261 甘き死よ、来たれ
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――>>121>>122昨夕 東海岸駐車場――
[小山内を降ろし、少し離れたが貝殻を持って来ると隣に座り耳に当ててやった。 彼女には幻聴が聴こえてたようであたかもそれは貝からのメロディーのようにも聴こえたかもしれない。
彼女は何か話す、だんだんと話す内容は形を崩した抽象的なもの 聴こえる音楽の邪魔にならぬよう黙って彼女の話を聞いてた気がする。 しだいに悪化する彼女の症状。背中を起こして撫で擦り嘔吐の手助け。少しでも楽になるように手ほどきはしたつもり。]
(26) 2016/12/16(Fri) 08時頃
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れい…? ああ、伝えておく……
[人の名前を、すぐに戸川に頭を巡らせると、彼女の最後の言葉を受け取った。] ……
[目の前で溶けていくような見た目にわかる異変。 血かどうかもわからない透明な液体を吹き出し崩れる小山内の姿。
小さな水溜まりを作りながら消えていく彼女から眼鏡だけは外して大切に胸ポケットにいれた。]
何も考えずにゆっくりと眠るといい…おやすみケイト…
[変わり果てる彼女に最後の別れ 貝殻で水を少し掬い、少しだけペットボトルに移す。 傾いた日で空は赤かった。
透明な体液は夕日に混ざり オレンジに染まる。]
(27) 2016/12/16(Fri) 08時頃
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[海岸に向かい、歌瀬が回収し忘れた服を拾うとそれを背負ってシェルターへと帰る。
まだ歌瀬が海岸にいたなら「帰るぞ」と声をかけ。 記憶力の怪しい彼女を誘導したか。
さすがに疲れて手を出す気も起きない俺はシェルターに着くなり倒れるようにして眠った。*]
(28) 2016/12/16(Fri) 08時頃
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――翌朝――
[朝早くに置きて毛布に包んだ死体と小山内の水と眼鏡だけを担いで海岸の丘に向かう。 桜は咲いたが冬の終わらぬような寒さに体がブルと震える。
歌瀬がシェルターど休んでいたのならテーブルにはペットボトルと椎茸ご飯の袋が置かれてるだろう。自分はと言えば昨日の残りオレンジを腹に入れた。]
悪いがお前の荷物は生きてる俺に譲ってくれ…
[丘に置きっぱなしのスコップで彼を埋めて上に手向けとしてドングリを埋めてやった。
汗を掻き、終わればその足で南のシェルターへと向かう。**]
(30) 2016/12/16(Fri) 08時半頃
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―南シェルター
[海岸から南シェルターへの入り口まで到着すると扉を叩く。 目的の戸川はいるだろうか。 彼女の壮絶な最後をどう伝えたらいいかなど歩く途中で考えていたが、結局は纏まらず結局はありのまま話すことにしよう。*]
(49) 2016/12/16(Fri) 13時頃
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今気づいたけど服も身体も消し去るような液体を貝やペットボトルでなんとかしてるな変だな……
放置で良かった。
(-14) 2016/12/16(Fri) 13時頃
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RPに窓あると寂しいまん。 そこにいなくても話せるっていうのがね
(-18) 2016/12/16(Fri) 17時頃
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[扉を叩いて待てば中より聴こえる明るい返事、少し気は重たくはなったが海でのことを話していく。 話を終えて肩を落としたときに同情のようなものが胸に湧きかける、揺れてしまう感情を殺すようにして彼と話をしたを。]
……そうだな。穏やかに長くも苦しまず、綺麗な姿だった。 ……彼女は幸せな方だろう。
[先程よりは元気が消えた戸川に言葉を選んで穏やかに話す。もう少し人はいるかと思ったが、彼の話に南も終焉を迎えつつあることを知った。]
(63) 2016/12/16(Fri) 18時頃
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砂……??
[ちらりと見えた砂を伴う衣服、不自然な固まりに疑問は抱いたが、 聞くのは悪い気がしてやめた。 彼が帰ってくるのを待つと持ってきた食料にはさすがに驚いた。]
………こんなつもりではなかったが。 ありがたくもらっていく。 代わりにあんたはこれを持ってってくれ…
[差し出された食料と交換するようにポケットからハンカチに包んだ小山内の眼鏡とペットボトルを渡す。 蓋をしていても水はもう消える寸前だろうか。 これが彼女の命なら消える前に合わせてやれただろうか。食料を抱えて最後の数滴となった彼女に別れを告げた。;]
(65) 2016/12/16(Fri) 18時頃
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―南シェルター― ペットボトルを渡したとき。彼の笑顔は少しだけ戻ったような気がした。 ”お帰り””さようなら”
彼の呟くように送った言葉に少し疲れも和らいだか。 頭を下げてそのまま立ち去ろうとする後ろから声がかかる。]
・・・・そうだな。
[自分のやりたいことは叶うだろうか。一言だけ返して南シェルターを離れていく。手に抱えた御礼をしまう為、東シェルターへと向かった。]
(79) 2016/12/16(Fri) 20時頃
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―昼 東シェルター―
[住み慣れたシェルターに戻る前、急に苦しくなって一度血を吐く。 ここ数日の無理が祟ったのか、発作は前回よりも苦しいものになっていた。
・・・っち。
[発作はおさまったものの、自分ももう長くは無いような気がする。 戸川に言われた一言が頭によぎり自分を焦らせていくのが妙にいらつく。]
・・・やるか。
[同じように歌瀬のことも考えていた。 感じる違和感。健康そうに見えるが、忘れっぽさは酷いようだ。 それが病気のものなのか、ここで死を見すぎた影響なのかはわからないが。母体はまだ問題なさそうにみえていた。]
その道誰かが面倒見なきゃならん・・・。
[そんな風に言い聞かせるようして住み慣れた東シェルターへと到着する。 まだ彼女は東入り口にいるのだろうか?*]
(89) 2016/12/16(Fri) 20時半頃
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直球で聞く 承諾→純愛 断れば→強姦
(-26) 2016/12/16(Fri) 20時半頃
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いなければ北へと向かおう。
(-28) 2016/12/16(Fri) 20時半頃
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―東シェルター― [戻れば彼女はいないようだ。 貰った食品を倉庫に荷物を置き、食べた形跡のある空いた袋と缶詰を確認すると食器を片付けて、置きっぱなしの毛布を畳んだ。]
そういえば・・・しばらく身体を洗ってないな。
[水浴はしたものの、服の匂いや温かいお風呂、今まで生きるだけで精一杯だった自分は迎え入れるにあたって足りないものを考え始めていく。]
探しにいくか・・。
[資材を求めるならばどこだと考え思いつくのは廃墟。紙に鉛筆で夕方に戻ると書き、水とレーズンパンをテーブルに置いていくと資材を求めてシェルターから廃墟を目指した。]
(102) 2016/12/16(Fri) 21時半頃
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―廃墟入り口―
[探すのは穴の空いていないドラム缶、そして板とノコギリ そして運べるものがあれば嬉しいががっかりするほど瓦礫の山らしい。]
・・・。
それでも一つ一つ、家の跡らしきところやそれっぽい看板があれば瓦礫をどかして探し続ける。*]
(103) 2016/12/16(Fri) 21時半頃
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―廃墟― [探してる途中だろうか。見覚えのある車に気づき、あたりを探す。 ]
・・・まだ生きてるのか???
あいつなら何か持ってそうだな・・・。
[闇雲に探しているものの、どれもボロボロで廃材はあっても良さそうなものはみつからない。 ノコギリくらいあれば自作できると思い。何かは持ってそうな水瀬をはいないか車に近づいた。*]
(104) 2016/12/16(Fri) 22時頃
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ああ・・・ 生きていたか・・・ [車の持ち主はまだ生きていたようで、笑いかける顔へと振り向く。何度か彼女には世話になっていた。もっともそれは金があったときだが、金の概念が消えてからは利用しなくなっていたか。]
お風呂が欲しくなってな・・・。 ノコギリとかあれば自分でやろうとおもうんだが・・・ あと、ドラム缶かそれに都合良さそうなものは無いか?
[さすがに無理かとは思ったが一応きいてみることにした。*]
(130) 2016/12/16(Fri) 23時半頃
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[>>131ノコギリがあると聞けばほっと息を吐く。何を作るにしても板を切れるならある程度何とかなりそうな気はした。 しかし値段を聞けば顔を渋めてどうしたものかと頭を搔いた。]
金は無いんだ・・・。 けど壊れた通信機と空気ボンベがある。少し重いが宇宙服みたいなものがな。 俺のいるシェルターに来た際にでもそれでどうだろうか?
[出せるものとすればその他は食料くらいだが・・・。それは残しておけるものなら少しでも残しておきたかった。彼女はその交渉をどう受け止めるだろう。*]
(132) 2016/12/16(Fri) 23時半頃
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