52 薔薇恋獄
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― 自室 ―
[自室に戻った後は、靴を履いたまま疲れたようにぐったりとベッドに倒れ込んだ。 枕を抱きこむようにうつぶせていると、成人との会話で感じた緊張のせいで疲れていたのか、雨の音に誘われるように意識がウトウトと遠くなっていく]
――……。
[部屋の外の喧騒も、哲人や夕輝が消えた事も知らないまま、悠里は眠る。 その姿を見下ろす死の香り。 霞のように儚いその存在の、昏い視線に気づかないまま、ただただ眠り続けていた――]
(46) 2011/05/20(Fri) 02時頃
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[ざわりとざわめく胸の裡。 見下ろす昏い眸のせいなのか、眠りは悠里の心に安寧を齎さない。
四方から伸びる女の腕の形をした茨は、 がんじがらめに地へと身体を縫い付ける]
――…ひっ。
[見下ろせば、茨の伸びる下方から淀んだ色の眸が二つ見えた]
(48) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[ああ、これは夢だ。 何時かの夢の続きなんだ……。
内心でそう思おうとも、暗闇に浮かぶ淀んだ眸への恐怖は消えない。
幾ら身体を捩ろうとも解けることのないそれは、自身を縛る鎖。 鎖は腐りとなって、茨に触れた場所から爛れ、腐敗していく]
(49) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[ぐずぐずにすっかり腐りきり、異臭を放つこの身のなんと醜いことか。
こんな自分に触れられれば。 きっと何もかも、同じように爛れ、溶けてしまうだろう]
ああ……。
[水泡が幾つも弾け、原形をとどめない唇から零れるのは、 泡の弾けるようなくぐもった音をした溜息]
俺なんかが″マトモ″な振りをしたって、 皆に混じれるわけがなかったんだ。
[絡みつく白い腕に全身を飲み込まれながら、 僅かに見える光に眸を焼かれて。 呟く言葉は、諦観のそれ]
(50) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[そして意識はさらに深い所へと落ちていく。
気さくな少年という仮面を被ることで、 均衡を保っていたその心は、もう彼我の縁に戻れない]
(51) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[ 暗 転 ]
(52) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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――……ん。
[小さな身じろぎを一つして、ゆっくりと覚醒していく意識]
(53) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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…………。
[無言で身体を起こして、連絡手段としての機能は失ったままの携帯を開いた。 薄暗い部屋の中、ディスプレイから漏れる明かりがぼんやりと悠里の顔を照らす]
(54) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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[時間を確認すれば、それほど時は流れていない様だった。 無言で乱れた前髪をくしゃりと握りしめ、そのまま指で梳く]
…………気分、悪い。
[パタン、と携帯を閉じれば室内に戻る闇。
未だ悪霊の存在も、その所業も知らない少年は、 全身を冷たい汗が流れるのを感じながら、冷えた声で呟いた**]
(56) 2011/05/20(Fri) 02時半頃
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― 二階・廊下 ―
[この豪雨のせいか、湿度が酷い。 寝汗をかき、べたつく身体をシャワーでさっぱりしようと浴室へ向かおうとして、冬色の眸が捉えるのは]
……?
[表情のない女と、道也の首へと伸ばされる白い手]
(82) 2011/05/20(Fri) 11時頃
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お前、誰だ――…?
[この別荘には自分たち以外の人間はいないはず。 だから、少々間抜けな問いをぽつりと漏らした]
(83) 2011/05/20(Fri) 11時頃
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ユリシーズは、ノックスが意識を失い倒れる音に、はっとした表情を浮かべて。
2011/05/20(Fri) 11時頃
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[浴室から飛び出してくる楓馬と、道也の名前を呟く蘭香んほ向こうに、意識を失う道也の姿が見えた]
ちょ…!? 道也……っ!!
[慌てて駆け寄り、道也の頬を一、二度叩く。 完全に意識がないのを確認すれば、ちっと小さく舌打ちし]
蘭香、お前下行って栖津井先生呼んでこい。 楓馬はタオル! 水で濡らして!!
早くっ!
[下級生二人へと指示を出すだろう]
(87) 2011/05/20(Fri) 11時頃
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ユリシーズは、倒れた道也に気を取られていたからか、続いて姿を見せた不気味な笑みには気付くことなく…。
2011/05/20(Fri) 11時頃
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― 二階の浴室前 ―
……ん、さんきゅ。
[水で冷やしたタオルを受け取り、気休め程度にはなるだろうと道也の額に乗せた。 少しでも楽になれば良いのだけれど……]
楓馬、お前……。
[浴室から飛び出してきたのだろうか。 びしょ濡れの侭の楓馬に気づき]
……風邪引くといけないから、とりあえず身体拭いて服着てこい。 道也の方は見てるから。
[行った行ったという様に、手を振った]
(95) 2011/05/20(Fri) 12時頃
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[服を着て戻ってきた楓馬にちらりと視線を一つ投げて、 それから道也へと視線を戻す]
打ったって言う感じじゃなかったな。 そんな音も聞えなかったし。
[意識を失うほど打撃を受けているならば、この距離で聞こえないはずがないだろうと口にし]
それよりも、なにか恐ろしいもの見たとか。
[たとえば、そう。 いるはずのない女の姿、とか。
口中で呟く声は、楓馬や蘭香の耳にも届くか]
(98) 2011/05/20(Fri) 12時半頃
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[ほっとした様子を見せる楓馬を、少しだけ首を傾げて見やる。 続けられた問いには、少しだけ考える様な仕種をして]
……そうだな。ここにずっといるよりはましか。 道也の部屋、確か一階だったよな?
[確認するように尋ねて]
……これを抱えていくのは厳しいなあ。 背負っていくか。 二人とも、手伝ってくれ。
[背中を向けると、後輩二人の補助を借りて、 道也を背負おうとするだろう]
(102) 2011/05/20(Fri) 12時半頃
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よっと……。
[自分よりも僅かに大きいせいか、一歩たたらを踏むも立ち上がり]
……階段で転んだら、支えろよ。
[なんて、笑う]
……どした?
[歩きだした所で、楓馬の落ちつかなさ気な様子に、 僅かに傾ぐ首]
(104) 2011/05/20(Fri) 13時頃
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冗談だって。 大丈夫だから。逆に歩きにくいぞ、それ。
[意外と確りとした足取りで階段をゆっくりと降りていく]
普通……?
[首を傾げていると、口調がと続けられて]
……ああ。 吃驚しすぎて、忘れてた。
(106) 2011/05/20(Fri) 13時頃
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ユリシーズは、フィリップ―楓馬へ返すのは、そんな言葉。
2011/05/20(Fri) 13時頃
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[とん、とん…と、ゆっくり降りながら]
元々こっちが素。 ちょっと訳ありでね。
……二人とも、他の奴らには内緒な。
[楓馬と蘭香、二人にそう言うと、最後の段を降りる。 ええと道也の部屋は…と、和室のある並びの方へ視線を巡らせて]
栖津井先生の部屋も一階だったよな? 部屋に連れていくより、栖津井先生の所に連れて行った方が良いかな。先生には迷惑だろうけれど。
(108) 2011/05/20(Fri) 13時半頃
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[指きりの仕種に笑って、和室のある廊下の方へ進む歩み]
けど…? 先生に何か、あった……
[のか?と続けようとして、言葉を濁す。 玄関ホールへと向かう桂馬の姿が見えたから]
ああ、桂馬ちゃん。 道也ちゃんが二階で倒れちゃって……。栖津井センセ、どこにいるか知ってる?
[再び開いた口が紡ぐのは、何時もの女言葉]
(113) 2011/05/20(Fri) 13時半頃
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シロウ先生の所か…。
[ふむ、と頷きを一つ]
やっぱりこの侭道也ちゃんを部屋まで運ぶから、 楓馬ちゃんたちは先生たち呼んで来て。
[後輩二人にそう言うと、一度道也を持ち直す様にバランスを整え、 教えてもらった部屋へと運ぶだろう。
その道すがら、うわごとのように道也が呟いた名前には、 聞かなかった*振りをした*]
(116) 2011/05/20(Fri) 14時頃
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