291 Fate/Goddamned Omen
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[かつん、かつ、っ、と蹄音を蹴立てて。 駆け出したなら、すぐに耳を震わす声音。 水場が視界に入るや否や、聞こえるものは。
悲鳴>>229。 異なる二つの痛みが響く狂乱の地]
りじぃ、 っ
[振るわれる斧を、見た>>234>>236。 こちらが、味方だ。 では、あの小さな子供が────敵。
燃え上がるものを消し止める術はない、けれど。 幸いに、水場が其処にはあった]
(238) 2019/02/13(Wed) 01時半頃
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[迂闊に近寄るも恐らく危ういその場所に、 逡巡したのも刹那の事で。
ぶわり、ローブの裾より黒霧を吐き出す。 辺りに流れ散った焔があるならば、舐めるように。 それだって、英霊の、ことそのものに逸話を持つものなら、 虚無をもっても呑み込む事は叶わなかろうが]
けが、してる、
[黒霧の中より、泡立つその粒子は時折、玉虫色に煌いて。 ぞわり、湧き出す黒き樹枝の指先めいたもの。 悍ましくも、見る者に更なる嫌悪と恐怖を抱かせるソレは 黒山羊の足元より大きく鎌首を擡げようとしていた**]
(239) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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/* >>239 SANチェック入るんだけど、 バーサーカー相手に減るSANもないよね???
(-42) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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[幼い声が殺意を叫ぶ声>>262。 砂粒を蹴り上げて飛び出した視界には、 斧をその身に突き立て燃え盛る見慣れぬ小さな子供の姿>>263
傷口から流れているのは血、というよりも。 瞬く間に燃え上がるなら、焔としか見えなくて]
ひの、かぐ、つち
[その幼さに憐れを想う暇はない。
滴り落ちた血が触れたその大地が、 灼熱の溶岩の如くに溶け飛沫く様を見たのなら>>265]
(268) 2019/02/13(Wed) 18時半頃
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りじぃ 僕は、ヨグ あるしゅから、きいてきた
こっち、てき、むかった、みえた まだきてないみたい、けど 僕、りじぃたすける
まもる、いらない、僕、へいき────!
[迫り来る灼熱の波を前に、 割り込ませるように黒霧が眼前の大地へと滑り込む。 迫りくる波へと真っ向からぶつかるように、膨れた黒──]
(269) 2019/02/13(Wed) 18時半頃
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いあ、 しゅぶ────!! 《 黒 き 豊 穣 》
[大地より、漆黒の樹木が波濤の如く、 煌々と灼けた波へと叩きつけられる。 盛大に、灼熱と虚無の飛沫が辺りに舞い散った。
虚無をこね回して煮詰められた混沌は、 植物のようでもあり、のたくる軟体動物のようでもあり。 その飛沫が、繊毛が、瞬く間に焼け焦げて じゅわりと泡立ちながら蒸発していく。
熱はうねる黒の背後にいても尚、激しかれど。 焔の波がリジーの身に浴びせられる事はなかったろう]
(270) 2019/02/13(Wed) 19時頃
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[燃え落ちる闇屑が降り掛かり、ぶるん、と全身を震わせた。 襤褸、襤褸と、黒が焼け落ちる速度は速い。
焔には、そもそも強くはないのだ]
ゥ、 ヴゥ、
このせかい、いない、ない、するこ てき、 かえす、 かえって、 !!
[舞い上がる灰屑がちかり、玉虫色の光を帯びた。 ぎょろん、と凝視する目のような塊の その周囲に膨れ上がるのは漆黒の質量。
弾力のあるスライムめいた塊が、 りり、と小さく鈴のように鳴き声を上げながら、 幼子を押し潰さんとばかりにその頭上に躍り掛かった*]
(271) 2019/02/13(Wed) 19時頃
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/* 悪魔ごちゃまぜだからって混ぜ過ぎじゃありません?
と。 一応、解釈的には。 この世界にはラヴクラフトは生まれないけど。 実際に、太古の昔にそういう神話的出来事は あったかもしれないし、そういう生き物もいたのかもしれない。
みたいな感じで薄目でご覧下さい(
(-49) 2019/02/13(Wed) 19時半頃
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[敵は、殺す。 糧は、殺して呑み下す。 難しい事なんて何もいらない]
だったら あなた、まもりたい、いうもの ぜんぶ、ぜんぶ
僕は、ころす
[焼け爛れる黒の向こうで、振り上げられた炎剣。 鮮やかすぎる熱量が赤く燃え滾りながら 襲いかかる漆黒の塊を半ば吹き飛ばすように焼き尽くした>>288]
(300) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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[炎の塊が、降る。 天が焦げ落ちるような有様で頭上に降りかかる塊が 耳に、首に、そしてローブに火種を落とす。 振り払うように、大きく跳ねながら首を振った]
つ、 ぁ、つい、 ッ ゥ、ヴ、ゥ────……っ、 ゥ
[首許の、ローブをぐいと咥えて。 ぶんッ、と脱ぎ捨てながら振り仰いだ。 それだけで降りかかるもの全てを散らす事もできないし、 既に毛並みにも焔が燃え移っている。
ふ、とうだるような息を吐いたのは。 どの口だったろうか]
(301) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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……、 いや ゥ、 やける、ない やける、は、 ぜんぶ……────
[失われてしまう、死に方だ。 何ひとつ、残りやしない。 神と違って、何ひとつ、生む事もできない。
────焔に奪われるのはいっとう、嫌だ。 と、黒山羊の頭にそう過らせたのは、 生存欲求だけではなくて]
(303) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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[ぎり、と熱に揺らめく視界の先を視界に留める。
幼子の腕を呑み込んだその塊は 半身を失って瓦解しつつある。 じゅっ、と音がして霧に返る暇もなく溶けていく、鈴音。 けれども、執念深くも、その残骸は大きく躯を広げた。 ばくり、とその華奢な腰にその粘性を絡めて そのまま焼ける大地に引き倒そう、と。 漆黒と玉虫の入り混じる物体は最後の力を振り絞った]
(304) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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[その背後。 毛皮から、褐色の腕が姿を現す。 ぐい、と夜空に星をちりばめたような巻き角に手をかければ 黒山羊の頭を押し上げて。
顔を出した、少年とも少女ともつかぬかんばせ。 褪せた鳶色の前髪を揺らして、夜色の瞳が幼子を見据える]
せかいも、僕も ころさせたりなんか、
ぜったい、ぜったい────
[それは人のカタチをしたくちびるから紡がれた、コトバ*]
(306) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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/* ワァァ
なんかくる────!!
(-64) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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/* まきこまれるぞーーーー!!!!
(-65) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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/* 吹っ飛ばされてころころ転がりたい。 としつつ、1ターン待ちつつですよ。 かぐちゃん見てから、見てから。
(-66) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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[獣の姿で、人のかんばせで、 憑き物が落ちたような幼子の瞳とかち合った>>336]
あなたも、わるいこ
[人としての表情を作り慣れていない、薄い機微なれど。 僅か、口角が笑みを象った。
その神の、出自も曰くも何も知らない。 ただ、何となく。 その気持ちだけは、分かるような気がしたのだ]
(376) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[だからこそ、互いに譲歩はないと理解した]
(377) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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じゃあ、
たべてあげる そのきもちごと ぜんぶ
[その熱も、鉄のように冴えた一念も。 踏みにじる時にはきっと、ひとつ残らず、 この身の糧にするしかない、とばかりに]
(378) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[>>305 ────そんな第三者、シュメールの声など知る由もなく。
神都の上、即ち、この砂漠の下。 地鳴りめいた響きを捉えた蹄の裏が、 昂っていた心の袖を引いた。
眼前、潰えかけの黒塊が焼け落ちながらも、 小さな体を大地へと縫い留めるのを見ながら。 己が角をぐい、と握り締めた、その時だった]
(379) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[神の雷もかくやとばかりの鮮烈な、あまりに膨大な、光。 集束していくその強さ、夜色をはたと見張って]
────これ、 っ
[神都の備える武器は神話になぞらえられている。 知っている、遙か太古の物語ではなく、 今なお続く伝承として────、 神の雷は恐ろしいものだと、知っている]
だめ、 だめ、だめ りじぃ、 にげる これはだめ────!!
(382) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[青く色を変えた焔こそはその目に捉えども。 蹄をくるりと、返した。 真っ赤に溶ける大地を飛び越えるように、軽やかに跳躍する。
リジーはどうしていただろう。 届く距離にいたならば、 両手を精一杯に伸ばして彼女の手を引こうともするが。
その雷が、降り落つ前に。 どれ程、距離を取る事が叶っただろうか*]
(386) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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/* SANチェック
拾ってくれてありがとうございます!
(-75) 2019/02/14(Thu) 00時頃
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/* そしてね、僕多分投下タイミングまずったよね。 リジーとバッティングしたよな……!
[四つ足を折って首を低く地面につける土下座獣]
(-76) 2019/02/14(Thu) 00時頃
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[差し出された手を、はしと握って。 ぐい、ぐい、と牽引するように走り出す。 満身創痍の彼女の足取りを振り切ってしまわないように、 砂を蹴りながら矢の投下地点より駆け往く先に。
奔る影を、目にしただろう>>359。 ぎゅ、と繋いだ手に力を篭め直して]
な、で あぶな、
[どうして来た、と言い切るよりも前に。 びりびり、と空気を震わせながら投下された神の雷、 その衝撃がすぐ背後に迫っていた*]
(423) 2019/02/14(Thu) 00時頃
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/* かぐちゃん……。
(-91) 2019/02/14(Thu) 01時頃
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── 駆け出す、少し前>>439 ──
[きょとんとしたその面持ちに、ちょっぴり眉を下げた。
かかさま。 聞き慣れぬ言い方だが、きっと、近しい人だと理解した]
それは、ちょっと、もったいない こんなに、あなた、おいしそうなのに
[美味しそう、に籠められた意味を伝えきれる程、 無学な口は上手くは回らなかったし。 それよりも先に、天上にかの光が溢れたから。 それ以上を語らう事は、なくて]
(451) 2019/02/14(Thu) 01時半頃
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[そうして。
天より放たれれば瞬く間に五感を奪う熱と、光と。 残留していた黒霧と、溶けかけの玉虫色を帯びた黒塊が、 雷の落下に先駆けて焔にまかれて消失した。
駆けながら、ぶわり、蹄の跡から黒霧が立ち昇る。 僅かでも、背を護ろうと吐き出されたそれに、 黒猫より伸びた影が重なった>>430>>431]
(452) 2019/02/14(Thu) 01時半頃
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[そうして、光に包まれようとする地上から、 白熱の炎が神都外郭に向けて放たれる気配を感じたなら>>447。
炸裂する光の衝撃、激しく揺れた大地に蹄を浮かせながら]
────、 まも って と ぉ さん
いあ、 い あ …………‥‥‥‥
[片手を胸に当てた。 白く、白く、真っ白に染まる世界に抵抗するように。 取り巻く黒霧が影と絡まりながら密度を増していく。 《虚》の障壁は熱と光を喰らいながら、 その許容を越えた端から消し飛ばされて]
(453) 2019/02/14(Thu) 01時半頃
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[踏み外した蹄、投げ出されるような感覚と共に、 ふつっと視界が飛んだような気がしたのだった**]
(454) 2019/02/14(Thu) 01時半頃
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