることも無いから、部屋に向かう前にタライを返却するらしいメルヤに付き添って]
……あ。
[会いたくなかった男の姿に、気付いた]
(115) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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[小さく声を漏らした後、にっこりと愛想の良い笑顔を作り彼へ向ける。まるで路地裏で言葉を交わした時とは別人のように。]
それでは、私はここで。
[メルヤにはそう声を掛け、階段へと向かおうと。 …その足取りは少し、急いだものに見えたかもしれない。*]
(116) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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私がしたいだけだから。
[申し訳なさそうなトイ>>115に首を振り。 亭主のところに行く途中、見つけた姿に瞬きを一つ。
同じタイミングで小さく声を漏らしたトイを不思議そうに見やり。 部屋へと戻る相手を引き止めることなくその背を見送ろう]
え、あ……うん、それじゃ、また。
[声をかけながら、なにやら急いでいるようにも見えるのに首をかしげ。 その原因らしきヘクターへと視線を向けた*]
(117) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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……ええ。
[半瞬、うん? という疑問が、幾らか浮かんだ。 自分らの宿に用があって、彼女の連れが既にそこにいるという。
つまりは――従者を、宿の確保に走らせているということだろうか?]
なるほど、それは、奇遇ですね。 同じ宿――ひとつ屋根の下に眠る方と、偶然に知己となるとは。
[ひとつ、頷き、笑って]
これも神のお導き、とかいうものでしょうか?
(118) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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