30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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――――… …っ
[どろりと、溶けたのは。 放つ白濁と共に翡翠の瞳がどろりと溶けて陥落する。 一際甘く、長い嬌声を聴いたのは蒼い花ではなく 後輩の姿で…けれども、そんなことには気付くこともできず。
堕ちたばかりの悦楽に、達しながら緩く腰が揺れる。 ひくり、ひくりと与えられたものの深さを示すように 痙攣しながら穿つものに縋るようにきゅうと裡をしめて。
身も心も情欲に濡れたまま、白の闇へと堕ちていく。]
(129) 2010/09/08(Wed) 18時頃
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―自室― [カーテンのはためく窓の外は、今日も素晴らしい晴天が続いていた。 蝉の声が聞こえる窓辺から明るい光の差し込む室内には、だが、既に生殖液と汗の匂いが充満する淫靡な空間に変わり果てていた。
その中央、性愛の刑台と化したベッドの上、トニーの上に跨り腰を振るロビンの姿があった。 蒼薔薇に侵された躯は弱い刺激では満足できず、樹液の媚効を使ってトニーが身動きできなくなるまで幼い果実を勃たせ搾り取り。 最後に、自分がトニーの蕾を犯して無理矢理に絶頂に導くまで終わることは無い。*]
(130) 2010/09/08(Wed) 18時頃
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[気をやって意識の落ちた翡翠は屋根裏の薄暗さの中 ぬらりと艶かしく、深い情事の名残を隠さぬままの姿で。 薄く開いたままの唇は飲み込みきれなかった唾液を 口端に滲ませ意識を失っても尚、花に教えられた色香を放つ。]
[から、ころ…ころ]
[床に捨て置かれたズボンのポケットから、硝子球が零れる音。 赤と青の混じる其れは、後輩が欲しがっていた約束の球。]
[ころころ からり―――…]
[転がった球は床に落ちた白の残滓に触れて止まる。 ぬち…、透明な雫よりも粘着質な体液に触れた透明な球は
白く―――穢れて。**]
(131) 2010/09/08(Wed) 18時頃
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─ 医務室 ─
そっか、我慢できたんだ。 えらいえらい。
[つい、と顔を背けるトニーに、そう声をかけた。]
話をしたい相手?
なら、行ってきたらいい。あんまり遅くなると、朝食が無くなっちゃうから、ね。
[気をつけて、と廊下に出たトニーを見送った。]
僕もそろそろ出ようかな。
[眠り続けるユーリーに、視線を投げると、医務室を後にした。この時間ならば、ポリッジを食いっぱぐれる事はないだろう。]
(132) 2010/09/08(Wed) 18時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 18時半頃
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─ →食堂 ─
……トニーは、ユーリーに囚われたりはしない、かな。
[薔薇に囚われた者に、周りの誰かが囚われてしまう時もある。囚われた誰かが、別の誰かにとって特別な存在だった時に。]
トニーには、ユーリー以外にも「誰か」いるんだなあ。
[少しだけ安心する事が出来た。]
(133) 2010/09/08(Wed) 18時半頃
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[何故だか他の誰も来ていない食堂。]
──薔薇でも見て来るかな。
[雑談する相手もなく、早々に食べ終わると、ふとそんなことを思いつき。]
(134) 2010/09/08(Wed) 18時半頃
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/*
ああ、フィル追従者か? うーむ、どうすればいいんだろう、ちょっと頭起きろ
(-29) 2010/09/08(Wed) 19時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 19時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 19時頃
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―自室― [――ひと時のまどろみの後。 死んだように眠るトニーの傍らで目を覚ます。 眼鏡の無い貌は普段より更に少女めいて、ぼんやりとトニーの寝顔を眺める灰いろの瞳はいかにも無垢に見える。 ねえ、トニー、と彼は未だ眠り続ける「恋人」に語りかける。]
僕も君のことが好きだよ。 今ここに居るなかの誰よりも。
だって君はいつも正直で、自分を誤魔化したりしないから。 きっと君は嘘をついている時だって真っ正直でいるに違いないよ。
[首を伸ばして、そっとトニーの頬に口接ける。 しっとりとやわらかい感触を唇に感じて、彼は小さく笑ってトニーに寄り添い、その首筋に顔を埋めた。]
(135) 2010/09/08(Wed) 19時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 19時頃
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/* ディン処刑は自PC的に考えないわけだけど、 じゃあ、一応セシル占いにセットしておくかな。
(-30) 2010/09/08(Wed) 19時頃
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―自室―
他は皆愚か者ばかりだ。 欲しいものが目の前にあるのに手に入れようとしない。ないものねだりで、自分のところに「偶然」落ちてくるのを待つだけなんだ。
気持ち悪い。
そりゃあ歳をとっても賢くなれない人間も多いけどさ。 それとも、大人に近付くと分からなくなってしまうものなのかな……僕らと何歳も違わないのに。
[ね、と返事が返って来ないのを分かっていての同意を求めて、耳朶を食んだ。]
(136) 2010/09/08(Wed) 19時半頃
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―自室― [と、ふるり、身を震わせる。 こうして素肌を寄せていると、また勃然と下肢が熱くなってくる。 シーツの隙間、肘を突いて身を起こし、トニーの顔を見下ろす――おそらくは先程の酷使の所為で疲労の色の濃い、まだ幼さの残る顔を。
ちゅ、と眠れる口唇に口接けを落とし、起き上がってベッドから足を下ろした。]
(137) 2010/09/08(Wed) 19時半頃
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/* なんか休憩時間で覗くたんびにロビンの発言のすぐ後だよ!
や、単に何かのサイクルが一致しただけの偶然だろうけど。 でもこう重なるとやはり愛を掻き立てられずにはいられない。
表で返せるのはまだ先だよぅ……それまでに少しでも考えて速く書けるようにしておくね! 愛してるよロビン!
(-31) 2010/09/08(Wed) 19時半頃
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次にする時はもっと上手くなって、 僕を虐めて。
(-32) 2010/09/08(Wed) 19時半頃
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―自室― [薔薇香の示す肉欲の導きに従い、素肌に直接服を着込んで、立て続けの情事の穢れを隠す。 トニーが付けた三条の背中の傷も隠され、そこに在るのは甘い馨りの吐息を零す欲望の使徒――]
(138) 2010/09/08(Wed) 19時半頃
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ロビンは、掛けた眼鏡のブリッジを押し上げて、部屋を出て行く。**
2010/09/08(Wed) 19時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 20時頃
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/* セシル処刑で、明日 占霊聖追/狼無/片 も実は選択肢にありだけど、霊聖追から削るか。(自分処刑選択とディーン処刑選択は展開的に無いので)
占霊追/狼無/片 になると、>>115の場合、明日はロビン無双で、フィルの追従がロビンに行くのかしらん。となると、占/狼無/片 占追or聖/狼無 でエピ入りがスムーズ?
翌ロビン処刑で、占追霊/無/片から、最終日 占無のディーンと二人きりを目指すのは茨道すぎるので、村側勝利は無しで。村側はどうなんだろうな、フィルは壊れたい派として、ベネットはまともに幸せになりたいと思うんだろうか。
と、ラルフの幸福的には、蒼薔薇様が消えてディーンと二人で残ることになりそうなので本日セシル占いはFA。後は、なるべく穏便な人が狼役で残ることかしらん。 霊聖追の中から、ううん 誰にしよう。死亡者を看取る人を残すならルーカスになっちゃうけどもな。
(-33) 2010/09/08(Wed) 20時頃
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/* ちなみ、明日に自分が襲撃されて、追or聖/狼無/片 でエピになった場合。 なんだこれ、ラルフヤンデレENDか\(^o^)/
それでも面白いかもしれないwwwwww ベネットと三角関係でディーン王子様を刺すとか、ディーンに襲撃される可能性も考慮して動いてた事を考えると。
(-34) 2010/09/08(Wed) 20時頃
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/* メモ修正。 追or聖/狼無/片 →追or聖or霊/狼無/片 だっt
(-35) 2010/09/08(Wed) 20時頃
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― 屋根裏部屋 ―
[行為が終わったあと、荒い息をついて、フィリップの身体に覆いかぶさっていたけれど、やがて濡れた身体を起こすと、ごろりとフィリップの横に転がる。
そこに見えるのは、口から唾液を垂らしたまま、目を閉じて転がる欲望を知ってしまった者の顔。
緊張が解けたその表情は無邪気にも見え、 それが淫靡でもあり、美しくも見えた。]
――……フィル……先輩…。
[ただ、その横で、セシルは顔を伏せて、心内で嗤う蒼薔薇と戦っていた。
だが、その敗北は見えたようなもの。
蒼薔薇は、セシルをせせら笑い、その身体を乗っ取ろうとしている。]
(139) 2010/09/08(Wed) 20時半頃
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[蒼薔薇は言う。
すべてを吸い尽くしていくのだと。 それは、ドナルドもフィリップもロビンも、 そう、ここに残っているものすべてを食べてしまうよ、と。
そのためにはまず、君が消えるといい、と言い放つ。 宿木として、身体を明け渡せと……。]
(140) 2010/09/08(Wed) 20時半頃
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[ 僕たちは、少年という名の鳥なんだ。 鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。 生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。 鳥は、神に向かって飛ぶ。 ]
(-36) 2010/09/08(Wed) 20時半頃
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― 浴室後中庭へ ―
[昨夜と今朝と、2回の行為の為でなく疲労した身体を水を浴びることで、きりっとさせる。]
―――……っは
[それでも、薔薇の香りする溜息のような、重い息は止められぬ。 他者の精を差し出さぬ代わりに、差し出し続けているのは自身の生だ。 種を宿しながら反抗的な身体の主の生気を、貪りつくせば蒼薔薇の精も1日程は生きながらえるのかもしれないが、それは今は判らぬこと。]
さて、どこまで反抗できるかね。
[シャワーから上がり、脱衣所で左右異なる眼の色を、右眼だけで鏡越し感知しながら苦笑を浮かべる。緩慢な仕草で着替えを済ませると、ランドリールームによりシーツとタオルケットを抱え、中庭の方面へと向かった。]
(141) 2010/09/08(Wed) 20時半頃
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イヤだ。
[それは、まだポケットにハーモニカがあるから…。 そして、気を失っているフィリップも抱きしめた。
その髪はしっとりと濡れている。 それにまた顔を埋めながら、転がっているビー玉を見た。
精液に濡れて、それは穢れてしまったかの用に見えたけど…。手を、指を伸ばして拾い、拭えば、元の光をその裡に湛えて……。]
(142) 2010/09/08(Wed) 20時半頃
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― 中庭 ―
おや、ルーカス?
[右眼しか見えない世界、距離感がまだつかめぬまま。 それだけが理由でなく、慎重に向かった先で、ここ2日程まともに喋った覚えがない相手に出くわす。ディーンが何をしようとしているかは、手に持った洗濯物でしれようか。]
薔薇園に向かうのか……――― 勧めはしないが。
[相手が向かう場所が識れたなら、渋面を作る。 言葉を落とす際に漏れる呼気は、薔薇の呪い受けた身故に、花薫って。 ディーンが他者の精を貪る気なくとも、他者にとっては、蒼薔薇のそれと変わりはしない。]
(143) 2010/09/08(Wed) 21時頃
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/* ラルフヤンデレENDで良いような気がして来た。 目的がハッキリしてきた方が、やはり動きやすいな。
と、ディーンがこんな事を!>>141
(-37) 2010/09/08(Wed) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 21時頃
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[そして、蒼薔薇に問う…。]
ねぇ………さっき聴こえたよ。 宿木ってそんなに、簡単に変われないんだろ?
簡単に変われるのなら、もう、オレからはとっくに出て行っているよね……。
[その言葉に蒼薔薇は忌々しい舌打ちをする。 ともかく、今は勘弁してやるとばかりに、裡に隠れ、反応しなくなる。]
――……
[考えていることがある。 自分の中にいる蒼薔薇がすべての元凶なのであれば……
それが滅べばいい。]
(144) 2010/09/08(Wed) 21時頃
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フィリップは、身じろぎするかのように、微かに震えて。
2010/09/08(Wed) 21時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/08(Wed) 21時半頃
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― 屋根裏部屋 ―
[そして、フィリップの服から落ちたビー玉をそのポケットに戻して…。フィリップになるべく何かを着せようとしている。
ともかく、今は離れるつもりはない。 むしろ、いろんな想いが入り混じって、
俯いた。]
(145) 2010/09/08(Wed) 21時半頃
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―屋根裏部屋― [零れるのは情事の名残を思わせる掠れた甘い吐息。 薄ら開かれた翡翠はまだ虚ろに、夢を見てるかのようで。]
―――… ん、
[肌に触れられると、鼻に抜けた声。 緩く首を横に振るのはただそれだけのことに 甘さを身体が覚えてしまうから。
…… ふ、
泣いているかのような、笑ったかのような吐息。 目覚めてから初めて、翡翠がぼんやりとセシルを見て]
(146) 2010/09/08(Wed) 21時半頃
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セシルは、先輩…と小さく呟いた…。
2010/09/08(Wed) 21時半頃
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─ 薔薇園 ─
暑い日が続いてるのに、よくまあ萎れもせずに繁ってるなあ。
[感嘆とも呆れともつかぬ口調で、色とりどりの咲き誇る花々を見る。
ふと、足元に目を向ける。
幾ひらかの、赤い花弁。]
……自然に散ったって感じじゃないな、これ。
[一枚手にとって、しばらくじっと見つめて]
そういう事も出来るんだな……。
(147) 2010/09/08(Wed) 21時半頃
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―廊下― [軽やかな足取りで廊下を駆ける。 まるで――そんな筈は無いのだが――交わった相手から活力を吸収しているかのように。]
(148) 2010/09/08(Wed) 21時半頃
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[虚ろな翡翠は後輩にはどのように映ったか。 硝子の色と常の色、それともまた違う溶けた色。 刷り込まれた快楽に、新たな色を覚えて。]
―――… ……
…うご け…な ぃ…
[身体が、下半身が溶けてしまったかのようで。 ぽつりとそう囁いた。]
(149) 2010/09/08(Wed) 21時半頃
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