198 かるらさんのうなじ争奪村
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……今っ、返してよ。
その事実さえあれば、もう、本――なんて。
(+43) 2014/10/12(Sun) 01時半頃
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あの子は! 大事な方の花を欲しがった!
だから、君は赤い恋心を――渡した。 君の一番は……僕じゃ、ない。僕への、心残りじゃあない。
だから、僕との事なんて――― そんなやったことなんて、忘れて…… 君は、君の幸せを―――…
[掴めば、良いんだ。 この場から離れようとする背に言葉を向けるのは、焦りのせいでもある。]
(+45) 2014/10/12(Sun) 01時半頃
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僕は―――…忘れて、しまうのに。
君を遠ざける僕に、……戻るのに。
[1人残された部屋で、真実を呟く。]
(+46) 2014/10/12(Sun) 01時半頃
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[ボゥ――――――…
汽笛が鳴る。 忘れてなんて、言わなければ良かったのか。
早く本を受け取って、終わりにすれば良かったのか。 卓上に肘を置く。組んだ指の上に額を乗せて、強く目を瞑った。]
………友。とも、話を 聞いて。
[意を決して立ち上がる。]
(+47) 2014/10/12(Sun) 02時頃
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……?
[その身がぐらりと揺れた。 椅子に寄りかかって身を支える。
ぐらり。揺れているのはシャンデリアも同じ。 ぱちと火花が散り、一瞬で部屋は真暗になった。]
い!!!
[急な停電。灯りは全て消えた。 祭りの時のように、周囲を照らすものは何もない。
そぅ、何もない、闇のなか。]
(+48) 2014/10/12(Sun) 02時頃
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[波に船体が揺れる。 揺れて、曽井は支えを無くして床に転がった。]
うっ あ
[額に浮かぶ冷や汗。 焼き付いて離れないのは15年前に見た――…。
此処は夢の中だからか。 本の中から呻き声まで聴こえてくるかのように。]
(+49) 2014/10/12(Sun) 02時頃
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[夏祭りの会場では、鬼灯のあかりがあった。 お化けであっても、愛嬌のある姿ばかりで気持ち悪くはなかった。
けれど。]
………っ
[胸に膝を寄せて小さくなる。 両耳を塞いで、何も聴こえない、何も。
怖くて怖くて、助けて――…。]
(+50) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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/* 忘れる=無くすではない。
忘れることも良いことだ。
うむ。
(-44) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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[深呼吸を繰り返す。
大丈夫。今回だって、大丈夫……。 いつもそうやって、収めてきたじゃないか。]
…………、………は、ぁ…。
[鼻筋を通り、落ちる汗の粒。
現実世界ではない夢の中、復旧するのは暫く後の、こと。*]
(+51) 2014/10/12(Sun) 09時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 09時半頃
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[そう、ここは夢の中。 だから、何に怯えて何から耳を塞ごうとしているのか、友にも分かるだろう。
下足室で見たのは、僅かの時間。僅かの1ページ。 けれど、その1ページが、1シーンが現実感を伴い、苛む。 聴こえるのは何の音だろう。 罪人の悲鳴か、懇願か、それとも――…]
(+54) 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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……っ
[耳を塞いで居ても、名前を呼ぶ声だけは鮮明で。>>+53
だからこそ首を振る。唇を噛む。 早く――悪夢が過ぎ去るのを、待つ。]
(+55) 2014/10/12(Sun) 11時頃
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/* 大人用のを、なんかこれスゲー!と、ばか笑いしてる小学生の図を想定してたよ!
そうか、扉は開かない、か……。
(-55) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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/* 好きな奴だったから、からかった。 →え、それって、どんな、好き、なの? 友達、的な? でも、友達扱いでもなんでもなかったよね? 他にも下僕扱いしてる子も居たし……。 →可愛さ的な好意とは知らないから、戸惑う。
赤い花を渡した。好きになるなんて――… →僕以外の、その好きな子が大事なら、そっちをもっと大事にして、優先させれば良いのに。 →多分ここに、僕のことなんて…というのがあると思う。
忘れない。それで、その後は? 友達としてやり直したい?→そうしたいなら、それで良いよ。 悪かったって、ずっと思ったままなら、後悔なら、忘れるではなくて、捨てれば良い。
多分、「僕は、友にとってどんな存在になってるの?」って所が、鍵なんじゃないかな……。
(-56) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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[耳から下ろして両肩を抱く。 声はするのに、遠いまま。>>+56
助けて――…。そんなこと、言えない。
大丈夫だと、言って欲しい? ―――分からない。望めない。
あやすように触れて欲しい? ――分からない。望めない。]
(+57) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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………っ
[いつもの通り、やり過ごすだけ。 急な明かりの眩しさに両目を瞑り、憔悴で床に倒れ込んだ。
友が居るなら、また此方に来るなら……と、椅子に伸ばした手はそのままに。**]
(+58) 2014/10/12(Sun) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 13時頃
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/* さて、基本に戻って、1対1するぞー!
(-60) 2014/10/12(Sun) 18時頃
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―――っ
[伸ばした手は、座面を掴んだ。 肘を乗せて体を支える。
ニコ。
名を呼ぶ声が、した気がして。]
……………何だい、友。
(+59) 2014/10/12(Sun) 18時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 18時半頃
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/* は、居るけど、みそちゃさんは食事の支度とかだった。
買い物いくか。
(-61) 2014/10/12(Sun) 18時半頃
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/* 赤い花、どうしようかなぁ。 手放せば、恋心を忘れられる。
友にあげても、彼の恋心の代わりにはならない。
(-62) 2014/10/12(Sun) 19時頃
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[扉の向こう、返る声。>>+60 しっかりしなくては。
額に張り付いた前髪を払う。]
あぁ、大丈夫……。怪我とか、ないし。 友は無事、かい?
(+61) 2014/10/12(Sun) 20時頃
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/* 色気!!? 病気で呻いてる系のだよ、きっと!
(-68) 2014/10/12(Sun) 20時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 20時半頃
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[さっきは背を向けていた。 けれど今は正面から歩いてくる。
見上げて居られなくて、俯きがちに友の足元を見ていた。]
……とも?
やっぱり、脚、怪我とか……
[視線が、合う。合ってしまった。 抱き寄せられて、嘘をついた居心地の悪さを感じる。]
(+63) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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[知られてしまったことに、顔を覆う。]
……そう、だよ。大人になればなる程、そういうのを知れば知る程、酷くなっていった……。
これでも、落ち着いてきた方、だよ。
[拷問椅子に座るのが曽井ではないから。]
………意味は、あるよ。 友にごめんって、言って貰えたから……。
好きな方だったって、聞けた、から。
[浮かぶ苦味を押さえようと、笑う。]
(+64) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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……とな、り。
[友の隣には、親しい誰かが居た。 曽井の立つのは、前か、正面か。]
……いい、の?
[そんな近い場所で。 恐る恐る見上げて、肩から力を抜く。 傍にある肩に頬を寄せた。]
………そう、残念。友のクラリネットの音は、好きだったのに。
(+66) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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………………
[肩を強張らせる。 なんて答えれば友を傷付けないか、言葉を選ぶ間に黙りこむ。>>+65]
たまに、 ………だ、よ。
(+67) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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許可とか、そういうところ、友は煩かったじゃないか……。
[昔の話。]
……口説くつもりなんてないんだから、そんな冗談言わないの。
[何だかむかっときたので、軽口に膝を叩いたが、図星をつかれて口ごもる。]
………な、に? 忘れないから、気になるよ。
[手を出すのは誰に? 呆けて瞬き、馬鹿と漏らす。]
(+69) 2014/10/12(Sun) 21時頃
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……待っ
[雲行きが怪しい。 離れようとして友の肩を押した。]
おかしいでしょう、どうしてそれで僕の気が晴れるっていうの?
ば………馬鹿、だよ。大馬鹿っ 手を出してくれって言われたら、君は誰にだって……その、抱いた……り、する、 の
[想像しかけて首まで赤くなった。]
(+71) 2014/10/12(Sun) 21時半頃
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/* どんな自信だっ! 当初は、友に下僕扱いの延長で身包み剥がされたり云々ってのは、あったけどな!!
(-72) 2014/10/12(Sun) 21時半頃
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さっきから忘れる忘れるって――… 友は、忘れることにしてくれた、わけ?
[それとも、それとも。気付いてしまった、とか?]
……僕がして欲しいとか、そういうことじゃなくて、友!
[想像したことのあれそれを放り置き、友の服を掴み上げる。変なことを考え出したと焦り、ぐっと引き寄せた。]
(+73) 2014/10/12(Sun) 21時半頃
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な、
[絶句。無理だって?
頭突きの目論みは果たされず、後頭部に回された腕になすすべもなく、唇が触れた。
キスを、した。]
………っ、なに
僕は ……僕は、違うでしょ? よく、見て。
(+75) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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