233 逢魔時の喫茶店
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[その後も、着物は何枚持っているのだとか、 寝泊りはどうしているのかとか。 少しでも彼のことを知りたい欲が、 どうでもいい質問となって次から次に、溢れ。]
――…おれのこと、欲しい、なんて 言ったけどさ……
どうせまた、置いてくんでしょー? おれが、……だから……
[記憶が正しければ二度、>>3:24>>3:193届いた願い。 けれどあの時、来年の話題もあったのは事実。
つまりまた、ここを離れて トレイルの知らない秋と冬と春を過ごすのだろうと。]
(+95) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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ちふゆ――…千冬……
[最後は言葉にならず、深紺の布地を握りしめる。 行かないで、の代わりに。
どうすれば、何といえばいいのだろう。 何故こんなにも、この男と離れ難いのか。
教えて、と縋るような眼差しを。たった一人に注ぐ。]**
(+97) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* >>+94 ネ、ネタを挟まずにいるのが限界だったんです……
あーもー。あーもーどうしてくれよう 頭からまるっと食べちゃいたい
※こう見えてもおれは今でも左のつもりです
ここはこういうお店じゃないので、 ちゅーしたくなったら外、かなー
ケイの料理も気になるものの、表の展開にわくそわ
(-48) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* >>+91 この「我ながら可愛げがあると思う。」 気に入ってしまった
あとねえホレさんに、 「俺らいちゃいちゃしてるだけなんでお気になさらず」 って言おうかどうしようか迷った、んだけど さすがにあれなんでここに埋めとこう
全部千冬がかっこよくて、そのくせ可愛いのが悪い
(-49) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* 村に入っている時にお馴染みの 「おればっかり楽しんでないかな?大丈夫かな?」 病と
「エピって魂の秘密が暴かれるの怖い」病が迫ってまいりました……
今回初めましてさん多めっていうのもあるのか 探してないから、なのか 誰が誰だかぜんっぜんわかんないんだもん (メタ透けのホレさんとブローリンさん除く)
(-50) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* ページ開いたとたん千冬の顔が見えてわーい 青はptいっぱいあって嬉しい
ケイだいじょーぶかなー無理はだめよ
(-66) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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[昔からこの男の近くはいつだって温度が少し低くて、 それが何とも心地いいのは、 彼の正体と、夏の相性の所為だと思っていた。
でも――きっと、それだけじゃない。
体調を慮う忠告には、同じように返す。>>+104 本人が知れば嫌な顔をさせてしまうかもしれないが。
このまま、すべての熱を奪われ凍り漬けになったとしても。 此処を離れるつもりは毛頭ないし。
そんな杞憂すら起こらないほど、 ふつふつと滾る慕情は増すばかり。]
(+121) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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[まだ、意識が明瞭な時。 千冬が何かに気づいたようで、ふと視線だけを巡らせ。
先日昼夜共に変な客の仲間入りした同胞と。>>+101 彼をここに招いた常連客の連れが見えれば。>>+99 軽く首を揺らして挨拶を送るが、 先日のように声を掛けることはできなかった。
数刻前の想像を振り返り。、>>+58 客観己もあんな顔をしているのかと思えば、 あまりにも照れくさくて。]
(+122) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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[触れられた瞬間こそ、肌が粟立つ感覚に襲われたが それも次第に、慣れていく。]
んー? なーに 俺のどこがこどもだっつーの [胸の底に澱のように溜まった憂鬱も、緊張も。 ひとまずアルコールで沈めて。 呆れたような吐息が届けば、>>+106 重心を肩に預けるように身体を捩じる。
嫌がらせのようにも甘えているようにも見える仕草。 次第に蕩ける意識に、剥がされていく虚勢。]
まじで。すげー おれも空飛んでみたいんだよねー 今、ケイに頑張って貰ってるとこ
[建前に本音を混ぜ込み、やがて取り繕うことも叶わなく。]
(+123) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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――…千冬? どうしたの
[酩酊し、無様な醜態を晒してる自覚もないまま、 痛みを孕む声で名前を呼ばれ、不思議そうに顔をあげ。
そのまま、包み込むように淡く抱きしめられて 漸く、己が何を口走ったのか悟った。>>+108 そのまま、銀糸に顔を埋めるように目を閉じる。]
……違うよ "誰か"に置いて行かれるのが怖いんじゃない
[養父のことは、こころのどこかで得心していた。 母のように見限ったのでなく、 人間の元へ返そうとしてくれたのだろうことも。]
(+124) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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おれが 怖いのは 千冬に、置いていかれることと、
[何れ千冬を置いて――老いて、逝くこと。]
(-69) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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[初めて知らされた、彼の存在の儚さに。 数度瞬き、続く言葉に欲しかったものを、知る。>>+109
己だけに注がれる、視線と熱と、想い。 何かの代わりでない。 誰も変わりにはなれない、特別なひと。]
ほしい。千冬が、欲しい
ずっと、おれの傍にいて もう、置いて行かないで
[額に受けたくちづけは、不思議と冷たくなかった。 このまま近くにいて、溶けてしまうのではと不安になる程。]
(+125) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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[まるで幼子をあやすように、背中を撫でる掌に目を細め。 握りしめたままだった布を解くと、 銀糸に指先を差し込み、頬に手を宛てる。]
千冬が――…好きだ
[そのまま指を滑らせ、親指の腹で頤からくちびるをなぞり。 重ねようとしたところでふと、 ここがどこだか思い出したようにぱっと、瞳を開き。]
あー……
[羞恥と、酒精に頬を赤く火照らせながら、 そのまま胸元に顔を埋めた。
今なら恥ずかしさで、死ねる。]*
(+126) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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/* トレイルなのにかっこよく決められないわ 店員なのに店内描写を置きざりにするわ
これはひどい(顔覆い)
(-70) 2015/08/10(Mon) 21時半頃
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/* もーちょっと引っ張りたかったというか 我慢するつもりだったのに全然あかんかったね
白が薄いのはちと淋しいものの 地上や進行については居るひとにお任せスタイル
(-77) 2015/08/10(Mon) 22時頃
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/* これ、地上にいる人が来たら見られるっていうのもだけど
上と下で頑張ってる店員には既に見られてるっていうのが
なんか、こう、ね。 恥ずかしいやら申し訳ないやら
イエーイってはしゃぎたくなるほど幸せやらで
(-79) 2015/08/10(Mon) 22時半頃
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[飲み慣れぬ酒に支配され、 身体もこころも弛緩すれば日ごろの鈍感さにも磨きがかかる。]
んー? 仰ぐ? 何、千冬も、暑いの?おれもー…
[ついでに耳まで遠くなるらしい。>>+132 子供じみた嫌がらせ、もとい甘えは加速するばかり。
自身の発する不用意な一言が、 これまでと違う焔を煽っているなんて気づけない。]
なんかねえ、練習してるんだってー [へらりと笑って、 追及されれば先日の社員旅行の話題を繰り返そうか。 共に空を翔けたい対象が増えたことによる密かな期待は、
白く美しい羽が潜む背に向ける、眼差しに閉じ込めて。]
(+145) 2015/08/10(Mon) 23時頃
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[突然の抱擁、じわりと混ざり溶ける体温。>>+133 どれもこれもが、トレイルのこころを綻ばせ拓いていく。 甘く、優しく、そして少しだけほろ苦い。]
んー……?
[無自覚が継続しているうちは、 つられるように笑い、かと思えば拗ねる。 酔っ払いの機微は、山の天候より変化が激しく。>>+97
その激しさが時に、恵みのスコールを呼んで、 乾いた大地を潤わせ命をはぐくむ。
愛情に飢え、怯えていたこどもが、 漸く見つけた、確かな答えに手を伸ばすように。>>+125]
(+148) 2015/08/10(Mon) 23時頃
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[ゴロウの祖父の訃報で思い知らされた いくつかの仮定と、事実。 人間はどうあっても、彼らより短命であるということ。
千冬にとっての氏の存在の大きさ。>>2:85>>2:99
同じ東洋の血の方が、――彼に、似つかわしいと。>>42 惹かれる想いと、後ずさる感情の葛藤。
懸念事項はほかにも、いくつもある。 それでも抑えきれず、 過去も、未来も一旦すべて放り投げ。
そして――掴まえた。>>+135]
(+150) 2015/08/10(Mon) 23時半頃
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そんな勿体ないこと、しないって
[今夜の約束を交わした時のような念押しに。>>3:25>>+135 面映ゆい笑みを浮かべて。
もしかしたら、――もしかしたら。 この気持ちを、恋と呼ぶのかもと。
豪胆なのか、小心なのか解らない男に捧げた、 生まれて初めての、告白に。 秘匿し、独占するような仕草と共に 同じ言葉が返れば、歓喜のあまり箍が緩む。>>+136
場所を弁えない行動を瞬間引き止めてくれたのは、 僅かばかりの理性と、同僚の用意してくれた、料理の香り。]
(+152) 2015/08/10(Mon) 23時半頃
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[一度我に帰ってしまえば、立て直すのは難しく。 言葉にならない呻きをあげながら、 それでも身体を退くという選択肢を選ばない処に、 ――惚れた弱みと、己の可愛げに自画自賛を贈って。]
友人の……って。ゴドウィンさんの? それって――…
[ふいに漏れ聞こえた呟きに、意味を咀嚼すれば。 また違う動揺とざわめきが全身を巡る。
きっ、と。少しでも動けば触れ合うほどの距離で、 睨むように見据え。]
今までは、……どうしようもないし 気に、しないように頑張るけど
もう、だめだからな
(+156) 2015/08/10(Mon) 23時半頃
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[恋愛経験がないからといって、 まったくそういう方面への知識がないわけじゃない。
養父はその点も、それなりに教育してくれた。 彼が去ってからは、兄弟のような同僚たちが。 たいがい、興味がないとスルーしていた。
最近知ったあの店の秘密と、 何もかも訳知り顔な男に刺すのは、初めての嫉妬。
とはいえ、前後の言動を思えば不満顔の維持も難しく。]
――…だいじょーぶ 乾杯、し直そう
[彼がここを去らないと、己と共に在るという記念の杯に。 相応しい酒が厨房で待っている気がする。 予感は、きっと当たるだろう。>>*3>>*6]*
(+157) 2015/08/11(Tue) 00時頃
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/* あんまこういうことコメントアウトで言うの 普段は好まないタイプなんですが でれっでれで申し訳ないッス
ところで地上もちらっちらガン見してるわけですが ゴロウとテツもこう、もだもだしてていいですなあ……
あとねえ!ケイがほんっといい人で。 いやいい蛇で。 お兄ちゃんって呼びたい。
(-87) 2015/08/11(Tue) 00時頃
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/* っとお! 追撃落とす前に気づいて良かった。(ほわわ)
>>+162 惜しい!これから行くんですー ここの突っ込みはお取り置きしようかなあ。 でもなあ。いちいち呉れるものが嬉しくて できるだけ返したくなるんよね これでもまだ全然拾いが甘いと思う。うーん悔しい
(楽しい)
(-88) 2015/08/11(Tue) 00時半頃
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[あの日――深夜の呼び出しにより始まった、>>1:*2 社員同士の戯れを披露する際はやや自慢げだったかもしれない。
誰も、彼も。 かけがえのない、仲間だから。
社員旅行についてはまだ未達成だが、>>+162 相談だけでもじゅうぶん楽しかったので笑顔で頷く。
トレイルが非番の日に、別の旅行計画が 持ち上がるのだがそれはまた後日のこと。>>48]
(+177) 2015/08/11(Tue) 01時頃
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だから、こども扱いすんなって
[正しい意味で、そう扱われてないことは解ってる。 これも、きっと甘えのひとつで。 ――すべて見透かし、一歩先を行く彼に。>>+165 正面から不服を申し立てることが、未熟の証。]
だめなのは店、じゃなくて休憩室
[損ねた機嫌も、腕を引かれれば抗うことなく凪いでいく。 『ファミリア』に行くことに異論があるわけじゃない。 トレイルだって今後も赴くつもりだ。 時にはひとりで。そして、ふたりで。]
(+180) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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["困った"の意味をやや湾曲して受け取り、 過去どれだけ愉しんだのやらと嘆息する。
不機嫌を露わにしたのに、何やら愉快な笑みと。 今後に期待を寄せられれば、勿論と即答。]
――…ていうか おれの部屋にだってベッドぐらいあるし
[根なし草の誰かさんとは、違うのだと。 良い子は、悪い大人の企みに知らず知らずに乗って、
細く、それでも確かな男の指先を揃えて掴み その先に素早くひとつ、くちづけと言う名の宣戦布告。]*
(+182) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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あー……ホール、コテツひとりだし 直接注文してくるから、待ってて
[白々しい挑発と計略に真っ向から挑んだ結果の、>>+167 己の行いに羞恥が戻ったのは直後のこと。 抱擁で崩れた後ろ髪をくしゃりとかき混ぜる。
少し、落ち着かなければ。舞い上がりすぎだし そろそろ少し離れなければ――このまま癒着しそうで。
名残惜し気に、身体を剥がし、席を立つ。 何なら一部、配膳も手伝おうか。]
(+183) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[再びテーブルに戻る時も、やはり、隣。 食事のために多少、隙間を空けても交わす視線の熱は変わらず。]
ケイは、うちの自慢のシェフだし ――…兄貴、みたいなもんだから
[祝福の詰まった品々と軽い揶揄に、照れ臭そうに頷く。 コテツも同じく実年齢は上なのだか、 彼についてはどうしても、年下のように扱ってしまう。 素直じゃなくて、素直すぎて、微笑ましい同僚のひとり。
運ばれる料理は、どれもこれも食欲をそそる。 新たなグラスに注がれた酒に、目を細め。
乾杯の合図の後含むそれは、滑らかに舌を、喉を潤す。]
(+184) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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[それからしばらくは、 目の前に並ぶ料理や、これまでの思い出話など、 とりとめのない会話と共に食事を楽しむ。
箸を使い熟すにはまだまだ時間がかかりそうだ。 手を取り合い、じゃれ合いを繰り返し。]
あたりまえでしょー こんなに酔っ払ったの、 もとはといえば千冬の酒のせい、だし
[果たして、天使のような翼をもつ悪魔の囁きに。 返す返事はイエスしかもたない。 一度醒めた酔いは、祝杯に呼び戻されて。]
責任、とってくれるよね
[緩やかに跳ねる髪を擽る冷気が孕む夜気に へらりと笑う顔は、無邪気でも、 ――囁き返す声は熱を持ち、欲を孕んだ大人の、それ。]**
(+187) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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