23 きらきら夕日と、なかまたち
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[源蔵の事を手を振って見送って。それから2人の方を振り返ると]
うん、そうだねえ。 早く、小鈴ちゃんにも見せてあげたいし。
(8) 2010/07/30(Fri) 07時頃
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[荷物を前と後ろに背負って、とぼとぼと、公民館へと歩く]
ゆりちゃん……たっちゃん……。 大丈夫、だよね。
みんな、みんな。大丈夫だよね。
[じんわりと滲む涙を見られたくなくて、 ぐしっと。 乱暴に拭った]
(+11) 2010/07/30(Fri) 09時半頃
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うお。
[何時もよりは力弱い、その腕が自分に回されるのを、半ば驚きつつ]
……な、なんだよ、暑さでバテでもしたか? もう、大丈夫だかんな。
[ぎゅっとしてくる少女の背中を、ぽんぽんと撫でる]
(+12) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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[幾許か――嗚咽が少し収まる頃。 タオルをゆりの首に、軽く巻き。 帽子を頭にぽすっと載せ、顔を覗き込む]
うごけるか? 地蔵さんまで、何とか頑張れば、後は自転車乗せてやっから。
(+13) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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[同い年の幼馴染。自分より少し背の高い少女を、おぶったり、抱き上げたり。 出来ればかっこいいのだろうけど、それは今の自分には出来なくて]
……ブルーみたいに、なんでも出来りゃァ、いいんだけどよ。
[ 絶対に背ェ追い抜かしてやるんだかんな。 なんて、今の状況にそぐわない事を思いながら、手を差し出した]
(+14) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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/* 辰次は、ゆりの異変に気がついてるのかな?
辰次「勢ねーちゃんが調子悪い時に似てる」
微妙!w
(-6) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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/* しかも、あれでこれな時に、動けとか、ちょー鬼畜。 仕方ないじゃん、男の子だもん。わかんないよ。
\(^o^)/
(-7) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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…ん。
[差し出された手を握ったら、そこから力が流れて来る気がした。痛みはまだ強かったけれど。何とか立ち上がる。
と。自分の状態に気づいて]
あんまり、こっち、見ないで、ね…?
[羞恥に顔が染まった]
(+15) 2010/07/30(Fri) 11時頃
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助けにきて、くれたじゃない。ヒーローみたいに。
わたしは、イエローだから、助ける側なのに、ね。 情けないなぁ…。
[弱々しく笑って、前を行く少し下にある頭に、こてん、と額つけ]
ありがとう…。
(+16) 2010/07/30(Fri) 11時頃
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[宝の地図をもう一度確認して、小鈴と夕顔を見渡す。 一点の方向を指差すと、そこには高い木々によって空が遮られ天然のトンネルになっている道が続いている]
…片付けはできたかな? あっちの道、あるでしょ?あれをまっすぐ登るんだ。 風が吹くと涼しいの。
(9) 2010/07/30(Fri) 12時半頃
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[地図をしまうと、左手で夕顔の手を、右手で小鈴の手を優しく握って]
離れないように、手も握って…ね? じゃあ、行こう。 ……『みんな』で。
[自分たちだけでなく。 勝丸も、辰次も、ゆりも、源蔵も。 ここにいないみんなの分も、という意味を込めて。
トランシーバーで連絡は取れなくなったけど、みんな最後にはちゃんと揃って待っててくれるといいなあと思いながら]
(10) 2010/07/30(Fri) 13時頃
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子守り 日向は、夕顔と小鈴のペースに合わせて歩き出す。
2010/07/30(Fri) 13時頃
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[とぼとぼと公民館まで来れば、 そこにはまだ勝丸の姿があるだろうか。
二人分の荷物を玄関脇に置いて、ぐしっと涙を拭いながら中へと入る]
(+17) 2010/07/30(Fri) 15時半頃
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たっちゃん……無事にゆりちゃん見つけられたかな? 何もなければいいけど。
[森へ入っていく辰次の背中を思い出しながら、 ぽつりとそう呟いて。
ふと、外を見れば。 いつしか、お日様は。西へと傾きかけていた]
小鈴ちゃんたち、ちゃんと”たからもの”見れると良いな。
(+18) 2010/07/30(Fri) 15時半頃
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[幾分赤みを帯びてきたお日様に眸を細めて呟いた後、 ふと気付いた様に]
あ、みんなを迎えに行くのに、 雷門おじさんに車を出して貰わなきゃ!
[子供の足で歩いて行けば夕暮れまでかかる百年杉も、 雷門おじさんの車で上がればほんの数十分で登れるから]
(+19) 2010/07/30(Fri) 15時半頃
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かっちゃん、僕、雷門おじさんの所に行って来るよ!
[勝丸が公民館にいるならそう告げて、 まるで放たれた矢のように飛び出していった。**]
(+20) 2010/07/30(Fri) 15時半頃
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わ、木のトンネルだっ!
[トンネルと言われれば、山にあるトンネルか、 砂山に掘ったトンネルくらいで 天然のトンネルに目を輝かせた]
うん! みんないっしょに夕焼け見るんだっ!
[日向の意図を知ってか知らずか 笑顔でそう答える 優しく握られた手を、そっと握り返した]
(11) 2010/07/30(Fri) 16時半頃
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[途中何度も休憩を繰り返し、いつもの倍以上をかけて森を抜ける。遅いペースに、苛立っているかもしれないのに、辰次には文句一つ言われなかった。
漸く辿り着いた地蔵の前、自転車の後ろに座って背中にしがみ付く。ちょっと逞しく思えるのは、いつもわたしが的にしているせいかしら、と若干おかしな事を考えながら、落ちないようにぎゅうっとした]
先に…わたしの家まで、送ってもらえる? 着替えたいの…。
[波のように訪れる痛みは少し軽くなっていたけれど、このままの恰好で公民館へは行けない]
(+21) 2010/07/30(Fri) 17時頃
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おう、ゆりン家な。 じゃあ冷えた麦茶くれ!氷入ってるヤツ。
[なるだけデコボコしてない道を選びつつ、カーブを遅めに曲がって、ゆりの家の方向へ走る。 ツクツクボーシの鳴き声が、そろそろ日が落ちるのを知らせる]
そろそろ夕日だな。百年杉までの道を間違える……って事ァないか。
[細い声のゆりとは反対に、なるだけ何時ものように明るい声で話しかけながら。 しゃこしゃこと自転車を漕ぐ。
村の住宅街が近くなってくれば、源蔵の乗った車とすれ違うだろう]
(+22) 2010/07/30(Fri) 18時頃
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分かったわ。
…ごめんなさいね、お腹すいてるでしょう? 公民館に行けばお弁当の残りがあるから、わたしを送ったら、行ってもいいのよ?
[少し温度の下がった風が肌を撫ぜる。置いてきた子たちを思いながら、せめて辰次はみんなと一緒にいてほしい、と]
(+23) 2010/07/30(Fri) 18時半頃
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[麦茶のお茶請けは、牛乳寒天にしよう。傷むかもしれない、と、お弁当には入れられなかったから]
小鈴、きっとあの景色、喜んでくれるわよね…。
[自分は見られなかったけれど。 きっと残った子たちが立派に案内をしてくれるだろう。 帰ってきたら、謝らなくちゃ。 そして、良くやったと、いっぱい頭を撫でてあげようと思った]
(+24) 2010/07/30(Fri) 18時半頃
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ゆりの行動で、辰次が迷惑がってないかしら、と少し心配。 辰次が日向狙いとかだったら、とても申し訳ないわ…。
ゆりにとってはこれが初恋になるのかしら。 弱っている時に助けてくれる相手って、特に普段強い女の子にとってはポイント高いような。
(-8) 2010/07/30(Fri) 19時半頃
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あの夕日を嫌いなやつァ居ないだろ。 小鈴だって気にいるに決まってんじゃん!?
[初めて見た夕日を思いだしながら、自信を持って、言う。
そして、軽く音を立てて自転車が止まる]
着いたぞ。むーぎちゃ!むーぎちゃ! あっちいから、何杯でも貰って待ってるからな。
[ゆりが降りるのを確認してから、無駄に胸を張った]
(+25) 2010/07/30(Fri) 19時半頃
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[くすりと笑みを溢して家に招き入れる。グラスにたっぷり氷を入れ、冷蔵庫から取り出した麦茶を注ぐ。 お盆にグラスとポット、牛乳寒天を置いて運ぶと、奧に引っ込んだ]
…待ってて、くれるのね…。
(+26) 2010/07/30(Fri) 20時頃
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[奧の部屋では、弟たちがテイコクジャーを見ていた。やはりイエローは男で、更に言えば、少々太めであった]
………。
[何も言わずに母の仕事部屋へ。事情を告げると、驚く程優しい対応をしてくれる。お赤飯炊けなくてごめんね、と言う母に]
別にいいわ。 夕飯は、昨日のカレーがあるもの。 あ、シャワー浴びたら、また出かけてくるから。
[青白い顔で微笑んだ]
(+27) 2010/07/30(Fri) 20時頃
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イエローだけにカレー。 という灰ツッコミを期待。
(-9) 2010/07/30(Fri) 20時頃
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[腰を温めなさい、と言われてお風呂に入る事にした。 湯船に浸かってぼうっとしながら]
どうして辰次はあそこに来てくれたのかしら…?
[自分が無意識に助けを求めたのには気づいていない]
(+28) 2010/07/30(Fri) 20時半頃
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[紺色のノースリーブワンピースに着替え、辰次が待つ部屋へ]
…お待たせ。
(+29) 2010/07/30(Fri) 20時半頃
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[長い天然のトンネルを抜ければ、そこはもう百年杉 道中、木の根っこに躓きそうになったりもしたが、 無事に到着できた]
わ……すっごぉい……
[村が一望できる、子供たちのとっておきの場所
夏の田んぼの緑 吹き抜ける風
みんな見えないかな、なんて思いながら村を覗き込む]
もうちょっとだよね!
[夕暮れまで、後少し]
(12) 2010/07/30(Fri) 21時頃
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(みんなもいっしょだったらもっとよかったのに)
[それでも居ないものは仕方ない 沢山のお土産話を持って帰ろう そう思いながら、夕日を待つ]
(*0) 2010/07/30(Fri) 21時頃
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お邪魔しまァ。
[ゆりに促されるようにあがって、声をあげれば、奥からわぁっとゆりの弟たちが]
ん?テイコクジャー見てたのか。何、…イエローが偽者?ブルーが活躍?うっわァ、見たかったなソレ。 おう、俺もテイコクジャーは好きだぞ、かっけーよな!
[一人を膝に乗せて、貰った麦茶と牛乳寒を口にしながら、ダラダラと。 牛乳寒を欲しがる弟らに、スプーンで一口ずつあげたり。 人の家とは思えないくつろぎっぷり]
(+30) 2010/07/30(Fri) 21時頃
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