258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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[ 兎角も、立ち上がらぬことには何も始まらぬと 膝を叱咤して、立ち上がったなら、遠くの方に眩い光。>>#1 花火で無いことは確か。――けれど、何かは分からない。 ]
蚊蜻蛉が火に焦がれて飛び込むみたいに、 釣られて誰か、やって来ていないかしら。
[ 言葉は大層上機嫌な色。 ]
[ だけれど、眼の中には何処までも昏い色。 逃がさない逃がさない逃がさないって、無音の言葉で。 据わった其れを見ることはできない。だから自覚は無い。
――… ただ 、 抑え込んできた何かの蓋が弾け飛んだような 清々しくも苦々しい気持ちがあるのは、…確か。 ]
(9) 2016/11/21(Mon) 14時頃
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[ ぺた、ぺたと石畳を踏む素足の音は、 靴の硬い底より察知しにくいけれど よぉく耳を澄ませば聞こえるかも知れない。
それでも構いやしない。 …逃げてくれるのなら。
逃げるのならばどこへだって追っていける。 逃げてくれなきゃ、追っていくことすら出来ないじゃないか。 ]
………おっと。
[ 建物の影から出かかって、――そこに ネリエルとアキくんの姿を見つける>>6>>8 ]
[ 向こうが気付くようなら微笑んで大仰に会釈を。 気付かないようならば暫く、様子を見るつもりで。* ]
(10) 2016/11/21(Mon) 14時頃
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/* 取り敢えずエンカしないことには始まらないので多角覚悟で話しかけに行く……赤は…うん、おどろおどろしい感じでね…。
(-32) 2016/11/21(Mon) 14時頃
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[ 思ひは、すべてに先立ち すべては 思ひに成る
思ひこそは すべてを統ぶ
穢れたるおもひにて 且つかたり 且つ行なはば
引くものの跡を追ふ かの車輪の如く 苦しみ彼に從はん ]
(*11) 2016/11/21(Mon) 14時頃
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/* 赤のポイントが多くて使い切る気がしないけど 落とせそうな時に落としていく…。
(-34) 2016/11/21(Mon) 14時頃
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/* 帰ってきたらめっちゃメモ増えて、る……??? え、鬼討伐クエスト始まるの?そういう方向????
うーん…とりあえずメモ貼るか…
(-37) 2016/11/21(Mon) 19時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 19時頃
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/* 20時くらいまでに帰れるかしら…? んんん…21時くらいになる、かも…
表回ってたら合わせる方向で行こうそうしよう…
(-38) 2016/11/21(Mon) 19時頃
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[ 何の相談をしているのかまで聞く距離にはいないけれど、 さすがに呼びかけるほどの大きさの声なら聞こえる。>>17 ]
そうだよ。
[ 単刀直入な質問には単純な答えで返そうか。 つまり――前の"鬼"だった彼ももういないよって。 居場所が知られているならば隠れている意味もないから ひたひたと、歩いて距離を詰める。 逃げ出すなら追うまでだし、逃げなければ立ち止まる。 ]
―― 鬼だったら、逃げてくれるわよね?
[ ね?って首を傾げる。 相談事の結果――例えば、どちらともを捕まえたとして>>16 どうなるかは、"鬼"の知識の中にはない。 …いつだって、誰だって一人で逃げようとするから。 "捕まる"前提で共謀する奴なんてずうっといなかったもの。* ]
(18) 2016/11/21(Mon) 21時頃
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[ 惡巧みをしようとしてゐるの? 無駄だよつて鬼の貌はけらけらと嗤う。 ]
[ 長い年月の果てに、ありとあらゆる感情が 注ぎ込まれてきた面は 嗤う 嗤う。 ]
逃げれば追ふぞ 逃げねば鬼は渡される さあ、どちらを選ぶもお好きにおしよ。
[ 嗤い聲は眼前の彼らには聞こえないが、 嗤うやうな哭くような其の表は彼らの目からも見えるだらう。 ]
…何處までもお逃げ。逃げて、逃げて捕まつておくれ。 さうしたら叫び度くなるやうな氣持ちも輕くなるだらうから。
[ 其れは誰の本音だらう。 "あたし"――其れとも、"鬼"? ]
(*12) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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/* 赤の残りポイントがによによ(2424)になってるおもんだよ。 何故か赤は旧文体なあたくしです。多分読む人は読みにくいんだろうけど…たのしい…。
(-42) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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/* 普通に赤が表のポイント抜きそう… これから表と同時に面視点投げていくから…
(-43) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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どこに逃げたって捕まえてやるから… アンタはあたしのものなの…あたしのものなの!!
約束したじゃないか! 例え家同士で勝手に決めたことだってよかった!
あたしは、アンタのことが好きだったのに! なんで…どうして都会なんかに行っちまったんだ!
どうして、あの女なんだ!あたしじゃダメだったんだ… ねえ…嫌だ。嫌だよ、戻ってきてよ。戻ってきてよ!!
[ 声にならない声は引き継がれた"鬼"のせいなのか、 …それとも、限界を超えて溢れ出してしまっているのだか 当人のあたしにだって、わかりゃしない。 唯、慟哭みたいに繰り返す心は他の何も心に寄せ付けない。 ]
(-44) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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[ 心の底に溜まりに溜まった泥は、 他の誰かへの攻撃性になって溢れ出す。 ]
…逃げてよ あいつみたいに、どこまでも逃げて
そしたらあたし、絶対に捕まえてやる…逃がさない 逃げようとするんなら…誰だって逃がしやしない…
だから…ねえ、あたしを愛してよ あのひとと二人で幸せになるところなんて見たくないの
[ 一度開いた扉は閉まることを知らない。 ―― … 誰かを捕まえるその時までは。* ]
(-46) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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あたしはわかりやすいのが好き。 逃げる方もわかり易い方が楽でいいでしょう?
[ 言葉をかけながら、距離を詰める。 繋がれた手>>20を、眇めた瞳で眺めながら、 合図のようにこっち!>>22と紡がれる言葉。 ]
お手手繋いで何処まで逃げ切れるかねえ…行くよ、っ!
[ 駆け出す二つの背を追って、 囃し言葉に言葉を返して追いかける。 ]
[ 駆けながら、腰に巻くカーディガンを外して、 足元の小石を二つ、三つ、拾っておく。 …足止めのためのちょっとした下準備に。* ]
(23) 2016/11/21(Mon) 22時頃
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[ ネリエルと云ふ彼、 相手に武器に成るやうなものを渡すとは お人好しと云ふか優しいと言ふのか ]
まさに足を"掬"はれる事態に成らないといいけれど?
[ 樂しや樂しやと笑ふ鬼。 喋る聲とはまた違ふ聲色を零す。 ]
重し入りの長布、扨てはて引つかからずに驅けられるやら。
[ 足止めの準備は萬端整へた、後は相手の出方次第と。 ]
(*13) 2016/11/21(Mon) 22時頃
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[ 相手方二人がわざと捕まるやうな場所を選んで 驅けていくことには氣がつかぬ。さう、"鬼"ですらも。 ]
戀人同士でもあるまいに、何か企みでも?
[ 勘繰れども、遙か先を行く二人が 素直に答へて呉れやうはずもない。>>24 ]
…萬一何か謀を考へてゐるとしても、追ふだけ。 捕まえられたなら其れでよいのだから。
[ 但し、結論は一つ。 最後に"鬼"を渡せればよいのだから、 企みごとなど氣にする價値もないものだ。 走る姿を追ふことだけ考へてゐれば。 ]
(*14) 2016/11/21(Mon) 22時頃
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[ 立ち並ぶ木を避けて、倒木を飛び越えて、追う。 茂みを抜けてひょいと飛べば、手をついて立ち上がって。 ]
…二人で走っているくせ、随分と、速い。
[ さあ、ネリエルに靴は裸足には勝てない等と言った手前、 大きく離されるわけにもいくまいと、駆け出す腕には 準備の整ったカーディガン。 胴の部分に小石を詰めて、袖は一つに纏めて縛ってある。 ]
[ ―― 其れを、思い切り ……投げた!! ]
[ 中身は重り程度の小石だもの。大怪我はしない。 …そう、運良く足を捉えるくらいであればよし。 悪くて相手の注意を引くことが出来れば、それでいい。 ]
(27) 2016/11/21(Mon) 22時頃
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[ その時二人は休んでいた?>>26 それとも、追いかけ合いの途中?
走っていたなら不意打ちには十分だろうけれど。さて。 ]
当たらずとも遠からず…。 ―― どちらかが倒れていてくれでもしたらなお良し。
[ 投げ罠の行方は走っていけば知れるだろう。 石の上だけでなく、荒れた地面の上を踏んだ 足の裏を小枝が傷付けて眉を顰めるけれど、それでも走る。 時折足を止める二人に、追いつくようにもっと、速く!* ]
(28) 2016/11/21(Mon) 22時頃
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[ 足を刺す小砂利は痛いが、 逃げるを追ふ躯の胸の底はもつと痛む。
其の理由を"鬼"(あなた)は知らない。 其の理由をあたしは知つてゐる。 ]
逃がさない――逃がさない!もう、逃がさない…!
[ 叫ぶやうな哭くやうな聲の理由は誰も知るまい。 抑もにして聲を屆け度い相手すらいないのだから。
緋色の裾が飜るたびに掠れるほど、叫ぶ。 ―― 誰も聽く者のない赤い色の世界の中で。 ]
(*15) 2016/11/21(Mon) 22時半頃
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おもんは、明之進を追いかけながら飴を放り投げた
2016/11/21(Mon) 22時半頃
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/* @一時間半。 表と赤とで1500ptくらいは喋りそうねえ…
(-48) 2016/11/21(Mon) 22時半頃
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/* >>30 はやかった! あと一二レスくらいで見積もってたあたくし
(-49) 2016/11/21(Mon) 22時半頃
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[ 口の中の鉄錆の味。 二脚の底の小さな痛み。 ぎしぎしと軋むような胸の圧迫感。 ]
[ 全部、全部、全部無視して、走る。 ]
―――――――――――― …… 。
[ 囁くように落ちる赤色の吐息はきっと二人まで届かない。 もしかしたら――足元の赤い華たちには聞こえていたかも。 …尤も植物の言葉なんてわからないから確かめようがない。 ]
(31) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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[ そう、ただ逃げていくその、 服の袖でも、裾でも何でもいいから。 ]
あたしって、昔っからしつこいことで有名なの、 …さ …っは、 ねえ、 逃がさないよ あたしは !!
[ 手の中に手繰り寄せるだけでいい。 掴まえれば…捕まえたら、もう逃げられないだろう?
…必死になって走っている間。 もしも、「楽しいね」>>29って声が聞こえたら、あたし。
"楽しくなんかあるもんか"って。きっと、言っていた。
遠くでよく聞こえなかったから、何も言わなかっただけ。 だけど、もし投げたものに誰か引っかかって>>30いたら。 ]
(32) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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[ 離れた距離も少しずつ、少しずつ縮まって、 二人の前に行く頃には、足取りも遅くなってたに違いない。 ]
―――― つかまえた。
[ 荒い息を吐いて、一度深く吸ったら、 各々の肩に軽く手を置いて言うよ。
苦いものを飲み込んだような、 逆に吐き出しきったような。 複雑な気持ちで居る、貌は、
二人にはそれぞれどう見えただろう。 其れを確認する気のないあたしはくるりと踵を返して。 ]
(33) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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つかまえた。 …つかまえても、何にも変わりゃしない 少しは楽にもなれるかって期待――したのにさ。
… やっぱり、世の中そう上手くは行かないもんなんだね。
(*16) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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[ 喉の奥で呟きを噛み殺したら、 少しだけ、上を向いて――…滴が落ちる前に
人の形をした緋色はその場からぷっつりと*掻き消えた* ]
(34) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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/* うええこの終わり方を祥子ちゃんいる状態でやりたかった… 申し訳なし…あと、一寸早すぎたかもしれない…けど、
(-50) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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/* あっ鬼のお面どこ行ったんだい… 描写し忘れたーーーーあああ重ねてごめんなさいごめんなさい
(-51) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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/* もういや…うっかりが多すぎるよあたし…
(-52) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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/* 最後に投票指差しチェック…大丈夫大丈夫… うん今日はミスってない……セットおーけー…
(-53) 2016/11/21(Mon) 23時頃
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