215 【誰歓】エンドローグ
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[ だから壁際の少女から話が振られたのであろう>>79その時に、 必要以上にひくりと口の端を吊り上げた。 続く同意を求めるかのような声には何とか。]
――ぁ……あー…、そうだなァ…。 悪くないんじゃあねェの?
……人ってのはさァ。
[ そうして、思い出したのは随分と昔のようにも思える記憶。 二の句を継ぐ前に一度だけ、息を吸った。]
顔がどうであろうと人間、大事なのは中身なんだぜ。
[ 何時かの昔(>>59)には言えなかった文句。 ――男の意図するところがピエロの彼に通じるかどうか。 それは分からなかったけれど。
…ただ、それでもその言葉を口にすれば、 男の表層へ浮かび上がった微かな動揺は収まったのだった。]
(82) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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/* しれっと話に混ざりつつ回想に繋げてみたりして。 灰の喋り方が安定しねェのはもう放り投げた。
>>-178アオイ 其方はいい方向の(幼く見られる)タイプじゃねェか… 若く見られるってのはいいことなんだぜ…
(-179) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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/* エミさんおやすみなさいませ。 さて、俺もそろそろ今日のところは失礼して。
扉の話はいつしようかどうしよう。。**
(-181) rinaria 2015/02/11(Wed) 02時頃
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[ 少女から受け取ったパーカーをばさりと羽織り。 男の腹の虫の機嫌は悪かったけれど、 一先ず流れていく話を聞くことにして。 先客>>46とは別側の壁へとよりかかった。
硬い感触が背中へ伝わった時だったか。 振り向いた顔は――矢張り覚えのあるもの。 俯きがちに礼を告げるその声と下げられた頭の理由は 男には分からなかったけれど。 あの時を何時かのこと(>>57)と考えて言葉を紡いだ。]
――…どういたしまして。
……此方こそ、
[ ありがとなァ、 と薄く唇を開きかけ、口にしかけた言葉を飲み込んだ。 ――礼を言ったところで男の頭の中を過る思考が ピエロに伝わりはすまい。そう思って。*]
(99) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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[ そうしているうち、坊ちゃんから声が出た。>>88 ――ああ、そういえばと男は思い出す。
まだ玄関の扉が開いたことを誰にも言っていないこと。
続いた幾つかの声の中(>>96>>97>>@7) 男しか知らないはずのその情報を口にした少女。
その言葉が終わったのなら後に続けるように、一言。]
ホールの扉なら、暫く前に開いたなァ。
……外は真っ白闇。なぁんにも見えやしなかった、が。
[ "帰れる"と続いた声には ヘェ、なんて間抜けた相槌を打ったのだった。]
(100) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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/* にゅるっと顔を出して扉が開いていることを告げていく人
こんばんは。夜が更けるのの早いこと早いこと…。
(-191) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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[ そうして、更なる言葉。>>@8 その後に駆け出す小さな足音がぱたぱたと。]
――おい!
[ 咄嗟に止めようと試みるも少女を捕まえるには及ばず。 飛び出したその後ろ姿を見失わないうちにと、追う。
彼女の行き先は男には知るべくもないけれど、 果たしてその姿を視界に捉え続けていられたかどうか。]
(101) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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[ 少女が立ち止まった瞬間。>>@9 すわ、急ブレーキか、と足を止めかけた男の視界が、 ぐらり、と揺れる。
ゆっくりと傾き始める足元。 そういえばこの辺りには以前にも引っかかった縁(>>0:156)が あったなァと走馬灯のように思い出す。
その際、脇を抜けた影>>102を気にする余裕は男にはなく。
スコーンだかカポーンだか まるで風呂の中で洗面器を転がしたような音がして。
男は強かに壁に額をぶつけて、その視界に星が散った。]
(105) rinaria 2015/02/12(Thu) 01時頃
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/* 下駄の人は前に引っかかった床の縁で今度こそ転んだ様子…。
>ミズキact 深夜陣営共感白ですです
(-203) rinaria 2015/02/12(Thu) 01時頃
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[ 脳が揺れるかの如き衝撃が男を襲い、 ちかちかと視界が点滅し、足が止まる。
転倒するのは何とか避けられはしたけれど、 その間に少女の姿と素早い影>>102は見えなくなっていたか。 それにわらわらと続く人の姿>>103も、また。]
――あー……、
やっぱり、
走るには、向いちゃねェなァ。
[ ぐらぐらりと揺れる頭を振って立ち、下駄を見下げて。 手のひらで支えた額はぼんやりと熱かった。
暫くして痛みが落ち着けば、少女の後を追おうと。]
(106) rinaria 2015/02/12(Thu) 01時頃
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/* 下駄(鼻緒が解れている)で走って追いかけようなんて無理だったんや…。 それに、俺は肉体派の頭脳と頭脳派の腕っ節だからなァ。
(-207) rinaria 2015/02/12(Thu) 01時頃
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/* アッ 寝かけていたとかなんとか… ちらりと顔だけ出しておやすみなさいませ。**
(-214) rinaria 2015/02/12(Thu) 04時頃
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[ 足を踏み出した(>>106)――ところで。 目前に細っこい手が伸べられて。>>112]
……ここを出たら…、
――出たら…か。
[ 自身へ向けるようにその言葉を反芻し、 少女へと向けた両目を細める。
――この少女も矢張り、出ることを選ぶのか、と。]
(117) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時頃
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――――はァ?
[ 感慨深く少女の言葉の続きを聞いた男は頓狂な声を上げた。
――おじさん。 いや、その発言に関しては何も言うまい。 男も学生の折には十も年が離れていれば オジサンオバサンと表現したであろう口。
…それよりも、"娘"だの、"嫁"だのと、 マユミの悩み事(>>1:21>>1:22)を知らない男は、 意味の取れぬその語群を少女自身のことだと解した。
そして、
…孫なんて年に見えるのかよ
やや傷心し、ため息をついたのだった。]
(118) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時頃
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[ …だがしかし、冗談か真剣な話>>114かは分からなくとも、 返事をしなくてはなるまい。
――何故なら、男に此処を出るつもりは無いのだから。]
――――……。
すまねェな、嬢ちゃん。
……俺は、此処から出ねェ。――…それに、
[ 二の句を継ごうとして、迷う。 出ないと告げても尚、その理由にまで踏み込もうとすれば、 じくりと胸の奥が疼くような気がして。]
――悪ィが、生涯に愛する女は一人だけ、と決めてるんでね。
[ それでも続けた言葉の端は掠れていたけれど。 浮かぶ顔を心の奥へと沈めて少女を見詰め。 その時ばかりは真面目極まりない声で告げた。]
(119) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時頃
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/* お返事一撃だけしてもぞもぞと離脱を。 臨也はチャラい見た目に反して硬派だった模様。**
(-230) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時半頃
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/* うぇああ寝落ち申し訳ない! ログ追ってきます。。いよいよ最終日で。
(-263) rinaria 2015/02/13(Fri) 13時半頃
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[ 何処か落胆したようにも見える少女。>>122 けれど、提案が本気であったのであったとしても、 此処へ身を止める事にした男には無理な相談。
それに――、愛する女はひとりきり。
もうずっと昔にそう決めてしまったのだから。 話が終われば男も歩みを再開することにした。]
(155) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時頃
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[ そうして、先に駆けていった後ろ姿たちが見えると、 丁度、アオイの"帰れるよ">>@13という声が聞こえた。
――嗚呼、矢張りこの少女に帰るつもりは無かったのだ。 何時だったか、薄らと分かっていた。
アオイとエミ。扉のすぐ近くへ立つ二人の前には、 男も目にした真っ白い闇。
男は、そちらへと足を向けることはせず。 静かに壁際へ背を傾けた。
そのまま、何人かの"帰る">>127>>131声を聞いた。 それに、湿り気を帯びた声で"残る"と口した少女の声>>133も。 それに対する声高な坊ちゃんの辛辣な声>>134>>135も。
それでも男は、帰るとも残るとも言わないまま。]
(156) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時頃
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[ ピエロの兄さん――相変わらず年齢は知らなかったけれど、 から漏れた声>>141を聞いても男の考えは変わらなかった。]
――――…生憎と後悔するようなものは、 向こうには残ってなくてなァ。
[ 大袈裟に肩を竦めて下駄をからりと鳴らす。 今度は転ばぬよう、注意を払いながら。 そうして、誰に向けるでもなく、 マユリへ言った事と同じことを繰り返すのだ。]
俺は帰らねェよ。 見送りくらいは――…まァ、してやるさ。
(157) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時半頃
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/* あああマユミさんのお名前誤字している!済みません!
俺はここに残らせてもらうぜキリッという最終決断。
(-264) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時半頃
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/* あああ寝落ちしてました! 終わる前に起きられて良かった…
時間もないのでご挨拶を。 村建て様ことエミ/nabeさんにおかれましてはこの度の村建てありがとうございました。とても楽しませて抱きました。
今回、素敵な設定だなあと飛び入りで参加させていただきました、rinariaです。SNSの方は、自己紹介検索でrinariaと入力して頂ければ出てくるかと。 名前は「リベリオ」で登録しています。
皆様、今回は同村ありがとうございました。 参加が薄い日もありましたが、とても楽しく遊ばせて頂きました。また何処かでお会いすることがありましたらよろしくお願いします。
挨拶終わり。かしこ。
(-284) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時頃
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/* アッ、青鳩の方もリベリオという名前でやってます。 後で突撃するかもですが怪しいものではありませんので…(
(-285) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時頃
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リーは、ぺろりと舌を出した。
rinaria 2015/02/13(Fri) 23時頃
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[ ――ああ、彼は。>>160 ようやっと決断した男になんてことを言うのだろう。 …芝居しか無かった。 好きだった女と先輩を失くした男には、それしか。
…それは、つまり芝居に関してはまだ。]
――そうかい。……でもな、
――俺は、地獄の業火に焼かれながら それでも天国に憧れる。
[ ピエロの兄さん――寧斗へ向けて、言葉を紡ぐ。 男には芝居だけしか、無かったから。 だから、見送る言葉も件の仮面の怪人のもの。
男にしては日常もこちら側も地獄であるのには変わりなく。 それでも男はここが天国であると信じたかった。 そんな思いを込めて、口にした。]
(181) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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[ そして、男へ背を向けたピエロへからころと寄り。 彼の見据えた扉の先――男には、もう無用の世界。 …けれど、眩しいその白い闇を見詰め。]
――ピエロの兄さんよ。 一つだけ、頼みごとを聞いちゃあくれねェか。
[ 横のピエロに向けてかけたのはそんな言葉。 半眼に薄く張る水の膜が溢れてしまわなよう、 幾度か瞬きをして。]
向こうに戻ったら、 …とある場所に、こいつを。 置いてやっちゃあくれねェか。
――だぁれも来なくなっちゃ、寂しいだろうから。
[ そうして、手渡す…というより押し付けたのは、 自身の携帯電話。――それと。 鳴らした指と共に右手に赤い薔薇を一輪咲かせて。]
(182) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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[ 彼女の――明日香の墓標がある、丘の場所をそっと次いだ。
はてさて、こちらで渡したものが向こうへ届くことやら。 それは男には知れなかったけれど。]
――見た目がどうであろうと、 アンタの心の中を知れば、 誰かがアンタを愛してくれるだろうさ。
……だから、頑張んな。
[ 告げた言葉を最後に男は飄々と手を振り。 からんと足を一歩後ろへと引いて、大仰に一礼を。
…そうして、扉を超える者たちを見送る姿勢。*]
(183) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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/* 最後に手品一つして臨也は〆。お疲れ様なのでした。
おう… ピエロの兄さんに託したら齟齬ったか…?すまん!
(-291) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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/* あああ誤字脱字が!なんてこったい!
(-293) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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/* ピエロの兄さんありがとなァ。
さて、残りわずか。みんなの行く末を見守ろうかね。
(-297) rinaria 2015/02/14(Sat) 00時頃
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/* 改めて、お疲れ様でした。 また何処かでお会いできる日を楽しみにしています。
本当にご同村ありがとうございました! またどこかの村で。
(-302) rinaria 2015/02/14(Sat) 00時頃
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