226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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……そっか、ナナちゃん、好きなひとができたんだ。 嬉しいなあ。素敵だなあ。 どんなところが好き?
[にこにこ笑った。 だいじなともだちに好きなひとができた。 それは、とても嬉しい事だと思う。 (ちょっと、寂しいけれど、それ以上に。)
――幸せになれるかどうかなんてことは、 わからない。 それは所謂”ふつう”のひとでも変わらないと思うから 笑って、言葉を重ねた。]
好きなら、想いは伝えなきゃ。
[ラブレターか。言葉か。 歌でもいいかもしれないね、 なんて、わたしは密かに思っていた。]
(134) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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/* 飴食い虫でまじすみません…!!(埋まる いや、大丈夫、大丈夫なの だ…!! 明日から抑えるから(土下座
(-49) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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うん。……
[こくり、こくりと頷いて] [やっぱり、あの人だろう、と思って] [少し楽しそうだったナナちゃんの表情が翳る。]
[気休めの笑顔は役に立たない。 ぽつりぽつり零される本音。 哀しい声音に、わたしは静かにナナちゃんの背を撫でた]
……ナナちゃんは、優しいね。 どうしたらいいんだろうね……。
[まるで王子様の為に何もいわずに泡になる人魚姫のよう。 思いのままに、ナイフで突き刺してしまえばいいのに。 そう思うのは、無責任なのだろうか。]
(143) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[ 掌から滲む毒がゆえに、 ナナちゃんは好きな人の手すらとれない。 それはおかしいと思った。 わたしは何度も何度も、彼女の背を撫でた。]
ねえ、でもね。嘘つきつづけるの、辛いでしょう。 我慢し続けるのも、苦しいでしょ……。
…………どうしても駄目なら 嘘じゃなくてね、大事なひとに 「ここにいるよ」って証を渡すくらいは 許されてもいいと、思うんだけどな。
[誰かのこころに爪をたてて、痕をのこすことくらい。 そんなちいさなわがままくらいなら、と思う。
――その毒がゆるやかに彼を殺すとしても。 忘れられてしまうとしても。]
(144) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[一緒にいてほしいといいたくても、 ――そう聞いて、わたしはちょっと苦笑する]
ナナちゃんは、 ちょっと無理しがちなところがあるから。 頼っても、いいんだよ。
[黙ってノートに思いを綴っていたり、 元気に笑っている姿の方が印象深いけれど ナナちゃんだってまだ18の女の子。 弱いところをあまり見せないだけ。
それが、傍から見ていて辛いときもある。]
そーだよ。証。
[そういうと、ナナちゃんは何かを考えて頷いた。 少しずつ表情が明るくなるのを ほっとしながら見ていた。]
(157) 2015/06/06(Sat) 01時半頃
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うん、作ってみようよ。何かを。 絵でも、文でも、折り紙でも、歌でも、 ナナちゃんだけがつくりだせるなにかを。
[ ”その時” の事を何度だって思いだせる、何かを。]
それで渡そう。きっと、うけとってくれるよ。
(158) 2015/06/06(Sat) 01時半頃
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ヒナコは、ナナオの背を一押しし――手伝えることがあったら、言ってね、と、わらった。
2015/06/06(Sat) 01時半頃
ヒナコは、ナナオに話の続きを促した。
2015/06/06(Sat) 01時半頃
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何でも……? あはー。そっか。嬉しいな。 格好悪くなんて、ないよ。
[泣いててもかっこいいナナちゃん。 あなたが泣いているのに、嬉しいなって思ってしまう。 わたしは、わるいともだちです。]
好きなひと……?
[頬が赤くなったのは、わからなければいいと思った。 少し悩んだあと、まっさらな壁を見た。]
好き、とはちょっと違うけれど……。 小さい頃から見てるひとは、いるかなあ。
[ぼんやりとした答を返して遠いところを見る。]
[ すき、の対極。 ] [ わたしは、わたしのじゆうをうばうひとがきらい。] [ ものめずらしさに翅を毟ろうとしたひとがきらい。]
(176) 2015/06/06(Sat) 02時頃
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[ だれかのじゆうをうばうなにかが、だいきらい。]
[だから、忘れられないのかもしれない。 あの夜逢ったあのひとを。]
[――誰にも明かしたことがない激情を、 穏やかさの裏に、翅の揺らめきの中に隠しながら、 わたしは微笑む。]
>>57 「 在った事もいつかは忘れてしまう記録なんて――」
[――どうしてあなたがそれを決め付けるの。 あの夜、何かをいいかけ、口を噤んだあの人を。 わたしはぎろりと睨みつけて、否定するように言った。
忘れるわ、なんていったあの人の背を、 じいっと見ていた。]
(177) 2015/06/06(Sat) 02時頃
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[思い出しながら、わたしは、もう一度口を開く。]
――……忘れられない人、っていうのかな。 その人はね、病気に記憶を捨てられてしまうんだ。 だから痛みと一緒に覚えておこうって、必死なの。
でも、その病気はね、 「忘れられてしまう記憶なんてはじめからいらない」 ……っていって、聞かないんだ。
[なんだか、なぞなぞみたいだね、と苦笑した。 彼がトレイルさんにおじさん呼ばわりされていた事も 何も、知らないけれど、指が痛んでないか、とは思う。]
(178) 2015/06/06(Sat) 02時頃
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どうにかして「忘れないよ」って伝えたいんだけど どうしたらいいかは、わからないんだなぁ……。
[紫苑の花を。「あなたを忘れない」と、伝えたいけど。
どこか他人事のようにそういって、 漠然とした話で、ごめんね、 なんてナナちゃんに謝った。**]
(179) 2015/06/06(Sat) 02時頃
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/* >でも、現実に神様というものがいるのなら、きっと完全無欠に立派で公平な人格者で、強い者にも弱い者にも、お金持ちにも貧乏人にも、病気のある者にもない者にも、死に逝く者にも生きる者にも、ただ平等に見守るだけで決してどちらか一方をえこひいきして手を差し伸べるなんてことはしないのだ。
ほんとにね。
そして合作……だと……と震えておる
(-90) 2015/06/06(Sat) 08時半頃
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[ナナちゃんは隣でわたしが話すのを待ってくれていた。 聞いているよ、って教えるように相槌が聞こえる。 こころがほっと温まるように、嬉しい。
わたしは、あの時会った「私」さんを、 「病気」以外の言葉で表す事ができなかった。
悪魔、というほどには、残酷でないような気がしたし あのひとの別の面、というには、別人に見えたから。]
>>185 ……きっと、辛いよ。 忘れてしまうことも……忘れられてしまうことも。
[だから壁に傷をつくって覚えていようとするのだろう。 「私」さんの方の思いは、 わたしに察する事はできなかったけれど。]
(201) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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何故……わからない。
[あの角が関係しているのだろうかと、思うけれど。 ナナちゃんが立ち上がる、 立ち上がって、胸に右手を当ててわたしに言う。]
ナナちゃんと、一緒?
うん、覚えてるよ。ずっと。今も。 また、伝える…… ――……歌を、合作?
[わたしは、一つぱちりと瞬きをした。 詩や小説をケイトリンさんと読むことはあっても、 書くことは、キルロイさんへのお手紙を除けば ほとんどなかったからだ。]
[ ナナちゃんは続ける。 好きだ、ってうたうんだって。 怖くて口にできなかったそれを。恥じたりはしないって。 それはとても素敵なことに思えた。]
(202) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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[ わたしは――。 膝の上に置いた掌で、院内服の裾を握って]
うん、わたしも、……やってみる うまくはないかもしれないけど、 ちゃんと、伝えたいから。
[優しく微笑むナナちゃんに、 わたしはこくり、と頷いた。
ベッドの脇の棚からとりだしたのは、 鉛筆と使う頻度の減ってしまったレター用紙。]
完成したら、二人で歌う? それぞれで、歌をつくってきて。
[それとも、一番、二番、とした方がいいだろうか。 二人で一緒に歌詞を考える? 何か秘密の計画を立てるようにうきうきした様子で わたしはそう言った。]
(203) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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[ とはいえ、鉛筆の先はレター用紙の真上を 在所なく彷徨うばかり。]
……すぐには浮かばないよねえ。
[ ころん、と鉛筆を転がして、 ナナちゃんに苦笑してみせた。
レター用紙の上には、ひとこと。 タイトルじみた言葉の欠片。
―― 「 君の瞳に花咲く日 」 **]
(204) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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/* なお中の人、歌詞のセンスはゼロです! //www.nicovideo.jp/watch/sm3663823あたりを想像してますがが
シーシャさんに会いたい…現軸で…会えるかないや会いにいく(決意)
(-91) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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[すぐには作れない。わたしはナナちゃんの言葉に、 それもそうだよねと苦笑した。 ――いつ、このびょういんでの生活が終わりになるか わからないから、ちょっと焦っている、なんて
(そんな不安は見て見ぬふりをしているんだ、 今も昔も。 だって、考えてしまえば気がくるいそうだから)
ナナちゃんの指が鉛筆を弾いてくるくるとまわす。]
「二人の意見が合致した、これだけでも大きな一歩だよ。」
――うんっ。
[紙に綴ったひとつの言葉。合致した二人の考え。 素敵だなあ、と呟いた。]
(235) 2015/06/06(Sat) 17時半頃
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…………ああ、もうこんな時間なんだね。
[ベッドに座っていたから、負担というよりは むしろ足は少し楽になっている。 うんうん考え込みすぎてちょっと疲れたくらい。
タルトちゃんの様子を見に行く、と言われれば とん、とベッドから降りて]
わたしは――、 うん、ナースさんにちょっと頼みごとしてくるね。
[杖が欲しい、って言うんだ、って 素直にいってもよかったけど 心配させるのもどうかと思ったからぼやかした**]
(236) 2015/06/06(Sat) 17時半頃
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/* 1よっと
(-104) 2015/06/06(Sat) 20時半頃
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うん。
[わたしはひらりと手を振る。 去っていくナナちゃんの姿を見送る。>>243 何故、と聞かれないなら、それは幸いだった。
歩きだす。 自室に向かうシーシャさん>>234の姿を見れば、 笑って手を振るくらいはしただろう。
アスター。紫苑。視界の隅に揺らぐ壁の漣。 ナナちゃんの明るい髪。 忘れない。
意味をなさない言葉を、 ぽろぽろと頭にうかべては、 わたしはナースさんのいる場所へと向かう。]
(263) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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「歩き辛いので杖が欲しいんです」
[そういうと、彼女は少し考えて 身長に合った杖をすぐに渡す事はできないからと とりあえず、まにあわせのT字杖をくれた。
ありがとうございますと告げるわたしの顔は、 ナースさんと相対するときの表情は、 ひどく、無表情だったに違いない。
かつ、 かつ 、 かつん。
歩いていく。 歩いていく。 足は痛いけれど、杖があれば多少はマシだ。
ふわりとカーテンが揺れる。 空が白い生地の向こうに透ける。 くるくる、頬を撫でる風を一つ吸い込んで、 わたしは、中庭の方へと歩いていく。]
(266) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[ 空は暮れていただろうか。 それとも明るいまま? 誰かがいたかもしれないけれど、 すぐに見つけることはできなかった。
定かだったのは、 視界にちらつく、差し込む、暗い影。
それだけ。
花々も草木も、鳥も、沈黙を守っているようだった。 あるいはそこが深い海かと錯覚させるように 時折、風がふいては草葉を揺らしていた。]
(280) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[ ―――――― …………。
空に手を浸す。 からん、と杖を落とす。
足につけたものを取り払って。 裸足で、 地を小さく蹴って。]
” か え ら な き ゃ ”
[ わたしの意識は薄まっていく。]
(282) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[ 木々がざわめく。 直後、「それ」の脚は小さく浮いていた。
蒼い翅は今は空とのコントラストで 真っ黒に染まって見える。 ひたひたと翅を揺らがせ空に華奢な手を差し伸べて
それは、美しい蝶などではなく、 夜を呼ぶ蛾のようにも見えた。]
「 ……闇と汚れの中を飛んでいこう 」
[無表情にそんな言葉を呟く。 否、言葉には、なっていなかったかもしれない。
或いはひとりの図書館で、或いはともだちと共に。 いつその文を読んだのか、それは覚えていなかった。 ただ、人と虫の境を行き来する精神は、 空を自由を求めて、只管に羽を――。]
(284) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[ ――――どん、と落下して] [ 下半身に痛みがはしる。]
[ ざあ、ぁ、と、木の葉が潮騒のように鳴った。 ]
(285) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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[ わたしは気づけば、中庭で尻餅をついていた。 空は変わらない色のまま。 少し暮れた頃、草木は影絵のように黒かった。]
……な、なに……? びっくり、したぁ……。
[どうしてここにいるのか思い出せない。 ぱちぱちと瞬きをして、それからスリッパや 転がっていた杖を拾い上げる。]
――あ。
[じく、と翅が痛む。 恐る恐る手を伸ばすと、 ……前よりも大きくなっている気がした。**]
(286) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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