30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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フィリップは、医務室に辿り着いたのはドナルドが先か、それともフィリップが先か。
2010/09/07(Tue) 21時頃
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―医務室― [入った医務室は夜の淫靡な乱交を知らない 翡翠にとっては何時もと変わらない光景で。 強い香がもしかしれば残っていたのかもしれず、 けれどもとうに麻痺してしまった身体にはわからない。
運悪く血がよく出る場所に当たってしまったらしい、 医務室に来るまでの間にも掌から血は滴って。 床に零すわけにもいかず、また赤い舌覗かせ舐め取り。
消毒薬はどこにあるのだろう。 掌を口許に引き寄せて、少し不自然な姿勢のまま 目的のものを探す。]
(381) 2010/09/07(Tue) 21時頃
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―医務室― [ドナルドの声が聴こえたのなら振り返って。 笑む翡翠は室内では普通の色にも映る。]
そう?じゃあ、お願い… あんま来ないからわかんなくってさ。
[近くの椅子に座って、ドナルドが包帯を捨てる姿には 不思議そうに首を傾げたけれども落ちた包帯なんて 手当てには使えないからその行動も特に気にせず]
ああ…ベネット、あの後手当てにきたんだ。 大丈夫そうだった?
[ドナルドの考えているベネットの姿と翡翠が思い描くベネットの姿。 そこに時間のずれがあることも気付かずに シャワー室の後は医務室に向かったのかと、勝手に解釈して。]
(387) 2010/09/07(Tue) 22時頃
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……ぃ、 …
[手当てが始まり、他人から上から押されると 自分で抑えるよりも痛くて掠れた声が零れる。 緩く眉を寄せて、棘の刺さった場所を見つめて]
…真似して潰してみてたんだ。 壊れたら…どうなるのかなって…。
――…綺麗、だったよ…
[あの時の血の色の硝子球を思い出すと、 手当てをされることが少し勿体無い気もして。 隻眼が此方を見つめていることに気付くと視線をあげて。 翡翠と隻眼がかち合うと、翡翠が、赤い口許が笑みを描く。]
……嫌い、なんだっけ…?……あか、 それとも、薔薇の方…?
(388) 2010/09/07(Tue) 22時頃
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…綺麗な色なのに。
[そう呟くのは硝子球の赤と青を思い浮かべて、 中庭の赤を思い浮かべて、 手の中に残る傷の赤を思い浮かべて、 目の前の赤い髪を見つめて。]
――…っ ド ナ…
[見つめれば近づいてくる隻眼、避けることはなく…できず、 痛む手を捕らわれてしまっている、引こうとすれば じんと響く痛みに硝子に似た翡翠が細まり閉ざされる。]
……ぁ、
[熱い舌に、触れられると目を閉ざした瞳の先に映るのは 隻眼の後輩とは異なる、古い、新しい、甘い交換の記憶。 意図せず、陶酔するような熱の篭る吐息が零れた。]
(395) 2010/09/07(Tue) 22時半頃
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[記憶のどれとも違う技巧があるわけではない口付け、 ふわりと薔薇の匂いが香った気がした。 それは先程まで居た中庭のものか、それとも蒼の花か]
…っ ……ふ、
[互いに技巧ないまま欲しがられると息継ぎが上手くできず、 酸素を欲しがって零れた吐息は笑っているようにも、 泣いているようにも聴こえる掠れたもの。 ぼうと、頭の中が白に、甘く染まっていく。 次第に力抜けて捕らえていた手を緩く掴む指先は縋るようで、]
(401) 2010/09/07(Tue) 22時半頃
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…っ は… ぅん…
[ぼうと、思考が落ちてくるとくぐもった水音が、 奪うように交わされる濡れた舌が心地よくて。 指先が胸元に誘われればそこを緩く握り、 手を伝わり伝わる心音にじんと脳が痺れる心地で。 胸元にじわりと掌の紅が移り、それは唐突に離される。]
…… ぁ…
[掠れた、惜しむような切ない吐息が零れて。 唇から銀の糸引いて見つめる翡翠が硝子の色を帯びる。]
…まだ…苦しい…?それとも――…
[ぽつりと、問うのは一度目の誘いの時に訊いた言葉。 ――…ふ、 息継ぎの声が、零れて。 翡翠が笑みを描く…熱で薄く濡れた瞳は泣きそうにも見えて]
――…やっぱり…俺、じゃ…ダメ、なの…かな、…。
(414) 2010/09/07(Tue) 23時頃
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―――…、……
[目の前の後輩の裡で暴れる獣の姿は判らず、 ただ――…独白するように呟く姿に瞳細めると]
…大事にされすぎるのって、…苦しい、ん…だよ、ね。
[庭で、謂った言葉をもう一度呟いて]
…俺は、苦しかった…、から、さ。
[ぽつぽつと言葉を零してから、 そっと胸に触れていた手が赤い髪へと触れようとする。 好きって、謂ってたよ。 そう、伝えてあげようとして。
其れは恐らく、ベネットの所作と同じもので…]
(428) 2010/09/07(Tue) 23時半頃
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[伝えようとした言葉は、声になる前に止まって。 硝子の翡翠に浮かぶのはベネットを見た時と同じ… 羨望とそれから―――…]
…穢くなんて…ないよ。 それに…
[高潔な後輩を…目の前の後輩が大事に思う人を 穢してしまったのは自分だと、そう告げたら… その隻眼は絶望に染まるのだろうか、 それとも怒り狂うのだろうか…。 中庭の、壊れた薔薇を思い出す。 崩れて赤に染まった姿は―――…とても、綺麗で、
笑みが、零れる。]
(442) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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硝子玉…見た…? あんなにきらきらしてるのに…、 中を覗くと、歪んで見えて…でも、綺麗なんだよね。
――…ドナルド、俺さ…硝子球になりたいんだ…。
…ドナルドは、そう思わなかった…? あの世界に閉じ込めて…閉じ込められてしまったら…
きっと、どんな姿になったって…綺麗。
[何の痛みも苦しみも感じぬほどに、壊して… 壊れてしまえたら…それは、とても綺麗。 赤い髪をそっと撫ぜた手はその首の項をも撫ぜて。 酔いしれた響きは、裡の獣を誘うかのように甘く…]
(448) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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[ドナルドが流す涙が、落ちて、砕ける。 きらきらと光る粒を翡翠が見つめて]
…綺麗、
[そう、呟く声に感情はあったのかどうか。
手を引く姿には翡翠が見上げて、 けれども拒むことはなく。
先導する背の高い後姿は記憶の人と違う、 好きだと―――…そう謂ってくれた後輩とも。
それに気付くと翡翠は泣きそうに歪んで伏せられ、 けれども口許は 薄く笑んで。]
(458) 2010/09/08(Wed) 00時半頃
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