30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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ん……綺麗……だよね。 生き物でもない、感情のないものなのに、さ…。 だから…かな、彼が回す時だけを刻めばいい。 他の何も考えずに…、…
…どんな音が、したのかな…。
[そう謂って、自分の心臓に手を当てると眼を伏せる。 微かに手を伝わり聞こえる心音、この音にも似てるのだろうか。]
[―――…ころ、ころり]
[今日もポケットの中で硝子球が微かな音を鳴らす。]
(108) chiz 2010/09/13(Mon) 21時半頃
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フィリップは、ゎー、近くで雷落ち始めた。なんなんだ。
chiz 2010/09/13(Mon) 21時半頃
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>>112 [から、ころ、ころり…]
[硝子球は色を変えない、ポケットにしまわれた其れは 薔薇へと撒く飛沫のように光に翳すときらきら光って。 翡翠の瞳は、一見色を変えない。一見―――… 過去の空洞に沈めていた心は変わらないようにも見えて。
毎日、朝、薔薇に水を遣るようになって。 毎日、時間が空けば共に過ごすようになって。 毎日、好きだと謂われてキスをされて。 毎日、強く抱きしめる手に返すのは…緩い抱擁。
何も変わらないように見える日常。 けれども硝子球は何時しか氷のように、 じわりと少しずつその形を変えているのかもしれなくって。]
(113) chiz 2010/09/13(Mon) 22時半頃
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……危なく、ないの?
[セシルのその言葉を聴いたのはきっと、 セシルが強い抱擁を、翡翠が緩い抱擁を施していた時で。 傍にあることに慣れてしまった体温、ころり、傍で無機質な音がして。]
… …うん。
[不安拭いきれないまま言葉には、小さく頷く。 眼を閉じれば相手の体温で眠りの世界へ誘われそう。 そんな星の空が仰げる時間、薄暗い部屋の中で。]
(114) chiz 2010/09/13(Mon) 22時半頃
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今夜までか。あっという間だね…。 あ、王様はお疲れ様です、ありがとうございます。 エピの俺の寝落ち率の急上昇はなんとかならないのかorz 本当にごめんね、本編と比べてしまうと 少し気が緩んでしまうみたい…。
一気に時間軸が動くモノローグみたいな遣り取りって はじめてなのかも、楽しい楽しい。 少しリレー小説みたいな感じもするね。
[セシルの腕の中で寝ておこう、寝ておこう。また夕方に!*]
(-864) chiz 2010/09/14(Tue) 07時半頃
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ちら覗き。 時系列がもうよくわからなくなっているので どこにも混じれずに夏休み終わっちゃttt…(*ノノ)
ちょっとルーカスの話には混じりたかった。 多分、夏期休暇終わってからでもどこかでは 聞く機会もあるんだろうからいいんだけれどもね。 IFの話になってしまうけれども。
(-922) chiz 2010/09/14(Tue) 16時頃
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>>-924 うん、顔が大変なことになってたみたいだし 多分見かけたら話しかけくらいはしてるかなって。
本当にぐっすり寝てしまっていましてorz そういう意味でも残念!けれどもルーカスは 誰かに話すことで区切りつけられたんじゃないかな。 お疲れ様。
ベネットはお疲れ様! ドナルドもディーンもぎりぎりのところで踏み止まってたので ついついならば俺がとけがしてしまってごめんなさい。 けがすのなら二人以外がいいよね!とか勝手に思ttt またどこかで!花祭かな!お疲れ様!!
(-937) chiz 2010/09/14(Tue) 16時半頃
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フィリップは、ともだちうらやましい。
chiz 2010/09/14(Tue) 16時半頃
フィリップは、見境なさ過ぎるなヘクターwwwww
chiz 2010/09/14(Tue) 16時半頃
フィリップは、サイラスはお疲れ様お疲れ様。ゆるゆるだけれども、戻った。
chiz 2010/09/14(Tue) 20時頃
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>>150 [信じて、という言葉に翡翠の色は珍しく揺れて。 それは体躯の差のある後輩の同室者と 彼の関係を思ってのことと、]
――…何時まで、待てばいい…?
[からり…、不安げに呟くのは言葉だけで 置いていかれたことが過去にもあったから。 信じるという言葉には頷ききれなかったけれども、 蒼薔薇に呼ばれた時のように引き止めることもしなくて。]
……じゃあ…、 その、間は…話しかけないほうがいい、ね。
[了承の言葉と共に細まる翡翠は、硝子のようで… けれども溶けかけの氷のように照らす光に少し、滲んで。]
(182) chiz 2010/09/14(Tue) 20時半頃
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>>152 [その後の誘いの言葉には翡翠を伏せて頷いて。 短い、けれども学生の期間の中では長い…最後の休暇。 触れ合い、交わしあう行為も少しずつ回数を重ねて。 それは、蒼薔薇に教えられた甘いだけのものではなく 切ない痛みを伴うものだということも 知って]
… …ん、
[痛いのに、苦しいのに…それだけではない。 啜り泣く様な呼気を零しながら常よりも長い交わり… ぽたりと最後に肌蹴た胸元に伝うのは後輩の流した涙で。 濡れた翡翠が、それを見つめる。
―――…綺麗、
闇の色の混じる淡くて脆い硝子球のよう。 掠れた声でそう呟いてセシルを撫ぜて、抱き寄せる手は、 何時もよりも縋るように…、微かに、震えて―――…。]
(183) chiz 2010/09/14(Tue) 20時半頃
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ちょっと先出し。 じゃないとすごく時間かかるっぽい。 ごめんね!今回筆が遅い理由はわかっている! 俺、右側慣れてないんだよ!本当に!!
[( ノノ)]
(-958) chiz 2010/09/14(Tue) 20時半頃
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ヘクターは悪すぎだろうJKとは俺も思うけれど 話の中枢に絡むのは今はセシル+俺だけで 他に実害が出ているわけじゃないからいいんじゃないかな。
俺はヘクターに関しては直接は関わらない位置。 近づいたら話ややこしくなrげふん。 あまり人に深く関わらない設定だしね。俺が。 NPCとの物語よりPC同士の物語大事。
(-962) chiz 2010/09/14(Tue) 21時頃
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プライドを突いた後の屈辱プレイですnなんでもない。 ほんとうになんでもない。
(-965) chiz 2010/09/14(Tue) 21時頃
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ディーンには、先輩とよく遊んでた(寝てた)でしょ な 負縁故を投げたかったんだよね。 何度か気にするように見てたのはその布石だった。 ディーンが人気ありすぎて近づけなかった、残念。
ラルフもおかえり。おれはなんざん。
(-968) chiz 2010/09/14(Tue) 21時頃
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―新学期>>154― [夏が終わった後も青薔薇のあの騒動は 噂で囁かれる程度のものにしかならず。 それは残った者達に口が軽い者がいなかったからで… 翡翠も訊かれても小さく笑うだけで口にはせず、 常と…、休暇前と、何も変わらない姿。 夏の休暇の間が夢だったかのように、 深く関わらぬ性も、夜の食堂の主であることも、 硝子球を覗く癖も…何も…変わらず。]
[から、ころ、からり…]
[ただ、少し…硝子球を覗く瞳の色が変わった。 それは小さな変化で、誰も気付かないことだったけれど。 食堂から月に向けて小さな淡い球を覗く姿は、 何かを探しているようで、考え事に耽っているようで、 何かを、誰かを待ちわびているようでもあって…。]
(188) chiz 2010/09/14(Tue) 21時頃
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[荒れ模様の同級生と話すこともなく、 後輩とは約束通りに会うこともなくなり…
その存在を示すのはたまに聴こえるハーモニカの音だけ。]
[から、ころ]
[ころ…、ころり……]
[球の中を覗きながら、口ずさめるようになるくらいには 何度も、何度も…その音は聴こえ、耳に残っている。]
(189) chiz 2010/09/14(Tue) 21時半頃
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>>-971 ね!どろどろになるところだった。 先輩とどんなことしてたの?とか訊くつもりだった。
またの機会があれば!! [俺の中の人もそういうどろどろは好きなのでした。]
(-972) chiz 2010/09/14(Tue) 21時半頃
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― ある日の朝、薔薇園>>158 ― [その日も何も変わりなく、何時もと同じ時間に。 水を遣りに中庭へと出ると飛沫の音、 常にはない人影が其処にはあって。]
―――… ……
[薄く開いた唇はその姿に小さな呼気を零して。 振り返る姿に、翡翠は…]
…おはよう。
[常と同じように、それとも変わって見えるのだろうか。 傷のついた痛ましい姿に、けれども同じように笑って]
(190) chiz 2010/09/14(Tue) 21時半頃
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――――…… … うん
[後輩が紡ぐ、ヘクターの名前。 翡翠が細まったのはその報告にか、それとも眩しさに。]
(191) chiz 2010/09/14(Tue) 21時半頃
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…後輩は、さ…覗いたことある?
[から、ころ、ころり…鳴るのは硝子球の音。]
…この時間、薔薇園から覗くと…、 綺麗――…なんだよね。 太陽と、土と、水と、薔薇の香で…きらきらしてさ。
[ヘクターの話を長く続けようとせずに口にするのは ポケットの裡に眠る、まだ果たされていない約束のことで。 おいでよ、と誘うのは太陽の光と薔薇の花の色が映える場所。
――――…昼の、薔薇の木の下へ。]
(192) chiz 2010/09/14(Tue) 21時半頃
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フィリップは、ロビンは可愛いな。
chiz 2010/09/14(Tue) 22時半頃
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…うん。 やったこと、ない?
――…綺麗だよ。 この時間も…夜に覗くのも。
[深くは訊かない。ヘクターの話を聞かなかったのは、 その性と、後輩の残した言葉が理由にあったかもしれなくて。
それに、
それよりも、見せたいものがあって。]
……こっち。 覗いて、みて。
[小さな球を親指と人差し指で摘んで空へと翳す。 太陽の光が反射して、きらきらと眩しさを放つ球は 約束の赤と青ではなく薄い翡翠の色を宿して。]
(195) chiz 2010/09/14(Tue) 22時半頃
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[硝子球の中の世界に浮かぶのは、 光の加減で色を変える特殊紙の音符の形。]
(196) chiz 2010/09/14(Tue) 23時頃
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>>198 [感嘆の声が聴こえれば嬉しそうに翡翠を細めて。 くすり、と笑む音はセシルの直ぐ傍で聴こえただろう。]
……見つけたんだ。 見た時に、ああ、後輩っぽいなって。
[空の色がかかって少し蒼じみた翡翠。 緩く握りこめば光を閉ざして手の中に隠れてしまう世界。 ――…綺麗、その言葉には頷いて。 ――…綺麗、それが自分に掛かると翡翠を伏せて。]
(206) chiz 2010/09/14(Tue) 23時頃
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……前、も…同じようなこと…やってさ。 中で…鳥が飛んでる球なんだけれど。 見た時に、ああ、先輩っぽいなって。
だから…、先輩が約束をしてくれたら 渡そうとしたんだけれど…、さ。
……それは、渡さずに…終わっちゃって。
[からり、]
…今回も、同じことになるかなって…考えかけてた。 でも、後輩は…来て、くれたから、…。
(207) chiz 2010/09/14(Tue) 23時頃
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―――…うん、セシルっぽい。 ……セシルの、ハーモニカの音は、 こんな感じ…きらきらして、すごく…綺麗。
[照れる姿に一見何時もと変わらぬ翡翠は細まって。]
だから、これは…後輩の。
[抱きしめようとするセシルに、手の中の球を差し出す。 ふわり…浮かぶのは白の紙飛行機。 ふわり…薔薇の香に乗るように、赤に映えて。]
(223) chiz 2010/09/14(Tue) 23時半頃
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… …大事に、してよ。
[手と手が触れて、球が後輩の元へ渡る時に 口にした言葉は手の中の脆い硝子球のことで。 それだけでは、ないかもしれなくて。]
(224) chiz 2010/09/14(Tue) 23時半頃
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[ふわり、セシルの頭に着地した手紙。 その中身を見たのは少し後のことになったか。 差出人はすぐにわかった。細い筆跡、 その言葉を告げたのは、その後輩にだけで…。]
――…うん。 ……ありがとう。
[翡翠を細めて流れる文字を読むと同じ言葉を反芻する。 あの時―――…ルーカスが居たから助かった。 蒼薔薇に呑みこまれかけていたあの時に、 言葉で、抱擁で、今はもう消えた痕で繋ぎとめてくれたから。
その後輩が自分の言葉で少しでも楽になれたのなら… それはすごく嬉しいことで。 手紙は汚さぬよう折りたたまれて大事にしまわれる。 空を飛ぶ折り目の跡を、紙と記憶に刻みながら。]
(239) chiz 2010/09/15(Wed) 00時頃
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[手紙を読み終えた後は セシルの笑う姿に、翡翠もまた笑みの形に。]
……うん。 でも、
大事にしすぎて…仕舞ってしまわないで。
[壊れないようにと引き出しの奥に仕舞われることよりも、 いつでも、傍に置いておいて欲しいと。
――…大事に、しすぎないで。 ――…中途半端に置かれるくらいなら ――…壊れて、しまえば…けれども
本当に望むのは、そんなことではなくて。 ただ―――…]
(248) chiz 2010/09/15(Wed) 00時頃
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…ねぇ、セシル…
[からり、零れるのは甘い吐息。 酔わされるのは薔薇の香…それは、蒼い色ではなく
望むのは―――…]
(249) chiz 2010/09/15(Wed) 00時頃
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………キス、しようよ。
[そっと、秘め事囁くように紡がれる誘い。 それは鮮やかに咲く、薔薇の木の下でのこと――――…*]
(251) chiz 2010/09/15(Wed) 00時半頃
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/* セシルはwwwwwwwwwwwwwww
うっかり芝出ちゃった。 最後までこのずれっぷり、それがいい。
俺からは、〆!ありがとう。 あとは想像に任せる。 ゆるゆると、一見変わりないんだろうけれど。
(-1018) chiz 2010/09/15(Wed) 00時半頃
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フィリップは、>>-1022 あ、謝らないでね!自問自答してただけで誰が悪いとかじゃないので!
chiz 2010/09/15(Wed) 00時半頃
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体調とか用事とかそれでエピでも中の人会話が 控えめなままですみませんでし た!!
ずっと付き合ってくれてたセシルはありがとう! ドナルドと、ルーカスもね!!本当ありがとう。 後輩とお話しするの楽しかったし嬉しかったのです、 ありがとうありがとう。これからも頼りにする(← なんだか不思議ちゃんですみませんでした。
遅くにご挨拶になります、楽しかったです。 また他の村でお会いできましたら宜しくお願いします。 地図でした・・・★
(-1025) chiz 2010/09/15(Wed) 00時半頃
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