218 The wonderful world
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― 1◯1◯前 ―
[猛スピードでぶつかる鉄の塊にも負けぬガラスがあるなど、誰が想像しようか。 ――少なくとも、男の知っている世界では、ただアクセルとブレーキを踏み間違えた車だって、ガラスを突き破り店内に乗り上げていたはずなのだけれど。
いよいよガラスが目前へと迫り、ぶつかる間際、男はぐっと目を閉じた。 こういう時は、車体にしがみつくのと、大人しく投げ出されてしまうのと、どちらが良策なのだったかな。
咄嗟にそんな都合良く思い出せるはずもなく、反射のままに、歯を食いしばり、身を固く縮こまらせた。 が、]
(169) 2015/03/16(Mon) 01時半頃
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[ ――ガン、 と、脳髄を揺さぶるような衝撃の前では、 即興の覚悟など、大した意味を持たず。
身体が投げ出される感覚。
薄っすらと開けた瞼の隙間、何事も無かったかのように買い物を続けるヒトビトと、鋼鉄の壁のようにそびえ立つ、きらびやかなショー・ウィンドウを見た。
果たして今、自分がどこにいるのか。視界に入るのは空の断片と自らの四肢ばかりで、右も左も上下も分からず、 ただ、骨ばって、筋ばかりが浮いただけの手の甲に覚えた安堵と、自重に任せて落下する感覚。
さっきの鴉じゃあるまいし、と笑ってしまいたくなるくらいの時間は、不思議とあって、
最後に、2(1.頭2.左腕3.右足)を強かに打ち付けた事と、 直前、空に伸ばした右手が、自らの背にしがみついていた華奢な腕を、辛うじて掴んだ、それを最後に、 ――暗転。]
(170) 2015/03/16(Mon) 01時半頃
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