17 吸血鬼の城
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可愛らしいことを言う。
[>>*20ローズマリーの囁きに篭る想い 純粋な魔たる城主には存在しない思慕というもの 向けられるのはこそばゆくもあり、柔かに笑みを返す]
其の美しい髪が 愛らしい貌が 見れぬようになるのは……厭だな。
お前は此処に居れば良い 行く先など、他には無いだろう?
[行くな、と言う言い方をしない。 惑わし、逃げ道を塞いでおく そんな方法しか、知らぬ故に**]
(*23) 2010/06/24(Thu) 13時半頃
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嗚呼……
[>>*25柔かな女の甘い囁き 其れが偽りだと、己が人としての生を奪った結果だと 知っているのに、空虚な胸がひととき塞がる心地]
愛しいローズ お前はお前の望むとおりに、あれば良い
[けれど其の口で泡と消えると言う 彼女にかける言葉は 傍に居て欲しいと願うものではなくなっていた]
(*29) 2010/06/24(Thu) 15時半頃
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[書庫に置かれた幾つかの手記 城主が知らぬものなど、無い
あれを燃やし、灰としなかったのは 何故か
何時か記憶が戻り この手をすり抜けて逝く事を 諦めていたのか 其れとも、其の上でまだ此処へ残ると 可憐な口元から紡ぎだされるのを、望んだのか
今になっては動機も遠く霞む**]
(*30) 2010/06/24(Thu) 15時半頃
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/* 手記そのまま燃やしちゃえ とセシルを裏で応援しつつ 城主的にはあってもなくてもOKなもの。
ごめんほんと招いた人間ほとんど構ってないんだけど ロビンが可愛くて可愛くて仕方ないんだぜ。 ローズはローズで傍に置いておきたいらしいし 後はイアンかな。
女性陣との絡みが殆ど無いですって? そりゃ私が多角を避けた結果かとorz あとは単純に時間帯の差かな。
(-47) 2010/06/24(Thu) 15時半頃
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そう、では其の望みを叶えよう。 ……永久に私の傍らに……
愛しい、私のローズ
[意思の篭った風に響く聲 城主は満足気に囁き返す**]
(*33) 2010/06/24(Thu) 17時頃
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/* メモでPL話盛り上がるのもあれなのでこっちで。
ローズ>おにーちゃんは左程えろくないよ! レートのお陰で大分すっとばしてる。 序盤でいっぱい描写しすぎて語彙足りなくなってるんだぜ。
(-58) 2010/06/24(Thu) 20時半頃
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[>>153人間達の多くが恐れる其れを救いだと従者は言う。 望み通り生き血を啜り屠ってやろうと思った事もある 永遠に傍にとどめておこうと思った事もある 結局城主は手を下さぬまま、生殺しのような事を続けているのだけれど]
……揺るがぬ真理か……
[黒き薔薇の為に墓を作る気は無かった。 ひとと魔は相容れぬもの。 其れが揺るがぬ真理]
お前はいずれ私が喰らう それで、良いな?
[いつかそう遠く無い未来に、彼の首に鋭い牙をつきたてる時を想い描く。 グラスに飲み干したあの濃厚な愉悦の味を 貪った後に来るだろう反動を思い、長い睫をそっと伏せた]
(161) 2010/06/24(Thu) 21時頃
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―合わせ鏡の間― [眷族には、鏡に映らぬものも居る。 三方から黒い夜着を纏う城主と、従者の姿が映し出されていた。 数え切れぬほどの覇者がその場に君臨する。 此処は城主の魔力が最も高まる場所]
――…嗚呼、よく逃げずにやってきたな。
[現れたベネットを見て、幾人もの城主がくすくすと愉しげに笑う]
今一度聞こう 仇か生還か、お前が選ぶのは?
(169) 2010/06/24(Thu) 21時半頃
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――…私のローズ
[揺らぐ気配 僅かに眉根を寄せる]
其の娘は 取るに足らぬただの人の子だ。
お前とは別の存在だろう?
[言い聞かせるように囁きを送る]
白薔薇が食事を終えただけのこと。 片付けは影が間も無く。 ……何が呼ぶと言うのだ。
(*35) 2010/06/24(Thu) 21時半頃
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嗚呼……
[銀のナイフが向けられる。 アレが心臓を抉れば城主の命は灰と消えるのだ。 気分が高揚するのを感じ、全身がざわめいた]
連れて戻りたい者がいたか? お前の連れ帰りたいものは、私がとうの昔に喰らったと 思っていたがな。
(174) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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わかっているのに――… なお、行こうと言うのか
[重い呟き]
………………――――好きにするが良い。
[やがて間を置いて 突き放すような一言が返った]
(*37) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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ひとつ 先に言っておこう ……其れの墓を作ることは、まかりならん。
わかっていような?
[書庫の様子に、城主は何時に無く厳しい聲を向ける。 彼女の揺らぎのもとを 特別に扱う事は絶対に、避けねばならなかった]
(*39) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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[黒薔薇がベネットのの目前の城主を 守るようにして立ち塞がっている。 ベネットの背後に映る城主が 傍らに映る城主が同じ美麗な顔を歪め哂った]
二人と言うのは……あの男達か?
そうか。 ……良い事を思いついたぞ。
其の二人が私に喰われるのが、厭だと言うなら――
[ちらと視線を従者に向ける。 背後からの気配で感じ取れたのは、 彼の生い立ちが関わっているからだと、城主は知らない。 鋭い二本の薔薇の棘が、ベネットへと襲い掛かる。 其のナイフを落とし、動きを封じる為に]
(181) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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私のローズ お前が誰のものか……言えるだろう?
[僅かな嗚咽。 城主はうって変わって、穏やかな聲を響かせる]
(*41) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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愛しい私のローズ…… そう、お前は私のもの。
[閨で情人にかけるような囁き。 彼女のひととしての嘆きを拭い 魔へと――己へと繋ぎとめる為の]
其処にあるのは、遠い夢。 ……早く此方へ、戻ってくるのだ。
今其れを影に片付けさせよう。
(*43) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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嗚呼、お前にとっても悪い話ではないぞ? 生かしてやろうと言うのだからな。
[>>184銀の刃に向かう薔薇の棘はひとつ。 やがて追い詰められる頃には棘はふたつに増えていた。 二人から少し離れた場所で、其の様子を見物していたが ゆらりと近づきナイフを持つ手を其の上から掴もうと腕を伸ばす]
お前に永遠を授けてやろう。 ――…私の眷族となれ。
私に喰わせたくないのなら、お前が喰らえば良い。
(187) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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ふふ…… ひとの身が私に刃向かおうとしたのだ 其れ相応の報いは受けるべきだろう? 元よりお前に選択権など、ありはしない。
仇もとれず お前は私と同じ、魔に変じる
――それほど嫌悪する存在に、自らが変わり やがて本能のままに血を求め お前は其の二人も喰らってしまうのだ。
[ベネットにとっての絶望は何処にあるだろう 城主が思いついたのは其れ。 壁際に拘束された彼のナイフを持つ腕を引き、首筋を露にさせた]
(192) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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……良い子だ。
[銀のナイフを奪った黒薔薇をそう褒める。 またしても、目前でひとを喰らう事を彼はどう思っているのか。 首筋に顔を埋める姿を見せ付けるように、ちらと視線を投げた。 ベネットの視界は一瞬銀に染まる]
嗚呼、ベネット? あまり暴れては傷がつく。
……魔と化せばもう人には戻れぬ 全てを覚えたままに変じるのと 全てを忘れ本能のみを残すのと どちらか、選ばせて遣っても良いぞ?
[様々な角度で、城主が人に血を分け与えようとする様が映し出されていた。 返答を待ちながら、鋭い牙が皮膚に触れる]
(205) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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――…
[己の名を呼ばれるのは、随分と久しぶりだった。 城主は沈黙を返すのみ]
(*46) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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