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――回想――
[>>158 ラルフから挨拶をされると、立ち止まり会釈をして。]
ええ、――…。
今日も、生きていられた事を、 主に感謝して……、生きているわ。
[瞳を閉じて、神に祈るように呟く]
明日の事はわからないけど、……。 残りの時間は、限られているわ。
その限られた時間を大切に、とは思っているの。
[口端を仄かに和らげ、別れの挨拶をすれば。 銀糸を揺らしながら、その場を後にした――]
(207) 2010/07/05(Mon) 19時半頃
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――教会――
[ひっそりと佇む小さな教会。 教区から派遣されてきた司祭も既に街へ向かい、主はいない。]
本当に……。 あの、人なの――…。
[ギリアンが漏らした。 あの人が何度か心の内で繰り返しながら。]
最期に居たい場所――…。 私も、あなたが何時も、そう語っていたように。
此処は、最期に居たい場所になってきている、わ。
[言葉と共に、思い浮かぶその声――。 様々な思いに、翡色の瞳が潤んで。]
(208) 2010/07/05(Mon) 19時半頃
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/* あの人の言葉を、ですね! 抜けてる(´・ω・`)
(-57) 2010/07/05(Mon) 19時半頃
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/* >>213
な、泣かせにきたわね!
(-58) 2010/07/05(Mon) 20時半頃
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[>>213 教会の席で、祈りを捧げるように頭を垂れて座っていれば。入ってきた男の気配に、頭を上げる。
入ってきた男――ギリアンは、ステンドグラスを見詰めていて、自然と女の瞳もそのステンドグラスを見詰める形になって――。
青い鳥に自然と目が吸い寄せられ、る。 あの人の青い鳥になるのを躊躇い、自分の好きとの気持ちを偽った女は許されるのだろうか――。]
ギリアン、さん。
わざわざ。 来て頂く様にしてもらって、ごめんなさい、ね……。
でも、どうしても、確かめたくて。
[気持ちを落ち着かせながら、そう、静かに告げて。]
(214) 2010/07/05(Mon) 20時半頃
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/* パピ子に接触したいけど――…。 ソフィアにも、パピ子と会える時間作ってあげたいし――…。
今日のお昼がいいタイミングだったのかな。 今思うと……。
(-59) 2010/07/05(Mon) 21時頃
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[>>215 手渡されたプレートを受け取り、その名を確認すれば――。
あの人の名前が――そのプレートに彫られていて。]
少年のような瞳をした―― 心から優しい人だった、わ。
そして、情熱的だった人。
この村を愛していたの。 最期の時は、この村で過ごしたいって。
胸にね、青い痣があったの。 見られるのを嫌がっていたけど、私はそんな小さな痣も含めて、あの人が好きだった……。
(219) 2010/07/05(Mon) 21時頃
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歌い手 コリーンは、プレートを両の手で握り、胸に抱えるようにして。
2010/07/05(Mon) 21時頃
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>>220 噂だと、信じようとして、いたの。 あの人の噂を聴いても。
[繋がる点と点。ギリアンから戦場で死んだと告げられれば。
はらはらと涙が堪えきれずに、零れる。
胸に包むように抱きしめたその、プレートを中心にするかのように崩れ。漏れる慟哭。]
そんな……護りきれずに、って謝らないで……。
私があの人を其処に追いやったの。 悪いのは、私……。
もしかして、その傷――… あの人を護ろうとして、……。
[潤む瞳で、ギリアンを見詰め。]
(223) 2010/07/05(Mon) 21時半頃
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/* あ、強くどんな最期なのか、最期の言葉は何とか聞いた方がよかった、かな?
ちょっと、其処はしょって、まきまきしちゃった。
(-61) 2010/07/05(Mon) 21時半頃
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ほんと、う に――…。
私と一緒に……。 この村に帰ると謂っていてくれていたの、ね。
[今では叶わない約束。 でも、胸に抱いたこのプレートにはそんなあの人の想いが詰っているようで。
それを今まで、保管してくれていたギリアンに、心から感謝する。ありがとうとギリアンに向けて、濡れた掠れる声で呟いて]
(229) 2010/07/05(Mon) 22時頃
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[傷の事で、口を噤むギリアンにはそれ以上、その傷に触れるのは躊躇われたので。 それ以上聞く事はなかったけど。ギリアンにも優しかったの言葉には。]
ギリアンさんにもあの人は優しかった、のね。 ほんとうに、優しい人だった、わ。
優しすぎて……。
[二人の様子は想像も付かなかったけど、別け隔てる事の無かった彼の性格が思い出されて。 再び、滴がはらり落ちる。]
最期に、あの人はなんて謂ったのか――。 覚えていたら、聞かせて……
[青い鳥を見詰めるギリアンに縋るように]
(231) 2010/07/05(Mon) 22時頃
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あ、この村に来たの方を料理した方がよかったかな?
んー、そっちの方がつなげやすかったよね。
(-63) 2010/07/05(Mon) 22時頃
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[>>234 あの人を失い、欠けた心を埋めるようとした。でも、足りない何か――は何時まで経っても埋まらなくて。 この村に来て、欠け崩れる事はようやく止まったけれど――。]
ほんと莫迦、なんだから。 でも、好いていてくれていたの、ね。 最期の瞬間まで――。
[その言葉で、救われた気がした。]
ギリアンさん、あなたに逢えて。 私も、あの人――…も幸せだったわ。
ほんとうに、ほんとうに――…。
[涙を流す女を見ていられないようなギリアンに悪いと思いつつも、それでも、溢れる涙が止まらなくて。 迷惑だったかも知れないけど、ギリアンの胸に顔を埋めて泣き続けた――…**]
(241) 2010/07/05(Mon) 22時半頃
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歌い手 コリーンは、墓堀 ギリアンに深く感謝しながら**
2010/07/05(Mon) 22時半頃
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[>>248 いっぱい泣くといいのギリアンの言葉に、頬を涙の川が流れ落ちて行く。
大きなその手に、銀糸が揺れる頭を撫でられていれば。 その手から伝わるじんわりとした温かさに、癒されていくようで。
どのくらいの時間を泣いていただろう、か。]
――…
ごめん、なさい。 ほんと、もう……こんな見っとも無い姿を、みせてしまって。
[涙で泣き腫らした顔に、仄かにはにかむような色を浮かべて。]
(311) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[そっと、立ち上がれば、 頭を撫でてくれた、ギリアンのその大きな手をぎゅっと両手で抱き、胸にあてるようにして呟く。]
ありがとう、…… 今日の事は、永遠に忘れない。
ギリアンさん、あなたの事も……。
[残り少ない時間だから、こそ。 その短い貴重な時の記憶として、忘れられない記憶として残したかった。]
今度は、あなたの昔の話も事も聞かせ、て?
[もう一度、照れるような笑みを浮かべて、から。 鉄製のプレートを手に、教会を離れた――**]
(312) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[何処からか聞こえる囁き]
ただ、幸せに――…。
この村を覆う死病の果てに苦しみ、絶える前に。 あなたは、慈悲を齎すの?
現世の苦しみから解放された世界へ そこで、幸せに、苦しまないで、との祈りを乗せて。
(*33) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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/* ソフィアとパピ子、リンダとの関係があるから。 面白いとは思うんだけど。
その関係が無かったら、また別の赤い世界だったのかしらん。
赤い世界で百合が咲き乱れそう、な。
(-71) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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そう、偽善、かもしれないわね――…。 生きる事は素晴らしい、もの。
たとえ、時間が限られていたと、しても。
[生きる事に価値があると説く彼女に] でも、愛する村が悲しみに包まれるのはみたく、ないわ。
今は、誰にも伸ばせない、のね。
私は、メアリーが死病に伏すなら――…。 残された人に共に逝ってもらう心算。
(*35) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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彼女が苦しんでいるのか、否か――…。 私は出会った事がないから分らない、けど……。
[彼女の声を聞きに向かう心算では、いるけど。 委ねるの言葉に――…]
私で、いいの? あなたの手でなくて――…。
あなたにその力が無いのなら、それをしてもいいけど。
私はあなたが死病に冒されるまで―― それをする心算は、微塵もなくて、よ?
あなたの想いの強さを感じていた、から。
(*36) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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委ねてもらえるようなら、私が――…
メアリーさんにご執心だったあの人に旅立ってもらう事にする、わね。
[そう、ヴェスパタインがそれを望むのか否かは分らないけど。 別れ、残される側は辛いものとの、妄執も女にはあって。]
ラドルフさんも――… 妹のメアリーさんが死病に逝くの知れば、 苦しみそう、ね。
でも、ラドルフさんは誰かをまだ選びきれて、いないわ。 それを見届けてから、とも想っているの。
(*39) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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そう、わかったわ。
[>>*38 其の囁きには、短く]
(*40) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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/* 彼女にの部分を ソフィアはコリーンの心算なのを、ちょっと誤読しちゃって、ソフィアごめんね><
誤解だったと訂正するのも、あれなので。赤ではそのままいかせてもらっちゃったけど。
(-73) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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――…。
[>>*41 そう、誰に死を齎せば――…。 誰かが笑ってくれるかなんて、女にも分らない。
でも、今この人を選べないという人はいて――**]
(*42) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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/* なに、このかわいいギリアン(*ノωノ)
(-90) 2010/07/06(Tue) 13時頃
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――大通り――
[教会を出て、泣き腫らした顔を、揺れる銀糸で隠しながら。 何処か一人になれる場所を探すように歩んでいれば、ペラジーとピッパの二人の姿が目に止まって。]
――…。 ペラジーさんと、ピッパさん?
[その抱き合うような姿に――。 二人には届かないだろうけど、小さく声が漏れる。
小さな村ではリンダとピッパの噂を耳にする事があって。 何かを切っ掛けにするかは分らないけれども、彼女も変化していくの、かしら、とふと思った。]
(403) 2010/07/06(Tue) 21時頃
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あなたは、呪うの?
誰かを――…。
村の人々が噂するように、本当に。
(*51) 2010/07/06(Tue) 21時頃
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/* 何処に向かおうかしら?
<<良家の娘 グロリア>>に行こうかしら、 それとも、ゴドウィンさんの所に看取りに行こう、かな?
(-101) 2010/07/06(Tue) 21時頃
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歌い手 コリーンは、やがて、足は二人から離れて。
2010/07/06(Tue) 21時頃
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――酒屋――
[陽は徐々に傾き。 無人の家々に当たれば、黒い影となって、生ある者に忍び寄るように伸び行く。]
ゴドウィンさん――…。 そ、んな……。
[そう、彼にはそんな死相が見れて。 思わず凝視するように見詰めてしまう。漏れる、言葉。
女が感じた印象は誤魔化しきれない、だろう。 昨日、ささやかな約束とばかりにブランデー入りのお茶をご馳走になった時には微塵もそんな気配が無かっただけに。]
(408) 2010/07/06(Tue) 22時半頃
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[>>410 動く事がもう儘ならないように、深く座った椅子から手を挙げて反応する様は痛々しく。 憔悴しきった顔に浮かぶ汗をぎこちなく掌で拭う動きを見れば、そっとハンカチでその汗を拭ってあげる。]
そろそろって――…。 そんな、事……、謂わない、で……。
[でも、死病は発症すれば1日と経たずに、その生を奪う。 どのような言葉を紡いだとしても、それは慰めでしかなくて、言葉が詰る。
こんな時だと謂うのに、女を労わるように、ゴドウィンが大丈夫かと尋ねる言葉には、緩く頭を左右に振って]
痛い、所は無い? 何か、私にできる事があったら、謂って?
(414) 2010/07/06(Tue) 23時頃
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[ぶち、ぶち―――…
死神の鎌を手にした女は、無言でゴドウィンの髪から一本一本毛を刈り取って行く。
大きな鎌を器用な腕前で、肌を傷つけぬように
残りの本数は63本くらい、だろうか]
(-107) 2010/07/06(Tue) 23時頃
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