171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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―体育館―
[現実ならば、体育委員《ウォーリア》九鬼の率いる運動部員《戦士》達が煩いくらいの掛け声をあげている此処も、神域では不気味なほどの静寂に包まれている。]
………は……ぁ…は、あ………。
[その片隅。 屋上から撤退した光流は酷く咳き込み、荒い息をつきながら壁に凭れていた。 黒鴉が床の上で心配げに鳴き声を上げる。]
(25) 2014/04/08(Tue) 20時半頃
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……久しぶりの"アレ"は…やっぱ、きついな……。
[微かに自嘲的に笑い。 呼吸が落ち着いてくると、体育館に置いてあったテーピングや包帯で負傷した左足を応急処置を施す。]
将兵の奴なら治療してくれる気はするけど、流石にな。
[現状では、そのまま絶対安静《リタイヤ》を言い渡されても不思議はない。 痛みはどうしようもないが、念入りに止血すると。 更にもう少しの間、体力回復に務めると体育館を後にした。]
(26) 2014/04/08(Tue) 20時半頃
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/* 傀留
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>21 箇条書きにされてもわけわかんねえよ
(+21) 2014/04/08(Tue) 20時半頃
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/* >光流メモ
保健室で二人きり(意味深)
僕は言わないでいたのにあっさりとお前は。
お前は。
(+22) 2014/04/08(Tue) 21時頃
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黒い風が哭いてる……神が舞い降りる日も近いわね。
[ラブ先輩はまだ其処に居ただろうか。 天の異変を眺めながら楽しげに呟く。]
ふふ、綺麗な花が咲いていく。
[校庭の彼岸花《リコリス》。 それがArk因子と共鳴しているのを感じていた。]
(27) 2014/04/08(Tue) 21時頃
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/* >>27推定葵
おまえそれが言いたいだけだろ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww一村に一回は言うな
(-24) 2014/04/08(Tue) 21時頃
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― 幕間・数日前 ―
[堀井博士から聞かされた事。 Ark因子の存在と、保有者《キャリア》は複数居る事。]
御伽噺よろしく、集めれば何か良い事あるのかしら。
[案外とお約束な事にその通りだと頷かれた。 特に、神《零艇紫亜》を堕とすのならばと。]
(28) 2014/04/08(Tue) 21時頃
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手に入れるにはどうすればいいの?
[簡単な事だと目の前の老人は言う。 《神の坐す場所(レッド・ゾーン)》でArk因子を持つ者が強制退場となれば。自然とArk因子はその場に残るのだからと。]
ふうん、じゃあまあ。 しばらくはJKDS派の振りして機会を狙うかしらね。
― 幕間・了 ―
(29) 2014/04/08(Tue) 21時半頃
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――回想――
神界を葬世し、新界を創世する 至高存在-いだいなるもの-、《神の核-ワールドエンドコア-》
その"開発"アプローチの、ひとつの完成系-ハイスタイル。
Ark因子……その一つは確かに私の体にも宿っている。 何とならば、私―――『神宮院 檀』は、『機関』の成立に深く関与し、その最重要な出資源の一つでもある十三の血族、十三血流《リネッジサーティーン》のうちの一族でありながら、全くの無能力者であったからだ。
(30) 2014/04/08(Tue) 22時頃
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神宮院の歴史は遥かに、この国を王が治めていた頃まで遡るとも言われるが。私のような存在は、誠に異端だったという。 その異能の血を絶やさぬべく有り続けてきた一族の者は大変に驚き怒ったが、しかし不幸にして私の両親には私以外に子が生まれる事はなかった。分家筋から養子を取る案もあったというが、これは『剃刀』の原理に照らして他の血流から反対の憂き目にあったという。
代わりに彼らが目を付けたのが、当時『機関』で極秘裏に研究されていたArk因子というものだった。 私はそれがどのようなものか全て知っているわけではない。
ただ分かるのは、これが恐るべき予算と経費と時間を元手に作り出されたものだろうという事だ。
そして当時分からなかったのは、これがオスカー…いや、今は 『蒼舟-アオブネ-・藍-ラン-=オスカー』となった彼らの上に成り立っている力であろうという事だった。
(31) 2014/04/08(Tue) 22時頃
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Ark因子が何のために作られたものであるのか、よくは知らない。ただ、それが私への移植を主たる目的の一つとしていたことは確かだ。
しかしそれ以上に、それがArk因子の最終目的でない事もまた、確かだ。
確かにこの力は強い。私がこの異能の學園で数多の生徒や七人委員会《ジャキディスセブン》らに勝るとも劣らない副会長《ロードオブジャキディス》として在る事が出来るのはこの後天的な力ゆえだ。
この力を進んで使おうとは思わないが、力を得て後悔した事はない。高貴なる者の責務《NoblesOblige》を果たすには不可欠な力だ。それに……
(32) 2014/04/08(Tue) 22時頃
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―現在―
随分と派手に暴れてくれている……
[見上げた空には罅割れた空。それに喰らいつき楔のように亀裂をこじ開けようとしている冥界からの使者であるかのような獣。 ]
世界が、神に近づく……
[深化であり、進化。または神化?それがどういう意味なのか考えきれないし、どこか考えたくもない。ただ、こちらに声をかけた>>2:453彼女の方に、去り際顔を向ける。]
(33) 2014/04/08(Tue) 22時頃
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雪白の赤憑き躍るエフェドラ、貴方はあれを何とかするつもりか。 すまないが、私にも少々想像の埒外だ。悪い夢としか思えない。
が、それでもなお現状をなんとかするのであれば……
保健委員《プリースト》があるいは何とかできるのかもしれないが… 根本的な解決策は、あの『七不思議の七番目』を詳らかにする事だと思う。
六十年ごとの一面の彼岸花、謎の転校生、開かずの生徒指導室、禁書、消えた生徒会長、唄声《コワイア》…… あまりに符合しすぎていると思わないか?
調べるならそこだ。多分、何かある。
もっとも、新生派を潰さない限りこの混乱が収まる事はないだろうが、な……
(34) 2014/04/08(Tue) 22時頃
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/* 今日は何か静かだ。 もしかしてみんな、死亡フラグが立つのを恐れてるのだろうか。
(-25) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* Ark系統と冥系統はほんっとわからんwwwwwwww 両方揃ったオスカーはもwwwwwwww ひでえって事しかわからないってどういうことだww
とりあえず、緋奈、檀、蒼舟-アオブネ-・藍-ラン-=オスカーが持ってるのかな、現状。
(-26) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* しかし、檀は俺とは逆か。
分家筋の無能力者の両親から生まれたのが俺。 それが使命感こじらせた原因という出せていない設定。
(-27) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 「おれは回想を書きに来たら みんな回想を書いていた」 な… 何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった…
(-28) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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――皇統還りし後:屋上――
斃れたら僕が神になる。何の問題もない。 むしろ今以上に馬鹿になれるかもな?
[エフェドラの言葉>>12に、静かにそう嘯く。 背を預けたフェンスを揺らし、立ち上がった。]
(35) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* この、勢い良くぶっ飛ばした後、地道に後付けする自転車操業感がだいすきです
(-29) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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ショウ。 聞いてのとおりだ。状況はあまり芳しくない。 一ノ門が完全に敵対した今この時に、皇統を失った。
それとあの獣、愛部の存在。 片付けるべきが多すぎる。
[治せるものはあるかと問われる>>13のを聞き、こちらからは口を噤んだが。 蒼舟に刀が移り、彼が彼自身の呪縛を幾らか払ったとはいえ、優勢とは言えなかった。 ならば、と自身の開けた図書室の穴まで向かうが。 ふと、封印布を求める蒼舟を振り返り。]
(36) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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ああ、そうだ。 包帯が余っていたら、僕にも少し分けろ。
[血のべとりと滲んだ手を、広げて見せた。 癒しは求めていないことを、今まで幾度かの保健室の訪問で知れていると信じて。 無事手に入れたなら、今度こそ図書館へと降りていこう。]
(37) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* 副会長《ロード》のスペックが高すぎて 何を言っているんだか全く理解が出来ない
したくない
Ark因子ってなんだよほんと
(+23) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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〜もし生徒会長だったら〜
『Ark因子というのは何だ!』
……ふん、そんな事も知らないのか。 説明してやれ、副会長《ロードオブジャキディス》
[座ったまま]
/* こうなるのが目に見えてる
(-30) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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[――――――――トーン。
黒天に白い弓なりの軌跡を描き。 校舎のどこからか撃たれた光矢が校庭へと落ちる。]
(38) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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[一本、二本、三本…――。 幾つも赤の中に落ちる光は消える事無く。 彼岸花《リコリス》の絨毯の中に、まるでこれから降臨するだろう神《零艇紫亜》への目印かのように、より鮮やかな文様を描く。
それ文様《カタチ》は――聖†ジャキディス学園校章。]
(39) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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―体育館の屋根の上―
さて、このあからさまな誘いに乗ってくれる。 物好きはどれくらい居るんだろうな。
[撤退前に陣取っていた屋上よりは低いが、校庭を一望するには十分な高さを備えたそこに光流はいた。]
広がれ。
[また数を補充した式鬼蟲が周囲を飛び回り、警戒態勢を敷く。 見晴らしの良い高所で敵を待ち受ける。 それが、環境美化委員《スイーパー》の戦い方だった。]
(40) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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/* 俺、狂人としては十分すぎる程働いたし、そろそろ休みたい。 だって!神様をどうやって殺したらいいかなんてさっぱりわからねえもん!
(-31) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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― 校舎内部 ―
[横目で校庭の彼岸花《リコリス》を眺めながら歩いていく。 向かう先は、生徒会室。
普段であれば、執行部《エグゼキューショナーズ》が居る以上簡単には立ち入れない。 いや、侵入するだけならば造作も無いが。 流石にその後が面倒なのだから。]
此処は現実を模した場所。 ならば……あたしが欲しい資料もきっと其処にあるわね。
(41) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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――大図書室――
[開け放たれたままの窓から、唄声《ヒメイ》が聞こえる。 今自分がこうして手を拱く間にも獣は天を喰らっていた。]
一ノ門、か――
[あの男を墜とす手段を画策する。が、基本積極的に触れようとしてこなかった相手だ。やつの弱点も、特性も、深くは知らない。 なれば自身の動くべきは獣の方かと、開いた窓から校庭を見る。]
(42) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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[その時、俺を縛る聖鎖の軋みに、微かな痛みを感じた]
…っ…シアの緋花から艶やかに物悲しく響く涙の旋律。 彼岸花《リコリス》の緋-あか-は、シアの緋鳴-ひめい-。
…俺も感じるよ…誰かの…泣いている声が…
[校庭に咲誇る彼岸花《リコリス》の海は見えなくても。 俺は、そこから確かに聞こえる緋鳴-うたごえ-に感じ入っていた>>23]
(43) 2014/04/08(Tue) 22時半頃
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