82 謝肉祭の聖なる贄
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[ただの人間に向けるそれに比べれば、灰青の大神が贄に向ける視線は、まだ柔らかい部類。 己や同胞の血肉に成るだろう者には、それ以外の人間に対するよりは寛大になる。 それでも、同胞に対するとは比べ物にならないくらいに温度が違うが]
………成熟していない贄はあまり好かぬからな。
[先の贄について、褐色の贄から問われれば。 そう応じて、目の前の褐色の躰を眺める。 目の前に在る贄の、成熟具合を品定めしているように]
(79) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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>>77
――…?
[話終えたと思う大神が、同じ高さに視線を合わせた。 まず、それには明らかに驚いた表情をつくる。 だが、冷静さをそれでも装うとしたとき、
不意に伸びてきた手にまた目を見開いた。]
(80) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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サイラスは、甘く薫る、空気に、人である証拠か、やや、視界はぶれる。
2012/03/16(Fri) 22時頃
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[そして、胸を掻きわけてきた手、 その指が素肌に触れると、くっ…と声は漏れる。
同時に視界に銀が舞う…。 それは、戯れとしても、望んできたことである寸前ならば、 アクアマリンは、細まって、首を仰け反らす。]
(81) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 22時頃
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ねむい…なんかすげー眠い…。
(-40) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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←なんか眠そうに見えるよね。
(-41) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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[目を向けた先。 その金糸に向き合い、両手伸ばす、銀灰の主>>76>>77。]
………… ………は、
[小さな身体が吐いた息は、鼻をくすぐる香の所為。 咄嗟に目を背け。 けれど、また、思い切ったように目を戻し。 白金はすっくと立って、その方に歩み寄る。]
(82) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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エリアスさんが動いた!! エリアスさんが動いた!! きゃっきゃっ!!!!
(-42) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 22時頃
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>>81 [指先をゆっくり丹念に、筋肉の隆起に添って滑らせる。 農作業で鍛えた身体、それは強靭さを感じさせる弾力を備えていたろう。
瞳は閉じず、細まる青を臨み、そこに浮かんだ悦を確認しさざめいた。 仰け反った金の頭を捕らえて深く唇重ね、、贄の舌や口蓋の感触、あまい唾液を味わおうと]
(83) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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早く、せねば、 取るぞ――
[情欲に擦れた声。]
(*23) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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う、ぅ
………うるるる るる る ぅ……
[出そうと試みた言葉は、人語にならない。 前を向いて歩くことで、いっぱいいっぱいだったのかもしれない。 そんな白金は、銀灰に触れられそのくちびる奪われつつある、あおい目の主のもとへ]
(84) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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――……ッ
[食われることを所望した身体なれど、 抱かれることに慣れているわけではない。
されど、甘い芳香に、大神の覇気、その存在に圧倒され、全身ざわりと震える。
その瞬時怯えのような震えは相手にも伝わったか。 そののち、深く口づけられて、絡められた舌。自分でも驚くばかりに溢れ出した唾液は口端からこぼれて…。 緩む、のは、身体ばかりではない。]
……ぁ……。
[口が解放されれば、呻きは、甘く響き、アクアマリンも、陶酔していること、読み取れるだろう。
それは、先ほど口づけた大神にも聞こえるか。]
(85) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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………………っ、
[同じ高さになっていたふたりを見下ろす形で。 白金は銀灰の後ろから、アクアマリンの陶酔を示す呻きを聞く。]
………うぅ………ぐるるるるるるるるるぅ………っ、
(86) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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とる な
ぼくの もの だ
(*24) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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サイラスは、見える視界、銀色の向こうに、新たな影を見た。
2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[白金は、上から金の髪をぐいっと掴むように、腕を伸ばす。]
(87) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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/* というか、ぐたは、きっとホレだよね? ぐたに襲われに入ったけど、やっぱりまた時間合わないのか?!
すごくこう、噛まれそうです?あれ、こんぽすt
(-43) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[褐色の 肌の覆う肉質は 齢二十を超えたもの それを成育 しきったかどうか みるは受け手の嗜好しだい それでも若い 黒檀は 時が許せば踊るだろう 変わる公算 まだ高く]
―― それでは あの二つの贄 帽子と長髪 あれほどならば 好まれる可能性も ある ………… と、いうことでしょうか
[冷えた視線と 向き合う黒檀 声音だけは 平坦に 言葉を受けて 音零す]
好まれる肉が あればよいのですが [何処か他人事 口にする 焦げ色の奥 ちりりと燃えて]
(88) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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>>85 [一度唇を離すと、贄の口から蕩けた呻きが洩れる。 ゆると濡れた青を心地よく感じ、贄の開いた口の端から零れた唾液を舐め取る。 二度三度と唇触れたのち、今度はより深く貪ろうと口を大きく開き掛けたところで、
振り向いて、呻くように、或いは威嚇するように喉を鳴らす白金を見上げた。]
(89) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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>>65
[白金の大神様へどうにか酌をし。 その飲む様子を伺っていたところ。
徐に囁かれた「具合悪い」の言葉に。 先ほど茶色の大神様と話していた金髪の青年。 彼は確か薬草と所縁のある家の者だったと思い出すが。 銀灰の主の相手をしており、知恵を借りるのは無理だろうか。
膝枕については少し考えこんだ後。]
私の膝でよろしければ。
ですが、それ以上のお戯れをお望みならば。 銀灰色の主よりどうしても拒めない時には。 自ら命を断つよう命を受けております。 何卒、ご容赦くださいませ。
[膝をつき、頭をさげた。]
(90) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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くぅ、んあっ! まって、あ、出ちゃうよ……っああ!
[拙いながら舐められて、我慢は限界を迎え 遠慮無く口内で達し白濁を零した。 肩に置いた手はぎゅうと頭を抱きしめるように縋りつき 射精の余韻に浸っていると再度舐められ]
やぁんっ!―んんっ、ね、交代。
[年齢の割には簡単に復活を見せると 口から逸れを引きぬいてバーナバスの肩を押した]
(91) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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ヴェスパタインは、ふと笑い、退いた。
2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[奉仕の最中。 獣の唸り声のようなものを聞いた。 視線は、緩慢にそちらを向く。 歩み寄る姿は見れども、その向かう先が己らの方では無いということはすぐに悟った。
それでも、一旦手を止め。 荒く息をつくまま、白金の神の向かう先、そしてその行動から目を離すことが出来ない。 己の胸中にあるものが何か。己ですらも知らない。]
(92) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[金糸は、見えていても、大神の手を避けることなどない。 むしろ、あの時の、憂いに満ちた眸の色は今はなく、
その白金の影の呻きに、
青の色は、きっと、小さく、笑む。]
(93) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[静かに呼吸してじわりと溜まってきた熱を逃がそうとする。
まだ外からは見えねど、黒衣の下では抑えきれぬものが形を成しつつあった。]
(*25) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[その、途端。 >>91肩を押されるだけで、力の抜けたままの身体は、へにゃりと後方に引いた。]
……交代、
[何処かぼうっとしたように呟いて、白金の神に向いていた視線は、目の前の相手へと再び向ける。 見上げる目は恐らく、欲に潤んでいる。 けれど意識の半分ほどは白金の神に向いたまま。 そろ、と抱えるように持っていた、相手の腿から手を放した。]
(94) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[白金の大神様は膝枕をしたかどうか。
間もなく、ただならぬ気配を漂わせ。 銀灰色の主と金髪の青年の方へ向かった。
膝をついて座ったまま、酒瓶と盃のそばに取り残され。 その三者を固唾を呑んで見守っていた。]
(95) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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エリアスが気になって仕方がない件。 中の人的にもバーナバスさん的にも、おそらく心境は同じなのである……ごくり…。
(-44) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[此方を見上げ、笑んだのちに退いた銀灰の主。 その様を映していた白金の瞳は、確かに怒りの色を滲ませていた。 瞳の奥、そのさらに奥の幽かな震えまでは、 きっと誰にも見えなかっただろうけれど]
…………ぐる、る ぅうううぅ ………
[漸く、眼前にはっきりと金糸の身体が、その目が、映る。 その髪を掴みとった白金は、身を屈めて。 あの時口づけた時と同じように、顔をぐっと近づけ、 アクアマリンの笑みを覗き込んでいた。]
(96) 2012/03/16(Fri) 22時半頃
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[この姿、自ら命令を与えた帽子の贄にも見られたというのに>>92。 今の大神の意識からは、それが抜け落ちていた。]
(97) 2012/03/16(Fri) 23時頃
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[掴まれた金糸は乱れ、その顔にもかかるけれど、 アクアマリンはその間からも、閉じることなく、白金の大神を見つめる。
ただ、陶酔めいた、それまでにない柔らかな色は、隠せない。
近づく顔、やはり思う。
その唇が牙が、朱く朱く、己のもので染まればいいと…。]
(98) 2012/03/16(Fri) 23時頃
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[大神の唸り声は聞こえていたけれど それは宴の最中ではよくある声だったから 深く気にしないまま、腕はバーナバスへ]
ありがと、交代、ね。
[その体に興奮が見られれば、ゆるりと笑みを浮かべた 肌に手を滑らせ、屈み込んでその顔を見つめた]
足開いて。
(99) 2012/03/16(Fri) 23時頃
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[ゆっくりと後ろに下がり、白金と、金の髪の贄から離れる。 今ふたりはそれに気を払う余裕はあるまいと思われた。
ふと、固唾を呑んでこちらを見守る娘の姿が目に入った。>>95 小さく笑みを見せ、大儀そうに立ち上がった。]
(100) 2012/03/16(Fri) 23時頃
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