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『ねえ、これだあれ?』
[幼い頃の自分が不思議そうに指さしたのは、地面に倒れた自分とそれを抱いて守るように横になる兄と、冷たい目をしたソフィア]
………
[驚愕の表情になって思わず幼い自分を抱き寄せ、無理矢理顔を背けさせる。 まるで彼女を守る母親のように]
『お姉ちゃん?』
……お姉ちゃんのお友達と、お姉ちゃんの大好きな人だよ。
(+5) 2010/07/09(Fri) 10時頃
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『ふうーん』
[あまりよくわからない風の相槌に思わず苦笑した。 そのうちソフィアが静かに去り、二つの遺体だけが残されて。 ようやく小さな自分を手放し、倒れる二人に近づいた]
……触れねーわな。 …馬鹿兄貴。しくじりやがって…
[知らず自分の胸倉をぎゅっと掴む。 幼い自分がその傍で同じように蹲り、二人にひょいひょいと触れた]
『あれ?どうして触れないの?』
[ふふっと笑って頭を撫でた]
(+6) 2010/07/09(Fri) 10時頃
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『ねえ、お姉ちゃんの好きな人って、どんなひと?』
うーん。 …きっと、アイリスと同じひとだよ。
『えー!?じゃあお父さんとお兄ちゃんとお母さん? やだー!お姉ちゃん、お父さんとお兄ちゃんとお母さんとらないでね!』
[さっきは同じだと喜んだのに。今度は顔をしかめて嫌がった自分が、一瞬理解出来なかったけど。 口を尖らせて項垂れたのを見た時、じわりと胸に広がる感覚で理解した]
『あたしの本当のお父さん、もうおうち戻ってこないんだって。 だからお父さんとお兄ちゃんとお母さんが、本当のお父さんみたいに戻ってこないの、やだもん』
(+7) 2010/07/09(Fri) 10時頃
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[自分が葬られていくのを、主人が気丈に振舞うのを、静かに見守る。]
…違うよ、ギリアン。 それはギリアンが優しいから、でしょ?
それとも、ギリアンが…神様だったのかな? [くすくすと鼻先をくすぐるような、そよ風。]
(+8) 2010/07/09(Fri) 10時頃
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……大丈夫。とらないよ。
『ほんと?ほんとに?』
ほんと。約束する。
[ね、と小指を差し出した。 屈託なく指切をして喜ぶ幼い自分をみているのが切なかった]
ねえ、アイリス。 お兄ちゃん、優しい?
『うん、あんまりおしゃべりしてくれないけどやさしいよ。 こないだあたしんちの前の木に登って降りられなくなって、怖くて泣いてたら、お兄ちゃんが来て助けてくれたよ』
(+9) 2010/07/09(Fri) 10時頃
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『あとね、村の子にいじめられてたら、お兄ちゃんが来ておっぱらってくれたし、それからね、おやついっぱい分けてくれるの! こないだお父さんに怒られた時、あたしが悪いのにお兄ちゃんがごめんなさいって言ったからお父さんが許してくれたし あ』
[次々と兄のエピソードを披露してくれる自分を微笑ましく見つめていたら、突然振り向いて立ち上がって満面の笑顔を見せた。 何かと思って見つめ駆けていく先を見ると、二人の中年の男女が立って手を振っているのを目にした]
『お父さん!お母さん!』
(+10) 2010/07/09(Fri) 10時頃
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『さ、もういくよ』
『うん。お姉ちゃんばいばい!』
[父と母は幼い頃の自分にとっての姿で。 まっしぐらに自分めがけて走ってきた娘が愛しくてたまらないという様子で、父が抱き上げ彼女に告げた。 母はその様子を微笑ましく見守り、そして視線をこちらへ向けて優しく]
『あなたはお兄ちゃんと一緒にゆっくりいらっしゃい』
[と言って、二人の後を追うように消えていった]
(+11) 2010/07/09(Fri) 10時半頃
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母さん。
[3人が消え、自分と兄の亡骸が残る広場の一角に、ただぽつりと一人残された]
……そうするよ。
[涙が頬を伝う気がした*]
(+12) 2010/07/09(Fri) 10時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 10時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 10時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 11時半頃
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男の娘だと面白かっただろーか。 へたれ芸人魂が疼くわ…
(-26) 2010/07/09(Fri) 11時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 11時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 11時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 12時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 12時頃
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Σっちょwwwww サイラス男前すぐるwwwwwwwwwwww 惚れるわ!w
(-27) 2010/07/09(Fri) 12時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 12時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 12時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 13時頃
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― 工房 ―
[屈んで、床の感触を確かめようと触れてみた。けれど埃に塗れた床は何の感触も返さず、男の手は深く足元に沈み込んだ]
……奇妙なものだ。
[最後に作業を終えた時のままに、工房はあちらこちらに道具や材料が転がっている。 使い込まれ、大切にされた道具。 けれどもう、その慣れた感触を味わうことは出来ない]
――。
[手のひらを摺り抜けるのは、未練か。 どこか透明感のある表情をして、男は一通り工房を見て回った]
(+13) 2010/07/09(Fri) 13時半頃
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――墓場――
[ラルフを収めた棺がギリアンによって墓場へ着き、埋葬の手続きにはいるのを静かに見守る。 最期のお別れの時に、末の妹であるメアリーの死をそっと報告して、その冥福を祈る。]
ほんと、立派ね。
ラドルフさんのためにグロリアさん、ギリアンさんと――。 残された人々に……、見送ってもらえて……。
[そして、ギリアンが左眼を微かに見開かせるのを、見て――。 予感、だろうか、不安にざわめく、心――。]
(31) 2010/07/09(Fri) 13時半頃
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残りの時間は好きな、事を……。
[残された時間は、確かに僅かかも知れない。 グロリアの悔いを残さないとの言葉と、ギリアンの言葉を深く噛み締めて――**]
(32) 2010/07/09(Fri) 13時半頃
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……
[何かが聞こえたように、男は顔を上げた。途切れてしまったと思っていた繋がりから、声が聞こえてきたようで]
――そうか。 兄貴も逝ったか。
[兄が死んだという言葉。何を聞かされたのか、男の唇が歪んだ]
しようがない兄貴だ。
[言って、髪の毛を掻き上げる。 何者にも触れられやしないというのに、己に対する動作は自然に通る]
(+14) 2010/07/09(Fri) 13時半頃
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――。
[最後に何を言われたのか、瞑目して撫でるように頬から斜めに払った]
何のしがらみもない。 肉も、生命も、信仰すらも。
[工房をぐるりと見回す。鬱蒼とした慣れた息遣い。 例えこの姿になっても何かを感じ取れるようで]
――これは未練じゃない。 そんなものでは、ありえない。
例えもう――こいつらが僕を必要としていないとしても。 なら――
[忌々しげに顔を抑え、表情を顰めた。込み上げる感情を抑えて、細かに震える。男は暫く、独りでそうしていた**]
(+15) 2010/07/09(Fri) 14時頃
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[どれだけ泣いても、もう頭を撫でてくれる手はない。 宥めてくれる声もない。
小さく、細く。 息を吐いてゆっくりと顔をあげ窓に目を向ければ、まだ月が空を照らしているのが見えた。]
…はやく、ちゃんと眠らせてあげたいけど。 私一人じゃ運んであげられないから、ごめん。 朝まで一緒に待ってて、ね。
[そう、語りかけ。セシルの背を軽くぽん、として。]
(33) 2010/07/09(Fri) 14時半頃
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ん、しょ…
[いつまでもこうしてる訳にもいかないけれど、こんなところに横たわらせるのも可哀想で。 正面から抱き留める体勢でセシルを移動させると、いつも仮眠に使っているクッションを引っ張って。 それを背に当てさせ、もたれかかるように座らせた。]
これなら、痛くないよね。
[死んでしまったら、そもそも何も感じないのだろうけれど。 セシルの顔を覗いて、さらりとした髪を撫でた。 いつも彼が自分にしてくれたように。]
(34) 2010/07/09(Fri) 14時半頃
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バカだね、セシ兄。
オルガンの傍で死ねたらいいって言ってたくせに。 結局、私のわがまま聞いて、こんなところで死んじゃって。
本当にバカで、お人好しで、甘くって…
最後まで、優しいん、だから。
[泣きそうな、けれどもう泣くことはないだろう笑顔で、そう呟いて。]
さっき言ったこと、訂正する。
私は生きてるから、死んだ後なんて、わかんないけど。
きっと私、死んでもセシ兄のこと、大好きだ。 私が私で、ある限り。
貴方のことを、愛してる。
(35) 2010/07/09(Fri) 14時半頃
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ごめんね。 これが、最後のわがまま、だから。
応えてくれないのわかってるけど、ずっと、想うことだけは、許してね。
[顔を覗いたまま、そう言って微笑むと、冷たくなった頬を撫で。
立ち上がると、掌に乗るくらいの大きさの木片を持って彼の隣に座り、何かを彫り始めた。]
(36) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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/* ミシェルせつなすな……。 なんでセシル死んでしもうたん……
もうほぼ全員ある程度の結末を迎えてるよね。 今日の主役はギリアンとコリーンですね。
おうけいおうけい おなかいたい…… 病院に行ったら軽い胃炎+軽い風邪っぽいです。 なんて中途半端なの。軽い連呼されるとちょっと悲しくなる。 絶望的な病名宣告されるよりはいいけども! 村参加に支障は無いのよ……ただ……ねむい
私は夜の魔女だからいいの…… 良くないけど……寝過ごさないようにちゃんと寝よう
(-28) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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[やがて、空が白み始め、日の光が差し込む頃。 手の中の木片は、小さな小さな、オルガンの形を成していて。]
…これじゃ弾くことは出来ないし、時間なかったから本当に形を真似ただけ、だけど。
これくらいしか、私に出来ること、ないから。
[そう言うと、そっとセシルの手の上にそれを乗せて。]
ごめんね。 こんなことしか、できなくて。
もう一度、弾かせて、あげたかった。
[目を伏せて、そう謝った。]
(37) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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/* ミシェルの発言を見て思い出したけど
ソフィアの背景?のネタ、使ってない、ね。 誰にも言ったことのない言葉は最後に使おう。 もう伝わることは無くても、いいの。
(-29) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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/* 独り言挟まったwww ごめんミッシェル……私すげえKYだった……
買い物いってくる!
(-30) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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…ギリさんに、また、お願いしに行かなくちゃ。
[立ち上がり、そう呟いて。 ふと、セシルが格好に不服そうにしていたことを思いだし。 けれどまさか着替えさせることも出来ないしどうしようか、と悩んで。]
セシ兄、いつも白い服、だったし。 このままより、こっちの方がまだ良いよね。
[そう言って、白いシーツで包むように覆った。]
(38) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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[工房を出ようとして、セシルにいってくる、と声をかけようと振り向いたところに義父の遺した彫刻が目に入って。
そういえば、とそれを手にとった。]
これ。 やっぱり、彫れないや。
[言わなければ、きっと、彫れていたのだろうけれど。
想いを伝えて、気持ちが伝わった今、それはもう、出来そうもなかった。]
ごめんね、お義父さん。親不孝な娘で。
―…でも、お義父さん。 私ね、思ったことがあるの。 お義父さんは、これ。彫れなかったんじゃ、なくて。
彫らなかったんじゃないのかな、って。
(39) 2010/07/09(Fri) 15時頃
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このひと、私のお母さん、だよね?
[直接義父から聞いたことはなかったけれど。 幼なじみの忘れ形見を引き取って育てたと、それが自分なのだと。 人伝に聞いたことがあった。]
お義父さんは、お母さんが、好き、だったんだね。
[他の人に恋をして、その人との子を成して、死んでしまっても、尚。
こうして、残したいと思うほどに。]
私、やっぱり。 お義父さんの、娘だ。
(40) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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[苦笑にしては清々しい笑みで、手に持った彫刻に話しかけ。]
私、お義父さんの娘で、良かった。
それじゃ、いってきます。
セシ兄、もう少しだけ、待っててね。
[そう、セシルに声をかけると。 ギリアンを呼びに、外へと*駆け出していった*]
(41) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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/* スーパーソフィアタイムチャンス到来!
嘘です。 どうしようね。RP思い浮かばないんだ。 買い物で力尽きた。
あれかな、やるとしたらエピの為の伏線かな。 なーんも考えてない。 生存者も病で死ぬんだぜ、という理不尽さ。
今ミッシェル襲撃にしてあるし、 殺戮の魔の手集団JINRO GIRLSは病になかなか臥せない。 この図太さは一体何なのかしらね。
(-31) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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―― 広場 ――
もうすぐ終わるわ。
もうすぐ……
[唄うように紡ぎながら村を歩く。 だいすきな村の一つ一つを目に焼き付けるかのように。]
―――…
[広場で倒れている者がいた。 死病で臥せたのだろうと思う。 もう救いの手も必要ないかと思ったが]
?
[微かに人物が、動いたのを見て、其方へ近寄った]
(42) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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小母様……
[この村に知らない人物など居るだろうか。 いないはずだ。――見知った、女性だった。]
……
[女性が微かに唇を震わせる。 その瞳は既に焦点を捉えていない。 ソフィアの輪郭を見取ったように、呟くのだ]
『こんにちは。 Darf ich mit Ihnen sprechen?(お話をしてもいい?)』
[彼女が紡ぐドイツ語に、どきりとした]
(43) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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