62 あの、夏の日
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見えないところに肉、な。 付くべきところよりも、見えないって方が多かったのかも……いや、やめておこう。
つーか、きゅうりより肉食え、肉。 注文してやったから。
[そっと視線をメアリーから、彼女に取られてしまった軟骨唐揚げの皿に移し。]
鯖の味噌煮かー。あれは絶品だったよなー。 そうそう、味噌だけで飯が食えた。
[あの味を思い出し、ディーンに同意した。**]
(73) 2011/08/26(Fri) 01時頃
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メアリー、よくやった。
[>>70メアリーがヘクターから唐揚げを無事奪取した事を、真顔で讃え。 彼女の席の分を開けようと、位置を調整した。 メアリーが嬉しそうな表情で浅漬けに視線を向ければ]
そんなに食べたかったのなら、追加で頼めば良いだろうに。
[と苦笑。そして手元のアルコールを見られれば、更に苦笑し]
…いや、俺は甘いのもあまり得意じゃないな。 まあ、カシスが入ってた時点で色々と可笑しいんだが…
[とりあえず、来たものはしょうがないとばかりに、カシスグレープを一口飲んだ]
(74) 2011/08/26(Fri) 01時頃
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/* 俺のぉぉぉ!!!なんこつからあげがぁぁぁぁぁぁ!!!
何故奪うのだwww 泣いちゃうぞw
(-36) 2011/08/26(Fri) 01時頃
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だから、何故そう言う結論になる…! 個人差だ、個人差。それを他人がとやかく言う必要は無いだろう…!
[>>71からかいを含んだようなヘクターの笑みに、男の眉に皺が寄る。 唐揚げの交換については]
断る。不摂生しているなら、尚更野菜を取れ! 肉ばかりでは体調を崩すぞ…
店員、注文いいか? 海藻サラダとササミのサラダを一つずつ。 あの男の席に持ってきて下さい。
[ヘクターが肉ばかり注文するのを見て、対抗とばかりにサラダを頼んだ]
(75) 2011/08/26(Fri) 01時半頃
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ぐう……
[付くべきところよりも>>73というのはあながち間違ってはいないのが少々悔しいが、唐揚げを再び奪ってしまったこともあり唸るだけでおさまった。]
もちろん食べますよ。 先輩たちの分まで食べちゃっても文句言わないでくださいね?
[小さく声を上げて笑い、ディーンの隣に落ち着いた。 軟骨唐揚げを差し出し、浅漬けを自分のほうへ引き寄せる。]
ほら、隣の芝生はなんとかって言うじゃないですか。 先輩が美味しそうに食べてるのが気になって。
[ディーン>>74に小声で言うと照れたように笑った。 小気味いい音を立ててきゅうりを食む。思った以上に美味しい。]
うん、そうですよね。 ディーン先輩がお菓子食べてるの、見たことなかったですし。
[それでも律儀にカシスグレープに口をつける様子を眺めながら、偉いなあと妙に感心して]
(76) 2011/08/26(Fri) 01時半頃
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あ、あときゅうりの浅漬けとウーロン茶もお願いします。
[サラダの追加注文に乗じてもう二つ頼む。 ウーロン茶はディーンにと**]
(77) 2011/08/26(Fri) 01時半頃
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だからお前は、女性に対して…ったく。
…ほう?お前は肉ばっかり食べていたと思ったが…魚も食べていたのか?
[>>73ヘクターが鯖の味噌煮について同意する様子に、片眉を上げた。 そして>>76メアリーが隣に座り、差し出された軟骨の唐揚げを受け取って]
ま、今日は割り勘だからな。食べたもの勝ちだ。
隣の芝生か…確かに、そっちの軟骨も美味そうだったしな。 あながち間違いでは無いかもしれん。
[代わりに遠くなる浅漬けを見送りながら、唐揚げに箸を着けた。 …うん、美味い]
だが、俺は美味そうに食う様な顔はしてはいないと思うがな? メアリーの方が、美味そうに食ってるじゃないか。
[照れ笑いを見せるメアリーには、正直に思った事を言って苦笑を返す。 良い音を立ててきゅうりを食べる彼女は、本当に美味しいものを食べている。と言った表情をしていた]
(78) 2011/08/26(Fri) 01時半頃
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確かに、菓子は食わなかったな… 今では幾らか食えるようにはなったが、10年前は本当、駄目だった。
[メアリーが何故感心している様な視線を投げかけてきているのか、男は理解しないままカシスグレープを、唐揚げと交互に口の中に入れた]
菓子で思い出したんだが…昔、面白い事があったな。
[カシスグレープを飲み干して、ふと、思い出す]
バレンタインの時、一度だけだったが…チョコじゃなくて惣菜パンをくれた子が居たっけか。 正直驚いたが、俺にとってはそっちの方がチョコよりもありがたかった。
[些細な昔話。それは男の思い出の中でも面白かった事のひとつで]
(79) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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[>>77メアリーが追加で頼んだウーロン茶は、彼女の元に行くと思っていたが。 どうやら男の為に頼んでくれたようで]
…気が利くな。すまない。
[小さくありがとうとメアリーに言ってから、ウーロン茶を大きく一口飲み。 二つのサラダがヘクターの目の前に届けば、にやり、と笑うだろう**]
(80) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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―居酒屋・喫煙所―
えーと……やっぱり思い出すのって、そこになちゃうよね。 覚えてる。もう高校生だっていうのに、2人並んで。そっぽ向きあって。 ……あの頃は、ゴメン。 あ、こうゆうのって、謝るより、懐かしみながら笑い飛ばしちゃった方がよかったかな?
[いつの間にか伸びてしまった灰を、「おっと」とボックスの上で落とした。 説教を受ける>>48始点、火種を辿ればたいていユリシーズの素行から、となすりつけることはできるかもしれない。 けれど、おおごとになってしまうきっかけとなっていたのは、たいてい自分のせい、だったと思う。 声を荒げてしまったり。 着崩されたワイシャツの襟をつかんだり。 普段は温厚な生徒で通っていたはずなのに、彼に対してはちょっとした出来事でも、苛立ちを募らせてしまっていたような気がする]
(81) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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[「知りたい?」の問いかけには、幾度かまばたきを挟みながら、彼を見据えるだけにとどめた。 こちらから深く追求しない癖>>27は、どうも根強い抜けがたいものとなってしまっている。 ユリシーズは、どこまで具体的に話してくれたのか。 ただ、言葉足りなかったとしても、自分でも来たことがないような類の服で、ウィンクする彼の姿を見れば、その一端は読みとれた気がしたかもしれない。 彼の仕草を、答えの補助として受け止めることができたかもしれない]
『閉じ籠るのを辞めた』>>49っね。 ――――なんとなく、分かる気がする。
[この時は、頬笑みを浮かべようとして、けれど途上で閊えてしまうような、微妙な表情となってしまった。 それでも、少しだけ余分に本音が零れてしまったのは。 きっと、昔のままの相手より、見られっぱなしだった対面を破るほど変わってしまった相手の方が、口にしやすい事もあるから、なのだろう]
(82) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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[10年前の自分だってそうだ。閉じ込めていたものが確かにあった。 試合場のベンチでスコアを記録している途中で、時折思い描いてしまう、妄想があった。 ピッチャーマウンドにテツがいて、選手のみんなが守備にまわっていて。 そんなメンバーの一員として……グラブを構えている自分がいる。
日本学生野球憲章には、女生徒であることを理由に試合に出られないとする規定はなかったから。
選手として入部の意思を伝えた時、『別のやり方があるんじゃないか』と監督から再考を促されてしまい、散々悩んだ末にマネージャーとなる決意を固めたはずだったけれど。 それでも、陽炎のように浮かんでしまう幻。
身の振り方と身の置き方。 その違いはあったとしても、これもきっと、『閉じ籠る』の一端だったんだと思う。
ifの幻想を、どうしても振り払うことができなかったのだから。 ……テツの、エースのいなかった、あの最終試合の時>>24は、特に]
(83) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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そっか。自由になったんだ。
[あの頃、ユリシーズに対して感じていた苛立ちは、無意識のうちに自分と重なる鏡像として、彼の姿を見てしまっていたせいかもしれない。 随分昔のことだから、思い上がりの記憶違いだったのかもしれないけれど]
私は、今のユリの方が、カッコイイって思うな。 ……言われない? みんなから、そう。
[顔を伏せ、フィルターまで灰になった煙草をもみ消してから、一呼吸。 彼の方を向いた時には、体はもう個室の方向へと向いていた]
そろそろ戻るけど、ユリはどうする?
[一緒に戻るにしても、その場に残るとしても、自分はもう、みんなのいる個室の方へと歩みを進めていたことだろう]
(84) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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[歩みながら、ふと思った。 テツは、今日の飲み会に参加することになっていただろうか。 個室を出る時は、まだいなかったはずだ。
もう、全部は過去のこと。 テツが退部をした時、引きとめるためにかけずり回ったことも。 ままならなくて、辛辣な言葉をぶつけてしまったことも。 ……最後の試合の時、彼が、自分が不在のチームのことを、ベンチの外から見つめていたことも。
もう、10年も昔のこと。全部全部が過ぎたこと。 子供じゃないんだ。 戻った時に彼がいても、昔を懐かしむ同窓生として、接することができるはず。
できるはずだと言い聞かせても、一抹の不安は残ってしまいはするのだけれど]
(85) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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マリアンヌは、やがて個室に辿りつき、その扉を開けたことだろう**。
2011/08/26(Fri) 02時頃
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/* まさか5発言に1時間かかるなんて……っ!!
お腹空いた。オーダー入っているし、太っちょキャラとして明日はなにかがっつこう。 うん、そうしよう。
(-37) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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/* しっかしぃ。ちょっと序盤からストーリー飛ばしぎみだったかなぁ。 でも24h更新なんだよね? 48h更新の村が多かったから、いまいち村の尺がつかめなくって。 お気楽村だし、深めの展開に固執しない方がいいかもしんない。
明日の目標なににしよ? テツさんとはフルかフラレルかしたいと思っているけど。
ま、いっか。 アシタハアシタノカゼガフクで、おやすみなさーいっ!
(-38) 2011/08/26(Fri) 02時頃
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……帰って自炊したくないのは良くわかりますけど。 先輩は作ってくれる方、いないんですか?
[ケイトの口からヘクターに飛び出したのはまたしても容赦ない言葉。]
(86) 2011/08/26(Fri) 07時半頃
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まぁ、先輩の所はなかなかそういう出会いも無さそうですからね。
[ヘクターから以前取材を受けた雑誌の事を聞かれ。]
(87) 2011/08/26(Fri) 07時半頃
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あの頃は確かに羽振りが良かったですから。
[あの頃は、運が良かった。
そう言っても過言では無い。 ケイトが講師を始めたての頃、それまで自分の教科していた英語は元レディースのカリスマ講師がコマを独占していた。]
(88) 2011/08/26(Fri) 08時頃
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今はそんな面影はもう無いですけどね。
[コマ数と破天荒な講義で頭を悩ませた予備校サイドが白羽の矢を立てたのがケイトであった。
結果、雑誌に取り上げられるくらいにまで人気を二分したのであるが、あくまで過去の事であり。]
(89) 2011/08/26(Fri) 08時頃
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ま、デートくらいなら構いませんけどね。 ただし、不規則な時間にも文句言わずに来てくださる方限定で。
[ケイトはペンを取り出し、紙ナプキンに携帯のアドレスを書こうとすると、何やら隣で書いてる姿が見え]
(90) 2011/08/26(Fri) 08時頃
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ちょっ、ちょっ、ちょっと!!! ヨーラ、何描いてるのよ!!!
[ヨーランダが描く自分の顔に動揺を隠せず。
顔を真っ赤にしてヨーランダに講義する。]
(91) 2011/08/26(Fri) 08時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/08/26(Fri) 08時頃
ケイトは、講義の事を考えすぎな気もしたが、恥ずかしさで気が*動転しているようだ*
2011/08/26(Fri) 08時頃
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―喫煙所― そうそ、笑い話にしちゃいなさいな。 別に恨んじゃいないんだから。謝るなんてよしてよね。 ――ほんと、何やってたんだかね、あの頃は。 [ひどく捻くれていた自分は。 右から左どころか、彼女が口開くのが見える前に 明後日向いて拒絶してた。 まともに正面からぶつかるのが怖かっただけ。 青臭い思い出。]
(92) 2011/08/26(Fri) 09時半頃
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[服装のことだけ話して、ボックスに吸殻を落とす。] ふふ。よく言われるわ、残念ながら。 [昔から嬉しいものではなかった文句。 オカマ的にも微妙なラインのそれにはやっぱり苦笑が浮かぶものの、昔よりは素直に受け取れるようになった。 脱皮の成果。] ん。戻る。 だって割りカンじゃない、損しちゃう。 アンタも遠慮なんかしちゃダメよ? マリア。 [からから笑って、厚みのある彼女の背を軽く叩いた。]
(93) 2011/08/26(Fri) 10時頃
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/* ヨーランダ[[who]]
(-39) 2011/08/26(Fri) 10時頃
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―我、帰還せり― ただいま。 まー、ぼちぼち増えてきたじゃないの。 [扉に対して壁のようになってるであろう同期の背後から、ひょいと顔を覗かせて。増えた連中のひとり>>50を見やり、次にもう一度目の前の壁(マリア)を見やり。 彼女が席に着くならその後に。席に戻る。] あれま。 [お隣さんは、よく体育館裏でロマンスの欠片もない逢瀬を重ねた後輩でした。 紙ナプ>>69に描かれたできるオンナと、そのモデルのできるオンナとを見比べ、にやり。**]
(94) 2011/08/26(Fri) 10時頃
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[皆の話を聞きつつ、うんうんと頷く。 にこにこにこにこ。 反応の良さは、職業柄か。 爽やかな笑みを浮かべるその口に、物凄い勢いで枝豆が吸い込まれてゆく。
会話に軽く口出しをしつつ、ケイトの声>>33が響けば、にいと笑って]
俺、とんこつラーメン あと、鮭のお茶漬けで
[青年の横に、次々と積み上がる空の皿。 軟骨も唐揚げも、別の皿を注文して一人で空ける。 外見の割に大食いなのは、昔から全く変わっていないのだった。
サラダを頼むディーンに、もらうよ、と断りを入れるのは一瞬。その後はもの凄い勢いで、野菜は皿から姿を消すか。 バレンタインの話題>>79には、俺はチョコのが良いけどなーと小さく呟いた**]
(95) 2011/08/26(Fri) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/08/26(Fri) 10時半頃
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やっぱりー? 鯖の味噌煮、美味しかったよねー? 作ってみたり、外食で頼んでみたりもするんだけど、どーしてもあの味にはならないんだー。
[せっせといたずら描きをしながら、ディーンとヘクターからの同意にうんうんと頷く。 頷きついでに左手が料理の方へ伸びて、フライドポテトが何本か吸い込まれていった]
……んー?
[フライドポテトを咀嚼しながらも、右手はせっせといたずら描きにいそしんでいたが、突然上がった悲鳴(?)にさすがに手を止めて顔を上げた]
何ってー、いいんちょーだよー?
[「できるオンナ」に黒スーツは外せない気がして、丁寧に服には色を塗っている。 デフォルメながら、キリッとした「できる感じ」は出ている気がした]
(96) 2011/08/26(Fri) 12時頃
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あー、おかえりなさいー。
[ケイトといたずら描きを見比べて、満足げにうんうんと頷いていると、隣人が帰還した。 この10年で、一番の大変身を遂げた先輩。 こちらが暑さで死に掛かっているのに涼しい顔で、「この人は何か魔法でも使っているんじゃないか」なんて考えたものだったが]
ユリシーズ先輩、何飲まれますー? 早く食べないと、ベネット先輩にぜーんぶ食べられちゃいますよー?
[はい、とメニューを差し出した。 おそらく、この先輩の中では、貞子のように地面を匍匐前進しながら、「せぇんぱぁい、わたしにもぉ、涼しくなる魔法、かけてくださいぃぃぃ」と何度となく迫った不気味な女として記憶されている気がする。 あの頃とは違う、オトナになった自分を見てもらわなくては]
(97) 2011/08/26(Fri) 12時半頃
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ベネット先輩は、相変わらず食べるのが早いなー……。
[ものすごい勢いで空になっていくお皿を見つめながら、ポツリと零す。 ガリガリくんが溶ける速度にすら勝てない、のたのたした自分にはとても羨ましかったことを思い出す。 寮の食堂でのたのた食事をしていると、いらないのだと勘違いされて大事に取っておいたおかずをさらわれたことまで思い出した]
私のエビフライー……。
[食べ物の恨みは恐ろしい。恨めしげに呟くと、ベネット前にあった枝豆をひとつ奪った]
エビフライの、敵討ちー。
[10年越しの敵討ちだった**]
(98) 2011/08/26(Fri) 12時半頃
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