310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】
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/* まずはお疲れ様でした。 そしてエピでもよろしくお願いいたします。 とても楽しかったですー。
村建て様はwikiの管理から進行中の対応まで、丁寧にありがとうございました。 おかげで安心して楽しいことをいっぱい満喫することができました。 お疲れ様です。
ご挨拶だけおいて、灰の方覗いてきますね。 うちの灰は感想か感想か愉快です。*
(-2) Pumpkin 2021/02/18(Thu) 00時頃
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/* 灰さらっと拝見してきましたー。 エピ入ってからのこれが最高なんですよね……。
皆さんとてもとても魅力的で素敵で、その全員が交わらない片想いしてるの、あまりにありがたくて拝んでいた。拝んでいる。 ニトカちゃんの矢印予想はあっていたのですが、敷波さんの方外してましたね……どうもどうも。お世話になりました。
大田さんについても灰に既に落とし尽くした説ありますが、丁寧に拾って返していただけて永遠に感謝と喜びに満ち溢れていました。 表でもまたお時間あれば、お付き合いいただけると幸いです。
(-12) Pumpkin 2021/02/18(Thu) 00時半頃
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/* 柚木さんはお身体いっぱいご自愛ください。 袋小路系片想いだ!(???) とずっとうきうきわくわくしておりました。
>>-9 敷波さん こちらこそたくさん広げてくださりありがとうございました! 匂い立つような舞台ごと大好きだったので、そのバーストに分かるビームしておきます。 ずっとずっと楽しかったです。
さて、本日はそろそろおやすみしますね。 表は明日から……平日なので夜以降に。**
(-14) Pumpkin 2021/02/18(Thu) 00時半頃
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/* >>-13 柊さん はっ。すれ違うところだった。 大丈夫です。問題ありません! ログは流れていくもの。
むしろその後大の男を引きずってくださってありがとうございました。お話できて嬉しかったですー。**
(-16) Pumpkin 2021/02/18(Thu) 01時頃
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/* 作品におけるメイキングやオーディオコメンタリーみたいなものが好きで、灰をそういうものだと思っているのでついいろいろ残してしまいます。 あとはログをよく読み返すのもあり、未来の読者である自分用に。
こんばんはー。 延長はあるととても助かりますが、皆さんのご都合に合わせてで大丈夫です。 いろいろ読みたい気持ちを抱えながら、本日の着席はまた後ほど……少し遅めになります。**
(-33) Pumpkin 2021/02/18(Thu) 21時半頃
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/* は。タイミングかぶってしまった。 延長ありがとうございます。
エツコさんもとても素敵な管理人さんでしたね。 雰囲気がよい。すきです。**
(-35) Pumpkin 2021/02/18(Thu) 21時半頃
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……アンタはどうなの。
(12) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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― バレンタイン当日・賀東荘入り口近く ―
[乙女の進む道を遮るものは、彼女の眼前にも空にもない。陽光だけが乙女の髪へ降り注ぎ、駆ける度に弾む二束を照らしていた。 男は寄りかかっていた柱から身を起こすと、頭ひとつ分は下にある女>>#0の顔を眺める。]
……。
[年相応にハリを失った肌は、しかして内に秘めた愛情を受け、どこか艶やかだ。黒の強い瞳は一見、隣人に少し似ているようにも思うが、その視線に乗るはずの熱は行き場を失って久しい。 こんなに満ちているのに、抜け殻のようだ。と、いつも思う。賀東荘と同じだけ一番付き合いの古い相手だが、それを伝えたことは一度もない。]
(13) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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これ。
[問いに満たない言葉に返答を求める気はない。彼女がどう口を開こうが、男が次にとる行動は手に持っていた紙袋を差し出すことだ。 深緑のベースに金色で印字された洋菓子店>>2:210のロゴ。ほとんど部屋に篭りきりで、外出しても決まった場所にしか行かないような男でもない限り、ある程度の中身を推測するのはそう難しいことではないだろう。 如月の手が紙袋の底に触れ、取っ手の引きが弱まったのを確認してから手を離す。]
205号室に。今日じゃなくていい。 ……いや、今日じゃない方がいい。
先日の詫びだと。それだけで分かると思うから。
[茶色の小箱を開ければ、甘いバターの香りが漂ってくるだろう。薄橙色の細い紙の帯に包まれて眠るのは、まるい小鳥のサブレだ。黄色い雛が全部で5羽、透明なフィルムに包まれて目を閉じている。 如月は紙袋の中を覗くことなく了承の意を示した。こうして彼女に誰かへの荷物を頼むのは、三上への焼き菓子に続いて二度目だ。男の生活時間が周りとズレていることは、説明せずとも伝わることだった。]
(14) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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[目的を果たせば、これ以上交わす言葉もない。その場を去ろうとする男に、如月もまた特に気にした様子もなく視線を受け取った荷物に落とす。 彼女の伏せた視線の横に腕が伸びた。輪郭を覆う黒髪が揺れて、毛先が数本、表情の乏しい頬をくすぐった。]
……目が行き届くのはいいが、 たまには自分も視界に入れてやれば。
[爪の短い指が除いた葉が一枚、彼女の足元へ落ちていく。 それが床に触れるのを男が目にすることはなかった。キィキィと階段を鳴らし、己の帰る場所へと戻っていく。]
(15) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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[『朧の間』にも、冬の澄んだ陽光が差し込んでいた。 窓際にある開きっぱなしのパソコンには、何冊かの絵本を紹介するページが開かれたままだ。
それから、送信済みのメールがひとつ。]*
(16) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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/* この男がエツコ(エツコ)を気に入ってないはずがないんだよな……。だからといって他の人と関わり方は変わらないのですが。
柊さんへ バレンタイン翌日にお菓子が届きます。 風邪でぶっ倒れた体力なし男より
(-51) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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/* 村に入れることがあまりないのもあり、入れる時は二度と叶わぬ祭りくらいの気持ちで挑んでいるだけなので、それぞれが無理せず楽しめるのが何よりハッピー。 でもそれとは別に独り言が増えるのもハッピーです。いろいろな方のを読むのも大好きなので嬉しい。
バレンタインを始めつつ、平日を乗り切るまではゆるりと。 今日は何も読めていないので、ゆらゆら眺めてきますね。
(-52) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 00時半頃
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/* フェルゼさんがRP村ほぼはじめてなのにびっくり。まだまだひよこマークなので勝手に親近感。 芸術みたいな美しさと初速のある可愛さが同居していて、本当に素敵でしたー。 全体より単体に寄せてしまったせいで関わりにいけなかったのですが、全力でビビるフェルゼくん(予想)は見たかったですね。
>>-15 敷波さん 片想いに特化しすぎて想われる側の想定がなかったのもあり、エピローグに入って衝撃を受けた1位です。 ありがとうございます。光栄です。
こちらこそ、数多の失礼を受け止めたり弾いたり泳いだりしてくださったりでお世話になりました。 ずっと楽しかったです。エピでもよろしくお願いします。
(-53) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 01時頃
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/* >>-23 大田さん ありがとうございます。 だいたいのことを独り言に残してしまったのですが、一方的なものであったにもかかわらず、大田さんの方からも投げていただけるのが本当に嬉しかったです。 ロールも根の張ったような安心感と自然と惹かれる魅力があり、こちらも何度も読み返していました。
今後についてですが、こちらから接触するとしても(時系列的に)少し先になるかなと思いますし、上記含めお気になさらず自由に楽しんでくださいねー。
>>-41 三上さん 隣人さんたちが不審者一歩手前に優しすぎる……ありがとうございます。 風邪が完治した後に、執筆状況関係なく一度お店に行くかもしれませんね。お礼や顔見せのつもりなのかは喋らないので分かりませんが。
(-54) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 01時頃
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/* >>0:-23 愛理ちゃん むしろ喜んでいました。何コイツみたいな反応も嬉しかったです。 愛理ちゃんの明るさがあるからこそ圷が全力でじめじめできたみたいなところもあるので、個人的にもお礼を伝えたい気持ち。シェアハウスにおける住人の多様性みたいなものがよりはっきりしたというか……要するに最高でした。
>>1:-33 敷波さん っ>>1:-32
>>1:-47 わかる >>1:-48 わかる
>>1:-56 それはそれでアリだなと思いました。 初期案が自分の絵に興奮するナルシストだった男より
なので絵に想いを向けるの勝手にわかるしていました。 これはわかる三連星。
(-55) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 01時半頃
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/* >>1:-60 敷波さん 拗らせた片想いができると聞いてうきうきCOし、それを突き詰めて煮詰めた結果だったので、何だかガッツポーズしたくなる嬉しさでした。 エピで伺った舞台が旅館になった経緯とかそういう動機とか、聞けたら楽しいのでぜひぜひお話してください。 もちろん書きたいこと優先で大丈夫ですので……!
>>2:-43 大田さん 途中無神経ではみたいな独り言も残されていましたが、むしろずっと優しいなと思っていましたし、圷的にはそのくらいの温度と距離感が心地よかったのだと思います。 そして好きになった理由はその人ごとに調整するので、理由に当てはめたのではなく大田さんが大田さんだから選んだのですよー。 文章に関しては過去の自分が語っているので省略。とても素敵でした。
>>2:-46 柚木さん やったー。嬉しいー。 自分の好きなものを好みって言っていただけるの、祝いの日です。記念日にしよう。
(-56) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 01時半頃
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/* 灰に落とされたロルもそれぞれ味があって良いですね。 愛理ちゃんの日記が続いてるのも好きだったし、フェルゼくんとニトカちゃんが近い場面で落としてるのも同じ相手を好きな感じがいい。 敷波さんのは刺さっています。いいパンチです。
あと陽気なクズで三上さんが誤解を受けていたのも笑いました。陰気なクズです。 あれは一番右側が書きたかったので、それに通ずる部分を圷から抽出したらああなったといった感じでした。不貞は進行中の設定分岐で消えました。
進行中の灰みたいなものです。お邪魔しました。あとは割と静かめなはず。 明日というか今日もまた夜からです。早く帰れたらいいな……。**
(-57) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 01時半頃
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/* 失礼ではまったくないので! 大丈夫です! むしろ分かりにくいことを言って謝らせてしまって申し訳ない……! こちらからは楽しかった気持ちと感謝しかありませんのでー。
一撃ですみません。おやすみなさい。**
(-59) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 02時頃
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/* 敷波さんが繋げてくださったご縁をどうするのが一番楽しいかなあと考えた結果、姫をラジオのパーソナリティーか何かと思っているおじさんでした。ゲーム実況を音声のみで聞く。
>>-62 愛理ちゃん 楽しんでいただけて良かったー。 本来あのくらいの距離感がデフォルトくらいのつもりだったので、愛理ちゃんがその立ち位置にいてくださるの、拝む以外の選択肢がなかった。どちらの方向ですかね。とりあえず東で。
自分が楽しんでいることを喜んでいただけるのはありがたいことです。感謝かんしゃ。
(-65) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 20時半頃
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/* こんばんはしつつ、1週間を乗り越えて若干うとうと。 しかしそろそろ当日に本気を出さねばですね。 寝る時は寝ると言ってから消えますが、暫く体力温存しています。*
(-66) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 20時半頃
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/* 延長ありがとうございます。
>>-69>>-70 このお顔でやったーと書くと違和感がすごいのですが、喜びを表す語彙の手持ちが心許ないのでやったーマンにならざるを得ない。やったー。 舞台設定の経緯、拝見できて嬉しいです。
共通のコミュニティにもいろいろありますが、住居を共にするというのはよりパーソナルな部分に特化しているというか、片想い村の土壌〜のお話に全力で頷きました。 下宿屋舞台も楽しそう。後日ログ探して拝見しますね。
軸が決まってからの怒涛の組み立てもいいなあ。 だからこそ、安定した土台と滾る情熱が絶妙に入り混じった賀東荘になったのですね。最高です。
議事チップの幅の広さも本当に素晴らしいですよね。 議事村に入る機会についても同意しつつ、こうして村を建ててくださる方には感謝してもし尽くせません。 人型も人型から逸脱した存在も同じ絵柄で魅力的に描かれているの、本当に素晴らしい……選びたいチップに永遠に追いつけない。
(-72) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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/* いろいろ書いたものはいろいろ落としていいのでは? ただ楽しい嬉しいなのに? といろいろ書いた人間が残しつつ、やはり表が第一ですからね。応援と見守りを皆さんへお贈りしていく。
愛理ちゃんの一見甘い恋に盲目のようでありながら、自覚して俯瞰的に眺めている部分もあるの、愛理ちゃんの味って感じがすごくいい。 柊さんの買ったのに伝えられないまま終わるのも、また片想いの醍醐味ですよね。 柚木さんの決められた世界の中で閉じていく日常と逸脱した感情もじんわり響く。 大田さんのリアリティのある出来事と独白の温度感も、何度見てもうっとりします。
(-73) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 22時半頃
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/* 愛理ちゃんは少女漫画、わかるなあ。 そんな目をキラキラさせた少女が突然大人びた表情で現実を語るギャップみたいな感じなのかなと、自分が感じた愛理ちゃんの味をメモしておきます。
>>-78>>-79 大田さん 片想いの性質上、想われる側を受け方はどうしても難しい部分がありますものね。 特に圷は表に出していない部分がとても多かったのもあり。
ありがとうございます。 恋をした大田さんにそう言っていただけることがただただ幸せです。 実は似ていた部分が多かったのも何だか不思議な心地で嬉しくもありました。
下段についても承知しております。 お互い最後まで自分らしく楽しくいきましょう。
(-90) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 23時頃
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/* >>-81 敷波さん ブクマしました。ログ読みが趣味のひとつなので、村終了後にじっくり拝見しますね。 地図範囲拡大、増築好きな人間なので、雰囲気のある舞台を準備していただけたこと、心より感謝します。PCにがっつり組み込んでしまいました。
幻日チップもいいですよね……人外が好きなので、議事は無限の宝箱です。 みぃめろ姫のアバター登場、イメージもしやすくなったしインパクトもあったし、春日井くんもずっとずっと天才でしたね……全員が天才だった。
(-91) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 23時頃
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/* クズ要素は、不貞が削れたことで多少和らいだ感はあるかもしれませんね。 相手のいる人を振り向かせておいて、振り向いたら捨てるみたいなのを繰り返していたらさすがにクズでは……? みたいな話でした。 足フェチは自分でもなんとなく思ったので、思われてたのにふふっとしました。そういう部分もあり、1d時点で表でネタバラシすることだけは決めていましたね。
敷波さんや柊さんみたいに伏せる方向性もきっと楽しかった。 PLにだけ見える表現とPLにも見えない表現。どちらも秘匿性の味わいが違ってよかったなあ。
(-94) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 23時頃
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/* そういえば、大田さんはランダ村におられる方なんですね。 RP村慣れていらっしゃる印象を受けていたので驚きました。場面把握や時系列の整頓が綺麗な方だなあと思っていたので。 どこかでお会いしたことがあったかもしれませんね。
管理人さんは候補の皆さんもいいなあと思うけど、エツコだから今の賀東荘になった気はしますね。 濃さの表現があったので合わせると、濃淡のバランスが良かったというか。影みたいにもなれるし、くっきり浮かび上がることもできる。 村建てさんの描写のおかげでもありますが、素敵な管理人さんでした。 大田さんとの血縁疑惑のト書きは笑って元気が出ました。
(-95) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 23時半頃
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/* 想う理由が様々である結果、性別に拘る方が少なくなったの興味深いなあという気持ち。 いろいろ言葉を連ねても、結局は皆さん天才最高というお話です。
今後の進行について灰で事前にお話するのはできるだけ避けるつもりですが、圷が次に能動的になるのは夜なので、何もなければ日中がまるっと飛ばされますのでご了承願います。寝ている。 もちろんずっと寝ている訳ではないので、何かあれば直接表でもこちらでもお声かけください。
(-99) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 23時半頃
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/* やったー。 片想いに対する感情を高めた結果、片想いしかできない男が生まれました。 執着に似た恋は本当にたまらない……おすすめの村をブクマしながら喜びを噛み締めます。
(-103) Pumpkin 2021/02/19(Fri) 23時半頃
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/* よもやま話、紙媒体でじっくり読みたい良さがありすぎる。 村本編の後にPCのプロフィール、それから舞台やその他の設定みたいな書籍の出版は心の中で夢見ておきます。
片想いはやはり誰かに対して一方的な感情を向ける以上、片想いのままでいるのはなかなか難しいことですよね。対PCにはしたことないかもしれない。 NPCでも「ガチ恋していた双子の姉が結婚するので諦めることにしたが、最後の踏ん切りがなかなかつかない双子の妹」くらいしかやったことなかった。 だから今回思う存分片想い摂取できて、お肌つやつや幸せです。
これが、こうじゃ。>ありがとう……。
あとこれはまったく別の話なのですが、夢小説の主人公を独立した女の子/男の子のキャラクターとして見ているので、個人的には少女漫画辺りにカテゴライズしている。 自己投影が正しい楽しみ方なのだとは思いますが……!
(-112) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 00時頃
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― バレンタインの夜に ―
[土壁に触れた。ざらりとした感触を覚える表面を深爪の指でなぞる。 息を詰め、額を押し当てた。両の手のひらを這わせると、押し留めていた息がひどく湿って溢れた。思考を埋め尽くすのは、昨日得た彼>>2:246の言葉だ。 これからも芝居を続けるために必要なこと。日中それに縛られたなら、続く夜の居場所は想像に容易い。 もし、彼が今日の一日を特別に思っているとしたら尚更だ。彼の唯一は、この家の1階にある。
己の罪を顧みず糾弾する声>>1:98は通した。図鑑の落下>>1:80も抜けたが、世界に籠った彼の耳元>>0:126に阻まれたか。飲み込まれた主張とそれを覆った咳>>2:42が響くことはなかったが、足音>>2:150は識別に至る。
――ゴン、ゴン、ゴン。
表皮を剥がすことのないよう、焦がれる世界を傷つけないよう、拳を3回分。 いつか告げた緊急の合図>>1:123にしては弱々しい音は、きっと彼の鼓膜を揺さぶることさえできない。]
(31) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時頃
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[彼にとっての己の言葉と同じだ。 沈黙と、平坦。あの時の間>>2:210が何を意味するのかは分からないままだが、彼>>2:211が続けた言葉はひどく無難で、当たり障りのないもの。
隣人として当然のことだ。 己が求める心地よい冷たさだ。
特別はいらない。それは一方的に与えるだけのものだ。 干渉も介入もしない。渇望が胸の内を満たしても、叶わない。未完の恒久を喰らう日々を繰り返すことこそ、たまらない幸福なのだ。
――それなのに。 ふとした瞬間、気泡>>1:80が弾け、皮膜を乱していく。
数年かけて作り上げた遠い距離も、何の温度も灯さないお互いの声も、変化の乏しい表情も。 視線が先に逸れた>>1:244あの時のように、不変が違うこともあると知ってしまってから、時折どうしようもなく壊したくなることがある。
彼は、人間だ。]
(32) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[デスクを眺める。見慣れたパソコンと灰皿、それからいつもは見ないイレギュラー。男の目は冷め切ったままだ。
急に籠もった空気が煩わしく感じられ、窓を開けた。 マスクを外した顔全体に、冬の突き刺すような潮風が襲いかかる。重たい黒髪が巻き上がって乱しきる頃には、周囲の空気がすべて冷気で洗われた後だった。]
(33) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[たったこれだけで全身の肌が粟立つのに、 その上さらに海へ飛び込んだ女>>1:163がいたらしい。
――ゴン、ゴン、ゴン。]
(34) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[『綿津見の間』と『朧の間』のあいだ、外壁を一度、二度、三度。 子どもが手を鳴らして鬼を呼ぶように、男は拳を鳴らして人を呼ぶ。]
……気づいたら奇跡だな。
[時刻は日付が変わるかといった頃。隣室の灯りはどうだったか。その上、欄干に身を預けて腕を伸ばしても、せいぜい拳数個分の距離が縮まるだけだ。中間というのも烏滸がましい。 ちょうど目に入った鉛筆を一本手に取ると、横投げの要領で隣の窓へと投げつけた。]*
(35) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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/* よいこは真似しちゃいけませんが、圷は悪い大人なので問題ありません。 ベランダ生やそうか迷ったのですが、今更かなと欄干に留めてしまった。
バレンタイン終了ギリギリくらいのつもりなので前軸優先でを置きつつ、筆が遅いため早め早めに失礼しますね。余裕大事。 一応手前に何かあっても大丈夫なように空白をいっぱい残していますが、全体動きにくくなったらすみません。自由に調整してください。
(-122) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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/* じりじり考えていたのでお見送りし損ねてしまった。 皆さんおやすみなさいませー。
>>-115 敷波さん 解像度爆上がりのデザイン共有ありがとうございます。 三上さんの冒頭のページはカフェのメニュー調でよろしくお願いします。
圷個人としては想われる側の想定がなかったというのもありますが、単純に選択肢の広さというのも影響しているかもしれませんね。敷波さんはフットワーク軽くいろいろな方と関わっていたのもあり、どなたとの繋がりにも物語性が見えたというか。 のど飴にだんだんしている辺り、おや? と思った瞬間はありましたとは暴露しておきます。
お経か美容液かみたいなところありますね。美味しいです。美容液を飲むな。 かぼちゃも大好物ですが、圷もそういうの結構好きな気がします。作品としても読んでそう。
原作が完成した世界なのには強く同意しつつ、ちょうど先日知見を得た部分だったのでという感じでした。 それに限るものでもなく、何でも食べます。 完全に切り離されているタイプなので、敷波さんに翻弄される通行人さんをにこにこ眺めておりました。
(-123) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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/* >>-120 柊さん 管理人さんに預けておりますので、受け取りタイミングはお好きな時で大丈夫です。 そこまで足が早いお菓子ではないはず。
柊さんが呟かれた時は敷波さん側としか接点がなかったのでそうかなあとは思っていましたが、作家同士の接点があるのも楽しそうでしたね。 序盤にそういうの残した気もします。
でも敷波さんへの穏やかな諦め混じりの切ない想いとフェルゼくんとの違いが素敵だったので、今回の片想い拝見できて幸せでした。
お休みだからって夜更かしはよくない。 おやすみなさい。明日は日中顔を出したい気持ちはあります。**
(-124) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 01時半頃
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[内壁では届かない。外壁さえ響くかどうか。 ならばと投じた一筆は、ノックひとつを残して頭から真っ逆さまに落ちていくはずだった。
欄干に弾かれ、窓の縁に引っかかった鉛筆>>53が、彼の指に摘み上げられるのを見ていた。 彼の髪を乱したのと同じ風が、己の頬を撫でていく。 凭れたままの身体、彼が首を傾けるのであれば、異音の犯人は容易に知れただろう。]
壁三発じゃダメそうだったね。
[頬杖をついていた腕を自由にし、空を叩く仕草をする。 そんなことは決してないと願いたいが、もしこの木造の城が火に包まれるようなことになった時、己の拳だけでは彼を目覚めさせることはできないようだ。試す前から、むしろ告げた瞬間から分かっていたことを実験の結果であるように話す。あるいは、この突飛な行動の理由であるかのように。
当然の指摘>>55には、そーね。とだけ返した。表情は薄闇と乱れた髪に黒く覆われ、曖昧だ。 海面を走る風でもなく、怠惰に伸ばした髪でもなく、払う気のない指先が感情を朧にする。
理由のために、意味を何度も殺してきた二年間だった。]
(61) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 21時半頃
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[こちらの異質な行動に彼が困惑していることは、沈黙>>57から窺い知ることもできたか。両者の間に存在する決定的な境界線に足先を触れさせるような声が、そうっと響いた。 目を閉じる。遠くで鷺の鳴く声が聞こえた気がした。]
……。
[これは、特別な日に充てられただけの気の迷いだ。 飢えた獣が待ち望んだ餌に飛びかかる感覚に似ている。
舞台で躍動するその身体を掻き抱いたら、 淡々と名を呼ぶその声を塞いだら、 煮詰めきった想いをどうしようもなくぶち撒けたら、
穏やかな漆色の瞳に、乏しいままの表情に、 何か変化を与えることができるのだろうか。
それとも、何も変わらないままなのだろうか。]
(62) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 21時半頃
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[圷文彦は人間である。 周りの空気に引っ張られることもあれば、 抱えすぎた欲望を持て余すことだってある。
圷文彦は人間である。 ゆえに、獣には、決して――なれない。]
(63) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時頃
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……茶のひとつも出してやれないけど、
[沈黙を終え、重ねて吹いた風が髪の帷を攫う頃には、濁った熱は穏やかな水面を取り戻し始めていた。
言葉の続きはなくとも、窓際から消えた姿に引き戸の方へ向かったことは伝わっただろうか。 開け放った窓からは、目に見えないタバコの香りだけが空に溶けていく。]
(64) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時頃
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[もしあの子が、奪ったぬいぐるみへ愛情を失っていたら、 あの子を好きなままでいられただろうか。
もし彼が、絵画へ向ける視線を途絶えさせたなら、 この恋は、恋のままでいられるだろうか。]
……ホント、馬鹿馬鹿しい。
[願うことも奪うこともせず、ただ求め、乞い、飢えて。時に痛みに身を折りながらも、それこそが幸福と言わんばかりに欲望を揺らす。 最初から破綻しているものを恋と呼んだ。 誰も認めてくれない恋を、している。
この恋は、朧の中で永遠に微睡むだけだ。
鍵を捻った。夜更けの廊下に引き戸の滑る音が響く。 戸の縁に寄りかかり、彼の訪れを待つ表情は、普段のそれより僅かに柔らかいかもしれない。しかし、それ以上の違いはどこにもない。大田竜海に恋をしてからずっと、停滞している。今宵はそれがほんの僅かに乱れているだけ。それだけだ。
何もかもを身の内へ飲み干して、男は想い人を埋葬地へと迎え入れる。]*
(65) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時頃
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/* 矛盾を書くの難しいな……と唸りつつ、分かりにくかったり困ったりなどあれば表でもこちらでもお気軽にどうぞ。 こちらとしてはただただ楽しんでおります。ありがとうございます。
帰宅してすぐ書き始めたので皆さんの流れをまだ見られていない。 じっくり堪能してきますねー。
(-134) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時頃
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/* やったー。ひどい男だよー。 こんな人に近づいちゃダメだよーーー。 (と言いながらちょっかいをかける)
(-135) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時頃
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/* PC視点でお渡しできるものが少なすぎるのだけどうにかしたいのですが、自分の技量でできる限りがんばります。 独白は単純に伸びやすいのもあるけど、せめてPLさん視点で何もかも分からないを避けたい気持ち添えです(?)
柚木さん愛理ちゃんの分かってない方と分かってる方の一方通行感もまたいいなあ。お互いノリノリなのもにこにこしちゃいますね。 柚木さんが鈍感なのはご本人の性格もあるのだろうけど、彼の感情が別を向いているのも影響しているのかもなんて思いながら見守っています。
春日井くんのは切ないんだけど、どこか力強くもある印象。 ご両親のことを重ねているというのもあるけど、自己がしっかりしているのはVという別人格を持っている”っぽさ”みたいなのもあって素敵だなあと思います。 直接的に関わった訳じゃないけど、朗読企画でずっと繋がっていた気がするのも嬉しい。触れられたらいいなあを残しておきます。
(-138) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時頃
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/* あいりちゃ せつな かわい
(-139) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時半頃
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/* 時に感想を残そうという意思を吹き飛ばす衝撃がある。 愛理ちゃんはずっと柚木さんを見てきたから気づいて、柚木さんはずっと違う相手を見ているから気づかないんだな……切ないけど本当にいいな……。
>>-142 狭い世界で生きている柚木さんのリアリティが最高だし、だからこそ愛理ちゃんのまっすぐな想いが届かない苦しさが素晴らしいですねー。 お二方とも感情を描くのが巧みなのもあり、ぐっと引き込まれます。
(-143) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 22時半頃
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/* 想定外だからこそ忘れるのだし、スカートもあり得ますね。うんうん。エツコさん守護神。
皆さんを見守りつつ、本日はある程度自由なのでゆるやかにいたりいなかったりします。*
(-146) Pumpkin 2021/02/20(Sat) 23時頃
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/* 拝見しておりますし、書いてますー。 投下30分頃予定です。書いて筆の速さを上げる作戦です。
(-151) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 00時頃
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― バレンタインの終わり際・『朧の間』前 ―
[戸を引いて間もなく、隣人>>78は現れた。己よりいくらか高いその顔が廊下の灯りに照らされている。のっぺりとした表情は、普段と変わりなく見えた。]
……。
[鉛筆ひとつ届けてもらっただけだ。本来なら招き入れる必要はない。それなのに己は当たり前のように半身を引き、彼も入室の挨拶を告げる。しかし足が動いたのはこちらばかりで、彼は敷居を跨ぐ手前で動きを止めた。
開きかけた口は途中で止まってしまった。何を言おうとしたのかすら思い出せない。 彼がこちらを見ていたからだ。光すら吸い込まれてしまいそうな瞳で、彼が特別に想うあの絵画ではなく、己を。 差の少ない視界も、背を丸めて目を伏せてしまえば簡単に逃れることができる。静止の理由を尋ねることも先を促すこともせず、交錯を断ち切るように踵を返した。]
(91) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 00時半頃
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[目を逸らすのはいつも己だった。 背徳を孕んだ背後で、彼>>79が踏み入る音が届く。]
(92) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 00時半頃
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― 『朧の間』 ―
[部屋の中は数日前とたいして変わらない。 キッチンの前に置かれた開けっぱなしの段ボールも、灰皿に積まれたタバコの山も、彼が唯一恒常を破った>>2:244パソコンも。空になった洗濯カゴだけが、時間の経過を示している。 背後に続いていた足音>>80が己を通りすぎ、窓際へと向かった。その動きを阻むより前に彼の言葉が続く。澄んだ夜を抱えた背中、表情は読めない。]
……暴れて騒ぐ必要があるって分かって良かっただろ。
[身を傾けて落ちる危険も、危機ひとつ知らせられない壁も。指摘>>76を受けた時と違い、両者を遮るものはない。 止まった足を追い越し、開いたままの窓に手を伸ばした。
鉛筆はまだ十分な長さを有している。原稿用紙も多くの仕事>>1:3>>2:40を割り振られる程には有り余っていた。 アナログしか許されなかった時代とは違い、作家が筆を執る機会はめっきり減ってしまっている。
たいして話題にもなっていない作品だけを手に、バイトのひとつも抱えていない。 窓枠を押し広げるのは、ささくれひとつない、甘やかされた指だった。]
(93) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時頃
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二月だからいいんだよ。 頭がよーく冷えるしね。
[目を合わせ続けることもできない癖に、背を晒し続けることも落ち着かず振り向いた。冬の潮風がタバコの匂いと混じって部屋を巡る。 視線は彼ではなく、デスクにあるパソコンへ向いた。]
……今度、本出すから。 暫くは芝居、観に行けなくなると思う。
[スリープモードの暗闇の下、一時停止された動画のエンドロール>>50。 作者の欄には――「あくつ文彦」と、書かれている。]
(94) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時頃
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[柊へのお詫びを買いに行った際、店いっぱいに並ぶチョコを眺めた。ハート型のもの、鮮やかな色のものもあれば、シックに纏められた雰囲気のあるものまで。好きの形も多岐に渡るようになり、それを贈り表す形もまた、幅を広げているようだ。 それでも、その中に己の恋は含まれていない。 チョコなんて甘ったるいもの、薬を過ぎて毒になる。
だから己が唯一与えるのは、いつかの最後>>1:101を奪う微かな理由だけだ。 あれはただの冗談で、彼が彼の唯一から離れることはきっとないだろうけれど。それでいい。 それくらいで、いい。
これまで通り、問い>>80に明確な答えを返すことはない。掌にあるのは他人事だったあの声>>2:211に過ぎった欲が残した、ただひとつの形だけだ。]*
(95) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時頃
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/* 最後の一発言をコピペで消しました。お待たせしました。 たぶんこう。こんな感じだった。
敷波さんの方も拝見しております。ありがとうございますー。 ついにこにこしてしまいつつ、今最も話しかけづらい男に違う意味でもにこにこしました。 お返事の方少々お待たせするかと思いますが、ぜひぜひ書かせてくださいね。楽しみです。
(-153) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時頃
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/* >>-148 大田さん できるだけ意識して出すようにはしていたので、そうできていればよかったです。 拾わない拾えないがあるのはこちらも承知しておりました。ないことを表現するのってあることより難しいと思っているので、その塩梅が巧いなといつも感動していたくらいです。 むしろありがとうございます。素敵です。
距離感が遠いを補強していくのは難しくも楽しいので、貴重な機会をいただけてとても幸せでした。
>>-149 照れつつもとても光栄なお言葉だったので、大切に持ち帰って額縁に入れて飾ろうと思います。うれしい。
(-154) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時頃
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/* 身長に関しては書いていただけている方はそれを参考に、そうでない方はどっちとも取れるようにしていましたね。 柊さんを158で小柄と書いたのは、他の2階メンバーがそこそこ身長ありそうだと思ったのがあります。これ書いた気もしました。
大田さんは180ちょっとくらいなのかな。 圷は骨格が恵まれていたのでややがっしりめだけど昨今の生活環境でダメダメなはりぼてボディなイメージ。肉も脂もない。生気もない。
(-155) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時頃
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/* 大田さんは静かなのに雄弁なのが本当にすごいなあ。 独白もなのですが、沈黙や静止を効果的に使われているから、そこにある意味につい目が向くというか。 その上で行動で場を動かす力もあるので、大田さんとしての個を保ちつつ話が進んでいく様が心地よくて楽しくてずっとうきうきしてしまう。
あと>>77がひたすらに可愛かったです。人間だあ。 圷は人間だし大田さんを神格化している訳でもないので、ごく普通にいろいろ考えたりしている気がします。でも別に……実際にそうなりたい訳じゃない……(拗らせ)
(-156) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時半頃
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/* 敷波さんの断片、会話なんだけど噺のはじまりのようにも感じられるし、小説の一編みたいな雰囲気でもあるのがいいなあ。 書き出しとしての形がしっかり成立しているというか。
>>83とか>>90の水っぽさを感じられる文章も素敵。 前者は渦に飲み込まれたような、洗濯機の中のような、後者は水底で生きている貝みたいな。 こう感じるのも、海に飛び込んだあのシーンが影響しているのかなあと思うと、心に焼きついたんだなと思いますね。あの瞬間、あの景色が。
(-157) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時半頃
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/* 新しく増えた分にも感想書くんだから、発言が増えるのは仕方ない。
筆の遅さに定評があるので、もしかしたら延長の力をお借りするかもしれませんとは事前に残しておきますね。 でも可能な限り今のままで。その方がたぶん(自分の)進みが早いきがするので。 もちろん他の方のご希望があればそれに合わせてで大丈夫です。*
(-158) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 01時半頃
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/* 承知いたしました。 し、無理なさらず健康してくださいね。
(-160) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 02時頃
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― 朧の間 ―
[逸らした視線の先、黒く眠るモニターに押し黙る青年>>105の姿がぼんやり映る。その表情は読めないが、沈黙が望む答えを与えられなかったことくらいは分かった。 どれだけ近寄っても、朧を掴む>>79ことなどできはしない。むしろ触れる距離にいるからこそ、指の股から零れ落ちていく様をまじまじと目にしてしまうのかもしれない。
嗜めるような声>>106をあしらいつつ、もし微かでも彼の不満を感じ取ることができたなら、男の指先は震えていた。外気に冷えきった風を装い、拳を握りしめる。
己が、彼を揺らす理由になった。 それは忌避すべきことだ。 数日前、彼の視線を唯一から奪ってしまった時>>1:226と同じ。その役目は自分であってはならない。
そう思うのに、どうしようもなく歓喜に震える心がある。 恋と相反する欲が全身を巡って、治りかけの喉を張りつかせた。生唾が咽頭を過ぎ、胃の中でぐちゃぐちゃに入り混じる。 言葉>>94が口からまろび出たのはその後だ。]
(109) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 06時半頃
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[意味があるのかすら分からない。 伝わるのかどうかさえあやふやだ。 今日渡す必要だってなかった。
書店の片隅でいつか目にするかもしれない己の名は、チョコレートよりずっと捻くれた恋の欠片だ。 気づかなくていい。気づかれない方がいい。 黙せばいいことを口にしてしまうのは、どうしようもない己の欲のせい。人はそれを、執着と呼ぶのかもしれない。
歪な恋は、相手の心を求めない。 男の欲は、相手のすべてを奪おうとした。
ならば、これまでもこれからも、何度だって欲を殺そう。 己の恋は、危うい均衡の上に成り立っていた。]
(110) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 06時半頃
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[彼の心情>>106など知る由もなければ、推し量ろうとさえせずに、驚きの声を耳に留め、祝辞を適当に受け流す。
――それなのに。 無意識>>107というものは、きっと何より心を揺らす。]
……っ、
[おそらく同じ話を思い浮かべている。冗談であることも理解していた。それでも、たぶん、傷ついた顔をした。 身勝手に相手を振り回している癖に、それを楽しんでいる節さえあるのに、自分が振り回される立場になった途端、容易に崩れてしまう。]
――、
[「どこにも行くなよ」と、言おうとして]
……。
[朧気な笑みに見惚れて口を閉ざした。]
(111) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 06時半頃
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[差し出された鉛筆>>108は、真夜中の異質を終わらせる合図だった。 彼の手元に視線を落とす。その指先は、己のものよりずっと人間らしいように思えた。
手首から手の淵、小指の付け根から関節へ、指の先の山をいくつか越えて、鉛筆を掴む。辿った道に直接触れることはなかった。時間もそうかからなかったはずだ。 撫でるような仕草に深い意味はない。ゆえに何もなかったかのような顔をして、鉛筆を掴む指に力を込めた。]
そこは、もう呼び出すなって言うとこじゃないの。
[譲渡は握手に似た形で果たされた。 理由を失えば、どちらともなく出口へと向かう。]
(112) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 06時半頃
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届け物ご苦労さん。 さっさと帰って寝ろ。
[寝ろ。全部忘れてしまえ。 帰れ。欲望が永遠の恋を台無しにしてしまう前に。 何もかもを偽り、誤魔化し続けている己には、望む答えを与えることなんてできないのだから。 言葉の裏に隠れた意味は、最後まで形を成すことない。 だから、彼が鳥の名>>77を知らないことも、贈り主について思考を割いていたこと>>107も気づけないままだ。
鉄面皮>>108が日常の帰還を告げる。それに安堵と痛みを感じながら、彼の背が隣室へ消えるのを見守るつもりだ。
二度と来るな――とは、どうしても言えなかった。]*
(113) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 06時半頃
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/* おはようございます。しっかり健康しました。
三上さんの淡く切ない恋に癒されてにこにこです。 ナルミちゃん猪めいてて可愛い。 注文する飲み物が変わっているのに気づかないのが一方通行感が際立って沁みますね。 最後の一文が余韻たっぷりで素敵です。
フェルゼくんのロールはやっぱり美術品のような美しさがありますね。 肢体愛好が滲む>>98がいいなあ。
(-164) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 07時半頃
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/* >>-162 圷の恋は相手を喜ばせることより相手を保つことにあるので……百合に挟まらないおじさんみたいな。ろくろ。 それなら遠くから見守ればいいのですが、人間らしい欲も一緒にあるので矛盾した行動をとってしまう。 偶然が重なった結果、最近は関わりが増えていたので、我慢が効かなくなっていた。感じ、です。
多くを読み解いていただいたり、踏み込んでくださったり、ありがとうとごめんなさいでした。 とっかかりを投げてくださったり、こちらが投げたものを拾って広げてくださったり、とてもお話しやすかったです。
圷が控えていたのであまり口にしないようにしていたのですが、大田さんの考え方も性格も、紡がれる文章も、大田さんのすべてが大好きでした。圷のことで大田さんが人間らしい表情や感情を覗かせるのがずっと愛おしかったです。 手を空になぞったのも、ただ好きだなあと思ったくらいで。
場面区切りでも大丈夫な感じで書いたので、やりやすいように調理してください。
(-166) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 07時半頃
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/* どうにも短くできなかった。 いつもの感謝とここが好きというだけの話です。
三上さんお疲れ様でした。 今日は午後以降ちらちら覗けるはず。 それではいってきます。**
(-167) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 07時半頃
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― 『朧の間』前 ―
[自室へ戻る彼>>138を見送った。 電灯に照らされた頸は、たとえ服に覆われていたとしても、何もかもが違うのにあの日の光景>>1:210を想起させた。 目を逸らすのはいつも自分からで、背を向けるのもそうだった>>1:81>>2:226ように思う。
一方的に注ぐ感情と、身勝手に与える繋がり。近頃増えたそれに彼が不審を抱いてもおかしくなかった。自覚してもなお、抗えなかった欲がある。普通の人間に指一本しがみつくように、2月14日の終わり際に関わりを求めた。 呼び出しに見合うものは、何も渡せなかったのだけど。いつか出会うかもしれない名は、今はまだ形を成せない。
容易に引き抜けた鉛筆>>137に視線を落とす。一瞬、揺らぎを見た。しかし別れ際には、波の残滓すら見えなかった。凪いだ海より平坦な表皮の下、何か眠るものがあった>>139としても気づけない。
――恋は、盲目だ。]
(147) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 18時半頃
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……クソ、
[負った傷を丹念に隠して、宝物みたいに抱きかかえた。あの時握りしめ>>109、気づかない内に彼の視界に納められた拳で、戸の縁にしがみついた。額を押しつけ、獣のように背を丸めた。噛み締めた奥歯が、頭の中でギチギチと嫌な音を立てる。
己の言葉が彼になんの影響を及ぼさないことを幸福だと思う。己の行動が彼になんの傷もつけられないことをもどかしく思う。この矛盾した感情は、彼を想う限り永遠に心に巣食う恋だ。 歓喜と苦渋の入り混じった悲鳴が、吐息と共に溢れた。
最奥の部屋に消えた彼>>139には聞こえなかっただろうが、思うより近くで身を折る誰か>>90には届いてしまったかもしれない。 視界は狭く、夜は深くとも。帰路はなく、視界伏して。]
……なに、してんの。
[誰もが息を潜める真夜中、甘い一日の切れ端に、小波のような呼吸がひとつ重なった。]*
(148) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 19時頃
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/* 自分のことで圷が傷つく訳がないと思っていただけるの、全部嬉しかった中でも最上級の幸せでした。 圷はこの苦しさを愛しているので間違いなく幸せです。
一方的に拾えないものを投げてしまうことは最初から分かっていたので心配もあったのですが、丁寧に受け止めていただけた上で昇華していただけたこと、心からお礼申し上げます。 貴重な機会を得ることができ、さらにとても素敵な方に想いを寄せることができました。 根っこは変わらずとも、圷が今の圷になったのは大田が大田さんだったからです。
いただいた楽しさを少しでもお返し、あるいは共有できていたらいいな。 ありがとうございました!
(-182) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 19時頃
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/* 楽しい時間はまだまだ終わらないのです。 お待たせしましたの発見を敷波さんに投げつつ、もしお時間厳しそうな場合はもう一延長ください。こちらがぜひじっくりお話したいので……!
愛理ちゃんたちの方も気になりますし。 愛理ちゃんは永遠にかわいいし、柚木さんはとても酷くてとても優しいですね……最高です。
エニシの候補、愛理ちゃん視点はそうなるよなと思いつつ、おかしくないで入れられてしまう圷にじわじわきました。確かに可能性はある……! みぃめろ姫もですが、身近な誰かだと分かった後の推理ショー、どれも楽しくて好きです。 春日井くんから広がった世界が大きいなあ。かっこいいなあ。*
(-183) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 19時頃
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[顔を上げた女>>160の睫毛は、夜も変わらず天を向いていたか。あるいは炬燵>>86の気配を匂わせていたか。 どちらにせよ、その整った顔立ちが失われることはなく、立ち上がった彼女の涼やかな目元と視線がかち合った。
背筋を伸ばし、胸を張り。 完璧であることに、一切の曇りなく。
欠片も似ていないのに、どうしようもなく眼前の女に兄の面影を見てしまう。]
……へえ。
[視線は、自然と差し出された小袋>>161へ逸らされた。透明な包装は、封を切らずとも中身を容易に知ることができる。甘さ以外共通点のない形の詰め合わせは、店に並んでいたものとは違う。 彼女の整った指が詰めたのだろう。冷えた相槌と共に視線が細い手首へ滑った。]
(167) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 21時頃
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[次に先手を取られたのはこちらだった。 何かのために開かれた口は、直進をやめた彼女の言葉>>162に動きを止める。潮風に乱れた黒髪の隙間、眉間に皺が寄った。
木に登っていた時も海に飛び込んだ時も、脱ぎ捨てていたヒールで内側を踏みつけられるようだ。本来なら迷いなく切り捨てるもの。しかし、男の動きは鈍い。
穏やかな海に突如現れた、鮮烈な飛沫>>1:163を思う。 あの瞬間、生まれた感情>>2:225を思った。
あれは、衝動だ。 理由なんてあってないような、先で後悔するとしても止められない、どうしようもない揺らぎ。 少なくとも、男にとってはそうだった。
もし、凪いだ部屋で眠る彼女もまたそうだったとしたら。 与えたのは、己だろう。 その正体を理解する気も探るつもりもないけれど。]
(168) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 21時頃
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自惚れるなよ。
[鼻で笑ったつもりが、乾燥した鼻腔では何の音も鳴らなかった。代わりに差し出されてもいない小袋に手を伸ばして、甘やかされた指先で透明なフィルムをつつこうとする。 廊下の灯りに照らされた表面を光が踊れば、まるで水面のようだった。]
ナマコ獲ったヤツがピンピンしてるのに、 それくらいで体調崩すバカはいないでしょ。
[暗に無関係だと突き放し、水面に沈む甘さを眺める。 クッキーに金平糖、鮮やかなふたつから浮いた素朴な色>>161。たとえそれが瞳に入っても、目を逸らしたままの男には意味を持たない内容物のひとつでしかない。]
(169) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 21時頃
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会社で配った残り物? 別に、それくらいなら協力するけど。
[ほら、と。つつく手を返し、受け皿のように広げた。 ――それから、一歩踏み込んで。]
……だから、見るな。
[広げた手で、彼女の目を覆ってしまおうとした。 甘い香りを塗りつぶすタバコの匂いと、耳上から振る声。
忘れろ、と囁く。]*
(170) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 21時頃
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/* サクッと切っていいと言われたものをインファイトに持ち込んでしまった気がするのですが大丈夫ですか。圷は元気です。
延長についてはあと1日欲しいより0時までに間に合うかなくらいの話なので、なくても間に合うようにがんばります。そのままで大丈夫です。 皆さんのこれからをわくわく見守りつつ、最後までマイペースに楽しませていただきますね。
(-192) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 21時頃
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/* 姫のバレンタイン親フラがまとめサイトに載るの解像度が高すぎて実写までありますね(?) みぃめろ姫で検索したら可愛い女の子は出てきたのに、うちの(???)姫はいませんでした……。
(-193) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 21時半頃
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[永遠の欠落を抱えた己には、完璧であるための道具など必要なかった。だから差し出された小さな鏡>>180で己を捉えるまでに少しの時間を要する。 生気の薄い顔を乗せた男がこちらを見ていた。これまでで一番の拒絶を眉間に示し、視線を奥の持ち主へ向ける。]
成立しなかったら、なんなの。
[叱られた子どものような抵抗は、繰り返しお互いの無関係を紡いだ。 たとえ、飛沫舞う揺らぎを与えたことがあったとしても、それだけだ。たった一度きり。それ以外、何もない。彼女の瞳に何が映ったか>>1:-42なんて、可能性すら思い至らない。 形のいい唇から漏れるため息>>181に、皮肉でもおまけしてやろうかと開いた口は、]
――は?
[たぶん、あの時>>1:169と同じ音を放った。]
(208) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[適当な言葉で逃れようとしても認可されず、 遮ろうとした手さえ貫くような眼光>>184。 眉間を示す指先>>183は一部の隙もない。
兄に重ねた完璧な表層は冷水に揉まれ、既に跡形もなくなってしまったのに、彼女は未だ抗おうとする。 敷波玲は敷波玲のまま、真正面から己の前に立ち塞がっている。
開き直りとは違う。 それよりもっとまっすぐな、己には真似できないものだ。
――目を、逸らした。]
ふは、
[瞳孔の降下と共に、力のない笑みを口の端から漏らす。 袋>>184を押しつけられても抵抗せず、一回転を挟んで帰っていく背を見送ることもなく、のっそりと『朧の間』へ身を潜り込ませた。
引き戸が閉まる。 鍵の落ちる音がした。]
(209) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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― 『朧の間』 ―
[時間を示すものを見失った部屋は、ただ夜であることしか教えてくれない。窓の外を覗いても、男性と共に犬が駆けるのはもう暫く先のことだろう。 今日と明日の境目も分からぬまま、開けっ放しだった窓を閉じ、電気を消した。タバコの匂いは随分薄れていたが、ようやく通るようになった鼻でも残滓を辿ることができる。
彼の匂いはどこにもない。ほんの僅かでも残っていたとして、既に潮風に乗って消えてしまっただろう。手元に視線を落とすと、たったひとつの袋が月光に影を落としていた。]
……。
[寿命の近いデスクチェアは、腰掛けるだけで悲鳴に似た音を立てる。 茶色のリボン>>161を引いて、惜しむことなく手を離した。手触りのいい一筋は、暗い足元に落ちて見えなくなる。]
(210) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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……あま。
[クッキーを歯先で折った。金平糖を奥歯で噛み砕いた。 粉々になるまで、これを与えた女のことを考えている。
兄と勝手に重ねたことへの詫びだった。 彼女には何の非もなかったから。
カレーの料金代わりだった。 彼女には何の貸しもなかったから。
こちらからすれば、これでイーブンだったのだ。 体調を崩したことだって、別に強がりを言っていたつもりもない。己の不摂生が招いた結果であり、あの日の出来事はきっかけに過ぎない。
心から、関係ないと思っている。 凪いだ海は元通り。何も残らないはずだった。
それなのに、忘れられないのだという。]
(212) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[ご愁傷さま。]
(213) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[肩が震えていた。空いた手で前髪を掻き上げる。 眼鏡がズレて視界がぼやけた。]
……ホント、趣味悪。
[笑いの間に漏れた声は、嫌悪に濡れていた。
表層を剥いでなお、正しくまっすぐあるのなら、 それこそ敷波玲の本質なのだろう。 踏み込むつもりはなくとも、見えてしまう。 まっすぐであるがゆえに、望まぬ奥まで。
正しいものを、己は何も持っていなかったから。 正しいものは、嫌いだった。]
(215) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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[たったひとつの素朴な色に手をつける。 持ち上げた感触は軽く、振れば微かに音もした。 滓を払い開いた先の文字>>185を目に留める。]
――。
[折り畳んだ紙を小麦色の籠ごと口に含んだ。 嚥下した言葉は男の内側で形を失い、溶けていく。]*
(216) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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/* 愛理ちゃん挟まってすみません……!
(-213) Pumpkin 2021/02/21(Sun) 23時半頃
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― それから ―
[とある1日が終わったところで、男に変化はない。
少しだけ、彼と顔を合わせる機会が減ったり、 少しだけ、彼女と関わることが増えたり。
あったとしてもそれくらいで、もし住人たちに何かあったとしても、男が気づくことはないだろう。相変わらずひとりきりの部屋で、夜な夜な文字を連ねるだけだ。]
(222) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[書籍化に関して作家ができることなどたかが知れているが、それでも仕事の量は増えた。今日もまた引き戸の外に飛び出して、新しい革靴を鳴らす。
一度、絵画の前に立ってみたことがあった。 真正面から眺める景色は、窓下に広がる海とはまた違った色合いを見せてくれる。
それは確かに特別だった。 けれど、恋ではなかった。
玄関の片隅に佇む額縁を視線でなぞり、賀東荘を出る。]
(223) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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[己の名が書店の片隅に並ぶのは、もう少し先のことだ。 顔を上げる。庭の松と並ぶように、街道に淡い桃色が花開いていた。]
……もうそろそろかね。
[色のない手のひらで、胃の辺りを撫でた。
――恋を、している。 拗らせた想いを、手放せぬままに抱えたまま。
そんな歪で、捻くれた男の下にも平等に、
春は訪れる。]*
(224) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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/* 己の遅筆のせいで〆がダイジェストみたいになったのですが、書籍化のお仕事終わったらまたお芝居も見に行きます。 新しいお話も書きます。タイトルを入れる隙間がなかった。
敷波さんもたくさんありがとうございました。 紙までもぐもぐしました!(???) 何度もいいましたがずっとずっと最高でしたし、三番目の敷波さんは苗字変わってません?
時間に追われすぎて直近何も読めていないので、閉じてからでもじっくり拝見させていただきますね。
(-221) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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/* お久しぶりかはじめましてでした。かぼちゃです。 ごく稀にどこかにいます。 普段はもう少しマイルドなはずです。 またお会いできたら一緒に遊んでください。
大田さんと敷波さんは特にありがとうございました。 最上級の捻くれた愛を。
(-225) Pumpkin 2021/02/22(Mon) 00時頃
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