25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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>>@36
[そして近寄ればわかる。 その手が指が、透けている。
それは、ありえない。 生きている人間ではありえない。]
――……明?
[でも、名前を呼ぶ。一回じゃ足りなくて何度か呼んだ。答えるまで。]
お前……まさか……。
[その先、つむげず、止まる。]
(243) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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>>@37
明……そうか暑かったか。 じゃ、戻るぞ。
[そして、倒れ付した明を抱えようと手をかける。 それは、幻、そう思わないように、そう思わないように手を伸ばす。]
明…来い。
(252) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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>>@38
ああ、そうだな。 休めればよいが……。
[手をとれて安心する。 そう、でも、わかってしまう。
この少年は、きっともう………。]
いや、休まぬ。 狼を探さねばならない。 でないとお前やセシルを危険な目にあわせてしまう。
明…お前は俺の傍にいろ。 頼りにしてるぞ。
[逝かぬように、 そう、今は一時でも逝かぬように、と思った。]
(256) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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始末屋 ズリエルは、手妻師 華月斎に顔をあげた。
2010/08/07(Sat) 22時頃
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ああ、構わぬ。
[鈴の音が鳴った気がした。 そして、目の前にいるのは、散らせた双花の片割れ。]
構わぬよ。
[息を飲み込み、そう、華月に答えた。]
(265) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
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/*
イアンが完全にいってもうた。
うぅ、す、すまん…なんとなく
(-98) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
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>>268
刀? 何に使う?
[すかさず聞き返す。
同時に、刀を欲しがる様子は、狼には見えなくも思ったが、だが、あえての策略かもしれぬ、 安易な推測は却下した。]
(272) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
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つまり、芸のためにか?
[そのするりと出てきた説明に、多少不審な顔をするものの…。]
どうしてもというのなら、一緒に来い。
[今腰にある刀をチラリとみるが、さすがに白鳥を落としたものを華月に差し出す気にはなれず…。
ただ、それでよいと云われれば渡すだろうが。]
(275) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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>>282
急ぐのか。 これでいいのか?
でもこれは…。
[言い澱むが、せかされれば腰のそれを引き抜きはする。 そのあとはあっさり奪われるだろう。]
――……。
(285) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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[あっさりともっていかれた。
想像以上にあっさりでしばし茫然とするが、 そして、あまりいい感じもしなかったが…
そのまま、どうしようもなく、 またB棟のほうへ足を向ける。]
(293) 2010/08/08(Sun) 00時頃
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始末屋 ズリエルは、自室に戻っているが、そこにセシルがいるかどうか?
2010/08/08(Sun) 00時頃
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― 自室 ―
[自室に戻る。すると、寝ていたはずの姿はなかった。 代わりにそこにはキャンバスに描かれた絵…。
それを見て、しばし沈黙した。
何かを意味しているようで……。]
紅い月、白い、まるい…。 白いとり…。
[……ふと、使用人に使い走りに行かせる。ヨアヒムの様子をみてこいと。
そして、使用人が戻った時、ヨアヒムは事切れていたこと、報告された。]
この絵は、 ……………死者をあらわしている?
(295) 2010/08/08(Sun) 00時頃
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始末屋 ズリエルは、そう、解読したとき、背中につめたいものが走った。
2010/08/08(Sun) 00時頃
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どこにいった。
[そして、セシルの姿がないこと、さすがに深いため息をついた。 いろいろ事情がわかっているからこそ。 放ってはおけない。
それはセンターのしての意思ではなく、個人的な……。]
――……
(301) 2010/08/08(Sun) 00時半頃
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始末屋 ズリエルは、奏者 セシルがロビンと連れ立っていってしまったのを思い出した。
2010/08/08(Sun) 00時半頃
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[そして、また深くため息をつく。 ちなみに、あれから、相棒からの通信もない。
酷く混乱していたので、落ち着けばと舞でも、と薦めたら、少し明るくなったのだけど、 もうそれきりだ。]
――……はぁ
[頭を抱える。あまり人には見せない仕草。]
――……明、俺は、何やってるんだろうな。
(304) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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/* 霧と戦ってるんだよ!!
(-116) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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[しかし、そのときは明は近くにはおらず、 部屋を出ると、使用人が噂話をしているのを訊いて、さすがに取り乱したか。]
屋上か……ああでもどこの。
[まずはB棟の屋上を上る。]
(307) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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― B棟屋上 ―
[屋上につくが、誰もいない。 はあっと息をついて、どうしたものかとまた階段を下りる、 その途中、袖を引っ張られて向く。]
明……
(311) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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[しかし、また明はきえてしまったか。 そう、いなくなる。
ひとり。]
さて、でも、俺は、 しっかりしなきゃな。
(319) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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/* イアンがこわいwwwwwwおかあさーん
(-120) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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>>@46
ん?
[でもそう感じた時にまた気配。 もう、わかっている、明がどんな存在なのかと。]
ああ、そうか。 わかった。すまん、助かる。
[その舞わされた腕に一度目を閉じてから、 また階段を下りて、今度は本邸のほうへ。]
(323) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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始末屋 ズリエルは、目のツボに入って、ちょっと気持ちいい。
2010/08/08(Sun) 01時半頃
始末屋 ズリエルは、小僧 カルヴィンに吃驚した。は、はやい・・・。
2010/08/08(Sun) 01時半頃
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― 本邸階段途中 ―
[さすがにさっきものぼり、また登る階段。 疲れていたか、ペースはままならず、
するとすぐ横を、歌ううたいの小鳥が駆け上っていく。]
――……ッ
[驚いたが、その様子に、上には誰かがいること、確信できた。]
(332) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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>>@48
[またいつのまにか現れた明の愚痴をきいて、頭をかきつつ。イアンのことを訊かれれば、複雑な表情しかできない。]
イアンか…。ちょっと話しかけてみるか。
[そのとき、小鳥も舞い戻ってセシルがいること、報告してくれる。>>330]
(333) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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/*
変則多角すぎて、た、たすけてーー
(-126) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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イアン……
お前、大丈夫か?
[明から何か報告を受け、話しかけた。]
(=14) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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始末屋 ズリエルは、門下生 一平太に話の続きを促した。
2010/08/08(Sun) 02時頃
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>>337
[悲鳴のような声をあげてセシルを心配する小鳥に、大丈夫だと返しつつ、行くぞ、と声をかけた。
屋上につけば、そこには、セシルの姿があっただろう。]
セシル?大丈夫か?
(340) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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[一方、こちらを知らないとするイアンには困惑いているが、 今はどこにいるのかもわからず、返事が返せない。]
(=16) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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[屋上で一人、たたずむセシルに近づいていく。]
セシル、どうした。 こんなところにくると危ないぞ?
[その手に何かもっている、なんだろうと目を細めた。]
(345) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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始末屋 ズリエルは、ゆっくりとセシルに近づいていく。あと少し
2010/08/08(Sun) 02時頃
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>>350
剪定?
[そして、目の前にたどり着く。 桜色の髪は、風に流れて………。]
どうして切るんだ? いや、切ってもいいが……。
とにかく、ここは、危ない。 みんな、心配する。
[その手を差し伸べる。]
(353) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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始末屋 ズリエルは、明も真横にきていて、ぱちくりした。
2010/08/08(Sun) 02時半頃
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>>359
[全然大丈夫そうなセシルに脱力したのは事実で…。]
そ。そうか。ならばよかった。
[心底ほーっとした顔をした。]
(362) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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>>365 何言ってる。助けるのは当然だ。
もう俺は明とお前は買うつもりだからな。 ああ、どんなに文句言おうと、そう決めている。
[セシルの言葉にそう答える。 また怒られるようなことを言っているのかもしれないが、正直な気持ちだった。]
と、腹…か。そうか。
[その意味は、もう知れた。微かに視線を落としてから。]
ならたくさん、飯も食わないとな。
[そして、セシルの身体を抱えあげる。背負うのではなく、両手で抱き上げる。]
行くぞ。
[明と小鳥に声をかけた。]
(370) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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[通信機からはあれからまともな反応はない。 そう、彼には早すぎた。
のだと思う。
悲しいと思う。 チャールズほどの男に愛された花であるなら、 きっと、わかってくれるはずなのだ。
そう、早すぎただけ。]
(=22) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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始末屋 ズリエルは、おっこちないように階段はとっても気をつけておりています。**
2010/08/08(Sun) 03時頃
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