14 Digital Devil Spin-Off
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落胤 明之進は、本屋 ベネットに>>70のように告げた。霧島を支えつつ―――
2010/06/08(Tue) 20時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 21時頃
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―アザブへ>>75―
…感謝します。
[――幾度こうして助けられたことか。 その出会いのなくなるような世界を 少年の、荒川の《理》は望まない。
空を飛びついてくるレティーシャを見れば もう、色々な感覚が麻痺している中でもこう謂ったのだ。]
本当に空、飛べたんだな。
[本当にそう思ったからそう謂ったというような、 少年が少年たる由縁のような調子で。]
(81) 2010/06/08(Tue) 21時頃
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―アザブ―
――僕の思想を、ですか。 ……はい。
[頷き]
貴方も。 信じるものが、あるのでしょう。 そのとき、聞かせていただけますか。
[――風が啼く。 鈴の鳴るような音が耳の奥で響き]
あそこです。
[己の家も、あったところだ。 思い出は引き裂かれながら、それでも其処にある。]
(88) 2010/06/08(Tue) 21時半頃
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[舞い降りる最中、ふと>>85>>86 キリシマと、レティーシャの言葉を思い出す。
「――そう なのですか」
荒川の名が出ると、剣に触れる手に、力が篭った。 夏の日。蝉時雨。青い空。焼け付いた影。猫。迷子の子。 ラムネ。硝子玉。――古びた古書店。 すれ違った、白衣の。嗚呼、間違いない、彼だった。 赤絨毯の腐敗を疎みながら、 皇居の茂る緑に焦がれながら、あの日々。
ほんの少しの間だけ、鮮やかな色彩を瞼の裏に描いていた。 レティーシャの言葉には、僅か、息を詰めたけれど。]
(90) 2010/06/08(Tue) 22時頃
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落胤 明之進は、記者 イアンはあの後、ラルフを弔ったのだろう――と、思う◇
2010/06/08(Tue) 22時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 22時頃
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/* OK,ソフィア狼血族確定だな。 狼 ワレンチナ・・・・神無《カンナ》―キリシマ 狼 ドナルド・・・・・・箱庭《ハコニワ》 狼 レティーシャ・・???
犬 ヘクター・・・・・・・縁《エニシ》―明之進 霊 ベネット・・・・・・・円《マドカ》 占 フィリップ・・・・・甘露《カンロ》 血 ソフィア・・・・・・・愛莉《アイリ》 守 ラルフ?・・・・・・・阿衡《アコウ》 聖 玉子?・・・・・・・・・???
こうかなあと思っている。
(-40) 2010/06/08(Tue) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 22時半頃
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―アザブ>>97― [ふと、腰に結びつけ様々を詰めた巾着に触れる。 ワレンチナがもしも――今のキリシマ《かれ》を見ていたら どう、思うのだろうか]
はい、そこです。 あの、――アイヌ装束の悪魔の居る場所。 …もう一度、謂いますけれど。 彼には決して手を出さないでください。 ワーリャが、其れを望んでいなかった。
[あそこは彼女の家だ、と謂い。 何週間か――ひょっとすると一ヶ月をこえてぶり、 アザブへと、戻ってきた。]
キリシマさん、 あのひと が、チセコロです。
[そう謂って、はじめてあったときのように、頭を下げた。]
(103) 2010/06/08(Tue) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 22時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 22時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 22時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 22時半頃
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―アザブ/ワレンチナ宅―
――…。……お久しぶりです。
[チセコロは頷いたか。 やさしげな表情はそのままだ。
キリシマは、守り神と挨拶を交わす。 彼の口から、語られるのだろうか。 もう、チセコロは全てを知っているのかもしれない。 少しの間、キリシマが口を開くまでの間。 静かに、待っていた。]
(119) 2010/06/08(Tue) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 23時頃
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―アザブ―
――…
[少し離れた、ところ。 チセコロが頷くのが見えた。 守り神は、ただ其処に在るのみか。
キリシマが振り返る。 白い顔が暗い空の下、奇妙に浮き上がって見え]
――キリシマさん…!?
[――りぃん、と鈴が鳴る。 神剣が警鐘を鳴らしていたか。]
(133) 2010/06/08(Tue) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 23時頃
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─アザブ─
――… …曙の明星《ルシファー》……
[眼を眇める。 強大なペルソナ《側面》だ。 彼をそうまで駆り立てるものは――]
ッ、《Persona》!!
[――舞い降りるは《クニノトコタチノカミ》 中性的な風貌の神は、手を差し伸べり それにあわせて少年はふるき神の剣を引き抜いた]
(151) 2010/06/08(Tue) 23時半頃
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─アザブ─
《天清浄 地清浄 内外清浄 六根清浄と 祓給う!》
[重なる言葉は己が側面の声と。 りいん――と鈴の音が鳴って守りの形、盾を成す。 咄嗟であり、勢いを殺しきれずぎちりと腕が軋んだ。]
っ、は…
[――魔法が、四方から放たれたのも手伝ったか。 剣を構えなおし、叫んだ]
キリシマさん!! 貴方…死ぬつもりなのか!!
(158) 2010/06/08(Tue) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/08(Tue) 23時半頃
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―アザブ― [吾妻の言葉に眉を寄せた。 分かっている。分かっていた。]
…道連れ…?
[キリシマの血の気の失せた顔と冷たい目。 睨み返して神剣を構える。]
僕は、此処で潰えはしない…!
[ザンマで家屋の名残が吹き飛んでいく。 ――チセコロは家を守ろうとするだろうか。 跡地であろうと荒らすなら、悲しげな顔をしたかも知れず。]
(172) 2010/06/09(Wed) 00時頃
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―アザブ―
チセコロ、逃げるんだ!
[きっと彼は動かない。 家を守るだろう、それでもずっと。 唇を噛む。キリシマを、ルシファーを、殺さねばならない。 ルシファーは、闇に堕ちながらも尚神々しいか。
レティーシャが問いかける。 ざわり、と背を走る《何か》が、在った。]
(174) 2010/06/09(Wed) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 00時頃
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―アザブ―
――…《イイヅナ》!!
[ひとたび風使いの戦神を呼び覚まし、 瓦礫を蹴って、外へ。図らずも考えたことはキリシマと同じか。 家をこれ以上は壊さぬよう。 2段ほど高い瓦礫の上に飛び乗って、一撃を放とうとしたが 其処に見えた華奢な影に――]
レティーシャ!!
[ ―― りぃん ] [――警鐘か。警告か。予知か。予感か。鈴が鳴る]
(188) 2010/06/09(Wed) 00時頃
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[それが、 指し示すのは]
―――《理》…
[――り ぃ ん。 滔々と語り始めたレティーシャの声に、 微かな鈴の音が、重なった。 彼女は、《資格在るもの》だ。]
(191) 2010/06/09(Wed) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 00時頃
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っ、触れてはいけない!!
[あれは。
――あれは、嗚呼。そうか。
彼女が冗談めかして語ったそれは、 何もかも彼女自身のことであり 余さず真実であった。
別の世界。泡のように浮かぶ、夫々が、夫々の それは、彼女の問いの答えなのか。
――分からない]
(200) 2010/06/09(Wed) 00時半頃
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それで、 君の隣に、
誰か居ることが できるのか
(-58) 2010/06/09(Wed) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 00時半頃
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/* 芝を全力で生やしながら 僕も振ってみる{1}
(-62) 2010/06/09(Wed) 00時半頃
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/* 1:「ノーズオブイゴール」と書いてある
ちょっとベルベットルームいってくる。
(-63) 2010/06/09(Wed) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 00時半頃
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―アザブ―
――ッ…!!
[突如キリシマがもがき、苦しみはじめる。 血は、尚も滴っているか。 静かなレティーシャの声が、霧の中、 やけによく聞こえた。]
――キリシマさん… レティーシャ…
[苦い顔をする。――それも、少しの間。 瓦礫を蹴って、同じ高さへと降り立った。 静かに呟く]
――《クニノトコタチノカミ》
[淡い光を纏って、剣を握る手に手を添える。]
(209) 2010/06/09(Wed) 00時半頃
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―アザブ― [陽炎《カゲロウ》の彼女とは別のほうから―― 少年は静かにキリシマに歩み寄る。 泣いていた。泣けないといっていた、彼が。]
…キリシマさん
[淡く光る神剣は――曰く、十種神宝の一であるか]
…――貴方は、僕が 此処で、終わらせる ……――
[ひとつきに、終わらせる箇所を、定めて]
願わくば…貴方と、彼女の「縁」が ―――共に在らんことを
[それは、ただの。 己の手前勝手な願いだったのであろうが――]
(216) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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[―― それはひどくあっけなく]
(219) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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[心の臓を一突きに、――貫いた。]
(221) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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きっと僕は。
この、貫いたときの感情を
手に伝わる痛みを
忘れることは
ない。
(-68) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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わすれられるわけが ない。
(-69) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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落胤 明之進は、キリシマが死するそのときまで、眼を逸らすことは――なく。
2010/06/09(Wed) 01時頃
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――決して。なくしたくはないもの。
(-72) 2010/06/09(Wed) 01時頃
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