223 豊葦原の花祭
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『………うむ。』>>109
[と、どこからか、朗々とした声が響いてきた。 物理的に音が反響する感じではないが、不思議な声だった。]
ヒュッ…?っ…! な、なになに、今のなっ…に…?
[酔いも冷めたのか、口は正常に回る。 但し横隔膜のけいれんが、時たま言葉を遮るのだった。]
『……存外、高いな。』
[上を見上げれば、高さを確かめるように見下ろす猫の姿。**]
(118) 2015/04/21(Tue) 20時頃
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/* この方はプロで戦いに身を投じていたのでは 少し見ぬ間に何故このようなことに
(-58) 2015/04/21(Tue) 20時半頃
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[登ることができたのだから、その逆ができないはずもない。 さて、私は何処に後ろ足をかけたのだったか。 少しの距離ならば、飛び降りれぬこともないのだが。 下を見下ろせば、此方を見上げる双眸とかち合った。>>118]
……ごほん。 何か用であろうか。 見ての通り少々立て込んでいるのだが。
[すました顔で少女に問うた。]
……此のままでも、話ぐらいなら聞けなくもない。
[すん、と鼻を鳴らせば、花の香に混じり酒の臭い。 泣きはらしたのか濡れに濡れている顔をした少女を黙って見ているほど薄情でもない。]
(119) 2015/04/21(Tue) 20時半頃
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―20XX/6/5―
[ じめり。
湿り気を帯びた外気の空気とは裏腹に、 空調管理の行き届いた君のお城は相変わらず、綺麗に整えられ過ぎている。
君と世界を隔離する厚い硝子窓。
鵐に降り注ぐ雨粒が叩きつけたとしても、まるで遠い出来事のように君の瞳が覗くことはない。 ]
…おはよう。 今日は、少し遅くなってしまったね。
[ ごめん、と口にしながら荷物を下ろす。 時刻は夕暮れ時…よりは遅い夜の気配を迎えつつある頃。
リュックを下ろせば、露わになる水袋。 そこに閉じ込められた朱色を君に見せびらかすように掬い上げたんだ。 ]
(-59) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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……三年前、君と縁日に行ったの、覚えてる? その時さ、中々上手く金魚を捕まえられなくて君、文句ばっかり言ってたね。
[ ピチピチと、酸素を求めて喘ぐ魚。 水を浴びた姿は空気に触れ合う度に乾いていって、ああ、君とよく似ている。 ]
不貞腐れたきみのご機嫌を取るために、金平糖を買ったら、同じ甘いものでも甘酒がいいだの… ああ、狐面を被ってだの、
君は本当に…我儘だった。
[ 桜色の着物を召してぼくの腕を引くきみ。 夜空を見上げて、花が灯るのをまだかまだかと待ち望んで。
薄い紙一枚に綴った願いを 括り付けたんだ。 ]
(-60) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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勝手で、気儘で、……自由で、 あの時も驚かされたよ。
[ 星に願ったお願いごと。
君は枝に飾るのではなくて、 空に飛ばしてしまった。
その時は驚いたんだ。 君には願いがないのかと。
でも君はぼくに向き合っていったね。 ]
「 願ったって、叶わないから。 」
[ 口元を緩ませて、でも困ったような表情で君は、隠そうとして。 何でも心の内に隠そうとしてしまうからぼくは、君に伝えたんだ。 ]
(-61) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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ぼくがいるよ。
[ だから、大丈夫だって。
君が、うまく呼吸が出来なくても。 手を繋いで傍にいることは出来るから。
だから、来年も「 桜の咲く晩。 あの場所で待ってる 」って。
星に、君に、お願いをしたんだ。]
(-62) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[ でも君は怒ってしまった。
「 無責任なことを言わないで。 」
そう言ってぼくを睨み付けた。
決して涙を流すことのない目尻は 兎のように赤らんでいるのに。 強がりな君は尚も取り繕うとして、失敗して。
でも、剥がれつつある仮面を ぼくはもっと知りたいと思った。]
(-63) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[ じめり。
薄くぼくの姿を映し出す床に、雨が落ちる。 大人しくて、小振りで、でも確かに熱を持ったものだ。
それは舌に乗せるとピリッと辛い。]
あと、一ヶ月だ。
[ 天の川が夜空に浮かぶのは。
そして、君が、二十歳を迎えるのは。 ]
(-64) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[鞠を空高く放り投げてはそれを受け止め、くるくると舞うように遊ぶ。 手毬を一つつく度に、はらはらと“彼”の記憶が抜け落ちて、着物からは色が消えてゆく。 それでも袖で裾で舞い遊ぶ蝶だけは、消えないから。]
こんばんは。
[狐のお嬢さん、声をかけられれば笑顔を見せる。 それはどこか晴れ晴れとした笑み。]
ええ、お花見、お花見。 あなたも、お花見?
[歌うように言葉を返す。 手毬は少女の腕の中にすっぽりと収まった。 そして、こんこんと踊る狐の手を見て、同じ形を片手で作って見せた。 こん、と首を傾げて返しつつ。**]
(120) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[ 忍冬。うつぎ。梔子。紅花。萱草。百合。紫陽花。
がらんどうに咲く 染められた花は、何色?
飾られた鶴は鳴くことなく、萎れていた。]*
(-65) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 21時頃
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……ネコ?
[声の主が猫である、と判断することができたのは、数拍後。]
え、ネコ?
[―――驚いて、しゃっくりが止まった。]
(121) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[それも一瞬のこと、猫から『話を聞く』と言われ、驚き顔がむすっとしたふくれっ面へと変わる。]
話って、何の話よぉ… というか、この体勢首がイタい…
[ズズズ、と鼻をすすり、見上げる形の猫へ抗議を飛ばす。 だが、溢れる言葉は収まりどころを知らず、]
……ねえ、猫さん… アタシは、シアワセになっていいのかなぁ…。 顔も名前も知らない人にいっぱい酷いことしてきたのに、 そんなアタシが幸せになんて、なっていいのかなぁ…
[出会ったばかりの他人、否、他猫に何を言っているのか。 見上げるのは猫か、清き桜の巨木か、全てを見届ける半月か。]
誰か助けてよ…!
[猫の手も借りたいとばかりに、悲痛な声を上げた。]
(122) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[言葉を伝えられる猫はどう返しただろうか。 だが、結局のところミツボシの願いも望みも、本人にしか分からないものであるし本人しか解決の落とし所は見つからない。
それに、少女は上を見上げることに疲れた。]
……ねえ、ひょっとして…
[猫をずっと見ていて疑問に思ったことを口にする。]
……降りられないの?
[はたして、猫の返答や如何に。**]
(123) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[余程驚いたのか、とても大事なことだったのか、 私が猫であると認識するまでに少女は二度の発声を要した。>>121 そうして、すぐに薬缶のような膨れっ面に変わる。]
首の痛みは私には治せぬ。 すまぬが、降りるまでにはかなりの時間を要するぞ。
[飛び降りるのが恐ろしいなどということはないのだが。 如何せん未だ経験のない高さ故に気乗りはしない。 そんな私の言葉を聞いているのかいないのか、少女は独りでに語り出した。]
(124) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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[シャク、シャク、シャク…
紅く染まった氷の粒を、小さな匙ですくっては口に運ぶ。 3杯目のいちご氷と、余分にもらった氷の塊を携えて、目指すはあの薄墨桜。 冷気を取り戻した雪ん子の足取りは、水を得た魚のように軽やかだ。]
(125) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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[シャク、シャク…ぴたり
せわしなく動かしていた腕と足が同時に止まる。]
雪…?
[否、それは花だった。 周りの桜のように鮮やかではないが、気品溢れる真っ白な花。
木に積もった雪を、雪の花と呼ぶヒトもいたが、なるほど、その意味をようやく理解した気がする。]
きれい…
[それしか言葉が出なかった。]
(126) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 21時半頃
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―淡墨桜―
[ 人混みに流されるまま、いろんな人の声を聞いた。
おとな。こども。おとこ。おんな。 老いも若いも、疎らな音は、 三日月の形>>112をした声を掻き消して、やがて一瞬の無言。
月が昇る>>#1 ]
………ぁ。
[ 同時に芽吹く花弁。
薄紅の奥に隠れていたのは、月明かりに生える白。
“ 桜の咲く前の晩 ” それはもう、終わってしまった。 ]
(127) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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………なんだ。 “嘘つき”は…。
[ 握りしめてすっかり萎んだ紙に目線を映しながら、呟く。
でも、こうやって手元に戻ってきたものを見下ろせば思い出す。 狐面で顔を隠した女の子のこと。]
…見つかったよ。
[ 手紙は。
でも、約束は、まだ、 ]*
(128) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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[紅は音も立てず、意志を持った清流のように、或いは昇華する樟脳のように、刻々とその領域を狭めている。 不思議なものだ、浮かべられた笑みは童女というにはあまりにも艶やかな、愛いというより美しい]
うん、わたしも さいごにどうしても見ておきたくて
こんな綺麗なのを見たのは、初めて
[こんこん] [同じ形を取られた指に、指の先付けご挨拶。 こうしている間も紅がするすると飛んでゆくものだから、不躾かしらんなんて思いつつ、どうしてもそちらばかりを見てしまって]
火鉢の白炭と、昇り陽の薄紅、冬の朝みたいな色 それなのに蝶々が踊ってるのだから、ふしぎ
[暗に賞賛を込めつつ、手鞠の丸みで膨らむ袖を、狐面の細目がじいとうかがう]
(129) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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はて、人間は小難しいことを考える。 お前の幸せ云々を他人が決めるものでもないだろう。
[ましてや、他猫である私にどうこう言えるものでもない。]
幸せも、不幸せも。 お前の道は、お前が決めるといい。 お前が幸せになることを、 止める権利が一体誰にあるというのだ。
[今まで何をして来たのかはわからぬが、 極悪非道な行いをしてきたのなら、 それ相応の報いを何時かはうけるだろうが。 誰にでも、等しく幸せになる権利はあるはずだ。]
(130) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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[ ぼんやりと淡く光を帯びる花弁を見つめる。
風にあおられ、ふるりと揺れる白い四枚の翅の如く花に。]
でも、“まだ桜は散ってない”よね…?
[ 視線をついっと逸らす。 そのまま、人を掻き分けるように腕を伸ばし、足を踏み締めて。
まるで人のように、望むように、探す。]
(131) 2015/04/21(Tue) 21時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 22時頃
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[宙を見上げ嘆く声をあげる少女に、淡々と返す。 少女は何か言ったろうか、 暫しの間をおいてから、漸く此方の様子に気付いたらしく降りられないのかと問うてきた。>>123]
…………………いや、 登れたのだから、降りられるはずだ。
[恐らく。 雄として、此処で泣きはらした少女に助けを求めるのは憚られた。]
(132) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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― >>130 ―
……そ、かぁ。
[諦めか、納得か。 その声色には複雑な思いが巡っているのだろう。]
猫さんは……素敵なことを言うね。 その…アリガト。
[後半は小さく。 猫の聴力ならば聞きとるのも容易かろうが、ミツボシの照れ隠しは、花祭りの喧騒に消ゆ。]
(133) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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>>132
[降りられないのかと猫に問えば、返ってくるのは強がりのような言葉。]
……どうやって?
[素朴な疑問。 ミツボシが背伸びしても足らないような高さに、ちょこりと乗った猫は遠景からでも危なげに見える。]
…キシシ、おねーさんが受け止めてあげよーかー?
[泣き笑いのような少女の笑顔の下には、ぶつかったらちょっと硬そうな薄い胸板と、プレートに覆われた宇宙服スーツ。
貧しいとか言うな。]
(134) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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─回想:幸せな夢の少し前─
「さてはて、次の春までもちましょうか、否、厳しいところでしょうな…」 「まぁ…」
[こん、こん] [けほん] [襖一枚隔てたむこう、瓶底眼鏡のお医者様と、今更驚く様子もない、疲れてしまったかかさまの声が漏れ聞こえる。 学校へゆきたいの、お友達と遊びたいの、我儘とわかってはいても我慢できなくて、病気なんて厭だ厭だと、目を腫らして困らせたもの。 そういえば、こんこんって空咳に、一番最初にお狐様みたいだって言ったのもかかさまだった。 それから日毎、今日は狐さんはどう?おとなしくしてくれてるよ、なんて会話が飛び交うように]
(-66) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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(春になったら、制服を着て、学校へ行って、お友達を作るの 桜を見て、たぁくさん遊んで、たぁくさん笑って…)
[掠れた喉は、音を紡ぐのも苦しい。 そうだ、お狐、お狐様。外へ出るなら、やつれた頬も、痩けた頬も、熱で潤んだ瞳も、狐の面で覆ってしまおう。 これは病なんかじゃない、テーベーという名前の狐が、わたしに憑いただけ。そう言えばきっと、お友達だって]
だい、じょうぶ お狐様には、こわいもの なんて なぁんにも…
[師走の夕暮れ、橙色の障子を眺めながらの微睡み。 麗らかな春を夢見て、目を閉じた]
(-67) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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/* んー…やっぱ体調微妙。 もっといろんな人と絡みたかった…(;_;)
(-68) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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/* あああ駄目だ全員分感想言いたいのに全然時間無いわ epで!epできっと…!
(-69) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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[特別なことを言った訳ではない。 どちらかというと突き放したような物言いであるて。 にも拘らず、小さく告げられた礼に>>133 私も小さく頷いて返す。]
飛び降りるしかないかと思案していたところだ。
[どうやって降りるのかと問うてきた頃には、 少女の顔には笑いが戻っていた。>>134]
申し出は有り難いが……。 しかし、他にいい方法も思い浮かばぬ。 ……ふむ、ならば少し手伝ってはもらえぬか。
[固そうな珍妙な衣服も、そこが例え貧しくとも、 遥か下の地面にぶつかるよりは幾分かましであろう。 そもそも貧しい、ふくよかなどという概念は生憎猫にはない。]
(135) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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