3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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−3年B組− [>>392顔を上げるクラスメイト。 揺れる、耳、と言う、か、羽根。]
……あ、ごめん、邪魔した? ―― いや、
[かすれた声で聞かれ。堪えるように眉が寄った。 左手に力が篭もる、が、首を振って。]
痛みも、何も 感じないから、辛く は。 ただ、こんなの気持ち悪い……よね。 は は。
[闇 に 欠けた身体。この学校を覆う 闇。 黒板へ向かう姿を右眼が追い、様子を見守る。]
(395) 2010/03/03(Wed) 22時頃
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[右腕の闇から声は聞こえていた。 相変わらず繰り返す、怨嗟のような声。 でも 痛み はない。それが逆に気味が悪い。
辛い と言って どうなる訳でもなく。
それに 辛いのは 声よりも 欠 けてしまった身体よりも
―― 。]
(397) 2010/03/03(Wed) 22時頃
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−3年B組− [>>399邪魔をしてないと言う言葉に、息を吐く。 手の動きを視線で追いながら。苦笑を返す。]
はは…… まあ 無い、だけだから。
[触れると何も無い、けれど闇で繋げられてるからか額が落ちたりはない。 だけ、と言うにはかなりあれなビジュアルだとは思うけれど。]
心配は、ないよ。 …… そう かな。まあ、猫耳じゃないだけ良かった、って思うよ。
[はっきり言った割には気を遣う様な言葉に。また苦笑して少しだけ冗談を返した が。 続いた言葉に、え、と、声を上げる。]
あ、いや、サイモン君は ……知ってる、けど。 ディーン君、だって、さっき用務室で寝て たよ え、その後 に?
(406) 2010/03/03(Wed) 22時半頃
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…… 『ディーンは、死んで ないよ?』
『ううん、違うか。』
[送れはしなかったけれど、殺した。]
『ディーンは イルヨ?』
[ここに いるよ。]
(*223) 2010/03/03(Wed) 22時半頃
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−3年B組− [>>415半分くらい、の軽口に、よく言う、と苦笑を返す。 黒板に描かれる物に目を眇めた。視界が狭い所為か、視力が落ちてるのだろうか。]
萌え死ぬじゃなくて、モテ死ぬ のかな。
[ディーンのドッペルゲンガー。]
え ディーン 君、だって 何、誰がそんな事言ったの、ドッペルが?
[ドッペルゲンガーは本物と入れ替わる とかそんな話があった気がする。 用務室のディーンの身体を思い出して、瞬いた。]
…… じゃ あ
[あれは 死体。屍。]
あれ、って……え、でも、アーチャー君は普通に して 何も言わなかった のに
(420) 2010/03/03(Wed) 22時半頃
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…… そう だね。
[低い声に は そう、返した。 けれど、覚えている。 クラスメイトを 殺した 感覚 は どろ とした闇の中、だけど。]
ケイトを みつけ よう。
[ひとりで 哭いているから。]
(*227) 2010/03/03(Wed) 22時半頃
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…… ヘクターも、 サイモンも (ディーンも) 居ないけど。
戻れるなら 帰れるなら
帰れよ。
[いつかも 言ったような 言葉。]
(*231) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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…… ケイトを見つけたら いい 。
[呆れるような溜息。 こちらも嘆息する。]
だったら、ヒントも無しに殺し合わせればいいじゃないか。
[ただ。]
ケイトを見つけて、終わりって気は、確かに、しないけど。
[ケイトは隠された、今の自分たちと同じ、なら。と言う前提で。 それなら 隠したのが 居る はずで。]
(*233) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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−3年B組− [>>424カツンと言う音に 落ちたチョークに目が行く。]
…… ん? それだけで、偽物 ……憑かれたのじゃ、なくて?
[するわけない、こんなのは別人だ と言うのを この闇の校舎では何度も見てしまったから。]
僕は見てないから、解らないけど。 …… そう。か。もし、そうだとしたら―― 誰が
[ふぅ、と、沈んだ溜息を一つ。]
仲、良かった。んだ。そっ か……
[それは知らない。 生徒会室の前の様子は、仲が良いと言う雰囲気に見えなくも無かったが。 閉じ込められてからの状況は、どれが正しいのか、判断がつきかねて。]
(431) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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手伝おうか この手で、良ければ、だけど。
[悪戦苦闘する姿に、闇に染まった手を、差し出した。]
(432) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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そうだね。 みつけて ほしいって。
[こえ を あげている。]
ここにいる、って 言った
僕も みつけたいよ …… みつけたい。
[そうすれば。]
(*237) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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[みつけたい。]
『でも、そろそろ』 『送ってあげないと』
『寂しがるよ。』
『寂しいのは、可哀想だよね。』
[闇 が 人 の 心を 覆う様に 囁いた。]
(*238) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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『そォしないと、 ケイトを見つける前に』
『闇に喰われちゃう よ?』
『皆は 鬼 を探して る』
『ケイトは 私たち が 探してあげよ。』
(*239) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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[3年B組の会話。 誰が 殺したのか、とは言わない。知っている。 誰が そんな事を言ったのだと 思っただけで。]
『ここに居る 人を 死んでるって 言いふらしてるのは誰かな。』
『その子でもいいし』 『面倒な いじめっ子でもいい』
『ああ、君は こちらへ呼びたい子が、いたっけ。』
(*240) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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−3年B組− [>>442やらしいと言われて、やらしいディーンを想像してみたが。 いつも眉間に皺を寄せていた以外には、猫のような彼しか知らず。 唸る。肯定も否定も返せなかった。]
…… ううん、見てないから な。 でも、案外、本当の自分なんて…… 隠してたり、してね。
[それは、ディーンの事を指した言葉ではなく。 生徒会長と風紀委員長が仲良い、との言葉には 答えられなかった。]
謝らないで よ。 まだこの腕がある内で良かった、って思う。 てか、大丈夫なの?
[彼の手にチョークを固定しながら、持てなくなっている、その手に目を向ける。]
(453) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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僕は ……誰でも良い よ。<<マネージャー ピッパ>>でも<<長老の孫 マーゴ>>でも<<華道部 メアリー>>でも。 『寂しくないように、送ってあげたい』人は、居るけどね。
[ああ、そうだ。送ることは 悪いことじゃないんだよ。 ビー玉に印がついた時の 声 を思い出す。]
(*247) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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/* えーと、今日処刑誰なの。スティ先生かな。でも狼をってううん…… ディン吊メアリ道連れの気もしないでもない。 ううむ。わかんなーい! ジェレもどうするんだ、ろ 恐怖死なのかな 人数的にはまだ大丈夫だから(だよね?)
襲撃は絆避けだよ なあ。あ、独り言きれた
(-185) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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−3年B組− [>>468肩を竦める様子に、頷く。 隠してるのか、と言われると、ふ、と、小さく笑む。 少し、寂しそうに。]
ケッコー、隠してるよ。 …… あとは、気付かれてなかったり、したり。 ジェレミー君だって、全部明け広げてる訳でもないでしょ?
[きついと、素直に言う姿に目を細め。 身体の事を言われれば、俯いて視線を逸らす。]
…… そうだね、きっと僕は、 僕が消えた後には何も残らない。
[怖いね、小さく口の中で呟いた。]
(478) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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そうだね。みつけたい。
[ここに いるよ。みて みつけて さみしい、くるしい。 闇が 哭く。]
でも あの子を隠したのは、誰なんだろう。
[願うような声に、頷きを返し、疑問を載せた。]
(480) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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飼育委員 フィリップは、用務員 バーナバスは、あれからどうしただろうか。
2010/03/04(Thu) 00時頃
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[動揺する気配に、ちらりと意識を向けて。]
『あれ、仲悪いんだ。』
[ポツリと聞こえた声に 少し驚いたように。 殺す時も ―― していたから、てっきり。]
(*251) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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[ぼやくディーンに、ああ、と短く返して。黙る。 どう言葉を掛けて良いかわからなかった。何か、臀部が気持ち悪い。 ジェレミーから見えないようにそっと手を当てた。]
(*258) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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−3年B組−
―― そう だね。 気付いてもらえないのは つらい。 27年も なら。
[>>496全部分かり合えない、その言葉に頷く。なのに。 腕に触れられると、びくりと跳ねる。]
そ かな。
[微かに、笑う、が笑えなかった。 >>501立ち上がって、黒に白を描く姿を見守る。
一色なのに、陰影の加減か。夕暮が、映る。 彼の裡に映るものではないとしても、 彼の中では掛け離れた出来だとしても。 やはりそこには 夕暮の風景が。
ひどく、なつかしい、――しい 風景が。]
(516) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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そうだね。 僕たちの居た世界は、あんなに綺麗だった 綺麗だったのに……。
[最後の方は消え入るように。 暫くは、その様子を 絵を 寂しげに 眺めていた。]*
(519) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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[>>519居た世界は綺麗だった。 けれど、もう。 戻れない だろうし。
身体も 心も 闇へ飲み込まれ始めて。]
(*259) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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−3年B組− [夕暮の風景を、もう一つしかない瞳に映しながら。 全てが 闇 に飲み込まれる前に。
まだ 自分 がここに残ってる内に。 残せるなら 一つだけ―― 。]
ね、ジェレミー君。
[描き続ける彼の集中を途切れさせてしまうかもしれない、けれど。 その背に話しかけた。そして唐突に。]
君、ピッパのこと 好き?
[尋ねた。 肯定が返るならば ひとつ お願いをするつもりで口を開いた。 それは、彼の発作が始まる直前。]*
(541) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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『闇 がまた濃くなってきたね。』
『そろそろ、また 誰か 送 らないと。』 『それとも、呼ぶんだっけ?』
(*260) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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『強い希望は呼ぶんだっけ? 彼女。』
君と絆が『あるって言う。』
(*262) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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『あらら、辛辣。』
『…… そう、じゃあ任せたよ。』
[闇色は 愉快そうに 嗤 った。]
(*265) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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『お願い。』
『私でも良いけど……。』
[場所が近すぎるから、迂闊に、声と行動で推測されてしまわないように。 知らないかのように 振舞った方が良いと。]
(*268) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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−3年B組− [>>557返ってきた答え。 肯定では、無くて、小さく。息を吐いて俯く。]
…… 。
[肩に止まっていた、鸚鵡の瞳と ―― が。 彼の様子が変わるのを、ただじっと眺めていた。]
(565) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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