30 ─今夜、薔薇の木の下で。
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[白いシャツを渦巻く茨の薔薇紅に染めながら、グラリと倒れそうになるセシル。 そばに居るフィリップの綺麗と言う言葉が聴こえる。それは、呪われていく烙印は、果たして美しいものなのだろうか。衣服もロクに纏いきれぬまま、抱き合う二人を見下ろすようにして立ち、眉根を寄せるラルフ。 フィリップに名を呼ばれて、肌が粟立つのは薔薇の香に煽られて。 ディーンに巻いてもらったばかりの包帯の傷口を握りしめるようにして息を零しながら、]
──… ユーリィ、サイラスは眠ってる。 セシルも、薔薇に呪われているの?
(211) 2010/09/09(Thu) 00時頃
|
|
[長い前髪に隠されかけた銀灰の瞳が揺れる。
ラルフは知らない。 今、あずまやに居るディーンが想った事を。 もしも、ディーンだけで済むのなら? 茨で夢の世界が繋がっている事をラルフが知ったなら? ──行かないでくれと懇願するだろう。]
(220) 2010/09/09(Thu) 00時頃
|
|
[二人の側に、少し距離を置いて座り込んだ。 セシルの首筋や頬、シャツに滲んだこの渦巻く茨の刻印は、今度はセシルを奪おうとしているのだろうか。フィリップから、セシルを? 取り巻く茨と流れる血は、聖書で馴染んだ姿をラルフに思い出させる。茨の冠を乗せ、セシルの手足を十字架に打ち付ければ、まるでイエス・キリストの時代の罪人に科された刑罰のよう。]
嗚呼、血が…──。 蒼薔薇、薔薇園の薔薇の精が 君に取り憑いているとで、も?
[ハーモニカ手に取るのは止めない。ただ、じっとセシルを見詰める。真実を視ようとするかのように。]
(221) 2010/09/09(Thu) 00時頃
|
|
薔薇園の蒼薔薇って、
[蒼──そもそも、そんな薔薇が存在するのだろうか。紅い薔薇に隠されるようにして、枯れ掛けの老木が一本薔薇園にあると言う噂は聞いた事があるけれど。 その木を目印に、逢引をする少年達がいるのだとも。 響く音色。ラルフ自身の物では無い喪失を予見して、胸が酷く痛む。 ハーモニカで賛美歌を奏でる間にもセシルから、流れて行く血の紅に不安。]
…眠るだけ、だよ。 セシルは、他の二人と同じ夢の中へ。
[セシルの内に封じ込めると言う蒼薔薇の姿を捕えようと、銀灰を逸らさぬようにしながら。そう言った。]
(231) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
|
|
[目を逸らさず見詰めようとしても、蒼薔薇の香に途切れてしまうそうになる意識。 ──蜜の色に染まりそうになる銀灰。包帯の指を握って、意識を保とうとする。]
──……
[巻いてもらった包帯の下の、剥がれかけた爪がぐちゃぐちゃになってしまったら、ディーンは怒るだろうか。 他の誰が、奪われても良い。 誰にも、彼を奪わせない。]
(238) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る