241 線路上の雪燕
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ー 或る廃村 ー
[風に揺れる漆黒のコートの下、 滲み出た真っ赤な血だまりが大地を汚していた。 僅かに上下するそれは白い朝霧の中。 見守る者も、追う者も居ない。
その下から、赤く染まった子供の手が緩慢に這い出した。 何か、掴もうとして、そのまま力を失う。]
………こに…いるん…だよ…ね…… …………ね………
[伸ばした方向には、靴跡が付いている。 靴跡は真っ直ぐに馬小屋に向かい、そこで途絶えている]
(*0) 通雨 2015/12/04(Fri) 00時頃
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[伸ばした方向には、靴跡が付いている。 靴跡は真っ直ぐに馬小屋に向かい、そこで途絶えている。
[空っぽの馬小屋の中から、駆け出す物が1つ。 小さな白鼠だった。血の匂いを嗅ぎつけたのだろうか。 素早く裸の地上を駆け、膨らんだコートの上に駆け上がると ぢぢ、と首を傾げてからふすふすと匂いを嗅ぎ。 突如毛を逆立てると、逃げ去っていった。
霧の向こうに、四つ足の生き物が立っている。
毛皮で覆われ、逞しい前半身に対して 後ろ足はややほっそりとしていた。 音も立てずに微動だにせぬ子狼の側に歩み寄ると、
その首元に、大きく開いた己の顎を埋め込んだ。]*
(*1) 通雨 2015/12/04(Fri) 00時頃
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[何処か遠くで、葉のこすれ合う音が聞こえる] [枯れ果てた麦畑は名も無き雑草達に制されるのだろう] [その傍らにじっと佇む、丸裸の樹木の枝に] [褪めた赤色の外套と、黒く硬度を持ったコートは旗の様に結びつけられ] [地平線の向こう側からの潮風を浴びて翻る] [根元には櫛と、髭剃りと、眼鏡が] [供物の様に等間隔に並べられていたが]
[ 誰も、小さな少年の姿を] [ 茶毛の獣の姿を見つける事はなく ]
[1つ、狼の遠吠えだけがか細く響いていた]
(*2) 通雨 2015/12/06(Sun) 00時頃
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