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― 回想・家族会議 ―
[それはハートレイ家の居間での事。
話し合われるのは、これからの事。 冷静に現実を見詰める度に、様々な感情が押し寄せてくる。]
…俺は……。
[妹からの問い>>135に詰まる。 初めて酒場で話を聞いた時から今に至るまで、自分がどうしたいかなんて抜け落ちていたから。 俯いて、真剣に考える。]
(265) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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[街へ着くまでは一週間程。 死に至る病の潜伏期間は僅か一週間。 既に病に感染しているなら、街までは持たない。 最悪、明日。死ぬかもしれない。
一体、どうしたい? 今、何をしたい?
もし、明日が人生の終わりなら。]
――――…俺は、行きたくねえ。
知らねえ土地で死ぬのなんざヤだね。 ……俺はこの村を出る気はねえよ。 今までも、これからもな。
[静かに、固めた意思を告げる。 冷静になればなるほど、先程妹へと向けた身勝手な想いを後悔した。 お前だけでも助かれ。なんて残酷な話だろう。 それで救われるのは相手ではなく、自分の心。]
(267) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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………。
[父の膝に座る妹>>177へ視線を向ける。 目は合えど、それはすぐに逸らされて。 微かに苦い顔をした。]
どうせ親父も、行きたくねえんだろ。
[父の性格をよく知る男は言う。 一度こう、と決めたら曲げない父。 「俺は死んだらこの地に埋まる」と口癖のように言っていた父がこの村を離れたがるはずがない、と男は思っていた。 妹の意見>>177も聞き、小さく溜息をついた後に話をまとめる。]
…なら、決まりだな。
[何年ぶりかの家族会議は穏やかに。 各々の心に小さな冷たい影を残して、幕を閉じたのだった。]
― 回想・了 ―
(268) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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/* なんというタイミングの悪さ。 一瞬にしてオスカーが多角ゾーンになってしまった。
人気すぐる
(-48) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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薬屋 サイラスは、飾り職 ミッシェル達の姿に気付いていないようだ。
2010/07/04(Sun) 00時頃
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/* 俺wwwwアホwwwww飴セット忘れんなww
(-49) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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/* さすがのセシル
俺は穴があったらはいりたい。
( ノノ)
(-50) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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/* そういや 煙薬草 ってなんなんだ。
煙草みたいなもんでいいのか。 ずっと悩んでいた俺。
(-51) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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― 現在・広場 ―
[昨夜の出来事を思い返し、空を見上げたまま、ポケットに手を突っ込んで歩く。 右手に触れるのは、メモとペン。 微かに感じる程度のその感触が、ちり、と心を焦がす。 ―――いつかは、右腕だけでなく。]
………。
[嫌な思考が過ぎった所に、声>>270が掛かって我に返る。 声の方を見れば、馴染みのある姿が三つ。]
お前ら…。
[近くまで寄るとミッシェルの問いには静かに頷いて。]
―――ああ。 俺ん家は全員残る事になった。
[物好きだろ、と珍しく笑って見せた。]
(275) 2010/07/04(Sun) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 00時半頃
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/* wwwwwwww
口を揃えてwww
うちの妹が世話になりました。
(-52) 2010/07/04(Sun) 00時半頃
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[仲直りの言葉>>276に、一度瞬きをし。]
………いや。
[この男、それどころではなくてすっかり忘れていたようだ。 もしかすると、昨夜の自室での一件で余計に怒らせているかもしれない。 そういえば家族会議の後も言葉を交わしていないなと思い返した。]
まあ、適当にやんよ。
[喧嘩したまま死ぬなんて御免だ、とは思っても口には出さない。]
(280) 2010/07/04(Sun) 00時半頃
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ま、そうなるな。 …この状況で此処に残る奴なんざ、物好きか馬鹿かのどっちかだろ。 物好きで馬鹿かもしれねえけど。
[物好き、への反応にはそう返し、声を揃えて昨日の妹の様子について述べられると。]
あー………。
…、……巻き込んで悪いな。
[ばつが悪そうに口を曲げた。]
(282) 2010/07/04(Sun) 00時半頃
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[視線を感じて目をやると、怒った様に見上げるミッシェルと目が合った。 昨日の「素直じゃない」といい、彼女の言葉は胸に刺さる。]
――――…うっせえな。 言われなくてもわかってるっつの。
…ガキが俺に説教なんて10年はえーよ。
[少しだけムっとした顔で、彼女の鼻を、きゅ、と摘んで放した。]
(287) 2010/07/04(Sun) 01時頃
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[手を振るセシルには口を曲げたまま肩を竦め。]
……ま、そのうちな。
[妹の機嫌具合を予想して溜息をつくオスカーにはそう返す。 ミッシェルの鼻から手を放すと抗議の声が返って来たが、気にせずしれっと。]
取れたら代わりに人参でもつけてやんよ。 鼻が高くなって嬉しいだろ。
[上から見下ろして、フンと鼻を鳴らした。]
(293) 2010/07/04(Sun) 01時頃
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…あ?
[リア>>285と聞いて眉を寄せる。 セシルとミッシェルはどうやら屋敷の令嬢の元へ向かう所らしい。 男も貴族の一家は既に街へ向かったものだと思っていたらしく、不思議そうに見詰めて。 だが、ミッシェルからそうであって欲しいような言葉>>294が零れると、確認に行くのだろうかと勝手に解釈した。]
ばぁか。 低くも無いけど、高くもねえだろ。
[去り際の怒ったような一言にはクッと咽を鳴らし。]
…またな。
[同じように二人へ別れの挨拶を返した。]
(300) 2010/07/04(Sun) 01時頃
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[隣から呆れた声が聞こえるとそちらへ目を向けて。]
……なんだよ。
[口を曲げて、手で額を覆うオスカーを見下ろす。]
(304) 2010/07/04(Sun) 01時半頃
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/* 妹がかわいい。
って言おうとしたけど そろそろキモがられそうなので自重した方がいいと思う
という独り言が既に自重できていない。
(-56) 2010/07/04(Sun) 01時半頃
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/* あ?
なんか日本語不自由だな。
酒のせいかもしらん。
(-57) 2010/07/04(Sun) 01時半頃
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余計なお世話だっつの。
[見上げる視線に溜息をついた。]
……そう言うお前もな。
[去り行く背にぽつりと呟き。 歩いていくオスカーと入れ替わるようにベンチへと腰を下ろした。]
(314) 2010/07/04(Sun) 01時半頃
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/* 妹がry
(-60) 2010/07/04(Sun) 01時半頃
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[人気の無くなった広場のベンチに座り、頬杖をついて噴水を眺める。 ベンチの背もたれへ身体を預けてだらしなく座ると、一度右手を握った。]
………。
[独りになると、どっと焦りが押し寄せてくる。 でも今、何が出来るだろう。
ポケットから紙とペンを取り出す。 左手で文字を書く事は大分慣れたので不自由はしていないが。]
……チッ。
[やはり昔のように絵が描ける気はしなかった。 暫くペンをメモの上で遊ばせて。 男は暫くその場で何かを綴る。**]
(334) 2010/07/04(Sun) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 02時半頃
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/* テッドときいて(ガラッ
(-92) 2010/07/04(Sun) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 22時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 22時半頃
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― 広場→墓地 ―
[広場で何かを綴っていたが、口を曲げて溜息を零すとペンとメモを仕舞ってベンチを立った。 広場を後にして村の中を散歩していると、墓地に父の姿を見つけた。 父の前には義母の墓。 父は墓石を綺麗に磨き、花で飾っていた。 何処か寂しそうな、けれど愛しさを込めた瞳で見詰めながら。]
(ああ…そうか。)
[その姿を見て、父は愛する人の傍に居る事を選んだのだなと、男は理解した。]
(445) 2010/07/04(Sun) 23時頃
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[男の実母はこの村には眠っていない。 生きているのか死んでいるのかも定かではないが。 物心がつく頃にはもう、母は居なかった。 当時は父に尋ねたりもしたが、いつも返って来るのは困ったように笑う父の顔だけだったのを覚えている。 いつしか父は再婚し、男には妹が出来た。 その頃には男は大分ヒネてしまっていたのだが、義母の愛と妹の明るさに徐々に糸は解けてきていた。 それから暫くの後。男は事故にあい、夢を失う事になるのだが、それはさておき。]
………。
[父の背を見詰めていたのも束の間、声を掛ける事無く踵を返す。 再び歩き出した足は自宅へと向かった。]
(446) 2010/07/04(Sun) 23時頃
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― 自宅 ―
[小さくただいまと呟いて、上着を所定の位置に掛ける。 カウンターに置かれたままの焼き菓子を手にして居間へ。]
……?
[居間へ入るなり、ソファに寄りかかって眠る妹の姿を見つけた。 テーブルには開いたワインの瓶と、義母の形見。 近くに寄れば、その顔にある涙の跡に顔を顰めた。 焼き菓子をテーブルに置き、妹の隣へ腰を下ろす。 すうすうと寝息を立てる妹。 起こさないようにそろりと手を伸ばし、涙の跡にそっと触れる。 指先に伝わるぬくもり。確かに生きている証。]
……、…。
[このぬくもりが失われる日は、もうそこまで来ているらしい。 妹か、男か、どちらが先かはわからないけれど。 頬から手を離すと苦い顔をして、抱えるように己の頭をくしゃりと掻いた。]
(447) 2010/07/04(Sun) 23時頃
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[妹が起きる様子に気付くと、そちらに目をやった。 目に映る、憔悴した姿。 昨日までの妹からは、想像もつかない、姿。]
……おい。
[ふらふらと去ろうとする妹は何処か危なげで、咄嗟に腕を掴んだ。]
…まだ、怒ってんのか…?
[掴んだものの、言葉が思いつかなくて。 口から出たのはそんな台詞。]
(455) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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っと。
[倒れこんだ妹を抱き留める。 男を押し返す妹の腕。その力も何処か弱々しい。]
…阿呆。人の話聞けっつの。 つか、お前そんなフラフラで何処行くつもりだよ。
[足元が覚束無い状態では外に出せない、と言わんばかりに手は掴んだまま。 まだ然程力の入っていないそれは、強く振り払えば解放されるだろう。]
(460) 2010/07/05(Mon) 00時頃
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…ああ、そうかよ。
[聞く耳を持たない様子に呆れたように言ったが、言葉とは裏腹に預けられる身体。 そして続いた言葉に、男は妹を見下ろして何度か瞬きした。]
――――…何だそりゃ。
[まだ酔いが覚めていないのか、寝ぼけているのか。 まあどちらでも構わないかと溜息をついて、話すように促した。]
(466) 2010/07/05(Mon) 00時頃
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/* アイリスは呪人か。
(-100) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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呪い…?
[妹の口から紡がれる声は平坦で。 不思議そうな顔をしていた男は徐々に真剣な顔つきになっていった。 時折震える肩。 妹がとても小さく見えた。]
………バッカじゃねえの。
[話終えて強くしがみつく妹に、ぽつと零した。]
呪いってなんだよ。んなもんあってたまるか。 じゃあ何か、俺が絵を描けなくなったのもお前のせいか?
…冗談じゃねえ。ただ運が悪かった。そんだけの話だろ。
[呪いなんか信じないと、男は言う。]
(483) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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ったく。このバカスケ。
何も変わんねえよ。 何処に行っても、何があっても。
…俺達は、家族なんだろ。
[ぽんぽん、としゃくりあげる背中を乱暴な口調とは反対に優しく撫でる。]
死ぬのは、…俺も怖ぇよ。 …ほんっと、……なんでこんな事になったんだろうな。
[背中を撫でる手がふと止まった。 妹から話を促されると瞬きをして。 少し沈黙した後、小さく告げた。]
……昨日は、悪かった。
(484) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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