276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 触れられた腕が熱かった>>208 だがそれ以上に此方を見つめる直向きな 眼差しは水面を揺らす波紋のようで ]
( 綺麗だ。 ) ( ……似合ってる。 )
[ 知っていたと思っていたけれど、 また新たに見つけた一面に 吐き出した息は熱が籠っていた。 ]
(223) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ こつりと合わせた額>>209 触れ合った場所から伝わる温度に しかし彼の言葉に困ったように笑った。 ]
…………だって。 ( 嬉しくて、 )
でも、そうだなぁ。 マークのせいだよ。
[ 心のすべてを打ち明けないまま、 ひとつ得られたらまた欲しくなる性に もう抗うことは無かった。 求めてはいけないと思っていたけれど その枷はするりと解き放たれて。 ]
(224) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ 重なり合う唇>>211に安堵した。 チラつく光景も何もかもがその一瞬だけ 真っ白に弾けて、ふわふわと 浮き足立った気分のまま、ちいさく食む。
共感覚なんて持ち得ていなかったけれど、 だけども、この瞬間を彩るならきっと、 弾けたあか色>>210 ]
プロポーズなんて、我儘は言わないけど、 ……暫くでいいから君の薬指を独占させて。
(225) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ 永遠を欲しがり求め、強請りながらも 臆病な所までが全てなくなった訳ではなかったから、
控えめに言いながらも伸びた手は彼の指の隙間を 潜り込みながらそっと力を入れて絡めた。
途切れることのない台詞>>212に 夢見るような心地を覚えながら。 ]
(226) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ その、言葉の続きを待ったのだけど。 引いた体に身を案じる言葉>>213 瞬きを数度しながらもようやっと、 現実に足が立つ。
ハッとしたように目を見開いた。 ここは医務室で、寝息も聞こえて>>118 なのに自分は我慢が出来なくて彼の唇を奪い、 それだけでなくプロポーズ紛いの言葉を――…… ]
…………ぅ。
[ のぼせるような熱さが込み上げた。 だが、彼の心配するような辛さはもうなかった。 つまり素面かつ健康体なのだ。 ]
(227) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ だけども否定すれば顔の赤らみをどう打ち明ければいい?
やさしい気遣いが今はこうも羞恥に変わる。 モリスに対して感じた友達らしい行為を強請る時よりも強烈な恥ずかしさだ。
そんなフェルゼの気持ちを察してくれたのかどうかは分からなかった。 しかしその言葉>>214はまた別の意味でも 危うくて。
きっと彼は他意なく言ったのだろうと検討づけながらも、 拗ねた唇が尖った。 ]
(228) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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俺、マークのそういうところ…… きらい。…………ずるい。
[ だがそれもすぐ笑みに変わる。 彼の体質>>1:66を詳しくは知らなかったけれど、 それでも本心から言ってくれたのなら喜ばしいことだ。 伏し目がちの隙>>215を狙って、 離れる前にひとつ意地の悪いイタズラを添えておこう。
柔らかい頬に落としたのは唇。 口端を上げれば、ふっとはにかんで そっとその表情を覗き込んで確認する。 ]
(229) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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…………冗談だよ。ほんとうは、そこもすき。 何より君からのお誘いだもん。……うれしいよ。 俺も君といっしょにいられたら、安心できるから。 一度、部屋に戻って用意するよ。
[ 今度は此方から体を離そう。 しかし挨拶は彼にしか聞こえない囁き声で。 ]
(230) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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――――……また、夜にね。
[ 名残惜しげに手の甲を撫でれば目許を和らげた。 余韻を残しながらも軋むスプリングの音を残し、医務室の外へ。 耳が赤いのが誰かに気づかれてしまう前に、 廊下に逃げられればいい。 ]**
(231) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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/* 村が明日の0時で閉じるなんて信じませんとも。 すまない、ちょっとお腹痛いので離れま……**
(-788) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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/* し ば ら く お ま ち く だ さ い
そしてお腹おだいじに……!
(-789) sakanoka 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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/* フェルゼのおなかが速やかに治りますように。 明日の0時……やだやだー(だだこね)
(-790) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 22時頃
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ユージンは、そんなのやだやだやだやだぁ!!
anbito 2018/05/26(Sat) 22時頃
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/* わぁい…ろびんくんかわいい…… しめ…きれいだからこれでこう…あれにしような…
フェルゼとマークのふたりはきれいでいいなあ素敵だなあ…
(-791) is0716 2018/05/26(Sat) 22時頃
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[夜のような目に初めて映ってから、三度目の春が過ぎていく 思い出は花弁のように積み重なり 語り尽くせないものばかりの筈だった。 “こい”や“あい”を誰かに告げるなんて、初めてで 先走るのも仕方ないのだろう。
子供とは到底言えない、欲望の含む口づけ。 汚れていると、慣れていると自認する割に 体温を上げ、緊張しているのは きっとあいしたひとが相手だから。
倫理の象徴のような部屋の中 想い続けた男と触れる距離、深く唇の先を求める あまりにも甘美で、いけないのだと離せない 未だに呪いが生きているように、集まる熱。]
(232) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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……君が、もっと欲しくて
[けれど、あの夜は明けた。 密着し理解させられる感触に、喉を鳴らし 確かに彼に求められていると、嬉しいと思っているのは 一層欲して口づけを深く深く、息継ぎも惜しむのは 混じり気の無い本物の俺。
首筋に残る痕を知っている。 どう思われているのか、気になるけれど。 それが消えない事実ならば、受け入れられたい。 身を引くことはもう、出来ない。]
(233) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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言わないでくれ……っ 君が…こんな風に、するから……
[羞恥に震える声で、緩く首を横に振った。 明けた世界でその指摘は酷だ。 窓の外の風景も、この部屋が何処なのかもよく見える。 ドアの向こう側を意識してしまいながらも、 撫でる手に色を滲ませた吐息は隠しようもなく。]
(234) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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ユー、ジン……
[形を持った部分に辿り着いた指に 息を呑み、思わず目を瞑った。 名前を呼ぶいとしい響きに導かれ、 呼び慣れない異国の名を口にする。 発音も上手くなく、辿々しい。 幼子のように繰り返し、正しい形を取ろうとしながら まるで自慰をするように相手に押し付け、擦りつける。]
(235) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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……きつくて、苦しい。
[君もそうだろう、そう囁いて 再び開いた目は欲に潤んでいる。 こちらの手も、相手の身体に伸びていく 許されるのなら、脱がしていこうと。]*
(236) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* 綺麗な子の話の最中に汚い方のロル投下して申し訳ない。 明日……明日終わり……終わるかなこれ……?
(-792) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* >>-791 わーいケヴィン先輩だー(寄っていく) ところでこのロビンくん、そのうちケヴィン先輩のこと抱きたいとか思ってるからね 下克上。
ケヴィン先輩の過去ごと抱きたい
(-793) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* ロビンもケヴィンも可愛いからね、下剋上もいいよね。
(-794) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* この後輩いけめんだからこまる そんなん けびんが 断るわけないだろ……(長いものには巻かれる)
イアンとゆーじんはかっこいいよ…
(-795) is0716 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* ヴェルツはかっこいいです[断言] ゆうじんのほうで呼ぶの何処かでやるつもりだったけれど、先に言われてしまった。でも嬉しい。
(-796) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* やり方はケヴィン先輩に習いますから(`・ω・´)りば。
(-797) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* りばときいて!!!
こんばんはあーーーーーごはんようやくたべたらこんな時間だったびっくり そう、明日の夜に終わるのですはやいような、はやい、 はやいな??
(-798) 茄子 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* 教えるけびん氏誘い受けのにおいしませんか……?
はやい。はやいんですよ…
(-799) is0716 2018/05/26(Sat) 22時半頃
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/* けびん氏の受け臭はプロローグから凄かったですからな。
(-800) clade 2018/05/26(Sat) 23時頃
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[フェルゼの涙の訳>>224がまさかあの時の自分>>3:52と同じだったなんて察せた訳では無かったが、それを自分の所為にされたことは、けれど、苛立つよりも何処か誇らしくすらあった。
離した唇に残る、小さく食まれ、食み合った余韻。 まさか自分に、弾けたあかを感じさせる何かがあったとまでは思わないものの。安堵の中のふわりとした高揚が、身体中に沁みていた。]
……うん。
[フェルゼの長い指が、薬指に絡まり、つながる。その手をそっと握りしめ返す。プロポーズとまでは結局いかない、けれども誓いの指輪にも似た小さな独占が、うれしい。 夢見るような現実の瞬間に、愛おしむ言葉は途切れることなく続いた――筈だった。]
(237) sakanoka 2018/05/26(Sat) 23時頃
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[夢見る瞬間を自ら打ち切ってしまったマークは、一先ず落ち着いた心算で居て――結局、落ち着けなかった。]
え。 ま、まって。その、不味かった――…?
[きらいだとか、ずるいだとか>>229。その言葉に率直に動揺した。 フェルゼの表情もまともに見られず目を伏していたところで、ふいに、頬に柔らかな感触。 きょとりとして――顔を赤らめた。はにかんだような顔を前にしながら、暫く、訳も判らずにぱちぱちと瞬きを繰り返し。]
(238) sakanoka 2018/05/26(Sat) 23時頃
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[「冗談だよ」>>230と続けられたことに、漸く、気が抜けたように長く細い息が洩れた。]
な、なんだよ。そうならそうと、早く言え、って。 ……でも、良かった。ありがと。
[泣きそうな訳では無かったが、かなりひやりとしていた、というのが正直なところ。だから、一度部屋に戻って用意すると聞いて頷いた時にも、大分安堵の滲んだ情けない顔をしていた。 「そこもすき」だなんて言われたことへの照れは、多分、上手く顔には出せていなかった。]
(239) sakanoka 2018/05/26(Sat) 23時頃
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