218 The wonderful world
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[全てのノイズを倒せたならここに用は無いだろう。 死神の女の子も身を引いた今、彼女がどうなろうと私たちには関係がないのだし。]
この黒いノイズってやつ、今までと違うね。 こっちが触れないのに襲ってきてる。
……ミッションクリアを急いだほうがいいかもしれない。
[ゆっくり行こうと提案した手前、申し訳ないが。 のんびりしていればまた次の敵が襲ってくるかもしれない。 ならば先へ進もうと、幼馴染を促した。]
(158) 2015/03/16(Mon) 00時頃
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/* えーと、南方竜宮ペアはイクリプス666からだから。 反対方向か。合流はしないな。
(-39) 2015/03/16(Mon) 00時半頃
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/* 南方竜宮ペア、超ポイントゲッターや
まかせっきりでほんともうすまぬ すまぬ
(-40) 2015/03/16(Mon) 01時頃
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/* これであと1ペア分の落ち枠、どこになるかだよなあ……。
(-41) 2015/03/16(Mon) 01時頃
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/* 2:00なっちゃった。 相方、寝落ちかなあ。
(-43) 2015/03/16(Mon) 02時頃
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/* お着替えイベントしてみたいんだよなあ( ネタとしてやってみたいだけでなく、回想も交えたい。
ただ、暗転するタイミングが遅くなったらまずいかね。 そこは都合よくいってもいいかな。
(-44) 2015/03/16(Mon) 02時頃
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[>>@57去り際に吐き捨てられた言葉は、微かに耳に届いていて。]
……おいしく? 食べる気かな。
[思い浮かぶのは、ヘンゼルとグレーテルの童話の中に登場する魔女のごときおぞましさ。 太らせて美味しくしてから食べようという、そんな目論見だろうか。 なんとも趣味の悪さを感じさせる。
――彼女が内心で何を思っているのかは、当然ながら分かるはずもなく。 誤解は深まるのであった。]
(179) 2015/03/16(Mon) 02時半頃
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― モルコ → グランドカメラ前 ―
[それから、幼馴染と一緒に目的地へと向かう。 疲労に気を配りながらの移動なので、急ぎはしない。 今回は他の参加者に先を越されても仕方ないとばかりに。
その道中、グランドカメラ前あたり――1○1○までもう少しといったところで、 黒いクマ型ノイズ3体と遭遇、戦闘になった。
クマは1日目に倒している相手。 だが、漆黒の色を纏ったそのノイズは、あの時の強さとは別格である。
1へ多少の掠り傷を負うも、遠距離攻撃をしてこない相手への対処は容易だ。 仮に襲い掛かってきても、テルがその巨体から守ってくれただろう。
そして黒い糸を数本操り、その巨体を細切れにして撃破する。
1.肩 2.足]
(183) 2015/03/16(Mon) 02時半頃
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[クマの鋭い爪が掠り、肩を覆う生地が露出する。 小さな痛みにそこを庇う。
――その時、どこからともなく聞こえてきた爆発音。>>181
周囲を見回すも、音の主は見当たらない。 それもそのはず。戦場は、グランドカメラの4階。 頭上だった。
それに気付き上を見上げた時――何かが見えただろうか。
爆発に胸騒ぎを覚えるも、そこは目的地ではない。 少しの間様子を伺うが、何も起こらなければ1○1○へと向かっただろう。
その爆発音は、とある参加者が命を燃やした音だとは知ることもなく。]
(187) 2015/03/16(Mon) 02時半頃
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/* せっかく近くを通るので拾おう。
(-46) 2015/03/16(Mon) 03時頃
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[――ぱら、ぱら、と。
去り行く瞬間に、天から降り出す、雨の雫。]
……雨?
[掌を開いてそれを受け止め、空を見上げる。 いいや、モノクロの空は雨など降らしてはいなかった。]
気のせい?
[雨でもないのに、天から落ちてくるその雫は。何を意味しているのだろう。
――私は知る由も無い。 >>181グランドカメラの上階にて、水球が爆発し、飛散した名残を。
まるで雨のように、涙のように。 ヒラサカの地に降り注ぐ、それを。]
(192) 2015/03/16(Mon) 03時頃
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/* 薫くんのNGないのは確認してる。
思いつきの餞別だ、受け取ってくれ。
(-49) 2015/03/16(Mon) 03時頃
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― 1○1○ ―
[やがて1○1○に到着した頃には、掌のタイマーは消えていた。
現場に残るは、>>#4地に伏せる巨大な鳥のノイズ。 痙攣してはいるが、消滅してはいない。
何があったのかを把握するには、ビルの反対側――イクリプス666側を確認する必要がある。 偶然にも私たちが来たのは反対側のため、気絶している南方>>170と、竜宮を発見することはできなかっただろう。
ミッションは終了している。 だが、巨大なノイズが現場に残っているという事実に警戒し、黒い蝶を周囲に漂わせながら近付いていく。]
(193) 2015/03/16(Mon) 03時頃
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/* やっておいてあれだけど、建物損傷しないんだよね?
じゃあ壁や窓を突き破って水が降ってくるのはないよな( よく読もうぜ自分。
(-50) 2015/03/16(Mon) 03時半頃
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[カラスのノイズが動き出したりするならば、テルと2人で倒し、 もし逃げたり他の誰かがケリをつけようとしたならば、それを見送っただろう。 まあ、今大切なのはそこではないのだ。]
ミッションは終わってるみたい。 だったら、急がなきゃ。
[ミッションが終わったなら、いつ意識が奪われて次の日に進むか分からない。 それよりも先に、ここでやることがある。]
……服、買わないと。
[そう、「ハロウ・バニィ」で代えの服を購入する。 そのためにわざわざここまでやってきた。
ボロボロの服を抱えて街を疾走するのは今日だけにしたい。]
(194) 2015/03/16(Mon) 04時半頃
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[テルの様子も伺うことなく、急ぎ足で1○1○の「ハロウ・バニィ」店舗へと。 1階にあってすぐに辿り着けるのが救いだった。
店に踏み込んで中の様子を見やり――しかし、そのまま引き返してテルの元へ。]
ついてきて。
[そう言いながら強引に手を引き、22歳男子大学生をクラシカルロリータ服の専門店へと連れ込む。 混乱するだろう彼に向かって、店の中の服を何着か手に取り、見せる。]
これ、何色? ……こっちは?
[誰かに教えて貰わないと色が分からないのだから、不便なものだ。 店員に聞くという手もあったが、ゲームの参加者でない者に事情を話すのも面倒。 ならばテルに見てもらうしかないと考えた。]
(195) 2015/03/16(Mon) 04時半頃
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[一人では服選びもできないこの視界を嘆きながら、テルに協力をしてもらい、 たぶん、おそらく、今着ている服と同じようなボルドー色を選んだだろう。
すぐさま買って試着室を借り、カーテンを閉めて着替えを始める。
――モノクロの視界では、色なんて意味は無い。 ――ずっとこの世界に浸っていれば、余計なことを考えなくて済む。 ――私には、黒一色あればいい。
脳内で遠く響く思考。 頭を振り、目をこすってそれを追い出そうと試みる。 モノクロの毒がじわりじわりと侵食するのを、そろそろ自覚し始めていた。
色彩感覚を奪われた私は、私ではなくなる。 その恐怖に動揺したその時――
試着室の中で、意識が暗転した。*]
(196) 2015/03/16(Mon) 04時半頃
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― 回想・倉崎 凛音 3 ―
[>>89>>90家族を奪われてしまった幼馴染を、我が家に居候させるという話は、スムーズに決まった。 うちの家計は豊かだったし、テルは昔から家族ぐるみで仲良くしていたから。
痛ましい事件が終わってしばらくは、彼の胸中を慮る外無くて。 気の毒だとは思っていたが、そのことについて話題に出すことはしなかった。 傷跡には、かさぶたができるまで触れないのが一番だから。
彼のことが切っ掛けで。 私に及ぼされた影響が、ふたつ。
そのどちらも、自覚すらすることなく。]
(197) 2015/03/16(Mon) 05時頃
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[一つ目は、私の絵の変化だった。
“死”という題材は、デビュー前から興味を持っていた。 だが、その表現の形が徐々に変わってしまったのだ。
身近な人の死によって傷付いた幼馴染を、言葉ではない形で慰めてあげられたら。 私の絵によって、“死”は悲しいものではないと、少しでも感じてくれたなら。
……そんな動機によって、知らず知らずのうちに変化した画風。 世間の評価を受けられなくなっていったのは、そのためだったのかもしれない。
私や世間のために描いた絵ではなく、テルのために描いた絵になってしまったのだから。]
(198) 2015/03/16(Mon) 05時頃
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[二つ目は――
事件からしばらく時間が経ち、テルが気を取り直したように見えた頃。 彼が絵の練習をしている場に立ち会った。
横からキャンバスを覗き見て、その豊かな色彩に感心の息を漏らす。 彼の親が絵描きだったということもあり、センスはある。
何にせよ、彼が絵を描くことに夢中になれるのはいいことだ。]
いい絵だけど、細かい部分が荒いね。 もっと描き込む練習をしなきゃ。 時間をかけたほうがいいんだよ、こういうのは。
[彼を絵の世界に引き込むように、アドバイスを投げかけるようになった。 素直にはなれない性格だから、褒めるよりもダメ出しばかりになってしまっていたけど。]
(199) 2015/03/16(Mon) 05時頃
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そうだね、細かいところの練習には――ああ、そうだ。 ちょっと待ってて。
[ふと思いついて。 自室のクローゼットから引っ張り出してきた、お気に入りのロリータ服。 あまり普段から着るようなものではなかったが、デザインが好きだから買っていたものだった。
その服を着て、椅子に座り、絵を描くテルの前でポーズを取る。]
私がモデルになってあげるから、スケッチの練習ね。 複雑なフリルの構成とか、リボンの陰影とかも、細かいところまで蔑ろにせずに全部描くこと。 いい?
[リボンやフリルのついた、スケッチ練習のモデルには最適だと思ったこの服装。 まさかこんなところで役に立つとは思わなかったけど、楽しい時間だった。
この時を境に、彼の絵の練習のためという口実で。 ――「ハロウ・バニィ」のロリータ服が、私の普段着として馴染んでいったのだった。**]
(200) 2015/03/16(Mon) 05時頃
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/* この過去回想だけど、相方に許可は取ってません(きり
思いついちゃったんだもの、しょうがない。 しかしだいぶデレデレだなリンネさん。無意識にとはいえ。
(-51) 2015/03/16(Mon) 05時頃
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