159 せかいのおわるひに。
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ー 自宅 −
[カリカリカリカリカリカリカリカリ。 一心不乱に机に向かって書き続ける。 原稿用紙は床に溢れ、廊下も埋めているが誰も気にする者はいない。 書いているのは色んな半生。 星の半生。 国の半生。 街の半生。 家の半生。
そして自分の半生]
死ぬって判ってるのに。 俺何してんだろうな。
[自嘲と共にペンを置いた]
(136) 2014/01/18(Sat) 22時頃
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/* どうしよう希望変えた方がいいのか…… 議事の仕様だと編成にない役職を希望している時におまかせ希望と同じことになるか否か分からないんだよなー まだ賞金いなくなるかわかんないけd
(-29) 2014/01/18(Sat) 22時頃
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/* っておっさんキャラまたキター!
(-30) 2014/01/18(Sat) 22時頃
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[非常口から中庭に出る。中庭には誰が植えたものか、石榴の木が一本生えていた。]
違うん、か?
[扉を潜った先の光景を見てから、振り返って自分が今出てきた建物を見る。眉を顰めて、目を閉じた。]
(137) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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/* 社交的なキャラが女子だけな件。
(-31) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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[書いても書いても足りないのに。 もう時間が無い。 今日この日が終われば、続きは書けなくなってしまう]
嫌だ嫌だ。
[賞を目指して書き溜めた作品はもう陽の目を見る事は無い。 足元に広がる原稿用紙ももう誰も読む事は無い]
駄目だ駄目だ。俺が書きたいのはこんなんじゃない。
[今更そんな事を言っても仕方ないと判っていても 堪え切れないのだ]
はぁ……。
[溜息と共に根が張る程座り込んでいた椅子から立ち上がる。 頭にブドウ糖を補給しなければ良い物語は書けない。 そう頭の中で言い聞かせ、原稿用紙の海を掻き分けて 外へと向かう事にした]
(138) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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[遠くで人の声か音がして、そちらとは逆の方へと歩き出す。]
寒ぃ。
[屋内は野外よりは暖かかった。そうでありながら、再び身を外に晒して、寒さに震えている。肩を竦め、首を縮め、背中を曲げるようにして、歩きだす。両手をポケットに入れたまま、歩き出す。歩き続ける。]
(139) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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[一緒でいいというキャサリンに頷いて、もうひとつのカップにもアールグレイのティーパックを入れる。 キャサリンがエアコンの電源を入れるピッという音と重なるみたいに、ポットがお湯を沸いたメロディーを鳴らした。 二杯分しか入れなかったもんね。沸くのが早い]
あそこでいいよね。
[カップにお湯を入れると、職員室の片隅にある、来客用の応接セットに持っていく。 なんだか不思議な気持ちだった。世界が終わる日に、友達でもない女の子……って、そもそも私、友達いないんだけど……と、こんなところでお茶を飲むなんて]
(140) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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/* こう救いの無い世界っていいよね。 と思わず飛び込んだよ。
(-32) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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……ほんと、人少なくなったもんだ。
[数日机に向かっている間に、また随分人が減った気がする。 何処に逃げても、いや逃げると言う単語さえ 当てはまらない今の現実。
ここから消えた人達は何処へ行ったのか。 彼らの足跡はもう誰にも見えないのか。
そんな事を考えながら家を出た。
物騒は物騒なので親父が残したゴルフクラブの ドライバーを護身用に肩に担いで、鍵を掛ける]
生きてる奴いるのかね。
[自分以外全部死に絶えたのではと余計な想像力が 膨らんで、思わず身震いした]
(141) 2014/01/18(Sat) 22時半頃
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[空腹を訴えているが、まず最初に覗いたのは近くの家。 家族愛とは何か、人間の本能とは何かを書きたくなる 家族の家がそこにあった]
顔見ないうちに死んでるとか無いよな?
[顔なじみの情も相俟って、 自分が外に出掛ける理由の一つにはなっていた]
留守か?
[人気が感じられず、嫌な予感もしたが、 勝手に入るのもまだ何となく憚られる。 空腹を満たす手段を探しながら散歩といこうかと 勝手知った街を歩き出した]
(142) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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[応接セットのテーブルに紅茶を置いてから、斜め掛けしてたかばんをソファに置いて、コートを脱いだ。 キャサリンがエアコン入れてくれたし。 簡単にたたむとかばんの横に置いて、ソファに座る。 アールグレイを一口飲んでから、かばんを開けた。 どれにしようかな。うん、これかな。 ちょっと考えて、取り出したのはメープル味のカロリーメイト]
……朝ごはん、食べた?
[包みを開けて頬張りながら、キャサリンを見た。 カロリーメイト、まだたくさんあるけど]
(143) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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もう湧いたの?
[リモコンが鳴らすピッという音に重なっていてもそれは聞こえた。>>140 ぱたぱたと足音を鳴らしてポットまで近付いて、 お湯とティーバックの混ざり合う光景にしばし目をやっていた]
もちろん。 わたしねぇ、あのソファーに座ってみたいって思ってたんだ。 高価そうじゃん。
(144) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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それにしても……。
[何かが足りない。 革張りのソファーの感触を楽しもうとする前にそのことについて考えてみたが、 なかなか浮かばないしデメテルはもう座ってしまっていたので、考えるのを、やめた。
エアコンは作動しているけれど、完全に温まるにはまだ遠い。 そう思ったからコートは脱がずにマフラーだけを外してソファの端に置いて座った]
まだ。 そもそも、最近食欲あんまりなくてさぁ……。 売店……病院の。そこから食べ物持ってきたんだけど手はつけてないの。
[だからデメテル>>143が出したカロリーメイトにも手は伸びなかった]
…………。
(145) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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[けど、何が足りないのか、カロリーメイトのおかげで思い至ることができた]
それ、美味しいけど、お茶菓子と呼ぶには何か違うと思う。 これとかどうかなぁ。
[告げて、ポケットから取り出したのは、まだ封も切っていないチョコレートの箱]
(146) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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あ〜あ。また店壊れてんなぁ。
[欲望と絶望を剥き出しにした人達によって 一部壊された店舗を見つけて溜息を吐く]
俺の原稿じゃ、まだこの店綺麗なままなのにな。
[また書き直しだ。 街に出る度に溜息が増えて困る]
失礼。
[そこはこの店を街を棄てて 何処に逃げたか判らない住人のいた痕跡のみ。
奥に入り込むと網膜に焼き付ける様に見渡した。 冷蔵庫を開けるとまだ傷んでいないパンもあって]
(147) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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折角なのでいただきます。
[食パン6斤入りの袋を手にすると、誰もいない空間に頭を下げた。 折角の最後になるかもしれない食事。 空の下で食べたいと自然足は公園へと向かう]
(148) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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きっと私たちが、この応接セットの最後のお客だね。
[座ってみたかったというキャサリンに笑って、ちょっと芝居がかった口調でどうぞ?とソファを勧めてみた。 もぐもぐとようやくありつけたメープル味のカロリーメイトを食べながら、キャサリンの好みはわからなかったから、かばんから一通り並べてみる。 チーズ味、フルーツ味、チョコレート味、ポテト味。 だけど、そのどれにもキャサリンの手は伸びなくて。 せっかく大盤振る舞いしてるのに]
食欲ないの? もう、ご飯を食べる機会だってそんな何回もないのに。
[まあ、最後の晩餐がカロリーメイトっていうのもなんだかなあという気はする。 最後……最後、かあ。 最後のご飯は、お兄ちゃんと一緒に食べたいなあ……]
(149) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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あ、チョコレートだ。
[ちょっとセンチメンタルな気分になっていたところで、キャサリンのポケットからチョコレートが出てきた]
え、いいの?
[チョコレートは好き。駅前広場で休憩する時、毎回コンビニで買うくらいには。 だけど、買い置きなんてものは家になかったから、持ってなかった。 もう手には入らないだろうし、カロリーメイトチョコレート味で我慢するしかないと思ってたから、うれしい]
(150) 2014/01/18(Sat) 23時頃
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――世界が終わる、か。
(151) 2014/01/18(Sat) 23時半頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2014/01/18(Sat) 23時半頃
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/* 道連れ系の役職が多いし、8人だとあっという間に終わっちゃう? やっぱり狼減らして囁き狂人入れるべき?と悩んでいたら、芙蓉さん来た…! ありがとうございますありがとうございます。
(-33) 2014/01/18(Sat) 23時半頃
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[世界が終わる、らしい。]
……そうね。 私は。
[実感はない。それでも。]
(152) 2014/01/18(Sat) 23時半頃
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[どうぞ?とソファを勧められれば、こちらもお芝居の中のお嬢様みたいにしずしずと腰を落とした。>>149
よかった。ちゃんと楽しめてる。 もうすぐ終わる世界。 誰もかれもが皆平等に、死を待つだけの世界を]
そうだよねぇ……。 あれもこれも全部、最後の晩餐とか最後のデザートになるのに……残念。
[弱々しく苦笑いしながら、眼前の最後のカロリーメイト(フルーツ味)をつんつんつついてみた]
(153) 2014/01/18(Sat) 23時半頃
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もっちろん。
私が持ってても宝の持ち腐れになるだけだから。 ささっ、どうぞどうぞ、これを献上いたしますのでお受取りくださいませぇー
[またも芝居がかった動作で、チョコレートの箱をすすっとデメテルの方に押し出した**]
(154) 2014/01/18(Sat) 23時半頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2014/01/18(Sat) 23時半頃
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―勤務先(肉まんあんまん手作りのお店)前―
……なんだい、この有り様は。
[店舗は見る影もなく破壊し尽くされていた。清掃を試みている店員もいたが、もうすぐ滅ぶこの世界で何をしていけるのかと、女は諦めの表情を浮かべた]
何個かだけでも、蒸せないかなぁ。
[調理器具の点検を始めるが、しばらくしてそれも無意味だと気づいてしまう]
(155) 2014/01/18(Sat) 23時半頃
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世界が終わるから。 私、ケーキがいっぱい食べたかったんだ。 だけど、店がやってなくて。
[最後のデザート、というキャサリンの言葉に思い出して、私はそんなことを言う。 休み時間、直前の授業で出た宿題を片付けながら、小耳に挟んでいたクラスメートたちの会話。 評判のケーキ屋の話。行ってみたかったけど、閉まってた。 キャサリンは、行ったことあるのかな]
でも、チョコレートも好きなんだ。 だから、うれしい。 ありがとう。
[コートを脱いだ時にマフラーもはずしちゃったから、口元を隠すものは何もない。 口元を緩めて、芝居がかった調子で押し出されたチョコレートを受け取った]
……もったいないね。
[早速ひとつ口に入れながら、呟く。 美味しいのに。美味しいものが、目の前にあるのに、食べたくない。食べられないなんて]
(156) 2014/01/19(Sun) 00時頃
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