258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 00時頃
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/* (最後に取り残される覚悟のできていない人間の顔)
(-25) 2016/11/21(Mon) 00時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 06時半頃
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/* 最後に鬼になるのがネリエルなら今日のやるべき作業は本当は▼明乃進▲ネリエルなんだけどね そうなると明君がネリエルを取っ捕まえる部分がまるっとなくなるんだけど。
(-29) 2016/11/21(Mon) 07時頃
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/* というかあかーん アキくんに突っ込んで行かなきゃいけないのぼくなのに突っ込んで行けるフラグをまるで立ててないよ……
(-30) 2016/11/21(Mon) 07時頃
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[かりかり、かりかり。黙したまま画用紙に鉛筆を擦り付ける。黄昏の斜陽は普段絵を描く太陽には程遠くて、さっぱりうまくいかない。せめてもう少し明るくはならないものかと顔を上げた時、>>#1……気のせいかな、何か向こうで光があふれるのが見えた気がする。暖かくて、柔らかな、ぬくもりに溢れた光が。
……それに気がついたのは、きっと自分だけじゃなかっただろうけど。他のことにとらわれるとすぐ周りが見えなくなっちゃうから、そんな危険性に気づかないで歩いていくだろう。光が見えた方向に。
あの光は、きっと希望であるから]**
(6) 2016/11/21(Mon) 07時半頃
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[おそらくこの場所だろうと目論んだところへ到着してみれば、果たしてそこにはアキくんがいて。黄昏時の陽射しに照らされていても、鼻の赤みは見て取れた。ああしかし、……一人、なのだろうか]
ん、え?ああ、えーと……違うよ、鬼じゃあない。 この辺りで何か光ったのが見えたから何かなって思って……アキくん、何かしたの?
[正体がわからなければ警戒もするだろう。だから敢えて一定の距離のまま足を止めた。敵意はないよ、とでも言うように笑って。もし接近を許してもらえるなら近寄るだろうけど無駄な心配はさせたくないもので。
……しかし、光に導かれた自分がいる以上、他の誰かが寄せられないとは限らない。その誰か>>10が近くにいることには未だ気づかないが、早々に立ち去るべきじゃあないか]
今の鬼はキリヤマさんか、……もしかしたら、おもんさん。 どちらにしてもさっきの光で気付かれてるかもしれない。……移動しないと。
[おもんさん、の名前を出す時は少し苦々しく、バツが悪そうになってしまった。もしも彼女が鬼となってしまったのなら話すことも必要だろうから、自分は動く気なんて無いけれど。
そう、それ次第では決めなくてはならないから。
(11) 2016/11/21(Mon) 16時頃
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彼を鬼に引き渡すかどうかを]**
(12) 2016/11/21(Mon) 16時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 18時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 18時半頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 18時半頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/21(Mon) 21時頃
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[祥子さん、と呼ばれた人はたしかあの水筒の持ち主だったような。だけど、消えた?消えたって……なに?鬼に成るのはわかるけど、……いや、わからないけど]
……そ、っかぁ……一足先に戻れたんだね。よかった。
[なんて根拠のないことを一つ、へらり。捕まえることができれば帰れるこの遊びで消えるってことは、……どういうことだかわからないけど。少なくともあの光は怖いものじゃなかった。暖かくて、優しい光だった。だから大丈夫、悲しいことじゃあないよ、……とまでは、言えなかったけど]
え。
[後ろにいる、と言われれば反射的に振り返りそうになるけれど。続く言葉に捕らわれてそれは叶わない]
(19) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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……へ、一緒に?
[鳩が豆鉄砲、というのが正しいだろうか。そんなのきょとんとした顔を向けてしまう。鬼ごっこのルールは一回につき一人。そんな風に思い込んでいたからその提案はあまりにも予想外で、……予想外だからこそ]
……なるほど、なるほど、ね。二つに割れるか……分かれるにしても、ぼくとアキくんとで半分こ、になるんだね。
[ああ、子供の発想力ってなんて素晴らしいんだろう。にぃっとイタズラを思いついたように笑ってしまう。悪くない、とってもとっても悪くない。どうせ想像のつく最悪の結末を迎えるくらいなら、足掻いて別の終わりを模索しようじゃないか]
うん、うん。……乗るよ。
[と、それから聞こえた声>>18に振り向けば彼女に視線を向けながら彼に手を差し出す。 この状況に至って初めて、ワクワクした]*
(20) 2016/11/21(Mon) 21時半頃
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[おにに。そう、なってしまったんだね。悲しくは無いよ。絶対ここから逃げ出そう。そうして一緒に帰ろう。そう言ったもんね。 恐怖の心はもう無いよ、追いかけられるのも平気]
っ、手ーの鳴るほーうへ!!
[だっけ?叫んでみたものの、しまった。手を鳴らせないじゃないかと気がついた。仕方ないから指を鳴らしておこう、指だって手だし。格好つかないのはいつものことだからもう気にしない。
繋いだ手をけして離さないように強く握れば背後の足音を気にしながら駆けてゆく。木を避けて、茂みを超えて。時に腕を引いて、時に引かれて。……追ってくるのは鬼だけど。 捕まりやすい場所を目指して]*
(24) 2016/11/21(Mon) 22時頃
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[くらりくらり、世界が軋む。ただ只管に足を動かしているだけだから走っているのか止まってないのかもう曖昧だ。
……絶望的なまでの運動音痴さにもう笑いも出ないけど、なんとか転ばずについていくことはできているみたい。ああ、だけど。 きみはとても軽やかに走るね。高原を駆ける鹿のようだ。懸命に、ひたむきに足を動かす姿は、この状況をわずかに楽しんでいるように見えた。……そんなわけないのにね]
っ、 あ、はァっ……はー……。
[息がのどに引っかかるくらい大きく呼吸をするもんだからぜえぜえと音が鳴る。正直、しんどい。 だけど同じくらい高揚して、止まった時にはさすがに笑った。なんだか本当に遊んでいるみたいで]
…………は、はっ、なんだか………ちょ、こっとだけ、っは……たのしい、ね。
[そう、鬼ごっこだって遊びなんだ。遊ぶなら、誰一人悲しい気分になっちゃいけない。子供だけじゃない、大人だって。あとから泣いてしまうような遊びなんて、そんなの間違っているんだから]
(29) 2016/11/21(Mon) 22時半頃
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[しかし普通の遊びじゃないこの時は、それだけじゃあいけないみたい]
ッ!!!
[突然飛びついてきたアキくんに巻き込まれて支えることも叶わずすっ転ぶ。視界の端に移ったのが自分の上着だと気づいた。熨斗付けて返す>>4:34とは聞いたけど、それが石でできてるなんて聞いてないぞ。彼の下敷きになりながら近づいてくる足音を>>33聞く。
そっと延ばされる手を眺めて目を瞑ろうとしたのに、それが叶わなかったのは彼女の顔が目に、入ったから。 ――――般若の面は。怒りと悲しみが綯交ぜになった貌だという。悲しみとか、安堵とか、いろんな心を映した彼女の顔を。ああ、やっぱり美しいと、思った。
ふっと、消える寸前にそのその背中に手を伸ばしかけて、ああ、それすら叶わない。その代わりに浮いた面に目を奪われる]
……うん、……キリヤマさんが持ってたのと同じだね。
[ぼんやりとした頭で呟くように答えれば、さも当然のようにそれへ手を伸ばす。視界の端でアキくんもそうするのは見えていた]
手の、なるほうへ。
[彼の合図に合わせて鬼の面に指を、
(39) 2016/11/21(Mon) 23時半頃
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さらり、さらりと崩れるように、そのお面は光をこぼす。口惜しいかい、それとも安堵したのかい。きみは満足できたかい。言葉にしないで、心の中で問いかける。 あとに残るのは、ただの静寂。
おうちにかえろう、と呟いたアキくんの言葉さえ現実味がなくて。声できちんと答えられたかはわからない。うん、とか、そうだね、とか言ったかもしれないけど、……よく思いだせない。 瞬きをするたびに景色が眩んで、歪んで、赤のフィルムがかかったみたいな世界が瞼を閉じていくのを感じていた。
……もし、向こうの世界に最初の鬼のあの子がいるならば。一緒に遊ぼうかとも思うけれど、今はどうしてか、すごくすごく眠たくなっているからあまりものを考えられない。
空に浮かぶ一番星が黄昏の終わりを告げる鐘ならば。 もういいよ、という声がきこえただろうか。 そんなことにさえ気づかないままで。 ゆっくりと、静かに 目を閉じた。]**
(40) 2016/11/22(Tue) 00時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/11/22(Tue) 00時頃
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