233 逢魔時の喫茶店
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/* 本日も多角がんばろうな時間がやってきました。
人間には呼び捨て。 人外でも店員なら呼び捨て。 人間でも年上っぽかったらさんづけ。
ヴェスパタインは意地でも名前呼んでやらない……
(-81) 2015/08/06(Thu) 22時頃
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[コテツとゴロウの間で交わされる 『サムライソード』の言に、ほんの少し眉が揺れた。 昨日の会話の一部と、昔を思い出して。>>97>>98]
いいんじゃない、コテっちゃん
[睨まれる程度では、ひるんだりしない。 実際ほんのり空気が冷えたかもしれないが、だとしても 火照る頬には有難く、酔っ払いの記憶は曖昧。
それはそれとして、刀よりは食べ物の方が似合っていると コテツに向けて重ねて首を振ってみせる。]
(223) 2015/08/06(Thu) 22時頃
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えっ。ワイバーンて、あのお客さん?
[ケイのフットワークの軽さから、 てっきり飛べるものだと思い込んでいた。
旅の思い出話は語られれば勿論聞くし、 SNSはやっていなくとも、写真を見せてもらうことは日常。 それでも、必要外のことは訊くことがないため 長らく店員同士の付き合いがあれど、知らないことは多々ある。
どう考えても飛行機の方が便利かつ安全なのだが。 人間嫌いと非日常が日常の半分なこともあり、
アナログ極まれりな乗り物への関心が高くなるのは仕方ない。]
(*29) 2015/08/06(Thu) 22時半頃
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/* プロからずーっと思ってて言いそびれてたことなんですが ケイの優しさと気遣いが、すごい。 伊達に長生きしてないね!って余裕を感じる おまけに面白い
コテツは可愛い。ホレさんも可愛い。 そりゃトレイルの人間不信が長年解消されないはずだわ。
ここにいれば、幸せだもの。傷つかないもの。
(-85) 2015/08/06(Thu) 22時半頃
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[クリームソーダの毒々しさを隠さない緑と。 バニラアイスの白。子供の頃、好きだった。 もちろん、甘いホットケーキだって例外じゃない。
どちらもコーヒーの美味さが理解できなかった頃のこと。]
まあ、確かに。ね ホレさんはやればできるひとだから
[綺麗にデコレートされたふかふかの生地に、 真っ直ぐに向けられる賞賛には素直に頷き。>>228 ひとくち分取り分けられたフォークの行方を追えば。]
――…えっ、いや、
[予想外の軌道を描き、目の前にやってきた。 そんなに物欲しげな視線を送ってしまっていただろうか。]
(238) 2015/08/06(Thu) 22時半頃
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[甘い、あまい。誘惑。 丁重に断るのが正しいと、解っているのに。
逡巡の間に、フォークから チョコレートソースが零れそうになったを見て。 慌てて差し出されたそれを、手首ごと掴んで固定し。 空いている手で髪を押さえ、素早く口に入れる。]
ん、…… …
[触れた部分がひどく冷たくて驚いたが、 それよりも己の行動の方に、混乱して言葉がでない。
奪われた体温を補うように口元に手をあて、 美味い、と告げる代わりに咀嚼しながら繰り返し頷く。]
(243) 2015/08/06(Thu) 22時半頃
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[ごくり、喉を震わせ甘い塊を嚥下しながら、 ヴェスパタインのくちびるが紡ぐ秘めた声にも、頷くだけ。
今度とは、いつだろう。 彼はいつまでこの地に留まるのか。 聞きたいことは山ほどあるが。何より。
コテツに土産を渡すと聞いて、俺には?と 昔のように素直にねだれず、拗ねていたことを思い知り。]
ごちそうさま あとは、ごゆっくりどーぞ
[会釈し、精一杯店員の態を繕いながら厨房に戻る。 ホレーショーの作ったパンケーキは確かに美味かったが、 リキュールの甘さに喉を締め付けられそうで。
残りのアイスコーヒーを勢いよく吸い込む。 浮気者を責める視線には、今更でしょうという顔で。>>245]
(249) 2015/08/06(Thu) 23時頃
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/* 恥ずかしい。 一回跳ね除けたかったけど他に取られたらやだーって ツンを維持できないこの、この……
(-88) 2015/08/06(Thu) 23時頃
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/* あぁあぁあぁあぁあぁって叫びたい。
(-89) 2015/08/06(Thu) 23時頃
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[エフと、リツ。 周りの目を気にしてか、ほどなく解かれた指先も。>>224 見ないふり、見ないふりと己に言い聞かせていることこそが しっかり視界に捉えている証。]
んー。顔っていうか、雰囲気?がね あったかくて、こっちも眠くなりそう [いいことが、あったと。>>236 素直に認めるエフに、ほう、と頷き向ける先はリツ。 さすがに彼へは、何も言わない。つもりだったが。]
――…いやじゃ、ないんでしょ
[24時間ぶり2度目の台詞。 何やら考えこんでいる様子では、届かないかもしれない。>>250 それはそれで構わない程度の、囁きが零れた。]
(254) 2015/08/06(Thu) 23時頃
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やー、無理なら別にいいんだけどー
[時折顔を見せるワイバーンと、同僚と。 命を預ける対象としてどちらを選ぶかなんて考える余地はなくて。
そもそも、社員旅行として出かけるのに ひとりだけ乗り物扱いするのも酷かと気づいたのは後のこと。]
――…おお、おお……?
[そんな酔っ払いの戯言も丁寧に聞き入れてくれる蛇の、 誠実さと優しさと努力の結果として現れた姿に。>>*31]
(*36) 2015/08/06(Thu) 23時頃
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べ、勉強しとく…… ……ふは、
[リクエストした手前、コテツほど盛大に笑えなかったが。 悔しそうに床を叩く尻尾と、小ぢんまりとした翼が可愛くて。
近々図書館で旅行に関する本でも借りてみようか、なんて考える。 普段はもっぱら、写真集とかばかりなので。]
(*37) 2015/08/06(Thu) 23時頃
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ごめ、だってさあ…… やーだ、死んじゃう
[コテツに向けて振るわれる尻尾の先に、 矛先は来ないと解っていても半歩退き両手を挙げる。 口元にはへらりとした笑みを浮かべたまま。
ワイバーンに払う旅費がいかほどか解らないが、 何れにしても公共の乗り物で行くのが無難だろう。
働き、お金を貯めてなんなら積立をしているうちに ホレーショーやトレイルの、 飛行機への偏見も薄くなるかもしれない。 (ならないかもしれない。)]
(*40) 2015/08/06(Thu) 23時半頃
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そうだ、コテツ 着替えるならバックヤード使いなよ
[東洋独特の衣類らしい「着物」と「甚平」の違いは、 身に着いていない状態では理解が難しく。
どのタイミングで着替えるにも、 この場でストリップショウが開かれるとは 思わなかったが、念のため。>>235]
ああ、あと ベーグルサンドもあるよ スモークサーモンと、 ベリーとクリームチーズのやつ
[昼食を食べ忘れたという彼に。 ついでとばかりに選択肢を、追加。
譲るのは、どちらかひとつのつもり。]
(270) 2015/08/06(Thu) 23時半頃
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[エフとリツ、それぞれの注文は店主が承るだろうか。
持ち込んだアイスコーヒーを飲み終えれば、 カトラリーを磨いたり、洗い物をしたり。 グラスが空けば、水を注ぎ足す。
――いつもの通りの、昼営業。 しかし今夜は、 いつもと違う、"何か"が起きそうな気配。>>263>>269]
(273) 2015/08/07(Fri) 00時頃
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/* 押すべき更新ボタンを間違えて 赤窓に打ってたロルが消えた悲しみ
人狼あるあるだね
ゴドウィンさんはやっぱ深夜コアのひとなのか でもっておれは、こんな調子で、いいのだろうか
(-95) 2015/08/07(Fri) 00時頃
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/* リツ>>281 生憎ご期待に添えられるようなものはありません 店員たちが仲良くわいわいしているのを見て どうぞ羨ましがってください!
(-97) 2015/08/07(Fri) 00時半頃
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そりゃあ、そーなんだけど、さあ
[ケイが命に関わるようなこと、 するわけがないと信じてる。信じてるったら信じてる。
でも、警戒を怠ってはいけないと養父に教わった。 例えそれが誰であっても――養父自身に対しても。]
ケイって見かけによらず真面目だよねー 試乗第一号は誰だろ?
[もはや彼を移動手段にする選択肢は消えたも同然だが、 自尊心からか、熱心に変化を繰り返す姿にはエールを送って。
もしも、――もしも、その翼が。 二人分の荷重に耐えられるほどの規模にまでなったとしたら。 それはそれで楽しそうだと目を細めた。]
(*42) 2015/08/07(Fri) 00時半頃
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[そんな、酒を交え雑談を交えた夜の大掃除。 終わったのは、普段の営業時間よりは短く。 もしかしたら大差なかったかもしれない。
ふあ、とあくびをかみ殺すことすらできなくなった頃には、 テーブルも椅子も元の配置。 床も、それなりに磨きがかかったことだろう。
ホレーショーが日ごろから、言う通り。>>244 あくまでこの店は、夜の営業が本番だ。
これで明日以降も、 お得意様を招く準備はばっちりと満足げに店内を見渡した。]*
(*43) 2015/08/07(Fri) 00時半頃
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トレイルは、ホレーショーにホールは任せろーと片手をひらり。
2015/08/07(Fri) 00時半頃
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[人の夢―― なかでも、あまり良くない夢を好み、喰らう、獏。 トレイルも昔、何度か世話になったらしい。
母親に捨てられ、奈落の底に堕ちる夢。 母親を、養父が喰い殺す夢。 すべての人間に、見放される夢。 店を訪れる人ならざる者たちに、軽蔑される夢。
その都度、うなされるトレイルを抱きかかえ、 養父がエフの元へと運んでくれたらしい。 トレイル自身には、すっかりおぼろげな記憶の数々。
そういえば。 養父に喰われる夢は、不思議と見た覚えがない。 いっそ、と。望みさえしたことなのに。]
(291) 2015/08/07(Fri) 01時頃
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そう? 意外と、美味いかもよ
[甘いものは好まない様子のエフに、>>272 おどけた調子で勧めるが勿論、無理強いすることはなく。
マイペースに、眠気に忠実に沈む意識に、 ひっそりとおやすみなさい、を告げる。
夢を見ないだろうという言葉の真意は察せられなくとも。 それが、悪い意味でないことくらいは、解るつもり。]
(292) 2015/08/07(Fri) 01時頃
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[次にドアベルが鳴り響いたのは、 ホレーショーがリツの注文を受けた後か。]
いらっしゃい、ブローリンさん
[男の体調や顔色については、 前髪に阻まれ伺い知れないが猿の方は絶好調らしい。>>288
冷蔵庫から冷えた炭酸水を取り出し、グラスに注ぐ。 カップに放る砂糖の塊は、三個。 昨日あげそびれた、タルトの分までおまけして。
どーぞ、と差し出す。 手の届く距離に猿のブローリンがいれば、 零すなよーと笑顔を見せながら軽く頭を撫でるだろう。]
(294) 2015/08/07(Fri) 01時頃
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[エフが眠りに堕ちる、少し前。 ゴロウとの遣り取りと、聞くともなしに聞きながら。>>280]
あれ、覚えてないの?
[――なんて、揶揄を挟んでみる。 踊っていたとしても、それは夢の中のことだとか、 実際がどうだったか、なんてことは関係ない。
ひとくちぶんのリキュールが齎した、悪戯。 その後に続いた、二日酔いの際の主な症状については。]
(301) 2015/08/07(Fri) 01時頃
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ああ、……そうか、なるほど 二日酔いの、所為
[あの夜も、あの夜も。――昨夜も。 胸が締め付けられるような、 言葉にできない切なさに襲われたのは、酒が原因かと、 ひとり納得したように呟いた。
だからといって、飲むのを止めるつもりはない。 決して強いとは言えないが。
身体を熱くし、こころをぐるりとかき乱す。 甘く、時に苦く。人を惑い狂わせ、
舞い上がるような、溺れそうになる感覚が。 たまらなく――…。]
(307) 2015/08/07(Fri) 01時頃
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[――好き、なのだ。 自覚しているよりも、きっと、ずっと前から、今も。]
(-104) 2015/08/07(Fri) 01時半頃
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[ケイがオフの穴埋めか、 昼間にしては珍しく働く店主が調理を終えて 甘い香りと共に再び姿を見せれば。>>297>>298
お疲れ、の代わりに空のグラスを差し出す。 まあ、何でも好きなもの飲んで休めよ、の気持ちで。
猿のブローリンがリツやゴロウにじゃれる姿は>>302 微笑ましく見守り。 ヴェスパタインの言う通り、冗句について 何とも楽しい反応を見せてくれたゴロウには。>>309
無言で柔らかく笑みを返そうとしたのだが。]
(310) 2015/08/07(Fri) 01時半頃
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……ぷっ、はは ごめん、冗談。まだ見てない
[不安そうに念を押すものだから、思わず吹き出してしまった。 まだ、と言ったのは今後の可能性に期待して。
お詫びに、アイスコーヒーのおかわりをサービスしようか。 トレイルが淹れた、何の変哲もないそれを。]
(311) 2015/08/07(Fri) 01時半頃
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/* ゴドウィンさんを置いてってる感がマッハで でもどうお触りしたらいいのやら
入りにくく、感じてないといいのだけど……
(-106) 2015/08/07(Fri) 01時半頃
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[そうして、暫く時が過ぎ。 エメラルドグリーンの蜜が湛える泡が小さくなった頃。>>306]
さっきの。あれだけど ――次の休みは、空いてる
[酒を交わす誘いの返事を、届けた。>>305 ひとより寿命がながく、 歩みが緩やかな男にとって一年とはどれほどの長さだろう。
そんなに待っていられない。 来年の今日が100%訪れるわけでは、ないのだから。]
場所は? どこでもいいよ [グラスに水を注ぎ足しながら、尋ね返す。
肝心の"次の休み"がいつか、そう遠くないはず。 会計が終わるまでに確認すればいいやと、今は曖昧に。]
(314) 2015/08/07(Fri) 01時半頃
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[子供みたい、と称されまた口惜しさが滲んだが。>>304 先の仕草を振り返れば、当然か。
くちの中が甘いものと、 仄かなアルコールで満ちていたから何も言い返せなかった。 何か言葉を発しようとすれば、
自分でも予想がつかない浅ましい何かが、 零れてしまいそうで。
代わりに前髪の狭間から、少しだけ長く、ちゃんと。 己の双眸に、黒糸を纏う瞳を、映した。]**
(318) 2015/08/07(Fri) 02時頃
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