人狼議事


254 東京村U

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【人】 営利政府 トレイル

ハナコちゃん、君は、

[日菜子の視線>>41を受けて問いかける、言葉の先をハナコが口にする。>>42
こちらを向いたように見えた、その小さな影を少し見つめて、東蓮寺はこくりと一度頷いた。]

───…、分かった。

[そうして、僅か下がった日菜子の肩を支えるように腕を伸ばす。]

(80) dia 2016/10/09(Sun) 04時頃

【人】 営利政府 トレイル

行こう、日菜子ちゃん。

[促すようにして、階段を一つ上がる。
あの濃い黒い影は、なんだろう。分かりはしないが、日菜子がここにこうして来る理由となったモノ、即ちあのマンションの”住人”ではないかと何となく思う。
それでは影を置いていくのは正しいのだろう。それでハナコが共に残ることになるにしても。]

ハナコちゃんは、君を助けたいんだろう。
だから行こう。
君はお父さんとお母さんのところに帰らないと。

[止まった足>>43を促すように肩をそっと押す。
目が合えば、誘うように繋ぐ手を伸ばした。]

(81) dia 2016/10/09(Sun) 04時頃

【人】 営利政府 トレイル



(ここが、出口……、か……?)


[階段をもう一つ上る。光が急激に溢れて視界が白くなった。
その光に呑まれるように日菜子も、ハナコの姿も見えなく*なった──*]

(82) dia 2016/10/09(Sun) 04時頃

【独】 営利政府 トレイル

/*
おおお、お待たせしたようですまない、すまない。
ひとまずこれにて、日菜子ちゃん(ハナコちゃん)とお別れだが、ハナコちゃんに手を振り返し損ねt 心の目で見ておくれ…!

この後もぼちぼちなんだが、冷静に考えてこれ更新は明日の夜までなのかな!間に合うようにがんばrr

ドリベルさんのちょっかいとお迎え最高に好きw

(-87) dia 2016/10/09(Sun) 04時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ハナコ、ちゃん、また会える?
 
[震える声で聞いたけれど、ハナコちゃんはただ笑っただけだった。
お兄さんに促されて、階段を登る]

 ハナコちゃん、最初に「助けられなかった」って言ってたの。
 悲しそうな声だった。
 だから、元から絶とうと、したのかもしれない。

 ……ママと、パパ。……うん。
 二人とも、心配してるだろうから。

[ざわめきが大きくなる。
それは知ってる、音]

(83) waterfall 2016/10/09(Sun) 09時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――――。


[まぶしい、新宿駅の、看板、流れる人波、足音、アナウンス、話し声――。
お兄さんの視界から、私が消えていくのがわかった]

 お兄さん、私、まだ、……


[視界が、暗くなる。

今度会ったときは、ちゃんと名前を聞こう、そう思いながら、眠るように意識が落ちていく。


私が目覚めたのは、それから数日後のことだった]

(84) waterfall 2016/10/09(Sun) 09時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[それから、と言うのが正しいのかどうかわからない。あの見知らぬ駅にいた時間がどれくらいなのかわからないのだから。

ひょっとしたら、あの場所に何日もいたのかも知れない。

まどろみの中で、夢を見た。ママの呼ぶ声がしていて。

私がまだ小さい頃]

「ヒナちゃん、あそぼう?」

[目線より高いところに、その子はいた。
古い家屋、――祖母の家。母方の実家。

私はまだようやく歩けるようになったくらいの頃で]

「ヒナちゃんが遠くに行くの、寂しいな」
「みんな、いなくなるの」

[その子は、「私にしか見えない子」だった]

(85) waterfall 2016/10/09(Sun) 10時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

「日菜ちゃん? 日菜? こんな所に一人でどうしたの」

[ママの声だ。その子はここにいるのに、私が手で指さしても、頭をかしげるだけ]

「何かいるの? そろそろ帰るから、いらっしゃい」

 ……ばいばい。

[その子に向けて手を振る。
あの「笑顔」と同じ顔だ、でもその笑顔はいつ見たんだろう。時間の感覚が、わからない]

「キーメタ、私もイッショに行くね」
「ヒナちゃんと、イッショ」

[その子は、私の右手を取ってついてきた。
もちろん、ママにもパパにも、他のおじさんおばさん達にも見えなかった]

(86) waterfall 2016/10/09(Sun) 10時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

「跡地はどうするの?」
「駐車場にしないかってはなしがあるみたい」
「家がなくなるって寂しいね」

[ママや、おじさん達の声がする。
私は、車の中で眠り込んでいた。誰かが右手を握っていて名前を呼んでいる]

「ヒナちゃん、寝ちゃった? ツマンナイノ」
「お願い、オキテ」
「――ヒナちゃん、……日菜」

[瞬きを微かに数回。
光が見えた。ママの、呼ぶ声がする]

 ママ……? パパ?

「日菜!」

[白い天井と、それからベッドを囲む、ママとパパの姿があった。
右手をママの手が握っていて、その右手には点滴のチューブがついている]

(87) waterfall 2016/10/09(Sun) 10時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 私、どうしたの?
 帰ってきて、私、落ち……。

「あなたが、突然落ちた、助けてって駆け込んでくるから。なのに、マンションの下にあなたが落ちてるんだもの。ママ、心臓が何度も止まりそうなくらい心配したんだから」

 ……心配掛けて、ごめんなさい。
 でももう、大丈夫だから。

[左腕と、背中には裂傷が残った。肋骨も何本か折れていて、家に帰れたのはそれから一ヶ月後のこと。
不思議なことに、テラスの煤けた場所は、綺麗になっていた。
今までは、塗り直しても黒い煤が滲んできていたらしいのだけど、今度は綺麗なままで。
友人達からのlineもたくさん来ていて、病室にもお見舞いに代わる代わる来てくれた。

落ち着いた頃、ママに、あの家のことを聞いてみた。それから「ハナコ」ちゃんについても]

(88) waterfall 2016/10/09(Sun) 10時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

「ハナコ? おばあちゃんの姉妹に、羽菜子っていて、小さいころ亡くなったって聞いたわね。あなたの名前、おばあちゃんがつけてくれたって言ったでしょう? あなたも似てるみたいよ」

[ママは、私の怪我が治るまでは、会社に掛け合って早く帰ってきてくれるようになった。パパも、新しい仕事で大変そうだけれども、毎日早めに帰ってくる。

でも、もう冷蔵庫が開くことはなかった。

また開いてくれないかなって、ハナコちゃんの帰りを待っている私がいる。
助けてくれてありがとうって、まだ言ってない。

怪我が治って、いつもの朝がやってきても、少しだけ期待して*待っている*]

(89) waterfall 2016/10/09(Sun) 10時頃

【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
終わり。
長い……長いな…と思いながらメモ帳に詰め込んでました。

ハナコちゃんはもう戻ってきませんが真嶋家はこのマンションに住み続けるつもりです。

>>-87
お別れ時に名前教えてくださいねって言うつもりだったのだけど流れ的に言い損ねるな! って思ったので今度会ったときにでも。
たぶん日菜子的にはお兄さんはちゃんと助かったのかなって不動産の周りをうろうろしたりしてるはず

(-88) waterfall 2016/10/09(Sun) 10時頃

【独】 お針子 ジリヤ

/*エピローグ、すごいのがいっぱいきてる!!!! ラスダンも決着したようなので、これからエピ投下していきます。みんなのエピ感想はそのあとになりますが、とりいそぎ、みんな……超すきです……。

(-89) noko 2016/10/09(Sun) 12時頃

【独】 営利政府 トレイル

/*
ハナコちゃんなるほど……!
身内のどなたかだろうなあとは思い、つつ。実は日菜子ちゃんの亡くなったお姉さんで…?とか色々想像していたよねw

あーー、名前そうだった。
不動産屋に来てくれるの…かわいいな。会おうね。

ジリヤも頑張れ頑張れ…!
結末めっちゃ楽しみにしています。

(-90) dia 2016/10/09(Sun) 12時半頃

【独】 営利政府 トレイル

/*
そういや澪音ちゃんは結局まだ実家に連絡してないよ、な?とか、お父さんお母さん戻ってくるよな…とか、みよ子さんは退社だよなあ。とか色々思うけれども、思いつつ、時間の取れるうちに〆を書かねば。

(-91) dia 2016/10/09(Sun) 13時半頃

【独】 お針子 ジリヤ

/*平沢進師匠を聞きながら書いてます。今回はもう、パーフェクトブルーやりたいって一心でした。東蓮寺さーん、もっとお話しして、甘えたかったですー。でも、青ログの展開がもう最高すぎて……切ない

(-92) noko 2016/10/09(Sun) 14時頃

【独】 営利政府 トレイル

/*
おおお、ジリヤに平沢進なるほど…!パーフェクトブルー知らないけど、今Wikiを見てへええっ!ってなりました。へええ、なるほどなあ。

俺から見るジリヤちゃんは可愛かったね。東蓮寺は良くも悪くも、ちょっと気の弱い常識的な「いい人」なので(平たく言えばヘタレ)普通に甘やかしたような気もしますね…!w
青はいっぱい遊んでもらったよーーー

(-93) dia 2016/10/09(Sun) 14時頃

【人】 お針子 ジリヤ

    ……少女を拉致って監禁……  ……腱を切られてて…… 
……骨だって聞いた……   ……人形のように着せ替え……      
    ……キッチンナイフで胸をメッタ刺しに……        
              ……ガラスの灰皿でメチャクチャに……
  ……うゎ幼女つよい……     ……月守と仲よく歩いてて……   
……誘ったの、女の子からだって……     
      ……んで、肉を食べて生き延びたって……           ……男を誘惑しては、もう何人も……

            ……男は悪魔崇拝の儀式を……  
                        ……『憑神』……

(90) noko 2016/10/09(Sun) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

……また心不全だって   ……池袋に出たって…… 
           ……三ノ輪さん、これガチやべぇって…… 
……キッチンナイフで刺そうとしてて
  ……本郷さん、失踪?       ……新宿のアルタ前広場で……
   ……あの子の客ばっかり……     
          ……やばいって、また歌ってたよ……

……聞いたって、らぶらぶにゃんにゃん 
             ……ジリヤって子はもう死んでて……
……呪いのアイドルソング……
    ……うそ、渋谷で観たよ 
               ……だからいっぱいいるんだって……    
    ……双子の殺人鬼が……
                  ……クローン兵士……

              ……見たら死んじゃう…

                      ……『ドッペルゲンガー』

(91) noko 2016/10/09(Sun) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

……はっ、はっ……はぁっ……!

[走る、走る、走る。
見知った街を。知らない街を。
向かう先もわからず、ただやみくもに走った。]

……ああっ、……!!

[咄嗟に身を捻ると、そのすぐ脇を一閃の刃が走った。
ぱっくりと開いた左肩から血が噴き出す。
右手で傷口を抑え、転身、つんのめりながら、また走り出した。

背後から迫る、ステージ衣装の"ジリヤ"
手にしたキッチンナイフを振りかざし、重力を無視して、
ふわりふわりと軽やかにステップを踏み、どこまで追ってくる。]

(92) noko 2016/10/09(Sun) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[その無機質な、空っぽの笑顔は、頬の部分がひび割れ、
黒く蠢く闇が覗いている。]

『シ…シ ク…フレ…アイの、クン ネ様と、
 …フレ…アイ の……クンネ様 と、
 よ、ヨべ ト……いっタだ ロォおお オオオう!!

 ラクゥウ ルルウ ウゥ!!!!!』

[ひび割れた頬の奥から、蠢く闇が咆哮をあげた。
ジリヤの心臓が、握りつぶされたかのように痛んだ。
幾度となく聞かされ、心折られた、あの声だった。]

(93) noko 2016/10/09(Sun) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[地響きと共に、地面がひび割れ、新たな街のがせり上がる。
新宿新南口、新宿スタジオ、喫茶店、
シェアハウス、そして赤坂マンション。
現実を模した建造物は、複雑に連結し、
まざりあい、異様な様相を見せた。
"知らない街"は、その規模を急激に拡大し、
迷宮のように複雑さを増してゆく。]

『♪らぶらぶにゃんにゃん らぶにゃんにゃん』

(……うるさいっ!うるさいっ、うるさいっ、うるさいっ!)

[ショーウインドの前を横切る。
窓に映った"ジリヤの鏡像"が、一斉にジリヤに顔を向け、
鏡面から躍り出た。]

『♪あなたのこねこになりたいの』

(……木露さんを!澪音さんを襲った!
あたしが、頼ったからっ!)

(94) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[街頭モニターに映るライブステージ。
"画面いっぱいのジリヤ"が、モニターから手を伸ばす。]

『♪らぶらぶにゃんにゃん らぶにゃんにゃん』

(……赤羽を!立川を殺した!あたしを、寝盗ったからっ!)

[ジリヤは思い出した。2度も身を救ってくれた、あの破裂音。
その瞬間に、頭に響いた、か弱い声を。]

『♪恋する首輪でつながれたい』

(……あたしを縛り続けた!あんたの理想であるためだけにっ!)

[タスケテ と泣いていた、あの声を――]

(95) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[四方八方から迫ってくる、
幾人もの"ジリヤたち"を躱しながら、遮蔽ドアを抜けた。
ドアを締め、鍵を。
即座に、ドアを殴りつける音が、ガンガンと響く。
空色のワンピースは血で汚れ、靴はとうに投げ捨てて、
全身はボロボロだった。
見るまに変形していくドアを尻目に、
駆け出しながら、ジリヤは携帯に番号を入力した。]

『090-××××-××××』

[自分の携帯番号。コール音。
相手はすぐに出た。無言。
いや、ほんの微かにすすり泣く声]

……どこ!? いま、どこにいるの!?

[背後で破壊音。遮蔽ドアが破られた。]

(96) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

『……線を』

[電話の向こうから、微かな声]

『線を辿って……』

[地面に、白い線が浮かんでいた。
チョークで引いたような、ジグザグで、癖のある線。
ラクガキのように書きなぐられた、文字、記号、そして矢印。

進むにつれて、増えてゆくラクガキ。
壁に、地面に、柱に、木々に。
いたるところに記された矢印は、すべて同じ方角を指し、
1点に集約しているようだった。

全速力でそこへ走った。迷いはなかった。]

(97) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― ??? ―

[旧い戸建ての木造住宅。
ジリヤは悪寒に竦み、震える身体を必死に抑えた。
2度と来たくなかった場所。
2度と思い出したくなかった記憶。
そして、ジリヤの奥底に巣食っている"元凶"]

……。

[表札の掲げられた名前は――『月守』

拳を握り、息を吐いた。
頭の中で、自分のための曲を弾いた。
いかなくちゃ。玄関のドアを開き、足を踏み入れた。]

(98) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― "月神"邸 ―

[そこには、一人の子供が居た。
暗い寝室で独りぼっちの女の子。
ゆっくりと顔を上げたその少女と、目が合った。

翠色の瞳。色素の薄い金髪。
その幼い顔は、精気が抜けたかのように虚ろ。
生まれたままの姿でベッドに横たわり、
毛布の下で縮こまるその姿は、怯えているように見える。

少女の手元には、ボロボロになった黒い本。]

……あんた、だったんだね
ずっと……助けてくれたのは。

[その子が誰なのか。
その本を渡したのが誰なのか。

ジリヤには、わかっていた。]

(99) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ



     『――ヅいカ』

(100) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【独】 お針子 ジリヤ

                
                      
                         ――ジリヤ

(-94) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[少女に微笑み、その小さな手をとった]


『"ジリヤ"……みーつけたっ』

(101) noko 2016/10/09(Sun) 16時頃

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