109 Soul River
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っちょ、…!!
[見上げた先、大きく眼を見開いて驚愕を隠さない。 慌てて]
ばっ、か!何してんだよアンタ!
[慌てて手を伸ばすがさて、届くわけもない。 階段を探し慌てて駆けて行く。]
(63) 2013/01/05(Sat) 02時半頃
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[肩が痛む。当然だ、怪我してんだから。 この高さなら手を離したって大丈夫、と思ったところで、そのすぐ下から声がして見下ろす。]
そう。足。 いや、そうじゃなくてさ。ごめん、降りるんで当たらない場所に移動して?
[誰かわからない影へ声をかける。 大丈夫か、と言う声も割と近くから。]
今んとこ、大丈夫。降りて足まで骨折ってならなきゃ良いけどな。
[もう一つの声が怒鳴った声と共に何処かに駆けていく。階段か、と今度は上を見上げた。]
(64) 2013/01/05(Sat) 02時半頃
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[文字が散らばる。散らばった文字。 その上に文字、文字、文字。 文字列、答えを探した。]
………ヘクターレイ 怪我、人……左足、痛い。
[ヘクターレイ、足、見上げる。 上、足は人。見えない。
大きくない。文字、散らばる。]
…………わからない、俺は誰?
[文字、文字、文字…… 大きくない。階段上がる。]
(65) 2013/01/05(Sat) 02時半頃
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…………
[文字、集中豪雨>>64。折り重なる文字。 文字列、単語、混ざる。わからない。 何?歩く。近づく。
足も、視界から消える。 足の真下。多分。]
……………何? 短く。
[たずねる。]
(66) 2013/01/05(Sat) 02時半頃
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[階段を駆け上がり、ばたばたと足音も大きく、 ぶら下がる男の側に駆け寄って、手首を掴もうとした。 焦りすぎて、高さについては頭にあまりなかったようだ。]
……ほら!
(67) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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[足下にあったはずの影が視界から消える。 その声が真下から聞こえて、舌打ちした。 離れろといった声が聞こえなかったのかと。]
あー。
[逆にばたばたとした足音が上から響いて、腕が伸びてきた。]
俺、片腕しか使えねぇから、それ持ち上げンの辛いと思うんだけどなぁ。
[左手はギプスの下だ。片手懸垂の要領で上へと体を上げる。肘が引っかかれば、手を離せるだろうから。]
(68) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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ベネットは、散らばる文字の中佇んだ*
2013/01/05(Sat) 03時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 03時頃
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む。――ッ、
[言葉を盛大に散らばらせながら、 とりあえず力任せに引っ張り上げようとした。 余程怪我人たる彼の方が力があるらしく、 懸垂の要領で体を持ち上げているのが見えた。]
(69) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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[肘まで引っかけたところで、後は引っ張られるままに任せようと力を抜く。 あんまり指に傷を作りたいわけでもなかったから。]
すまん、燃料切れ。 丁度下に人がいるからおとさねぇようにな。
[落ちたら、下にいる奴を下敷きにするのが眼に見えて。それはそれで面白そうだと思う。 いや、落ちたら自分だって痛いのだから、落ちたくはないんだけど。]
(70) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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わ、かってる、って!
[両手で、自分の体重を全力で後ろへ傾けて ――所謂「蕪」を抜くような感じで力をこめた。 何とか体が見えてくると。 今度は肩から引っ張り上げる。]
……ふはっ、
[詰めていた息を吐いた。 安堵、である。]
(71) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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肩、抜けそ。
[引っ張り上げられると、手すりに左手を絡ませ落ちないようにした。]
サンキュ。 そのまま落ちても良かったけど、誰かが下にくんだもん。 この腕じゃ上がれねぇし。
あんた名前は? 俺はヒューバート・リドリー。
ヒューで良いよ。
[手すりを乗り越えながら、そう相手に*名乗った*]
(72) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 04時半頃
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……悪かった って
[ぜぇはあ、と情けなくも息が上がる。 膝を立てて床に座り込み、 柵を乗り越えてくる姿を見上げた]
……よけーなお世話だったかもしんねーけどな。
[小さく笑ってから名前を口にする。**]
オレは、……テッド。よろしく、ヒュー。
(73) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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ヘクターでいい。 フルネームは好かんしな。
わからネェ事あるかよ、自分のことだろう……ったく
[男は、細身の青年にそう答え >>63テッドが駆けていくその背を、黒灰細めて見送った。 自身は動かない。 >>64あたらない場所へ、言われたとおり下がるだけ]
ああ?! こらお前、其処に居ちゃ危ないっての!
[間逆に動いた青年の腕を力任せに引く。 楽器を抱えた彼の抵抗なんて、あってないようなものだ]
(74) 2013/01/05(Sat) 10時半頃
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[邪魔にならないよう、階段の下から離れて上を見る。 どうやらぶら下がっていた彼は手すりを越えたらしい テッドが頑張ったんだろうと、男は口元を緩める]
しかしまあ、怪我人の多いこった……場所柄かね。
さァ、手当ては必要か あいつも、お前も。
左足が痛いって? そりゃそうだろ、靴はどうした よく見りゃ全身傷だらけじゃねぇか 何やらかして来たんだ、おい
[長身かがめて青年の顔を覗く*]
(75) 2013/01/05(Sat) 10時半頃
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[握手のつもりで手を差し出す。]
さっきのピアノ、あんた?
[尋ねる。 差し出した手はどうであったか、 ともあれ手すりの方に寄ると見下ろして無事を知らせるように手を振った。]
(76) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 12時半頃
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[文字、文字、文字、大量の文字。 折り重なる。意味の消滅。文字の死骸。 少し前、ヘクターレイが 切り離される。 ヘクター迄名前。 レイが性。 今、判断がつく]
―――痛っ
[腕が、引かれた。腕が、左足首が軋む。 傾ぐ、ヘクターにぶつかる。
時折、見えづらい文字、転げ落ちる。 読む前に、文字の集中豪雨。 ヘクター、顔が見えない。 体が見える、間近に。]
(77) 2013/01/05(Sat) 13時半頃
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ベネットは、空いた手でヘクターの腕を掴み身体を立て直す。
2013/01/05(Sat) 13時半頃
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ヘクター、―――――長い……文字が多い。 折り重なる。読めない……
[次から次に。文字、降り注ぐ。 眉を寄せる。首、痛い。見上げない。 無意識。空いた手が、指が、唇触れる。
――――ヘクターの顔が見えた。 だから、訴えた。*]
(78) 2013/01/05(Sat) 13時半頃
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ベネットは、左指、自身の唇に触れながら、困惑の表情一つ落とした*
2013/01/05(Sat) 13時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時半頃
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はぁ……? 何を読むってんだ
[男は困った様子の青年を見、眉を顰める]
……あー……
[言葉か、と思い至り 言語が違うのかと、勝手な解釈をした]
その傷、どうした。
[上からテッドが手を振っている。 男はひらひらと片手で応えつつ、目前の青年に 短くそれだけ問うてみた]
(79) 2013/01/05(Sat) 14時頃
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いんや、余計なお世話ってこたないさ。 避けろっつったのに、誰かが下にいたもんで降りられなかったし?
テッドか、よろしく。
[差し出された手を握る。 さっきまで手すりの脚を握っていた手は握力も弱く、握る前に指が震えた。]
ピアノの音? ……ああ、俺だ。
[迷ったのは、ただ音を鳴らしただけだったから。]
(80) 2013/01/05(Sat) 14時半頃
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この手じゃあもう弾けやしないけどな。
[テッドから離れた右手と、ギプスの嵌められた左手を見下ろした。 右手は、指先は綺麗なものだ。包帯も巻かれていない、かすり傷すらない掌。 守ったのだから、当然だ。 この手は、誰かを殺すものじゃなく、あのピアノを弾く為のものだ、そう何度、思ったかわかりゃしない。
肘より少し下にぐるぐるに巻かれた包帯。そこに残る傷はどんなものなのか見ていない]
ま、いーや。 で、下にも二人いるんだろう? 降りようぜ。
[テッドへ言うと、階段の方へと足を向けた]
(81) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 15時頃
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[顰められた眉を見る。弱る。 首を上げられない、見えない所。 そこから、見えない文字、零れ落ちる。
重なる、読める大きさの文字。]
……屋根から、落ちた。 痛い。
[左足首が痛い。腕が、首が、背中が。 見える傷。運んだ人がぬぐったまま。]
(82) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 15時頃
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は?
[何故屋根か。 男の思考には疑問が増えるばかり]
……まあ、いいや
[しかし問う事を放棄した。 言葉が通じるかどうかも怪しい相手だ]
痛いのは、左足と何処だ?
[優先したのは、痛いという単語 とはいえ、手当ての道具も此処には見当たらないが]
(83) 2013/01/05(Sat) 15時半頃
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…………腕、肩、首、背中。
[疑問符が転がった。 視線が追う。降り積もった文字。 混ざる。見えなくなる。
また、疑問符が落ちる。 ヘクターの文字の雨、弱まった。 見上げない。でも見える顔。 ヘクターの文字。 その上に、文字、降らす。]
(84) 2013/01/05(Sat) 15時半頃
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ほぼ全身じゃねぇか……
[男はあきれた顔をして青年を見下ろした]
手当ては?
[首を傾ぐ。 不要なら、放置だ]
(85) 2013/01/05(Sat) 16時頃
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拭いてもらった。 …………医者……いない? ヘクター、医者……?
[呆れた顔、見えた。 落ちたかった、わけじゃない。 理不尽、眉が、寄る。]
[医者、見ない。 運んだ人、拭った。手当て、ない。 彼は演奏家。錆色の。 ヘクター、医者に見えない。 本当は…………?]
(86) 2013/01/05(Sat) 16時頃
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……手、大丈夫か?
[ヒューの震える指を、心配そうに見た。
手を振り返すヘクターに階段上から笑みを返し、ヒューの方を振り向いた。]
でも、そんな怪我してたら弾けないんじゃ…… と。おう、降りようぜ。
[階段足を向け、階下に降りた。]
(87) 2013/01/05(Sat) 16時頃
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何だそりゃ。 ……手当て途中だったってことか。 拭いて貰ってた相手はどうしたんだ
[医者かと問われて男は思わず噴出した]
ははは、お前面白いな。 俺が医者に見えるのか
[尻のポケットを探り、スティックを引き抜く。 器用に左手で一本を回転させ、右手で一本を宙に高く放って 回転しながら落ちてきた其れを、左の手で横薙ぎに掴む]
俺はドラマーだったんだよ。 悪いが医者じゃねぇ。 手当てなら、そいつん所に戻ったほうがよさそうだ。
[と、男は喋りすぎたかと口を噤む]
(88) 2013/01/05(Sat) 16時半頃
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ん? ああ、ぶら下がってたおかげで震えただけだ。ここでなら、この手は動くみたいだし、問題ない。
[まだ震える指を2度3度握って、にっ、と笑う。]
弾けなくても、音だけなら鳴らせるだろ?
[階段を下に降りていくと、さっきは見ることの出来なかった顔がいくつか見えた。右手を挙げて見せる。]
(89) 2013/01/05(Sat) 16時半頃
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………
[文字の雨、強まる。 強まり際。運んだ人、相手。 同じ人を指した、文字。 錆色音の部屋。指差す。
文字の集中豪雨。最中。 打楽器のスティック、舞う。 視線が追いかける。首が痛い。 左手に収まるのを待った。]
ドラマー ………ヘクターの音 は、何。
[散らばる文字。水滴、跳ねる。 跳ねた文字、スティック。 雨上がり。気になり尋ねる。 他の文字は水溜り。集まる。 もう一滴は、わからない]
(90) 2013/01/05(Sat) 16時半頃
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[けが人。わかりやす程の。 つられて手、上げる。]
(91) 2013/01/05(Sat) 16時半頃
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[怪我より音楽に意識が移ったのか。 男は眉をしかめたまま、笑い スティックを尻ポケットに突っ込む]
さァな、俺の音は俺自身さ
[複雑な顔は、見上げれば誰にも見えない。 と思いきや、階段を下りてくる二人が見えた。 右手を上げる怪我人に、男は手を振って応える]
よう、 酷い怪我が増えなくてよかったな。
(92) 2013/01/05(Sat) 17時頃
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