人狼議事


194 花籠遊里

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【人】 墓荒らし ヘクター

[健気を抱えて海を越え、
考えたこともなかった世界に足を踏み出した彼。

やはり外の世界は怖いところだと怯えさせただろうか。
花が一輪で生きていくには果てしない世界。
けれど、二人で生きていくなら、きっとそう悪いものじゃない。]

 ――…櫻子、

[重ねた唇から注ぐ蜜は、彼の名前を象り。

控えめな指先が服に皺を刻み、
妙に甘やかな羞恥に彩られる彼に目元を緩めた。

彼が瞼を下ろしてくれて助かった。
己は今、大分緩い顔をしている自覚がある。]

(75) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 ―――…良いさ、これから俺が教えてやらぁよ。

 どんだけ喧しく泣いて喚いても、もう、置いてったりしねぇ。
 
[彼は一度捨てられ、花となり。
今度は花籠を出でて、二度目の花となる。

悪辣で、傲慢で、身勝手で、我侭な、
けれども、唯一人を待っていた男の。


男は、恋に落ちる音を聞きながら、
物語の終わりに、美しい花御前《はなよめ》を手に入れた。*]

(76) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― La Vie en cerisier ―

[彼を引き取った男が連れ帰ったのは、
小さいながら郊外より花の都見下ろす屋敷であった。
古い建物に関わらず、余り生活感がしないのは、
つい最近、手に入れたものであるから。

山賊か海賊か強盗宜しく、
諸所の手続き済ませたがる警察を振り切り、
彼を肩に担いで戦利品めいて攫った先。

玄関潜って、足は一直線に自室へ向かう。
屋敷自体は差して広くは無いが、中庭も抱えており、
彼に宛がわれていた個人部屋と比べれば雲泥の差。

しかし、手入れをする召使はまだ揃えておらず、
男の不精の片鱗覗かせ、薄い埃が積もる場所も。]

(77) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

[因みに雑草繁る中庭には、桜の苗木を数日前に埋めたが、
園芸などと言う趣味を持たぬ男の所為で、やや傾いている。

土いじりの才能は無い。
だが、根を下ろしてやりたかった。

今度は此処から、何処にも行けなくなるように。]

(-269) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…さて。
 うんと寂しい想いでもさしてやるんだったか。
 しかし、その前にお前さんにゃ、褒美をやらねぇとならんな。

[寝る部屋、と主張するが如く、広い寝台を収めた自室。
己の上背を納めても余る広大なシーツの海へ、
軽い彼をぽすんと放り、早速と言った調子で声を掛けた。]

 ……良く来た。櫻子。
 もう、花籠へやる心算はねぇが、閉じ込める気もねぇ。
 お前さんは何処へでも好きな場所へいける。
 だが、帰る場所は此処にしろ。此処以外は許しゃしねぇ。

 俺は強欲だが分別はある男だ。
 俺のものは俺のもの、余所のものは余所のもの。

(78) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[堅苦しく喉を詰めるネクタイのノットに指を掛け、
布擦れの音を聞かせながら、傍に捨てた。
シーツの海に溺れる彼をサルベージする振りをして、
そっと寝台に片手を突き、顔貌を覗きこむ。]

 そして、お前さんは俺のものになった。

 呼べや、櫻子。ベッドで呼ばせたことはねぇ名だ。
 お前さんにこの先の分も、全てくれてやる。

[彼へと己の名を強請り、低く笑気を零しながら。
機嫌良さ気な身は、先ずは頬へと、淡くキスを捺して見せた。*]

(79) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
ただいま戻りました!ただいま!
ニコラスさんも快癒したようで何より!良かった!

(-270) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

>>-262
これにデレデレして仕方がないですな。
でれでれ。さて、そしてまた潜水!

しかし、なんだか皆さん体調悪そう…?
台風きてるから気圧かも?
明日は秋晴れらしいから、ゆっくり休んでくださいませませ。

(-271) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター

― 未来の話 ―

[冬も終わりに近づくある晴れた日、
鳥篭へと一通のファンレターが届く。
出版社経由ではないそれは、
シーリングに異国の文様を刻む異質なもの。

封を切れば、癖の強い文字が躍り、
彼の捕われた籠の中へ、何処か懐かしい香りを拡げた。]

(=0) momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター

Cher Belle ―――

 突然の手紙をお赦しください。
 貴方の著書を読み、筆を取らずにはいられませんでした。

 貴方の書かれた物語は大変美しく、我が国でも老若男女がこぞって貴方の世界に恋をしています。不幸の末に結ばれる結末は万民の心に訴えるものがあったのでしょう。

 けれど、私は貴書を拝読し、胸を高鳴らせる少女等とは別の思いを抱きました。
 貴方にとっては取るに足らないものかと思いますが、何卒このまま読み進めてください。

 風の噂で、この物語の結末は最初悲劇だったと聞きました。
 悲劇を変えた筆はなにを想い、結末を足したのでしょうか。
 幸福と言うのは私のような若輩者が語るものではありませんが、酷く多面的なものだと思っています。幸福な結末を迎えた物語の主人公は貴方から見て、幸せでしたか?

(=1) momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター

 私は貴方を知った気でいましたが、まだまだ足りないようです。
 興味と言っても差し支えないこの感情は、いずれ貴方の傍に寄るでしょう。
 貴方の一筆には才気が宿るのは周知の事実。
 ですが、貴方を満たすには長い時間が掛かるのだと思います。

 いずれ訪れる歪んで、何処か歪な幸いこそが、貴方の求めるものではないかと、そんな風に考えるのです。
 続刊を楽しみにしています。次は貴方の悲劇を、―――貴方から見えた結末を教えてください。



 ―――…そうそう、来週、櫻を連れて観光に邪魔をします。
 貴方の見つけた美しいものと、あまいショコラを用意してくだされば幸いです。



 ………また、貴方を識りに参ります。


――― Votre grand fan .... Amitié **

(=2) momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/* 書いちゃったファンレター。

>>-272
おかえりなさいませ!お疲れ様です!
今日も一日、櫻子ちゃんかわいいbotとして生きました!
本当に噛めば噛むほど尊くて、心が鷲捕まれます。
罪作りな花ですよなぁ、はぁ。

(-273) momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃


【独】 墓荒らし ヘクター

/* はなよめは一人で手一杯だっ!

寧ろ、新婚旅行感覚な気がするのだが、違うのか!?

(-275) momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
ちと想像したが、ニコラスの新刊取り寄せるたびに、
べしべしされるの役得じゃねぇか!?
絶対なんだかんだ云いながら櫻子も読むぜ。

>>-276
なんだそのかわいい顔文字はぁっ!!(もすもすもす)

(-277) momoten 2014/09/25(Thu) 23時頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/* ぐぅかわ。なんだこのかわいいいきもの。

本当に可愛い過ぎて目頭熱くなる。
花籠で慣れてるはずなのにこの反応ですよ!
反則じゃないですか!(ごろごろごろごろ)

(-281) momoten 2014/09/25(Thu) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼が掌から零れ落としてしまった沢山のもの。
幼心や好奇心は、これから己の庭で育てられる。
彼は自身を捻くれていると思っているが、到底同意できない。]

 お前さんだけの家じゃねぇよ。
 主人は俺さね、掃除や炊事でもしてりゃ暇も潰せるだろう。
 
 そうして、俺を待ちゃあ良い。
 もう、俺は蝶でも蛾でもねぇ。
 ―――…ちゃんと帰ってきてやるからよ。

[本当は、彼が家に明りを灯していてくれたなら、
それ以上望むことは何も無かったけれど、
愚直に告げるほど己は素直に出来てない。

今か今かと、必ず帰る己を、彼が待っていてくれるなら、
それで良い等、誰に注いだ毒より確実に己を侵す。]

(86) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 仕事は終わった。
 もう数刻経ちゃ陽も落ちる。
 
 夜まで待て? 冗談じゃねぇよ、何夜越えたと思ってんだ。

[低く笑った男が、何処から夜を数え始めたのか彼は知らない。
櫻が花弁を散らし、人に変わるまで、もう散々待った。

鼻先を頬に摺り寄せ、距離を詰め、空の右手が首筋に触れる。
武骨な感触を肌理に添わせ、衣の袷に指を掛けた。]

 眼ぇ、見ろよ。
 もう、隠し事なんざさせやしねぇ。

[言葉尻に足すのは、眦に捺したリップノイズ。
物慣れぬ生娘のような彼に興は挫けず、寧ろ笑みが深まった。]

 恥らえよ、特別だ。
 抵抗して良いぜ、お前さんを金で買わない初めての男だ。

(88) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[差し出した舌で頬を嬲り、足を左右に開かせるよう膝を進めた。

強引ではあるが決して無理強いでない所作は、
今まで彼に見せてきたような、花にする手順ではなかった。
僅か和装を乱せば五指は平たい胸を這い、鼓動を手繰る。]

 ―――…櫻子、

[元より低い声が、彼の傍で空気を揺らす。
ゆっくりと摘み上げた乳嘴を柔らかく親指の腹で擦り、
硬い皮膚の感触が、心音を引き上げるように懐いた。]

 ………愛いやつよな。

[毒でも蜜でもなく、真情からこんな言葉を吐き出すような男だと、自分でも知らなかった。*]

(89) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
朧の大事なところに挟まったー!
だが、ファンレター届いたー!

そして丁助がガンガン色っぽくなるー!

どうやら、此処は楽園だったようだ。

(-286) momoten 2014/09/26(Fri) 00時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
>>-282
読んでる所に邪魔しに行きたい。
膝に乗せてみたり、口元でチョコふらふらさせたりしたい。
読み終えてにぱーってなってる頬をむにーっとしたいし、
くっ付いてきたら、書類仕事始めたい(歪んでおる)

(-287) momoten 2014/09/26(Fri) 00時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
花主様のイケメン振りになぜか回線一回切れるという不具合。
機械さえ惑わすうつくしさよ…。

大事なところ無意識だった。
こうして、へく太のおっさんぶりに中身まで浸食されてゆくのか…っ!

(-293) momoten 2014/09/26(Fri) 00時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
みんな続々と上がってきている中、寝なくてはならない悲しみ。
明日は絶対に残業などしない!
櫻子の大事なところに挟まりにゆく!

うぉぉん、お喋りしたいのに…!
おやすみーおやすみー!

[櫻子抱き枕を探してわさわさしながら**]

(-294) momoten 2014/09/26(Fri) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[己の一言に頬を桜色に染める様は中々如何して。
あんなに可愛げなく、凛と咲いていた花の癖。

触れるたび、語りかけるたび、彼が隠していた内側を理解する。

ついつい笑みを噛み殺し、胸を擽る快諾に吐息が弾む。
淡い体温が彼の肌に染み、唇で追いかけ接吻を降らせた。]

 しかし、お前さんは案外、強情で寂しがりじゃあないかい。
 牆壁を立てて、花籠に篭城して、顔を見せれば逃げちまう。
 そんな男から寂寥を溶かせ?

 ―――…生涯の大業になりそうだ。

[面倒くさそうな口振りを作って見せるが、
彼の素直に引き摺られ、形ばかりも煩わしさを醸せない。]

(112) momoten 2014/09/26(Fri) 20時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼が身じろぐ度に黒髪が揺れ、夜を模して拡がり行く。
夜に融けてしまいそうな櫻を捕らえ、首筋に顔を埋めた。
顎の付け根を強く吸い上げ、散らす花弁。
血脈を辿り、露わになる鎖骨に浅く歯を立て、甘く紙散らす。]

 抵抗しないのかい?
 ……なら、美食を邪魔されねぇってことか。

 ―――…甘ぇな、お前さんは。

[彼の性格か、彼の味か。
詰る声すら糖度が絡み、喉が焼ける心地。
だが、悪くない。いや、癖になりそうだ。

じりじりと指の腹で尖りを潰し、凝った末端を愛撫。
時折、惨く引っ張り、直ぐに爪先で掻いて慰める。
じわりと膝の皿で彼の股間を押し上げれば、高い声を聞いた。]

(113) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[そうして、双眸を細め、匂い立つ色香に瞳の奥が焦げていく。]

 ……お前さんに眩むとは、俺も随分末期よな。

[花としての色では無いと知りつつも、
首裏に欲が這いまわる心地を往なせず、慣れない。
己はいつもその前に奪って、身の充足を得ていた。

けれど、此度ばかりはそうもいかない。

臆病で、意地っ張りで、何かと喧しい―――、
可愛い櫻が愛着を求めているのだ。

否など、どの口が唱えられようか。
花落ちるより、花に落ちるとは、真に度し難い。] 

(114) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[指先を胸より退かせ、脇を滑らせ、腰に至る。
彼の強請る声色にずくりと疼く下肢を抑え、
白く長い両の足を開かせ、下着を容易く払った。

同時に彼の腰を持ち上げるよう手繰り、和装の下衣がはらりと捲くれ、彼の屹立が視界の内。
更に覗かせた舌先が彼の菊座の内へと侵攻。

傲岸で悪辣なはずの男は、彼の身体を労わり、熱い軟体で窄まりに触れ。ぴちゃりと鳴る水音は酷く生々しく。
手ずから準備などしたことの無い男は丁寧に、丹念に、体液を彼の縁へ注いで、また滑らかに掘削。
彼の呼吸の合間を狙い、秘所が拓く度に浅い内壁を舌が巡る。]

 ―――…熱ぃ、挿れたら融けちまいそうだな。
 お前さんの中に、全部。

[更に身を引き寄せ、彼の背中へ己の滾る熱を押し付けた。
彼の内を犯したがる欲は着衣越しに脈を刻み、
それでも、果てない熱を堪え、彼を慈しみ愛でる。

花を扱うより柔らかな手順。
彼は、恐らく今後、二度は逢わない、そういった特別な人。*]

(115) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
櫻子ちゃん可愛すぎて、レス中何度か死に掛けた。
可愛すぎてもう如何したらいいんだ、こいつ。こいつ…!

そして、藤朧が可愛かった。
ドラマチックで見ごたえあるわぁ。

(-326) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
>>-324
すげく楽しみ!
花主様と丁助の形も色っぽくて余韻が良い。


>>-325
そうだ!バッドエンドだ!
どうしよう、櫻子の見てから書きたい欲も。うぅむ。
[帰宅のぎゅむぎゅむしつつ]

(-327) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/* 花主様はエロいと言うよりエロス。

ただいま、ただいま。云い忘れておった!

(-330) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
こんな愛い櫻子に滾らねぇ訳ねぇ!
もう、めろんめろんよ!(握り拳)

(-332) momoten 2014/09/26(Fri) 20時半頃

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